JP2008062062A - 解除可能にブロックされた針保護部を備える針保護装置 - Google Patents

解除可能にブロックされた針保護部を備える針保護装置 Download PDF

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Abstract

【課題】注射装置に取り付けられる状態で提供され又は取り外し可能に取り付けられる針保護装置を提供する。
【解決手段】注射装置用の針保護装置において、針先端を備える注射針1と、注射針1がそこを超えて突出する針基部2、3と、針基部2、3と可動に接続され、また注射針1に重なり合う保護位置まで動くことができる針保護部7と、針保護部7及び針基部2、3の一方と接続され又は該一方と単一物として形成された第一のブロッキング機構11と、針保護部7及び針基部2、3の他方と接続され又は該他方と単一物として形成された第二のブロッキング機構12とを備え、針保護部7が保護位置にあるとき、ブロッキング機構11、12は、互いにブロッキング係合状態にあり、針保護部7が露出位置まで動くのをブロックし、ブロッキング係合状態は、非破壊的に解除することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、注射装置に設けられる、すなわち注射装置用の針保護装置に関する。針保護装置は、注射装置の固定部品とすることができるが、単に注射装置に取り付けられる状態で提供され又は注射装置に取り外し可能に取り付けられることが好ましい。針保護装置は、製剤、好ましくは、例えば、インスリンのような医薬を投与するため使用され且つ、特に、自己投与の際、すなわち、関連する製剤を自分自身で投与する患者が投与する際に使用することができる。注射装置は、1回使用した後、処分される注射器を含んで、簡単な注射器とすることができる。しかし、注射装置は、再使用可能なものであることがより好ましく、特に、投与すべき製剤の投薬量を設定することを許容するものであることが好ましい。注射装置は、特に、例えば、糖尿病の治療にて、また、近年、その他の治療法にて使用されるもののような、注射ペンとすることができる。
注射装置を取り扱うとき、患者又は医療専門スタッフが尖った注射針にて自分自身を負傷させたり、既に、1回使用済の注射針によって自分自身が感染する危険性がある。これを防止するため、可動の針保護部を備える針保護装置が開発されている。針保護部は、注射針の長手方向に向けて1回、前後方向に動かすことができ、また、使用後、自動的に、末端の保護位置にてブロックし、注射針を最早、基端方向に動かして注射針又は少なくともその先端を最早、露出させることはできない。かかる針保護装置は、例えば、国際公開明細書01/91837号及び米国特許明細書6773415号から既知である。
1回のみ使用することを意図する針保護装置は、低コストにて大量生産されている。他方、これらは、突き刺しによる負傷、及び特に、感染を防止するため、適正に機能することを保証しなければならない。
本発明の1つの目的は、可動の針保護部を有する針保護装置を適正に作動させる方法を、従来よりも確実に保証することである。
本発明は、針先端を有する注射針と、針基部と、針基部と可動に取り付けられた針保護部と、針保護部を保護位置にてブロックするブロッキング手段と、を備える注射装置に設けられる、すなわち注射装置用の針保護装置を基本とする。注射針は、針基部を超えて長手方向に向けて突出する。針基部は、注射針を取り付ける作用を果たす。針基部は、従来の態様にて針ホルダとして形成することができ、この針ホルダ内に注射針が突出し、また、該針ホルダは、注射針を固定状態に、好ましくは、実質的なロック状態に保持する。注射針は、特に、針基部を貫通して突出するようにすることができる。しかし、原理上、針基部及び注射針は、単一物として形成してもよい。針保護部は、針基部及び注射針に対して末端方向に向けて、注射針の針先端が針保護部を超えて突出する露出位置から、針保護部が針先端を含んで注射針に重なり合う保護位置まで動くことができる。針保護部は、スリーブ形状であり、該針保護部が保護位置にて、針先端を含んで注射針を取り囲むようにする。針保護部は、注射針の回りに不透明な被覆物を形成することが好ましいが、例えば、透明な材料から成り又は貫通穴を含む透明のものとしてもよい。しかし、原理上、針に並んで長手方向に伸びる1つ又はより多くの指状体は、針保護部として十分であろう。針保護部は、注射針の注射部分による負傷から保護する作用を果たすことが好ましい。かかる実施の形態において、針保護部は、末端方向に向けて露出位置から保護位置まで動く。
ブロッキング手段は、針保護部及び針基部の一方に形成されるか又は別個に形成して、関連する構成要素と接続される第一のブロッキング機構を有する。第一のブロッキング機構は、針保護部及び針基部の上記一方にて可動に形成され又は、より好ましくは、該一方と可動に接続され、針保護部及び針基部の上記一方と共に、針保護部及び基部の他方に対して動き且つ、針保護部及び針基部の上記一方に対して動くこともできるようにする。ブロッキング手段は、また、針保護部及び針基部の他方に形成されるか又は別個に形成される場合、関連する他の構成要素と接続される第二のブロッキング機構も有している。針保護部が保護位置にあるとき、第一のブロッキング機構及び第二のブロッキング機構は、互いにブロッキング係合状態にあり、このことは、針保護部が基端方向に向けて動くのをブロックすることになる。第二のブロッキング機構は、針保護部及び針基部の他方に対して静止していることが好ましい。該第二のブロッキング機構は、針保護部が保護位置にあるとき、ブロッキング機能を実現するため、針保護部及び針基部の他方に対して注射針の長手方向に向けて少なくとも動くことはできないようにする。
本発明に従って、ブロッキング係合状態は、非破壊的に解除することができる。しかし、ブロッキング係合状態を解除するためには工具が必要である。ブロッキング係合状態にあるとき、ブロッキング機構は、針保護部が意図せずに又は、単に、外部から針保護部に加えられた力によってのみ露出位置に動くのを防止する。このようにして、保護機能は保証される。他方、ユーザにとって直ちに明らかとはならない型式の操作によってブロッキング係合状態を解除することができる。好ましくは、特定の順序にて、一方が他方の後に行われる、少なくとも2回の操作が必要とされるものとする。操作、すなわち多数の操作の少なくとも1回は、工具によってのみ行うことができる。
