JP2008072168A - ワンワイヤ通信のモニタ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単な回路で容易に故障源を特定することのできるワンワイヤ通信のモニタ回路を提供する。
【解決手段】半二重通信方式により複数の通信手段と夫々相互接続される単一の通信線51の間に接続され、前記通信線で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ端子73、74を備え、送信側のモニタ端子73(74)に伝送される能動信号レベルを保持するとともに受信側のモニタ端子74(73)に伝送前の非能動信号レベルを保持するレベル保持回路71と、当該能動信号レベルを送信側から受信側に伝達する信号伝達回路72を備えている。
【選択図】図6
【解決手段】半二重通信方式により複数の通信手段と夫々相互接続される単一の通信線51の間に接続され、前記通信線で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ端子73、74を備え、送信側のモニタ端子73(74)に伝送される能動信号レベルを保持するとともに受信側のモニタ端子74(73)に伝送前の非能動信号レベルを保持するレベル保持回路71と、当該能動信号レベルを送信側から受信側に伝達する信号伝達回路72を備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、半二重通信方式により複数の通信手段と夫々相互接続される単一の通信線の間に接続され、前記通信線で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ端子を備えたワンワイヤ通信のモニタ回路に関する。
従来から、制御装置間での情報の送受信に半二重通信方式を採用したワンワイヤ通信回路が広く用いられている。例えば、車両に搭載される各種電子制御システムでは、車載ネットワーク階層の最下層をカバーする技術として、車体のボディシェルを共通のグランドとして利用する単一コンダクタのワイヤーオア型のバスで構成されたLIN(local interconnect network)が採用されている。
具体的には、図1に示すように、CPU2a、2bを備える各通信手段1a、1bの間に単一の通信線3が接続され、各通信手段により抵抗R1a、R1bを介して電源電圧Ea、Ebにプルアップされる通信線がCPUの入力ポートIN1a、IN1bに接続されるとともに、ダイオードD1a、D1bを介して送信ポートOUT1a、OUT1bに接続され、負論理、つまり、ローレベルを能動信号レベルとし、ハイレベルを非能動信号レベルとして信号が半二重で送受信される。
いずれか一方の通信手段の出力がローレベルとなれば、ダイオードD1a(D1b)を介してプルアップ抵抗R1a(R1b)に電流が流れ、通信線3はローレベルとなる。入力ポートIN1a、IN1bとして割込み端子が使用されるときには、割込み処理により受信データの入力処理が行なわれる。
このようなワンワイヤ通信方式は、以下の特許文献に詳しく示されている。
しかし、上述したワンワイヤ通信方式を採用したネットワークシステムで、複数の通信手段の何れかが故障したような場合、適切な修復作業を行なうためには先ず誤作動している通信手段を検出する必要があるが、通信線の波形をオシロスコープ等の波形観測装置でモニタしても、信号レベルが瞬時に変化するため、信号の発信側を特定するのは容易でない。
例えば、図2(a)に示すように、信号線3と各通信手段1a、1bの接続部に抵抗R3を接続して微小な電圧降下を検出することも考えられるが、この場合、同図(b)に示すように、ハイレベルとローレベルの間で頻繁に変動する信号に対して微小な電圧降下V1を測定するのは非常に困難であり、また、接続される通信手段の数が増加すればそれだけ信号ロスが増加するという問題もあった。
このような故障解析は、専用の測定機器の整ったシステムの開発段階のみならず、十分な測定機器が準備されない市場に出荷した段階でも必要とされ、より容易に誤作動している通信手段を検出するための装置が必要とされていた。
