JP2008052295A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光装置において、その工程数の削減を可能にする構造を提供することにより、歩留まりを向上させ、製造コストの低下を実現する。
【解決手段】ソース、ドレインおよびチャネル領域を有する半導体層と、ゲート電極とを有する薄膜トランジスタと、ゲート電極上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上の発光素子とを有する発光装置であって、絶縁膜上に設けられた、第1の電極と同一材料でなる接続配線によって、薄膜トランジスタと電流供給線との電気的な接続をとることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は薄膜トランジスタ(以下、TFTという)で構成された回路を有する半導体装置およびその作製方法に関する。具体的には、液晶表示装置に代表される電気光学装置および発光素子を有する発光装置、さらにこれらを部品として搭載した電気器具をその範疇に含めるものとする。
近年、絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜(厚さ数〜数百nm程度)を用いて薄膜トランジスタ(TFT)を構成する技術が注目されている。薄膜トランジスタはICや電気光学装置のような電子デバイスに広く応用され、特に表示装置のスイッチング素子として開発が急がれている。
なお、表示装置としては、液晶表示装置や発光装置などが知られている。これらの表示装置において、パッシブマトリクス駆動(単純マトリクス型)とアクティブマトリクス駆動(アクティブマトリクス型)といった駆動方法を用いることが可能であるが、画素密度が増えた場合には、画素(又は1ドット)毎にスイッチが設けられているアクティブマトリクス型の方が低電圧駆動できるので有利であると考えられている。
なお、アクティブマトリクス型の液晶表示装置においては、マトリクス状に配置された画素電極を駆動することによって、画面上に表示パターンが形成される。詳しくは選択された画素電極と、これに対応する対向電極との間に電圧が印加されることによって、画素電極と対向電極との間に配置された液晶層の光学変調が行われ、この光学変調が表示パターンとして観察者に認識される。
また、有機電界発光を用いたアクティブマトリクス型の発光装置は、少なくとも、スイッチング素子として機能するTFTと、一対の電極間に有機化合物層を挟んで形成された発光素子に電流を供給するTFTを各画素に有しており、有機化合物層中においてキャリアが再結合した際に得られる発光を利用するものである。なお、発光装置は、薄型軽量、高速応答性、直流低電圧駆動などの特徴を有することから、次世代のフラットパネルディスプレイへの応用が期待されている。特に、従来の液晶表示装置と比較して、視野角が広く視認性が優れる点に優位性があると考えられている。
なお、液晶表示装置における画素構造では、ゲート配線(走査線)とソース配線(信号線)と容量配線の3本がそれぞれ線状にパターニングされている。この場合において、ソース配線およびゲート配線のうち一方が行方向に配置され、他方が列方向に配置され、両者に囲まれた領域において複数の画素が形成されている。そして、これらの配線が交差する部分において、双方が接触しないようにするため、ゲート配線とソース配線は、それぞれ絶縁膜を介して異なる層に形成された導電膜からなる。すなわち、第1の導電膜で形成されるソース配線またはゲート線のいずれか一方と、第2の導電膜で形成されるソース配線またはゲート配線のいずれか他方と、の間に絶縁膜が形成されている構造である。
一方、発光装置における画素構造では、ゲート配線(走査線)とソース配線(信号線)と電流供給線の3本がそれぞれ線状にパターニングされている。なお、この場合において、ソース配線および電流供給線、またはゲート配線のうち一方が行方向に配置され、他方が列方向に配置され、ソース配線、電流供給線およびゲート配線に囲まれた領域において複数の画素が形成されている。そして、これらの配線が交差する部分において、双方が接触しないようにするため、ゲート配線と、ソース配線および電流供給線は、それぞれ絶縁膜を介して異なる層に形成された導電膜からなる。すなわち、第1の導電膜で形成されるソース配線および電流供給線、またはゲート配線のいずれか一方と、第2の導電膜で形成されるソース配線および電流供給線、またはゲート配線のいずれか他方と、の間に絶縁膜が形成されている構造である。
しかし、このようなアクティブマトリクス型の表示装置(代表的には液晶表示装置および発光装置)の用途は広がっており、画面サイズの大面積化とともに高精細化や高開口率化や高信頼性の要求が高まっている。そのため生産性の向上や低コスト化の要求も高まっている。
そこで、本発明では半導体装置の作製において、その工程数の削減を可能にする方法およびこの方法を実現させるための構造を提供することにより、歩留まりの向上および製造コストの低下を実現することを目的とする。具体的には、従来において2種類の導電膜を用いて形成された配線を1種類の導電膜のみで形成することにより半導体装置の作製における工程数の削減を実現することを目的とする。
以上により、本発明者は、半導体装置の作製において、素子基板上に行方向および列方向に形成されるそれぞれの配線(ソース配線、ドレイン配線等)を同一の導電膜で形成する方法を考えた。なお、この場合において、これらの配線が交差する部分で行方向または列方向の一方の配線を非連続的に形成し、これらの配線上に絶縁膜を形成した後で、絶縁膜上に形成される電極(以下、第1の電極とも言う)と同一の膜で、非連続的な配線を連結するための接続配線を絶縁膜に形成された開口部(コンタクトホール)を介して形成することにより、連続的な配線が得られる。
このようにして1種類の導電膜のみを用いて全ての配線を形成することができるので、絶縁膜を介して積層された2種類の導電膜を用いて配線を形成した場合に比べて、導電膜の成膜工程を削減できるだけでなく、パターニングの際のフォトリソグラフィー工程を削減することができる。
また、非連続的に形成された配線を接続するための接続配線は、電極を形成する導電膜と同一膜で、同じパターニング工程により形成することができるので工程数を増やすことなく形成することができる。
なお、本発明において、ソース配線は、画素部に形成されたTFTのソース(ソース領域)にソース側駆動回路からの画像信号を入力するための配線であり、ゲート配線は、画素部に形成されたTFTを選択するためのゲート側駆動回路からの信号を、ゲート電極に入力するための配線である。なお、本発明では、ソース配線、ゲート配線が、同一表面上に同一の材料で同時に形成されることを特徴とする。また、ソース配線、ゲート配線だけでなく必要に応じては、容量配線等もこれらの配線形成と同時に行うことができる。
さらに、これらの配線のうち、非連続的に形成されたものを接続するための接続配線の形成は、TFTと電気的に接続された電極の形成と同時に行われる。すなわち、これまでの工程数を増やすことなくTFT、全ての配線および電極が形成される。
以上より形成される、本発明の半導体装置の構成は、ソース(ソース領域)、ドレイン(ドレイン領域)およびチャネル領域(チャネル形成領域)をその一部に有する半導体層と、前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたソース配線と、前記ゲート絶縁膜上であって前記チャネル領域と重なる位置に形成されたゲート電極と、前記ソース配線および前記ゲート電極上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された接続配線および電極とを有し、前記接続配線は、前記絶縁膜およびゲート絶縁膜に形成された開口部に形成され、かつ前記ソース配線と前記ソースとを電気的に接続し、前記接続配線および前記電極は同一の材料で同一の成膜面に形成されることを特徴とする半導体装置である。
また、本発明における別の構成は、ソース、ドレインおよびチャネル領域をその一部に有する半導体層と、前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたソース配線と、前記ゲート絶縁膜上であって前記チャネル領域と重なる位置に形成されたゲート電極と、前記ソース配線および前記ゲート電極上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された接続配線および電極とを有し、前記接続配線は、前記絶縁膜およびゲート絶縁膜に形成された開口部に形成され、かつ前記ソース配線と前記ソースとを電気的に接続し、前記電極は、前記ドレインと電気的に接続され、前記接続配線および前記電極は同一の材料で同一の成膜面に形成されることを特徴とする半導体装置である。
さらに本発明において、非連続的に複数形成された島状の導電膜(ゲート線)
が連続的な配線として形成される場合には、これらの島状の導電膜(ゲート線)
を接続配線で電気的に接続することによりゲート配線を形成するものとする。
一方、非連続的に複数形成された島状の導電膜(ソース線)が連続的な配線として形成される場合には、これらの島状の導電膜(ソース線)を接続配線で電気的に接続することによりソース配線を形成するものとする。
また、上記各構成において、第1の電極を形成する材料としては、透明性導電膜であるITOや、IZO等の他、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)
、タンタル(Ta)、タングステン(W)、Ti(チタン)等の元素や、その化合物を用いることができる。