好ましい実施の形態において、針保護装置は、針保護部に対し好ましくは、末端方向に作用するばね力にて装荷するばね部材を有している。製剤を投与した後、ばね力によってばね力を上廻る力が加えられないとき、針保護部は、保護位置まで自動的に動く。ばね部材は、これら構成要素の双方又は何れか一方にて、直接的に又は1つ又はより多くの中間部材を介してのみ、ばね力の方向に向けて針保護部にて支持され、また、反対方向に向けて針基部にて支持される。ばね部材は、例えば、空圧ばね又は好ましくは、機械式ばねとすることができる。その機能の点にて、ばねは、特に圧力ばねとすることができる。その形状に関して、スパイラルばねの方が好ましい。
使用前、針保護部は、該針保護部が針先端を含む注射針に重なり合う当初の位置をとることが望ましい。しかし、針保護部は、当初の位置にてブロックされず、ばね部材の復帰力に抗して、露出位置まで動くことができ、また、針保護部は、ばね力によって当初の位置に保持されるのみならず、その力を上廻るため、特定の力を基端方向に加えることを要求する摩擦ロック又は望ましくは、確実ロックも追加的に存在するようにすることが考えられ且つそのことが望ましい。摩擦ロック又は確実ロックは、注射針が人間の皮膚に差し込まれるとき、通常、生じるような力にて、針保護部が基端方向に装荷されるとき、任意の率にて解除される。これに反して、保護位置におけるブロッキング係合状態は、ブロッキング係合状態にて関連したブロッキング機構の少なくとも1つを外部から針保護部に加わった力のみによって、破壊することによって解除させることができる。これに反して、当初の位置において、ばね力にて装荷された針保護部は、特定の、但し制限された保護機能のみを提供するが、更に、上述したように、自己投与するユーザの注射するときの恐怖感を無くすための目隠しとして機能する。しかし、その保護機能の観点から、針保護部が使用前、露出位置をとることも可能であろう。
ブロッキング係合状態を非破壊的に解除することを可能にするため、第一のブロッキング機構は、針保護部及び針ホルダの上記一方、好ましくは、針保護部と可動に接続することができる。接続は、第一のブロッキング機構が針保護部、また、針基部に対して動くことができるようなものであることが好ましい。第一のブロッキング機構が針保護部と接続される場合、針保護部が注射針の長手方向に向けて動くとき、第一のブロッキング機構を従動させるような設計の接続部とされることも好ましい。
針保護部及び針基部の上記一方に対して第一のブロッキング機構が動くのに対して反作用するため、復帰ばねの力が第一のブロッキング機構に作用するようにすることが望ましい。この態様にて、第一のブロッキング機構は、針保護部及び針基部の上記一方に対して平衡位置に保持されるか又は偏移する場合、平衡位置に復帰する。針保護部に関して上述したばね部材は、特に、上記ばね力を発生させる作用を果たすことができる。しかし、原理上、ばね部材は、単一のばね部材として又は針保護部に対しばね力にて装荷するばね部材に加えて、第一のブロッキング機構にのみ設けることができる。同一のばね部材が第一のブロッキング機構に作用し且つ、針保護部を保護位置まで動かすとき、かかるばね部材は、特に、第一のブロッキング機構に直接作用し、針保護部に対して第一の妨害機構を介してばね力にて装荷することができる。
第一のブロッキング機構を針保護部及び針基部の上記一方から別個に形成し且つ、該第一のブロッキング機構を1つ又は多数の継手より関連する構成要素に可動に接続することに代えて、可動の第一のブロッキング機構を、これと代替的に、関連する構成要素と単一物として形成し、該第一のブロッキング機構を的確な形状にて形成することによりかかる実施の形態にてその動く能力が保証されるようにしてもよい。別の代替例において、第一のブロッキング機構及び関連する構成要素は、互いに別個に形成し且つ、互いに実質的ロック状態にて接続される。第一のブロッキング機構が単一物として形成され又は実質的ロックにて固定状態に接続されるとき、第一のブロッキング機構に望ましいように作用する復帰するばね力は、次元的弾性に基づくものであることが好ましい。このように、第一のブロッキング機構は、例えば、弾性的に順応可能であるようにすることができる。しかし、かかる実施の形態よりも、別個に形成され且つ継手にて針保護部及び針基部の上記一方と接続される第一のブロッキング機構とする方が好ましい。かかる第一のブロッキング機構は剛性である、すなわちそれ自体、非可撓性であることが望ましい。
好ましい実施の形態において、針保護装置は、針保護部を取り囲むか又は針保護部によって取り囲まれるブロッキング部分を特徴とする。少なくともブロッキング係合状態にあるとき、ブロッキング機構は、ブロッキング部分の軸方向長さ内にある。針保護部及びブロッキング部分の一方は、少なくとも針保護部が保護位置にあるとき、ブロッキング機構をブロッキング係合状態にて取り囲み、このようにして、ブロッキング機構が側方向からアクセスされないように保護する。好ましくは、ブロッキング係合状態にあるブロッキング機構の何れも側部から見ることができず、ブロッキングを作用させる方法は、ユーザに対し少なくとも直ちには明らかとはならないようにする。空間的配置は極めて厳密であり、注射針は、中央に配置されることが好ましいから、そのブロッキング係合状態を解除させるため、ユーザは、指を使用して注射針の長手方向に向けてブロッキング機構に容易に作用することができない。これに反して、係合状態を解除するためには、特定の工具が必要である。この工具は、好ましい実施の形態において、直線状ロッド又は適用可能な場合、曲がったロッドとすることができる。ブロッキング係合状態を解除するため、工具は、注射保護部又はブロッキング部分の末端側開口部を通して動かし、また、少なくとも実質的に注射針の長手方向に向けてブロッキング部分の領域内に動かし、また、ブロッキング機構の一方にて軸受けする位置にすることが好ましい。ブロッキング係合状態は、注射針の長手方向に向け、工具を少なくとも実質的にブロッキング機構の一方、好ましくは、第一のブロッキング機構に対して押すことにより解除されることが好ましい。ブロッキング係合状態にあるブロッキング機構におけるその他の操作は不要であることが好ましい。このようにして、ブロッキング機構は形成され且つ、ブロッキング係合状態にて互いに動かすことができる。ブロッキング機構が長手方向に向けた単に圧力作用によって解除されることを可能にすることにより、自動的に機能を試験することが容易となり、この試験は、試験すべき針保護装置の位置決め精度に対して又は工具又は針保護部がそれぞれのその他の構成要素に対して実行すべき動きを制御する精度に対する要求が小さい状態にて、短時間に実行することができる点にて望ましい。