本発明の目的は、上述した従来の問題に鑑み、極めて簡単な回路で容易に故障源を特定することのできるワンワイヤ通信のモニタ回路を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるワンワイヤ通信のモニタ回路の特徴構成は、半二重通信方式により複数の通信手段と夫々相互接続される単一の通信線の間に接続され、前記通信線で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ端子を備え、送信側のモニタ端子に伝送される能動信号レベルを保持するとともに受信側のモニタ端子に伝送前の非能動信号レベルを保持するレベル保持回路と、当該能動信号レベルを送信側から受信側に伝達する信号伝達回路を備えている点にある。
上述の構成によれば、信号伝達回路により能動信号レベルを送信側から受信側に伝達してシステムを稼動させながら、レベル保持回路により送信側のモニタ端子に伝送される能動信号レベルを保持するとともに受信側のモニタ端子に伝送前の非能動信号レベルを保持することにより、モニタ端子の電圧を容易にモニタすることができるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、極めて簡単な回路で容易に故障源を特定することのできるワンワイヤ通信のモニタ回路を提供することができるようになった。
以下に、本発明によるワンワイヤ通信のモニタ回路を説明する。
図3に示すように、車両の各部を電子制御するCPUを備えた複数の電子制御装置20(ECU(electronic control unit))が上位層のCAN30(Controller Area Network)バスで接続され、さらに特定の電子制御装置21に他の複数の電子制御装置40と下位層のLIN50(local interconnect network)を介してネットワーク接続されて車両の電子制御システム10が構築されている。
LIN50は、半二重通信方式で信号を伝達する単一の通信線が電子制御装置間に相互接続され、車体のボディシェルが共通のグランドとして利用されるワンワイヤーオア型のバスで構成される。
図4に示すように、LIN50で接続される各電子制御装置40(図4では41及び42とする)には、夫々CPU411、421と受信回路412、422と送信回路413、423が設けられ、単一の通信線51が送受信切替回路414、424を介して受信回路412、422と送信回路413、423に接続されている。
送受信切替回路414は、コレクタ端子が受信回路412に接続されるとともに抵抗R414aを介して電源電圧E41にプルアップされ、ベース端子が保護抵抗R424bを介して送信回路413に接続され、エミッタ端子が通信線51に接続されたスイッチングトランジスタTr414と、スイッチングトランジスタTr414のエミッタにアノードが接続されカソードに送信回路413が接続されたダイオードD414で構成されている。
送受信切替回路424も送受信切替回路414と同様に構成されており、抵抗R424a、保護抵抗R424b、スイッチングトランジスタTr424、およびダイオードD424を備えて構成されている。
以下、図4に示す電子制御回路41、42の送受信動作について説明する。
両電子制御回路41、42共にデータ送信を行なっていない場合は、両電子制御回路41、42の送信回路413、423共にハイレベルであることから、通信線51もハイレベルとなる。
送信回路413(423)がハイレベルである場合は、スイッチングトランジスタTr414(Tr424)のベースエミッタ間に順方向バイアスがかかるため、スイッチングトランジスタTr414(Tr424)は導通状態となる。つまり、両送信回路413、423共にハイレベルである場合は、両スイッチングトランジスタTr414、Tr424共に導通状態となる。
しかし、上述の通り、通信線51がハイレベルであるために、電源電圧E41(E42)から抵抗R414a(R424a)、スイッチングトランジスタTr414(Tr424)を経由して通信線51へは電流が殆ど流れることはなく、その結果、抵抗R414a(R424a)における電圧降下も小さくなって受信回路412(422)はハイレベルとなる。
一方、何れかの電子制御回路40から送信を行なう場合、例えば電子制御回路41から電子制御回路42へデータ送信を行なう場合は、送信回路413がハイレベルからローレベルに遷移する。
