JP2008070988A - プレゼンスサービス支援システム、プレゼンスサービス支援方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

プレゼンスサービス支援システム、プレゼンスサービス支援方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】グループの構成の変更に伴うバディリストなどの更新を、プレゼンスシステム全体への影響をなるべく与えないようにしつつ実行する。
【解決手段】プレゼンスサービス支援システムに、ユーザの所属先を示す情報を記憶する手段と、各ユーザのバディリストを記憶する手段と、どのグループに所属するユーザのプレゼンスを確認することができるのかを示す表示可能グループリストを、ユーザごとに記憶する手段と、グループ内の構成に変更があった場合に、そのグループを示す表示可能グループリストを有するユーザを検索する表示可能グループリストオーナ取得部203と、そのユーザに対して、バディリストなどの更新を促すメッセージを送信するメッセージ送信処理部205と、そのユーザからの指令に基づいてそのユーザのバディリストなどを更新する手段と、を設けておく。
【選択図】図11

Description

本発明は、プレゼンスサービスを支援するシステムに関する。
近年、モバイルセントレックスまたはIPセントレックスなどを利用した「プレゼンスサービス」というサービスが提供されている。プレゼンスサービスによると、それに参加するユーザ同士が各人の現在の状態(例えば、「在席している」、「欠勤している」、「外出中である」、または「会議中である」など)に関する情報を共有することができる。プレゼンスサービスにおいては、現在の状態は「プレゼンス」と呼ばれる。
このプレゼンスサービスの提供は、プレゼンスシステムによって行われる。プレゼンスシステムは、通常、各ユーザのプレゼンスの情報(以下、「プレゼンス情報」と記載する。)を取得し提供するプレゼンスサーバ、各ユーザが使用する携帯端末、および各ユーザのユーザプロファイルなどを管理するデータベースを有するデータベースサーバなどによって構成される。
ユーザは、自分の携帯端末を使用して自分のプレゼンス情報をプレゼンスサーバに登録することができる。プレゼンスサーバが自動的に各ユーザのプレゼンス情報を取得する場合もある。また、ユーザは、自分の携帯端末を使用してプレゼンスサーバにアクセスし、他のユーザのプレゼンスを参照することができる。
さらに、プレゼンスシステムには、ユーザごとに「バディリスト」と呼ばれるリストが用意されていることがある。ユーザは、自分がよく連絡を取る相手または仕事などで関連のある人物などを、「バディ」と呼ばれるメンバとして、自分のバディリストに登録しておくことができる。ユーザが自分のバディリストをオープンする操作を行うと、そのユーザの携帯端末は、プレゼンスサーバからそのユーザのバディリストに登録されているバディ全員のプレゼンス情報をダウンロードし、バディごとのプレゼンスを示すバディリストを表示する。
プレゼンスシステムは、企業または役所などの団体によって使用されるようになりつつある。特に、ユーザである従業員の人数が多い団体および各地に拠点を有する団体にとって、好適である。
ところで、プレゼンス情報のダウンロードつまりプレゼンスの参照を無制限に認めると、携帯端末からプレゼンスサーバへのアクセスが一度に集中し、通信のトラヒックおよびプレゼンスサーバへの負荷が極端に増加する。
そうすると、携帯端末に対するレスポンスの遅延を招いてしまう。また、プレゼンスサーバが行うべき他の処理(例えば、プレゼンス情報を取得する処理)が実行しにくくなってしまうことがある。
そこで、「制限プレゼンス」という方法が用いられる。この方法によると、以下のようにして、各ユーザが一度に参照できるプレゼンスを減らし、通信のトラヒックおよびプレゼンスサーバへの負荷の低減を図る。
例えばプレゼンスシステムが企業において使用される場合は、部または課などの単位でグループを設定しておき、各ユーザ(従業員)をいずれかの1つまたは複数のグループのメンバとして登録しておく。つまり、ユーザをグループ分けしておく。
さらに、「表示可能グループリスト」というリストをユーザごとに設けておく。ユーザは、自分の表示可能グループリストに、自分がプレゼンスを参照したいと思う相手(例えば、自分がよく連絡を取る相手または仕事などで関連のある人物など)の所属するグループを登録しておく。
ユーザが他のユーザのプレゼンスを参照しようとしても、そのユーザ自身の表示可能グループリストに当該他のユーザの所属するグループが登録されている場合に限り、当該他のユーザのプレゼンスを参照することを許可する。
また、プレゼンスサービスの利便性を向上するために特許文献1のような方法が提案されている。
特許文献1によれば、プレゼンス通知メッセージを、ユーザの全ての端末に送信する。送信のタイミングは、例えばバディのプレゼンス情報の更新時、新たなバディの設定時、表示属性情報の更新時、バディが解除されたとき、見知らぬプレゼンティティのプレゼンス通知の時である。これにより、プレゼンスシステム上で一人のユーザが複数の端末を使用している場合に、動的に変化するバディリストを端末間で同期させることができる。また、バディリストの表示形態が端末間でばらつくことなく、同一の形態で表示される。
特開平2004−30371号公報
企業で使用されるプレゼンスシステムにおいては、しばしば、グループを構成するメンバが変更されることがある。つまり、あるグループから別のグループに異動するユーザがしばしば現れる。
そうすると、その異動者を自らのバディリストに登録しているユーザは、自らの表示可能グループリストの内容によっては、突然、その異動者のプレゼンスを参照できなくなることがある。突然プレゼンスを参照できなくなると、ユーザは、その事情を知らされていなければ、プレゼンスシステムが故障したと勘違いしてしまうことがある。
このような問題点を解消するために、ユーザプロファイル、バディリスト、および表示可能グループリストをそれぞれ管理するデータベース同士を連携させ、グループの構成に変更があった場合に、影響を受けるユーザのバディリストおよび表示可能グループリストを一括して自動的に更新できるようにすることが考えられる。
しかし、通常、企業などではユーザの人数が多いので、管理すべきユーザプロファイル、バディリスト、および表示可能グループリストの個数も多くなる。したがって、上記のようにバディリストおよび表示可能グループリストを一括して自動的に更新しようとすると、データベースサーバに対して一度に非常に大きな負荷がかかってしまう。そうすると、データベースサーバのリソースが長時間、更新の処理によって占有されてしまい、プレゼンスシステム全体が正常に機能しなくなるおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑み、グループの構成の変更に伴うバディリストなどの更新を、プレゼンスシステム全体への影響をなるべく与えないようにしつつ実行できるようにすることを目的とする。
本発明に係るプレゼンスサービス支援システムは、ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援システムであって、自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段と、前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段と、前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段と、グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索するユーザ検索手段と、前記ユーザ検索手段が検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信するメッセージ送信手段と、前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を行うリスト更新手段と、を有する。
好ましくは、前記メンバリストおよび前記グループリストに対する前記更新の処理を直ちに行うべきであるかまたは前記メッセージを直ちに送信すべきであるかを決定する、処理決定手段と、前記更新を直ちに行うべきであると前記処理決定手段によって決定された場合に、前記変更の影響を受ける前記メンバリストおよび前記グループリストを、当該メンバリストおよび当該グループリストを有するユーザの操作によらずに更新する、第二のリスト更新手段と、を有し、前記メッセージ送信手段は、前記メッセージを、当該メッセージを直ちに送信すべきであると前記処理決定手段によって決定された場合に送信する。
さらに好ましくは、前記第二のリスト更新手段によって前記メンバリストに新たに前記メンバが登録された場合に、当該登録されたメンバと他の前記メンバとが区別できる状態で当該メンバリストを表示するためのデータを、当該メンバリストを有する前記ユーザの端末装置に送信するメンバリストデータ送信手段を有する。
グループの構成の変更に伴うバディリストなどの更新を、プレゼンスシステム全体への影響をなるべく与えないようにしつつ実行できる。
図1は本発明に係るプレゼンスシステム1の全体的な構成の例を示す図、図2はグループの構成の例を示す図、図3はプレゼンス管理テーブルTLPRの例を示す図、図4はバディリスト画面FRBの例を示す図、図5はグループテーブルTLGの例を示す図、図6はプロファイルテーブルTLPの例を示す図、図7はバディリストテーブルTLBおよび表示可能グループリストテーブルTLLがリスト管理データベース42に記憶されている状態を説明するための図、図8はバディリストテーブルTLBの例を示す図、図9は表示可能グループリストテーブルTLLの例を示す図である。
図1の本発明に係るプレゼンスシステム1は、プレゼンスサービスを会社または役所などの団体に提供するためのシステムである。本実施形態では、モバイルセントレックスまたはIPセントレックスを利用したプレゼンスサービスが提供される。
プレゼンスシステム1によると、団体の構成員同士で各人の現在の状態を示す情報を共有することができる。現在の状況を「プレゼンス」と記載する。他の構成員に連絡を取りたい構成員は、当該他の構成員のプレゼンスを確認し、そのプレゼンスに応じて、内線電話、外線電話、または電子メールなどの連絡方法を適切に選択して連絡できるようになる。以下、「企業X」がこのプレゼンスシステム1を利用している場合を例に説明する。
図2に示すように、企業Xでは、複数のグループが設定されている。各グループには、ユニークなグループ番号が1つずつ与えられている。これらのグループは、例えば、部または課などの単位で設定される。企業Xの従業員は、少なくともこれらのグループのうちの1つに所属している。また、各従業員には、ユニークなユーザ番号が1つずつ与えられている。以下、企業Xの従業員を「ユーザ」と記載する。
