JP2008056555A - ウレタン樹脂で被覆されてなる被覆粒状物 - Google Patents
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Abstract
えることを課題とする。
【解決手段】芳香族ポリイソシアネート、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構
造が15%以上(重量換算)の割合で分子内に有するポリエステルポリオール(好ましく
はポリカプロラクトンポリオール)及び炭素数4〜30のモノアルコール(例えば、1−
ブタノール、1−ヘキサノール、1−オクタノール、1−ドデカノール)を反応させてな
るウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
【選択図】なし
Description
[発明1]
芳香族ポリイソシアネート、
オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオール及び炭素数4〜30のモノアルコールを
反応させてなるウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
[発明2]
芳香族ポリイソシアネート、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオール及び炭素数4〜30のモノアルコールの合計量に対して、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオールが20〜80重量%であることを特徴とする発明1に記載された被覆粒状物。
[発明3]
芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と、炭素数4〜30のモノアルコールに由来する水酸基の数との比率が、1:0.01〜1:0.4であることを特徴とする発明1又は2に記載された被覆粒状物。
[発明4]
芳香族ポリイソシアネート、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオール及び炭素数4〜30のモノアルコールの合計量に対して、芳香族ポリイソシアネートが15〜60重量%であることを特徴とする発明1〜3のいずれかに記載された被覆粒状物。
[発明5]
炭素数4〜30のモノアルコールが、炭素数6〜15の直鎖状脂肪族第1級モノアルコールであることを特徴とする発明1〜4のいずれかに記載された被覆粒状物。
[発明6]
オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオールが分子量300〜5000のポリカプロラクトンポリオールであることを特徴とする発明1〜5のいずれかに記載された被覆粒状物。
[発明7]
ウレタン樹脂が沸点100℃以上の疎水性液状化合物を保持してなることを特徴とする発明1〜6のいずれかに記載された被覆粒状物。
[発明8]
ウレタン樹脂が流動パラフィンを保持してなることを特徴とする発明1〜6のいずれかに記載された被覆粒状物。
[発明9]
生物活性物質が肥料であることを特徴とする発明1〜8のいずれかに記載された被覆粒状物。
[発明10]
生物活性物質が農薬であることを特徴とする発明1〜8のいずれかに記載された被覆粒状物。
本発明で用いられる芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)、テトラメチレンキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(ポリメリックMDI)またはその誘導体(イソシアヌレート体、ビウレット体、ウレトジオン体等の変性物)が挙げられる。本発明において、芳香族ポリイソシアネートとしては、イソシアネート基がベンゼン環に1個の割合で直接結合している芳香族ポリイソシアネートが好ましく、そのような芳香族ポリイソシアネートとしては、具体的にはMDI、TODI、ポリメリックMDIが挙げられる。
本発明で用いられる本ポリエステルポリオールとしては、例えば分子の何れかの末端が下記の式(1)又は式(2)の構造である脂肪族ポリエステルポリオールが挙げられる。
−[O−C(=O)−CHR−(CH2)p]m−OH 式(1)
〔式中、Rは水素原子又はメチル基を表し、pは0〜9の整数を表し、mは1以上の整数を表す。〕
−[O−C(=O)−Q−C(=O)−O−(CH2)r]n−OH 式(2)
〔式中、Qは炭素数1〜10アルキレン基を表し、rは2〜10の整数を表し、nは1以上の整数を表す。〕
そのようなラクトン系ポリエステルポリオールとしては、具体的には低分子ポリオールに、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン等を開環重合させることにより得られるラクトン系ポリエステルポリオールが挙げられる。
そのような縮合系ポリエステルポリオールとしては、具体的にはエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール等の低分子ポリオールと、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸とを縮重合させることにより得られる縮合系ポリエステルポリオールが挙げられる。
本ポリエステルポリオールは、分子量300〜5000のポリエステルポリオールであることが好ましい。
尚、本発明において複数種の化合物を含む混合物における分子量は、数平均分子量を意味する。ポリマーにおける数平均分子量は、例えばゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)、末端基定量法等の一般的な方法によって求めることが出来る。
また本発明において、本ポリエステルポリオールの水酸基当量とは、水酸基1個あたりの本ポリエステルポリオールの分子量を意味する。水酸基当量はポリエステルポリオールの水酸基価より算出することもできる。
ポリカプロラクトンポリオールは、出発原料として用いる低分子ポリオールの種類およびε−カプロラクトンの重合度により、得られるポリカプロラクトンポリオールの種類が異なる。以下に、1分子中の水酸基の数が2又は3個であるポリカプロラクトンポリオール(ポリカプロラクトンジオール又はポリカプロラクトントリオール)の典型的な構造を示す。該ポリカプロラクトンポリオールは1分子中に(1−オキソヘキサ−1,6−ジイル)オキシ構造(-C(=O)-CH2-CH2-CH2-CH2-CH2-O-)を1以上有するポリオールである。
HO-[CH2-CH2-CH2-CH2-CH2-C(=O)-O]3-CH2-CH2-[O-C(=O)-CH2-CH2-CH2-CH2-CH2]3-OH
このポリカプロラクトンポリオールにおけるオキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造の重量割合は35%である。