送信回路413がローレベルに遷移すると、スイッチングトランジスタTr414のベースエミッタ間に逆方向バイアスがかかるため、スイッチングトランジスタTr414は遮断状態となる。
すると、通信線51がハイレベル、送信回路413がローレベルであるために、ダイオードD414に順方向バイアスがかかり、電源電圧E42からスイッチングトランジスタTr424を経由して通信線51に流れる電流が、ダイオードD414を通って送信回路413へ流れるので、通信線51がハイレベルからローレベルに遷移する。
その結果、抵抗R424aにおける電圧降下が大きくなって受信回路422はハイレベルからローレベルに遷移する。
なお、このとき送信回路423がハイレベルで通信線51がローレベルであることから、ダイオードD424には逆方向バイアスがかかっており遮断されているので送信回路423がローレベルに遷移することはない。
データ送信が完了すると、送信回路413がローレベルからハイレベルに遷移して両電子制御回路41、42共にデータ送信を行なっていない状態となるので、受信回路422もローレベルからハイレベルに遷移する。
以上のように、LINで接続される各電子制御装置40は、データ送信側の信号レベルをローレベル(能動信号レベル)に変更して、前記能動信号レベルをデータ送信側の送信回路からデータ受信側の受信回路へ伝達している。
本発明に係るモニタ回路60は、図3に示すように、LIN50の通信線51と各電子制御装置20、40との間に接続され、後述のモニタ表示素子の点滅により信号の送信側と受信側が目視判断可能に構成されている。
つまり、モニタ回路60は、図5に示すように、半二重通信方式により複数の通信手段と夫々相互接続される単一の通信線51の間に接続され、通信線51で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ表示素子D1、D2(LED)を備え、送信側の信号端子63(64)に伝送される信号伝達回路61と、当該能動信号レベルを送信側から受信側に伝達する信号伝達回路62を備えて構成されている。
詳述すると、前記信号伝達回路61は、一対のNPNスイッチングトランジスタTr1,Tr2の一方の制御端子であるベースTr1B(Tr2B)及び他方のシンク端子であるエミッタTr2E(Tr1E)に送信側信号端子63(64)を接続するとともに、他方の制御端子であるベースTr2B(Tr1B)及び一方のシンク端子であるエミッタTr1E(Tr2E)に受信側信号端子64(63)を接続し、前記一対のスイッチングトランジスタTr1、Tr2のソース端子であるコレクタTr1C、Tr2Cを抵抗R1を介してソースである電源電圧E1に接続して構成され、前記信号伝達回路62は、受信側信号端子64(63)に接続した制御端子であるベースTr2B(Tr1B)と送信側信号端子63(64)に接続したシンク端子であるエミッタTr2E(Tr1E)間に形成される電流パスで構成されている。
なお、NPNスイッチングトランジスタTr1のコレクタTr1Cと抵抗R1の間、および、NPNスイッチングトランジスタTr2のコレクタTr2Cと抵抗R1の間には夫々、前記モニタ端子としての発光ダイオードD1、D2が設けられている。
以下、図5に示すモニタ回路60が、LIN50の通信線51と各電子制御装置との間に接続されている場合のデータ送受信について説明する。
データ送受信が行なわれていない場合は、信号端子63、64共にハイレベルであることから、NPNスイッチングトランジスタTr1、Tr2のベース電位、エミッタ電位共にハイレベルとなるので、NPNスイッチングトランジスタTr1、Tr2は遮断状態となる。つまり、電源電圧E1からNPNスイッチングトランジスタTr1、Tr2へ電流が流れないので、発光ダイオードD1、D2共に点灯しない。
信号端子64から信号端子63へデータ送信が行なわれる場合は、信号端子64が送信側信号端子、信号端子63が受信側信号端子となり、送信側信号端子64がハイレベルからローレベルに遷移する。
送信側信号端子64がローレベルに遷移すると、NPNスイッチングトランジスタTr1のベースエミッタ間に順方向バイアスがかかるため、NPNスイッチングトランジスタTr1は導通状態となる。
すると、受信側信号端子63からNPNスイッチングトランジスタTr1のベース、エミッタを経由して送信側信号端子64に電流が流れるので、受信側信号端子63もハイレベルからローレベルに遷移する。