図1に示すように、プレゼンスシステム1は、プレゼンスサービス提供システム2、管理者端末21、およびユーザ端末31などによって構成される。これらの各装置は、ネットワークNW1を介して互いに接続されている。ネットワークNW1として、LAN、WAN、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
管理者端末21は、プレゼンスシステム1の管理を担当する従業員(以下、「管理者」と記載する。)が使用する端末装置である。管理者は、管理者端末21を用いて、プレゼンスサービスに必要な種々のデータを登録し、更新し、または削除するための操作を行う。なお、管理者端末21には、Webブラウザがインストールされている。管理者は、例えばそのWebブラウザの機能を利用して後に説明するプレゼンスサーバ11およびWebアプリケーションサーバ12にアクセスし、データの登録などを行う。
管理者端末21として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
プレゼンスサービス提供システム2は、プレゼンスサーバ11、Webアプリケーションサーバ12、データベースサーバ13、およびメールサーバ14などによって構成される。これらは、ネットワークNW2を介して互いに接続されている。プレゼンスサービス提供システム2は、例えば、プレゼンスサービスを提供する電気通信事業者のオフィスに設置される。ネットワークNW2として、その電気通信事業者が有するLANまたはWANなどが用いられる。または、企業X自身がプレゼンスサービス提供システム2を運用する場合もある。
プレゼンスサーバ11は、プレゼンス管理テーブルTLPRを有しており、それによって、各ユーザのプレゼンスを管理する。
図3に示すように、プレゼンス管理テーブルTLPRには、ユーザごとのユーザ番号およびプレゼンスを示すプレゼンスデータDPRが格納される。以下、各プレゼンスデータDPRを「プレゼンスデータDPR1」、「プレゼンスデータDPR2」、…と区別して記載することがある。後に順次説明する他のデータについても同様に、末尾に連番などを付加した符号によって区別して記載することがある。また、連番などを省略した共通の符号によってまとめて記載することもある。
企業Xがプレゼンスシステム1からプレゼンスサービスの提供を受け始める際に、管理者が管理者端末21を操作することによって各ユーザのプレゼンスデータDPRがプレゼンス管理テーブルTLPRに登録される。その後に企業Xに入社したユーザのプレゼンスデータDPRは、適宜、管理者が管理者端末21を操作することによってプレゼンス管理テーブルTLPRに追加される。また、退職したユーザのプレゼンスデータDPRは、適宜、削除される。
プレゼンスデータDPRの「プレゼンス」の項目は、最初は「Null」が設定されており、プレゼンスデータDPRに係るユーザがユーザ端末31を用いて自らのプレゼンスを更新する操作を行ったときに更新される。
また、プレゼンスサーバ11は、ユーザからの問合せに応じてプレゼンスデータDPRに示されるプレゼンスを回答する処理を行う。なお、上に述べた「プレゼンス」の項目の内容の更新および回答は、公知の方法によって行われる。
ユーザ端末31は、ユーザがプレゼンスサービスの提供を受けるために使用する携帯電話端末である。ユーザ端末31にはWebブラウザがインストールされており、ユーザは、例えば、そのWebブラウザの機能を利用してプレゼンスサーバ11およびWebアプリケーションサーバ12にアクセスすることで、プレゼンスサービスによって提供される各種の機能を利用する。
なお、携帯電話端末の代わりに、ユーザ端末31として、通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistants)またはノートパソコンなどを用いてもよい。
各ユーザには、それぞれ、企業Xから少なくとも1台のユーザ端末31が貸与されている。ユーザは、自らに貸与されているユーザ端末31を用いて、他のユーザのプレゼンスを参照することができる。本実施形態では、例えば、図4に示すような、ユーザ端末31の表示部HYに表示されるバディリスト画面FRBによって参照する。
図4においてバディリスト画面FRBには、ユーザ端末31を使用しているユーザが自分のバディリストに予め登録しておいた他のユーザの名前(ユーザ名)およびプレゼンスが配置されている。なお、「バディリスト」とは、例えば、プレゼンスを頻繁に確認する相手またはよく連絡を取る相手などを登録しておくためのリストである。このバディリストにこれらの相手を登録しておけば、バディリストをオープンするだけでこれらの相手のプレゼンスをまとめて確認することができる。以下、バディリストに登録(追加)されているユーザ(メンバ)のことを「バディ」と記載することがある。バディリストの管理の方法およびバディリスト画面FRBの表示の方法については、後に説明する。
ユーザは、ユーザ端末31を用いて、自分のプレゼンスを変更することもできる。プレゼンスを変更する際は、所定の操作によってその変更のための画面を表示部HYに表示させ、自分の現在の状況つまりプレゼンスを入力する。すると、そのユーザのユーザ番号と入力されたプレゼンスとを示すデータがユーザ端末31からプレゼンスサーバ11に送信される。プレゼンスサーバ11では、そのデータに基づいてそのユーザのプレゼンスデータDPR(図3参照)が更新される。
また、ユーザは、自らのユーザ端末31を用いて、電話または電子メールなどで他のユーザに連絡することもできる。ユーザ端末31としてモバイルセントレックスなどの機能に対応した携帯電話端末を用いた場合は、社外ではそのユーザ端末31を外線の電話機として用いることができ、社内では内線の電話機として用いることができる。
Webアプリケーションサーバ12は、管理者端末21またはユーザ端末31のWebブラウザから指令を受け付け、データベースサーバ13で管理されているデータに対する処理をその指令に基づいて行う。つまり、Webアプリケーションサーバ12は、管理者端末21またはユーザ端末31とデータベースサーバ13とのインタフェースの役割を果たす。
例えば、Webアプリケーションサーバ12は、管理者端末21からの指令に基づいて、データベースサーバ13で管理されているデータベースにデータを登録し、これらのデータを更新しまたは削除するための処理を行う。または、ユーザ端末31からの指令に基づいて、後に説明するバディリストテーブルTLBおよび表示可能グループリストテーブルTLLのデータを登録し、更新し、または削除するための処理を行う。具体的な処理の内容については、後に説明する。
データベースサーバ13は、マスタ管理データベース41およびリスト管理データベース42を有し、ユーザおよびグループに関するデータおよびプレゼンスサービスの利便性の向上に必要なデータを管理する。
マスタ管理データベース41は、グループテーブルTLGおよびプロファイルテーブルTLPによって構成される。
図5に示すように、グループテーブルTLGには、グループ番号およびグループの名前(グループ名)などを示すグループデータDGが、グループごとに格納される。グループデータDGは、企業Xがプレゼンスシステム1からプレゼンスサービスの提供を受け始める際に、管理者によって登録される。また、例えば、組織改正によって企業Xに新しい課ができたときにその課に対応するグループデータDGが登録される。課がなくなったときにその課に対応するグループデータDGが削除される。
図6に示すように、プロファイルテーブルTLPには、ユーザ番号、ユーザ名、そのユーザが所属するグループのグループ番号、電話番号、メールアドレス、およびそのユーザに貸与されているユーザ端末31の識別番号(端末番号)など、そのユーザのプロファイルを示すプロファイルデータDPが、ユーザごとに格納される。プロファイルデータDPは、企業Xがプレゼンスシステム1からプレゼンスサービスの提供を受け始める際に、各ユーザの分が管理者によって登録される。また、その後に企業Xに入社したユーザの分が適宜追加され、退職したユーザの分が削除される。
リスト管理データベース42は、ユーザごとのバディリストテーブルTLBおよび表示可能グループリストテーブルTLLを、図7のように、各ユーザのユーザ番号と対応付けて記憶し管理する。
図8に示すように、バディリストテーブルTLBには、それが与えられたユーザのバディリストのメンバ(バディ)ごとのユーザ番号が格納されている。ユーザがユーザ端末31を用いて自分のバディリストに新たにバディを追加する操作を行うと、データベースサーバ13は、そのユーザのバディリストテーブルTLBにそのバディのユーザ番号を追加する。または、ユーザが自分のバディリストからバディを削除する操作を行うと、データベースサーバ13は、そのユーザのバディリストテーブルTLBからそのバディのユーザ番号を削除する。
このバディリストテーブルTLBは、ユーザ端末31にバディリストを表示させる際に用いられる。ここで、ユーザ端末31にバディリストを表示させる際の処理の流れについて説明する。
ユーザがユーザ端末31を用いてバディリストを参照するための操作を行うと、ユーザ端末31は、そのユーザのバディリストテーブルTLBをデータベースサーバ13から取得する。取得したバディリストテーブルTLBに示される各ユーザ番号に対応するユーザ名をデータベースサーバ13に問い合わせる。これらの処理と並行してまたは前後して、プレゼンスサーバ11からそのバディリストテーブルTLBに示される各ユーザ番号に係るプレゼンスデータDPRを取得する。
そして、ユーザ端末31は、取得したユーザ名およびプレゼンスデータDPRに基づいてバディごとのプレゼンスを表わすバディリスト画面FRBを生成し、自らの表示部HYに表示する(図4参照)。
ところで、ユーザ端末31において企業Xの全ての従業員のプレゼンスを参照できるようにした場合、従業員の数が多くなると通信のトラヒックが極端に増加し、レスポンスの遅延を招いてしまうことがある。これを防ぐために、本実施形態では、制限プレゼンスの方法を用いる。この方法によると、ユーザごとにプレゼンスの表示対象のグループを制限することによって、表示できるプレゼンスの個数を減らし不要な通信を無くし、トラヒックの低減を図ることができる。
具体的には、図9に示すような表示可能グループリストテーブルTLLをユーザごとに設けておく。各ユーザに、プレゼンスを参照したいと思う相手の所属するグループを、ユーザ自身の表示可能グループリストテーブルTLLに予め登録させる。そして、ユーザ端末31には、そのユーザ端末31を使用するユーザの表示可能グループリストテーブルTLLに登録されているいずれかのグループに所属するメンバのプレゼンスだけを表示させ、いずれのグループにも所属しないメンバのプレゼンスは表示されないようにする。