(44×6)/(62+114×6)=0.354
[ε−カプロラクトン及びエチレングリコールの分子量は夫々114及び62であり、オキシカルボニル部分構造は分子量換算で44であるとした。]
(62+114×6)/2=373
[ポリカプロラクトンポリオールの分子量を水酸基の数の2で除した。]
本発明で好ましく用いうるポリカプロラクトンポリオールの分子量は、特に制限はないが、300〜5000のものが好ましく、400〜2500のものが更に好ましい。本発明で好ましく用いうるポリカプロラクトンポリオールの水酸基当量は200〜1250である。
本発明において、芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と、本モノアルコールに由来する水酸基の数の比率が、1:0.01〜1:0.4であることが好ましい。
本発明においてモノアルコールとは、分子内にイソシアネート基と反応性を有する基として水酸基を1つのみ有する化合物を意味する。本発明で用いられる本モノアルコールとしては、例えば1−ブタノール、1−ペンタノール、1−ヘキサノール、1−デカノール、1−ドデカノール等の直鎖状脂肪族第1級アルコール、2−オクチル−1−ドデカノール等の分枝状脂肪族第1級アルコール、2−オクタノール、3−オクタノール等の脂肪族第2級アルコール、ベンジルアルコール等の芳香族アルコールが挙げられ、好ましくは炭素数6〜15の直鎖状脂肪族第1級モノアルコールが挙げられる。
芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールの反応においては、特に制限はないが、例えば、全ての芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールを混合し、硬化・成型させる方法;芳香族ポリイソシアネートと一部の本ポリエステルポリオールとを予め混合して、ポリイソシアネート末端プレポリマーを調製した後に、残りの本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールを混合し、硬化・成型させる方法等の方法にて行うことができる。もしくは、少量の有機溶剤を併せて混合し、同時に反応と溶媒除去を行う方法も行うことができる。また、反応条件としては、任意に選択することができるが温度を高くすると水酸基とイソシアネート基の反応速度が上昇する。さらに、触媒を入れることによって、反応速度を加速することができる。
尚、芳香族ポリイソシアネートにおけるジイソシアネート基と本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールにおける水酸基とが十分に反応する前の、芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコール(更に必要に応じて添加される触媒)の流動性を有する混合物を未硬化ウレタン樹脂ともいう。
BPMC[2−sec−ブチルフェニルメチルカーバメート]、ベンフラカルブ[エチル N−{2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ}−N−イソプロピル−β−アラニネート]、プロポキスル[2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメート]、カルボスルファン[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカーバメート]、カルバリル[1−ナフチル−N−メチルカーバメート]、メソミル[S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセトイミデート]、エチオフェンカルブ[2−(エチルチオメチル)フェニルメチルカーバメート]、アルジカルブ[2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオキシム]、オキサミル[N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド]、フェノチオカルブ[S−4−フェノキシブチル−N,N−ジメチルチオカーバメート]等のカーバメート系化合物、
エトフェンプロックス[2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベンジル)オキシプロパン]、フェンバレレート[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート]、エスフェンバレレート[(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート]、フェンプロパトリン[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート]、シペルメトリン[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、ペルメトリン[3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、シハロトリン[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、デルタメトリン[(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、シクロプロトリン[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレート]、フルバリネート[α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネート]、ビフェンスリン[2−メチル−3−フェニルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、ハルフェンプロックス[2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベンジル)メチルプロパン]、トラロメトリン[(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、シラフルオフェン[(4−エトキシフェニル)−{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル}ジメチルシラン]、d−フェノトリン[3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]、シフェノトリン[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]、d−レスメトリン[5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]、アクリナスリン[(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