JP2008052382A - 2次記憶装置の故障検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】2次記憶装置の入出力インターフェースも含めた故障検出、アプリケーションの実行および格納箇所に依存しない故障検出、さらには磁気ディスク、ROMなどの記憶媒体に依存しない故障検出ができる。
【解決手段】監視プログラム6は、故障検出フラグ7をONし、故障検出用I/Oプログラム5に対して故障検出要求を行う。故障検出用I/Oプログラムは、故障検出要求されたときに、デバイスドライバ2に2次記憶装置3に対する入出力要求を行い、この要求に対してデバイスドライバから正常な応答が返ってきたか否かを判定し、正常な応答がある場合は故障検出フラグをOFFする。監視プログラムは、故障検出要求を行ってから一定時間後に故障検出フラグをチェックし、故障検出フラグがON状態であれば2次記憶装置の異常と判断し、故障検出フラグがOFF状態の場合は正常と判断する。
【選択図】図1
【解決手段】監視プログラム6は、故障検出フラグ7をONし、故障検出用I/Oプログラム5に対して故障検出要求を行う。故障検出用I/Oプログラムは、故障検出要求されたときに、デバイスドライバ2に2次記憶装置3に対する入出力要求を行い、この要求に対してデバイスドライバから正常な応答が返ってきたか否かを判定し、正常な応答がある場合は故障検出フラグをOFFする。監視プログラムは、故障検出要求を行ってから一定時間後に故障検出フラグをチェックし、故障検出フラグがON状態であれば2次記憶装置の異常と判断し、故障検出フラグがOFF状態の場合は正常と判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンピュータシステムにおける2次記憶装置の故障検出方法に係り、特にソフトウェア的に故障を検出する方法に関するものである。
コンピュータシステムでは、磁気ディスク、ROMなどを記憶媒体とする2次記憶装置に重要なデータを保存しており、システムの信頼性を高めるためには2次記憶装置が正常に維持されているか否かのチェックを行う故障検出手段を設けている。
この故障検出方法としては、アプリケーションプログラムの実行に際してデバイスドライバに要求を出すことにより、以下の手順になる図3のような手順で故障検出を行う。
(S1)アプリケーションプログラム1がデバイスドライバ2に対して、入出力要求を行う。
(S2)デバイスドライバ2が、2次記憶装置3のコントローラ4に対して、入出力要求を行う。
(S3)コントローラ4内の故障検出回路で検出されたエラーをデバイスドライバ2に通知する。
(S4)デバイスドライバ2がアプリケーションプログラム1にエラーを通知する。
他の故障検出方法として、ディスク異常が1台の場合と複数台の場合を識別し、異常要因を通知する先を中央処理装置と管理マシンに切り換える方法がある(例えば、特許文献1参照)。
さらに他の故障検出方法として、磁気ディスクの故障をハードウェア的に行う方法もある(例えば、特許文献2参照)。この故障検出方法は、ヘッドとディスク表面との摩擦力の増大によってディスクの異常を検出する。
特開2004−133744号公報
特開平7−85575号公報
従来の故障検出メカニズムでは、コントローラ4内の故障検出回路の「故障」またはデバイスドライバ2のバグなどにより、図3の(S3)、(S4)のルートで、2次記憶装置の故障を検出できないことがある。すなわち、コントローラやデバイスドライバなどの2次記憶装置の入出力インターフェースの故障により、入出力要求(S1)に対する応答(S4)が返って来ないために、故障検出ができない場合がある。
また、図3のように、アプリケーションプログラムによる故障検出方法では、アプリケーションのアクセス時でしか故障を検出できない。さらに、アプリケーションが2次記憶装置に格納されている場合、当該アプリケーションが格納されるユニットの故障検出ができない可能性がある。
また、前記の特許文献1,2の方法は、磁気ディスクにおける異常検出方法であり、ROMなどの半導体メモリの故障検出には適用できない。
本発明の目的は、2次記憶装置の入出力インターフェースも含めた故障検出ができ、しかもアプリケーションの実行および格納箇所に依存しない故障検出ができ、さらには磁気ディスク、ROMなどの記憶媒体に依存しない故障検出ができる故障検出方法を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、アプリケーションプログラムによる2次記憶装置の故障検出に代えて、故障検出用の専用のプログラムを用意し、このプログラムによる故障検出には任意時刻にデバイスドライバに対する2次記憶装置の入出力を要求し、この要求に対して一定時間内に正常な応答があるか否かによって正常/異常を判定するようにしたもので、以下の方法を特徴とする。