また、電源電圧E1からNPNスイッチングトランジスタTr1のコレクタ、エミッタを経由して送信側信号端子64に電流が流れることから、送信側のモニタ端子としての発光ダイオードD1が点灯して信号端子64から信号端子63へデータ送信されていることが認識される。なお、NPNスイッチングトランジスタTr2は遮断状態であることから受信側のモニタ端子としての発光ダイオードD2は点灯しない。
一方、信号端子63から信号端子64へデータ送信が行なわれる場合は、信号端子63がローレベルへ遷移することでNPNスイッチングトランジスタTr2が導通状態となる。
すると、信号端子64から信号端子63および電圧電源E1からNPNスイッチングトランジスタTr2へ電流が流れるので、信号端子64がローレベルへ遷移するとともに、この場合は送信側のモニタ端子となる発光ダイオードD2のみが点灯する。
上述の構成によれば、一対のスイッチングトランジスタのうち、一方の制御端子と他方のシンク端子間に構成される2つの電流パスの何れに電流が流れるかによって信号の発信側が明らかになるので、図2に示す微小な電圧降下を検出することなく信号の発信側を容易に特定できる。
また、上述の信号伝達回路62では、能動信号レベル(ローレベル)によりオン作動したスイッチングトランジスタTr1(Tr2)のベースエミッタ間の電圧降下の影響により伝達信号レベルが約0.6V変動し、通信線51の両端に接続された一対のモニタ回路60により2倍の電圧変動が生じるため、雑音余裕度が低下する虞もある。このようなレベル変動を抑制したモニタ回路70を以下に説明する。
図6に示すように、モニタ回路70は、上述と同様、通信線51で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ端子73、74を備え、送信側のモニタ端子73(74)に伝送される能動信号レベルを保持するとともに受信側のモニタ端子74(73)に伝送前の非能動信号レベルを保持するレベル保持回路71と、当該能動信号レベルを送信側から受信側に伝達する信号伝達回路72を備えて構成されている。
レベル保持回路71は、一対の第一スイッチングトランジスタTr3、Tr4のシンク端子であるエミッタTr3E、Tr4Eに送信側信号端子75(76)または受信側信号端子76(75)の何れかを夫々接続し、一方のソース端子であるコレクタTr3Cと他方の制御端子であるベースTr4Bを一方のモニタ端子73に接続するとともに、他方のソース端子であるコレクタTr4Cと一方の制御端子であるベースTr3Bを他方のモニタ端子74に接続し、両モニタ端子73、74を夫々抵抗R2、R3を介してソースE2に接続して構成される。
信号伝達回路72は、さらに一対の第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6の一方のシンク端子であるエミッタTr5E(Tr6E)及び他方のソース端子であるコレクタTr6C(Tr5C)に送信側信号端子75(76)を接続し、他方のシンク端子であるエミッタTr6E(Tr5E)及び一方のソース端子であるコレクタTr5C(Tr6C)に受信側信号端子76(75)を接続し、一方の制御端子であるベースTr5B(Tr6B)を電圧遅延素子D3(D4)を介して一方のモニタ端子73(74)に接続するとともに、他方の制御端子であるベースTr6B(Tr5B)を電圧遅延素子D4(D3)を介して他方のモニタ端子74(73)に接続して構成され、受信側信号端子76(75)に接続した一方のソース端子であるコレクタTr5C(Tr6C)と送信側信号端子75(76)に接続した一方のシンク端子であるエミッタTr5E(Tr6E)間に形成される電流パスで信号が伝達されるように構成される。
つまり、信号がハイレベルからローレベルに変化するとき、レベル保持回路71は、信号電圧回路72より早く動作する必要があり、電圧遅延素子D3、D4の電圧降下でこのタイミングを制御している。
以下、図6に示すモニタ回路70が、LIN50の通信線51と各電子制御装置との間に接続されている場合のデータ送受信について、図7(a)に示すレベル保持回路71の動作および図7(b)に示す信号伝達回路72の動作を個別に説明した後、図6に示すモニタ回路70の動作を説明する。
