JP2008057554A - 転がり軸受 - Google Patents

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Tatsuyoshi Fukuoka
達喜 福岡
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Abstract

【課題】内輪が止めねじによってすきまばめの状態で軸に組み付けられる転がり軸受において、止めねじのゆるみを防止することである。
【解決手段】内輪1と軸Aとのはめあいすきまよりも薄い筒状部材6を、その外周面が内輪1内周面に密着するように装着することにより、はめあいすきまを小さくして、止めねじ5をゆるみにくくした。しかも、その筒状部材6は、外径が内輪内径よりも大きく、周方向の一箇所が切り離されたものとすることにより、弾性範囲内で縮径させて内輪1内周に嵌め込むだけで、その弾性復元力を利用して簡単に装着できるようにした。さらに、筒状部材6に止めねじ5を通す取付孔6aをあけ、その周縁に内輪1のねじ孔1cに嵌まり込む突起6bを形成することにより、筒状部材6装着時の位置合わせもしやすくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、内輪がすきまばめの状態で軸に組み付けられる転がり軸受に関する。
一般的な転がり軸受は、その内輪をしまりばめの状態で軸に組み付けることが多いが、特に大型のものや、軸の自由端側に組み込まれるもの、組立性を重視されるもの等で、転がり軸受ユニットに使用される軸受には、機械装置への組み込みを容易にするために、内輪をすきまばめの状態で軸に組み付けるタイプのものが多い(非特許文献1参照。)。
「ベアリングユニット」、転がり軸受総合カタログ、NTN株式会社、CAT.No.2202-VIII/J、E-73
上記のように内輪をすきまばめの状態で軸に組み付ける軸受は、例えば送風機や屋内用コンベヤ等、取付スペースが狭い機械装置に組み込む場合、止めねじで内輪を軸に固定する方式のものが用いられることが多い。この止めねじ方式の軸受は、通常、内輪の軸方向延長部にねじ孔を有し、このねじ孔に止めねじをねじ込むことにより、止めねじの先端と内輪内周面のねじ孔のない部分とで軸外周を締め付けて、内輪の固定を行っている。
しかし、上記止めねじ方式の軸受では、軸の外径寸法精度等により、内輪と軸とのはめあいすきまが適正値よりも大きい状態で組み込まれる場合があり、そのような場合には、dn値(軸受内径(mm)×回転数(rpm))が1万程度の低速回転でも、止めねじによる締め付けがゆるんで、内輪と軸との相対すべりが生じやすい。内輪と軸とが相対すべりを生じると、止めねじが損傷したり、一般に軸受よりも軟らかい材質で形成されている軸が摩耗したりして、この軸受を組み込んだ機械装置のトラブル発生につながる。
本発明の課題は、内輪が止めねじによってすきまばめの状態で軸に組み付けられる転がり軸受において、止めねじのゆるみを防止することである。
上記の課題を解決するため、本発明は、内輪の軸方向延長部にねじ孔を有し、このねじ孔にねじ込まれる止めねじにより、内輪がすきまばめの状態で軸に組み付けられる転がり軸受において、厚みが前記内輪と軸とのはめあいすきまよりも薄く、かつ外径が前記内輪の内径よりも大きく形成され、周方向の一箇所が切り離された筒状部材を、その外周面が前記内輪の内周面に密着するように縮径させて装着した構成を採用した。
すなわち、内輪と軸とのはめあいすきまよりも薄い筒状部材を内輪内周に装着することにより、はめあいすきまを小さくして、止めねじをゆるみにくくしたのである。しかも、その筒状部材は、外径が内輪内径よりも大きく、周方向の一箇所が切り離されたものとすることにより、弾性範囲内で縮径させて内輪内周に嵌め込むだけで、その弾性復元力を利用して簡単に装着できるようにした。
上記の構成において、前記筒状部材に、前記止めねじを通す取付孔を設けることにより、筒状部材を内輪内周のほぼ全幅にわたって装着できるようになり、止めねじのゆるみをより効果的に防止することができる。そして、その取付孔の周縁に、前記内輪のねじ孔に嵌まり込む突起を設ければ、筒状部材の位置合わせも簡単にできるようになる。
また、前記内輪のねじ孔を、内輪周方向に沿って120°の間隔で2つ形成すれば、少ない止めねじ数で効果的に内輪の固定を行うことができる。
また、前記筒状部材は、その材質をアルミニウムまたはステンレス鋼として、錆びにくくすることが望ましい。
