JP2008060496A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの処理領域の全体にわたって、ほぼ均一な加工量でエッチング加工を施す
ことができるプラズマ処理装置、および、かかるプラズマ処理装置を用いて、処理領域に
エッチング加工を施すプラズマ処理方法を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理装置1は、大気圧(常圧)プラズマの作用により、ワーク10
に対してエッチング加工を施す装置であって、ワーク10を支持する第1の電極2と、ワ
ーク10を介して第1の電極2と対向して設けられた第2の電極3と、ガスGを供給する
ガス供給部5と、供給されたガスGをプラズマ化するように、両電極2、3間に高周波電
圧を印加する電源回路4とを備えている。そして、第2の電極3のワーク10に臨む面が
扇形をなしており、この扇形の弧と反対側にある頂点を回動中心として、第2の電極3が
回動可能に設けられている。そして、第2の電極3を回転させつつエッチング加工を施す
ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関する。
従来、ワークの表面にプラズマ処理を施す装置が知られている(例えば、特許文献1参
照)。
特許文献1には、プラズマをワークに対して局所的に噴射し、ワークとプラズマとの反
応によって生じた反応生成物を除去することにより、ワークをエッチング加工する方法が
開示されている。
図7は、従来の大気圧付近でのプラズマ処理装置を模式的に示す図である。
図7に示すプラズマ処理装置100は、ワーク110を支持するステージ120と、ワ
ーク110を介してステージ120と対向して配置され、ワーク110に向けてプラズマ
を噴射するノズル130と、ノズル130にガスを供給するガス供給装置140と、ノズ
ル130にマイクロ波を供給するマイクロ波発振器150とを有する。また、ステージ1
20およびノズル130の噴射口は、チャンバー160内に設けられており、チャンバー
160内は、排気ポンプ170により排気されている。
このようなプラズマ処理装置100では、噴霧されたプラズマがワーク110を構成す
る材料と反応して、エッチング加工がなされる。
図8は、従来のプラズマ処理装置を用いてワークにエッチング加工を施したときに形成
される凹部を示す縦断面図である。
図7に示すプラズマ処理装置100では、ノズル130の噴射口の中心部における加工
速度が、縁部における加工速度より大きくなる傾向を示す。このため、このようなプラズ
マ処理装置100を用いて形成された凹部115は、図8に示すように、その中心部と縁
部との加工速度の差に伴って、内径が下方に向かって漸減する略円錐状をなす。すなわち
、プラズマ処理装置100には、処理領域を全体にわたって均一な加工量で加工すること
ができないという問題がある。
また、図9は、従来の大気圧付近でのプラズマ処理装置の他の構成例を模式的に示す図
である。
図9に示すプラズマ処理装置200は、ワーク210を支持する第1の電極220と、
ワーク210を介して第1の電極220と対向して配置された第2の電極230と、第1
の電極220と第2の電極230との間に高周波電圧を印加する電源241を備えた電源
回路240と、ワーク210と第2の電極230との間に所定のガスを供給するガス供給
部250とを有する。
このようなプラズマ処理装置200では、ワーク210と第2の電極230との間にエ
ッチング用のガスGを供給しつつ、第1の電極220と第2の電極230との間に高周波
電圧を印加すると、ワーク210と第1の電極220との間にプラズマが生成される。こ
のプラズマやプラズマ中に含まれる活性化原子(ラジカル)がワーク210と反応して、
ワーク210の全面にわたってエッチング加工を施すことができる。
しかしながら、プラズマ処理装置200においても、第2の電極230の中心部におけ
る加工速度と縁部における加工速度とに差があるため、ワーク210の全面にわたって均
一な加工量で加工することができない。
特開平11−67736号公報
本発明の目的は、ワークの処理領域の全体にわたって、ほぼ均一な加工量でエッチング
加工を施すことができるプラズマ処理装置、および、かかるプラズマ処理装置を用いて、
処理領域にエッチング加工を施すプラズマ処理方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のプラズマ処理装置は、第1の電極と、
ワークを介して、前記第1の電極と対向して設けられた第2の電極と、
前記第2の電極と前記ワークとの間隙にガスを供給するガス供給手段と、
前記間隙に供給されたガスをプラズマ化するように、前記第1の電極と前記第2の電極
との間に高周波電圧を印加する電源を備えた電源回路とを有し、
