JP2008057170A - 屋根材などの締結用ネジ - Google Patents

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Masahiro Hirata
政弘 平田
Hiroshi Sakata
博史 坂田
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Abstract

【課題】屋根材などの変形や破損を確実に防止して空転を発生させることなく屋根材などを下地材に固定する。
【解決手段】波板を下地材に固定する締結用ネジ1が、頭部2および軸部3から構成され、軸部3の略下半部に、頭部2側から順にリーマ部32およびねじ部31が形成され、リーマ部32の外径がねじ部31の外径よりも大径に形成されている。これにより、波板に挿通されて下地材にねじ部31がねじ込まれ、リーマ部32の下端面が下地材に到達すると、リーマ部32が下地材に食い込み、大きな摩擦力となってブレーキ効果が発揮され、空転を発生させることなく確実に締結を完了する。また、リーマ部32の下端面が波板の下穴周縁に接触すれば、回転するリーマ部32が波板の下穴周縁を切削して拡径し、波板を貫通するため、波板を損傷させることがない。
【選択図】図1

Description

この発明は、屋根材や壁材などを下地材に固定する締結用ネジに関するものである。
従来より、波状の屋根材(以下、波板という。)を下地材に固定するため、締結用ネジが提案されている。
この締結用ネジは、頭部および軸部からなり、軸部の先端側の略下半部にねじ部を形成するとともに、その基端側の略上半部に、ねじ部のリード角よりも大きなリード角の逆ねじ部を形成して構成され、ねじ部との接続部となる逆ねじ部の先端と頭部下面までの長さが、波板の全高と略等しく設定されているものである。そして、締結用ネジを用いて波板を固定する場合は、波板に対応して成形された波板押えおよびパッキンを締結用ネジの軸部に順に装着した後、締結用ネジを波板の下穴に挿通して下地材にねじ込むことにより、行われる。この際、締結用ネジのねじ部が下地材にねじ込まれ、ねじ部に続いて逆ねじ部が下地材に到達した場合に、それ以上の締め付けが規制され、締結用ネジの締め付け過ぎを防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3004042号公報
しかしながら、前述した締結用ネジにあっては、締結後になおも締め付けを継続すると、逆ねじ部が下地材と干渉することを避けることができず、空転(ねじ馬鹿)が発生し、締結力を低下させるおそれがある。このため、空転が発生しないように、締め付けトルクを設定可能なスクリュードライバーなどの締結工具を使用する必要がある。また、ねじ部が下地材にねじ込まれると、波板の下穴に逆ねじ部が干渉する。この際、逆ねじ部は波板から離脱する方向に回転していることから、逆ねじ部は、波板を押し下げる方向に力を作用させる。したがって、波板がスレート材などの粘りを有する材料からなる場合、逆ねじ部による波板の押し下げが継続され、ついには波板を押し潰すものとなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、屋根材などの変形や破損を確実に防止して空転を発生させることなく屋根材などを下地材に固定することのできる締結用ネジを提供するものである。
本発明は、屋根材などを下地材に固定する締結用ネジにおいて、該ネジは、頭部および軸部からなり、軸部の略下半部に、頭部側から順にリーマ部およびねじ部が形成され、リーマ部の外径がねじ部の外径よりも大径であることを特徴とするものである。
本発明によれば、屋根材などの下穴に挿通されて下地材にねじ部がねじ込まれると、ねじ部は下地材をタッピングしつつ下地材に進入する。ねじ部の長さだけ下地材にねじ込まれると、ねじ部より大径のリーマ部の下端面が下地材に干渉して食い込み、大きな摩擦力となってブレーキ効果が発揮される。このため、それ以上の回転が規制され、空転(ねじ馬鹿)を発生させることなく安定した位置を保って確実に締結を完了することができる。したがって、締結工具としては、下地材の材質などによって締め付けトルクを設定する必要がなく、インパクトレンチでも施工することが可能となり、効率よく固定作業を行うことができる。また、リーマ部の下端面が屋根材などの下穴周縁に接触した際、屋根材などを若干押し下げるものの、回転するリーマ部が屋根材などの下穴周縁を切削して拡径し、屋根材などを貫通することから、リーマ部が屋根材などを貫通した時点で、屋根材などは、その弾性によって元の形状に復元する。このため、屋根材などの押し下げが継続されることがなく、屋根材などの変形や破損を確実に防止することができる。
ここで、締結対象としては、屋根材以外に壁材を固定する際に採用してもよい。
本発明において、前記ねじ部の下端にドリル刃先を有すると、ドリル刃先によって下地材に下穴を形成することができることから、予め下地材に下穴を形成する必要がなく、効率よく作業を行うことができる。
本発明において、前記リーマ部の下端面と頭部下面との長さが、屋根材などの高さにほぼ等しく設定されていると、リーマ部が下地材に干渉して食い込み、回転が規制されて締結を完了するとき、頭部が屋根材などに略接触することから、屋根材などに大きな押圧力を作用させることがなく、好ましい。