さらに、上記各構成において、接続配線と同一表面上に形成される電極を第1の電極とし、前記第1の電極上に有機化合物層を形成し、さらに有機化合物層の上に第2の電極を形成することにより、前記電極をその一部に含む発光素子を形成することができる。
すなわち、本発明の別の構成は、ソース、ドレインおよびチャネル領域をその一部にそれぞれ有する第1および第2の半導体層と、前記第1および前記第2の半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたソース配線および電流供給線と、前記ゲート絶縁膜上であって前記第1および前記第2の半導体層が有するチャネル領域と重なる位置にそれぞれ形成された第1のゲート電極および第2のゲート電極と、前記ソース配線、前記電流供給線、前記第1のゲート電極、および前記第2のゲート電極上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された複数の接続配線および第1の電極と、前記第1の電極上に形成された有機化合物層と、前記有機化合物層上に形成された第2の電極とを有し、前記複数の接続配線は、前記絶縁膜およびゲート絶縁膜に形成された開口部に形成され、かつ前記ソース配線と前記第1の半導体層が有するソース、前記第1の半導体層が有するドレインと前記第2のゲート電極、および前記電流供給線と前記第2の半導体層が有するソースとをそれぞれ電気的に接続し、前記第1の電極は、前記第2の半導体層が有するドレインと電気的に接続され、前記接続配線および前記第1の電極は同一の材料で同一の成膜面に形成されることを特徴とする半導体装置である。
また、本発明において特にITOやIZOといった透明性導電膜を用いた場合においては、接続配線および第1の電極のパターニング法としてウエットエッチング法を用いることが好ましい。ドライエッチングを用いる場合において、先に形成されたTFTの特性が、プラズマダメージによる影響を受けずにすむからである。なお、TFTと、接続配線および第1の電極の間を介して形成される絶縁膜が有機絶縁材料を用いて形成された場合にウエットエッチング法を用いることは、特に効果的である。
また、本発明は、上記構造を有する半導体装置の作製方法であって、本発明における作製方法は、絶縁表面上に半導体層を形成し、前記半導体層上にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にソース配線を形成し、前記ゲート絶縁膜上であって、前記半導体層の一部と重なる位置にゲート電極を形成し、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体層に不純物を添加することによりソースおよびドレインを形成し、前記ゲート電極および前記ソース配線を覆って絶縁膜を形成し、前記絶縁膜上に接続配線および電極を同一の材料で同一の成膜面に形成し、前記接続配線により前記ソース配線および前記ソースが電気的に接続されることを特徴とする半導体装置の作製方法である。
さらに、本発明における別の構成は、絶縁表面上に半導体層を形成し、前記半導体層上にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にソース配線を形成し、前記ゲート絶縁膜上であって、前記半導体層の一部と重なる位置にゲート電極を形成し、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体層に不純物を添加することによりソースおよびドレインを形成し、前記ゲート電極および前記ソース配線を覆って絶縁膜を形成し、前記絶縁膜上に接続配線および電極を同一の材料で同一の成膜面に形成し、前記接続配線により前記ソース配線および前記ソースが電気的に接続され、前記電極は、前記ドレインと電気的に接続されることを特徴とする半導体装置の作製方法である。
さらに上記各構成において、前記接続配線および前記電極は、ウエットエッチング法により形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法である。
本発明では、素子基板上に行方向および列方向にそれぞれの配線(ソース配線、ドレイン配線等)を形成する場合において、これらの配線が交差する部分で行方向または列方向の一方の配線を非連続的に形成し、これらの配線上に絶縁膜を形成した後で、絶縁膜上に形成される電極と同一の膜で、絶縁膜に形成された開口部(コンタクトホール)を介して接続配線を形成することにより、非連続的な配線を連結し、連続的な配線を形成することができる。従って、従来のように交差する配線を別の層の導電膜で形成することなく、交差する配線を形成することができるので、その工程数が削減され、歩留まりの向上および製造コストの低下を実現することができる。
本発明の半導体装置の実施形態について、以下に説明する。
本発明の半導体装置は、液晶表示装置および発光装置を含むものであり、いずれの場合においても基板上に複数の薄膜トランジスタおよび電極を有する素子基板が形成され、液晶表示装置の場合には素子基板と所定の間隙を介して対向基板が接着され、前記間隙に電気光学物質(液晶材料等)を備えることにより液晶パネルが形成され、発光装置の場合には、上記素子基板が有する電極(第1の電極)上に有機化合物層および第2の電極を積層することにより発光素子が形成され、発光パネルが得られる。
本発明においては、図1または図2で示すような配線の接続構造を形成することができる。
図1においては、基板上に形成されたTFT、ソース配線、ゲート配線(ゲート電極を含む)、およびTFTと電気的に接続された第1の電極の構造を示すが、本発明では、これらを2種類の導電膜のみで形成し、接続することを特徴とする。なお、図1(A)に示す上面図を破線X−X’で切断した断面図を図1(B)に示し、図1(A)に示す上面図を破線Y−Y’で切断した断面図を図1(C)に示すものとする。
基板201上には、図1(B)に示すようにTFTのソース202、ドレイン203を形成する半導体層204が形成されている。そして、半導体層204上にゲート絶縁膜205を介して第1の導電膜からなるソース配線206、ゲート線207がパターン形成される。なお、ここでは、図示しないがソース配線206は、素子基板の画素部において列方向に形成される全ての画素と電気的に接続されるように直線上に形成されている。一方、ゲート線207は、島状に形成されており1画素毎に独立して形成されている。また、ゲート線207の一部であって、半導体層204と重なる部分がTFT214のゲート電極212となる。
そして、ソース配線206、およびゲート線207上に絶縁膜208を介して第2の導電膜からなる接続配線209、210および第1の電極211がパターン形成される。
なお、接続配線209は、図1(B)に示すように絶縁膜208に形成されたコンタクトホール(図示せず)を介してソース配線206とソース202を電気的に接続し、接続配線210もコンタクトホールを介して図1(C)に示すように複数の島状に形成されたゲート線207を電気的に接続する。このように島状のゲート線207が接続配線210により電気的に接続されることによりゲート配線212が形成される。また、ゲート配線212は、素子基板の画素部において行方向に形成される全ての画素と電気的に接続される。
また、図2においては、図1の場合と異なり第1の導電膜からなり、島状に形成されたソース線を第2の導電膜からなる接続配線で形成する場合について示す。なお、図2(A)に示す上面図を破線X−X’で切断した断面図を図2(B)
に示し、図2(A)に示す上面図を破線Y−Y’で切断した断面図を図2(C)
に示すものとする。
基板301上にも同様にTFTのソース302、ドレイン303を形成する半導体層304が形成されている。そして、半導体層304上にゲート絶縁膜305を介して第1の導電膜からなるソース線306、ゲート配線307がパターン形成される。また、ゲート配線307の一部であって、半導体層304と重なる部分がTFT314のゲート電極312となる。なお、ここでは、図示しないがゲート配線307は、素子基板の画素部において行方向に形成される全ての画素と電気的に接続されるように直線上に形成されている。一方、ソース線306は、島状に形成されており1画素毎に独立して形成されている。
そして、ソース線306、ゲート配線307上に絶縁膜308を介して第2の導電膜からなる接続配線309、310および第1の電極311がパターン形成される。
なお、接続配線309は、図2(B)に示すように絶縁膜308に形成されたコンタクトホール(図示せず)を介してソース線306とソース302を電気的に接続し、接続配線210は、コンタクトホールを介して図1(C)に示すように複数の島状に形成されたソース線306を電気的に接続する。このように島状のソース線306が接続配線310により電気的に接続されることによりソース配線311が形成される。また、ソース配線311は、素子基板の画素部において列方向に形成される全ての画素と電気的に接続される。
〔実施の形態1〕 本実施の形態1においては、基板上に複数のTFT、配線、および電極が形成された素子基板であって、最終的に液晶表示装置が形成される場合の構造について説明する。なお、図3では、特に素子基板の画素部の構造について示す。
本実施の形態1で説明する素子基板は、図3に示すように、行方向に配置されたゲート配線117、および容量配線116と、列方向に配置されたソース配線109と、ゲート配線とソース配線の交差部近傍に形成されたTFT110、および電極(第1の電極)を有する画素部と、ここでは図示しないがnチャネル型TFTやpチャネル型TFTを有する駆動回路とを含む。