図7(a)に示すレベル保持回路71について説明する。
データ送受信が行なわれていない場合は、信号端子75、76共にハイレベルであることから、第一スイッチングトランジスタTr3、Tr4のエミッタ電位、ベース電位共にハイレベルとなり、第一スイッチングトランジスタTr3、Tr4は遮断状態となる。つまり、抵抗R2、R3に電流が流れることはないので、モニタ端子73、74はハイレベルとなる。
信号端子76から信号端子75へデータ送信が行なわれる場合は、信号端子76がハイレベルからローレベルに遷移することから、第一スイッチングトランジスタTr3が導通状態となって、送信側のモニタ端子としてのモニタ端子73はハイレベルからローレベルに遷移する。逆に、信号端子75から信号端子76へデータ送信が行なわれる場合は、この場合における送信側のモニタ端子としてのモニタ端子74がハイレベルからローレベルに遷移する。
つまり、レベル保持回路71は、データ送受信方向に基づいてモニタ端子73またはモニタ端子74をローレベルに遷移させることで、データ送受信方向の確認を可能としている。ただし、図7(a)に示すようなレベル保持回路71のみでは、両信号端子75、76間での信号伝達はできない。
そこで、信号伝達を行なうための回路として、図7(b)に示す信号伝達回路72について説明する。
データ送受信が行なわれていない場合は、信号端子75、76共にハイレベルであることから、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のエミッタ電位、ベース電位共にハイレベルとなり、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6は遮断状態となる。つまり、両信号端子75、76間に電流が流れることはなく、両信号端子75、76はハイレベルを維持する。
信号端子76から信号端子75へデータ送信が行なわれる場合は、信号端子76がハイレベルからローレベルに遷移することから、ソースE2から電圧遅延素子D4を介して第二スイッチングトランジスタTr6のベースエミッタ間に電流が流れるので、第二スイッチングトランジスタTr6が導通状態となって、信号端子75から信号端子76へ電流が流れて、信号端子75もローレベルに遷移する。
このとき、第二スイッチングトランジスタTr5のベースコレクタ間がダイオードとして働くので、ソースE2から電圧遅延素子D3を介して第二スイッチングトランジスタTr5のベースコレクタ間に電流が流れる。つまり、電圧遅延素子D3、D4の双方に電流が流れる。
信号端子75から信号端子76へデータ送信が行なわれる場合であっても、電圧遅延素子D3、D4の双方に電流が流れる。つまり、図7(b)に示すような信号電圧回路72のみでは、データ送受信方向に係わらず両方の電圧遅延素子D3、D4に電流が流れてしまうので、電圧遅延素子D3、D4を発光ダイオードとしてモニタ端子の代わりとして用いることができない。
そこで、以下に、図7(a)と図7(b)を組み合わせた図6に示すモニタ回路70について説明する。
データ送受信が行なわれていない場合は、信号端子75、76共にハイレベルを維持することから、第一スイッチングトランジスタTr3、Tr4および第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のエミッタ電位とベース電位は共にハイレベルとなり、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6は遮断状態となる。つまり、両信号端子75、76間に電流が流れることはなく、両信号端子75、76はハイレベルを維持する。また、ソースE2から抵抗R2、R3へ電流が流れることもないので、モニタ端子73、74もハイレベルを維持する。
信号端子76から信号端子75へデータ通信が行なわれる場合は、信号端子76がハイレベルからローレベルに遷移することから、第一スイッチングトランジスタTr3と第二スイッチングトランジスタTr6のベースエミッタ間に電流が流れる。
このとき、第二スイッチングトランジスタTr6のベース電位は、電圧遅延素子D4による電圧降下分だけ低くなるので、ベース電位が低くならない第一スイッチングトランジスタTr3の方が、第二スイッチングトランジスタTr6よりも早く導通状態となる。