前記プラズマ化で発生したプラズマにより、前記ワークの処理面にエッチング加工を施
すプラズマ処理装置であって、
前記第2の電極の前記処理面に臨む面が扇形またはそれに類似する形状をなし、前記面
の前記扇形の弧と反対側にある頂点付近を回動中心として、前記第2の電極が回動可能に
設けられており、
前記第2の電極を回転させつつ、前記エッチング加工を施すことを特徴とする。
これにより、前記ワークの処理領域の全体にわたって、ほぼ均一な加工量で前記エッチ
ング加工を施すことができるプラズマ処理装置が得られる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第1の電極が、前記ワークの前記処理面と反対側
の面全体を覆うように設けられており、
前記第2の電極は、1回転する際に通過する円形の領域が、前記処理面全体を覆うよう
に設けられていることが好ましい。
これにより、前記ワークの全体にわたって前記エッチング加工を施すことができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第1の電極が、前記ワークの前記処理面と反対側
の面のうち、少なくとも前記エッチング加工を施す処理領域を覆うように設けられており

前記第2の電極は、1回転する際に通過する円形の領域が、前記処理領域を選択的に覆
うように設けられていることが好ましい。
これにより、前記処理面から突出した凸部を確実に除去して、前記処理面を高精度に平
坦化したり、前記処理面に、底面がほぼ平坦な凹部を形成したりすることができる。
本発明のプラズマ処理装置では、回動中心を共有する複数個の前記第2の電極を有する
ことが好ましい。
これにより、前記第2の電極の個数を設定することにより、前記エッチング加工の加工
速度を容易に調整することができる。また、複数個の前記第2の電極の配置を考慮するこ
とにより、前記回動中心に対する前記第2の電極のバランスを向上させることができ、前
記第2の電極を安定して回転させることができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記各第2の電極は、前記処理面からの離間距離がほ
ぼ同一であることが好ましい。
これにより、前記各第2の電極の加工量がほぼ同等となり、高い加工精度で前記エッチ
ング加工を施すことができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第2の電極と前記処理面との離間距離を設定する
ことにより、前記エッチング加工の加工速度を調整することが好ましい。
これにより、前記エッチング加工の加工速度をより容易に調整することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、1個または複数個の前記第2の電極において、前記各
扇形の中心角の合計を設定することにより、前記エッチング加工の加工速度を調整するこ
とが好ましい。
これにより、前記エッチング加工の加工速度をより容易に調整することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、1個または複数個の前記第2の電極において、前記各
扇形の中心角の合計が、5〜180°であることが好ましい。
これにより、前記第2の電極の小型化・軽量化を確実に図りつつも、十分な加工速度で
前記エッチング加工を施すことができる。また、前記ワークの中心付近に対応する領域へ
のプラズマの集中が確実に防止されるため、前記処理面をより均一にエッチング加工する
ことができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第2の電極の回転速度は、1〜1000deg/
secであることが好ましい。
これにより、前記ワークと前記第2の電極との間隙におけるガス分布が不均一になるの
を防止しつつ、前記処理面に対してムラなく前記エッチング加工を施すことができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記ガス供給手段は、前記ガスを前記第2の電極から
噴出させるよう構成されていることが好ましい。
これにより、前記ワークと前記第2の電極との間隙におけるガス分布がより均一なもの
となる。その結果、この間隙において発生するプラズマの濃度がより均一なものとなり、
前記処理面の全体にわたって前記エッチング加工の加工量が特に均一になる。
本発明のプラズマ処理方法は、本発明のプラズマ処理装置を用い、前記処理面に対して
円形にエッチング加工を施すことを特徴とする。
これにより、処理領域に、ほぼ均一な加工量で前記エッチング加工を施すことができる

本発明のプラズマ処理方法では、前記エッチング加工の途中で、前記第2の電極の回転
速度を変化させることが好ましい。
これにより、例えば、途中で前記回転速度を高くすることにより、前記エッチング加工