R,3Z)−シス−(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート)、シフルトリン[(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、テフルトリン[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、トランスフルスリン[2,3,5,6−テトラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート]、テトラメトリン[3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、アレトリン[(RS)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、プラレトリン[(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、エンペントリン[(RS)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル(1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、イミプロスリン[2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、d−フラメトリン[5−(2−プロピニル)フルフリル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、5−(2−プロピニル)フルフリル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド系化合物、
ブプロフェジン[2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−チアジアジン−4−オン]等のチアジアジン誘導体、ニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ[S,S’−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバメート)]、チオシクラム[N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン]、ベンスルタップ[S,S’−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベンゼンチオスルフォネート)]等のネライストキシン誘導体、N−シアノ−N’−メチル−N’−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シアノアミジン誘導体、エンドスルファン[6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド]、γ−BHC[1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン]、ジコホル[1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノ−ル]等の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアズロン[1−{3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]、テフルベンズロン[1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]、フルフェノクスロン[1−{4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、アミトラズ[N,N’−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−2,4−キシリジン]、クロルジメホルム[N’−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド]等のホルムアミジン誘導体、ジアフェンチウロン[N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N’−t−ブチルカルボジイミド]等のチオ尿素誘導体、N−フェニルピラゾール系化合物、
メトキサジアゾン[5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)−オン]、ブロモプロピレート[イソプロピル4,4’−ジブロモベンジレート]、テトラジホン[4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロフェニルスルホン]、キノメチオネート[S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネート]、プロパルギット[2−(4−tert−ブチルフェノキシ)シクロヘキシルプロピ−2−イルスルファイト]、フェンブタティンオキシド[ビス{トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン}オキシド]、ヘキシチアゾクス[(4RS,5RS)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボキサミド]、クロフェンテジン[3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン]、ピリダベン[2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン]、フェンピロキシメート[tert−ブチル (E)−4−[(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル]ベンゾエート]、デブフェンピラド[N−4−tert−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカルボキサミド]、ポリナクチンコンプレックス[テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン]、ピリミジフェン[5−クロロ−N−[2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチル]−6−エチルピリミジン−4−アミン]、ミルベメクチン、アバメクチン、イバーメクチン、アザジラクチン[AZAD]、5−メチル[1,2,4]トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−カーバメート、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン、(E)−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2−プロポキシエチリデン〕アニリン、1−〔N−プロピル−N−〔2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)エチル〕カルバモイル〕イミダゾール、(E)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、(E)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、4−〔3−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−2,6−ジメチルモルホリン、2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−オール、O,O−ジエチル