JP2008073360A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、水槽を用いた演出効果を高めることができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定するCPU106と、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行い、透光性の材料で形成されたメカニカルリール30A〜30Cと、CPU106の決定に応じて、メカニカルリール30A〜30Cにおける識別情報の変動表示及び停止表示を制御するモータ駆動回路120と、メカニカルリール30A〜30Cにおける識別情報の表示面10の背後に設けられ、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽500と、水槽500内の液体の状態を変化させる波発生手段600と、CPU106の決定に応じて、波発生手段600を制御する駆動制御回路300とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、スロットマシン、パチスロ遊技装置、パチンコ遊技装置等の遊技機に関する。
従来より、遊技機(スロットマシン)では、所定数の遊技媒体(コイン等)を投入し、操作手段(スタートレバー)を操作することで、周面に複数の識別情報が表示された複数列(例えば、3行×3列)の表示手段(リールや液晶表示装置)を変動表示させるようにしている。
また、このような遊技機は、スタートレバーが操作され、リール等が所定回数(時間)回転して、停止し、遊技者が識別情報を視認する表示手段の有効ライン上に並んでいる識別情報の組合せに応じた数量のコインを払い戻す遊技を行う。
また、近年では、上述のような遊技機において、演出効果を高めるために様々な工夫がなされている。例えば、このような遊技機では、液体を入れた中空体を、このスロットマシンの筐体の下部パネル前方に設け、中空体の中には水草や魚の模型等の可動体を配備し、さらに気泡発生装置を設け、この気泡発生装置によって液体に気泡を発生する(特許文献1参照)。
特許文献1の遊技機によれば、遊技の進行状況に応じて、気泡発生装置によって液体に気泡を発生させることで、演出効果を高めることができる。
ところが、特許文献1の遊技機では、遊技者が識別情報の変動表示を視認する表示手段とは異なる場所に取り付けられているため、遊技者の注目を集めにくい。そこで、遊技者が識別情報の変動表示を視認する表示手段の前方に水槽を設け、水槽内の気泡や、水槽と表示手段との間に設けた透明な液晶表示装置における演出の表示等により演出効果を高める遊技機が提案されている(特許文献2、又は3参照)。
特許文献2、又は3の遊技機によれば、遊技者が識別情報の変動表示を視認する表示手段の前方に水槽を設けたので、遊技者は変動表示する識別情報とともに、水槽における演出を視認することができる。よって、遊技者の注目を集めことができる。
特開2001−46583号公報 特開2005−230190号公報 特開2006−141634号公報
しかしながら、特許文献2、又は3の遊技機では、水槽を表示手段の前方に設けたので、表示手段において表示する内容を水槽を介して遊技者に表示することとなる。よって、水槽の中に遊技者の視界を遮るようなものが配置されたり、表示手段と遊技者との間に距離があると、表示手段において表示する内容を遊技者が視認できないおそれがあり、水槽の大きさや形状に制約を受け、水槽を用いた演出効果を高めることができない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、水槽を用いた演出効果を高めることができる遊技機を提供することである。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技者が操作可能な操作手段と、遊技者による前記操作手段の操作を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する遊技制御手段と、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行い、透光性の材料で形成された表示手段と、前記遊技制御手段の前記決定に応じて、前記表示手段における識別情報の変動表示及び停止表示を制御する表示制御手段と、前記表示手段における識別情報の表示面の背後に設けられ、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽と、前記水槽内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段と、前記遊技制御手段の前記決定に応じて、前記液体状態変化手段を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、遊技制御手段は、遊技者による操作手段の操作を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する。透光性の材料で形成された表示手段は、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行う。表示制御手段は、遊技制御手段の決定に応じて、表示手段における識別情報の変動表示及び停止表示を制御する。表示手段における識別情報の表示面の背後には、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽を備えた。
そして、駆動制御手段は、遊技制御手段の決定に応じて、水槽内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段を制御する。
これにより、液体を貯留する水槽を、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行う表示手段の背後に設けることができる。よって、遊技者は、表示手段の表示面に表示された複数種類の識別情報とともに、この表示面の背後の水槽も視認できる。また、表示手段(例えば、リールや液晶表示装置)における識別情報の表示面に対する視界を水槽により遮るおそれを考慮する必要がないので、水槽を表示手段の前に配置する場合に比べて、水槽の奥行き寸法を大きくできる。そして、このような水槽の内部には、演出に供する多様な物(例えば、磁力によって移動可能な海賊船の模型や、熱帯魚や、水草)を配置することができる。
