JP2008069446A - 反応物質層の外形と反応物質の高炉への供給経路とを測定する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高炉内の反応物質層の外形と反応物質の供給経路とを測定する方法は、3次元レーザースキャナーを用意する第1ステップと、コンピューターを用意する第2ステップと、点群データを得る第3ステップと、前記点群データから最上の反応物質層の外形を計算する第4ステップとを含む。前記第1ステップは、内部空間のデジタルデータを示す点群データを出力するため、3次元レーザースキャナーを高炉内の反応物質層に向けることを含む。前記第2ステップは、前記3次元レーザースキャナーを、点群解析プログラムを有するコンピューターに接続することを含む。前記第3ステップは、前記点群データから前記最上の反応物質層の外形を計算するため、前記点群解析プログラムにより実行される。供給される前記反応物質の経路を測定するために少なくとも1つの2次元レーザースキャナーを用いる。
【選択図】図1
Description
ここに、ベクトルZは全体座標の座標軸ベクトルであり、回転角θはベクトルAとベクトルKとの間の角度である。
ここに、Qは高炉10の局所座標の点群データであり、Q'は全体座標の点群データである。
ここに、Qは高炉10の局所座標の点群データであり、Q'は全体座標の点群データである。
ここに、Xc、 Yc、 Zcは円錐状の高炉10の頂点の座標であり、aは前記頂点における開口の角度である。高炉10が円錐状であるため、高炉10の前記露出した内面の点群データは前記円錐の方程式を満たす。高炉10の前記露出した内面の点群データが除去された場合、前記内部空間の前記モデルに前記最上の反応物質層の外形の点群データが残る。
20 3次元レーザースキャナー
30 2次元レーザースキャナー
40 供給装置
Claims (12)
- 高炉に用いられる、反応物質層の外形の測定方法であって、
前記高炉は、内面と、上部と、該上部に形成された、開口を有する首部と、前記開口に取り付けられた、前記高炉にコークスと鉄鉱石とを順次に供給するための供給装置とを有する容器からなり、該容器内に、コークスと鉄鉱石とからなる複数の反応物質が層状に重ねられて複数の反応物質層が形成され、前記反応物質は前記高炉の前記内面の一部を覆い、各反応物質層は外形を有し、前記高炉の露出した内面と最上の反応物質層とにより内部空間が形成され、
前記測定方法は、3次元レーザースキャナーを用意する第1ステップと、コンピューターを用意する第2ステップと、点群データを得る第3ステップと、前記点群データから前記最上の反応物質層の外形を計算する第4ステップとを含み、
前記第1ステップは、前記内部空間を読み取り、かつ該内部空間のデジタルデータを示す点群データを出力するため、3次元レーザースキャナーを前記高炉内の前記反応物質層に向けることを含み、
前記第2ステップは、前記3次元レーザースキャナーにコンピューターを接続することを含み、前記コンピューターは、前記点群データから前記最上の反応物質層の外形を測定する点群解析プログラムを有し、
前記第3ステップは、前記3次元レーザースキャナーにより出力された前記点群データを前記コンピューターへ送ることを含み、
前記第4ステップは、前記内部空間のモデルを構築し、かつ前記点群データから前記最上の反応物質層の外形を計算するため、前記コンピューターの前記点群解析プログラムにより実行される、測定方法。 - 前記3次元レーザースキャナーは前記高炉の前記首部に特定の角度で取り付けられている、請求項1に記載の測定方法。
- 前記3次元レーザースキャナーにより出力された前記点群データは、前記高炉の局所座標の点群データであり、前記コンピューターは、前記高炉の局所座標の点群データを全体座標の点群データに変換する座標変換プログラムを有する、請求項1に記載の測定方法。
- 前記座標変換プログラムは、前記内部空間の主軸を定義する第5ステップと、回転軸と回転角とを定義する第6ステップと、前記高炉の局所座標の点群データを全体座標の点群データに変換する第7ステップとを実行し、