O−2−キノキサリニルホスホロチオエート、O−(6−エトキシ−2−エチル−4−ピリミジニル)O,O−ジメチル ホスホロチオエート、2−ジエチルアミノ−5,6−ジメチルピリミジン−4−イル ジメチルカーバメート、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−トルエンスルホナート、4−アミノ−6−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルチオ−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン、2−クロロ−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−エトキシカルボニル−N−〔(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−(2−クロロエトキシ)−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕フェニルメタンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕チオフェン−3−スルホンアミド、4−エトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−1−メチルピラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キノリンカルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−5−エチル−3−ピリジンカルボン酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエート、メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエート、2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロロフェニル)メチル−N−シクロペンチル−N'−フェニルウレア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメチルブチルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアミド、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]−3−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリレイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネート、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオフェニルホスフェート等が挙げられる。
生物活性物質を保持する担体としては、例えば、カオリナイト等のカオリン鉱物、モンモリロナイト、スメクタイト、タルク、蝋石、シリカ、含水珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、ゼオライト、酸性白土等の鉱物質担体;セルロース、籾殻、澱粉、大豆粉等の植物質担体;乳糖、蔗糖、デキストリン、食塩、トリポリリン酸ナトリウム等の水溶性担体等が挙げられ、これらの担体は適宜組合わせて用いることが出来る。
本発明において、生物活性物質含有粒状物としては、肥料成分を含有してなる粒状肥料、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤等の農薬活性成分を含有してなる農薬粒剤、及び肥料成分及び農薬活性成分を含有してなる農薬含有粒状肥料等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネート 5〜45重量部、本ポリエステルポリオール 10〜90重量部、及び本モノアルコール 1〜30重量部を反応させてなるウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート 5〜45重量部、本ポリエステルポリオール 25〜80重量部、及び本モノアルコール 1〜30重量部を反応させてなるウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート 5〜45重量部、ポリカプロラクトンポリオール 10〜90重量部、及び本モノアルコール 1〜30重量部を反応させてなるウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート 5〜45重量部、ポリカプロラクトンポリオール 30〜80重量部、及び本モノアルコール 1〜30重量部を反応させてなるウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート 5〜45重量部、ポリカプロラクトンポリオール 10〜90重量部、及び本モノアルコール 1〜30重量部を反応させてなるウレタン樹脂で、粒状肥料が被覆されてなる被覆粒状肥料。
芳香族ポリイソシアネート 5〜45重量部、ポリカプロラクトンポリオール 30〜80重量部、及び本モノアルコール 1〜30重量部を反応させてなるウレタン樹脂で、粒状肥料が被覆されてなる被覆粒状肥料。