さらに、遊技制御手段による、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、表示手段において識別情報の変動表示及び停止表示をするとともに、液体状態変化手段により水槽内の液体の状態を変化させることができる。よって、遊技者が最も注目する有利な遊技状態への移行を、識別情報の変動表示及び停止表示と水槽内の液体の状態の変化とによって一体的に予告表示することで、水槽を用いた演出効果が高まる。
したがって、表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、水槽を用いた演出効果を高めることができる。
(2) 前記液体状態変化手段は、前記水槽内の液体中に配置され、可動可能な板状体を有する波発生手段であり、前記駆動制御手段は、前記波発生手段の板状体を移動する制御を行うことを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(2)の発明によれば、駆動制御手段は、波発生手段において、水槽内の液体中に配置され、可動可能な板状体を移動する制御を行う。
これにより、水槽内の液体中で板状体を移動する。すると、液体中に対流が生じ、液体表面に波が発生する。よって、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、水槽内の液体表面に波を発生できる。
例えば、遊技制御手段において、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを乱数抽選により決定する場合に、記憶手段を設け、この記憶手段において、乱数抽選において有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と、板状体を移動する距離とを対応づけた波発生テーブルを記憶し、駆動制御手段が、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、波発生テーブルに基づき、波発生手段の板状体を移動する制御を行う。また、波発生テーブルにおいて、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と板状体を移動する距離とを比例させる。これにより、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率が高いほど、大きい波を液体表面に発生できる。よって、遊技者の有利な遊技状態へ移行することに対する期待感を液体表面に発生した波によって、さらに高めることができる。
したがって、表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、さらに水槽を用いた演出効果を高めることができる。
(3) 液体状態変化手段は、前記水槽内に液体を注入し、前記水槽内から液体を排出する水量変化手段であり、前記駆動制御手段は、前記水量変化手段において、前記水槽内に注入する液体の量と、前記水槽内から排出する液体の量とを制御することを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(3)の発明によれば、駆動制御手段は、水量変化手段において、水槽内に注入する液体の量と、水槽内から排出する液体の量とを制御する。
これにより、水槽内に注入する液体の量と、水槽内から排出する液体の量とを変化させる。すると、液体の水位が変化する。よって、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、水槽内の液体の水位を変化できる。
例えば、遊技制御手段において、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを乱数抽選により決定する場合に、記憶手段を設け、この記憶手段において、乱数抽選において有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と、水槽内の液体の量とを対応づけた水量テーブルを記憶し、駆動制御手段が、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、水量テーブルに基づき、水量変化手段において、水槽内に注入する液体の量と、水槽内から排出する液体の量とを制御する。また、水量テーブルにおいて、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と水槽内の液体の量とを比例させる。これにより、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率が高いほど、水槽内の液体の水位を上げることができる。よって、遊技者の有利な遊技状態へ移行することへの期待感を水槽内の液体の水位の上昇によって、さらに高めることができる。
したがって、表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、さらに水槽を用いた演出効果を高めることができる。
本発明によれば、液体を貯留する水槽を、複数種類の識別情報を変動表示し、透光性の材料で形成された表示手段における識別情報の表示面の背後に設け、駆動制御手段により、遊技制御手段の決定に応じて、水槽内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段を制御するので、表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、さらに水槽を用いた演出効果を高めることができる。
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。
〈第1実施形態〉
図1は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシン1の外観を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係るスロットマシン1は、リール群30と、操作パネル11と、コイン払出口12と、コイン受皿13と、音出力部14とを備える。なお、スロットマシンには、大きく分けて、メカ式のリールを回転させる構成のスロットマシンと、仮想的な複数のリールを表示画面上で回転させる構成のスロットマシン、いわゆる、ビデオスロットマシンとがある。本実施の形態では、メカ式のリールによるスロットマシンとして説明するが、ビデオスロットマシンにより構成されるものであっても良いものとする。