なお、抵抗R5の抵抗値は、抵抗R5による電圧降下が電圧遅延素子D4による電圧降下を超えない第一スイッチングトランジスタTr3のベース電流が確保できるTr3範囲で設定する。
第一スイッチングトランジスタTr3が導通状態となると、送信側のモニタ端子としてのモニタ端子73がローレベルとなり、また、第一スイッチングトランジスタTr4と第二スイッチングトランジスタTr5のベースが共にローレベルとなるので、第一スイッチングトランジスタTr4と第二スイッチングトランジスタTr5が導通状態となることはなくなる。
その後、第二スイッチングトランジスタTr6が導通状態となって、信号端子75から信号端子76へ電流が流れて、信号端子75もローレベルに遷移する。
なお、本動作の場合、抵抗R3による電圧降下によってモニタ端子74がローレベルとならないように、モニタ端子73のハイレベル領域を小さくしておくのが望ましい。
また、本動作においては、第二スイッチングトランジスタTr5は導通状態とならないので電圧遅延素子D3に電流は流れず、第二スイッチングトランジスタTr6は導通状態となるので電圧遅延素子D4に電流は流れる。
つまり、送信側信号端子76の能動信号レベル(ローレベル)が受信側信号端子75へ伝達されると共に、送信側のモニタ端子73が能動信号レベル(ローレベル)、受信側のモニタ端子74が非能動信号レベル(ハイレベル)に保持される。
信号端子75から信号端子76へデータ送信が行なわれる場合は、上述とは逆に、信号端子75がローレベルへ遷移して、第一スイッチングトランジスタTr4と第二スイッチングトランジスタTr5が導通状態となり、且つ、第一スイッチングトランジスタTr4が第二スイッチングトランジスタTr5よりも早く導通状態となって、信号端子76から信号端子75へ電流が流れて、信号端子76もローレベルに遷移する。
上述の構成によれば、電圧遅延素子D3、D4を用いて、第一スイッチングトランジスタTr3、Tr4の遮断状態から導通状態への切替を第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6の切替よりも早くさせることにより、第一スイッチングトランジスタTr3(Tr4)の切替で送信側のモニタ端子を能動信号レベルに遷移させつつ、受信側のモニタ端子の能動信号レベルへの遷移を防止するので、モニタ端子の電圧を容易にモニタすることができる。
以下、別実施形態について説明する。
上述の実施形態では、電圧遅延素子がダイオードD3、D4である構成について説明したが、前記電圧遅延素子は、第二スイッチングトランジスタTr5(Tr6)のスイッチングタイミングを第一スイッチングトランジスタTr4(Tr3)のスイッチングタイミングより遅延させる抵抗またはコンデンサで構成されていてもよい。
前記電圧遅延素子が抵抗で構成されている場合は、図8(a)に示すように、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のベースとモニタ端子73、74間に抵抗R6、R8を接続し、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のベースと信号端子75、76間に抵抗R7、R9を接続して、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のベース電圧をこれらの抵抗で分圧することで、これらの抵抗を前記電圧遅延素子として機能させている。
前記電圧遅延素子がコンデンサで構成されている場合は、図8(b)に示すように、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のベースとモニタ端子73、74間に抵抗R10、R11を接続し、第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6のベースと信号端子75、76間にコンデンサC1、C2を接続している。
動作としては、信号端子75(76)がハイレベルからローレベルに遷移したときに、ソースE2からの電流は、コンデンサC1(C2)に電荷が蓄積させるまでの間、第二スイッチングトランジスタTr5(Tr6)ではなくコンデンサC1(C2)に流れるので、電荷蓄積時間分だけ第二スイッチングトランジスタTr5、Tr6の導通状態への遷移を遅延させる。