以下、表示可能グループリストテーブルTLLに登録されたグループのことを「表示可能グループ」と記載することがある。
本実施形態では、ユーザは、表示可能グループのメンバ(ユーザ)の中からバディリストに追加する他のユーザを選択することができる。従って、ユーザは、バディリストへのバディの登録を行う前に、自らの表示可能グループリストテーブルTLLに予めそのバディのグループを表示可能グループとして登録しておく必要がある。
ユーザがユーザ端末31を用いて自分の表示可能グループリストテーブルTLLに新たにグループを追加する操作を行うと、データベースサーバ13は、そのユーザの表示可能グループリストテーブルTLLにそのグループのグループ番号を追加する。または、ユーザが自分の表示可能グループリストテーブルTLLからグループ(表示可能グループ)を削除する操作を行うと、データベースサーバ13は、そのユーザの表示可能グループリストテーブルTLLからそのグループのグループ番号を削除する。
メールサーバ14は、Webアプリケーションサーバ12からの指示に基づいて、ユーザ端末31などに電子メールを送信する。
なお、プレゼンスサーバ11、Webアプリケーションサーバ12、データベースサーバ13、およびメールサーバ14として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
図10はWebアプリケーションサーバ12の機能的な構成の例を示す図である。次に、図10を参照してWebアプリケーションサーバ12の各部の処理について説明する。
図10に示すように、Webアプリケーションサーバ12は、バディリスト編集受付部101、バディ登録処理部102、バディ削除処理部103、表示可能グループリスト編集受付部111、表示可能グループ登録処理部112、表示可能グループ削除処理部113、プロファイル編集受付部121、プロファイル登録処理部122、プロファイル削除処理部123、プロファイル更新処理部124、グループ編集受付部131、グループ登録処理部132、グループ削除処理部133、およびリストデータ更新処理部140などによって構成される。これら各部の機能を実現するためのプログラムおよびデータはWebアプリケーションサーバ12のハードディスクなどの記憶装置にインストールされている。これらのプログラムおよびデータは必要に応じてRAMに読み出され、CPUによってプログラムが実行される。
前に述べたように、Webアプリケーションサーバ12は、管理者端末21またはユーザ端末31からの指令に基づいて、データベースに新たなデータを追加したりデータベースで管理中のデータを更新しまたは削除したりするように、データベースサーバ13を制御する。
以下、Webアプリケーションサーバ12の各部の処理内容を、バディのデータの登録および削除に関する処理、表示可能グループのデータの登録および削除に関する処理、プロファイルデータDPの登録、更新、および削除に関する処理、グループデータDGの登録および削除に関する処理、およびリストデータ更新処理に大別して説明する。
〔バディのデータの登録および削除に関する処理〕
バディリスト編集受付部101、バディ登録処理部102、およびバディ削除処理部103は、バディのデータの登録および削除に関する処理を行う。以下、あるユーザAが自らのバディリストにバディを登録しまたは自らのバディリストからバディを削除する場合を例に、各部の処理内容について説明する。
バディの登録に際して、ユーザAは、ユーザ端末31を用いて、バディとして登録したい相手を選択しその相手をバディリストに追加するための操作を行う。すると、バディを追加する旨、ユーザAのユーザ番号、および選択された相手のユーザ番号を示すバディ追加データがユーザ端末31からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
また、バディの削除に際しては、ユーザAは、ユーザ端末31の表示部HY(図4参照)に表示されているバディリストから削除したいバディを選択するなどして、そのバディを削除するための操作を行う。すると、バディを削除する旨、ユーザAのユーザ番号、および選択されたバディのユーザ番号を示すバディ削除データがユーザ端末31からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
バディリスト編集受付部101は、ユーザ端末31からWebアプリケーションサーバ12に送信されて来る、バディ追加データおよびバディ削除データを受け付ける。
バディ登録処理部102は、バディリスト編集受付部101が受け付けたバディ追加データに基づいて、登録すべきユーザのユーザ番号を、ユーザAのユーザ番号と対応付けられて保存されているバディリストテーブルTLB(図8参照)に追加するようにデータベースサーバ13に、指示を与える。この指示は、例えば、その追加のためのSQL文を生成しそれをデータベースサーバ13に対して発行することによって与えることができる。
すると、データベースサーバ13は、発行されたSQL文を実行することによって、追加すべきユーザ番号をバディリストテーブルTLBに登録する。以下、他の処理の場合も同様に、SQL文を発行することによって、データベースサーバ13に対して、データを登録し、削除し、または更新するための指示を与えることができる。
バディ削除処理部103は、バディリスト編集受付部101が受け付けたバディ削除データに基づいて、削除すべきユーザのユーザ番号を、ユーザAのユーザ番号と対応付けられて保存されているバディリストテーブルTLBから削除するように、データベースサーバ13に指示する。
〔表示可能グループのデータの登録および削除に関する処理〕
表示可能グループリスト編集受付部111、表示可能グループ登録処理部112、および表示可能グループ削除処理部113は、表示可能グループのデータの登録および削除に関する処理を行う。以下、あるユーザAが自らの表示可能グループリストにグループを登録しまたは自らの表示可能グループリストからグループを削除する場合を例に、各部の処理内容について説明する。
表示可能グループの登録に際して、ユーザAは、ユーザ端末31を用いて、表示可能グループリストに登録したいグループを選択するなどして、そのグループを表示可能グループリストに追加するための操作を行う。すると、表示可能グループを追加する旨、ユーザAのユーザ番号、および選択されたグループのグループ番号を示す表示可能グループ登録データがユーザ端末31からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
また、表示可能グループの削除に際しては、ユーザAは、ユーザ端末31を用いて、表示可能グループリストから削除したいグループを選択するなどして、そのグループを削除するための操作を行う。すると、表示可能グループを削除する旨、ユーザAのユーザ番号、および選択されたグループのグループ番号を示す表示可能グループ削除データがユーザ端末31からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
表示可能グループリスト編集受付部111は、ユーザ端末31からWebアプリケーションサーバ12に送信されて来る表示可能グループ登録データおよび表示可能グループ削除データを受け付ける。
表示可能グループ登録処理部112は、表示可能グループリスト編集受付部111が受け付けた表示可能グループ登録データに基づいて、表示可能グループとして登録すべきグループのグループ番号を、ユーザAのユーザ番号に対応付けられて保存されている表示可能グループリストテーブルTLL(図9参照)に追加するように、データベースサーバ13に指示する。
表示可能グループ削除処理部113は、バディリスト編集受付部101が受け付けた表示可能グループ削除データに基づいて、削除すべき表示可能グループのグループ番号を、ユーザAのユーザ番号に対応付けられて保存されている表示可能グループリストテーブルTLLから削除するように、データベースサーバ13に指示する。
〔プロファイルデータDPの登録、更新、および削除に関する処理〕
プロファイル編集受付部121、プロファイル登録処理部122、プロファイル削除処理部123、およびプロファイル更新処理部124は、プロファイルデータDPの登録、更新、および削除に関する処理を行う。
プロファイルの登録(以下、「プロファイル登録」と記載する。)に際して、管理者は、管理者端末21を用いて、登録するユーザのユーザ番号、そのユーザ名、そのユーザをメンバとして追加するグループのグループ番号、そのグループ名、電話番号、メールアドレス、および端末番号などを入力するなどして、プロファイル登録のための操作を行う。すると、プロファイル登録の旨および入力された各情報を示すプロファイル登録データDRが管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
プロファイルの削除(以下、「プロファイル削除」と記載する。)に際しては、管理者は、管理者端末21を用いて、削除するユーザが所属しているグループのグループ番号、そのグループ名、そのユーザのユーザ番号、およびそのユーザ名を入力するなどしてプロファイル削除のための操作を行う。すると、プロファイル削除の旨および入力された各情報を示すプロファイル削除データDDが管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
また、プロファイルの更新(以下、「プロファイル更新」と記載する。)に際しては、管理者は、管理者端末21を用いて、どのユーザのプロファイルデータDPをどのように更新すべきかを入力する。例えば、ユーザAがあるグループから別のグループに異動するのに伴ってプロファイルデータDPを変更する場合は、ユーザAのユーザ番号およびユーザ名、更新前のグループ(つまり、異動元のグループ)のグループ番号およびグループ名、および更新後のグループ(つまり、異動先のグループ)のグループ番号およびグループ名などを入力する。すると、プロファイル更新の旨および入力された各情報を示すプロファイル更新データDUが管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
プロファイル編集受付部121は、管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信されて来る、プロファイル登録データDR、プロファイル削除データDD、およびプロファイル更新データDUを受け付ける。
プロファイル登録処理部122は、プロファイル編集受付部121が受け付けたプロファイル登録データDRに示されるユーザ番号、ユーザ名、グループ番号、電話番号、電子メールアドレス、および端末番号などを示すプロファイルデータDPをプレゼンス管理テーブルTLPRに新たに登録するように、データベースサーバ13に指示を与える。また、この処理と並行してまたは前後して、リストデータ更新処理部140に、プロファイル登録があった旨を通知しプロファイル登録データDRを与える。