また、スロットマシン1は、例えば、カジノ等の遊技場の所定の場所に設置される。また、スロットマシン1は、内部に、各部を電気的に制御するための制御装置100(図5参照)等が搭載されている。なお、制御装置100については後述する。
リール群30は、3個の円筒状のメカニカルリール30A〜30Cが回転可能に横一列に設けられている。また、メカニカルリール30A〜30Cは、水槽500の周囲を回転可能に設けられている。メカニカルリール30A〜30Cには、複数種類の識別情報がその外周面に設けられ、遊技者が視認可能な表示面10において、この識別情報を変動表示及び停止表示を行う。複数種類の識別情報は、遊技に用いられる“赤7”、“青7”、“BAR”、“ベル”、“スイカ”、及び“チェリー”の図柄で構成される。また、3個のメカニカルリール30A〜30Cは、透光性の材料で形成されている。
換言すると、メカニカルリール30A〜30Cは、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行い、透光性の材料で形成された表示手段の一例として機能する。また、メカニカルリール30A〜30Cは、円筒状でありかつ複数種類の識別情報がその外周面に設けられ、水槽の外面に沿って回転可能なリールの一例として機能する。
操作パネル11は、スロットマシン1内にコインを投入するためのコイン投入口11Aを備える。また、操作パネル11は、遊技者が遊技に用いる遊技媒体としてのコインの枚数を選択するためのBETスイッチ11Bを備える。また、操作パネル11は、1つ前の遊技において用いたコインの枚数を変更せずに再び遊技を行うためのスピン・リピート・ベットスイッチ11Cを備える。スロットマシン1は、BETスイッチ11B又はスピン・リピート・ベットスイッチ11Cがプッシュ操作されることにより、当該操作に応じて遊技者が遊技に用いるコインの枚数を決定する。
また、操作パネル11は、1遊技ごとに遊技者の遊技の開始操作を受付ける遊技開始受付手段としてのスタートスイッチ11Dを備える。スロットマシン1は、スピン・リピート・ベットスイッチ11C及びスタートスイッチ11Dのうちの何れか一方がプッシュ操作されることにより、開始操作信号を後述のCPU106(図5参照)に送信し、遊技が開始され、リール群3をスクロールする。
また、操作パネル11は、払出スイッチ11Eが設けられている。払出スイッチ11Eは、遊技者によりプッシュ操作が行われたときに、投入されているコインをコイン払出口12から払出す。また、払出されたコインは、コイン受皿13に溜められる。
図2は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシン1におけるリール群3及び水槽500の断面図である。
各メカニカルリール30A〜30Cは、それぞれ、リールフレーム40に独立回転可能に支持されている。なお、図示していないが、リールフレーム40には、各メカニカルリール30A〜30Cを回転及び停止させるためのステッピングモータが設置されている。このリールフレーム40は、本体フレーム41に取り付けられた上フレーム42及び下フレーム43の間に設置されている。
水槽500は、3個の円筒状のメカニカルリール30A〜30Cの内部に設けられ、水槽架台510により、スロットマシン1の筐体に支持されている。また、水槽500は、液体を貯留しかつ透光性の材料で、略直方体状に形成されている。なお、水槽500は、本実施形態に限定されず、略円筒状等の任意の形状とすることもできる。また、水槽500の内部には、演出に供する多様な物(例えば、磁力によって移動可能な海賊船の模型や、熱帯魚や、水草)を配置することができる。
換言すると、水槽500は、表示手段における識別情報の表示面の背後に設けられ、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽の一例として機能する。
次に、水槽500内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段としての波発生手段600の構成について説明する。
図3、及び図4は、本実施形態に係るメカニカルリール30A〜30Cの表示面10、水槽500、及び波発生手段600の正面図である。
波発生手段600は、水槽500内の液体中に配置され、可動可能な板状体610と、この板状体610を移動するモータ620と、このモータ620の駆動力を板状体610に伝達するチェーン630とを備える。
板状体610は、水槽500の水深方向に対面するように形成された平面部612と、この平面部612の端部から延出する軸部614と、この軸部614の先端に形成されたギヤ部616とを備える。
モータ620は、水槽500の上方側側面近傍に設けられ、回転力を発生するモータ本体622と、このモータ本体622で発生した回転力を外部に伝達するモータ軸624と、このモータ軸624の先端に設けられたモータギヤ部626とを備える。モータ620は、後述する駆動制御回路300(図5参照)により、駆動制御されている。
モータ軸624は、水槽500の側壁を回転可能に貫通している。水槽500のこの貫通部分には、防水性を保持するゴムパッキンが設けられている。
チェーン630は、環状体に形成され、水槽500の底面側側面に回転可能に設けられた滑車635と、水槽500の上方側側面近傍に設けられたモータ620のモータギヤ部626とに巻き回されている。また、チェーン630の中間部分には、板状体610のギヤ部616が係合されている。
次に、波発生手段600の動作について説明する。
図3に示すように、メカニカルリール30A〜30Cの表示面10において、複数種類の識別情報が変動表示している。このとき、波発生手段600の板状体610は、水槽500の底面側に配置されている。次に、図4に示すように、メカニカルリール30A〜30Cの表示面10において、識別情報が所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)で停止表示している。このような所定の態様で停止表示するときは、モータ620は、後述する駆動制御回路300(図5参照)により駆動制御され、右方向に回転駆動する。すると、チェーン630が右方向に回転するとともに、このチェーン630にギヤ部616が係合する板状体610が上方向に移動する。また、モータ620が左方向に回転駆動すると、チェーン630も左方向に回転するとともに、板状体610が下方向に移動する。このように、板状体610を上下に移動させることで、水槽500の液体に対流が発生し、液体表面には波が発生する。