第一のブロッキング機構は、針保護部及び針基部の上記一方と接続され、該第一のブロッキング機構が傾動又は回動可能であるようにすることが好ましい。好ましい実施の形態に従って、第一のブロッキング機構は、針保護部及び針基部の上記一方に対して、1つの傾動軸線又は回動軸線の回りにて傾動し又は回動する能力の自由度のみを示し、関連する軸線は針保護部及び針基部の上記一方に対して静止していることが好ましい。該当する場合、第一のブロッキング機構は、また、針保護部及び針基部の上記一方に対して多数の軸線の回りにて傾動し又は回動することもできる。軸線、又は該当する場合、多数の軸線は、注射針に対して平行でなく、注射針に対して横方向に伸びることが望ましい。軸線又は多数の軸線は、注射針に対して垂直であることが好ましく、特に、注射針に対して半径方向を向くことが好ましい。注射針は、少なくとも実質的に直線状であり且つ少なくとも十分に直線状であり、圧力によってのみ人間の皮膚内に及び人間の皮膚を通じて注射することができるようにする。
更なる展開例において、針保護装置は、針保護部及び針基部の他方にて第二のブロッキング機構と共に形成された又は該当する構成要素と接続される第三のブロッキング機構を有する。この点に関して、第二のブロッキング機構に関して記載した説明は、第三のブロッキング機構にも同様に当て嵌まる。上述した傾動し又は回動する軸線の頂面図において、第二のブロッキング機構及び第三のブロッキング機構は上記軸線の異なる側部に配置される、すなわち一方は軸線の左側に配置され、他方は軸線の右側に配置される。第二のブロッキング機構及び第三のブロッキング機構の各々は、第一のブロッキング機構に対するストッパを形成する。これらのストッパは、注射針の長手方向に向けて互いに偏位されている。針保護部が保護位置にあるとき、第一のブロッキング機構は、その他の2つのブロッキング機構の少なくとも一方と圧力接触している。露出位置の方向に向けて作用する力が針保護部に加わった場合、第一のブロッキング機構は、他の上記2つのブロッキング機構が互いに示す軸方向偏位程度に従って上記2つのブロッキング機構の他方と圧力接触する状態にて傾動し又は回動し、そのとき、第一のブロッキング機構は双方の他方のブロッキング機構に対して当接する。
その他の展開例において、第一のブロッキング機構に対する別のストッパを形成するブロッキング解除機構も提供される。このストッパは、第二のブロッキング機構により形成されたストッパから離れる方向を向いている。このように、好ましい実施の形態において、針保護装置は、3つのストッパを有しており、そのストッパの2つは、同一方向を向く一方、第三のストッパは反対方向を向く。これらのストッパは、特に、基端方向又は末端方向を向く、すなわち、注射針の2つの長手方向の一方を向くようにすることができる。第一のブロッキング機構が注射保護部に形成され又は注射保護部と接続され、該第一のブロッキング機構がその軸方向動きにより従動される場合、第二のブロッキング機構及び第三のブロッキング機構により形成されたストッパは、末端方向を向くことが望ましく、ブロッキング解除機構により形成されたストッパは、これに応じて基端方向を向くようにする。第一のブロッキング機構が注射針の長手方向に対して横方向を向く傾動軸線の回りにて傾動することができる場合、第二のブロッキング機構は、注射針の長手方向に測定したとき、ブロッキング解除機構のストッパからよりも第三のブロッキング機構のストッパからの距離の方が短いことが望ましい。ストッパをこの態様にて配置することにより、第一のブロッキング機構は、針保護部の動く方向に依存して、異なる程度の傾動動作を実行することができる。
好ましい実施の形態において、第二のブロッキング機構は、針保護装置の表面領域から、例えば、針保護部から又は好ましくは、上述したブロッキング部分から注射針の長手方向に対して横方向に突き出す突出部によって形成される。また、第三のブロッキング機構を同様に、注射針の長手方向に対して横方向に表面領域から突き出す別の突出部により形成することも可能である。針保護装置がブロッキング解除機構を有することも特徴とする場合、該ブロッキング解除機構は、また、同一の表面領域から又は該当する場合、別の表面領域から注射針の長手方向に対して横方向に突き出す突出部によって形成されることも好ましい。
本発明は、針保護装置が適正に機能するかどうかを製造過程の終了時に確認することを可能にする。特別に有利な点は、ブロッキング係合状態は非破壊的に解除することができるから、針保護装置は確認された後、適正に使用することができる点である。従って、針保護装置の適正な作動方法を試験する方法も、また、本発明の主題である。試験のため、第一のブロッキング機構は、針保護部が保護位置にあるとき、工具によってブロッキング係合状態から離れるように動かされ、また、針保護部は外力によって基端方向に向けて動かされ、針先端が好ましくは、針保護部を超えて突出するようにする。針保護部は、露出位置に動かすことが好ましい。次に、針保護部は、外力が除去されて末端方向に向けて動いて戻る。末端方向へ動く過程にて、ブロッキング機構は、適正に機能するならば、ブロッキング係合状態へと戻る。工具を使用して実行される操作を省略しつつ、再度、外力を加えることにより係合状態が復帰したことを試験することが可能である。試験方法は、この試験するステップを含むことも望ましい。