本発明によれば、屋根材などの変形や破損を確実に防止して空転を発生させることなく屋根材などを下地材に固定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の締結用ネジ1の一実施形態が示されている。
この締結用ネジ1は、亜鉛メッキ鋼板製、あるいは、スレート製の波板C(図3参照)を鋼材やアルミ材などの金属製の下地材R(図3参照)に固定する際に使用されるものであり、頭部2および軸部3から構成されている。
頭部2は、フランジ付き六角ボルトの頭部と同様に、六角柱状頭部21の下面にフランジ22を一体に設けて形成されている。
軸部3には、その略下半部にねじ部31が形成される一方、ねじ部31の上端に設定長さのリーマ部32が形成されている。そして、ねじ部31の下端には、ドリル刃先33が形成されている。したがって、下地材Rにドリル刃先33によって下穴を形成する一方、ドリル刃先33によって形成された下地材Rの下穴の内周面をねじ部31によってタッピングしつつ進入するものである。また、リーマ部32は、軸部3の外周面に、長手方向に延びる複数個の切れ刃321を周方向に間隔をおいて形成したものであり、その切れ刃321の外径は、ねじ部31の外径よりも若干大径に形成されている他、その長さとしては、波板Cの板厚を考慮して設定される。
なお、締結用ネジ1にて波板Cを固定するに際しては、図2に示すように、波板Cを押さえるため、ステンレス鋼板を絞り加工して波板Cに対応する形状に成形されるとともに、そのねじ部31およびリーマ部32が挿通可能な内径の挿通穴4aが頂部に形成されたワッシャ4が採用される他、ワッシャ4と波板Cとの水密性を確保するため、それらの間に配設されるパッキン5が採用される。
また、リーマ部32の下端面と頭部2の下面との長さは、波板Cの高さに、ワッシャ4における頂部の厚みを加えた長さにほぼ設定されている。
次に、このように構成された締結用ネジ1をワッシャ4およびパッキン5とともに用いて波板Cを固定する施工要領について説明する。
まず、予め締結用ネジ1の軸部3にワッシャ4およびパッキン5をこの順に装着しておく(図3(a)参照)。一方、下地材Rに軒側から棟側に向かって順に波板Cを葺設する。そして、葺設された波板Cについて、その幅方向に設定間隔をおいて形成された下穴に、ワッシャ4およびパッキン5を装着した締結用ネジ1のドリル刃先33から挿通し、その下端を下地材Rに当接させる。次いで、インパクトレンチなどの締め付け工具を締結用ネジ1の頭部2に装着して締め付け工具を回転駆動すれば、ドリル刃先33が下地材Rを切削加工して下穴を形成するとともに、ドリル刃先33によって形成された下穴の内周面を、ドリル刃先33に続くねじ部31がタッピングし、ねじ部31が下地材Rにねじ込まれて進入する。一方、ドリル刃先33によって下地材Rに下穴が形成されると、リーマ部32の下端面が波板Cの表面に接触し、波板Cを押圧する。ここに、締結用ネジ1のねじ込みに連動して、回転するリーマ部32は、その切れ刃321が波板Cの下穴周縁を切削し、拡径しつつ下降する。リーマ部32が波板Cを貫通すれば、波板Cを押し下げる力は解放されることから、波板Cは、その弾性力によって元の波形状に復元する。
ねじ部31が下地材Rにねじ込まれ、リーマ部32の下端面が下地材Rの表面に接触すると、ねじ部31より大径の、回転するリーマ部32の下端面が下地材Rに食い込み、大きな摩擦力となってブレーキ効果が発揮される。このため、それ以上の回転が規制され、空転(ねじ馬鹿)を発生させることなく安定した位置を保って確実に締結を完了する。
これらのことから明らかなように、インパクトレンチなどの締め付け工具を用いても空転を発生させることなく波板Cを確実に下地板Rに締結することができる。しかも、その際、波板Cを損傷させることもないものである。
なお、前述した実施形態においては、締結用ネジ1を用いて屋根材である波板Cを下地材Rに固定する施工例を説明したが、壁材を下地材Rに固定する場合に適用してもよい。この場合は、締結用ネジ1の軸部3にパッキン5を介在させて壁材との水密性を図ればよく、特にワッシャ4を用いる必要はない。
また、ワッシャ4としては、ステンレス鋼板からプレス成形されたものを例示したが、プラスチックからなる成形品であっても構わない。
以上のように本発明によれば、屋根材や壁材などを固定する施工現場において、作業効率を大幅に改善することができる。
本発明の締結用ネジの一実施形態を示す正面図である。 図1の締結用ネジをワッシャおよびパッキンとともに示す斜視図である。 図1の締結用ネジを用いて屋根材を下地材に固定する施工要領を説明する工程図である。
符号の説明
1 締結用ネジ
2 頭部
3 軸部
31 ねじ部
32 リーマ部
33 ドリル刃先
4 ワッシャ
5 パッキン
C 波板(屋根材)
R 下地材

Claims (3)

  1. 屋根材などを下地材に固定する締結用ネジにおいて、該ネジは、頭部および軸部からなり、軸部の略下半部に、頭部側から順にリーマ部およびねじ部が形成され、リーマ部の外径がねじ部の外径よりも大径であることを特徴とする屋根材などの締結用ネジ。
  2. 前記ねじ部の下端にドリル刃先を有することを特徴とする請求項1記載の屋根材などの締結用ネジ。
  3. 前記リーマ部の下端面と頭部下面との長さが、屋根材などの高さにほぼ等しく設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の屋根材などの締結用ネジ。
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