の加工精度を高め、仕上げ加工を行うことができる。
以下、本発明のプラズマ処理装置について、図示の好適実施形態に基づいて詳細に説明
する。
<第1実施形態>
まず、本発明のプラズマ処理装置の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明のプラズマ処理装置の第1実施形態を模式的に示す斜視図、図2は、図
1に示すプラズマ処理装置のワーク周辺を拡大して示す平面図および縦断面図である。な
お、以下の説明では、図1および図2(b)中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
図1に示すプラズマ処理装置1は、大気圧(常圧)プラズマの作用により、ワークに対
してエッチング加工(またはアッシング加工)を施すプラズマ処理装置であって、ワーク
10を支持する第1の電極2と、第2の電極3と、電源回路4と、ガス供給部(ガス供給
手段)5とを有する。以下、各部について詳細に説明する。
ここで、プラズマ処理装置1の説明に先立って、プラズマ処理装置1によりエッチング
加工を施すワーク10について説明する。
ワーク10は、プラズマ処理装置1により、上面(以下、「処理面」とも言う。)11
にエッチング加工を施されるものである。
このようなワーク10を構成する材料としては、後に詳述するプラズマ中に含まれる活
性化原子(ラジカル)と反応し得る材料が挙げられる。
かかる材料としては、例えば、Si、SiO、SiN、Siのようなシリコン
系材料、Al、Au、Cr、Cu、Ga、Mo、Nb、Ta、Ti、V、W、またはこれ
らの金属を含む合金のような各種金属系材料、ポリオレフィン、ポリイミドのような有機
系材料、石英ガラス、ホウケイ酸ガラスのようなガラス材料、C、GaAs等が挙げられ
る。
ワーク10の平面視形状は、特に限定されず、長方形、正方形、円形、長円形等とされ
るが、本実施形態では、図1に示すように円形をなしている。
第1の電極2は、ワーク10の下面(後述する処理面11と反対側の面)全体を支持し
ている。これにより、ワーク10が不本意に変形しないよう支持することができ、また、
ワーク10の全体にわたって電界を付与することができる。
一方、第2の電極3は、ワーク10を介して、第1の電極2と対向して配置されている

この第1の電極2と第2の電極3との間には、後述する電源回路4により高周波電圧が
印加される。電極間に高周波電圧が印加されると、ワーク10と第2の電極3との間に存
在するガス分子が電離して、プラズマを発生させることができる。
なお、第2の電極3については、後に詳述する。
このような第1の電極2および第2の電極3は、導電性の材料、例えば、銅等の金属材
料で構成されている。
また、第2の電極3の下面および側面は、それぞれ誘電体層(図示せず)で覆われてい
るのが好ましい。これにより、第2の電極3に火花放電が生じるのを防止することができ
る。その結果、火花放電によってプラズマ処理装置1に不具合が生じるのを防止すること
ができる。
誘電体層を構成する材料としては、できるだけ誘電率の高い材料であるのが好ましく、
例えば、アルミナ、ジルコニアのような各種セラミックス材料や、石英ガラス、ホウケイ
酸ガラスのような各種ガラス材料等が挙げられる。
また、誘電体層の厚さは、特に限定されないが、0.5〜10mm程度であるのが好ま
しく、1〜3mm程度であるのがより好ましい。
電源回路4は、第1の電極2と第2の電極3との間に高周波電圧を印加する。これによ
り、第1の電極2と第2の電極3との間隙には、高い周波数で向きが反転する電界が誘起
される。
このような電源回路4は、高周波電源41と、高周波電源41と第1の電極2とを接続
する配線42と、高周波電源41と第2の電極3とを接続する配線43と、整合器(マッ
チングボックス)44と、電源回路4を開閉するスイッチ45とを有する。
高周波電圧の周波数は、特に限定されないが、1kHz〜100MHz程度であるのが
好ましく、10〜60MHz程度であるのがより好ましい。これにより、プラズマを安定
して発生させることができる。
また、高周波電圧の出力は、第1の電極2および第2の電極3の面積に応じて異なるが
、10W〜10kW程度であるのが好ましく、50W〜1kW程度であるのがより好まし
い。これにより、プラズマをより安定して発生させることができる。
ガス供給部5は、ワーク10と第2の電極3との間に、所定のガスGを供給するもので
ある。
図1に示すガス供給部5は、ワーク10と第2の電極3との間に開口し、所定のガスを
噴出する開口部を備えたノズル51と、このノズル51に所定のガスGを供給するガス供
給源52と、ノズル51とガス供給源52とを接続する配管53とを有する。また、配管
53の途中には、配管53を流れるガスの流量を調整する流量調整器54が設けられてい
る。