針保護装置が使用される前、針保護部がブロックされない末端の当初の位置をとる場合、試験方法の好ましい実施の形態は、上述したステップに先立つその他のステップを含む。かかる更なる展開例における試験方法の第一のステップにおいて、針保護部は、外力によって末端の当初の位置から動かされて露出位置に入り又は少なくとも露出位置の方向に向けて動いて、また、露出位置にて又は該当するならば、更に早期に、外力が除去され、針保護部は保護位置に動く。これによって自動的に設定されたブロッキング係合状態は、後続のステップにおいて、上述したように工具を使用して解除される。
本発明に従った針保護装置が連続的に製造されるとき、これらの針保護装置の各々は、その組み立て直後に試験方法を行うことができる、すなわち針保護装置は、その組み立てとインラインにて試験される。かかる方法の実施の形態において、組立体の保持手段は、試験のため規定された態様にて装置を保持するためにも使用することができるから、試験すべきそれぞれの針保護装置は、規定された態様にて保持する追加的な保持手段は不要である。この目的のため特に設けられた保持手段により装置が試験される場合、装置が自動的に組み立てられたとき、装置は、単に、組立体の保持手段から試験保持手段まで自動的に進めることができる。しかし、原理上、オフラインの試験も可能であり、ここで、針保護装置は、最初に組み立てられ、その後にのみ、該当するならば、中間の格納又は輸送後、適正に機能するかどうかについて試験される。しかし、オフラインの試験は、試験すべき針保護装置の各々を試験装置の保持手段により再度取り上げることを必要とする。原理上、手操作による試験もインライン及びオフライン試験の双方に可能である。
望ましい特徴は、従属請求項及びそれらの組み合わせにも記載されている。
本発明の一例としての実施の形態について図面に基づいて以下に説明する。各々の特徴を個別に且つ特徴の任意の組み合わせにて示した一例としての実施の形態により開示された特徴は、また、請求項及び上述した実施の形態の主題を望ましいように発展させるものである。
図1には、注射前の当初の位置にある針保護装置が示されている。針保護装置は、注射針1と、注射針1を位置決めし且つ取り付ける作用を果たす針基部とを有している。針基部は、平坦な底部2と、底部2から末端方向に向けて突き出す中央の保持領域3とを備えている。注射針1は、保持領域3を貫通して突出し、該注射針は、針基部2、3を超えて末端方向に及び基端方向に突出する。保持領域3は、保持領域が軸方向に動くことはできないよう注射針1を特に、固定状態に保持する。注射針1は、カニューレ、すなわち中空針である。
針保護装置は、針基部2、3を取り囲むスリーブ構造体4も有している。針基部2、3は、スリーブ構造体4内に挿入され且つ、スリーブ構造体4と接続され、針基部は、特に、スリーブ構造体4に対して注射針1の長手方向に動くことはできない。針基部2、3及びスリーブ本体4は、原理上、単一物から形成することもできる。スリーブ構造体4は、針保護装置を注射装置の末端に取り付けるため針基部2に対し基端側にて取り付け部分を形成する。注射装置は、特に、例えば、糖尿病療法から、また、より近年、骨粗鬆症処方薬又は成長ホルモンを投与するような、その他の療法にても既知であるような注射ペンとすることができる。針保護装置は、注射装置に取り外し可能にクリップ止めすることができ、この目的のため、その取り付け部分にて周方向に分配された多数の掛止機構6を備えている。取り付け部分は、針基部2、3を超えて基端方向に少なくとも基端の針先端まで突出する注射針1の接続部分を取り囲む。注射装置に取り付けられたとき、注射針1の接続部分は、例えば、医薬アンプルのような、リザーバの末端を密封する密封膜に侵入する。この膜に侵入したとき、注射針1の中空の容積は、リザーバと流体的に接続される。
スリーブ構造体4は、底部2の末端側にて、針基部2、3の保持領域3を取り囲み且つ、保持領域3を僅かに超えて末端方向に突出する。
針保護装置のその他の部分は、針基部2、3及びスリーブ構造体4に対して注射針1に沿って動くことができる針保護部7と、針保護部7に対しばね力にて末端方向に装荷するばね部材10と、針保護部7を末端の保護位置にてブロックするブロッキング手段とである。しかし、図1には、針保護部7が針基部2、3、特に、注射針1に対して末端の当初の位置をとる当初の状態にある針保護装置が示されている。針保護部7は、ばね部材10の復帰するばね力に抗して、針基部2、3に対して基端方向に向けて当初の位置から動くことができる。針保護部7は、針基部2、3を超えて末端方向に突出する注射針1の末端の針部分を取り囲むスリーブ部分と、スリーブ構造体4とを備えている。針保護部7のスリーブ部分は、スリーブ構造体4の末端の開口部を通って突出する。注射針1まで内方に突出するフランジ5は、スリーブ構造体4の末端に形成されている。フランジ5は、針保護部7を軸方向に且つ直線状に案内して、また、軸方向の平行移動ストッパを形成し、該ストッパまで、ばね部材10のばね力によって針保護部7を最大限、末端方向に動かすことができる。しかし、その当初の位置において、針保護部7は、フランジ5に対して軸方向に当接せず、異なる態様にて、すなわちブロッキング手段の一部分により保持されている。
ブロッキング手段は、該ブロッキング手段が針保護部7と共に、又は針保護部に対して動くことができるよう、針保護部7と接続された第一のブロッキング機構11を有している。第一のブロッキング機構11は、針保護部7に対して1°の自由度の動きを示す、すなわち長手方向軸線L又は注射針1に対して平行でない軸線Kの回りにて回転する能力を示す。軸線Kは、長手方向軸線L又は注射針1に対して半径方向を向き且つ、傾動軸線Kの回りにて傾動し得るよう針保護部7と接続された第一のブロッキング機構11に対する傾動軸線を形成する。ブロッキング手段はまた、第二のブロッキング機構12と、第三のブロッキング機構13とを有している。ブロッキング機構12、13は、内方に、すなわちスリーブ本体4から中心長手方向軸線Lの方向に向けて突き出す突出部によって形成される。ブロッキング機構12、13は、注射針1の長手方向に向けて互いに対して偏位され且つ、傾動軸線Kの異なる側部に配置されている。図1の図面において、第二のブロッキング機構12は、傾動軸線Kの右側に配置され、第三のブロッキング機構13は、傾動軸線Kの左側に配置されている。第二のブロッキング機構12はまた、第三のブロッキング機構13の末端側に配置されている。
