JP2008075619A - 圧縮機 - Google Patents

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賢治 奥園
Maki Shimoyama
真樹 下山
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Abstract

【課題】圧縮機の高速回転化に伴い、圧縮機の幅広い回転速度範囲において最適なOCRに制御し、最適なシステム効率確保すると共に圧縮機の信頼性・耐久性を確保すること。
【解決手段】分離室51へ圧縮機構により圧縮された気流体を導入する導入孔53を有し、分離室51にて気流体から分離された潤滑油が貯えられる貯油室52と、貯油室52に潤滑油を排出する排油孔54を分離室下部に有し、前記排油孔を開閉する排油孔開閉制御装置55を備えることにより、排油孔54が開の場合は従来の旋回式潤滑油分離機能を発揮し、排油孔54が閉の場合は意図的に潤滑油分離機能を低下させることでOCRを上昇させ圧縮機の高速回転化及び信頼性向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の圧縮を行う圧縮機に関するもので、特に自動車用空調装置などに用いられる圧縮機に関するものである。
従来、この種の圧縮機においては、圧縮機構摺動部を潤滑する潤滑油の一部が圧縮された流体と共に圧縮機から吐出され、冷凍・空調サイクル中を循環している。流体と共に吐出される潤滑油の量がサイクル中に多く吐出されるほどシステム効率(熱効率)が低下する。すなわち、冷凍・空調サイクル中の冷媒の中に含まれる潤滑油量が多いほど空調性能を低下することになる。
かかる事情から、システム効率の向上を図るため、圧縮機構により圧縮された流体から、そこに含まれる潤滑油を極力分離した後、該流体を冷凍サイクル中に吐出するようにしている。
そのような例として、圧縮機構の吐出側に、圧縮された流体から潤滑油を分離する遠心分離式の分離室を設けた圧縮機が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。図3は、特許文献1に記載された従来の圧縮機を示すものである。図3に示すように、シリンダ101、ロータ102、ベーン104、駆動軸105、前部側板106、後部側板107、高圧ケース112、高圧室114、ベーン背圧調整装置116、分離室151、貯油室152、導入孔153、排油孔154、ガス排出口155から構成されている。
特開2003−90286号公報
しかしながら、前記従来の構成では、近年圧縮機の要求される軽量・小型化への対応案の1つとして、圧縮機の許容回転数UPし大能力化することにより、軽量・小型化対応を図る案があるが、圧縮機の許容回転数を上げれば上げるほど、分離室での冷媒中の混ざっている潤滑油の分離効率が上がり、冷凍サイクル中への潤滑油の吐出量が少なくなる。
しかしながら、冷凍サイクル中の冷媒ガスに混ざった潤滑油を利用してベーンやロータ等の圧縮機の摺動部を潤滑していることは、従来からよく知られていて、圧縮機の許容回転数を上げれば上げるほど、冷凍サイクル中の潤滑油量が少なくなることは、信頼性・耐久性に悪影響がでてくることになる。
一般的に理想とする潤滑油分離効率特性は、圧縮機の回転速度が中速以下においては十分な潤滑油分離効率を発揮しシステム効率を向上させることが期待される。さらに圧縮機の回転速度が高速の領域においては、潤滑油の分離効率が低くても冷媒循環量が十分であるためシステムの冷房能力としては十分であることが多く、逆に意図的に潤滑油分離効率を低めサイクル中の潤滑油の循環量を高めることで圧縮機の信頼性をさらに高めることが望まれる。
従って、従来の遠心分離式の分離室を設けた圧縮機では、幅広い圧縮機回転速度範囲にて高い潤滑油の分離効率を発揮し、圧縮機の回転速度が高速の領域においては、必要以上に潤滑油を分離してしまい、サイクル中の潤滑油循環率(以下OCRという)は、理想とするOCRに対して低くなり、近年の圧縮機の高速化対応に対して課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、幅広い圧縮機回転速度範囲で理想的な潤滑油の分離効率に近づけることを可能とした分離室の排油孔の開閉を圧縮機の回転速度で制御する開閉手段を備えた圧縮機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は、排油孔に開閉する手段を設け、圧縮機の回転速度により排油孔の開閉を制御するようにしたものである。