なお、図3におけるゲート配線117は、行方向に配置された島状のゲート線118が接続配線115により電気的に接続されたものであり、島状のゲート線118は、ソース配線109(ゲート電極107含む)及び容量電極108と同様にゲート絶縁膜上に接して形成されている。また、接続配線114および第1の電極113は、第1および第2の絶縁膜(層間絶縁膜)上に形成されており、接続配線114は、ソース配線109とTFT110のソース102とを電気的に接続する。なお、第1の電極113は、TFT110のドレイン103と電気的に接続されている。
このような構成とすることによって、第1の電極113、接続配線114、115、および容量配線116を全て同一の成膜表面に同時に形成することができる。
また、第1の電極113の保持容量は、半導体層105を覆う絶縁膜(ゲート絶縁膜)を誘電体とし、第1の電極113と接続された半導体層105と、容量配線116で電気的に接続された容量電極108とで形成される。
なお、本発明では図3に示す画素構造を有する画素部、および駆動回路を有する素子基板を形成するために必要なマスク数を5枚とすることができる。即ち、1枚目は、半導体層105をパターニングするマスク、2枚目は、ソース配線109、容量電極108および島状のゲート線118をパターニングするマスク、3枚目は、駆動回路のpチャネル型TFTを形成するためにp型を付与する不純物元素を添加する際にnチャネル型TFTを覆うためのマスク、4枚目は、半導体層105、島状のゲート線118、およびソース配線109とにそれぞれ達するコンタクトホールを形成するマスク、5枚目は、第1の電極113、接続配線114、115および容量配線116をパターニングするためのマスクである。
以上のように、図3に示す画素構造とした場合、少ないマスク数で素子基板を作製することができる。
〔実施の形態2〕 本実施の形態2では、実施の形態1とは構造が異なり、最終的に発光装置が形成される場合の構造について説明する。なお、図8では、特に素子基板の画素部の構造について示す。
素子基板は、図8に示すように、行方向に配置されたゲート配線623と、列方向に配置されたソース配線612および電流供給線609と、ゲート配線623とソース配線612の交差部近傍に形成されたTFT(スイッチング用TFT633、電流制御用TFT634)、および電極を有する画素部と、ここでは図示しないがnチャネル型TFTやpチャネル型TFTを有する駆動回路とを含む。
なお、図8におけるゲート配線623は、行方向に配置された島状のゲート線(1)624と接続配線618とが電気的に接続されたものを指している。なお、島状のゲート線(1)624(ゲート電極(1)610含む)は、ソース配線612、電流供給線609、さらにゲート線(2)625(ゲート電極(2)611含む)と同様にゲート絶縁膜上に接して形成されている。また、接続配線614、618、619、620は第1の電極622と同様に第1および第2の絶縁膜(層間絶縁膜)上に形成されており、接続配線614は、電流制御用TFT634のドレインと電流供給線609とを電気的に接続するものであり、接続配線619は、スイッチング用TFT613のドレイン、電流制御用TFT614のゲート電極(2)611、および半導体層(3)630とを電気的に接続するものであり、接続配線620は、ソース配線612とスイッチング用TFT613のソース602を電気的に接続することができる。
このような構成とすることによって、接続配線(614、618、619、620)、第1の電極622を全て同一の成膜表面に同時に形成することができる。
また第1の電極622の保持容量は、半導体層(2)607を覆う絶縁膜(ゲート絶縁膜)を誘電体とし、スイッチング用TFT633のドレイン603と接続された半導体層(3)630と、電流供給線609の一部により容量607が形成される。
なお、本発明では図8に示す画素構造を有する画素部、および駆動回路を有する素子基板を形成するために必要なマスク数を5枚とすることができる。即ち、1枚目は、半導体層(1)606、半導体層(2)607、および半導体層(3)630をパターニングするマスク、2枚目は、ソース配線612、電流供給線609、島状のゲート線(1)624、および島状のゲート線(2)625をパターニングするマスク、3枚目は、駆動回路のpチャネル型TFTを形成するためにp型を付与する不純物元素を添加する際にnチャネル型TFTを覆うためのマスク、4枚目は、半導体層(1)606、半導体層(2)607、島状のゲート線(1)624、島状のゲート線(2)625およびソース配線612のそれぞれ達するコンタクトホールを形成するマスク、5枚目は、接続配線(614、618、619、620)、第1の電極622をパターニングするためのマスクである。
以上のように、図8に示す画素構造とした場合、少ないマスク数で素子基板を作製することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
本実施例では、同一基板上にnチャネル型TFT及びpチャネル型TFTを同時に作製するとともに発明の実施の形態1において図3で説明した画素部の構造を有する素子基板の作製方法について、図4〜図7を用いて詳細に説明する。なお、図4は、図3において示した画素部の構造について破線A−A’で切断した際の切断部における断面構造を示したものである。また、図3〜図7に示す記号は共通のものを用いているので適宜参照すればよい。
基板100は、ガラス基板、プラスチック基板、セラミックス基板などを用いることができる。また、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などの絶縁膜を表面に形成したシリコン基板やステンレスに代表される金属基板を用いても良い。勿論、石英基板を用いることも可能である。
そして、基板100上の表面には、窒化シリコン膜から成る下地膜や、酸化シリコン膜から成る下地膜101を形成すると良い。
これらの下地膜101はプラズマCVD法やスパッタ法で形成されるものであり、基板100上にTFTが形成された際に、基板100からTFTにとって有害な不純物が半導体層へ拡散することを防ぐために設けられている。そのため窒化シリコン膜からなる下地膜を20〜100nm、代表的には50nmの厚さに形成し、さらに酸化シリコン膜からなる下地膜203を50〜500nm、代表的には150〜200nmの厚さに形成すれば良い。
なお、下地膜101を窒化シリコン膜からなる下地膜または、酸化シリコン膜ならなる下地膜のどちらか一方のみでも良いが、TFTの信頼性を考慮すると2層構造とすることが好ましい。
次に、下地膜101上に非晶質半導体膜を、プラズマCVD法、減圧CVD法、スパッタ法などの成膜法を用いて形成する。非晶質半導体膜は10〜100nm、代表的には50nmの厚さで形成するのが好ましい。
非晶質半導体膜は、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、またシリコンゲルマニウム合金、炭化シリコンがあり、その他にガリウム砒素などの化合物半導体材料を用いることもできる。
また、下地膜と非晶質半導体膜とは同じ成膜法により成膜することができるので、下地膜101、および非晶質半導体膜を連続的に成膜すると良い。このように連続的な成膜を行うことにより成膜表面を大気中に曝さずに済むため、TFTの特性バラツキを発生させる要因の一つである膜表面の汚染を防ぐことができる。
次に、非晶質半導体膜を公知の結晶化技術を用いて結晶化させることにより結晶質半導体膜を下地膜101に接して形成する。
なお、プラズマCVD法で成膜される非晶質半導体膜には10〜40atom%の割合で膜中に水素が含まれているため、結晶化を行う前に400〜500℃の熱処理を行うことにより、水素を膜中から脱離させて含有水素量を5atom%以下としておくことが望ましい。また、スパッタ法や蒸着法などにより形成された非晶質シリコン膜を用いても良いが、この場合においても膜中に含まれる酸素、窒素などの不純物元素を十分低減させておくことが望ましい。
非晶質半導体膜を結晶化する工程は、公知のレーザーアニールまたは熱アニール等の固相成長法で結晶化すれば良い。また、触媒元素を用いた熱アニールの技術により結晶質半導体膜を用いることもできる。さらに、触媒元素を用いた熱アニールの技術により形成された結晶質半導体膜に対して、ゲッタリングの工程を加えて、前記触媒元素を除去すると優れたTFT特性を得ることができる。
次に、結晶質半導体膜上にレジストを形成し、ドライエッチングを行うことにより、島状の半導体層105を形成する(図5)。
次に、半導体層105の表面に、酸化シリコンまたは窒化シリコンを主成分とするゲート絶縁膜106を形成する。ゲート絶縁膜106は、プラズマCVD法やスパッタ法で形成し、その厚さを10〜200nm、好ましくは50〜150nmとして形成すれば良い。
そして、ゲート絶縁膜106上に第1の導電膜を形成する。第1の導電膜は、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料で形成する。例えば、WMo、TaN、MoTa、WSix(x=2.4<X<2.7)などの化合物を用いることができる。なお、第1の導電膜は10〜100nm、好ましくは150〜400nmの膜厚で形成すれば良い。
なお、本実施例では単層の膜からなる導電膜を用いているが、本実施例はこの構成に限定されない。すなわち、2層の導電膜を1つの導電膜として用いても良い。この場合、2層の導電膜を形成する導電性材料としてはTa、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料で形成するとよい。具体的には、窒化タンタル膜、タングステン膜を順次積層した導電膜を用いることができる。また、第1の導電膜及び第2の導電膜としてリン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜や、Ag:Pd:Cu合金を用いることができる。