芳香族ポリイソシアネート 15〜60重量部、本ポリエステルポリオール 20〜80重量部、及び本モノアルコールを反応させてなるウレタン樹脂(但し、芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と本モノアルコールに由来する水酸基の数との比率が、1:0.01〜1:0.4である。)で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート 15〜60重量部、本ポリエステルポリオール 20〜80重量部、及び炭素数6〜15の直鎖状脂肪族第1級モノアルコールを反応させてなるウレタン樹脂(但し、芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と本モノアルコールに由来する水酸基の数との比率が、1:0.01〜1:0.4である。)で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール、及び本モノアルコールを反応させてなるウレタン樹脂(但し、芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールの合計量に対して、芳香族ポリイソシアネートが15〜60重量%で、本ポリエステルポリオールが20〜80重量%であり、且つ、芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と本モノアルコールに由来する水酸基の数との比率が、1:0.01〜1:0.4である。)で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール、及び炭素数6〜15の直鎖状脂肪族第1級モノアルコールを反応させてなるウレタン樹脂(但し、芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールの合計量に対して、芳香族ポリイソシアネートが15〜60重量%で、本ポリエステルポリオールが20〜80重量%であり、且つ、芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と本モノアルコールに由来する水酸基の数との比率が、1:0.01〜1:0.4である。)で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。
本発明被覆粒状物における被膜が均質であれば、被膜に用いられる樹脂の使用量を少なくしても、所望の溶出抑制性能を得ることが出きる。その為、本ウレタン樹脂は生物活性物質含有の粒状物の表面上において芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールを無溶媒条件で反応させて製造されることが好ましい。
本ウレタン樹脂において、未硬化ウレタン樹脂がウレタン樹脂製造時の温度において、適度な期間、適度な流動性を有している場合、樹脂成型時において溶剤を使用することなく被覆することができる。
本発明に用いられる20℃で液状の疎水性液状化合物(以下、本疎水性液状化合物と記す。)としては、例えば流動パラフィンなどの鎖状炭化水素系液体、フェニルキシリルエタンやジスチリルキシレン等の芳香族系液体、大豆油や綿実油等の植物油、Solvesso150(商品名:エクソンモービル化学)等の石油系芳香族等が挙げられる。
本発明被覆粒状物において、本疎水性液状化合物が流動パラフィンであることが更に好ましい。
本発明被覆粒状物において、本疎水性液状化合物は、好ましくは0.01〜2重量%(本発明被覆粒状物に対して)であり、一般的に本発明被覆粒状物の表面に本疎水性液状化合物が僅かに存在する程度添加するのが好ましい。
粒状肥料の粒子を、噴流動装置、回転パン、回転ドラム等の装置内にて、流動又は転動状態にする。粒子の大きさは特に制限がないが、通常0.1〜15mmであり、形状は球状が好ましいが、円柱状等の他の形状であってもよい。流動又は転動状態の該粒子を必要に応じて加熱する。次いで、芳香族ポリイソシアネート、本ポリエステルポリオール及び本モノアルコール及び必要に応じて添加される触媒の混合物である未硬化ウレタン樹脂を、流動又は転動状態にある該粒子に添加する。添加方法としては、各成分を混合した後にすばやく添加するか、各成分を別々に添加する方法のいずれでもよい。また、このとき、各成分が室温で固体である時、通常は加熱溶融して、液体として添加する。その後、該粒子の流動又は転動状態を維持して、芳香族ポリイソシアネートのイソシアネート基と本ポリエステルポリオール及び本モノアルコールにおける水酸基との反応を進行させ、該粒子の表面で本ウレタン樹脂で被覆する。この一回の操作にて形成される被膜の厚みは通常1〜20μmとなるように、添加するウレタン樹脂の量を調整することが好ましい。更に被膜の厚みが必要である場合は、上記の操作を繰り返すことにより、本ウレタン樹脂の被膜の厚みを増加させることができる。
本発明被覆粒状物において、本ウレタン樹脂の被膜は通常1〜1000μm、好ましくは8〜400μmの厚みであり、重量換算で通常1〜20重量%(本発明被覆粒状物に対して)、好ましくは3〜16重量%である。
本発明被覆粒状物は、通常粒径が1〜15mmの範囲である。
以下の要領にて、本ウレタン樹脂からなるフィルムを作製した。
表1〜2に記載の本ポリエステルポリオール、本モノアルコール及び2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(触媒)を約50℃で均一に混合した後、芳香族ポリイソシアネートを添加し、すばやく混合し、厚さ約125μm(分解試験用)にセットしたアプリケーターを用いて、シート状に延展した。延展した樹脂は、70℃で3時間静置して硬化させ、ウレタン樹脂からなるフィルム(A)〜(F)を得た。
ポリメリックMDI(Sumidur 44V−10、住化バイエルウレタン製)、
エチレングリコール(和光純薬製)、
ポリカプロラクトンジオールA(Placcel205、ダイセル化学製)、
ポリカプロラクトンジオールB(Placcel210、ダイセル化学製)、
ポリカプロラクトンジオールC(Placcel220、ダイセル化学製)、
1−ブタノール(和光純薬製)、
1−ヘキサノール(和光純薬製)、
1−ドデカノール(和光純薬製)、
2−オクチル−1−ドデカノール(和光純薬製)、
ベンジルアルコール(和光純薬製)、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(TAP、化薬アクゾ製)。
フィルム(A)〜(F)を、20×20mmの大きさに切り、兵庫県内の畑地から取得した土壌(含水比25.9%の埴壌土)に埋設し、28℃の条件で保存した。尚、保存中、土壌に対して適宜水分を補給し、一定に保った。1ヶ月後、フィルムを回収し、水洗し、乾燥させた後、フィルムの重量減少率を測定した。結果を表3に記す。
膜透過実験装置(ビードレックス製、平板膜用)を用いて、フィルム(A)〜(D)及びフィルム(a)の尿素の膜透過性を測定した。膜透過実験装置の一方のセルに72%尿素水溶液を53ml、他方のセル(アクセプター側)にイオン交換水を53ml入れ、それらのセルの間に該フィルムを挟みこみ、50℃に保った。試験中、各セル内の溶液はスターラーにて攪拌しておいた。所定日数後にアクセプター側から水溶液をサンプリングし、フィルムを透過した尿素の量を測定した。下記の計算式により算出された各々の膜透過度より、フィルム(a)の膜透過度を1として求められる本ウレタン樹脂の各フィルムの相対膜透過度を表3に記す。
×〔膜厚(m)〕
以下の要領にて、粒状尿素(大粒尿素、粒径約3mm、1g当たりの粒数約60個)1000重量部に対して、表1記載の原料組成(C)のウレタン樹脂100重量部で被覆した被覆粒状肥料を作製した。