プロファイル削除処理部123は、プロファイル編集受付部121が受け付けたプロファイル削除データDDに示されるユーザ番号のプロファイルデータDPをプロファイルテーブルTLPから削除するように、データベースサーバ13に指示を与える。これと並行してまたは前後して、リストデータ更新処理部140に、プロファイル削除があった旨を通知しプロファイル削除データDDを与える。
プロファイル更新処理部124は、プロファイル編集受付部121が受け付けたプロファイル更新データDUに基づいてプロファイルテーブルTLPに登録されているプロファイルデータDPを更新するように、データベースサーバ13に指示を与える。プロファイルデータDPの更新がユーザの所属先のグループの変更に係るものである場合は、これと並行してまたは前後して、リストデータ更新処理部140に、プロファイル更新があった旨を通知しプロファイル更新データDUを与える。
〔グループデータDGの登録および削除に関する処理〕
グループ編集受付部131、グループ登録処理部132、およびグループ削除処理部133は、グループのデータの登録および削除に関する処理を行う。以下、これらの各部の処理内容について説明する。
グループの登録(以下、「グループ登録」と記載する。)に際して、管理者は、管理者端末21を用いて、登録するグループのグループ番号およびグループ名などを管理者端末21に入力するなどして、その登録のための操作を行う。すると、グループ登録の旨および入力された各情報を示すグループ登録データが管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
グループの削除(以下、「グループ削除」と記載する。)に際して、管理者は、管理者端末21を用いて、削除するグループを指定するなどして、その削除のための操作を行う。すると、グループ削除の旨、指定されたグループのグループ番号、およびそのグループ名を示すグループ削除データDGDが管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される。
なお、本実施形態では、グループ削除に先立って、まず、そのグループに所属するユーザを他のグループに移籍させるように、各ユーザのプロファイルデータDPを予め更新しておかなければならない。
グループ編集受付部131は、管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信されて来るグループ登録データおよびグループ削除データDGDを受け付ける。
グループ登録処理部132は、グループ編集受付部131が受け付けたグループ登録データに示されるグループ番号およびグループ名を示すグループデータDGを新たに登録するようにデータベースサーバ13に指示を与える。
グループ削除処理部133は、グループ編集受付部131が受け付けたグループ削除データDGDに示されるグループ番号に対応するグループデータDGをグループテーブルTLGから削除するようにデータベースサーバ13に指示を与える。これと並行してまたは前後して、リストデータ更新処理部140に、グループ削除があった旨を通知しグループ削除データDGDを与える。
なお、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、グループ削除、またはグループ登録の処理がデータベースサーバ13において完了した際に、メールサーバ14に依頼して、その処理が完了した旨を管理者に通知するようにしてもよい。
〔リストデータ更新処理〕
前に述べたプロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が実行されると、企業Xのグループに変化が生じることがある。そうすると、全部または一部のユーザのバディリストのメンバを示すバディリストテーブルTLBまたは表示可能グループを示す表示可能グループリストテーブルTLLの内容を更新する必要が生じることがある。
そこで、リストデータ更新処理部140は、プロファイル登録などが実行された場合に、バディリストテーブルTLBおよび表示可能グループリストテーブルTLLの内容が円滑にかつ効率的に更新されるようにするための処理を行う。以下、係る処理を「リストデータ更新処理」と記載する。
リストデータ更新処理は、第一の方法または第二の方法のいずれかの方法によって行われる。以下、それぞれの方法について説明する。
〔第一の方法〕
図11は第一の方法におけるリストデータ更新処理部140の構成の例を示す図、図12は第一の方法におけるリストデータ更新処理部140の処理の流れを説明するためのフローチャート、図13はユーザに通知するメッセージのテンプレート文の例を示す図である。
第一の方法では、リストデータ更新処理部140として、図11に示すような、リストデータ更新処理制御部201、データベースアクセス処理部202、表示可能グループリストオーナ取得部203、バディリストオーナ取得部204、およびメッセージ通知処理部205によって構成されるリストデータ更新処理部140aを使用する。
リストデータ更新処理制御部201は、データベースアクセス処理部202ないしメッセージ通知処理部205の各部の制御つまりリストデータ更新処理部140aの全体的な制御を行う。
データベースアクセス処理部202は、データベースサーバ13にアクセスし必要なプロファイルデータDPを取得するための処理を行う。
表示可能グループリストオーナ取得部203は、内容を更新する必要がある表示可能グループリストテーブルTLLまたはその必要がある可能性の高い表示可能グループリストテーブルTLLを有するユーザ(オーナ)の情報を取得するための処理を行う。
バディリストオーナ取得部204は、内容を更新する必要があるバディリストテーブルTLBまたはその必要がある可能性の高いバディリストテーブルTLBを有するユーザ(オーナ)の情報を取得するための処理を行う。
メッセージ通知処理部205は、内容を更新する必要がありまたはその必要がある可能性の高い表示可能グループリストテーブルTLLまたはバディリストテーブルTLBのオーナに対して、それらの更新を促すメッセージを通知するための処理を行う。
ここで、リストデータ更新処理部140aの各部の処理内容を、図12のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
前に述べたように、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が実行されると、プロファイル登録処理部122、プロファイル削除処理部123、プロファイル更新処理部124、またはグループ削除処理部133によって、リストデータ更新処理部140aに対してその旨が通知されるとともに、プロファイル登録データDR、プロファイル削除データDD、プロファイル更新データDU、またはグループ削除データDGDが与えられる(図12の#101)。なお、以下、プロファイル更新データDUについては、グループの異動に関する場合を説明する。それ以外の事項の更新の場合は、図12の処理の対象外である。
すると、リストデータ更新処理制御部201は、与えられたデータの種類に応じて、次のように表示可能グループリストオーナ取得部203およびバディリストオーナ取得部204を制御する。
プロファイル登録データDRが与えられた場合は(#102でYes)、それに示されるグループ番号(つまり、新たに入社したユーザの所属するグループのグループ番号)が登録されている表示可能グループリストテーブルTLLのオーナであるユーザの情報を取得するように表示可能グループリストオーナ取得部203に対して指示する。
すると、表示可能グループリストオーナ取得部203は、データベースアクセス処理部202と連携し、係るユーザのプロファイルデータDPを次のような手順で取得する(#104)。
表示可能グループリストオーナ取得部203は、係るユーザのプロファイルデータDPをデータベースアクセス処理部202に対して要求する。すると、データベースアクセス処理部202は、データベースサーバ13にアクセスし、与えられたプロファイル登録データDRに示されるグループ番号が登録されている表示可能グループリストテーブルTLLをデータベースサーバ13に検索させる。さらに、検索された表示可能グループリストテーブルTLLのオーナであるユーザのプロファイルデータDPをデータベースサーバ13に対して要求し、これを受信して取得する。1つまたは複数のプロファイルデータDPを取得する場合があれば、1つも取得できない場合もある。
グループ削除データDGDが与えられた場合も(#103でYes)、リストデータ更新処理制御部201は、プロファイル登録データDRが与えられた場合と同様に、グループ削除データDGDに示されるグループ番号(ここでは、統廃合などによって削除されたグループのグループ番号)が登録されている表示可能グループリストテーブルTLLのオーナであるユーザのプロファイルデータDPを、表示可能グループリストオーナ取得部203に取得させる(#104)。
プロファイル削除データDDが与えられた場合は(#105でYes)、リストデータ更新処理制御部201は、それに示されるユーザ番号(つまり、退職したユーザのユーザ番号)が登録されているバディリストテーブルTLBのオーナであるユーザの情報を取得するようにバディリストオーナ取得部204に対して指示する。
すると、バディリストオーナ取得部204は、データベースアクセス処理部202と連携し、係るユーザのプロファイルデータDPを取得する(#106)。連携の方法は、表示可能グループリストオーナ取得部203とデータベースアクセス処理部202との連携の場合と同様なので、説明を省略する。
プロファイル更新データDUが与えられた場合は(#107でYes)、リストデータ更新処理制御部201は、それに示される更新後のグループ番号(つまり、異動先のグループのグループ番号)が登録されている表示可能グループリストテーブルTLLのオーナであるユーザの情報を取得するように表示可能グループリストオーナ取得部203に対して指示する。これと並行してまたは前後して、プロファイル更新データDUに示されるユーザ番号(つまり、異動となったユーザのユーザ番号)が登録されているバディリストテーブルTLBのオーナであるユーザの情報を取得するようにバディリストオーナ取得部204に対して指示する。
すると、表示可能グループリストオーナ取得部203およびバディリストオーナ取得部204は、それぞれ、データベースアクセス処理部202と連携し、係る表示可能グループリストテーブルTLLを有するユーザのプロファイルデータDPおよび係るバディリストテーブルTLBを有するユーザのプロファイルデータDPを取得する(#108)。
