JP2008060921A - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム - Google Patents
画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】個人情報を適切に管理することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿のスキャン読取りを行なう(S300)。読取られたデータ中の個人情報(名前など)の検出を行なう(S301)。検出された個人情報に対応する個人情報がデータ記憶部から検索され、両個人情報が比較される(S302)。差があれば、ユーザの指示により(S501)、読取られたデータ中の個人情報の置換え処理を行なう(S502)。
【選択図】図5
【解決手段】原稿のスキャン読取りを行なう(S300)。読取られたデータ中の個人情報(名前など)の検出を行なう(S301)。検出された個人情報に対応する個人情報がデータ記憶部から検索され、両個人情報が比較される(S302)。差があれば、ユーザの指示により(S501)、読取られたデータ中の個人情報の置換え処理を行なう(S502)。
【選択図】図5
Description
この発明は画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関し、特に個人情報の管理を行なうことができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関する。
従来より、原稿画像を読取るスキャナと、スキャナにより読取られた画像を用紙にコピーする機能を備えるMFP(Multi Function Peripheral)などの画像読取装置が知られ
ている。MFPは、画像をFAX回線などを用いて外部に送信したり、外部から画像データを受信して、それを用紙にプリントすることが可能である。
ている。MFPは、画像をFAX回線などを用いて外部に送信したり、外部から画像データを受信して、それを用紙にプリントすることが可能である。
下記特許文献1は、撮影デバイスでオブジェクトおよびコードを撮影すると、それに関連する情報を収集する情報収集システムを開示している。
特許文献2は、イメージデータの特徴量を用いて、データベースに蓄積されているオリジナルのイメージデータを効率よく検索して、入力されたイメージデータの代わりに出力することができる画像処理システムを開示している。
特許文献3には、操作入力部から入力された送信先FAX番号と送信原稿から読取った送信先FAX番号とを比較し、比較結果が一致した場合は原稿画像データを送信するが、不一致であった場合はFAX番号の確認を促すメッセージを表示する送信装置が開示されている。
特開2004−102543号公報
特開2005−149323号公報
特開2005−311990号公報
文書に連絡先などの個人情報(氏名、部署、住所、電話番号、FAX番号、Eメールアドレスなど)を含ませる場合、文書の作成時に文書作成担当者は、最新の正しい連絡先を記載するよう注意する必要があり、手間がかかっていた。
また、これらの個人情報は変更される場合が多くあるが、変更に気づかずに文書のコピーが行なわれ、情報の配布が行われた場合、誤情報をもとに連絡を取ろうとしてもうまくいかない等の問題が発生する場合がある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、個人情報を適切に管理することができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像読取装置は、文書をスキャンすることにより画像データを取得する取得手段と、取得された画像データを記憶する記憶手段と、取得された画像データ内の個人情報を、第1の個人情報として検出する検出手段と、検出された第1の個人情報により特定される個人に関する個人情報を、データベースから第2の個人情報として検索する検索手段と、第1の個人情報と第2の個人情報とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて、記憶手段に記憶された画像データの出力方法を変更する変更手段とを備える。
好ましくは画像読取装置は、記憶手段に記憶された画像データの出力として、画像形成を行なう画像形成手段をさらに備える。
好ましくは画像読取装置は、比較手段で比較結果に差があった場合、その結果を表示する表示手段をさらに備える。
好ましくは変更手段は、比較手段で比較結果に差があった場合、第1の個人情報を、第2の個人情報で置換える旨の入力をユーザから受付ける受付手段と、受付手段でユーザからの入力が受付けられたときに、取得された画像データ内の第1の個人情報を、第2の個人情報に置換える置換手段とを含む。
好ましくは変更手段は、比較手段で比較結果に差があった場合、取得された画像データ内の第1の個人情報を、第2の個人情報に置換える。
好ましくは画像読取装置は、置換えられた情報の部分を識別可能とする。
好ましくは変更手段は、比較手段で比較結果に差があった場合、取得された画像データ内の第1の個人情報の付近に、第2の個人情報が表示されるようにする。
好ましくは変更手段は、比較手段で比較結果に差があった場合、取得された画像データ内の第1の個人情報の付近に、第2の個人情報が表示されるようにする。
好ましくは変更手段は、比較手段で比較結果に差があった場合、取得された画像データ内において、第2の個人情報が吹き出しで表示されるようにする。