図1に示した当初の状態において、ブロッキング機構12、13は、それぞれ基端方向を向いたそれらの後側部にて第一のブロッキング機構11に対する軸方向ストッパを形成する。これらの後側ストッパの間の軸方向偏位程度は、第一のブロッキング機構11がその傾動する能力の範囲内にてブロッキング機構12、13を経て、末端方向に向けて当初の位置から動くことができないような程度に選ばれる。
ブロッキング手段は、同様に突出部により形成され且つスリーブ構造体4から内方に突き出すブロッキング解除機構14も有している。ブロッキング解除機構14は、傾動軸線Kに対して第三のブロッキング機構13と同一の側部に配置され且つ、基端方向に向けて該第三のブロッキング機構に対して偏位されている。第二のブロッキング機構の基端側にて第二のブロッキング機構12の側部に別の突出部は形成されていない。ブロッキング解除機構14は、該ブロッキング解除機構が末端方向を向いたその正面側部にて第一のブロッキング機構11に対するストッパを形成するのに全く十分に内方に突出するが、第一のブロッキング機構11は、ストッパ接触状態外に傾動し且つ針保護部7が基端方向に向けて動くとき、ブロッキング解除機構14を経て基端方向に動くことはできない。第一のブロッキング機構11は、ブロッキング機構13とブロッキング解除機構14との間の空隙内に突出しないが、ブロッキング機構13は、同様に、第一のブロッキング機構11がブロッキング解除機構14とストッパ接触する状態外に傾動することができるようにするのに全く十分にスリーブ本体4から突出している。
図2には、使用した後の最終状態にある針保護装置が示されている。最終状態において、針保護部7は、ブロッキング手段が該針保護部をブロックする末端の保護位置をとり、針保護部は、外力によって基端方向に向けて動くことはできない。ブロッキング機構12、13の各々は、その正面側に、末端方向を向いた、第一のブロッキング機構11に対するストッパを形成する。これらの2つのストッパの間の基端方向距離は、次のように決定される、すなわち針保護部7を基端方向に向けて動かそうとしたとき、第一のブロッキング機構11は、ブロッキング機構12とのストッパ接触状態に進み、このストッパ接触状態を維持しつつ、傾動してブロッキング機構13とのストッパ接触状態になるように決定される。両側部におけるストッパ接触のため、第一のブロッキング機構11は、2つのブロッキング機構12、13を経て基端方向に通過することができず、針保護部7は、保護位置にてブロックされる。針保護部7が保護位置にあるとき、作用するブロッキング機構12、13の2つのストッパは、ブロッキング機構12、13の後側部に形成された2つのストッパに対して長手方向Lに向けて互いに少なくとも実質的に同一の距離にあり、このことは、針保護部7が図1に示した当初の位置から保護位置まで動くのを阻止することになる。このようにして、ブロッキング機構12、13は、第一のブロッキング機構11と協働して、針保護部7を保護位置にて基端方向にプロックし且つ当初の位置にて末端方向にブロックする。
図3及び図4には、針保護部7が斜視図及び長手方向断面図にて示されている。針保護部7は、上述したスリーブ部分を備えている。該スリーブ部分は、針保護装置がその当初の状態にあり且つ、針先端の少なくとも高さまで突出し、好ましくは、針先端を超えて末端方向に突出するとき、既に注射針1を取り囲んでいる。スリーブ部分は、不透明、中空の円筒状被覆物として形成される。半径方向外方に突き出すフランジ8は、基端にて形成され且つ、一例としての実施の形態において、長手方向軸線Lを取り巻くが、原理上、周方向に向けて互いに隔てられたフランジ片により形成されるようにし、又は該当する場合、単一のフランジ片によってのみ形成されるようにする。フランジ8は、スリーブ構造体4のフランジ5と共に、1対のストッパを形成し、該1対のストッパは、協働して針保護部7によって末端方向に動くのを制限する、すなわち該ストッパは、針保護部7がスリーブ構造体4及び針基部2、3に対してとることができる最末端位置を決定する。針保護部7は、スリーブ部分から基端方向に突き出す2つの取り付け機構9も有している。取り付け機構9は、針保護部7を継手にて第一のブロッキング機構11と接続する作用を果たす。
図5には、第一のブロッキング機構11が斜視図にて示されている。ブロッキング機構11は、ディスク形状の基部本体11aと、2つの取り付け機構11bと、基部本体11aと共に単一物として形成された2つの回転ブロック11cとを備えている。回転ブロック11cの各々は、スリーブ構造体4の割り当てた軸方向案内部と案内係合状態にあり、該係合状態は、第一のブロッキング機構11の回転運動、従って長手方向軸線Lの回りの針保護部7の回転運動を阻止する。一例としての実施の形態において、回転ブロック11cは、長手方向Lに対して横方向に僅かに基部本体11aを超えて突出する。スリーブ構造体4の2つの割り当てられた案内部は、軸方向溝であることが好ましいが、例えば、スリーブ構造体4の内表面領域にて内方に突き出す軸方向リブとすることもできる。突き出すリブの場合、回転ブロック11cは凹所にて置換することもできる。原理上、単一の回転ブロックにて十分である。しかし、例えば、周方向に向けて互いに対して正確に偏位され又は少なくとも実質的に180°だけ偏位された回転ブロック11cのような、長手方向軸線Lの回りにて周方向に向けて互いに偏位された状態にて配置された回転ブロックは、スリーブ構造体4に対する回転運動をより確実に阻止する。針保護部7と接続されたとき、針保護部7の取り付け機構9及び第一のブロッキング機構11の取り付け機構11bは、傾動軸線Kを継手軸線として互いに回転継手を形成する。取り付け機構11bは、回転継手の軸を形成し、取り付け機構9は、回転継手のソケットを形成する。ブロッキング機構11は、軸線L、Kに対する平衡位置にて示されており、この位置において、該ブロッキング機構は、取り付けられたとき、ばね部材10によって保持される。次に、傾動軸線Kは、常時、長手方向軸線Lに対して半径方向に向く。上記の平衡位置において、基部本体11aは、傾動軸線Kの左側及び右側の双方にて傾動アームを形成する。2つの傾動アームの一方は、保護位置にてブロッキング機構12とストッパ接触しており、他方の傾動アームは、保護位置にてブロッキング機構13とストッパ接触している。図3、図4に単に一例として示したように、取り付け機構9は、長手方向軸線Lに対して平行に分割され、このため、取り付け機構9の各々は、長手方向Lに向けて互いに隣接する2つのソケットアームを形成する。これらのソケットアームは、互いに離れるように弾性的に曲げて、第一のブロッキング機構11をその2つの取り付け機構11bを介して挿入することができ、取り付け機構9は、取り付け機構11bと共に弾性的にスナップ動作するようにする。この目的のため、相応する凹所が取り付け機構11bの両側部にて基部本体11aに形成されており、取り付け機構9は、接続されたとき、これらの凹所に入り、また、これらの凹所は、取り付け機構11bと共に掛止することができる。基部本体11aはまた、針基部2、3の保持領域3に対して長手方向Lに向けて伸びる中央通路を備えている。