前記第5ステップは、前記内部空間の主軸を示す主軸ベクトルを定義することを含み、
前記第6ステップは、前記主軸ベクトルから回転軸ベクトルKと回転角θとを定義することを含み、
前記第7ステップは、Qが前記高炉の局所座標の点群データであり、Q'が全体座標の点群データであるとき、次式
を満足させるように、前記高炉の局所座標の点群データと対応する点を回転軸ベクトルKに関してマイナスθの角度で回転させることを含む、請求項3に記載の測定方法。 - 前記第5ステップは、それぞれが前記高炉内に中心点を有する2つの円を定義すること、該円の前記中心点を経る主軸ベクトルを定義することを含む、請求項4に記載の測定方法。
- 前記座標変換プログラムは、傾斜角度を計測する第8ステップと、前記内部空間の主軸を定義する第9ステップと、回転軸を定義する第10ステップと、前記高炉の局所座標の点群データを全体座標の点群データに変換する第11ステップとを実行し、
前記第8ステップは、全体座標の座標軸ベクトルと前記内部空間の主軸を示す主軸ベクトルとの間の角度である傾斜角度θを測定するため、電子水準器により行い、
前記第9ステップは、傾斜角度θから前記主軸ベクトルを計算することを含み、
前記第10ステップは、傾斜角度θ及び前記主軸ベクトルから回転軸ベクトルKを計算することを含み、
前記第11ステップは、Qが前記高炉の局所座標の点群データであり、Q'が全体座標の点群データであるとき、次式
を満足させるように、前記高炉の局所座標の点群データに対応する点を回転軸ベクトルKに関してマイナスθの角度で回転させることを含む、請求項3に記載の測定方法。 - 前記点群データは、前記最上の反応物質層の外形の点群データと、前記高炉の前記露出した内面の点群データとを含み、
前記点群解析プログラムは、前記内部空間のモデルを構築する第12ステップと、前記高炉の前記露出した内面の点群データと前記最上の反応物質層の外形の点群データとを分離する第13ステップとを含み、
前記第12ステップは、前記点群データから前記内部空間のモデルを構築することを含み、
前記第13ステップは、前記内部空間の前記モデル内で前記最上の反応物質層の外形の点群データを前記高炉の前記露出した内面の点群データに対して移動させることを含む、請求項1に記載の測定方法。 - 各反応物質層は体積を有し、前記点群解析プログラムは、コークスの圧縮率を決定する第15ステップを実行し、前記第15ステップは、コークス層の体積を計算すること、前記コークス層及び該コークス層上に重ねられた鉄鉱石層の体積を計算すること、前記コークス層の圧縮率を計算することを含み、
コークス層の体積を計算することは、前記高炉にコークスを供給した後に数値積分法により前記最上の反応物質層の外形の点群データからコークス層の体積V1を計算することを含み、
前記コークス層及び該コークス層上に重ねられた鉄鉱石層の体積を計算することは、前記高炉に鉄鉱石を供給した後に数値積分法により前記コークス層及び該コークス層上に重ねられた鉄鉱石層の体積V2を計算することを含み、
前記コークス層の圧縮率を計算することは、次式
により前記コークス層の圧縮率を求めることを含む、請求項8に記載の測定方法。 - 請求項1に記載の測定方法を用いた、反応物質層の外形と反応物質の供給経路との測定方法であって、
少なくとも1つの2次元レーザースキャナーを用意する第16ステップと、前記反応物質の供給経路を計算する第17ステップとを含み、
前記第16ステップは、前記高炉に2次元レーザースキャナーを取り付けること、前記供給装置により供給される前記反応物質が前記2次元レーザースキャナーの水平な読み取り面を通過するように前記読み取り面を設定することを含み、
前記第17ステップは、前記供給装置により広がった前記反応物質を読み取ること、供給される前記反応物質の経路を計算することを含む、測定方法。 - 前記高炉は2つの側壁を有し、2つの2次元レーザースキャナーのそれぞれが前記側壁に取り付けられ、前記2次元レーザースキャナーは相対している、請求項11に記載の測定方法。
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