また、2層構造に限定されず、例えば、タングステン膜、アルミニウムとシリコンの合金(Al−Si)膜、窒化チタン膜を順次積層した3層構造としてもよい。また、3層構造とする場合、タングステンに代えて窒化タングステンを用いてもよいし、アルミニウムとシリコンの合金(Al−Si)膜に代えてアルミニウムとチタンの合金膜(Al−Ti)を用いてもよいし、窒化チタン膜に代えてチタン膜を用いてもよい。
なお、導電膜の材料によって、最適なエッチングの方法や、エッチャントの種類を適宜選択することが重要である。
次に、第1の導電膜上にレジスト膜を形成し、これをマスクとしてエッチングを行うことにより容量電極108、ソース配線109、およびゲート線118が形成される(図6)。ここで、ゲート線118が半導体層105と重なっている部分がゲート電極108となる。なお、エッチング後に残渣が残っている場合には、アッシング処理すると良い。なお、エッチング後にレジスト膜を剥離液により除去する。
次に、ゲート電極108をマスクとして、半導体層105にn型を付与する不純物元素を添加してn型の不純物領域を形成する(図6)。なお、n型を付与する不純物元素は、リン(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)などが知られているが、ここでは、リン(フォスフィン:PH3)をイオンドープ法で添加する。これにより、島状半導体膜206の一部であって、ゲート電極と重ならない位置にリンが添加される。なお、本実施例では膜中の不純物濃度が1×1019〜1×1021atoms/cm3とするのが好ましく、本実施例ではリンの不純物濃度が1×1020atoms/cm3となるようにする。
なお、ここで形成される不純物領域はソース102またはドレイン103となる。また不純物の添加量を部分的に低減させて、低濃度不純物領域(LDD領域)111を形成することもできる。
そして、ゲート電極107と重なる位置にある半導体膜の一部にはチャネル領域104が形成される。
次に、半導体層105、ゲート電極107、および容量電極108をレジストで覆って、p型を付与する不純物元素をさらに添加することにより、駆動回路部の半導体層にp型の不純物領域を形成することができる。
なお、p型を付与する不純物元素は、ボロン(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)が知られているが、ここではボロン(ジボラン:B26)をイオンドープ法で添加する。なお、本実施例では、膜中の不純物濃度が2×1020〜2×1021atoms/cm3となるようにボロンを添加する。
そして、レジストを除去することにより、基板上に形成される画素部においてはnチャネル型TFT、駆動回路部においてはnチャネル型TFTおよびpチャネル型TFTの両方をそれぞれ形成することができる。
つぎに、ゲート電極107、容量電極108およびソース配線109上に絶縁膜が形成される。なお、本実施例では、絶縁膜として無機絶縁材料からなる第1の絶縁膜110と有機絶縁材料からなる第2の絶縁膜111を積層したものを用いることとする。しかし、本発明は絶縁膜の積層構造に限られるものではなく、単層構造でも、3層以上の積層構造とすることも可能である。
はじめに無機絶縁材料からなる第1の絶縁膜110が形成される。なお、ここで用いる無機絶縁材料としては、酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素などの珪素を含む絶縁材料を用いることができる(図4(A))。
さらに、第1の絶縁膜110上に有機絶縁材料からなる第2の絶縁膜111が形成される。なお、ここで用いる有機絶縁材料としては、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)等が挙げられる。
なお、本実施例では第2の絶縁膜111に感光性の有機絶縁材料を用いる。この場合において、例えばポジ型の感光性アクリルを用いた際に、第2の絶縁膜111の上端部のみに曲率半径を有する曲面を持たせることが好ましい。なお、感光性の有機絶縁材料として、光によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは光によってエッチャントに溶解性となるポジ型のいずれも使用することができる。
次に、第1の絶縁膜110、第2の絶縁膜111またはゲート絶縁膜をエッチングすることによりコンタクトホール112を形成する。なお、ここでのエッチングには、ドライエッチングまたはウエットエッチングを1回または複数回に分けて行うことができるが、第2の絶縁膜111の上端部のみに曲率半径を持たせるためにはウエットエッチングを用いるのが好ましい。また、最終的な、上端部の曲率半径は、0.2μm〜3μmとすることが好ましい。このような形状とすることにより、第2の絶縁膜111上に形成される導電膜の成膜性を向上させることができる。
なお、コンタクトホール112は、ソース線109、半導体層105(ソース102、ドレイン103)に到達するように形成されている(図4(B)、図7)。
次に、第2の導電膜を形成する。ここで第2の導電膜を形成する材料としては、第1の電極を形成することを考慮して選択された材料を用いる。具体的には、透明性導電膜として知られている酸化インジウム・スズ(ITO)(indium tin oxide)や酸化インジウムに2〜20[%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)の他、金(Au)
、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)等の元素や、その化合物を用いることができる。
なお、これらの材料を複数組み合わせて積層して形成することもできる。例えば、透光性を確保できる程度(10nm以下)の膜厚でアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)等の材料からなる膜を形成した後、ITO膜を積層することにより第2の導電膜を形成することもできる。このような積層構造は、配線抵抗およびコンタクト抵抗を下げる上で好ましい構造である。
本実施例では、ITOからなる第2の導電膜を形成した後、第2の導電膜上にレジスト膜を形成し、これをマスクとしてウエットエッチング法によるエッチングを行うことにより第1の電極113、接続配線114、115および容量配線116が形成される(図4(C))。ここで、接続配線114によりソース配線109とTFT110のソース102が電気的に接続され、接続配線115により島状のゲート線118が電気的に接続され、さらに、容量配線116と容量電極108が電気的に接続される。
なお、第2の導電膜のパターニングにおいて、形成される第1の電極113、接続配線114、115および容量配線116のそれぞれがショートすることのないように、最適な形状(線幅等)、エッチングの方法、およびエッチャントの種類を導電膜の材料に応じて適宜選択することが重要である。
以上により、図3の上面図で示した画素部を有する素子基板を形成することができる。
本実施例では、発明の実施の形態2において図8を用いて説明した画素構造を有する素子基板を作製する方法について図9〜12を用いて説明する。なお、図9は、図8において示した画素部の構造について破線A−A’で切断した際の切断部における断面構造を示したものである。また、図8〜図12に示す記号は共通のものを用いているので適宜参照すればよい。
基板600上に窒化シリコン膜からなる下地膜や、酸化シリコン膜からなる下地膜601を形成する。その他にも実施例1で示したものと同様の材料を用いて形成することができる。
次に下地膜601上に半導体層(1)606、半導体層(2)607を形成する(図10)。なお、これらの半導体膜層は、実施例1で示したものと同様の方法を用いて形成された非晶質半導体膜を公知の結晶化技術により結晶化した結晶質半導体膜をパターニングすることにより形成されたものである。
半導体層(1)606、半導体層(2)607、および半導体層(3)630が形成されたところで、これらの半導体層を覆ってゲート絶縁膜609が形成される。なお、本実施例では、酸化珪素からなるゲート絶縁膜609を形成するが、その他の公知の絶縁材料を用いることもできる。
そして、ゲート絶縁膜609上に第1の導電膜を形成する。第1の導電膜は、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料で形成する。例えば、WMo、TaN、MoTa、WSix(x=2.4<X<2.7)などの化合物を用いることができる。なお、第1の導電膜は10〜100nm、好ましくは150〜400nmの膜厚で形成すれば良い。
本実施例では単層の膜からなる導電膜を用いているが、本発明はこの構成に限定されない。すなわち、2層の導電膜を1つの導電膜として用いることもできる。具体的には、実施例1において第1の導電膜を形成する材料として挙げたものを用いることができる。なお、導電膜の材料によって、最適なエッチングの方法や、エッチャントの種類を適宜選択することが重要である。
次に、第1の導電膜上にレジスト膜を形成し、これをマスクとしてエッチングを行うことにより電流供給線609、ソース配線612、およびゲート線(1)