上述の実施形態では、電圧遅延素子がダイオードD3、D4である構成について説明したが、ダイオードD3、D4が発光ダイオードで構成されていてもよい。
例えば、図6に示す回路構成で電圧遅延素子D3、D4を夫々発光ダイオードで構成した場合、信号端子76から信号端子75へデータ通信が行なわれる場合は、電圧遅延素子D3に電流は流れず電圧遅延素子D4に電流は流れる、つまり、電圧遅延素子D4のみが発光し、信号端子75から信号端子76へデータ送信が行なわれる場合は、逆に電圧遅延素子D3のみが発光するので、データ送受信方向を容易に特定することができる。
上述の実施形態では、抵抗R2、R3の抵抗値によっては両方のモニタ端子73、74がローレベルに遷移する可能性があるので、モニタ端子73、74の出力のハイレベル領域を小さくする必要があるが、図9に示すように、モニタ端子73、74のハイレベル領域を大きくとることができる構成であってもよい。
つまり、図6においては、ソースE2とモニタ端子73(74)、および、ソースE2と電圧遅延素子D3(D4)の間は、共通の抵抗R2(R3)のみで構成されていたが、図9においては、ソースE2とモニタ端子73(74)の間の抵抗R14(R15)、および、ソースE2と電圧遅延素子D3(D4)の間の抵抗R12(R13)によって夫々の経路が分離されている。
経路を分離することによって、モニタ端子73、74のハイレベル領域を大きく設定しても、分離した抵抗R14、R15の抵抗値を小さくすることで、モニタ端子73、74のローレベルへの遷移を回避することができる。
なお、経路を2つに分離しても、第一スイッチングトランジスタTr3(Tr4)が導通状態となった場合に、第二スイッチングトランジスタTr5(Tr6)のベースをローレベルとするために、ソースE2と電圧遅延素子D3(D4)の経路とソースE2とモニタ素子73(74)の経路が、ダイオードD5(D6)を介して接続されている。
動作としては、信号端子76(75)がローレベルに遷移して第一スイッチングトランジスタTr3(Tr4)が導通状態となりモニタ端子73(74)がローレベルに遷移した場合において、その後、第二スイッチングトランジスタTr6(Tr5)がローレベルに遷移しても、モニタ端子74(73)と電圧遅延素子D4(D3)が分離されているため、モニタ端子74(73)がローレベルに遷移することはない。
つまり、信号端子76がローレベルに遷移した場合はモニタ端子73のみがローレベルとなり、信号端子75がローレベルに遷移した場合はモニタ端子74のみたローレベルとなる。
上述の実施形態では、能動信号レベルがローレベルとして、非能動信号レベルがハイレベルとして設定されたワンワイヤ通信のモニタ回路について説明したが、能動信号レベルがハイレベルとして、非能動信号レベルがローレベルとして設定されたワンワイヤ通信のモニタ回路についても同様の技術思想に基づいて構成することができる。
例えば、マイナスの単電源電圧でシステムが構築される場合には、図10に示すように、npnトランジスタに代えてpnpトランジスタを用いて構成することができる。
詳述すると、図10に示す構成の場合、データ送受信が行われていない場合は、信号端子75、76共にローレベルを維持し、一方の信号端子76(75)から他方の信号端子75(76)へデータ通信が行なわれる場合は、一方の信号端子76(75)がローレベルからハイレベルに遷移して、pnpトランジスタである第一スイッチングトランジスタTr3(Tr4)と第二スイッチングトランジスタTr6(Tr5)のエミッタベース間に電流が流れる。
上述した実施形態は、本発明を実現する一実施例を説明するものであり、各部の具体的な回路構成は、本発明の作用効果を奏する限りにおいて、構築するシステムに応じて適宜変更設計することが可能である。
10:電子制御システム
20:電子制御装置
30:CAN
40:電子制御装置
50:LIN
51:通信線
60:モニタ回路
61:信号伝達回路
62:信号伝達回路
63:モニタ端子
64:モニタ端子
65:信号端子
66:信号端子
70:モニタ回路
71:レベル保持回路
72:信号伝達回路
73:モニタ端子
74:モニタ端子
75:信号端子
76:信号端子
D3:電圧遅延素子
D4:電圧遅延素子
E2:ソース