(1)デバイスドライバに対する2次記憶装置の入出力要求で、該デバイスドライバから2次記憶装置のコントローラに入出力を要求し、該コントローラが2次記憶装置に入出力を行い、この入出力時の故障をコントローラが検出したときに該デバイスドライバにエラーを通知する手段を備えたコンピュータシステムにおいて、
2次記憶装置の故障検出用I/Oプログラムおよび監視プログラムとして記述したソフトウェアを備え、
前記監視プログラムは、定期的または設定された時刻に故障検出フラグをONする手順と、前記故障検出用I/Oプログラムに対して故障検出要求を行う手順を有し、
前記故障検出用I/Oプログラムは、前記監視プログラムから故障検出要求されたときに、前記デバイスドライバに2次記憶装置に対する入出力要求を行う手順と、この要求に対して前記デバイスドライバから正常な応答が返ってきたか否かを判定する手順と、正常な応答がある場合は前記故障検出フラグをOFFする手順を有し、
前記監視プログラムは、前記故障検出要求を行ってから一定時間後に前記故障検出フラグをチェックする手順と、前記故障検出フラグがON状態であれば2次記憶装置の異常と判断する手順と、故障検出フラグがOFF状態の場合は正常と判断する手順を有することを特徴とする。
2次記憶装置の故障検出用I/Oプログラムおよび監視プログラムとして記述したソフトウェアを備え、
前記監視プログラムは、定期的または設定された時刻に故障検出フラグをONする手順と、前記故障検出用I/Oプログラムに対して故障検出要求を行う手順を有し、
前記故障検出用I/Oプログラムは、前記監視プログラムから故障検出要求されたときに、前記デバイスドライバに2次記憶装置に対する入出力要求を行う手順と、この要求に対して前記デバイスドライバから正常な応答が返ってきたか否かを判定する手順と、正常な応答がある場合は前記故障検出フラグをOFFする手順を有し、
前記監視プログラムは、前記故障検出要求を行ってから一定時間後に前記故障検出フラグをチェックする手順と、前記故障検出フラグがON状態であれば2次記憶装置の異常と判断する手順と、故障検出フラグがOFF状態の場合は正常と判断する手順を有することを特徴とする。
(2)前記故障検出用I/Oプログラムおよび監視プログラムは、コンピュータシステムの主記憶装置に常駐させたことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、従来の故障検出方法に代えて、故障検出用の専用のプログラムを用意し、このプログラムによる故障検出には任意時刻にデバイスドライバに対する2次記憶装置の入出力を要求し、この要求に対して一定時間内に正常な応答があるか否かによって正常/異常を判定するようにしたため、2次記憶装置の入出力インターフェースも含めた故障検出ができ、しかもアプリケーションの実行および格納箇所に依存しない故障検出ができ、さらには磁気ディスク、ROMなどの記憶媒体に依存しない故障検出ができる。
図1は、本発明の実施形態を示す故障検出方法のシステム構成図である。同図が図3と異なる部分は、2次記憶装置の故障を検出するための専用のプログラム5,6をソフトウェア構成として設けた点にある。5は故障検出用I/Oプログラム、6は監視プログラムであり、これらプログラムはコンピュータシステムの主記憶装置上に常駐させるのが好ましい。7は故障検出用のフラグであり、プログラム5および6の共有データとして確保される。
これら故障検出用のプログラム5,6およびフラグ7を使用した2次記憶装置3の故障検出は、図2に示すようになり、以下の手順とする。
監視プログラム6は、定期的または設定された時刻に故障検出フラグをONし(S11)、故障検出用I/Oプログラム5に対して故障検出要求を行う(S12)。
故障検出用I/Oプログラム5は、監視プログラム6から故障検出要求されたときに、デバイスドライバ2に2次記憶装置3に対する入出力要求を行う(S21)。この要求は、図3におけるアプリケーションプログラムからの入出力要求と同等のものであり、故障検出用I/Oプログラム5は(S1)〜(S4)の経路でデバイスドライバ2から正常な応答が返ってきたか否かを判定し(S22)、正常な応答がある場合は故障検出フラグをOFFし(S23)、正常な応答がない場合は故障検出フラグをOFFすることなく処理を終了する(S24)。