以下に、図6、図10は図1、図2に相応する図6ないし図10に示した順序に基づいて針保護部の作動方法について説明する。
針保護装置は、滅菌包装されて当初の状態にてユーザに届く。ユーザは、滅菌包装の包装部分を除去し且つ、針保護装置を当初の状態にて注射装置の末端に配置し、注射針1の接続部分が製剤リザーバの密封膜に侵入し、注射針1の中空の容積への流体的接続が確立されるようにする。
ユーザは、針保護部7が当初の位置にある状態にて、注射装置を所望の注射箇所にて皮膚に当てがい、注射装置を末端方向に向けて皮膚に押し付け、これにより針保護部7は基端方向に作用する力を受け且つ、注射装置及び針基部2、3に対して基端方向に動き始める。ばね部材10は、そのばね力にてこの動きに反作用する。第一の運動段階において、針保護部7が当初の位置にあるとき、依然としてブロッキング解除機構14の前側部とストッパ接触している第一のブロッキング機構11は、図7に示した角度位置まで傾動し且つ、最終的にブロッキング解除機構14を通過する。追加的な圧力によって針保護部7は、ばね部材10の力に抗して図8に示した露出位置に動かされる。露出位置にあるとき、針保護部7は、スリーブ本体4に完全に入っている。ばね部材10のばね力は、第一のブロッキング機構11をその平衡位置にて保持し、この位置にあるとき、ブロッキング機構11の左側及び右側傾動アームは、傾動軸線Kに対して垂直に向くのみならず、長手方向軸線Lに対して少なくとも実質的に垂直に向く。針基部2、3の中央保持部分3は、ブロッキング機構11を貫通して突出する。注射針1の注射部分は、末端方向に向けてスリーブ構造体4及び針保護部7を超えて突出している。注射針1の自由に突出する長さは、針先端が皮下組織内に侵入するような寸法とされることが望ましい。
製品が投与されると、ユーザは、注射針1を組織から引き出す。外力が除去されると、針保護部7は、ばね部材10の外力によって末端方向に動いて戻る。
図9には、第一のブロッキング機構11がブロッキング手段を通過する時点におけるその末端方向への動く過程にある針保護装置が示されている。この動きの第一の段階において、第一のブロッキング機構11は、他方のブロッキング機構12、13及びブロッキング解除機構14から完全に自由である。この第一の段階の終了時、ブロッキング機構11は、ブロッキング解除機構14とストッパ接触状態に進み、該ブロッキング機構は「捕捉し」、いわばストッパ接触し、また、第二のブロッキング機構12に面する傾動軸線Kの反対側の傾動アームは、末端方向に向けて前方に傾動する。ブロッキング解除機構14の後側部に形成されたストッパとブロッキング機構12の後側部との間の軸方向距離は、次のような寸法とされる、すなわち反対側部にてブロッキング解除機構14とストッパ接触した第一のブロッキング機構11がブロッキング機構12の正面側にて末端方向に傾動し且つ該ブロッキング機構を通過することができるような寸法とされている。ブロッキング機構11がブロッキング機構12を通過すると、該ブロッキング機構は、ブロッキング解除機構14とのストッパ接触状態から滑り出し、次に、第三のブロッキング機構13を通過する。
図10には、針保護部7がその末端の保護位置をとるその最終状態にある針保護装置が示されている。針保護部の末端方向への動きは、1対のストッパ5、8によって制限される。最終状態にあるとき、第一のブロッキング機構11は、再度、その平衡位置をとり、また、長手方向軸線Lに対して半径方向に測定したとき、その最大の距離を示す。次に、第一のブロッキング機構11の後側部がブロッキング機構12、13の前側部に面する。基端方向に向けて針保護部に加えられた圧力によって、第一のブロッキング機構11のみがブロッキング機構12及びブロッキング解除機構14とストッパ接触状態となるように同時に傾動し、このため、針保護部7は、保護位置にて確実にブロックされる。この状態において、ユーザは、針保護装置を注射装置から取り外し、突き刺す負傷に対する安全性を確保し、また、注射装置を処分することができる。新たな針保護装置が取り付けられれば、注射装置は、次の注射を行う準備が整う。
スリーブ構造体4は、ブロッキング機構12、13及びブロッキング解除機構14の形態にてブロッキング手段の一部を形成するのみならず、該スリーブ構造体には、ブロッキング機構及びブロッキング解除機構11ないし14が側部からアクセスされないよう保護する機能が与えられる。この保護機能を果たすとき、スリーブ構造体4は、ブロッキング手段の全体を周方向に包被するブロッキング部分を形成する。該ブロッキング部分にて、ブロッキング機構12、13及びブロッキング解除機構14が形成される。また、内方に突き出すフランジ5が一例としての実施の形態におけるように、周方向に形成され、スリーブ構造体4と針保護部7との間の空隙を通して操作することができないようにすることも有益である。ユーザは、ブロッキング機構12、13に直接アクセスすることができない。針保護部7が保護位置にあるとき、ユーザは、ブロッキング機構12、13を見ることさえもできない。このため、ブロッキング手段の作動方法は、直ちに明らかとはならず、操作することを一層困難にする。