好ましくは変更手段は、比較手段で比較結果に差があった場合、第1および第2の個人情報をリスト化して出力する。
好ましくは画像読取装置は、取得された画像データ内の所定のマークを検出するマーク検出手段をさらに備え、変更手段は、マーク検出手段での検出結果に基づいて、記憶手段に記憶された画像データの加工を行なわない。
好ましくは画像読取装置は、取得された画像データ内の所定のマークを検出するマーク検出手段をさらに備え、変更手段は、マーク検出手段での検出結果に基づいて、記憶手段に記憶された画像データにおいて、所定のマークが示す部分の処理を変更する。
この発明の他の局面に従うと、画像読取装置の制御方法は、文書をスキャンすることにより画像データを取得する取得ステップと、取得された画像データを記憶する記憶ステップと、取得された画像データ内の個人情報を、第1の個人情報として検出する検出ステップと、検出された第1の個人情報により特定される個人に関する個人情報を、データベースから第2の個人情報として検索する検索ステップと、第1の個人情報と第2の個人情報とを比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて、記憶ステップで記憶された画像データの出力方法を変更する変更ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像読取装置の制御プログラムは、文書をスキャンすることにより画像データを取得する取得ステップと、取得された画像データを記憶する記憶ステップと、取得された画像データ内の個人情報を、第1の個人情報として検出する検出ステップと、検出された第1の個人情報により特定される個人に関する個人情報を、データベースから第2の個人情報として検索する検索ステップと、第1の個人情報と第2の個人情報とを比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて、記憶ステップで記憶された画像データの出力方法を変更する変更ステップとをコンピュータに実行させる。
上記発明に従うと、個人情報を適切に管理することができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することが可能となる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像読取装置としてのMFPの構成を示した概略ブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像読取装置としてのMFPの構成を示した概略ブロック図である。
MFP100は、様々な機能の操作設定を行い、また設定された機能の確認や種々の警告等を表示する操作表示部102と、スキャンにより画像を読取り電子データ化する画像読取部105と、読取られた電子データに対し色々な画像処理を行なう画像処理部106と、画像処理された電子データを既知の電子写真プロセスによりプリントアウトする画像形成部107と、それらの電子データおよび個人情報などを保存しておくデータ記憶装置108(データベースの一例)と、様々な処理において作業領域として使用されるROM103と、RAM104と、それらを統括的に制御する全体制御部101とから構成される。スキャンにより読取られた電子データは、RAM104に一時的に記憶される。RAM104に記憶された電子データは、必要に応じて加工される。
操作表示部102は、液晶表示装置とそれに積載されるタッチパネルとから構成され、情報の表示と、ユーザからの情報の入力が可能である。
更にMFP100は、ネットワークに接続されたデータベースやPCなどとの間で情報のやりとりの窓口となる通信部109を備えている。
MFPは、文書をスキャンすることにより画像データを取得し、画像データ中から個人情報を検出し、抽出する。抽出した個人情報と、データ記憶部108や外部データベースに記憶された該当する個人情報とが比較される。両者が一致しない場合、スキャンにより得られた画像内の個人情報が、データ記憶部108や外部データベースに記憶された該当する個人情報で置換えられる。
図2は、MFP内の構成の一部を詳細に示した概略ブロック図である。
MFPの画像処理部106内には、読取られた画像データの中から個人情報を検出する個人情報検出部200と、検出した個人情報に対応する個人情報をデータ記憶部108(または外部データベースでもよい。以下同じ。)から検索するDB検索部201と、読取られた画像データの中から検出した個人情報と、検索された個人情報とを比較するデータ比較部202とが備えられている。
MFPの画像処理部106内には、読取られた画像データの中から個人情報を検出する個人情報検出部200と、検出した個人情報に対応する個人情報をデータ記憶部108(または外部データベースでもよい。以下同じ。)から検索するDB検索部201と、読取られた画像データの中から検出した個人情報と、検索された個人情報とを比較するデータ比較部202とが備えられている。
図3は、データ記憶部108内のデータテーブルの構成を示す図である。
データ記憶部108内には、個人情報として氏名、部署、電話番号、内線番号、所属地域(サイト)等が対応付けられてテーブル400に記憶されている。データ記憶部108内に記憶しておく情報としては、他にも郵便番号、住所、FAX番号、メールアドレス等がある。
データ記憶部108内には、個人情報として氏名、部署、電話番号、内線番号、所属地域(サイト)等が対応付けられてテーブル400に記憶されている。データ記憶部108内に記憶しておく情報としては、他にも郵便番号、住所、FAX番号、メールアドレス等がある。