このガス供給部5によって供給されるガスGは、高周波電圧の作用により、含まれるガ
ス分子が電離してプラズマを生じるガスである。このようなガスとしては、例えば、キャ
リアガスと処理ガスとの混合ガス等が挙げられる。
このうち、キャリアガスとしては、例えば、Heガス、Arガスのような希ガスが挙げ
られる。
一方、処理ガスとしては、エッチング加工を施すワーク10を構成する材料に応じて、
異なる種類のガスが用いられる。
具体的には、ワーク10の構成材料がシリコン系材料やガラス材料である場合、処理ガ
スとしては、例えば、CF、CHF、CH、C、CBrF、SF
NF、Cl、CCl、SiCl、HBrのようなハロゲン系ガス等が挙げられる
また、ワーク10の構成材料が金属系材料である場合、処理ガスとしては、例えば、C
F、CF、C、CCl、CCl、SF、Cl、BCl、Si
Cl、CCl、BBr、HBr、HI、HBrのようなハロゲン系ガス等が挙げ
られる。
また、ワーク10の構成材料が前述のような有機系材料である場合、処理ガスとしては
、例えば、Oのような酸素系ガス、CF、SFのようなハロゲン系ガス等が挙げら
れる。
混合ガス中において処理ガスが占める割合(混合比)は、処理ガスやキャリアガスの種
類等によって若干異なるが、例えば、混合ガス中の処理ガスの割合を0.1〜10vol
%程度に設定するのが好ましく、0.5〜5vol%程度に設定するのがより好ましい。
また、ガス供給部5から供給されるガスGの流量は、0.1〜10slm程度であるの
が好ましく、0.5〜5slm程度であるのがより好ましい。これにより、ガスの無駄な
消費を抑えつつ、面積の大きなワーク10に対しても確実にエッチング加工を施すことが
できる。
ここで、本実施形態では、第2の電極3の処理面11に臨む面(下面)31が扇形をな
している。
この面31は、図2に示すように、弧311と、この弧311と対向する位置にある頂
点312と、弧311の両端と頂点312とを接続する2つの動径313、313とを有
している。
このような第2の電極3を備えたプラズマ処理装置1において、ワーク10と第2の電
極3との間に所定のガスを供給し、第2の電極3を回動させつつ、第1の電極2と第2の
電極3との間に高周波電圧を印加すると、高周波電圧の作用によりプラズマが発生する。
このプラズマやプラズマ中のラジカルは、ワーク10と反応して反応生成物を生成する。
そして、この反応生成物が気化等によってワーク10から脱離することにより、ワーク1
0の処理面11にエッチング加工が施される。
ここで、従来、図7に示すようなプラズマ処理装置100を用いてワーク110にエッ
チング加工を施す場合、ワーク110に対してノズル130を相対的に移動させると、移
動の軌跡に沿って、線状の加工痕が残存し、処理領域を全体にわたって均一な加工量で加
工することができなかった。
また、図9に示すようなプラズマ処理装置200を用いてワーク210にエッチング加
工を施す場合、ワーク210と第2の電極230との間隙のうち、ワーク210の中心付
近に対応する領域にプラズマが集中し、この領域に対応するワーク210の加工量が増大
し易い傾向にあった。このため、ワーク210の中心部と縁部との間に加工量の差が生じ
、ワーク210の全面にわたって均一な加工量で加工することができなかった。
このような課題に対し、本発明者は、第2の電極3の処理面11に臨む面31を扇形と
し、この第2の電極3を扇形の弧と反対側にある頂点付近を回動中心として回転させつつ
、処理面11にエッチング加工を施すことにより、前記課題を解決可能であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本実施形態では、第2の電極3は、前述したように、面31が、弧311、
頂点312、および2つの動径313、313とで画成された扇形をなしている。
また、プラズマ処理装置1は、図1および図2に示すように、回動軸32と、回動軸3
2の上端に設けられ、回動軸32を回動駆動する駆動源33とを有している。
そして、回動軸32の下端には、第2の電極3の頂点312付近が固定されている。こ
れにより、第2の電極3は、回動軸32を回動中心として、面31が処理面11に対して
平行に回転し得るようになっている。
また、本実施形態では、第2の電極3の回動中心とワーク10の中心とがほぼ一致して
いる。また、各動径313、313の長さは、ワーク10の中心から縁部までの距離(本
実施形態ではワーク10の半径)とほぼ同等である。このため、回転する第2の電極3が
通過する領域34は、図1に示すように、ワーク10の全体を覆うようになっている。な
お、図1に示す点線は、領域34の輪郭を示す仮想の線である。
また、駆動源33には、制御部35が接続されており、制御部35により、駆動源33
のON/OFFや、回動速度(角速度)を制御することができる。
このような第2の電極3では、面31が扇形をなしているので、第2の電極3を頂点3
