JP2008064781A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全体の大きさをスリム化した液晶表示装置を提供する。
【解決手段】FPCにより第1液晶パネル2と電気的および機械的に接続し第1液晶パネル2よりも外形が小さい第2液晶パネル3に、第1TFTおよび第2TFTをそれぞれ制御可能なドライバIC35を設ける。第1液晶パネル2と第2液晶パネル3との外形差により生じるスペースをドライバIC35用の各種配線L3、L4などの配設スペースとして有効に利用し、全体の大きさをスリム化することが可能になる。
【選択図】図1
【解決手段】FPCにより第1液晶パネル2と電気的および機械的に接続し第1液晶パネル2よりも外形が小さい第2液晶パネル3に、第1TFTおよび第2TFTをそれぞれ制御可能なドライバIC35を設ける。第1液晶パネル2と第2液晶パネル3との外形差により生じるスペースをドライバIC35用の各種配線L3、L4などの配設スペースとして有効に利用し、全体の大きさをスリム化することが可能になる。
【選択図】図1
Description
本発明は、第1表示素子と第2表示素子とを接続基板で電気的および機械的に接続した表示装置に関する。
昨今の携帯電話端末などの表示装置においては、例えば、電子メールの文章や写真画像などを表示する第1表示素子としての第1液晶パネルと、現時刻や電池の残量などを表示する第2表示素子としての第2液晶パネルとを、接続基板としてのFPC(Flexible Print Circuit)などにより電気的および機械的に相互に接続した、いわゆる折り畳み式の表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この表示装置は、例えば、写真画像などの表示を見るために第1液晶パネルとしては比較的解像度が高く、パネル外形サイズが大きいものを用い、単純に時刻や電池残量などを表示するためには、第1液晶パネルに対して解像度が同等以下で、かつ、外形サイズが小さい第2液晶パネルを用いる。
そして、この表示装置は、パネル外形が大きい第1液晶パネルに、各液晶パネルの画素を駆動させるスイッチング素子としての薄膜トランジスタを制御する駆動手段としての駆動用ICが搭載されており、この駆動用ICに外部から所定の信号が送信されることにより、この信号に対応して駆動用ICが信号線を介して各液晶パネルの各薄膜トランジスタを制御する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−295213号公報
特開2004−61892号公報
上述の表示装置では、第2液晶パネルの方が第1液晶パネルよりも解像度が小さいため、駆動用ICからの信号を第2液晶パネル側へと供給する際に、この信号は第1液晶パネルを通過して第2液晶パネルへと伝達される際に、両液晶パネルの解像度差分、信号を減らして第2液晶パネルへと供給される。
このため、上述の表示装置では、駆動用ICの実装領域だけでなく、第2液晶パネルへの電源供給や信号供給、あるいは、有効表示領域を囲む額縁部での信号配線などが必要となり、第1液晶パネルのパネル外形が有効表示領域に対して大きくなってしまい、単純に第1液晶パネルと第2液晶パネルとを接続せずに別々に配設した場合に対して優位性が発揮しにくいという問題点を有している。
また、携帯電話端末の待機時、すなわち第2液晶パネルのみを表示させる際でも、第1液晶パネル側の信号線をも動作させる必要があるため、省電力化が容易でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、全体の大きさをスリム化した表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の第1画素およびこれら第1画素を駆動する複数の第1スイッチング素子を備えた第1表示素子と、複数の第2画素およびこれら第2画素を駆動する複数の第2スイッチング素子を備え、前記第1表示素子よりも小さい外形を有する第2表示素子と、これら第1表示素子と第2表示素子とを電気的および機械的に接続する接続基板と、前記第2表示素子に設けられ、所定の信号に基づいて前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子をそれぞれ制御可能な駆動手段とを具備したものである。
そして、接続基板により第1表示素子と電気的および機械的に接続され第1表示素子よりも外形が小さい第2表示素子に、第1スイッチング素子および第2スイッチング素子をそれぞれ制御可能な駆動手段を設ける。
本発明によれば、第1表示素子と第2表示素子との外形差により生じるスペースを駆動手段用の各種配線などの配設スペースとして有効に利用し、全体の大きさをスリム化することが可能になる。