監視プログラム6は、故障検出要求を行ってから一定時間(N秒)待ち(S13)、この後に故障検出フラグ7をチェックし(S14)、故障検出フラグがON状態であれば、2次記憶装置の異常と判断する(S15)。OFF状態の場合は、正常と判断し、(S11)に戻って、次の故障検出要求時刻まで待機する(S16)。
したがって、2次記憶装置の故障検出には、デバイスドライバ2に対する入出力要求に対して、正常な応答がない場合は監視プログラムにより故障検出される。このことは、デバイスドライバ2やコントローラ4の不具合で正常な応答が得られない場合、すなわち2次記憶装置に対する入出力インターフェースの不具合時にも故障を検出することができる。
また、故障検出には監視プログラム6と故障検出用I/Oプログラム5によってなされ、アプリケーションプログラム1が実行されていない場合にも故障を検出できる。さらに、アプリケーションが2次記憶装置3に格納されている場合にも故障検出ができる。
また、故障検出は、全てがソフトウェア構成になり、従来のハードウェア的な故障検出による制約、つまり2次記憶装置が磁気ディスク、ROMなどの記憶媒体に依存することなく故障検出ができる。さらに、故障検出用I/Oプログラム5及び監視プログラム6はコンピュータシステムの負荷としては極めて軽いもので済む。
1 アプリケーションプログラム
2 デバイスドライバ
3 2次記憶装置
4 コントローラ
5 故障検出用I/Oプログラム
6 監視プログラム
7 故障検出フラグ
2 デバイスドライバ
3 2次記憶装置
4 コントローラ
5 故障検出用I/Oプログラム
6 監視プログラム
7 故障検出フラグ
Claims (2)
- デバイスドライバに対する2次記憶装置の入出力要求で、該デバイスドライバから2次記憶装置のコントローラに入出力を要求し、該コントローラが2次記憶装置に入出力を行い、この入出力時の故障をコントローラが検出したときに該デバイスドライバにエラーを通知する手段を備えたコンピュータシステムにおいて、
2次記憶装置の故障検出用I/Oプログラムおよび監視プログラムとして記述したソフトウェアを備え、
前記監視プログラムは、定期的または設定された時刻に故障検出フラグをONする手順と、前記故障検出用I/Oプログラムに対して故障検出要求を行う手順を有し、
前記故障検出用I/Oプログラムは、前記監視プログラムから故障検出要求されたときに、前記デバイスドライバに2次記憶装置に対する入出力要求を行う手順と、この要求に対して前記デバイスドライバから正常な応答が返ってきたか否かを判定する手順と、正常な応答がある場合は前記故障検出フラグをOFFする手順を有し、
前記監視プログラムは、前記故障検出要求を行ってから一定時間後に前記故障検出フラグをチェックする手順と、前記故障検出フラグがON状態であれば2次記憶装置の異常と判断する手順と、故障検出フラグがOFF状態の場合は正常と判断する手順を有することを特徴とする2次記憶装置の故障検出方法。 - 前記故障検出用I/Oプログラムおよび監視プログラムは、コンピュータシステムの主記憶装置に常駐させたことを特徴とする請求項1に記載の2次記憶装置の故障検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006225975A JP2008052382A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 2次記憶装置の故障検出方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006225975A JP2008052382A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 2次記憶装置の故障検出方法 |
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JP2008052382A true JP2008052382A (ja) | 2008-03-06 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018453A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Fujitsu Ltd | 計算機装置,障害復旧制御プログラムおよび障害復旧制御方法 |
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2006
- 2006-08-23 JP JP2006225975A patent/JP2008052382A/ja active Pending
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