624、ゲート線(2)625が形成される(図11)。ここで、ゲート線(1)624が半導体層(1)606と重なっている部分がゲート電極(1)610となり、ゲート線(2)625が半導体層(2)607と重なっている部分がゲート電極(2)611となる。なお、エッチング後に残渣が残っている場合には、アッシング処理すると良い。なお、エッチング後にレジスト膜を剥離液により除去する。
そして、ここで形成されたゲート電極(1)610、およびゲート電極(2)
611をそれぞれマスクとして、半導体層(1)606、および半導体層(2)
607にn型を付与する不純物元素を添加してn型の不純物領域を形成する(図11)。なお、n型を付与する不純物元素は、リン(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)などが知られているが、ここでは、リン(フォスフィン:PH3)をイオンドープ法で添加する。これにより、半導体層(1)606の一部であって、ゲート電極と重ならない位置にリンが添加される。なお、本実施例では膜中の不純物濃度が1×1019〜1×1021atoms/cm3とするのが好ましく、本実施例ではリンの不純物濃度が1×1020atoms/cm3となるようにする。
なお、ここで形成される不純物領域はソースまたはドレインとなる(ソース602、ドレイン603)。また、不純物の添加量を部分的に低減させて、低濃度不純物領域(LDD領域)605を形成することもできる。
また、ゲート電極と重なる位置にある半導体膜の一部にはチャネル領域が形成される。例えば、ゲート電極(1)610と重なる位置にある半導体膜の一部にはチャネル領域604が形成される。
次に、半導体層(1)606、およびゲート電極(1)610をレジストで覆って、p型を付与する不純物元素をさらに添加することにより、半導体層(2)
の一部であって、ゲート電極(2)611と重ならない位置にp型の不純物領域を形成することができる。
なお、p型を付与する不純物元素は、ボロン(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)が知られているが、ここではボロン(ジボラン:B26)をイオンドープ法で添加する。なお、本実施例では、膜中の不純物濃度が2×1020〜2×1021atoms/cm3となるようにボロンを添加する。
なお、ここで形成される不純物領域もソースまたはドレイン(ソース613、ドレイン608)となる。また、不純物の添加量を部分的に低減させて、低濃度不純物領域(LDD領域)を形成することもできる。さらに、ゲート電極(2)
611と重なる位置にある半導体層(2)607の一部にはチャネル領域が形成される。
そして、レジストを除去することにより、基板上に形成される画素部においてはnチャネル型TFTからなるスイッチング用TFT、pチャネル用TFTからなる電流制御用TFTを形成することができ、また、駆動回路部においてはnチャネル型TFTおよびpチャネル型TFTの両方をそれぞれ形成することができる。なお、スイッチング用TFT及び電流制御用TFTを形成するTFTについては、必ずしも先に示した組み合わせにする必要はなく、nチャネル型TFTまたは、pチャネル型のTFTを適宜、最適となるように組み合わせて用いることができる。
次に、ゲート電極(1)610、ゲート電極(2)611、およびソース配線612上に絶縁膜が形成される。なお、本実施例では、絶縁膜として無機絶縁材料からなる第1の絶縁膜615と有機絶縁材料からなる第2の絶縁膜616を積層したものを用いることとする。しかし、本発明は絶縁膜の積層構造に限られるものではなく、単層構造でも、3層以上の積層構造とすることも可能である。
はじめに無機絶縁材料からなる第1の絶縁膜615が形成される。なお、ここで用いる無機絶縁材料としては、酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素などの珪素を含む絶縁材料を用いることができる(図9(A))。
さらに、第1の絶縁膜615上に有機絶縁材料からなる第2の絶縁膜616が形成される。なお、ここで用いる有機絶縁材料としては、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)等が挙げられる。
なお、本実施例では第2の絶縁膜616に感光性の有機絶縁材料を用いる。この場合において、例えばポジ型の感光性アクリルを用いた際に、第2の絶縁膜616の上端部のみに曲率半径を有する曲面を持たせることが好ましい。なお、感光性の有機絶縁材料として、光によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは光によってエッチャントに溶解性となるポジ型のいずれも使用することができる。
次に、第1の絶縁膜615、第2の絶縁膜616またはゲート絶縁膜をエッチングすることによりコンタクトホール617を形成する。なお、ここでのエッチングには、ドライエッチングまたはウエットエッチングを1回または複数回に分けて行うことができるが、第2の絶縁膜616の上端部のみに曲率半径を持たせるためにはウエットエッチングを用いるのが好ましい。また、最終的な、上端部の曲率半径は、0.2μm〜3μmとすることが好ましい。このような形状とすることにより、第2の絶縁膜上に形成される導電膜の成膜性を向上させることができる。
なお、コンタクトホール617は、ソース配線612、半導体層(1)606(ソース602、ドレイン603)、半導体層(2)607(ソース613、ドレイン608)に到達するように形成されている(図9(B)、図12)。
次に、第2の導電膜を形成する。ここで第2の導電膜を形成する材料としては、第1の電極を形成することを考慮して選択された材料を用いる。具体的には、透明性導電膜として知られている酸化インジウム・スズ(ITO)(indium tin oxide)や酸化インジウムに2〜20[%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)の他、金(Au)
、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)等の元素や、その化合物を用いることができる。
なお、これらの材料を複数組み合わせて積層して形成することもできる。例えば、透光性を確保できる程度(10nm以下)の膜厚でアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)等の材料からなる膜を形成した後、ITO膜を積層することにより第2の導電膜を形成することもできる。このような積層構造は、配線抵抗およびコンタクト抵抗を下げる上で好ましい構造である。
本実施例では、ITOからなる第2の導電膜を形成した後、第2の導電膜上にレジスト膜を形成し、これをマスクとしてウエットエッチング法によるエッチングを行うことにより第1の電極622、接続配線614、618、619、および620が形成される(図8、図9(C))。ここで、接続配線614により電流制御用TFT634のソース613と電流供給線609が電気的に接続され、接続配線618により島状のゲート線(1)624が電気的に接続され、接続配線619によりスイッチング用TFT633のドレイン603、電流制御用TFT634のゲート電極(2)611、および半導体層(3)630が電気的に接続され、接続配線620によりソース配線612とスイッチング用TFT633のソース602が電気的に接続される。
なお、第2の導電膜のパターニングにおいて、形成される第1の電極622、接続配線614、618、619、および620のそれぞれがショートすることのないように、最適な形状(線幅等)、エッチングの方法、およびエッチャントの種類を導電膜の材料に応じて適宜選択することが重要である。
以上により、図8の上面図で示した画素部を有する素子基板を形成することができる。
さらに本実施例において、図8で示す素子基板上に発光素子を形成する場合には、図9(D)に示す構造を有する。
すなわち、素子基板が有する第1の電極622上に有機化合物から成る有機化合物層627を形成し、有機化合物層627上に第2の電極628を形成することにより発光素子629が完成する。なお、第1の電極622の端部は、図9(D)で示すように絶縁膜631で覆っておくのが好ましい。第1の電極622の端部での電界集中により有機化合物層627の有機化合物が劣化するのを防ぐためである。なお、絶縁膜631は、先に形成した第2の絶縁膜616と同様に感光性の有機絶縁材料で成膜した後、第1の電極と重なる部分をウエットエッチング法で除去することにより、絶縁膜631の上端部の曲率半径を0.2μm〜3μmとすることが好ましい。このような形状とすることにより、次に形成される有機化合物層627の成膜性を向上させることができる。
また、有機化合物層627を形成する材料としては、低分子系有機化合物材料および高分子系有機化合物材料のいずれを用いることもできる。また、有機化合物材料には、公知の有機化合物材料のみから成るものだけでなく、無機化合物を一部に含む有機化合物材料も含めるものとする。
なお、有機化合物層627は、正孔輸送性材料、発光性材料、電子輸送性材料、ブロッキング性材料の他、正孔注入性材料等の機能性材料を用いて積層することにより形成される。また、本発明において、有機化合物層の積層構造の組み合わせは自由である。以下に好適な材料をそれぞれ列挙する。ただし、本発明に用いる材料は、これらに限定されない。さらに先に列挙した機能性材料に限られることはなく、その他の公知の機能性材料を用いることもできる。