回転槽中で粒状尿素1000重量部を転動状態にし、該粒状尿素を熱風により約70℃まで加熱した。次に、15gの流動パラフィンを添加し10分間転動を継続した。更に転動状態を維持したまま、表1に記載の組成の未硬化ウレタン樹脂5重量部を添加した。添加した未硬化ウレタン樹脂は、表1に記載の本ポリエステルポリオール、本モノアルコール及び2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(触媒)を約50℃で均一に混合した後、添加直前に芳香族ポリイソシアネートを加えて、すばやく混合したものである。該未硬化ウレタン樹脂を添加後、3分間以上、加熱条件下で転動状態を維持した。更に、未硬化ウレタン樹脂の添加、3分間の加熱条件下の転動状態の維持を繰り返して、添加した未硬化ウレタン樹脂の総量が100重量部になるまで行った。その後、室温付近まで冷却し、被覆粒状尿素(C)を得た。
N−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキサミド8重量部と含水二酸化珪素(トクシールGU−N、徳山曹達製)1.6重量部とベントナイト(ベントナイト富士、豊順鉱業製)8重量部とをよく混合した後、ジェットミルで粉砕した。上記で得られる粉砕物17.6重量部、[(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン]3.15重量部とクレー(勝光山クレーS、勝光山鉱業所)1.35重量部の粉砕混合物4.5重量部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールGL−05、(日本合成化学工業製)2.5重量部とPVA217S(クラレ製)0.5重量部の混合物)3重量部、ベントナイト(ベントナイト富士、豊順鉱業製)12重量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−20、東邦化学工業製)2重量部及び炭酸カルシウム粉末(炭カルNN200、日東粉化工業製)51.9重量部をジュースミキサーでよく混合し、粉末混合物を得た。粉末混合物にグラニュー糖12.0重量部と尿素1.5重量部を溶解した水15重量部を添加してよく練合した。得られる練合物を0.9mmφのスクリーン付き小型押し出し造粒機で造粒し、整粒した後に、60℃で15分間乾燥して、円柱状(粒径:1400〜850μm、断面の平均直径:0.9mmφ)の内核を得た。
回転槽中で上記内核100重量部を転動状態にし、該内核を熱風により約70℃まで加熱した後、転動状態を維持したまま、表1に記載の組成Dの未硬化ウレタン樹脂D 0.25重量部を添加した。添加した未硬化ウレタン樹脂Dは、表1の化合物Dに記載の本ポリエステルポリオール、本モノアルコール及び2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(触媒)を約50℃で均一に混合した後、添加直前に芳香族ポリイソシアネートを加えて、すばやく混合したものである。該未硬化ウレタン樹脂を添加後、3分間以上、加熱条件下に転動状態を維持した。更に、未硬化ウレタン樹脂Dの添加、3分間の加熱転動状態の維持を繰り返して、添加した未硬化ウレタン樹脂の総量が4.00重量部になるまで行った。その後、室温付近まで冷却し、被覆農薬粒剤を得た。
製造例3で得られた被覆農薬粒剤200mgを100mlのガラス管に入れ、100mlのイオン交換水を添加し、25℃で静置した。所定時間後、少量サンプリングし、被覆農薬粒剤から溶出したN−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキサミド含量を測定した。その結果、1週間後のN−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキサミドの溶出率は、73%であった。
で被覆され、且つ優れた生物活性物質の溶出コントロール性を備えており、有用である。
Claims (10)
- 芳香族ポリイソシアネート、
オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオール及び炭素数4〜30のモノアルコールを
反応させてなるウレタン樹脂で、生物活性物質含有粒状物が被覆されてなる被覆粒状物。 - 芳香族ポリイソシアネート、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオール及び炭素数4〜30のモノアルコールの合計量に対して、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオールが20〜80重量%であることを特徴とする請求項1に記載された被覆粒状物。
- 芳香族ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の数と、炭素数4〜30のモノアルコールに由来する水酸基の数との比率が、1:0.01〜1:0.4であることを特徴とする請求項1又は2に記載された被覆粒状物。
- 芳香族ポリイソシアネート、オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオール及び炭素数4〜30のモノアルコールの合計量に対して、芳香族ポリイソシアネートが15〜60重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された被覆粒状物。
- 炭素数4〜30のモノアルコールが、炭素数6〜15の直鎖状脂肪族第1級モノアルコールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された被覆粒状物。
- オキシカルボニル[−O−C(=O)−]部分構造が重量換算で15%以上である脂肪族ポリエステルポリオールが分子量300〜5000のポリカプロラクトンポリオールであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された被覆粒状物。
- ウレタン樹脂が沸点100℃以上の疎水性液状化合物を保持してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された被覆粒状物。
- ウレタン樹脂が流動パラフィンを保持してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された被覆粒状物。
- 生物活性物質が肥料であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載された被覆粒状物。
- 生物活性物質が農薬であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載された被覆粒状物。
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