JP2008075366A - トラス構造体の組立方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長手方向に一定の間隔Aでリベット20aを突出して設けた上弦材1を奥行き方向に等間隔に配置し、上横材3およびジグザグ状の第1斜材5の上側連結部にリベット20aを挿通して配置し、第1斜材と同様のジグザグ状の第2斜材の上側連結部にリベット20aを挿通し、下側連結部にリベット20bを挿通して、第1斜材に交差して配置し、下横材4にリベット20bを挿通して等間隔に配置し、長手方向にリベット挿通孔を上弦材のリベットの間隔Aよりも小さい間隔Bで設けた下弦材2を、リベット20bを挿通して等間隔に配置し、積層する各部材の連結部をリベット挿通孔に挿通したリベット20a,20bで固定する。下弦材2を配置する工程よりも前に、上弦材1を中間部を床面より浮かせて支持する。
【選択図】図1
Description
構造物の屋根に用いられるトラス構造体においては、アーチ形(弦材と横材の何れか一方が弓形に湾曲した円筒面状)やドーム形(弦材と横材が何れも弓形に湾曲した球面状)のものが、強度や雨水の排水等の観点から有利である。平板状に形成したトラス構造体を後からアーチ形やドーム形に湾曲させるのは容易ではなく、組み立てる前に弦材や横材を予め湾曲させるのではコストが大きくかかり、しかも組み立て時に弦材や横材が自重によって撓むため、正確な曲率を出すのが容易ではない。
このトラス構造体は、図4(a)や図7に示すように、上弦材1、下弦材2、上横材3、下横材4、第1斜材5、第2斜材6の、6種類のアルミ製のフレーム部材を組合わせて骨組みが構成され、図5と図6に示すように、上面側に上弦材1と上横材3の間に挟んで、アルミ製の薄いパネル30を全面に取付けている。
上弦材1のリベット挿通孔24の間隔Aと、下弦材2のリベット挿通孔24の間隔Bは、組立後における上弦材1と下弦材2の曲率に対応して、一方を決めれば他方が作図上容易に求められる。すなわち、図4(b)に示すように、上弦材1のリベット挿通孔24同士のちょうど中間から湾曲した弦材1,2の円弧の中心に向けて仮想線を引き、その仮想線と下弦材2とが交わる位置に下弦材のリベット挿通孔24が位置するようにすればよい。
次に、図2(b)に示すように、上弦材1の上にパネル30を載せる。
次に、図2(c)に示すように、上横材3を、リベット挿通孔24に上弦材1から突出するリベット20aを挿通しながら、連結部10を上弦材1の連結部8に載せるようにして、上弦材1に交差して縦に順次配設する。
次に、図1(a)に示すように、全体を持ち上げて上弦材1の両端部を台34の上に支持し、上弦材1の中間部を作業場の床面35より浮かせる。
次に、図2(d)に示すように、第1斜材5を、リベット挿通孔24にリベット20aを挿通しながら上側連結部14を上横材3の連結部10に載せるようにして、上弦材1、上横材3に対して斜めに順次配設する。第1斜材5は、図3に示すように、下側連結部15のリベット挿通孔24に予めリベット20aを下方より挿通して抜けないように保持し、リベット20bを下側連結部15から上方に突出させておく。
次に、図2(e)に示すように、第2斜材6を、その上側連結部17をリベット挿通孔24にリベット20aを挿通しながら第1斜材の上側連結部14上に重ねると共に、下側連結部18をリベット挿通孔24にリベット20bを挿通しながら第1斜材5の下側連結部15上に重ねて、第1斜材5に交差して斜めに順次配設する。
次に、図2(f)に示すように、下横材4を、リベット挿通孔24にリベット20bを挿通しながら連結部12を第2斜材6の下側連結部18に載せるようにして、縦に順次配設する。
次に、図2(g)に示すように、下弦材2を、リベット挿通孔24にリベット20bを挿通しながら連結部9を下横材4の連結部12に載せるようにして、横に順次配設する。このとき、図1(d)に示すように、上弦材1が自重とその上に載せた部材の重みによって下に凸の弓形に撓み、リベット20b間のピッチが若干狭まっているため、リベット20bをリベット挿通孔24に挿通して下弦材2を取付けるのが容易に行える。その後、リベット20a,20bの先端部を潰して、積層する各部材の連結部をリベット20a,20bで固定する。このようにして組み立てると、下弦材2のリベット挿通孔24の間隔Bを上弦材1のリベット挿通孔24の間隔Aよりも小さくしてあることで、上弦材1と下弦材2が所定の曲率で湾曲する。
さらに本トラス構造体は、図4(b)に示すように、スパンの中央部が盛り上がったアーチ形の形状とすることで、自重や、風雨や積雪等の荷重による変形が抑えられる。
さらに、上弦材1と上横材3の間に挟んでパネル30を取付けるようにしたので、パネル30の取付けがトラス構造体の組立てと同時に行うことができ、尚且つパネル30を安定して取付けできる。
また、上横材3と下横材4の連結部間の繋ぎ部11,13、第1斜材5と第2斜材6の直線部16,19は、図11(a)や図11(b)に示すような断面形状とすることもできる。
2 下弦材(他方側弦材)
3 上横材(一方側横材)
4 下横材(他方側横材)
5 第1斜材
6 第2斜材
7 突条
8,9,10,12 連結部
14,17 上側連結部(一方側連結部)
15,18 下側連結部(他方側連結部)
11,13 連結部間の繋ぎ部
16,19 直線部
20a,20b リベット(固着具)
24 リベット挿通孔(固着具挿通孔)
25 曲がり部
A 上弦材のリベット挿通孔(リベット)の間隔
B 下弦材のリベット挿通孔の間隔
Claims (3)