図4は、MFPで行われる個人情報検出/比較処理を示すフローチャートである。
MFPは、画像読取部105で原稿の読取りを行なう(S300)。読取りにより得られた画像データは、RAM104に一時的に記録される。そして、画像処理部106の個人情報検出部200で、読取られたデータ中の個人情報(名前など)の検出を行なう(S301)。検出された個人情報に対応する個人情報の検索を、DB検索部201で行なう。その後、検出された個人情報と検索された個人情報とをデータ比較部202で比較する(S302)。
MFPは、画像読取部105で原稿の読取りを行なう(S300)。読取りにより得られた画像データは、RAM104に一時的に記録される。そして、画像処理部106の個人情報検出部200で、読取られたデータ中の個人情報(名前など)の検出を行なう(S301)。検出された個人情報に対応する個人情報の検索を、DB検索部201で行なう。その後、検出された個人情報と検索された個人情報とをデータ比較部202で比較する(S302)。
個人情報の検出においては、原稿画像から文字領域を特定し、文字領域に対して文字認識を行なうことによりテキスト情報を得る。テキスト情報の中に、登録された氏名があるかが検索される。これは、人名辞書として準備された人名と同じ文字列があるかにより検索を行なってもよいし、データ記憶部108に登録された氏名と同じ氏名があるかを検索することとしてもよい。さらに、氏名の近傍にある、「TEL」、「FAX」などのキーワードが検索され、それに続く数字が電話番号、FAX番号として検出される。
さらに、氏名の前にある文字列が、所属部署名の文字列とされる。これも誤判別により誤った文字列が所属部署名と判断されることを防ぐため、予め、実在する所属部署名を辞書として装置に登録しておき、登録された所属部署名と同じ文字列が検索された場合にのみ、その文字列を所属部署名とすることとしてもよい。または、データ記憶部108に登録された所属部署名と同じ文字列が検索された場合にのみ、その文字列を所属部署名とすることとしてもよい。
さらに、個人情報は、宛先として原稿画像の上部に位置することが多いため、このような位置に限定して検出を行なうこととしてもよい。また、定型のファクシミリ送信文書のフォーム、書簡のフォームなどがある場合には、宛先や送信元が記載される位置が決まっているため、このような位置を登録し、登録された位置において検出を行なうこととしてもよい。
原稿画像から検出された氏名、電話番号、FAX番号、所属部署名その他の情報が、その氏名で特定される個人に対する個人情報とされる。
たとえば、原稿画像中から氏名と、それに対応する部署、電話番号、FAX番号が検出されたのであれば、その氏名に対応付けてデータベースに記録された部署、電話番号、FAX番号が読出され、両者の比較が行なわれる。
図5は、第1の実施の形態におけるMFPの画像形成動作を示すフローチャートである。
前述の通り、ステップS300〜S302において、原稿のスキャン、個人情報の検出、および個人情報の比較が行なわれる。検出された個人情報と記憶されている個人情報に差がある場合(S500でYES)、操作表示部102の操作パネルに、画像データ内の個人情報をMFP内(または外部データベース内)に記憶された個人情報と置換えるかどうかのメッセージを表示し、選択入力を受付ける(S501)。
ユーザが置換えることを選択すると(S501でYES)、画像データ内の個人情報を、記憶された個人情報に置換えて出力する(S502)。
検出された個人情報と記憶されている個人情報に差がない場合(S500でNO)、またはユーザが操作パネルで置換えしないことを選択した場合(S501でNO)には、データの置換えは行わずに、スキャンしたデータのまま出力を行なう(S503)。
図6は、第1の実施の形態における置換え処理を説明するための図である。
MFPが原稿600をスキャンする。ここでは原稿内に「庶務課 鈴木太郎」の個人情報が含まれているものとする。MFPは、原稿の画像データから個人情報を検出する。その後、データ記憶部108にアクセスし当該個人情報により特定される個人に関する個人情報を検索し、原稿から検出された個人情報とデータ記憶部108から検索された個人情報とを比較する。比較した結果、所属部署に不一致が認められたものとする。この場合、操作パネルにその旨の表示601を行なう。これにより、ユーザに原稿の個人情報の置換えを行なうかどうかを選択させる。
MFPが原稿600をスキャンする。ここでは原稿内に「庶務課 鈴木太郎」の個人情報が含まれているものとする。MFPは、原稿の画像データから個人情報を検出する。その後、データ記憶部108にアクセスし当該個人情報により特定される個人に関する個人情報を検索し、原稿から検出された個人情報とデータ記憶部108から検索された個人情報とを比較する。比較した結果、所属部署に不一致が認められたものとする。この場合、操作パネルにその旨の表示601を行なう。これにより、ユーザに原稿の個人情報の置換えを行なうかどうかを選択させる。
ここでは、原稿の画像データ中では所属が「庶務課」であるが、データ管理部108に記録された所属が「管理課」であったものとする。表示601では、差異のあった個人情報の部分が目立つように示され、ユーザに対して置換えを行なうか否かを選択させるメッセージを表示する。
ユーザが置換えを行なう旨の選択をした場合は、原稿の個人情報をデータ記憶部108から検索された個人情報に置換えてRAM104に記憶する。この状態でコピーを行なうと、置換え処理を行なった結果物602が出力される。