以下、本発明の一実施の形態の表示装置の構成を図1乃至図3を参照して説明する。
図3において、1は表示装置としての液晶表示装置で、この液晶表示装置1は、第1表示素子としての第1液晶パネル2と、第2表示素子としての第2液晶パネル3とを、接続基板としてのFPC(Flexible Print Circuit)4により電気的および機械的に接続して構成されている。そして、この液晶表示装置1は、FPC4を介して第1液晶パネル2と第2液晶パネル3とを、互いに背面同士を対向させるように折り畳み、これら折り畳まれた液晶パネル2、3間に挟まれるように図示しない面状光源装置としてのバックライトを配置してこのバックライトによりそれぞれ照光することで、携帯電話端末などに用いられるものである。
第1液晶パネル2は、アクティブマトリクス型の液晶表示素子であり、例えば、携帯電話端末の電子メールの文章、あるいは写真画像などを表示するもので、アクティブマトリクス基板としての略四角形平板状の第1アレイ基板11aと、この第1アレイ基板11aに対向配置される第1対向基板12aとを備え、これら基板11a、12a間に、第1液晶層13a(図2)が介在されている。
第1アレイ基板11aは、QVGA(Quarter Video Graphics Array)型の薄膜トランジスタ(TFT)基板であって、略透明な四角形平板状の絶縁基板としての透光性基板である第1ガラス基板14aを有し、この第1ガラス基板14aの一主面である表面上の中央部には、図2に示すように、第1有効表示領域としての第1画面部15aが形成され、この第1画面部15aには、例えば、320×240個の第1画素16aがマトリクス状に設けられて配置されている。
なお、本実施の形態において、第1画素16aのそれぞれには、図示しない赤(R)、緑(G)および青(B)に対応したサブ画素が設けられており、これらサブ画素のそれぞれには、図2に示すように、第1表示電極としての第1画素電極17a、第1蓄積容量としての画素補助容量である第1補助容量18a、および、第1スイッチング素子としての第1薄膜トランジスタ19a(以下、第1TFT19aという)がそれぞれ1つずつ配置されている。
ここで、第1TFT19aは、第1走査線21aが駆動された際にオンになるもので、第1画素電極17aは、このオンになった第1TFT19aと第1信号線22aとを介して、映像信号が書き込まれるものである。
第1ガラス基板14aの表面には、第1ゲート電極配線としての複数の第1走査線21aが、この第1ガラス基板14aの幅方向に沿って配設されている。これら第1走査線21aは、第1ガラス基板14aの横方向に向けて等間隔に平行に離間されている。また、これら第1走査線21a間のそれぞれには、第1電極配線としての第1画像信号配線である複数の第1信号線22aが、第1ガラス基板14aの縦方向に沿って配設されている。これら第1信号線22aは、第1ガラス基板14aの横方向に向けて等間隔に平行に離間されている。したがって、これら第1走査線21aおよび第1信号線22aは、第1ガラス基板14a上に交差して格子状であるマトリクス状に配線されている。
そして、これら第1走査線21aおよび第1信号線22aの各交点に対応して、第1画素電極17a、第1補助容量18aおよび第1TFT19aのそれぞれが第1画素16a毎に設けられている。したがって、本実施の形態では、第1走査線21aが320本、第1信号線22aが赤(R)、緑(G)および青(B)の3色に対応して240×3=720本、それぞれ設けられている。
なお、各第1走査線21a、第1信号線22a、第1画素電極17a、および、第1TFT19aは、例えば多結晶シリコンすなわちポリシリコン(p−Si)を用いた製造プロセスで形成することで、第1TFT19aの小型化、あるいは第1画素16aの開口率の向上を可能としている。
また、図1に示すように、第1ガラス基板14aの第2液晶パネル3側の横方向に沿った一端である下端には、横長の第1信号線選択回路24aが設けられている。この第1信号線選択回路24aには、各第1信号線22aの一端部がそれぞれ電気的に接続されているとともに、例えば、2つの第1画素16aのそれぞれの赤(R)、緑(G)および青(B)の3色のサブ画素に対応する6本ずつの第1信号線22aに対応した第1内部端子25aが設けられている。したがって、本実施の形態において、これら第1内部端子25aは、120個設けられている。
また、これら第1内部端子25aは、第1ガラス基板14aの一端部である図1に示す下端部に並設された接続用の第1パッドである第1信号端子P1のそれぞれと第1信号配線L1を介して電気的に接続されている。これら第1信号端子P1の右側方には、第1接続端子PS1が設けられ、この第1接続端子PS1は、第1信号線選択制御回路27aを介して第1信号線選択回路24aと電気的に接続されている。ここで、第1信号線選択制御回路27aは、第2液晶パネル3側からの信号に基づいて第1信号線選択回路24aの第1信号端子P1と各第1信号線22aとの接続を選択的に切り換える第1スイッチ制御信号を出力する回路である。