プロファイルデータDPを取得することができなかった場合は(#109でNo)、処理を終了する。
プロファイルデータDPを取得することができた場合は(#109でYes)、リストデータ更新処理制御部201は、そのプロファイルデータDPのユーザに対して、バディリスト、表示可能グループ、またはその両方の更新をユーザに対して促すためのメッセージを送信するようにメッセージ通知処理部205に指示する。メッセージ通知処理部205は、その指示に基づいてメッセージを生成する(#110)。
本実施形態においては、図13に示すようなテンプレートの文章(テンプレート文)の所定の箇所にユーザ名およびグループ名を当てはめることによってメッセージを生成する。
すなわち、プロファイル登録の場合は、図13(a)のテンプレート文の[グループ]および[ユーザ]の箇所に、それぞれ、プロファイル登録データDRに示されるグループ名およびユーザ名を当てはめる。
プロファイル削除の場合は、図13(b)のテンプレート文の[グループ]および[ユーザ]の箇所に、それぞれ、プロファイル削除データDDに示されるグループ名およびユーザ名を当てはめる。
プロファイル更新の場合は、図13(c)のテンプレート文の[ユーザ]、[更新前グループ]、および[更新後グループ]の箇所に、それぞれ、プロファイル更新データDUに示されるユーザ名、更新前のグループ名、および更新後のグループ名を当てはめる。
グループ削除の場合は、図13(d)のテンプレート文の[グループ]の箇所に、グループ削除データDGDに示されるグループ名を当てはめる。
そして、メッセージ通知処理部205は、生成したメッセージを通知するための電子メールを、リストデータ更新処理制御部201が取得したプロファイルデータDPに示される電子メールアドレスに宛てて送信するように、メールサーバ14に対して要求する(#111)。これによって、リストデータ更新処理制御部201が取得した全てのプロファイルデータDPに示されるユーザに対してメッセージが通知される。
図14は第一の方法における各装置の処理の流れを説明するための図である。次に、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除の際の、ユーザ端末31、管理者端末21、Webアプリケーションサーバ12、データベースサーバ13、およびメールサーバ14の処理の流れについて、図14を参照して説明する。
図14において、まず、管理者がプロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除についての操作を行うと、マスタ管理データベース41を更新するためのデータ(プロファイル登録データDR、プロファイル削除データDD、プロファイル更新データDU、またはグループ削除データDGDなど)が管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される(#11)。
Webアプリケーションサーバ12は、管理者端末21から受信したデータに基づいて、マスタ管理データベース41を更新するようにデータベースサーバ13に指示する。データベースサーバ13はその指示に基づいてマスタ管理データベース41を更新する(#12)。
マスタ管理データベース41が更新されると、Webアプリケーションサーバ12は、その旨を管理者端末21に通知する(#14)。また、それと並行してまたは前後して、表示可能グループリストオーナ取得部203およびバディリストオーナ取得部204を起動する(#13)。そして、内容を更新する必要がありまたはその必要がある可能性が高い表示可能グループリストまたはバディリストのオーナであるユーザのプロファイルデータDPを抽出するための条件を指定して、データベースサーバ13に検索を指示する(#15)。
データベースサーバ13は、検索を実行しそれによってヒットしたプロファイルデータDPをWebアプリケーションサーバ12に返す(#16)。
Webアプリケーションサーバ12は、バディリストまたは表示可能グループリストの更新を促すためのメッセージを生成する(#17)。そのメッセージを通知するための電子メールの宛先に検索結果のプロファイルデータDPに示される電子メールアドレスを設定する(#18)。そして、その電子メールを送信するようにメールサーバ14に指示する(#19)。メールサーバ14は、Webアプリケーションサーバ12から送信された電子メールを宛先に示される電子メールアドレスに基づいて送信する(#20)。
第一の方法によれば、データベースサーバ13として、一時期に多くの処理をこなす高性能なサーバを用意する必要がないので、大きな費用を掛けることなく、バディリストまたは表示可能グループリストの更新に的確に対処することができる。
〔第二の方法〕
図15は第二の方法におけるリストデータ更新処理部140bの構成の例を示す図、図16はスケジュールテーブルTLSの例を示す図、図17および図18は第二の方法におけるリストデータ更新処理部140bの処理の流れの例を説明するためのフローチャート、図19はリストデータ更新処理部140bが行う処理の決定の方法を説明するための図、図20はスケジュールエントリされた処理が実行される際の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
第一の方法では、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が行われた後、所定の要件を満たすユーザに対してバディリストまたは表示可能グループを更新するように促すメッセージを送信することによって、リストデータ更新処理を実行した。
これに対して、第二の方法では、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が行われた後、第一の方法と同様にメッセージを送信することによってリストデータ更新処理を実行することもあれば、ユーザの操作によらず自動的にバディリストまたは表示可能グループを更新する処理を実行することもある。以下、メッセージを送信する処理を「メッセージ通知処理」と記載し、自動的にバディリストまたは表示可能グループを更新する処理を「自動更新処理」と記載する。ただし、メッセージ通知処理および自動更新処理は、所定の条件を満たさない場合は、直ちには実行されず、保留される。
第二の方法では、図15に示すような、リストデータ更新処理制御部201b、データベースアクセス処理部202b、表示可能グループリストオーナ取得部203b、バディリストオーナ取得部204b、メッセージ通知処理部205b、負荷情報取得部206b、処理決定部207b、リストデータ更新実行部208b、スケジュール保存部209b、およびスケジュール管理部210bによって構成されるリストデータ更新処理部140bを使用する。
リストデータ更新処理制御部201bは、第一の方法で使用したリストデータ更新処理部140a(図11参照)のリストデータ更新処理制御部201と同様に、リストデータ更新処理部140bの全体的な制御を行う。ただし、第二の方法によると、第一の方法とは異なる方法でリストデータ更新処理が行われるので、当然、両者には、相違点がある。以下、相違点については詳細に説明するが、共通点については詳細な説明を省略する。
データベースアクセス処理部202bは、リストデータ更新処理部140aのデータベースアクセス処理部202と同様に、データベースサーバ13にアクセスし必要なプロファイルデータDPを取得するための処理を行う。さらに、バディリストテーブルTLBおよび表示可能グループリストテーブルTLLの更新をデータベースサーバ13に指示するための処理を行う。
表示可能グループリストオーナ取得部203bは、リストデータ更新処理部140aの表示可能グループリストオーナ取得部203と同様に、内容を更新する必要がある表示可能グループリストテーブルTLLまたはその必要がある可能性の高い表示可能グループリストテーブルTLLを有するユーザ(オーナ)の情報を取得するための処理を行う。
バディリストオーナ取得部204bは、リストデータ更新処理部140aのバディリストオーナ取得部204と同様に、内容を更新する必要があるバディリストテーブルTLBまたはその必要がある可能性の高いバディリストテーブルTLBを有するユーザ(オーナ)の情報を取得するための処理を行う。
負荷情報取得部206bは、Webアプリケーションサーバ12のCPUの使用率およびメモリの占有率(何らかの処理によって占有(使用)されている率)の情報を取得する。これらの情報は、Webアプリケーションサーバ12自身のOS(オペレーティングシステム)に問い合わせることによって取得することができる。
処理決定部207bは、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が行われた後、リストデータ更新処理を直ちに実行することができるか保留すべきであるかを決定する。実行することができると決定した場合は、さらに、どのような内容のリストデータ更新処理を実行するのかを決定する。
メッセージ通知処理部205bは、リストデータ更新処理部140aのメッセージ通知処理部205と同様に、内容を更新する必要がありまたはその必要がある可能性の高い表示可能グループリストテーブルTLLまたはバディリストテーブルTLBのオーナに対して、それらの更新を促すメッセージを通知するための処理を行う。さらに、自動更新処理が行われた場合に、自動更新処理によって更新された表示可能グループまたはバディリストのオーナに対してその更新を知らせるメッセージを送信するための処理を行う。
リストデータ更新実行部208bは、処理決定部207bが決定した内容に基づいてバディリストテーブルTLB、表示可能グループリストテーブルTLL、またはその両方を更新するための処理を行う。
スケジュール保存部209bは、図16に示すようなスケジュールテーブルTLSを保存する。スケジュールテーブルTLSには、処理決定部207bによって保留すべきであると決定されたリストデータ更新処理に関するスケジュールデータDSが格納される。つまり、スケジュールテーブルTLSにスケジュールデータDSが登録(エントリ)されることによって、リストデータ更新処理の実行の保留が行われる。また、スケジュールデータDSの内容および保留されたリストデータ更新処理の取扱いについては、後に順次説明する。
スケジュール管理部210bは、所定のスケジュール(タイミング)でスケジュール保存部209bのスケジュールテーブルTLSからスケジュールデータDSを読み出し、それをリストデータ更新処理制御部201bに通知する。例えば、一定の時間が経過するごとに通知する。または、負荷情報取得部206bが取得したWebアプリケーションサーバ12のCPUの使用率またはメモリの占有率が所定の値以下になったときに通知する。スケジュールテーブルTLSに複数のスケジュールデータDSが格納されている場合は、格納された日時(つまり、登録日時)が早い順に通知すればよい。