本発明の転がり軸受は、上述したように、すきまばめ状態の内輪の内周に薄い筒状部材を装着して、軸とのはめあいすきまを小さくしたものであるから、止めねじのゆるみを効果的に防止することができる。従って、内輪と軸との相対すべりによる止めねじの損傷や軸の摩耗が生じにくく、長期間安定して使用でき、ひいてはこの軸受を組み込んだ機械装置の安定稼動に寄与することができる。しかも、その筒状部材は、わずかに縮径させて内輪内周に嵌め込むだけで簡単に装着できるので、軸受の組込性を損なうこともない。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この転がり軸受は、軸受ユニット用の玉軸受で、図1に示すように、軸方向両側に延長部1a、1bを有する内輪1と、内輪1の外側に配される外輪2と、内外輪1、2間に配される複数の転動体としての玉3と、各玉3をほぼ等間隔に保持する保持器4とを備え、一方の内輪延長部1aに形成された2つのねじ孔1cに止めねじ5をねじ込むことにより、内輪1がすきまばめの状態で軸A外周面に組み付けられるようになっている。ここで、内輪延長部1aの2つのねじ孔1cは、内輪1周方向に沿って120°の間隔で形成され、少ない止めねじ5の数で効果的に内輪1の固定を行えるようになっている。そして、内輪1の内周には、その全幅にわたって、厚みが内輪1と軸Aとのはめあいすきまよりも薄い筒状部材6が装着されている。また、外輪2内周にはゴムシール7が、内輪1外周にはスリンガ8がそれぞれ取り付けられて、外輪2の油穴2aから注入されるグリースを軸受内部に保持する二重シールが形成されている。
前記筒状部材6は、アルミニウムまたはステンレス鋼の帯状箔を内輪1幅と同じ長さの円筒形に加工したもので、図2および図3に示すように周方向の一箇所が切り離されており、無負荷状態での外径が内輪1の内径よりも大きくなるように形成されている。また、内輪延長部1aの各ねじ孔1cと対応する位置に、止めねじ5を通す取付孔6aがあけられており、これらの各取付孔6aの周縁には、ねじ孔1cに嵌まり込む突起6bが形成されている。一方、止めねじ5は、先端側に先細りのテーパ部5aが形成されており、内輪延長部1aのねじ孔1cにねじ込まれてその先端で軸Aを締め付けるときに、筒状部材6の突起6bと干渉しないようになっている。
前記筒状部材6を内輪1に装着する際には、止めねじ5を内輪1内周面からわずかに突出するまでねじ込んでおき、筒状部材6を弾性範囲内で縮径させた状態で内輪内周へ挿入し、止めねじ5の突出した位置を目印として筒状部材6の突起6bを内輪1のねじ孔1cに嵌め込めばよい。これにより、筒状部材6を、その弾性復元力を利用して、外周面が内輪1内周面に密着するように装着することができる。装着後は、止めねじ5先端を筒状部材6の内周面よりも後退させて、軸Aへの組み付け時に止めねじ5先端が軸Aに接触しないようにしておく。なお、実作業では、予め厚みの異なる筒状部材を複数種類準備しておき、実測したはめあいすきまに応じて、適切な厚みのものを使用するようにするとよい。
この転がり軸受は、上記の構成であり、すきまばめ状態の内輪1の内周に全幅にわたって薄い筒状部材6を装着して、軸Aとのはめあいすきまを小さくしたので、止めねじ5がゆるみにくい。従って、内輪1と軸Aとの相対すべりによる止めねじ5の損傷や軸Aの摩耗が生じにくく、長期間安定して使用できる。しかも、その筒状部材6は、わずかに縮径させて内輪1内周に嵌め込むだけで簡単に装着できるので、軸受の組込性を損なうこともない。
なお、筒状部材の長さは、止めねじのゆるみ防止効果の点では長い方が好ましいが、必ずしも上述した実施形態のように内輪幅と同じにする必要はない。また、筒状部材の装着性を考慮すると、実施形態のように取付孔およびその周縁の突起を設けることが好ましいが、筒状部材を実施形態よりも短くするとともに取付孔および突起をなくせば、筒状部材成形時の手間およびコストを削減することができる。
実施形態の転がり軸受の組込状態の正面断面図 図1の転がり軸受の筒状部材の斜視図 図2の筒状部材の取付孔の位置での縦断面図
符号の説明
1 内輪
1a、1b 延長部
1c ねじ孔
2 外輪
3 玉
4 保持器
5 止めねじ
5a テーパ部
6 筒状部材
6a 取付孔
6b 突起
A 軸

Claims (5)

  1. 内輪の軸方向延長部にねじ孔を有し、このねじ孔にねじ込まれる止めねじにより、内輪がすきまばめの状態で軸に組み付けられる転がり軸受において、厚みが前記内輪と軸とのはめあいすきまよりも薄く、かつ外径が前記内輪の内径よりも大きく形成され、周方向の一箇所が切り離された筒状部材を、その外周面が前記内輪の内周面に密着するように縮径させて装着したことを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記筒状部材に、前記止めねじを通す取付孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記筒状部材の取付孔の周縁に、前記内輪のねじ孔に嵌まり込む突起を設けたことを特徴とする請求項2に記載の転がり軸受。
  4. 前記内輪のねじ孔は、内輪周方向に沿って120°の間隔で2つ形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の転がり軸受。
  5. 前記筒状部材の材質が、アルミニウムまたはステンレス鋼であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の転がり軸受。
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JP2010043690A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Ntn Corp 転がり軸受およびベアリングユニット

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