第1信号線選択回路24aは、第1信号線選択制御回路27aからの第1スイッチ制御信号の出力により、各第1信号線22aと各第1内部端子25aとを、例えば、時分割などで切り換えることで選択的に電気的に接続するものである。このため、この切り換えにより、各第1信号線22aは、第1信号端子P1に対して選択的に接続される。
第1信号端子P1は、第1内部端子25aと等しい個数、本実施の形態では120個設けられている。
さらに、第1ガラス基板14aの第2液晶パネル3側の横方向に沿った一端部の第1信号端子P1の第1接続端子PS1と反対側、すなわち、図1に示す左側には、図示しない第1走査端子が、第1走査線21aに対応する数設けられている。これら第1走査端子は、第2液晶パネル3側からの信号に基づいて各第1走査線21aを駆動するためのものである。
また、図3に示すように、第1対向基板12aは、略透明な四角形平板状の絶縁基板としての透光性基板である第1対向ガラス基板28aを有し、この第1対向ガラス基板28aの一主面には、各第1画素16aの第1画素電極17aに対向する箇所に、図示しないカラーフィルタと図2に示す第1共通電極としての第1コモン電極である第1対向電極29aとが順次積層されている。この第1対向電極29aは、第1アレイ基板11aの各第1画素16aの第1画素電極17aと相対するように配設されている。
一方、第2液晶パネル3は、例えば、携帯電話端末にて現在時刻あるいは電池の残量などを表示するもので、アクティブマトリクス基板としての略四角形平板状の第2アレイ基板11bと、この第2アレイ基板11bに対向配置される第2対向基板12bとを備え、これら基板11b、12b間に、第2液晶層13b(図2)が介在されている。また、第2液晶パネル3は、第1液晶パネル2よりも左右寸法および上下寸法がそれぞれ小さく形成されている。すなわち、第2液晶パネル3は、第1液晶パネル2よりも外形が小さい。
第2アレイ基板11bは、薄膜トランジスタ基板であって、略透明な四角形平板状の絶縁基板としての透光性基板である第2ガラス基板14bを有し、この第2ガラス基板14bの一主面である表面上の中央部には、図2に示すように、第2有効表示領域としての第2画面部15bが形成され、この第2画面部15bには、例えば、120×240個の第2画素16bがマトリクス状に設けられて配置されている。すなわち、第2液晶パネル3は、第1液晶パネル2よりも画素数が少なく、言い換えれば解像度が低く設定されている。
なお、本実施の形態において、第2画素16bのそれぞれには、図示しない赤(R)、緑(G)および青(B)に対応したサブ画素が設けられており、これらサブ画素のそれぞれには、図2に示すように、第2表示電極としての第2画素電極17b、第2蓄積容量としての画素補助容量である第2補助容量18b、および、第2スイッチング素子としての第2薄膜トランジスタ19b(以下、第2TFT19bという)がそれぞれ1つずつ配置されている。
ここで、第2TFT19bは、第2走査線21bが駆動された際にオンになるもので、第2画素電極17bは、このオンになった第2TFT19bと第2信号線22bとを介して、映像信号が書き込まれるものである。
第2ガラス基板14bの表面には、第2ゲート電極配線としての複数の第2走査線21bが、この第2ガラス基板14bの幅方向に沿って配設されている。これら第2走査線21bは、第2ガラス基板14bの横方向に向けて等間隔に平行に離間されている。また、これら第2走査線21b間のそれぞれには、第2電極配線としての第2画像信号配線である複数の第2信号線22bが、第2ガラス基板14bの縦方向に沿って配設されている。これら第2信号線22bは、第2ガラス基板14bの横方向に向けて等間隔に平行に離間されている。したがって、これら第2走査線21bおよび第2信号線22bは、第2ガラス基板14b上に交差して格子状であるマトリクス状に配線されている。
そして、これら第2走査線21bおよび第2信号線22bの各交点に対応して、第2画素電極17b、第2補助容量18bおよび第2TFT19bが、第2画素16b毎に設けられている。したがって、本実施の形態では、第2走査線21bが120本、第2信号線22bが赤(R)、緑(G)および青(B)の3色に対応して120×3=360本、それぞれ設けられている。
なお、各第2走査線21b、第2信号線22b、第2画素電極17b、および、第2TFT19bは、例えば、多結晶シリコンすなわちポリシリコン(p−Si)を用いた製造プロセスで形成することで、第2TFT19bの小型化、あるいは、第2画素16bの開口率の向上を可能としている。