これによって、圧縮機の回転速度が高回転でシステムの冷房能力としては十分である時には、排油孔を閉じて、システム効率・分離効率を下げサイクル中の潤滑油の循環量を多くし、圧縮機の信頼性を向上させることができる。また、圧縮機の回転数が低い時は、排油孔を開き、システム効率・分離効率を向上し高性能化を図ることができる。
従って、排油孔の開閉を圧縮機の回転速度により、排油孔の開閉を制御すれば、圧縮機の許容回転数をより高くしても信頼性・耐久性に悪影響を与えず、高信頼性・高耐久性な圧縮機を提供しることができる。
本発明は、近年圧縮機の要求される軽量・小型化への対応案の1つとして、圧縮機の許容回転数UPし大能力化することを可能とし、高信頼性・高耐久性で小型・軽量・高性能
な商品性の高い圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施形態におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図であり、図2は図1のA−A断面図(作動室断面図)である。
図1、図2において、円筒状の内壁を有するシリンダ1内に略円柱状のロータ2が配置されている。ロータ2は、その外周の一部がシリンダ1の内壁と微少隙間を形成する位置に配置されている。ロータ2には、複数のべ一ンスロット3が設けられ、それぞれのべ一ンスロット3内には、ベーン4が摺動自在に挿入されている。ロータ2は、回転自在に軸支された駆動軸5と一体的に形成されている。シリンダ1及びロータ2は、ロータ2の回転軸方向において前部側板6及び後部側板7の間に挟み込まれており、シリンダ1の両端は、これらにより閉塞され、シリンダ内に流体圧縮のための作動室8が形成されている。
作動室8には、吸入口9及び吐出口10が連通し、冷媒ガス等の気流体は吸入口9から作動室8に吸入されて圧縮された後、吐出口10から吐出される。吐出口10の出口には、例えばリード弁からなる吐出弁11が配設されている。後部側板7の後部側には、高圧ケース12が取り付けられており、高圧ケース12には、作動室8にて圧縮された冷媒ガスに含まれるミスト状の潤滑油を分離、収集する分離室51が設けられている。
作動室8にて圧縮され吐出口10から吐出された気流体は、シリンダ1、後部側板7及び高圧ケース12に連続して設けられた案内通路13により案内され、分離室51の側壁に形成された導入孔53を介して分離室51内に導入される。分離室51の上部には、分離室にて潤滑油が分離された冷媒ガスを吐出するガス排出口56が開口し、分離室51の下部には、分離室にて冷媒ガスから分離、収集された潤滑油の排出される排油孔54が開
口している。分離室51からガス排出口56を介して排出される冷媒ガスは、冷凍・空調サイクルを循環し、やがて上述した吸入口9に帰還し、再び圧縮されてサイクルを循環する。分離室51下部に開口した排油孔54は、高圧ケース12及び後部側板7の相互間に形成された貯油室52に連通する。従って、分離室にて冷媒ガスから分離、収集された潤滑油は、排油孔54を通じて貯油室52に貯留される。
貯油室52に貯留された潤滑油は、給油通路17を介して圧縮機構を構成するロータ2、ベーン4、シリンダ1内壁等に供給され各部を潤滑すると共に、ベーン背圧室16に供給され、その圧力によりベーン4をロータ2の外側へ付勢する働きをする。
潤滑油の給油は、貯油室52から圧縮機構に潤滑油を供給する給油通路17を介して行われ、給油通路17には、ベーン背圧調整装置15を介して貯油室に貯留されている潤滑油が供給される。ベーン背圧調整装置15は、圧縮機構周辺の冷媒ガス圧力に応じて、圧縮機構へ供給する潤滑油の給油圧力や給油量を制御している。