ここで、リストデータ更新処理部140bの各部の処理内容を、図17および図18のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。図17のステップ#201〜#208の処理は、図12のステップ#101〜#108の処理と同様である。つまり、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が行われた後、バディリストまたは表示可能グループリストを更新すべきでありまたは更新する必要がある可能性が高いユーザのプロファイルデータDPの取得を試みる。
プロファイルデータDPを取得することができなかった場合は(図18の#209でNo)、リストデータ更新処理を実行することなく、フローチャートの処理を終了する。
プロファイルデータDPを取得することができた場合は(#209でYes)、リストデータ更新処理制御部201bは、今回実行されたプロファイル登録などに伴って実行すべきリストデータ更新処理に関する決定を行うように指示する。すると、処理決定部207bは、以下のようにしてリストデータ更新処理に関する決定を行う。
リストデータ更新処理の対象となる表示可能グループリストおよびバディリストを所有するユーザの人数(以下、「処理対象ユーザ数」と記載する。)をカウントし、その処理対象ユーザ数に応じた係数を、予め用意されている図19(a)の表から読み出す(#210)。
Webアプリケーションサーバ12自身の現在のCPUの使用率およびメモリの占有率の情報を負荷情報取得部206bに取得させる(#211)。
ステップ#210で取得した係数を、ステップ#211で取得したCPUの使用率およびメモリの占有率のそれぞれに乗ずることによって、値VCおよび値VMを算出する(#212、#213)。
予め用意されている図19(b)に示される規則に基づいて、今回のプロファイル登録などに伴うリストデータ更新処理を直ちに実行することができるか保留すべきであるかを決定するとともに、直ちに実行することができる場合はリストデータ更新処理としてメッセージ通知処理または自動更新処理のいずれを実行するのかを決定する(#214)。
すなわち、CPUの使用率についての閾値TC1と算出した値VCとを比較するとともに、メモリの占有率についての閾値TM1と算出した値VMとを比較する。そして、値VCが閾値TC1未満でありかつ値VMが閾値TM1未満である場合は、リストデータ更新処理を直ちに実行することができると判別するとともに、リストデータ更新処理として自動更新処理を実行すべきであると決定する。
閾値TC1よりも大きな値の閾値TC2と値VCとを比較するとともに、閾値TM1よりも大きな閾値TM2と値VMとを比較する。そして、値VCが閾値TC2未満でありかつ値VMが閾値TM2未満である場合は、リストデータ更新処理を直ちに実行することができると判別するとともに、リストデータ更新処理としてメッセージ通知処理を実行すべきであると決定する。
値VCが閾値TC2以上でありまたは値VMが閾値TM2以上である場合は、リストデータ更新処理を保留すると決定する。
リストデータ更新処理として自動更新処理を直ちに実行することができると決定された場合は(#215でYes)、リストデータ更新処理制御部201bは、リストデータ更新実行部208bに対して、そのリストデータ更新処理がプロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、およびグループ削除のうちのいずれに伴うものであるかを通知するとともに、バディリストテーブルTLBなどを更新するための処理を行うように指示する。すると、リストデータ更新実行部208bは、データベースアクセス処理部202bと連携し、データベースサーバ13に対してその更新の指示を行う(#216)。指示の内容は、そのリストデータ更新処理がいずれに伴うものであるかによって、次のように異なる。
プロファイル登録に伴う場合は、ステップ#204で表示可能グループリストオーナ取得部203bが取得したそれぞれのプロファイルデータDPに示されるユーザ番号に対応づけられているバディリストテーブルTLBに、今回のプロファイル登録の通知とともにプロファイル登録処理部122から与えられたプロファイル登録データDRに示されるユーザ番号を、新たに登録するように、指示する。
プロファイル削除に伴う場合は、ステップ#206でバディリストオーナ取得部204bが取得したそれぞれのプロファイルデータDPに示されるユーザ番号に対応付けられているバディリストテーブルTLBから、今回のプロファイル削除の通知とともにプロファイル削除処理部123から与えられたプロファイル削除データDDに示されるユーザ番号を削除するように、指示する。
プロファイル更新(ここでは、グループの異動)の場合は、ステップ#208で表示可能グループリストオーナ取得部203bが取得したプロファイルデータDPに示されるユーザのうち、同じくステップ#208でバディリストオーナ取得部204bが取得したいずれのプロファイルデータDPにも示されないユーザ(すなわち、そのプロファイル更新の通知とともにプロファイル更新処理部124から与えられたプロファイル更新データDUに示される異動先のグループのグループ番号を自らの表示可能グループリストに登録しているが、異動者のユーザ番号を自らのバディリストに登録していないユーザ)のバディリストテーブルTLBに、その異動者のユーザ番号を登録するようにデータベースサーバ13に対して指示する。
または、バディリストオーナ取得部204が取得したプロファイルデータDPに示されるユーザのうち、表示可能グループリストオーナ取得部203bが取得したいずれのプロファイルデータDPにも示されないユーザ(すなわち、プロファイル更新処理部124から与えられたプロファイル更新データDUに示される異動者のユーザ番号を自らのバディリストに登録しているが、異動先のグループを自らの表示可能グループリストに登録していないユーザ)のバディリストテーブルTLBから、異動者のユーザ番号を削除するようにデータベースサーバ13に対して指示する。
または、削除する代わりに、各ユーザの表示可能グループリストテーブルTLLに、そのプロファイル更新データDUに示される異動先のグループ番号を登録するように、指示してもよい。
グループ削除の場合は、ステップ#204で取得したいずれかのプロファイルデータDPに示されるユーザ番号に対応付けられている全ての表示可能グループリストテーブルTLLから、そのグループ削除の通知とともにグループ削除処理部133から与えられたグループ削除データDGDに示されるグループ番号を削除するように、指示する。
フローチャートに戻って、メッセージ通知処理部205bは、ステップ#216の自動更新処理の対象となったバディリストテーブルTLBまたは表示可能グループリストテーブルTLLのオーナであるユーザの電子メールアドレスに宛てて、自動更新処理を実行した旨を通知するためのメッセージを電子メールによって送信する(#217)。
リストデータ更新処理としてメッセージ通知処理を直ちに実行することができると処理決定部207bによって決定された場合は(#215でNo、#218でYes)、リストデータ更新処理制御部201bは、第一の方法と同様に、表示可能グループリストテーブルTLLまたはバディリストテーブルTLBのオーナに対してそれらの更新を促すメッセージを通知するための処理を、メッセージ通知処理部205bに実行させる(#219、#220)。
リストデータ更新処理を実行するのを保留すべきであると処理決定部207bによって決定された場合は(#215でNo、#218でNo)、リストデータ更新処理制御部201bは、そのリストデータ更新処理のスケジュールデータDSを、図16に示す、スケジュール保存部209bのスケジュールテーブルTLSに格納させる。
ここで、スケジュールデータDSについて説明する。「登録日時」は、そのスケジュールデータDSがスケジュールテーブルTLSに登録(格納)された日時を示す。つまり、そのリストデータ更新処理を保留した日時を示す。「マスタデータ更新処理名」は、そのリストデータ更新処理が、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、およびグループ削除のうちのいずれに伴うものであるのかを示す。
「被付与情報」には、プロファイル登録処理部122、プロファイル削除処理部123、プロファイル更新処理部124、またはグループ削除処理部133から、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除の通知とともに与えられた、プロファイル登録データDR、プロファイル削除データDD、プロファイル更新データDU、またはグループ削除データDGDの内容が格納される。
リストデータ更新処理部140bの各部は、図17および図18のフローチャートとは独立して、図20に示す、保留中であるリストデータ更新処理を取り扱うための処理を実行する。
スケジュール管理部210bは、ステップ#301の処理が最後に行われてから所定の時間が経過した場合または負荷情報取得部206bが取得した、またはWebアプリケーションサーバ12のCPUの使用率またはメモリの占有率が所定の値以下になった場合に(#300)、スケジュールテーブルTLSに登録されているスケジュールデータDSを、登録日時の古い順に読み出し、リストデータ更新処理制御部201bに通知する(図20の#301)。つまり、エントリアドレスを起動する。
リストデータ更新処理制御部201bは、そのスケジュールデータDSを用いて図18のステップ#202以降の処理を再度行う(再分析処理を行う)。これにより、保留中のそのリストデータ更新処理の内容がステップ#214において再び決定され、その処理が実行される。
なお、ステップ#201で取得すべきデータ(プロファイル登録データDR、プロファイル削除データDD、プロファイル更新データDU、またはグループ削除データDGD)は、そのスケジュールデータDSの「被付与情報」に格納されている。
そして、読み出したスケジュールデータDSをスケジュールテーブルTLSから削除する(#302)。
同じリストデータ更新処理が何度も保留され、ユーザに対して不便を掛けてしまうおそれがある。そこで、同じリストデータ更新処理に係るスケジュールデータDSがスケジュールテーブルTLSにエントリ(格納)された回数をカウントしておき、その回数が所定の回数を超えた場合は、無条件で、そのリストデータ更新処理としてメッセージ通知処理を行うようにしてもよい。または、自動更新処理を行うようにしてもよい。
図21は第二の方法における各装置の処理の流れを説明するための図である。次に、プロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除が行われた後の、Webアプリケーションサーバ12、データベースサーバ13、メールサーバ14、管理者端末21、およびユーザ端末31の処理の流れについて、図21を参照して説明する。