針保護装置は、製造過程にて完全な機能試験を行うことを許容する。試験したとき、完全に組み立てられた針保護装置は、注射に関して上述したようにトリガーされる、すなわち、針保護装置は、図6に示した当初の状態から図10に示した最終状態に変換する。試験は、手操作にて行うこともできるが、保持手段により針保護装置を緊張させることにより自動的に実行されることが好ましい、すなわち、スリーブ構造体4の領域内にて針保護部7に軸方向圧力を加え、また、グリッパー又はプランジャにより当初の位置から露出位置まで動き、圧力が除去されると、末端方向に向けて保護位置まで動くようにする。このサイクルが完了すると、細長い、好ましくはロッド形状の工具は、同様に好ましくは自動的に、針保護部7を通して長手方向Lに向けて第一のブロッキング機構11まで動かし、該針保護部がブロッキング機構12の反対側の側部にて第一のブロッキング機構11と接触するようにする。基端方向に向けた圧力が工具によってブロッキング機構11に加えられる。この圧力は、ばね部材10のばね力を上廻るのに十分に大きく、ブロッキング機構11は、ばね部材10によって確立された平衡位置から傾動し、また、基端方向に向けてブロッキング機構12、13を通過することができる。この傾動する動きの間、ブロッキング機構11とブロッキング機構12との間にて何らストッパ接触しない、すなわち、針保護部7は、該針保護部がフランジ5に対して当接する迄、ブロッキング機構11を介してばね部材10によって末端方向に押され、第一のブロッキング機構11が第二のブロッキング機構12から自由となるのに全く十分である。従って、2つのブロッキング機構11、12の間にて軸方向に「空気」が存在する。針保護部7は、選択随意的に、把持手段によりフランジ5とストッパ接触状態に保持し、第一のブロッキング機構11が第三のブロッキング機構13を通過する前に、ブロッキング機構11が工具の圧力によってブロッキング機構12とストッパ接触状態となるように押されるのを防止することができる。依然として工具と接触しているブロッキング機構11がその傾動する動きの過程にて、ブロッキング機構13を通過したとき、ブロッキング機構11がブロッキング機構12も通過する迄、外力を基端方向に向けて加えることにより、針保護部7は動かされる。これが生ずると直ちに、工具を後退させ、このようにして解除されたブロッキング機構11がばね部材10のばね力によりその中立の平衡位置に動いて戻り、また、図6に示した位置をとることができる、すなわち、針保護装置は、再度、当初の状態となる。
品質保証の範囲内にて、針保護装置を選択するときにのみ機能試験を実行することができる。しかし、試験に対する代替例として、ユーザに最終的に到達するであろう針保護装置の各々に対し、単に品質保証の範囲内にて機能試験を行うことが可能であるようにすることが特に有益である。
末端の当初の位置にある、針保護部を備える針保護装置の図である。 針保護部が末端の保護位置にある、針保護装置の図である。 針保護部の斜視図である。 針保護部の長手方向断面図である。 針保護装置の第一のブロッキング機構の斜視図である。 1つの位置にある、針保護部を備える針保護装置の図である。 別の位置にある、針保護部を備える針保護装置の図である。 更に別の位置にある、針保護部を備える針保護装置の図である。 更に別の位置にある、針保護部を備える針保護装置の図である。 更に別の位置にある、針保護部を備える針保護装置の図である。
符号の説明
1 注射針
2 平坦な底部/針基部
3 中央の保持領域/中央保持部分/針基部
4 スリーブ構造体/スリーブ本体/ブロッキング部分
5 フランジ/1対のストッパ
6 掛止機構
7 針保護部
8 フランジ/1対のストッパ
9 2つの取り付け機構
10 ばね部材
11 第一のブロッキング機構
11a ディスク形状の基部本体
11b 2つの取り付け機構
11c 回転ブロック
12 第二のブロッキング機構
13 第三のブロッキング機構
14 ブロッキング解除機構
K 傾動軸線
L 長手方向軸線

Claims (20)

  1. 注射装置に設けられる、すなわち注射装置用の針保護装置において、
    a)針先端を備える注射針(1)と、
    b)注射針(1)がそこを超えて突出する針基部(2、3)と、
    c)針基部(2、3)と可動に接続され、また、注射針(1)の針先端が針保護部(7)を超えて突出する露出位置から針保護部が針先端を含む注射針(1)に重なり合う保護位置まで動くことができる針保護部(7)と、
    d)針保護部(7)及び針基部(2、3)の一方と接続され又は該一方と単一物として形成された第一のブロッキング機構(11)と、
    e)針保護部(7)及び針基部(2、3)の他方と接続され又は該他方と単一物として形成された第二のブロッキング機構(12)とを備え、
    f)針保護部(7)が保護位置にあるとき、ブロッキング機構(11、12)は、互いにブロッキング係合状態にあり、このことは、針保護部(7)が露出位置まで動くのをブロックし、
    g)ブロッキング係合状態は、非破壊的に解除することができる、針保護装置。
  2. 請求項1に記載の針保護装置において、針保護部(7)を保護位置まで動かすばね力を発生させるばね部材(10)が設けられることを特徴とする、針保護装置。
  3. 請求項1又は2に記載の針保護装置において、第一のブロッキング機構(11)は、針保護部(7)及び針基部(2、3)の前記一方と可動に接続され又は該一方に可動に形成されることを特徴とする、針保護装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つの項に記載の針保護装置において、第一のブロッキング機構(11)は、復帰ばねの力に抗してブロッキング係合状態外に動くことができることを特徴とする、針保護装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つの項に記載の針保護装置において、第一のブロッキング機構(11)は、末端方向に作用することが好ましく且つ、針保護部(7)及び針基部(2、3)の前記一方に対する第一のブロッキング機構(11)による動きに反作用するばね部材(10)により装荷されることを特徴とする、針保護装置。
  6. 請求項5に記載の針保護装置において、ばね部材(10)は、第一のブロッキング機構(11)を介して針保護部(7)に対しばね力にて装荷し、該ばね力によって、針保護部(7)は、保護位置まで動くようにしたことを特徴とする、針保護装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つの項に記載の針保護装置において、ブロッキング部分(4)は針保護部(7)を取り囲み又は針保護部(7)がブロッキング部分(4)を取り囲み、ブロッキング部分(4)又は針保護部(7)はブロッキング機構(11、12)を取り囲み且つ、少なくとも針保護部(7)が保護位置にあるとき、前記ブロッキング機構が側方向からアクセスされないよう保護することを特徴とする、針保護装置。