正孔輸送性材料としては、芳香族アミン系(すなわち、ベンゼン環−窒素の結合を有するもの)の化合物が好適である。広く用いられている材料として、例えば、先に述べたTPDの他、その誘導体である4,4'−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(以下、α−NPDと示す)や、4,4',4''−トリス(N,N−ジフェニル−アミノ)−トリフェニルアミン(以下、TDATAと示す)、4,4',4''−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−トリフェニルアミン(以下、MTDATAと示す)などのスターバースト型芳香族アミン化合物が挙げられる。
発光性材料としては、具体的には、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(以下、Alq3と示す)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(以下、Almq3と示す)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(以下、BeBq2と示す)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−(4−ヒドロキシ−ビフェニリル)−アルミニウム(以下、BAlqと示す)、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾオキサゾラト]亜鉛(以下、Zn(BOX)2と示す)、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)
−ベンゾチアゾラト]亜鉛(以下、Zn(BTZ)2と示す)などの金属錯体の他、各種蛍光色素が有効である。また、三重項発光材料も可能であり、白金または、イリジウムを中心金属とする錯体を用いることもできる。三重項発光材料としては、トリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(以下、Ir(ppy)3と示す)、2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリン−白金(以下、PtOEPと示す)などが挙げられる。
電子輸送性材料としては、先に述べたAlq3、Almq3、BeBq2などのキノリン骨格またはベンゾキノリン骨格を有する金属錯体や、混合配位子錯体であるBAlqなどが好適である。また、Zn(BOX)2、Zn(BTZ)2などのオキサゾール系、チアゾール系配位子を有する金属錯体もある。さらに、金属錯体以外にも、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(以下、PBDと示す)、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(以下、OXD−7と示す)などのオキサジアゾール誘導体、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−フェニル−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(以下、TAZと示す)、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−エチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(以下、p−EtTAZと示す)などのトリアゾール誘導体、バソフェナントロリン(以下、BPhenと示す)、バソキュプロイン(以下、BCPと示す)などのフェナントロリン誘導体を用いることができる。
さらに、正孔注入性材料としては、有機化合物であればポルフィリン系の化合物が有効であり、フタロシアニン(以下、H2−Pcと示す)、銅フタロシアニン(以下、Cu−Pcと示す)等を用いることができる。また、導電性高分子化合物に化学ドーピングを施した材料もあり、ポリスチレンスルホン酸(以下、PSSと示す)をドープしたポリエチレンジオキシチオフェン(以下、PEDOTと示す)や、ポリアニリン、ポリビニルカルバゾール(以下、PVKと示す)などを用いることもできる。
さらにブロッキング性材料として、上で述べたBAlq、OXD−7、TAZ、p−EtTAZ、BPhen、BCP等を用いることもできる。
なお、本実施例の場合には、第1の電極622がITOにより形成されており、その仕事関数が4.5eV以上の陽極材料で形成されていることから、第1の電極622は発光素子629の陽極として機能する。そのため、有機化合物層627を挟んで形成される第2の電極628は、発光素子629の陰極として機能する仕事関数が3.8eV以下の陰極材料を用いて形成する。具体的には元素周期律の1族または2族に属する元素、すなわちLiやCs等のアルカリ金属、およびMg、Ca、Sr等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)や化合物(LiF、CsF、CaF2)の他、希土類金属を含む遷移金属を用いて形成することができるが、Al、Ag、ITO等の金属(合金を含む)との積層により形成しても良い。
また、仕事関数が4.5eVの陽極材料としては、ITOの他にも透光性材料である酸化インジウムに2〜20[%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)の他、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物(TiN)等を用いることもできる。
なお、第1の電極622は、透光性(具体的には、可視光の透過率が、40%以上)を有するITOで形成されていることから、本実施例では、第2の電極をCaF2とAlを積層することにより形成される遮光性(具体的には可視光の透過率が、10%未満)の導電膜により形成する。なお、この時CaF2の膜厚は2nmとし、Alの膜厚を200nmとするが、遮光性が十分に得られないときはAlの膜厚を厚くすることにより調節する。すなわち、有機化合物層627で生じた光は、第1の電極から素子基板側(下方出射)に出射される。
しかし、本発明はこの構成に限られることはなく、第1の電極622を遮光性の陽極材料で形成し、第2の電極628を透光性の陰極材料で形成することにより有機化合物層627で生じた光を第2の電極627から素子基板と反対側(上方出射)に出射させる構造としたり、第1の電極622を透光性の陰極材料で形成し、第2の電極628を遮光性の陽極材料で形成することにより有機化合物層627で生じた光を第1の電極622から素子基板側(下方出射)に出射させる構造としたりすることもできる。
なお、上述した第1の電極622に用いる材料の選択に応じて接続配線614、618、619、および620が第1の電極と同じ材料で形成される。すなわち、第1の電極622および接続配線614、618、619、および620を形成する第2の導電膜は上述した材料を用いることもできる。なお、第2の導電膜を形成する材料としては、第1の電極に用いる材料の仕事関数(陽極の場合には、4.5eV以上、陰極の場合には3.8以下)だけでなく、導電性の高い材料を選択することが望ましい。
本実施例では、実施例1で説明した素子基板と同様に最終的に液晶表示装置が形成される場合の構造であるが、実施例1で示したものと構造の異なる素子基板について説明する。なお、図13では、特に素子基板の画素部の構造について示す。
素子基板は、図13に示すように、行方向に配置されたゲート配線1317、および容量配線1316と、列方向に配置されたソース配線1309と、ゲート配線とソース配線の交差部近傍に形成されたTFT1310を有する画素部と、ここでは図示しないがnチャネル型TFTやpチャネル型TFTを有する駆動回路とを含む。
なお、図13におけるソース配線1309は、列方向に配置された島状のソース線1318が接続配線1315により電気的に接続されたものであり、島状のソース線1318は、ゲート配線1317(ゲート電極1307含む)及び容量配線1316と同様にゲート絶縁膜上に接して形成されている。また、接続配線1315は、第1の電極1313と同様に第1および第2の絶縁膜(層間絶縁膜)上に形成されており、接続配線1315は、島状のソース線1318を電気的に接続すると共に、ソース配線1309とTFT1310のソース1302とを電気的に接続する。なお、第1の電極1313は、TFT1310のドレイン1303と電気的に接続されている。
このような構成とすることによって、第1の電極1313および接続配線1315を全て同一の成膜表面に同時に形成することができる。
また、第1の電極1313の保持容量は、半導体層1305を覆う絶縁膜(ゲート絶縁膜)を誘電体とし、第1の電極1313と接続された半導体層1305と、容量配線1316とで形成される。
なお、本実施例では図13に示す画素構造を有する画素部、および駆動回路を有する素子基板を形成するために必要なマスク数を5枚とすることができる。即ち、1枚目は、半導体層1305をパターニングするマスク、2枚目は、ゲート配線1317、容量配線1316および島状のソース線1308をパターニングするマスク、3枚目は、駆動回路のpチャネル型TFTを形成するためにp型を付与する不純物元素を添加する際にnチャネル型TFTを覆うためのマスク、4枚目は、半導体層1305、島状のソース線1308、およびゲート配線1317とにそれぞれ達するコンタクトホールを形成するマスク、5枚目は、第1の電極1313、および接続配線1315をパターニングするためのマスクである。
以上のように、図13に示す画素構造を形成する場合においても、少ないマスク数で素子基板を作製することができる。