12付近を回動中心として回転させたとき、処理面11のいずれの箇所においても、その
箇所の上方に第2の電極3が滞在している時間(以下、単に「第2の電極3の滞在時間」
と言う。)がほぼ同等となる。また、この場合、第2の電極3(面31)の形状作用によ
り、ワーク10の中心付近に対応する領域には、プラズマが集中し難くなる。このため、
ワーク10と第2の電極3との間に発生したプラズマと、ワーク10を構成する材料との
反応頻度(反応確率)が、処理面11の全体でほぼ均一となり、処理面11の全体にわた
って、ほぼ均一な加工量でエッチング加工(またはアッシング加工)を施すことができる
。さらに、第2の電極3を回転させているので、その回転方向に沿ってエッチング加工の
加工量が平均化され、加工後の処理面11の平坦化がさらに促進されることとなる。
その結果、例えば、板状のワーク10の厚さを減少させる場合や、ワーク10の上面に
設けられた被覆層を除去(アッシング)する場合に、これらの処理をワーク10の全体に
わたってムラなく均一に行うことができる。
また、処理面11の全体を覆うような電極に比べて、面積の小さい電極(第2の電極3
)を用いることができるので、第2の電極3の小型化および軽量化を図ることができる。
これにより、プラズマ処理装置1の小型化および低コスト化を図ることができる。
なお、第2の電極3は、扇形に類似する形状をなしていても、上述のような作用・効果
が同様に得られる。かかる形状は、具体的には、回動中心から外周に向かうほど幅が増大
するような形状である。この形状においては、外周が必ずしも円弧でなくてもよい。また
、回動中心から外周に向かう間において幅が増大する比率(増加率)は、一定であっても
よいが、途中で変化していてもよい。
ここで、第2の電極3の扇形をなす面31の中心角∠Aがそれぞれ異なる複数の第2の
電極3を用意しておき、必要に応じて、これらの第2の電極3から1つを選択して使用す
るようにしてもよい。このようにして面31の中心角∠Aを設定することにより、第2の
電極3の滞在時間を調整することができる。これにより、エッチング加工の加工速度をよ
り容易に調整することができる。
具体的には、中心角∠Aを大きくすることにより、加工速度を高めることができる。ま
た、相対的に第2の電極3の回転速度を低下させても、十分な加工速度が得られる。この
ため、回転速度を低く設定して、ワーク10と第2の電極3との間隙におけるガス分布を
安定に維持することができる。
一方、中心角∠Aを小さくすると、加工速度が低下するものの、処理領域における加工
量の面内バラツキがより低減し、加工精度を若干高めることができる。したがって、中心
角∠Aを設定することにより、エッチング加工の加工精度を調整することもできる。
なお、扇形をなす面31の中心角∠Aは、5〜180°程度であるのが好ましく、10
〜90°程度であるのがより好ましい。中心角∠Aが前記範囲内であれば、第2の電極3
の小型化・軽量化を確実に図りつつも、十分な加工速度でエッチング加工を施すことがで
きる。また、ワーク10の中心付近に対応する領域へのプラズマの集中が確実に防止され
るため、処理面11をより均一にエッチング加工することができる。
また、第2の電極3の回転速度は、1〜1000deg/sec程度であるのが好まし
く、10〜100deg/sec程度であるのがより好ましい。前記範囲内の回転速度で
第2の電極3を回転させることにより、ワーク10と第2の電極3との間隙におけるガス
分布が不均一になるのを防止しつつ、処理面11に対してムラなくエッチング加工を施す
ことができる。
なお、駆動源33は、回動軸32を処理面11に対して接近または離間させるように駆
動する機能を有しているのが好ましい。駆動源33がかかる機能を備えていると、第2の
電極3の面31と処理面11との離間距離を適宜変更することができる。そして、この離
間距離を設定することにより、エッチング加工の加工速度を調整することができる。これ
により、加工速度をより容易に調整することができる。
また、加工時間が一定であれば、第2の電極3の回転速度が速いほど、エッチング加工
の加工精度(加工面の表面粗さ)が向上する。したがって、エッチング加工の途中で第2
の電極3の回転速度を適宜変更することにより、加工精度を調整することができる。
次に、プラズマ処理装置1を用いてワーク10にエッチング加工を施す方法、すなわち
本発明のプラズマ処理方法を説明する。
まず、ワーク10を第1の電極2上に載置する。
そして、ガス供給部5を作動させ、ワーク10と第2の電極3との間に所定のガスを供
給する。
また、駆動源33を作動させ、第2の電極3を回転させる。
次に、電源回路4を作動させ、第1の電極2と第2の電極3との間に高周波電圧を印加
する。これにより、ワーク10と第2の電極3との間において、ガスをプラズマ化する。