- 長手方向に間隔をおいて設けた上面がフラットな複数の連結部を有し、各連結部から固着具を上方に突出させた非中空断面の一方側弦材を、互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、長手方向に間隔をおいて設けた複数のフラットな連結部を有し、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の一方側横材を、固着具挿通孔に固着具を挿通しながら連結部を一方側弦材の連結部上に重ねて、一方側弦材の配置方向と直交する方向に互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、フラットな一方側連結部及びフラットな他方側連結部と、一方側連結部と他方側連結部との間に位置する直線部とを複数有するジグザグ状で、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の第1斜材を、固着具挿通孔に固着具を挿通しながら一方側連結部を一方側横材の連結部上に重ねて、一方側弦材及び一方側横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、フラットな一方側連結部及びフラットな他方側連結部と、一方側連結部と他方側連結部との間に位置する直線部とを複数有するジグザグ状で、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の第2斜材を、固着具挿通孔に固着具を挿通しながら一方側連結部を第1斜材の一方側連結部上に重ねると共に、他方側連結部を第1斜材の他方側連結部上に重ねて、第1斜材と交差して一方側弦材及び一方側横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、長手方向に間隔をおいて設けた複数のフラットな連結部を有し、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の他方側横材を、連結部を第2斜材の他方側連結部上に重ねて、一方側横材の配置方向と同一の方向に互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、長手方向に間隔をおいて設けた下面がフラットな複数の連結部を有し、連結部に固着具挿通孔を一方側弦材の固着具の間隔よりも小さい間隔で設けた非中空断面の他方側弦材を、連結部を他方側横材の連結部上に重ねて、一方側弦材の配置方向と同一の方向に互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、この他方側弦材を配置する工程よりも前に、一方側弦材を中間部を床面より浮かせて支持する工程と、積層する各部材の連結部を固着具挿通孔に挿通した固着具で固定する工程とを有することを特徴とするトラス構造体の組立方法。
- 長手方向に間隔をおいて設けた上面がフラットな複数の連結部を有し、各連結部から固着具を上方に突出させた非中空断面の一方側弦材を、互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、長手方向に間隔をおいて設けた複数のフラットな連結部を有し、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の一方側横材を、固着具挿通孔に固着具を挿通しながら連結部を一方側弦材の連結部上に重ねて、一方側弦材の配置方向と直交する方向に互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、フラットな一方側連結部及びフラットな他方側連結部と、一方側連結部と他方側連結部との間に位置する直線部とを複数有するジグザグ状で、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の第1斜材を、固着具挿通孔に固着具を挿通しながら一方側連結部を一方側横材の連結部上に重ねて、一方側弦材及び一方側横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、フラットな一方側連結部及びフラットな他方側連結部と、一方側連結部と他方側連結部との間に位置する直線部とを複数有するジグザグ状で、各連結部に固着具挿通孔を設けた非中空断面の第2斜材を、固着具挿通孔に固着具を挿通しながら一方側連結部を第1斜材の一方側連結部上に重ねると共に、他方側連結部を第1斜材の他方側連結部上に重ねて、第1斜材と交差して一方側弦材及び一方側横材に対して斜めに且つ互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、長手方向に間隔をおいて設けた複数のフラットな連結部を有し、連結部に固着具挿通孔を一方側横材の固着具挿通孔の間隔よりも小さい間隔で設けた非中空断面の他方側横材を、連結部を第2斜材の他方側連結部上に重ねて、一方側横材の配置方向と同一の方向に互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、この他方側横材を配置する工程よりも前に、一方側弦材を中間部を床面より浮かせて支持する工程と、長手方向に間隔をおいて設けた下面がフラットな複数の連結部を有し、連結部に固着具挿通孔を一方側弦材の固着具の間隔よりも小さい間隔で設けた非中空断面の他方側弦材を、連結部を他方側横材の連結部上に重ねて、一方側弦材の配置方向と同一の方向に互いに等間隔をおいて平行に配置する工程と、積層する各部材の連結部を固着具挿通孔に挿通した固着具で固定する工程とを有することを特徴とするトラス構造体の組立方法。
- 一方側弦材は、上面がフラットで且つ下方に突出する少なくとも2条の突条を有する部材であり、他方側弦材は、下面がフラットで且つ上方に突出する少なくとも2条の突条を有する部材であり、一方側横材と他方側横材は、連結部間の繋ぎ部の断面において曲がり部を有する部材であり、第1斜材と第2斜材は、直線部の断面において曲がり部を有する部材であることを特徴とする請求項1又は2記載のトラス構造体の組立方法。
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