図21において、管理者がプロファイル登録、プロファイル削除、プロファイル更新、またはグループ削除についての操作を行うと、マスタ管理データベースを更新するためのデータ(プロファイル登録データDR、プロファイル削除データDD、プロファイル更新データDU、またはグループ削除データDGDなど)が管理者端末21からWebアプリケーションサーバ12に送信される(#41)。
Webアプリケーションサーバ12は、管理者端末21から受信したデータに基づいて、マスタ管理データベース41を更新するようにデータベースサーバ13に指示する。データベースサーバ13はその指示に基づいてマスタ管理データベース41を更新する(#42)。
マスタ管理データベース41が更新されると、Webアプリケーションサーバ12は、その旨を管理者端末21に通知する(#44)。また、それと並行してまたは前後して、表示可能グループリストオーナ取得部203bおよびバディリストオーナ取得部204bを起動する(#43)。そして、内容を更新する必要がありまたはその必要がある可能性の高い表示可能グループリストまたはバディリストのオーナであるユーザのプロファイルデータDPを抽出するための条件を指定して、データベースサーバ13に検索を指示する(#45)。
データベースサーバ13は、検索を実行しそれによってヒットしたプロファイルデータDPをWebアプリケーションサーバ12に返す(#46)。
次に、Webアプリケーションサーバ12は、自らのCPU使用率およびメモリ占有率を検出し(#47)、データベースサーバ13から返されたプロファイルデータDPに示されるユーザ(処理対象ユーザ)のユーザ数、検出したCPU使用率、およびメモリ占有率に基づいて、どのようにリストデータ更新処理を実行すべきかを決定する(#48)。
直ちに自動更新処理を行うことができる場合は(#49でYes)、自動更新処理を実行し(#50)、処理対象ユーザに対して自動更新処理を行った旨を通知する(#51)。
直ちにメッセージ通知処理を行うことができる場合は(#49でNo、#52でYes)、バディリストまたは表示可能グループリストの更新を促すためのメッセージを生成し(#53)、
ステップ#46で取得したプロファイルデータDPに示される電子メールアドレスに宛ててそのメッセージの電子メールとして送信するように、メールサーバ14に対して指令する(#54)。メールサーバ14は、指令通りに電子メールを送信する(#56)。
リストデータ更新処理を保留すべきである場合は(#52でNo)、そのリストデータ更新処理のスケジュールデータDSをスケジュールテーブルTLSに登録(スケジュールエントリ)する(#57)。
第二の方法によれば、Webアプリケーションサーバ12にかかっている負荷が小さい場合は、リストデータ更新処理を、第一の方法のようなメッセージの送信によって行うのではなく、必要に応じてバディリストおよび表示可能グループリストを自動的に更新することによって行う。一方、負荷が大きい場合は、リストデータ更新処理の実行を保留し、所定の条件を満たしたときにリトライする。これによって、Webアプリケーションサーバ12の負荷が極端に増大することを防ぎつつ適切にバディリストなどの更新を行うことができる。しかも、第一の方法の場合よりも更新に係るユーザの手間を低減することができる。
図22はバディリストテーブルTLBbの例を示す図である。第二の方法では、自動更新処理によって、新たなバディをバディリストに自動的に登録するようにした。自動的に登録されたバディが新しいバディであることをバディリストの閲覧者が容易に認識できるように、バディリスト画面FRB上で、そのバディのユーザ名の色を変えて表示するようにしてもよい。
その場合は、例えば、図8のバディリストテーブルTLBの代わりに図22のようなバディリストテーブルTLBbを用いる。そして、バディリストテーブルTLBbにおいて、自動的に登録されたユーザのレコードの「新規追加」の項目に、登録後一定の期間だけ「○」が示されるようにする。そして、ユーザ端末31は、バディリスト画面FRBを表示する際に、「新規追加」の項目に「○」が示されているレコードのユーザ名の表示色として、他のユーザのユーザ名の表示色とは異なる色を使用する。または、フォントの装飾、サイズ、または種類を異なるようにしてもよいし、新規のユーザのユーザ名の横に特別なアイコンを付加してもよい。
本実施形態では、第二の方法において、Webアプリケーションサーバ12のCPUの負荷およびメモリの占有率に基づいて、リストデータ更新処理に関する決定を行ったが、データベースサーバ13のCPUの負荷およびメモリの占有率に基づいて行ってもよい。また、メモリの占有率ではなく、メモリの空き容量に基づいて行ってもよい。Webアプリケーションサーバ12とデータベースサーバ13との間の通信速度またはトラヒックに基づいて行ってもよい。
本実施形態では、グループ削除において、メンバのいない空のグループを削除する場合の例を示したが、メンバが存在するグループを削除するようにしてもよい。その場合は、第二の方法の自動更新処理において、そのメンバであるユーザを、それが登録されているバディリストから自動的に削除するようにしてもよい。
または、プロファイル削除に伴うメッセージ通知処理の際に、削除されるユーザをバディリストに登録しているユーザに対してバディリストおよび表示可能グループリストの更新を促すメッセージを通知したが、削除されるユーザが所属しているグループを表示可能グループに登録しているユーザに対しても、通知するようにしてもよい。
本実施形態では、電子メールを用いてユーザにメッセージを送信する場合の例を示したが、これをIM(Instant Messenger)を用いて行うようにしてもよい。そうすることで、送信したメッセージを、プレゼンスサービスの利用中のユーザに即座に確認してもらえるようになる。または、電子メールおよびIMを併用するようにしてもよい。
その他、プレゼンスシステム1、プレゼンスサービス提供システム2、プレゼンスサーバ11、Webアプリケーションサーバ12、データベースサーバ13、メールサーバ14などの全体または各部の構成、機能、閾値、各データが示す内容、メッセージの内容、処理の内容または順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
上に述べた実施例には、以下に述べるような付記も開示されている。
(付記1)
ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援システムであって、
自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段と、
前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段と、
前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段と、
グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索するユーザ検索手段と、
前記ユーザ検索手段が検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信するメッセージ送信手段と、
前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を行うリスト更新手段と、
を有することを特徴とするプレゼンスサービス支援システム。
(付記2)
前記メンバリストおよび前記グループリストに対する前記更新の処理を直ちに行うべきであるかまたは前記メッセージを直ちに送信すべきであるかを決定する、処理決定手段と、
前記更新を直ちに行うべきであると前記処理決定手段によって決定された場合に、前記変更の影響を受ける前記メンバリストおよび前記グループリストを、当該メンバリストおよび当該グループリストを有するユーザの操作によらずに更新する、第二のリスト更新手段と、を有し、
前記メッセージ送信手段は、前記メッセージを、当該メッセージを直ちに送信すべきであると前記処理決定手段によって決定された場合に送信する、
付記1記載のプレゼンスサービス支援システム。
(付記3)
前記処理決定手段は、前記装置の現在の状態が所定の状態である場合は、前記更新を直ちに行うべきであるかまたは前記メッセージを直ちに送信すべきであるかを決定するのを留保し、その後、所定のタイミングで決定する、
付記2記載のプレゼンスサービス支援システム。
(付記4)
前記第二のリスト更新手段によって前記メンバリストに新たに前記メンバが登録された場合に、当該登録されたメンバと他の前記メンバとが区別できる状態で当該メンバリストを表示するためのデータを、当該メンバリストを有する前記ユーザの端末装置に送信するメンバリストデータ送信手段を有する、
付記2記載のプレゼンスサービス支援システム。
(付記5)
ユーザに対して他者のプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援システムであって、
自らのプレゼンスの情報が他者に提供され得るメンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段と、
前記ユーザごとに、自らに関連する前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段と、
前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段と、
いずれかの者が前記メンバでなくなった場合に、当該者を示す前記バディリストを有する前記ユーザを検索するユーザ検索手段と、
前記ユーザ検索手段が検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信するメッセージ送信手段と、
前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を行うリスト更新手段と、
を有することを特徴とするプレゼンスサービス支援システム。
(付記6)
ユーザに対して他者のプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援システムであって、
自らのプレゼンスの情報が他者に提供され得るメンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段と、
前記ユーザごとに、自らに関連する前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段と、
前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段と、
グループがなくなった場合に、当該グループを示す前記グループリストを有する前記ユーザを検索するユーザ検索手段と、