換言すると、波発生手段600は、水槽内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段の一例として機能する。また、波発生手段600は、水槽内の液体中に配置され、可動可能な板状体を有する波発生手段の一例として機能する。
つぎに、制御装置100の構成について説明する。
図5は、本発明の第1実施形態における制御装置100の電気的構成を示すブロック図である。
制御装置100は、マイクロコンピュータであって、インターフェイス回路群102と、入出力バス104と、CPU106と、ROM108と、RAM110と、通信用インターフェイス回路111と、乱数発生器112と、モータ駆動回路120と、スピーカ駆動回路122と、ホッパー駆動回路124とを備えている。
インターフェイス回路群102は、入出力バス104に接続されている。また、入出力バス104は、CPU106に対するデータ信号又はアドレス信号の入出力を行う。
インターフェイス回路群102には、スタートスイッチ11Dが接続されている。このスタートスイッチ11Dから出力された始動信号は、インターフェイス回路群102において所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
また、インターフェイス回路群102には、BETスイッチ11Bと、スピン・リピート・ベットスイッチ11Cと、払出スイッチ11Eとが接続されている。これらのスイッチ11B、11C、11Eから出力された各スイッチング信号は、インターフェイス回路群102に供給され、当該インターフェイス回路群102によって所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
また、インターフェイス回路群102には、コインセンサ50も接続されている。コインセンサ50は、コイン投入口11Aに投入されたコインを検出するためのセンサであって、コイン投入口11Aに関連して設けられている。コインセンサ50から出力されたセンシング信号は、インターフェイス回路群102に供給され、インターフェイス回路群102によって所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
インターフェイス回路群102には、リール位置検出回路51も接続されている。リール位置検出回路51は、リール回転位置センサ(図示せず)からのパルス信号に基づいて、各メカニカルリール30A〜30Cの回転位置を検出するための回路であって、このリール位置検出回路51からの検出信号も、インターフェイス回路群102に供給され、当該インターフェイス回路群102によって所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
入出力バス104には、ROM108及びRAM110も接続されている。
CPU106は、詳しくは後述するが、ROM108に記憶されたプログラムに基づき、スロットマシン1における遊技の実行を制御する。
ROM108には、スロットマシン1を統括して制御する制御プログラム、制御プログラムを実行するための初期データ、及び抽選において使用される種々のデータテーブルが格納されている。
RAM110は、上記制御プログラムで使用するフラグや変数の値等を一時的に記憶する。
入出力バス104には、通信用インターフェイス回路111も接続されている。この通信用インターフェイス回路111は、公衆電話回線網やLAN等を含む各種の通信回線網を介して、サーバ等との通信をするための回路である。
入出力バス104には、乱数を発生するための乱数発生器112も接続されている。この乱数発生器112は、一定の範囲の数値、例えば、「0」〜「65535」に含まれる乱数を発生する。代替的に、CPU106の演算処理により乱数を発するように構成しても構わない。
入出力バス104には、ステッピングモータ52A〜52Cを駆動するためのモータ駆動回路120が接続されている。CPU106は、所定の事象が発生することに応じて、モータ駆動回路120を介して、ステッピングモータ52A〜52Cの動作を制御する。
入出力バス104には、スピーカ53を駆動するためのスピーカ駆動回路122も接続されている。CPU106は、ROM108に記憶されている音データを読み出し、入出力バス104を介して、当該読み出した音データをスピーカ駆動回路122に送信する。これにより、スピーカ53から所定の効果音が発せられる。
入出力バス104には、ホッパー54を駆動するためのホッパー駆動回路124も接続されている。CPU106は、払出スイッチ11Eからの払出信号が入力されると、入出力バス104を介して、駆動信号をホッパー駆動回路124に出力する。これにより、ホッパー54は、RAM110の所定のメモリ領域に記憶されたその時点におけるクレジットの残数分に相当するコインを払出す。
入出力バス104には、波発生手段600のモータ620(図3参照)を駆動するための駆動制御回路300も接続されている。CPU106は、所定の事象が発生することに応じて、駆動制御回路300を介して、モータ620の動作を制御し、波発生手段600の板状体610(図3参照)を移動する制御を行う。
換言すると、駆動制御回路300は、波発生手段の板状体を移動する制御を行う駆動制御手段の一例として機能する。
つぎに、第1実施形態のスロットマシン1における遊技の実行を制御するCPU106の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、CPU106は、開始操作信号を受信する。この処理において、CPU106は、スピン・リピート・ベットスイッチ11C及びスタートスイッチ11Dのうちの何れか一方がプッシュ操作されることにより送信された開始操作信号を受信する。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS2に処理を移す。
ステップS2において、CPU106は、乱数抽選を行う。この処理において、CPU106は、乱数発生器112により乱数を発生させ、乱数値を抽出する。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS3に処理を移す。
ステップS3において、CPU106は、識別情報の変動表示制御処理を行う。この処理において、CPU106は、モータ駆動回路120にメカニカルリール30A〜30Cを回転させるコマンドを送信する。このコマンドを受信したモータ駆動回路120は、メカニカルリール30A〜30Cを回転させる制御を行う。換言すると、モータ駆動回路120は、リールを回転させる回転駆動装置である表示制御手段の一例として機能する。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS4に処理を移す。