ところで、分離室51の下部は、分離室51と貯油室52を連通する排油孔54があり、排油孔54を開閉する排油孔開閉制御装置55で構成されている。以下、上述した実施例にかかる圧縮機の動作について説明する。
車載エンジンなどの駆動源から動力伝達を受けて、駆動軸5及びロータ2が、図2において時計方向に回転すると、これに伴い低圧の冷媒ガスが吸入口9より作動室8内に流入する。ロータ2の回転に伴い圧縮された高圧の冷媒ガスは吐出口10より吐出弁11を押し上げて案内通路13内に流入する。更に、高圧の冷媒ガスは導入孔53を通り分離室51内に導入され、分離室にて冷媒ガスに含まれる潤滑油が分離、収集される。
ところで、分離室51は、いわゆる遠心分離式のオイルセパレータであり、図1に示したように、互いに結合された円柱状空間部と逆円錐状空間部とから構成される。導入孔53は、分離室51の円柱状空間部中心軸から偏心して設けられ、分離室内に導入される冷媒ガスを円柱状空間部の接線方向に導くように、すなわち、冷媒ガスを円柱状空間部の内周面50に沿って分離室51内に導入し得るように設けられている。
従って、分離室51内に導入された冷媒ガスは分離室内で周方向に旋回し、旋回による遠心力の働きにより比重の大きい潤滑油が分離室内壁に接触して冷媒ガスから分離される。分離された潤滑油は内周面50に沿って下方に移動し、逆円錐状空間部により中央部に凝集される。
ここで、排油孔開閉制御装置55により、圧縮機の回転速度を検知し排油孔54を開閉しサイクル内のOCRを適正な値に制御する。また一般的に、圧縮機の回転速度が中速以下の場合は、システム効率(熱交換器の効率)を高めるためにOCRを低く保つ事が求められる。また、圧縮機の回転速度が中速以上の場合には、冷房能力は十分あるので、若干OCRを高くし圧縮機の摺動部細かな隙間等の潤滑が円滑に行えるようにサイクル中の冷媒ガスに混ざる潤滑油量を多くすることが求められる。
従って、排油孔開閉制御装置55は、中速以下(一般的には、車速度70km/h以下)時には排油孔を開き、中速以上(車速度70km/h以上)では排油孔を閉じる制御をしている。
ところで排油孔54開の場合には、従来の遠心分離式の分離室を設けた圧縮機と同様の動作を示すこことなり、分離室51内に導入された冷媒ガスは分離室内で周方向に旋回し、旋回による遠心力の働きにより比重の大きい潤滑油が分離室内壁に接触して冷媒ガスか
ら分離される。その結果、高い潤滑油分離効率を発揮し、OCRを低く保つ事ができる。しかし、排油孔54閉の場合には、分離室51での潤滑油は分離されず、導入孔53を通った冷媒ガスは、そのままガス排出口からサイクル中へ吐出される。
なお、上述の実施例では、圧縮機としてスライディングベーン型ロータリ圧縮機を例に採り説明したが、本発明はこれに限定されるものではなくローリングピストン型、スクロール型等その他の圧縮機にも適用可能である。
以上のように本発明にかかる圧縮機では、幅広い圧縮機回転数にて高い潤滑油分離効率を発揮でき、さらに高速回転での圧縮機の信頼性を確保可能となるので、家庭用空調装置等の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施形態におけるベーンロータリ型圧縮機の縦断面図 図1のA−A断面図(作動室断面図) 従来の圧縮機の縦断面図
符号の説明
1 シリング
2 ロ一夕
3 ベーンスロット
4 ベーン
5 駆動軸
6 前部側板
7 後部側板
8 作動室
9 吸入口
10 吐出口
11 吐出弁
12 高圧ケース
13 案内通路
14 高圧室
15 ベーン背圧調整装置
16 ベーン背圧室
17 給油通路
50 内周面
51 分離室
52 貯油室
53 導入孔
54 排油孔
55 排油孔開閉制御装置
56 ガス排出口

Claims (1)

  1. 潤滑油を含む気流体を圧縮する圧縮機構と、前記気流体に含まれる潤滑油の少なくとも一部が分離される分離室と、前記分離室にて気流体から分離された潤滑油が貯えられる貯油室を備える圧縮機において、前記貯油室と前記分離室は排油孔により連通し、前記排油孔の開閉を圧縮機の回転速度で制御する開閉手段を備えたことを特徴とする圧縮機。
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