また、この第2ガラス基板14bの第1液晶パネル2側の横方向に沿った一端である図1に示す上端には、横長の第2信号線選択回路24bが設けられている。この第2信号線選択回路24bには、各第2信号線22bの一端部がそれぞれ電気的に接続されているとともに、複数、例えば、1つの第2画素16bの赤(R)、緑(G)および青(B)の3色のサブ画素に対応する3本ずつの第2信号線22bに対応した第2内部端子25bが設けられている。したがって、本実施の形態では、これら第2内部端子25bは、120個設けられている。また、これら第2内部端子25bは、第2ガラス基板14bの一端部に並設された接続用の第2パッドである第2信号端子P2のそれぞれと第2信号配線L2を介して電気的に接続されている。
さらに、第2信号端子P2の右側方には、第1接続端子PS1に対応する第2接続端子PS2が設けられ、この第2接続端子PS2は、第2信号線選択制御回路27bを介して第2信号線選択回路24bと電気的に接続されている。ここで、第2信号線選択制御回路27bは、第2ガラス基板14bの第1液晶パネル2側の横方向に沿った他端である図1に示す下端近傍に設けられ、第2信号線選択回路24bと、第2画面部15b(図3)の側方に沿って直線状に配設された接続配線L3を介して電気的に接続され、所定の信号に基づいて第2信号線選択回路24bの第2信号端子P2と各第2信号線22bとの接続を選択的に切り換える第2スイッチ制御信号を出力する回路である。
第2信号線選択回路24bは、第2信号線選択制御回路27bからの第2スイッチ制御信号の出力により、各第2信号線22bと各第2内部端子25bとを、例えば、時分割などで切り換えることで選択的に電気的に接続するものである。このため、この切り換えにより、各第2信号線22bは、第2信号端子P2に対して選択的に接続される。
第2信号端子P2は、第1信号端子P1および第2内部端子25bと等しい個数、本実施の形態では120個設けられている。
さらに、第2ガラス基板14bの第1液晶パネル2側の横方向に沿った一端部の第2信号端子P2の第2接続端子PS2と反対側すなわち図1に示す左側には、各第2走査線21bを駆動するための図示しない第2走査端子が、第2走査線21bに対応する数設けられている。
そして、第2ガラス基板14bの第1液晶パネル2側と反対側の横方向に沿った他端である図1に示す下端には、横長の第3信号線選択回路24cが設けられている。この第3信号線選択回路24cには、各第2信号線22bの他端部がそれぞれ電気的に接続されているとともに、複数、例えば1つの第2画素16bの赤(R)、緑(G)および青(B)の3色のサブ画素に対応する3本ずつの第2信号線22bに対応した第3内部端子25cが設けられている。したがって、本実施の形態において、これら第3内部端子25cは、120個設けられている。また、これら第3内部端子25cは、第2ガラス基板14bの他端部すなわち図1に示す下端部に設けられた駆動手段としてのドライバIC35の出力接点である出力端子P3のそれぞれと電気的に接続されている。
第3信号線選択回路24cは、第2信号線選択制御回路27bからの第3スイッチ制御信号の出力により、各第2信号線22bと各第3内部端子25cとを、例えば、時分割などで切り換えることで選択的に電気的に接続するものである。このため、この切り換えにより、各第2信号線22bは、第2信号端子P2に対して選択的に接続される。
さらに、第2ガラス基板14bのドライバIC35よりも図1に示す下端側には、ドライバIC35に電気的に接続された外部接続端子POが複数並設され、これら外部接続端子POは、外部接続基板としての外部接続FPC36を介して図示しない外部回路と電気的に接続されている。
ドライバIC35は、第2信号線選択制御回路27bおよび第2接続端子PS2と、第2画面部15b(図3)の側方に沿って直線状に配設された配線L4を介して電気的に接続され、外部回路により生成された映像信号を、出力端子P3を介して出力し、かつ、この出力された映像信号に基づき、各信号線選択制御回路27a、27bに制御信号を出力することで、各信号線選択回路24a、24b、24cでの信号線22a、22bの切り換えを制御するものである。同時に、このドライバIC35は、映像信号を各走査線21a、21bにも出力し、各走査線21a、21b全体を1つの液晶表示装置の走査線として制御するものである。そして、このドライバIC35は、第2ガラス基板14b上に直接実装、いわゆるCOG(Chip On Glass)実装されている。
また、外部接続FPC36は、例えばポリイミドなどの可撓性を有する部材によりフィルム状に形成され、図示しないACF(Anisotropic Conductive Film)などを介して、各外部接続端子POと外部回路とを電気的および機械的に接続するように構成されている。