ステップS4において、CPU106は、有利な遊技状態に移行するか否かを判定する。この処理において、CPU106は、ステップS2の処理で抽出した乱数値が所定の範囲内の値か否かを判定する。CPU106は、この乱数値が所定の範囲内であると判定した場合には、遊技者にとって有利な遊技状態に移行すると決定し、ステップS5に処理を移す。また、CPU106は、この乱数値が所定の範囲内であると判定しない場合には、遊技者にとって有利な遊技状態に移行しないことを決定し、ステップS6に処理を移す。
換言すると、CPU106は、遊技者が操作可能な操作手段と、遊技者による操作手段の操作を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する遊技制御手段の一例として機能する。
この遊技者にとって有利な遊技状態とは、後述するステップS5の処理において、メカニカルリール30A〜30Cの識別情報を表示面10において所定の停止態様(例えば”赤7”、”赤7”、”赤7”)で停止表示させるとともに、後述するステップS8の処理において、所定量の遊技媒体を払い出すための遊技媒体払出値をRAM110の所定のメモリ領域に記憶することをいう。
ステップS5及びステップS6において、CPU106は、水槽演出制御処理を行う。この処理において、CPU106は、ステップS4の決定に応じて、波発生テーブル(図7参照)に基づき、駆動制御回路300を介して、モータ620の動作を制御し、波発生手段600の板状体610(図3参照)を移動する制御を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS7又はステップS9に処理を移す。
ステップS7において、CPU106は、識別情報を所定の態様で停止表示する制御を行う。この処理において、CPU106は、モータ駆動回路120にメカニカルリール30A〜30Cの識別情報を表示面10において所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)で停止表示させるコマンドを送信する。このコマンドを受信したモータ駆動回路120は、メカニカルリール30A〜30Cの識別情報を表示面10において所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)で停止表示させる制御を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS8に処理を移す。
ステップS8において、CPU106は、遊技媒体払出値記憶処理を行う。この処理において、CPU106は、ステップS4の処理において、遊技者にとって有利な遊技状態に移行すると決定したことに伴い、所定量の遊技媒体を払い出すための遊技媒体払出値をRAM110の所定のメモリ領域に記憶する処理を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、1回の遊技を終了する。
ステップS9において、CPU106は、識別情報を所定の態様以外の停止態様で停止表示する制御を行う。この処理において、CPU106は、モータ駆動回路120にメカニカルリール30A〜30Cの識別情報を表示面10において所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)以外の停止態様で停止表示させるコマンドを送信する。このコマンドを受信したモータ駆動回路120は、メカニカルリール30A〜30Cの識別情報を表示面10において所定の停止態様以外の停止態様で停止表示させる制御を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、1回の遊技を終了する。
換言すると、CPU106は、遊技の実行を制御する遊技制御手段の一例として機能する。
次に、CPU106が上述のステップS5及びステップS6の処理において参照する波発生テーブルについて説明する。
図7は、波発生テーブルを示す図である。
波発生テーブルは、有利な遊技状態へ移行する確率と、板状体610(図3参照)を移動する距離とを対応づけて、ROM108に記憶されている。具体的には、有利な遊技状態へ移行する確率が100パーセントの場合の板状体610を移動する距離を100とした場合に、当該確率が80パーセントの場合の板状体610を移動する距離は80であり、当該確率が30パーセントの場合の板状体610を移動する距離は30である。
第1実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)CPU106は、遊技者によるスピン・リピート・ベットスイッチ11C及びスタートスイッチ11Dのうちの何れか一方の操作を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する。透光性の材料で形成されたメカニカルリール30A〜30Cは、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行う。モータ駆動回路120は、CPU106の決定に応じて、メカニカルリール30A〜30Cにおける識別情報の変動表示及び停止表示を制御する。メカニカルリール30A〜30Cにおける識別情報の表示面10の背後には、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽500を備えた。
そして、駆動制御回路300は、CPU106の決定に応じて、水槽500内の液体の状態を変化させる波発生手段600を制御する。
これにより、液体を貯留する水槽500を、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行うメカニカルリール30A〜30Cの背後に設けることができる。よって、遊技者は、メカニカルリール30A〜30Cの表示面10に表示された複数種類の識別情報とともに、この表示面10の背後の水槽500も視認できる。また、メカニカルリール30A〜30Cにおける識別情報の表示面10に対する視界を水槽500により遮るおそれを考慮する必要がないので、水槽500をメカニカルリール30A〜30Cの前に配置する場合に比べて、水槽500の奥行き寸法を大きくできる。そして、このような水槽500の内部には、演出に供する多様な物(例えば、磁力によって移動可能な海賊船の模型や、熱帯魚や、水草)を配置することができる。