図7は、図6の処理の変形例を示す図である。
ここでは、置換え処理が行なわれる際に、読込んだ原稿との置換え箇所をユーザに容易に識別させるために、置換え箇所の文字のフォント(または文字サイズ、色等)を変更して結果物700として出力する。
ここでは、置換え処理が行なわれる際に、読込んだ原稿との置換え箇所をユーザに容易に識別させるために、置換え箇所の文字のフォント(または文字サイズ、色等)を変更して結果物700として出力する。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態におけるMFPの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰返さない。
第2の実施の形態におけるMFPの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰返さない。
図8は、第2の実施の形態におけるMFPの画像形成動作を示すフローチャートである。
このフローチャートにおいて、ステップS300〜S500、およびS503での処理は、図5の各ステップと同じである。ここでは、検出された個人情報と記憶されている個人情報に差がある場合(S500でYES)、ユーザに、吹き出し表示で原稿内に追加してデータ記憶部108内の情報を表示するかを促すメッセージを表示する(S601)。
その結果、ユーザが吹き出し表示での追加を選択をした場合(S601でYES)は、原稿データに吹き出し表示を追加する(S602)。
図9は、第2の実施の形態における吹き出し表示処理を説明するための図である。
MFPが原稿600をスキャンする。ここでは原稿内に「庶務課 鈴木太郎」の個人情報が含まれているものとする。MFPは、原稿の画像データから個人情報を検出する。その後、データ記憶部108にアクセスし当該個人情報により特定される個人に関する個人情報を検索し、原稿から検出された個人情報とデータ記憶部108から検索された個人情報とを比較する。比較した結果、所属部署に不一致が認められたものとする。この場合、操作パネルにその旨の表示800を行なう。これにより、ユーザに原稿の個人情報の不一致箇所での吹き出し表示を行なうかどうかを選択させる。
MFPが原稿600をスキャンする。ここでは原稿内に「庶務課 鈴木太郎」の個人情報が含まれているものとする。MFPは、原稿の画像データから個人情報を検出する。その後、データ記憶部108にアクセスし当該個人情報により特定される個人に関する個人情報を検索し、原稿から検出された個人情報とデータ記憶部108から検索された個人情報とを比較する。比較した結果、所属部署に不一致が認められたものとする。この場合、操作パネルにその旨の表示800を行なう。これにより、ユーザに原稿の個人情報の不一致箇所での吹き出し表示を行なうかどうかを選択させる。
ここでは、原稿の画像データ中では所属が「庶務課」であるが、データ管理部108に記録された所属が「管理課」であったものとする。表示800では、差異のあった個人情報の部分が目立つように示され、ユーザに対して吹き出し表示を行なうか否かを選択させるメッセージを表示する。
ユーザが吹き出し表示を行なう旨の選択をした場合は、原稿の個人情報に対し、データ記憶部108から検索された個人情報を吹き出しとして近くに記載してRAM104に記憶する。この状態でコピーを行なうと、吹き出し表示を行なった結果物801が出力される。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態におけるMFPの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰返さない。
第3の実施の形態におけるMFPの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰返さない。
図10は、第3の実施の形態におけるMFPの画像形成動作を示すフローチャートである。
このフローチャートにおいて、ステップS300〜S500、およびS503での処理は、図5の各ステップと同じである。ここでは、検出された個人情報と記憶されている個人情報に差がある場合(S500でYES)、ユーザに、不一致箇所をリスト化するかを促すメッセージを表示する(S621)。
その結果、ユーザがリスト化を希望した場合(S621でYES)は、リストを出力する(S623)。その後、ステップS503からの処理を行なう。
図11は、第3の実施の形態におけるリスト作成処理を説明するための図である。
MFPが原稿600をスキャンする。ここでは原稿内に「庶務課 鈴木太郎」の個人情報が含まれているものとする。MFPは、原稿の画像データから個人情報を検出する。その後、データ記憶部108にアクセスし当該個人情報により特定される個人に関する個人情報を検索し、原稿から検出された個人情報とデータ記憶部108から検索された個人情報とを比較する。比較した結果、所属部署に不一致が認められたものとする。この場合、操作パネルにその旨の表示900を行なう。これにより、ユーザにリスト化処理で別途リスト出力を行なうかを選択させる。ユーザがリスト化処理を選択した場合は、スキャンした原稿を結果物901として出力するのとは別に、読込んだ原稿の個人情報と記憶された個人情報との不一致箇所を別途、リスト化して出力物902とする。