さらに、第2対向基板12bは、略透明な四角形平板状の絶縁基板としての透光性基板である第2対向ガラス基板28bを有し、この第2対向ガラス基板28bの一主面には、図示しないカラーフィルタと図2に示す第2共通電極としての第2コモン電極である第2対向電極29bとが順次積層されている。この第2対向電極29bは、第2アレイ基板11bの各第2画素16bの第2画素電極17bと相対するように配設されている。
また、FPC4は、例えば、ポリイミドなどの可撓性を有する部材によりフィルム状に形成され、図示しないACFなどを介して、各第1信号端子P1と各第2信号端子P2、および、各第1接続端子PS1と各第2接続端子PS2を、基板配線L5を介して電気的および機械的に接続するように構成されている。
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
本実施の形態では、第2液晶パネル3のみを動作させるモードと、第1液晶パネル2のみを動作させるモードと、これら液晶パネル2、3を同時に動作させるモードとの3通りの動作状態を制御可能である。
まず、ドライバIC35は、各液晶パネル2、3で映像を表示するための映像信号と、各信号線選択制御回路27a、27bにて各信号線選択回路24a、24b、24cを制御するための制御信号と、各走査線21a、21bを駆動するための走査線駆動信号とを出力端子P3から出力する。
ここで、第2液晶パネル3のみを動作させるモードにおいては、第3信号線選択回路24cが、映像信号を各第3内部端子25cにて受け取り、各第2信号線22bにこの映像信号を出力する。
このとき、本実施の形態において、第2信号線22bは、第3内部端子25cの3倍の数であるため、第2信号線選択制御回路27bからの第3スイッチ制御信号の出力により、第3信号線選択回路24cの各第3内部端子25cが、例えば、時分割で第2信号線22bに対してスイッチングされることで、各第2信号線22bに映像信号を順次出力可能となり、不要な回路である第2信号線選択回路24bおよび第1液晶パネル2は停止させる。
一方、第1液晶パネル2のみを動作させるモードにおいては、第3信号線選択回路24cが、映像信号を各第3内部端子25cにて受け取ると、第2信号線選択制御回路27bからの第2スイッチ制御信号の出力により、この第3信号線選択回路24cは特定の各第3内部端子25cを第2信号線22bに接続したままの状態として各第2信号線22bに映像信号を出力する。
さらに、各第2信号線22bが受け取った映像信号は、第2信号線選択制御回路27bからの第2スイッチ制御信号の出力により、特定の各第2内部端子25bを第2信号線22bに接続したままの状態となった第2信号線選択回路24b、第2信号端子P2、FPC4および第1信号端子P1を介して、第1信号線選択回路24aの第1内部端子25aに受け取られる。
ここで、ドライバIC35から出力された制御信号が第2接続端子PS2および第1接続端子PS1を介して第1信号線選択制御回路27aの動作を制御し、この第1信号線選択制御回路27aからの第1スイッチ制御信号の出力により、第1信号線選択回路24aの各第1内部端子25aが例えば時分割で第1信号線22aに対してスイッチングされることで、各第1信号線22aに映像信号を順次出力可能となる。
そして、各液晶パネル2、3を同時に動作させるモードにおいては、上記各モードを順次切り換えることで、各液晶パネル2、3に映像信号が出力される。
上述したように、上記一実施の形態では、FPC4により第1液晶パネル2と電気的および機械的に接続され第1液晶パネル2よりも外形が小さい第2液晶パネル3に、第1TFT19aおよび第2TFT19bをそれぞれ制御可能なドライバIC35を設ける構成とした。
このため、第1液晶パネル2と第2液晶パネル3との外形差により生じるスペース、具体的には第2液晶パネル3と第1液晶パネル2との幅寸法差である第2画面部15bの両側の額縁部分をドライバIC35に電気的に接続される第2信号線選択制御回路27b、および、各種配線L3、L4などの配設スペースとして有効に利用して、第2液晶パネル3の大きさ(幅寸法)は大きくなるものの第1液晶パネル2よりも充分に小さくでき、液晶表示装置1全体の大きさをスリム化できる。
すなわち、第2液晶パネルよりも外形が大きい第1液晶パネル側にドライバICを配設した従来の場合では、第1液晶パネルの外形がさらに大きくなり、第2液晶パネルの外形が大きくなくても全体としては大きくなってしまうのに対して、本実施の形態では、元々外形が小さい第2液晶パネル3側にドライバIC35を配設することで、外形が大きい第1液晶パネル2を大きくせずに、第2液晶パネル3に対する相対的な大きさを抑制し、FPC4により折り畳んで液晶パネル2,3を重ねた際の面積が大きくなることを防止して、第1液晶パネル2のセル外形に大きなインパクトを与えることなく安価でスリムな液晶表示装置1を構成でき、この液晶表示装置1を携帯電話端末に使用した場合には、携帯電話端末全体の外形を小さく設計できる。