前記ユーザ検索手段が検索した前記ユーザに対して、前記グループリストを更新する操作を行うように促すメッセージを送信するメッセージ送信手段と、
前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記グループリストを更新するリスト更新手段と、
を有することを特徴とするプレゼンスサービス支援システム。
(付記7)
ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援方法であって、
自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を所属情報記憶手段に記憶させておき、
前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストをメンバリスト記憶手段に記憶させておき、
前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストをグループリスト記憶手段に記憶させておき、
グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索し、
検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信し、
前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を行う、
ことを特徴とするプレゼンスサービス支援方法。
(付記8)
ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援し、かつ、自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段、前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段、および前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段との間でデータのやり取りが可能なコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索する処理を実行させ、
検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信する処理を実行させ、
前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
本発明に係るプレゼンスシステムの全体的な構成の例を示す図である。 グループの構成の例を示す図である。 プレゼンス管理テーブルの例を示す図である。 バディリスト画面の例を示す図である。 グループテーブルの例を示す図である。 プロファイルテーブルの例を示す図である。 バディリストテーブルおよび表示可能グループリストテーブルがリスト管理データベースに記憶されている状態を説明するための図である。 バディリストテーブルの例を示す図である。 表示可能グループリストテーブルの例を示す図である。 Webアプリケーションサーバの機能的な構成の例を示す図である。 第一の方法におけるリストデータ更新処理部の構成の例を示す図である。 第一の方法におけるリストデータ更新処理部の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 ユーザに通知するメッセージのテンプレート文の例を示す図である。 第一の方法における各装置の処理の流れを説明するための図である。 第二の方法におけるリストデータ更新処理部の構成の例を示す図である。 スケジュールテーブルの例を示す図である。 第二の方法におけるリストデータ更新処理部の処理の流れの例を説明するためのフローチャートである。 第二の方法におけるリストデータ更新処理部の処理の流れの例を説明するためのフローチャートである。 リストデータ更新処理部が行う処理の決定の方法を説明するための図である。 スケジュールエントリされた処理が実行される際の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第二の方法における各装置の処理の流れを説明するための図である。 バディリストテーブルの例を示す図である。
符号の説明
1 プレゼンスシステム(プレゼンスサービス支援システム、コンピュータ)
2 プレゼンスサービス提供システム(プレゼンスサービス支援システム、コンピュータ)
12 Webアプリケーションサーバ(プレゼンスサービス支援システム、装置、コンピュータ)
13 データベースサーバ(装置)
14 メールサーバ(メッセージ送信手段)
31 ユーザ端末(端末装置)
41 マスタ管理データベース(所属情報記憶手段)
42 リスト管理データベース(メンバリスト記憶手段、グループリスト記憶手段)
102 バディ登録処理部(リスト更新手段)
103 バディ削除処理部(リスト更新手段)
112 表示可能ブループ登録処理部(リスト更新手段)
113 表示可能グループ削除処理部(リスト更新手段)
202、202b データベースアクセス処理部(ユーザ検索手段)
203、203b 表示可能グループリストオーナ取得部(ユーザ検索手段)
204、204b バディリストリストオーナ取得部(ユーザ検索手段)
205、205b メッセージ通知処理部(メッセージ送信手段)
207b 処理決定部(処理決定手段)
208b リストデータ更新実行部(第二のリスト更新手段)
DP プロファイルデータ(所属情報)
TLB バディリストテーブル(メンバリスト記憶手段)
TLL 表示可能グループリストテーブル(グループリスト記憶手段)
TLP プロファイルテーブル(所属情報記憶手段)

Claims (5)

  1. ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援システムであって、
    自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段と、
    前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段と、
    前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段と、
    グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索するユーザ検索手段と、
    前記ユーザ検索手段が検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信するメッセージ送信手段と、
    前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を行うリスト更新手段と、
    を有することを特徴とするプレゼンスサービス支援システム。
  2. 前記メンバリストおよび前記グループリストに対する前記更新の処理を直ちに行うべきであるかまたは前記メッセージを直ちに送信すべきであるかを決定する、処理決定手段と、
    前記更新を直ちに行うべきであると前記処理決定手段によって決定された場合に、前記変更の影響を受ける前記メンバリストおよび前記グループリストを、当該メンバリストおよび当該グループリストを有するユーザの操作によらずに更新する、第二のリスト更新手段と、を有し、
    前記メッセージ送信手段は、前記メッセージを、当該メッセージを直ちに送信すべきであると前記処理決定手段によって決定された場合に送信する、
    請求項1記載のプレゼンスサービス支援システム。
  3. 前記第二のリスト更新手段によって前記メンバリストに新たに前記メンバが登録された場合に、当該登録されたメンバと他の前記メンバとが区別できる状態で当該メンバリストを表示するためのデータを、当該メンバリストを有する前記ユーザの端末装置に送信するメンバリストデータ送信手段を有する、
    請求項2記載のプレゼンスサービス支援システム。
  4. ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援するプレゼンスサービス支援方法であって、
    自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を所属情報記憶手段に記憶させておき、
    前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストをメンバリスト記憶手段に記憶させておき、
    前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストをグループリスト記憶手段に記憶させておき、
    グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索し、
    検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信し、
    前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を行う、
    ことを特徴とするプレゼンスサービス支援方法。
  5. ユーザに対して他者であるメンバのプレゼンスの情報を提供するプレゼンスサービスを支援し、かつ、自らのプレゼンスの情報が提供され得る前記メンバがどのグループに所属するのかを示す所属情報を記憶する所属情報記憶手段、前記ユーザごとに、前記メンバを登録しておくためのメンバリストを記憶する、メンバリスト記憶手段、および前記ユーザごとに、どのグループに所属する前記メンバのプレゼンスを確認することができるのかを示すグループリストを記憶する、グループリスト記憶手段との間でデータのやり取りが可能なコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    グループ内の構成に変更があった場合に、当該グループを含んだ前記グループリストを有する前記ユーザを検索する処理を実行させ、
    検索した前記ユーザに対して、前記メンバリスト、前記グループリスト、またはその両方を更新する操作を行うように促すメッセージを送信する処理を実行させ、
    前記ユーザが使用する端末装置から送信されてくる指令に基づいて当該ユーザの前記メンバリストまたは前記グループリストの更新の処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015056864A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社リコー 伝送管理システム、管理方法及びプログラム

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