MFPが原稿600をスキャンする。ここでは原稿内に「庶務課 鈴木太郎」の個人情報が含まれているものとする。MFPは、原稿の画像データから個人情報を検出する。その後、データ記憶部108にアクセスし当該個人情報により特定される個人に関する個人情報を検索し、原稿から検出された個人情報とデータ記憶部108から検索された個人情報とを比較する。比較した結果、所属部署に不一致が認められたものとする。この場合、操作パネルにその旨の表示900を行なう。これにより、ユーザにリスト化処理で別途リスト出力を行なうかを選択させる。ユーザがリスト化処理を選択した場合は、スキャンした原稿を結果物901として出力するのとは別に、読込んだ原稿の個人情報と記憶された個人情報との不一致箇所を別途、リスト化して出力物902とする。
出力物902には、原稿内の個人情報と、データ記憶部108の個人情報のうち少なくとも不一致のものとが対応付けられて表示される。これにより、ユーザに不一致箇所を明示することができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態におけるMFPの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰返さない。
第4の実施の形態におけるMFPの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰返さない。
図12は、第4の実施の形態におけるMFPの画像形成動作を示すフローチャートである。
このフローチャートにおいて、ステップS300〜S503での処理は、図5の各ステップと同じである。この実施の形態においては、原稿に所定のマークが付されていると、そのマークで示される個人情報は、データ記憶部108のデータと比較せずに、そのまま出力する。
すなわち、原稿のスキャン画像内に所定のマークがあるかの検出を行なう(S1000)。所定のマークが検出されない場合は、ステップS301からの処理を行なう。また、マークがあればそのマークで示される単語については、ステップS503で原稿のまま出力する。
なお、逆に所定のマークが検出された場合は、マークが示す個人情報についてステップS301以降の処理を行い、検出されなかった場合にステップS503で原稿のまま出力するようにしてもよい。
また、マークが付されていた場合(または付されていなかった場合)に、ステップS301で原稿全体から個人情報を抽出してステップS302以降の処理を行なってもよいし、マークが付されていなかった場合(または付されていた場合)には、原稿をそのまま出力するようにしてもよい。
なお、マークとしては個人情報を囲む図形、個人情報を示す矢印、その他個人情報の処理についての指示を示す印を用いることができる。
[実施の形態における効果]
以上の構成により、スキャンにより得られた個人情報が検出、抽出され、記憶された該当する個人情報と比較され、差がある場合にはそれを修正したり、ユーザに判るように表示することができる。このような処理により、原稿上の情報が旧情報であったりミスがあった場合に置換えることができ、常に最新の情報で配布物を配布することが可能となる。
以上の構成により、スキャンにより得られた個人情報が検出、抽出され、記憶された該当する個人情報と比較され、差がある場合にはそれを修正したり、ユーザに判るように表示することができる。このような処理により、原稿上の情報が旧情報であったりミスがあった場合に置換えることができ、常に最新の情報で配布物を配布することが可能となる。
[その他]
上記の例では、コピー出力する場合の個人情報の置換えなどについて説明したが、スキャン画像を外部に送信する場合や、保存する場合に置換えなどを行なうようにしてもよい。例えばMFPがEメール送信機能を持っているならば、画像データをEメールに添付して送信しても良い。またMFPがリムーバブルメモリに接続する機能を有しているならば、リムーバブルメモリへ画像データをコピーして出力しても良い。
上記の例では、コピー出力する場合の個人情報の置換えなどについて説明したが、スキャン画像を外部に送信する場合や、保存する場合に置換えなどを行なうようにしてもよい。例えばMFPがEメール送信機能を持っているならば、画像データをEメールに添付して送信しても良い。またMFPがリムーバブルメモリに接続する機能を有しているならば、リムーバブルメモリへ画像データをコピーして出力しても良い。
本発明はMFP、ファクシミリ装置、複写機、PCなどの画像読取装置に対して実施することができる。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP、101 制御部、102 操作表示部、103 ROM、104 RAM、105 画像読取部、106 画像処理部、107 画像形成部、108 データ記憶装置、109 通信部、200 個人情報検出部、201 DB検索部、202 データ比較部。
Claims (13)
- 文書をスキャンすることにより画像データを取得する取得手段と、
前記取得された画像データを記憶する記憶手段と、
前記取得された画像データ内の個人情報を、第1の個人情報として検出する検出手段と、
前記検出された第1の個人情報により特定される個人に関する個人情報を、データベースから第2の個人情報として検索する検索手段と、
前記第1の個人情報と前記第2の個人情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された画像データの出力方法を変更する変更手段とを備えた、画像読取装置。 - 前記記憶手段に記憶された画像データの出力として、画像形成を行なう画像形成手段をさらに備えた、請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記比較手段で比較結果に差があった場合、その結果を表示する表示手段をさらに備えた、請求項1または2に記載の画像読取装置。