このようにして発生したプラズマやプラズマ中のラジカルは、ワーク10を構成する材
料と反応する。そして、その反応生成物が気化することにより、ワーク10に対してエッ
チング加工が施される。
このとき、前述したように、途中で第2の電極3の回転速度を変えてもよい。例えば、
途中で回転速度を高くすることにより、エッチング加工の加工精度を高め、仕上げ加工を
行うことができる。
以上のようなプラズマ処理装置1によれば、処理面11の全体にわたってムラなく均一
な加工量でエッチング加工を施すことができる。したがって、例えば、このプラズマ処理
装置1を用いたエッチング加工をデバイスの製造工程に組み込んだ場合、寸法精度の高い
エッチング加工を行うことができるので、高品質のデバイスを製造することができる。
また、ワーク10の大きさに比べて面積の小さい電極を用いることができるので、第2
の電極3の小型化および軽量化を図ることができ、プラズマ処理装置1の小型化および低
コスト化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明のプラズマ処理装置の第2実施形態について説明する。
図3は、第2実施形態のプラズマ処理装置のワーク周辺を拡大して示す平面図および縦
断面図、図4は、第2実施形態のプラズマ処理装置を用いてワークにエッチング加工を施
したときに形成される凹部を示す縦断面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し
、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置は、第2の電極3のサイズが異なること以外は、前記第
1実施形態と同様である。
図3に示す第2の電極3の扇形をなす面31は、その各動径313、313の長さが、
ワーク10の中心から縁部までの距離(本実施形態ではワーク10の半径)より短くなっ
ている。このため、回転する第2の電極3が通過する領域34は、図3に示すように、処
理面11の一部、すなわち処理領域を覆うようになっている。
このような第2の電極3は、ワーク10との間の一部に対して電界を付与することにな
り、ワーク10の一部(処理領域)に対して選択的にエッチング加工を施すことができる

かかる第2の電極3を備えたプラズマ処理装置1によれば、処理領域の全体にわたって
ほぼ均一な加工量でエッチング加工を行うことができる。このため、例えば、処理面11
から突出した凸部を除去する加工をする際に、凸部を過不足なくエッチング加工すること
ができる。これにより、凸部を確実に除去して、処理面11を高精度に平坦化することが
できる。
また、処理面11に凹部を形成することもできる。この場合、図4に示すように、底面
がほぼ平坦な凹部12を形成することができる。このため、例えば、ワーク10が複数の
層を積層した積層体で構成されている場合には、一部の領域に位置する一部の層を選択的
に除去するような加工をワーク10に施すことができる。
なお、図3に示すプラズマ処理装置1では、ワーク10の処理面11のうち、処理すべ
き領域(処理領域)の中心に第2の電極3の回動中心が位置するように配置する。このた
め、必要に応じて、第2の電極3、回動軸32および駆動源33をワーク10に対して相
対的に変位させる。
すなわち、図3に示すプラズマ処理装置1は、ワーク10と第2の電極3との相対位置
を変位させる変位手段を備えている。
本実施形態では、かかる変位手段として、ワーク10を載置した第1の電極2を第2の
電極3に対して相対的に変位させる駆動機構22を備えている。
なお、このような変位手段は、ワーク10に対して第2の電極3を相対的に変位させる
ものでもよい。
また、図3に示すプラズマ処理装置1は、ワーク10の処理面11の形状パターン(プ
ロファイル)を取得するプロファイル取得手段(図示せず)を備えていてもよい。
この場合、プラズマ処理装置1は、プロファイル取得手段により取得されたプロファイ
ルを解析し、処理面11のエッチング加工を施すべき領域を特定するとともに、その領域
に対応する位置に第2の電極3を移動させるように駆動機構(変位手段)22の動作を制
御する制御部(図示せず)を備えている。このようなプラズマ処理装置1によれば、処理
面11の平坦化する工程を自動化することができ、かかる工程を効率よく行うことができ
る。
さらに、各動径313、313の長さがそれぞれ異なる複数の第2の電極3を用意して
おき、エッチング加工を施すべき領域の面積に応じて、これらの第2の電極3から1つを
選択して使用するようにしてもよい。
なお、図3では、第1の電極2がワーク10の下面全体を支持しているが、本実施形態
では、少なくとも処理領域を支持すればよい。
<第3実施形態>
次に、本発明のプラズマ処理装置の第3実施形態について説明する。
図5は、本発明のプラズマ処理装置の第3実施形態を模式的に示す斜視図である。