本実施例では、実施例2で説明した素子基板と同様に最終的に発光装置が形成される場合の構造であるが、実施例2で示したものと構造の異なる素子基板について説明する。なお、図14では、特に素子基板の画素部の構造について示す。
素子基板は、図14に示すように、行方向に配置されたゲート配線1423と、列方向に配置されたソース配線1412および電流供給線1409と、ゲート配線1423とソース配線1412の交差部近傍に形成されたTFT(スイッチング用TFT1433、電流制御用TFT1434)を有する画素部と、ここでは図示しないがnチャネル型TFTやpチャネル型TFTを有する駆動回路とを含む。
なお、図14におけるソース配線1412は、列方向に配置された島状のソース線1424が接続配線1418により電気的に接続されたものを指している。
また、電流供給線1409は、列方向に配置された島状の電源線1425が接続配線1426により電気的に接続されたものを指している。また、島状のソース線1424および電源線1425は、ゲート配線1423、ゲート線1427(ゲート電極(2)1411含む)と同様にゲート絶縁膜上に接して形成されている。また、接続配線1414、1418、1420、1426は第1の電極1419と同様に第1および第2の絶縁膜(層間絶縁膜)上に形成されており、接続配線1414は、電流制御用TFT1434のドレインと電流供給線1409とを電気的に接続するものであり、接続配線1420は、スイッチング用TFT1433のドレイン、電流制御用TFT1434のゲート電極(2)1411、および半導体層(3)1430を電気的に接続するものである。なお、接続配線1418は、ソース配線1412とスイッチング用TFT1433のソース1402を電気的に接続することができる。
このような構成とすることによって、接続配線(1414、1418、1420、1426、1427)、第1の電極1419を全て同一の成膜表面に同時に形成することができる。
また第1の電極1419の保持容量は、半導体層(3)1430を覆う絶縁膜(ゲート絶縁膜)を誘電体とし、スイッチング用TFT1433のドレイン1403と電気的に接続された半導体層(3)1430と、電流供給線1409の一部により容量1407が形成される。
なお、本実施例では図14に示す画素構造を有する画素部、および駆動回路を有する素子基板を形成するために必要なマスク数を5枚とすることができる。即ち、1枚目は、半導体層(1)1405、半導体層(2)1413、半導体層(3)1430をパターニングするマスク、2枚目は、ゲート配線1423、島状のソース線1424、島状の電源線1425、および島状のゲート線(2)1427をパターニングするマスク、3枚目は、駆動回路のpチャネル型TFTを形成するためにp型を付与する不純物元素を添加する際にnチャネル型TFTを覆うためのマスク、4枚目は、半導体層(1)1405、半導体層(2)1413、島状のソース線1424、島状の電源線1425、島状のゲート線(2)1427およびゲート配線1423のそれぞれ達するコンタクトホールを形成するマスク、5枚目は、接続配線(1414、1418、1420、1426)、第1の電極1419をパターニングするためのマスクである。
以上のように、図8に示す画素構造とした場合、少ないマスク数で素子基板を作製することができる。
本実施例では、実施例1で示した画素部の構造を有する素子基板を用いて得られた液晶表示装置の構造について図15を用いて説明する。
図15に示すように素子基板上には、配向膜1519が形成されており、ラビング処理がなされている。また、基板間隔を保持するための有機樹脂からなる柱状のスペーサ1521が設けられ、その上に配向膜1519が設けられている。
なお、スペーサ1521および配向膜1519の形成順序は逆でも良い。
一方、対向基板1528は、基板1522上に着色層1523(1523a、1523b)、平坦化膜1524、および透明性導電膜からなる対向電極1525を有している。なお、着色層1523として、赤色の着色層1523a、青色の着色層1523b、および緑色の着色層(図示せず)とが形成されている。なお、これらの着色層を一部重ねて遮光部を形成してもよい。また、対向電極1525は、平坦化膜1524上であって画素部となる位置に形成されており、対向電極1525上には配向膜1526が形成されている。
素子基板1501と対向基板1528とは、シール剤(図示せず)で貼り合わされている。なお、シール剤1507にはフィラーが混入されていて、このフィラーとスペーサによって均一な間隔(好ましくは2.0〜3.0μm)を維持しつつ2枚の基板が貼り合わされている。また、両基板の間には液晶材料1527が注入されており、封止剤によって完全に封止されている。なお、液晶材料1527には公知の液晶材料を用いることができる。
なお、図15に示した構造とした場合、光は、対向基板1528側から入射し、液晶1527で変調されて、素子基板1501側から出射する。
なお、本発明においては、第1の電極に反射性を有する金属膜(具体的には、アルミニウム(合金)膜等)を用いて形成することもできる。この場合には、光が対向基板1528側から入射し、液晶1527で変調された後、再び対向基板1528側から出射する。なお、このような構造とした場合には、第1の電極の下方に光が透過することがないため、メモリ素子や抵抗素子等を設けることもできる。
なお、本実施例で説明した液晶表示装置の構成は、実施例3で説明した素子基板を用いた場合においても実施することができる。
本実施例では、実施例2および実施例4で示した画素部の構造を有する素子基板を用いて得られた発光装置の構造について図16を用いて説明する。
図16(A)は、発光装置の上面図、図16(B)は図16(A)をA−A’で切断した断面図である。点線で示された1601はソース側駆動回路、1602は画素部、1603はゲート側駆動回路である。また、1604は封止缶、1605はシール剤であり、シール剤1605で囲まれた内側は、空間1607になっている。
なお、1608はソース側駆動回路1601及びゲート側駆動回路1603に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)1609からビデオ信号やクロック信号を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、外部電源と電気的に接続されている。
次に、断面構造について図16(B)を用いて説明する。基板1610上には駆動回路及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路としてソース側駆動回路1601と画素部1602が示されている。
なお、ソース側駆動回路1601はnチャネル型TFT1613とpチャネル型TFT1614とを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路を形成するTFTは、公知のCMOS回路、PMOS回路もしくはNMOS回路で形成しても良い。また、本実施の形態では、基板上に駆動回路を形成したドライバー一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、基板上ではなく外部に形成することもできる。
また、画素部1602は、ソース側駆動回路からの映像信号が入力されるスイッチング用TFT1611と、スイッチング用TFT1611と接続され、かつ発光素子の輝度を制御する機能を有する電流制御用TFT1612と、電流制御用TFT1611のドレインに電気的に接続された第1の電極(陽極)1613を含む複数の画素により形成される。
また、第1の電極1613の両端には絶縁層1614が形成され、第1の電極1613上には有機化合物層1615が形成される。さらに、有機化合物層1615上には第2の電極1616が形成される。これにより、第1の電極(陽極)
1613、有機化合物層1615、及び第2の電極(陰極)1616からなる発光素子1618が形成される。
さらに、第2の電極1616上に補助配線1617が形成される。補助配線1617は、接続配線1617と電気的に接続されており、FPC1609を介して外部電源と電気的に接続されている。
また、基板1610上に形成された発光素子1618を封止するためにシール剤1605により封止缶1604が貼り合わされている。なお、封止缶1604と発光素子1618との間隔を確保するために樹脂膜からなるスペーサを設けても良い。そして、シール剤1605の内側の空間1607には窒素等の不活性気体が充填されている。なお、シール剤1605としてはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、シール剤1605はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。なお、封止缶1604の一部には、封止缶1604とフィルム1620とで囲まれた空間に乾燥剤1621が備えられており、フィルム1620を介して空間1607の内部に存在する水分を吸収させることができる。
また、本実施例では基板を封止するために封止缶を用いたが、その他の封止の方法としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass-Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフロライド)、マイラー、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板等の封止基板を用いることもできる。また、シール剤1605を用いて封止缶1604を接着した後、さらに側面(露呈面)を覆うようにシール剤で封止することも可能である。