さらに、CPU106による、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、メカニカルリール30A〜30Cにおいて識別情報の変動表示及び停止表示をするとともに、波発生手段600により水槽500内の液体の状態を変化させることができる。よって、遊技者が最も注目する有利な遊技状態への移行を、識別情報の変動表示及び停止表示と水槽500内の液体の状態の変化とによって一体的に予告表示することで、水槽を用いた演出効果が高まる。
したがって、メカニカルリール30A〜30Cにおいて表示する内容の視認性を良好にするとともに、水槽500を用いた演出効果を高めることができる。
(2)駆動制御回路300は、波発生手段600において、水槽500内の液体中に配置され、可動可能な板状体610を移動する制御を行う。
これにより、水槽500内の液体中で板状体610を移動する。すると、液体中に対流が生じ、液体表面に波が発生する。よって、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、水槽500内の液体表面に波を発生できる。
また、CPU106において、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを乱数抽選により決定する場合に、ROM108において、乱数抽選において有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と、板状体610を移動する距離とを対応づけた波発生テーブルを記憶し、駆動制御回路300が、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、波発生テーブルに基づき、波発生手段600の板状体610を移動する制御を行う。また、波発生テーブルにおいて、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と板状体610を移動する距離とを比例させる。これにより、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率が高いほど、大きい波を液体表面に発生できる。よって、遊技者の有利な遊技状態へ移行することへの期待感を液体表面に発生した波によって、さらに高めることができる。
したがって、メカニカルリール30A〜30Cにおいて表示する内容の視認性を良好にするとともに、さらに水槽500を用いた演出効果を高めることができる。
〈第2実施形態〉
以下の第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図8、及び図9は、本実施形態に係るメカニカルリール30A〜30Cの表示面10、水槽500、及び水量変化手段700の正面図である。
第2実施形態のスロットマシンでは、第1実施形態における波発生手段600の代わりに、水量変化手段700を備えている点が、第1実施形態と異なる。
また、第2実施形態のスロットマシンでは、第1実施形態における駆動制御回路300の代わりに、駆動制御回路400を備えている点が、第1実施形態と異なる。
水槽500内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段としての水量変化手段700の構成について説明する。
図8、及び図9は、本実施形態に係るメカニカルリール30A〜30Cの表示面10、水槽500、及び水量変化手段700の正面図である。
水量変化手段700は、水槽500内に液体を注入する液体供給路715と、この液体供給路715の中間部分に設けられ、水槽500内に注入する液体の量を調整する注入バルブ710と、水槽500内から水槽500外に液体を排出する液体排出路725と、この液体排出路725の中間部分に設けられ、水槽500内から排出する液体の量を調整する排出バルブ720とを備える。
液体供給路715は、水槽500の上方に注入バルブ710を介して接続されている。また、液体排出路725は、水槽500の下方に排出バルブ720を介して接続されている。注入バルブ710及び排出バルブ720は、駆動制御回路400(図10参照)により、駆動制御されている。
次に、水量変化手段700の動作について説明する。
図8に示すように、メカニカルリール30A〜30Cの表示面10において、複数種類の識別情報が変動表示している。このとき、水量変化手段700の排出バルブ720は、駆動制御回路400(図10参照)により駆動制御され、バルブを開放し、液体排出路725より水槽500内の液体が水槽500外に排出されている。一方、水量変化手段700の注入バルブ710は、駆動制御回路400(図10参照)により駆動制御され、バルブを閉鎖している。次に、図9に示すように、メカニカルリール30A〜30Cの表示面10において、識別情報が所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)で停止表示している。このような所定の態様で停止表示するとき、水量変化手段700の注入バルブ710は、駆動制御回路400(図10参照)により駆動制御され、バルブを開放し、液体供給路715より水槽500内に液体が注入されている。一方、水量変化手段700の排出バルブ720は、駆動制御回路400(図10参照)により駆動制御され、バルブを閉鎖している。
換言すると、水量変化手段700は、水槽内に液体を注入し、水槽内から液体を排出する水量変化手段の一例として機能する。
図10は、本発明の第2実施形態における制御装置101の電気的構成を示すブロック図である。
入出力バス104には、水量変化手段700の注入バルブ710及び排出バルブ720を駆動するための駆動制御回路400も接続されている。CPU106は、所定の事象が発生することに応じて、駆動制御回路400を介して、注入バルブ710及び排出バルブ720の動作を制御し、水槽500内に注入する液体の量と、水槽500内から排出する液体の量とを制御する。
換言すると、駆動制御回路400は、水量変化手段において、水槽内に注入する液体の量と、水槽内から排出する液体の量とを制御する駆動制御手段の一例として機能する。
次に、第2実施形態のスロットマシンにおける遊技を実行するCPU106の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1からステップS4の処理は、第1実施形態と同様である。