以下、第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し
、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置は、第2の電極3の個数が異なること以外は、前記第1
実施形態と同様である。
図5に示すプラズマ処理装置1では、回動軸32の下端に、2つの第2の電極3が固定
されている。これらの各第2の電極3は、それぞれ回動軸32を回動中心として共有しつ
つ、面31が処理面11に対して平行に回転し得るようになっている。
このように複数個の第2の電極3を用いることにより、その個数を設定すれば、エッチ
ング加工の加工速度を容易に調整することができる。すなわち、中心角が等しい第2の電
極3を多数用意しておき、回動軸32に固定する第2の電極3の個数を選択することによ
り、加工速度を容易に調整することができる。これにより、中心角(形状)が等しい第2
の電極3を用意すればよいので、第2の電極3のコストを低減することができる。
また、複数個の第2の電極3の配置を考慮することにより、回動中心に対する第2の電
極3のバランスを向上させることができる。例えば、図5に示すように、回動軸32を介
して2つの第2の電極3を対向配置することにより、2つの第2の電極3の重心位置を回
動中心に一致させることができ、第2の電極3を安定して回転させることができる。これ
により、高速での回転が可能となる。
なお、2つ以上の第2の電極3を設ける場合、その複数個の第2の電極3の中心角の合
計を設定することにより、エッチング加工の加工速度を容易に調整することができる。
また、複数個の第2の電極3の中心角の合計は、5〜180°程度であるのが好ましく
、10〜90°程度であるのがより好ましい。中心角の合計が前記範囲内であれば、前述
したように、第2の電極3の小型化・軽量化を確実に図りつつも、十分な加工速度でエッ
チング加工を施すことができる。
また、2つの第2の電極3は、処理面11からの離間距離が異なっていてもよいが、図
5では、ほぼ同一になっている。これにより、各第2の電極3の加工量がそれぞれほぼ同
等となり、高い加工精度でエッチング加工を施すことができる。
<第4実施形態>
次に、本発明のプラズマ処理装置の第4実施形態について説明する。
図6は、本発明のプラズマ処理装置の第4実施形態を模式的に示す斜視図である。
以下、第4実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し
、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置は、ガス供給部5の構成が異なること以外は、前記第1
実施形態と同様である。
図6に示す第2の電極3は、外部と連通した多数の孔(図示せず)を内包している。そ
して、図6に示すガス供給部5は、ガス供給源52から供給されたガスGを、駆動源33
および回動軸32を介して、第2の電極3が有する多数の孔から、ワーク10と第2の電
極3との間隙に向けて噴出するよう構成されている。このような方法でガスGを供給する
ことにより、ワーク10と第2の電極3との間隙におけるガス分布がより均一なものとな
る。その結果、この間隙において発生するプラズマの濃度がより均一なものとなり、処理
面11の全体にわたってエッチング加工の加工量が特に均一になる。
この場合、第2の電極3は、例えば、多数の連通孔を形成した材料や多孔質材料等で構
成される。
なお、上述のような効果は、第2の電極3を高速で回転させたときに、特に効果的に発
揮される。これは、ガスGを、ワーク10と第2の電極3との間隙の側方や、回動軸32
の下端から導入する場合には、第2の電極3の回転速度によっては、ガスGの分布が不均
一になる懸念があるが、本実施形態では、かかる懸念が確実に回避されることに起因する
ものである。
以上、本発明のプラズマ処理装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、プラズマ処理装置を構成する各部は、同様の機
能を発揮し得る任意の構成と置換することができ、または、任意の構成のものを付加する
こともできる。
本発明のプラズマ処理装置の第1実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1に示すプラズマ処理装置のワーク周辺を拡大して示す平面図および縦断面図である。 第2実施形態のプラズマ処理装置のワーク周辺を拡大して示す平面図および縦断面図である。 第2実施形態のプラズマ処理装置を用いてワークにエッチング加工を施したときに形成される凹部を示す縦断面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第3実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明のプラズマ処理装置の第4実施形態を模式的に示す斜視図である。 従来の大気圧付近でのプラズマ処理装置を模式的に示す図である。 従来のプラズマ処理装置を用いてワークにエッチング加工を施したときに形成される凹部を示す縦断面図である。 従来の大気圧付近でのプラズマ処理装置の他の構成例を模式的に示す図である。