Tr1:スイッチングトランジスタ
Tr2:スイッチングトランジスタ
Tr3:第一スイッチングトランジスタ
Tr4:第一スイッチングトランジスタ
Tr5:第二スイッチングトランジスタ
Tr6:第二スイッチングトランジスタ
20:電子制御装置
30:CAN
40:電子制御装置
50:LIN
51:通信線
60:モニタ回路
61:信号伝達回路
62:信号伝達回路
63:モニタ端子
64:モニタ端子
65:信号端子
66:信号端子
70:モニタ回路
71:レベル保持回路
72:信号伝達回路
73:モニタ端子
74:モニタ端子
75:信号端子
76:信号端子
D3:電圧遅延素子
D4:電圧遅延素子
E2:ソース
Tr1:スイッチングトランジスタ
Tr2:スイッチングトランジスタ
Tr3:第一スイッチングトランジスタ
Tr4:第一スイッチングトランジスタ
Tr5:第二スイッチングトランジスタ
Tr6:第二スイッチングトランジスタ
Claims (5)
- 半二重通信方式により複数の通信手段と夫々相互接続される単一の通信線の間に接続され、前記通信線で伝送される信号の送信側または受信側を識別する一対のモニタ端子を備え、送信側のモニタ端子に伝送される能動信号レベルを保持するとともに受信側のモニタ端子に伝送前の非能動信号レベルを保持するレベル保持回路と、当該能動信号レベルを送信側から受信側に伝達する信号伝達回路を備えているワンワイヤ通信のモニタ回路。
- 前記レベル保持回路は、一対のスイッチングトランジスタの一方の制御端子及び他方のシンク端子に送信側信号端子を接続するとともに、他方の制御端子及び一方のシンク端子に受信側信号端子を接続し、前記一対のスイッチングトランジスタのソース端子を抵抗を介してソースに接続して構成され、前記信号伝達回路は、受信側信号端子に接続した制御端子と送信側信号端子に接続したシンク端子間に形成される電流パスで構成されている請求項1記載のワンワイヤ通信のモニタ回路。
- 前記レベル保持回路は、一対の第一スイッチングトランジスタのシンク端子に送信側信号端子または受信側信号端子の何れかを夫々接続し、一方のソース端子と他方の制御端子を一方のモニタ端子に接続するとともに、他方のソース端子と一方の制御端子を他方のモニタ端子に接続し、両モニタ端子を夫々抵抗を介してソースに接続して構成され、前記信号伝達回路は、さらに一対の第二スイッチングトランジスタの一方のシンク端子及び他方のソース端子に送信側信号端子を接続し、他方のシンク端子及び一方のソース端子に受信側信号端子を接続し、一方の制御端子を電圧遅延素子を介して一方のモニタ端子に接続するとともに、他方の制御端子を電圧遅延素子を介して他方のモニタ端子に接続して構成され、受信側信号端子に接続した一方のソース端子と送信側信号端子に接続した一方のシンク端子間に形成される電流パスで信号が伝達される請求項1記載のワンワイヤ通信のモニタ回路。
- 前記遅延素子は、第二スイッチングトランジスタのスイッチングタイミングを第一スイッチングトランジスタのスイッチングタイミングより遅延させる抵抗、コンデンサ、またはダイオードで構成されている請求項3記載のワンワイヤ通信のモニタ回路。
- 前記遅延素子が発光ダイオードで構成されている請求項3記載のワンワイヤ通信のモニタ回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006246330A JP2008072168A (ja) | 2006-09-12 | 2006-09-12 | ワンワイヤ通信のモニタ回路 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008072168A true JP2008072168A (ja) | 2008-03-27 |
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ID=39293415
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-09-12 JP JP2006246330A patent/JP2008072168A/ja not_active Withdrawn
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