ステップS5及びステップS6において、CPU106は、水槽演出制御処理を行う。この処理において、CPU106は、ステップS4の決定に応じて、水量テーブル(図11参照)に基づき、駆動制御回路400を介して、注入バルブ710及び排出バルブ720の動作を制御し、水槽500内に注入する液体の量と、水槽500内から排出する液体の量とを制御する。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS7又はステップS9に処理を移す。
ステップS7からステップS9の処理は、第1実施形態と同様である。
次に、CPU106が上述のステップS5及びステップS6の処理において参照する水量テーブルについて説明する。
図11は、水量テーブルを示す図である。
水量テーブルは、有利な遊技状態へ移行する確率と、水槽500内の液体の量とを対応づけて、ROM108に記憶されている。具体的には、有利な遊技状態へ移行する確率が100パーセントの場合の水槽500内の液体の量を100とした場合に、当該確率が80パーセントの場合の水槽500内の液体の量は80であり、当該確率が30パーセントの場合の水槽500内の液体の量は30である。
第2実施形態によれば、以下の効果がある。
(3)駆動制御回路400は、水量変化手段700において、水槽500内に注入する液体の量と、水槽内から排出する液体の量とを制御する。
これにより、水槽500内に注入する液体の量と、水槽500内から排出する液体の量とを変化させる。すると、液体の水位が変化する。よって、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、水槽500内の液体の水位を変化できる。
例えば、CPU106において、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを乱数抽選により決定する場合に、ROM108において、乱数抽選において有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と、水槽500内の液体の量とを対応づけた水量テーブルを記憶し、駆動制御回路400が、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かの決定に応じて、水量テーブルに基づき、水量変化手段700において、水槽500内に注入する液体の量と、水槽500内から排出する液体の量とを制御する。また、水量テーブルにおいて、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率と水槽500内の液体の量とを比例させる。これにより、有利な遊技状態へ移行することに当たる確率が高いほど、水槽500内の液体の水位を上げることができる。よって、遊技者の有利な遊技状態へ移行することへの期待感を水槽500内の液体の水位の上昇によって、さらに高めることができる。
したがって、メカニカルリール30A〜30Cにおいて表示する内容の視認性を良好にするとともに、さらに水槽500を用いた演出効果を高めることができる。
〈第3実施形態〉
以下の第3実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図12は、本発明の第3実施形態に係るスロットマシン1Aの外観を示す斜視図である。
図13は、本発明の第3実施形態に係るスロットマシン1Aにおける液晶表示装置250及び水槽500の断面図である。
第3実施形態のスロットマシン1Aでは、第1実施形態におけるメカニカルリール30A〜30Cの代わりに、液晶表示装置250を備えている点が、第1実施形態と異なる。
また、第3実施形態のスロットマシン1Aでは、第1実施形態におけるモータ駆動回路120の代わりに、表示制御装置200を備えている点が、第1実施形態と異なる。
液晶表示装置250は、水槽500の前面に設けられ、3個の識別情報表示領域250A〜250Cにおいて、複数種類の識別情報を変動表示及び停止表示する。また、3個の識別情報表示領域250A〜250Cは、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されることによって形成されている。
換言すると、液晶表示装置250は、水槽の前面に設けられ、識別情報を変動表示及び停止表示する液晶表示装置の一例として機能する。
図14は、本発明の第3実施形態に係る制御装置100Aの電気的構成を示すブロック図である。
表示制御装置200は、入出力バス104に接続されている。CPU106は、遊技の状態及び結果に応じた画像表示命令を生成し、入出力バス104を介して、当該生成した画像表示命令を表示制御装置200に出力する。表示制御装置200は、CPU106からの画像表示命令が入力されると、当該入力された画像表示命令に基づき液晶表示装置250を駆動するための駆動信号を生成し、この生成した駆動信号を液晶表示装置250に出力する。これにより、液晶表示装置250の識別情報表示領域250A〜250C上では、複数種類の識別情報が変動表示及び停止表示される。
換言すると、表示制御装置200は、液晶表示装置を制御する表示制御回路である表示制御手段の一例として機能する。
つぎに、第3実施形態のスロットマシン1における遊技を実行するCPU106の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1及びステップS2の処理は、第1実施形態と同様である。
ステップS3において、CPU106は、識別情報の変動表示制御処理を行う。この処理において、CPU106は、表示制御装置200に液晶表示装置250において複数種類の識別情報を変動表示させるコマンドを送信する。このコマンドを受信した表示制御装置200は、液晶表示装置250の識別情報表示領域250A〜250C上で複数種類の識別情報を変動表示させる制御を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS4に処理を移す。
ステップS4からステップS6の処理は、第1実施形態と同様である。
ステップS7において、CPU106は、識別情報を所定の態様で停止表示する制御を行う。この処理において、CPU106は、表示制御装置200に液晶表示装置250において変動表示した複数種類の識別情報を所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)で停止表示させるコマンドを送信する。このコマンドを受信した表示制御装置200は、液晶表示装置250の識別情報表示領域250A〜250C上で変動表示した複数種類の識別情報を所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)で停止表示させる制御を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、ステップS8に処理を移す。