符号の説明
1……プラズマ処理装置 2……第1の電極 22……駆動機構 3……第2の電極
31……面 311……弧 312……頂点 313……動径 32……回動軸 33…
…駆動源 34……領域 35……制御部 4……電源回路 41……高周波電源 42
、43……配線 44……整合器 45……スイッチ 5……ガス供給部 51……ノズ
ル 52……ガス供給源 53……配管 54……流量調整器 10……ワーク 11…
…処理面 12……凹部 100……プラズマ処理装置 110……ワーク 120……
ステージ 130……ノズル 140……ガス供給装置 150……マイクロ波発振器
160……チャンバー 170……排気ポンプ 115……凹部 200……プラズマ処
理装置 210……ワーク 220……第1の電極 230……第2の電極 240……
電源回路 241……電源 250……ガス供給部 G……ガス

Claims (12)

  1. 第1の電極と、
    ワークを介して、前記第1の電極と対向して設けられた第2の電極と、
    前記第2の電極と前記ワークとの間隙にガスを供給するガス供給手段と、
    前記間隙に供給されたガスをプラズマ化するように、前記第1の電極と前記第2の電極
    との間に高周波電圧を印加する電源を備えた電源回路とを有し、
    前記プラズマ化で発生したプラズマにより、前記ワークの処理面にエッチング加工を施
    すプラズマ処理装置であって、
    前記第2の電極の前記処理面に臨む面が扇形またはそれに類似する形状をなし、前記面
    の前記扇形の弧と反対側にある頂点付近を回動中心として、前記第2の電極が回動可能に
    設けられており、
    前記第2の電極を回転させつつ、前記エッチング加工を施すことを特徴とするプラズマ
    処理装置。
  2. 前記第1の電極が、前記ワークの前記処理面と反対側の面全体を覆うように設けられて
    おり、
    前記第2の電極は、1回転する際に通過する円形の領域が、前記処理面全体を覆うよう
    に設けられている請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1の電極が、前記ワークの前記処理面と反対側の面のうち、少なくとも前記エッ
    チング加工を施す処理領域を覆うように設けられており、
    前記第2の電極は、1回転する際に通過する円形の領域が、前記処理領域を選択的に覆
    うように設けられている請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 回動中心を共有する複数個の前記第2の電極を有する請求項1ないし3のいずれかに記
    載のプラズマ処理装置。
  5. 前記各第2の電極は、前記処理面からの離間距離がほぼ同一である請求項4に記載のプ
    ラズマ処理装置。
  6. 前記第2の電極と前記処理面との離間距離を設定することにより、前記エッチング加工
    の加工速度を調整する請求項1ないし5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 1個または複数個の前記第2の電極において、前記各扇形の中心角の合計を設定するこ
    とにより、前記エッチング加工の加工速度を調整する請求項1ないし6のいずれかに記載
    のプラズマ処理装置。
  8. 1個または複数個の前記第2の電極において、前記各扇形の中心角の合計が、5〜18
    0°である請求項1ないし7のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記第2の電極の回転速度は、1〜1000deg/secである請求項1ないし8の
    いずれかに記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記ガス供給手段は、前記ガスを前記第2の電極から噴出させるよう構成されている請
    求項1ないし9のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のプラズマ処理装置を用い、前記処理面に対して
    円形にエッチング加工を施すことを特徴とするプラズマ処理方法。
  12. 前記エッチング加工の途中で、前記第2の電極の回転速度を変化させる請求項11に記
    載のプラズマ処理方法。
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