  8. 請求項7に記載の針保護装置において、ブロッキング部分(4)又は針保護部(7)は、針保護部(7)が露出位置にあるとき、注射針(1)がそこを貫通して突出する開口部を備え、工具は、該開口部を通って、好ましくは基端方向に向けてブロッキング係合状態にてブロッキング機構(11、12)の一方まで動くことができることを特徴とする、針保護装置。
  9. 請求項7又は8に記載の針保護装置において、第二のブロッキング機構(12)は、該第二のブロッキング機構が注射針(1)の長手方向に向けて動くことができないようブロッキング部分(4)と単一物として形成され又はブロッキング部分(4)に取り付けられ、また、針保護部(7)が保護位置をとるとき、該針保護部が露出位置まで動くのをブロックする第一のブロッキング機構(11)に対するストッパを形成する、針保護装置。
  10. 請求項7ないし9の何れか1つの項に記載の針保護装置において、第二のブロッキング機構(12)は、注射針(1)の長手方向(L)に対して横方向にブロッキング部分(4)又は針保護部(7)から突き出す突出部により形成されることを特徴とする、針保護装置。
  11. 請求項1ないし10の何れか1つの項に記載の針保護装置において、第一のブロッキング機構(11)は、針基部(2、3)及び針保護部(7)の前記一方に対して傾動し又は回動することができ、また、針保護部(7)が保護位置にあるとき、傾動又は回動する動きによってブロッキング係合状態外に動くことができることを特徴とする、針保護装置。
  12. 請求項11に記載の針保護装置において、第三のブロッキング機構(13)は、少なくとも針保護部(7)が保護位置にあるとき、針基部(2、3)及び針保護部(7)の他方に対して注射針(1)の長手方向(L)に向けて動くことができないよう第二のブロッキング機構(12)と共に配置され、第二のブロッキング機構(12)は、第一のブロッキング機構(11)の傾動軸線(K)の左側に配置され、第三のブロッキング機構(13)は、第一のブロッキング機構(11)の傾動軸線(K)の右側に配置され、針保護部(7)が保護位置にあるとき、各々が第一のブロッキング機構(11)に対するストッパを形成し、ストッパは、注射針(1)の長手方向(L)に向けて互いに偏位され且つ、針保護部(7)が露出位置まで動くのをブロックすることを特徴とする、針保護装置。
  13. 請求項7と組み合わせた、請求項12に記載の針保護装置において、第三のブロッキング機構(13)は、注射針(1)の長手方向(L)に対して横方向にブロッキング部分(4)又は針保護部(7)から突き出す突出部により形成されることを特徴とする、針保護装置。
  14. 請求項12又は13に記載の針保護装置において、少なくとも針保護部(7)が保護位置にあるとき、針基部(2、3)及び針保護部(7)の他方に対して動くことができないブロッキング解除機構(14)は、第三のブロッキング機構(13)と同一の傾動軸線(K)の側に配置され且つ、第一のブロッキング機構(11)に対するストッパを形成し、該ストッパは、第二のブロッキング機構(12)及び第三のブロッキング機構(13)により形成されたストッパから注射針(1)の長手方向(L)に向けて離れる方向に面し、ブロッキング解除機構(14)により形成されたストッパは、第二のブロッキング機構(12)及び第三のブロッキング機構(13)により形成されたストッパに対して注射針(1)の長手方向(L)に向けて偏位されることを特徴とする、針保護装置。
  15. 請求項14に記載の針保護装置において、第二のブロッキング機構(12)は、注射針(1)に沿ってブロッキング解除機構(14)のストッパよりも第三のブロッキング機構(13)のストッパに対してより近い位置に配置されることを特徴とする、針保護装置。
  16. 請求項7と組み合わせた、請求項14又は15に記載の針保護装置において、ブロッキング解除機構(14)は、注射針(1)の長手方向(L)に対して横方向にブロッキング部分(4)又は針保護部(7)から突き出す突出部により形成されることを特徴とする、針保護装置。
  17. 請求項1ないし16の何れか1つの項に記載の針保護装置において、針保護部(7)は、該針保護部が針先端を含む注射針(1)に重なり合い且つ、第一のブロッキング機構(11)及び第二のブロッキング機構(12)がブロッキング係合状態にない位置である当初の位置から露出位置まで動くことができることを特徴とする、針保護装置。
  18. 請求項1ないし17の何れか1つの項に記載の針保護装置において、針保護部(7)は、針保護部(7)と針基部(2、3)に対して軸方向に静止した端部ストッパ(5)との間のストッパ接触により決定される位置である、最末端位置まで針基部(2、3)に対して動くことができ、第一のブロッキング機構(11)は、針保護部(7)が露出位置の方向に向けて端部位置外に動いたときにのみ、通過して、第二のブロッキング機構(12)とブロッキング係合状態になるようにした、針保護装置。
  19. 請求項1ないし18の何れか1つの項に記載の針保護装置の機能を試験する方法において、針保護部(7)が保護位置にあるとき、
    a)第一のブロッキング機構(11)は、工具を使用してブロッキング係合状態外に動かされ、また、針保護部(7)は外力によって基端方向に向けて動かされ、
    b)針保護部(7)は、外力が除去され、また、適正に機能しているならば、再度、保護位置まで動く、針保護装置の機能を試験する方法。
  20. 請求項19に記載の方法において、針保護部(7)は、外力によって露出位置の方向に向けてブロックされない位置である、末端の当初位置から動かされ、露出位置にて又は露出位置に到達する前でさえ、外力が除去され且つ露出位置から保護位置まで動き、その後、ステップa)、b)が実行される、方法。
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