- 前記変更手段は、
前記比較手段で比較結果に差があった場合、前記第1の個人情報を、前記第2の個人情報で置換える旨の入力をユーザから受付ける受付手段と、
前記受付手段でユーザからの入力が受付けられたときに、前記取得された画像データ内の前記第1の個人情報を、前記第2の個人情報に置換える置換手段とを含む、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記変更手段は、前記比較手段で比較結果に差があった場合、前記取得された画像データ内の前記第1の個人情報を、前記第2の個人情報に置換える、請求項1から4のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記置換えられた情報の部分を識別可能とする、請求項4または5に記載の画像読取装置。
- 前記変更手段は、前記比較手段で比較結果に差があった場合、前記取得された画像データ内の前記第1の個人情報の付近に、前記第2の個人情報が表示されるようにする、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記変更手段は、前記比較手段で比較結果に差があった場合、前記取得された画像データ内において、前記第2の個人情報が吹き出しで表示されるようにする、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記変更手段は、前記比較手段で比較結果に差があった場合、前記第1および第2の個人情報をリスト化して出力する、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記取得された画像データ内の所定のマークを検出するマーク検出手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記マーク検出手段での検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された画像データの加工を行なわない、請求項1から9のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記取得された画像データ内の所定のマークを検出するマーク検出手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記マーク検出手段での検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された画像データにおいて、前記所定のマークが示す部分の処理を変更する、請求項1から9のいずれかに記載の画像読取装置。 - 文書をスキャンすることにより画像データを取得する取得ステップと、
前記取得された画像データを記憶する記憶ステップと、
前記取得された画像データ内の個人情報を、第1の個人情報として検出する検出ステップと、
前記検出された第1の個人情報により特定される個人に関する個人情報を、データベースから第2の個人情報として検索する検索ステップと、
前記第1の個人情報と前記第2の個人情報とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記記憶ステップで記憶された画像データの出力方法を変更する変更ステップとを備えた、画像読取装置の制御方法。 - 文書をスキャンすることにより画像データを取得する取得ステップと、
前記取得された画像データを記憶する記憶ステップと、
前記取得された画像データ内の個人情報を、第1の個人情報として検出する検出ステップと、
前記検出された第1の個人情報により特定される個人に関する個人情報を、データベースから第2の個人情報として検索する検索ステップと、
前記第1の個人情報と前記第2の個人情報とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記記憶ステップで記憶された画像データの出力方法を変更する変更ステップとをコンピュータに実行させる、画像読取装置の制御プログラム。
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JP2006235580A JP2008060921A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム |
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JP2006235580A JP2008060921A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム |
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JP2008060921A true JP2008060921A (ja) | 2008-03-13 |
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2006
- 2006-08-31 JP JP2006235580A patent/JP2008060921A/ja not_active Withdrawn
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