ステップS8の処理は、第1実施形態と同様である。
ステップS9において、CPU106は、識別情報を所定の態様以外の停止態様で停止表示する制御を行う。この処理において、CPU106は、表示制御装置200に液晶表示装置250において変動表示した複数種類の識別情報を所定の停止態様(例えば“赤7”、“赤7”、“赤7”)以外の停止態様で停止表示させるコマンドを送信する。このコマンドを受信した表示制御装置200は、液晶表示装置250の識別情報表示領域250A〜250C上で変動表示した複数種類の識別情報を所定の停止態様以外の停止態様で停止表示させる制御を行う。CPU106は、この処理が終了したときは、1回の遊技を終了する。
第3実施形態によれば、以下の効果がある。
表示手段を液晶表示装置250とし、この液晶表示装置250を水槽500の前面に設けた。また、表示制御手段を液晶表示装置250を制御する表示制御装置200とした。
これにより、多様な画像を用いて識別情報を変動表示及び停止表示できる。また、液晶表示装置250を透光性の材料で形成し、水槽500の前面に設けたので、識別情報を水槽と一体的に表示できる。
したがって、表示手段において表示する内容の視認性を良好にするとともに、さらに水槽を用いた演出効果を高めることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、主に、遊技者が操作可能な操作手段と、遊技者による前記操作手段の操作を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する遊技制御手段と、複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行い、透光性の材料で形成された表示手段と、前記遊技制御手段の前記決定に応じて、前記表示手段における識別情報の変動表示及び停止表示を制御する表示制御手段と、前記表示手段における識別情報の表示面の背後に設けられ、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽と、前記水槽内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段と、前記遊技制御手段の前記決定に応じて、前記液体状態変化手段を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする遊技機であるが、操作手段、遊技制御手段、表示手段、表示制御手段、水槽、液体状態変化手段、及び駆動制御手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。
尚、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおけるリール群及び水槽の断面図である。 第1実施形態に係るメカニカルリールの表示面、水槽、及び波発生手段の正面図である。 第1実施形態に係るメカニカルリールの表示面、水槽、及び波発生手段の正面図である。 本発明の第1実施形態における制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンにおける遊技制御手段のフローチャートを示す図である。 本発明の第1実施形態における波発生テーブルを示す図である。 第2実施形態に係るメカニカルリールの表示面、水槽、及び水量変化手段の正面図である。 第2実施形態に係るメカニカルリールの表示面、水槽、及び水量変化手段の正面図である。 本発明の第2実施形態における制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態における水量テーブルを示す図である。 本発明の第3実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るスロットマシンにおける液晶表示装置及び水槽の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、1A スロットマシン
3 リール群
10 表示面
11 操作パネル
12 コイン払出口
13 コイン受皿
14 音出力部
30A〜30E メカニカルリール
100 制御装置
102 インターフェイス回路群
104 入出力バス
106 CPU
108 ROM
110 RAM
111 通信用インターフェイス回路
112 乱数発生器
120 モータ駆動回路
122 スピーカ駆動回路
124 ホッパー駆動回路
128 表示部駆動回路
200 表示制御装置
250 液晶表示装置
300、400 駆動制御回路
500 水槽
600 波発生手段
700 水量変化手段

Claims (3)

  1. 遊技者が操作可能な操作手段と、
    遊技者による前記操作手段の操作を契機に、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する遊技制御手段と、
    複数種類の識別情報の変動表示及び停止表示を行い、透光性の材料で形成された表示手段と、
    前記遊技制御手段の前記決定に応じて、前記表示手段における識別情報の変動表示及び停止表示を制御する表示制御手段と、
    前記表示手段における識別情報の表示面の背後に設けられ、液体を貯留しかつ透光性の材料で形成された水槽と、
    前記水槽内の液体の状態を変化させる液体状態変化手段と、
    前記遊技制御手段の前記決定に応じて、前記液体状態変化手段を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記液体状態変化手段は、前記水槽内の液体中に配置され、可動可能な板状体を有する波発生手段であり、
    前記駆動制御手段は、前記波発生手段の板状体を移動する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記液体状態変化手段は、前記水槽内に液体を注入し、前記水槽内から液体を排出する水量変化手段であり、
    前記駆動制御手段は、前記水量変化手段において、前記水槽内に注入する液体の量と、前記水槽内から排出する液体の量とを制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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