また、画素数が大きい第1液晶パネル側にドライバICを配設し、このドライバICを第1液晶パネル経由で画素数が小さい第2液晶パネルと接続する従来の液晶表示装置では、携帯電話端末の待機状態時など、第1液晶パネルを使用せず第2液晶パネルのみを使用する状況であっても、第1液晶パネルに通電しないと第2液晶パネルに表示ができないのに対して、本実施の形態では、画素数が小さい第2液晶パネル3側にドライバIC35を配設することにより、上記携帯電話端末の待機状態時など、第1液晶パネル2側の表示が必要ない場合には、第1液晶パネル2側の回路を停止することが可能であるため、省電力化にも有効である。
すなわち、上記従来の構成では、第1液晶パネル2のみを駆動するモード、第2液晶パネル3のみを駆動するモード、および、これら液晶パネル2、3を同時に駆動させるモードのいずれのモードにおいても、画素数および消費電力が比較的大きい第1液晶パネル2側を常時駆動させなければならないのに対して、本実施の形態では、第1液晶パネル2よりも画素数が小さい第2液晶パネル3のみを使用する場合には、第1液晶パネル2を駆動する必要がないので、全体として省電力が可能であり、例えば液晶表示装置1を携帯電話端末に使用した場合には、その待ち受け時間を長くすることができる。
さらに、各走査線21a、21b全体で1つの液晶表示装置としてドライバIC35で制御するので、液晶パネル2、3毎に別個に制御する場合と比較して、コストおよび制御時間の削減が可能になる。
特に、ドライバIC35を、反応速度が比較的速いポリシリコンにより製造することで、画素数が少ない第2液晶パネル3側の制御をするドライバIC35により、画素数が大きい第1液晶パネル2側を制御することが可能となる。
なお、上記一実施の形態において、各信号線選択回路24a、24b、24cでの各信号線22a、22bの切り換えは、時分割での切り換え以外でも、他の様々な構成が可能である。
また、液晶表示装置1は、画素数が異なる表示素子を有する携帯電話以外の任意の表示装置にも適用できる。
1 表示装置
2 第1表示素子としての第1液晶パネル
3 第2表示素子としての第2液晶パネル
4 接続基板としてのFPC
16a 第1画素
16b 第2画素
19a 第1スイッチング素子としての第1薄膜トランジスタ
19b 第2スイッチング素子としての第2薄膜トランジスタ
35 駆動手段としてのドライバIC
2 第1表示素子としての第1液晶パネル
3 第2表示素子としての第2液晶パネル
4 接続基板としてのFPC
16a 第1画素
16b 第2画素
19a 第1スイッチング素子としての第1薄膜トランジスタ
19b 第2スイッチング素子としての第2薄膜トランジスタ
35 駆動手段としてのドライバIC
Claims (2)
- 複数の第1画素およびこれら第1画素を駆動する複数の第1スイッチング素子を備えた第1表示素子と、
複数の第2画素およびこれら第2画素を駆動する複数の第2スイッチング素子を備え、前記第1表示素子よりも小さい外形を有する第2表示素子と、
これら第1表示素子と第2表示素子とを電気的および機械的に接続する接続基板と、
前記第2表示素子に設けられ、所定の信号に基づいて前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子をそれぞれ制御可能な駆動手段と
を具備したことを特徴とした表示装置。 - 第2表示素子の第2画素は、第1表示素子の第1画素以下の画素数に設定されている
ことを特徴とした請求項1記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006239301A JP2008064781A (ja) | 2006-09-04 | 2006-09-04 | 表示装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109240002A (zh) * | 2017-10-30 | 2019-01-18 | 友达光电股份有限公司 | 显示装置 |
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-
2006
- 2006-09-04 JP JP2006239301A patent/JP2008064781A/ja active Pending
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