以上のようにして発光素子を空間1607に封入することにより、発光素子を外部から完全に遮断することができ、外部から水分や酸素といった有機化合物層の劣化を促す物質が侵入することを防ぐことができる。従って、信頼性の高い発光装置を得ることができる。
本発明を用いて形成された実施例1〜実施例4に示す素子基板は、実施例5または実施例6で示す様々な半導体装置(アクティブマトリクス型液晶表示装置、アクティブマトリクス型発光装置、アクティブマトリクス型EC装置)に用いることができる。なお、これらの表示装置を表示部に組み込むことにより電気器具を完成させることができる。
そのような電気器具として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはデジタルビデオディスク(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうる表示装置を備えた装置)などが挙げられる。特に、斜め方向から画面を見る機会が多い携帯情報端末は、視野角の広さが重要視されるため、発光素子を有する発光装置を用いることが好ましい。それら電気器具の具体例を図17に示す。
図17(A)は表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカー部2004、ビデオ入力端子2005等を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2003に用いることにより作製される。なお、表示装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
図17(B)はデジタルスチルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2102に用いることにより作製される。
図17(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2203に用いることにより作製される。
図17(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2302に用いることにより作製される。
図17(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示するが、本発明により作製した半導体装置をこれら表示部A、B2403、2404に用いることにより作製される。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。
図17(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体2501、表示部2502、アーム部2503を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2502に用いることにより作製される。
図17(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609、接眼部2610等を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2602に用いることにより作製される。
ここで図17(H)は携帯電話であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。本発明により作製した半導体装置をその表示部2703に用いることにより作製される。なお、表示部2703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電力を抑えることができる。
なお、将来的に有機材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
以上の様に、本発明の作製方法を用いて作製された半導体装置の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電気器具を作製することが可能である。また、本実施例における電気器具は実施例1〜実施例6のいずれかを自由に組み合わせて実施することが可能である。
本発明における配線の接続関係について説明する図。 本発明における配線の接続関係について説明する図。 本発明により作製される素子基板を説明する図。 素子基板の作製工程を説明する断面図。 素子基板の作製工程を説明する上面図。 素子基板の作製工程を説明する上面図。 素子基板の作製工程を説明する上面図。 本発明により作製される素子基板を説明する図。 素子基板の作製工程を説明する断面図。 素子基板の作製工程を説明する上面図。 素子基板の作製工程を説明する上面図。 素子基板の作製工程を説明する上面図。 本発明により作製される素子基板を説明する図。 本発明により作製される素子基板を説明する図。 本発明により作製される液晶表示装置を説明する図。 本発明により作製される発光装置を説明する図。 電気器具の一例を示す図。
符号の説明
201 基板
202 ソース、203 ドレイン、204 半導体層
205 ゲート絶縁膜
206 ソース配線
207 ゲート線
208 絶縁膜
209、210 接続配線
211 第1の電極
212 ゲート電極
213 ゲート配線

Claims (10)

  1. ソース、ドレインおよびチャネル領域を有する半導体層と、
    前記チャネル領域にゲート絶縁膜を介して重なるゲート電極と、を有する薄膜トランジスタと、
    前記ゲート電極上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられた第1の電極と、
    前記第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極間に設けられた発光性材料とを備えた発光素子と、を有し、
    前記絶縁膜上に設けられた、前記第1の電極と同一材料でなる接続配線によって、前記薄膜トランジスタと電流供給線とが電気的に接続することを特徴とする発光装置。
  2. ソース、ドレインおよびチャネル領域を有する半導体層と、
    前記チャネル領域にゲート絶縁膜を介して重なるゲート電極と、を有する薄膜トランジスタと、
    前記ゲート電極上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられた第1の電極と、
    前記第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極間に設けられた発光性材料とを備えた発光素子と、を有し、
    前記絶縁膜上に設けられた、前記第1の電極と同一材料でなる接続配線によって、前記ソースと電流供給線とが電気的に接続することを特徴とする発光装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記接続配線は、前記第1の電極と同一の成膜面に設けられたことを特徴とする発光装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記絶縁膜は有機材料でなることを特徴とする発光装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
    ソース、ドレインおよびチャネル領域を有する第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層のチャネル領域に重なるゲート電極と、を有する第2の薄膜トランジスタと、
    ゲート配線と、ソース配線と、を有し、
    前記ゲート配線、前記ゲート電極及び前記ソース配線は前記ゲート絶縁膜上に設けられ、
    前記ゲート配線、前記ゲート電極及び前記ソース配線上に前記絶縁膜が設けられ、
    前記絶縁膜上に、前記第1の電極と同一材料でなる第1及び第2の接続配線を有し、
    前記第1の接続配線は、前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して、前記ソース配線上で、前記ゲート配線と前記ゲート電極とを電気的に接続し、
    前記第2の接続配線は、前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して、前記ソース配線と前記ソースとを電気的に接続することを特徴とする発光装置。
  6. 請求項5において、
    前記ソース配線と、前記第1の接続配線とは交差して設けられたことを特徴とする発光装置。
  7. 請求項5又は請求項6において、
    前記第1の接続配線と、前記第2の接続配線とは平行に設けられたことを特徴とする発光装置。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか一において、
    前記接続配線、並びに前記第1及び第2の接続配線は、前記第1の電極と同一の成膜面に設けられたことを特徴とする発光装置。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれか一において、
    前記接続配線、前記第1及び第2の接続配線、並びに前記第1の電極は、透明性導電膜で形成されることを特徴とする発光装置。
  10. 請求項5乃至請求項8のいずれか一において、
    前記接続配線、前記第1及び第2の接続配線、並びに前記第1の電極は、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、又はTi(チタン)でなることを特徴とする発光装置。
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