JP2008052238A - 発光モジュール配列表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光ダイオード26と発光ダイオード26を電気信号で駆動し制御する電気回路部90とを内蔵する発光モジュール14が、電気信号を電気回路部90へ供給する1つの給電用被覆ケーブル16の表面と裏面の双方にそれぞれ複数接続されて、1つの発光モジュールユニット21が形成され、発光モジュールユニット21が複数設けられることにより発光モジュール14が発光モジュールユニット21の表面側と裏面側の双方にマトリックス状に配置されて、表示面が表面側と裏面側の2面に構成される。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1では、方形メッシュ状のプリント基板の交点箇所に表示用LEDを設けた表示装置が提案されている。これは、方形メッシュ状のプリント基板の各交点箇所に表示用LEDを設け、これに対応する制御部及びこれらを接続する配線を、プリント基板の縦若しくは横の桟に設け、表示用LEDをマトリックス状に配設して表示装置を構成するものである。
このような表示装置では、表裏2面で表示させようとするには、同一構造の表示装置をもう1台裏面に配置するほかなく、表示装置2台分の重量となり表示装置の設置や据え付けが大がかりになって設置等に手間がかかり、コスト的にも不利であるという課題があった。
この構成を採用することによって、簡単な構成で表裏2面の表示装置を構成できる。
この構成によれば、表面用の発光モジュールと、裏面用の発光モジュールとを全く同一の構成とした場合であっても表面側及び裏面側双方に接続できるので、表面用の発光モジュールと裏面用の発光モジュールとを異なる構成としなくてもよく、コスト削減に寄与する。
この構成によれば、信号発生部が、所定の発光モジュールに表示させるための画像データを、該当する発光モジュールのモジュールアドレスと関連づけして送信することにより、該当するモジュールアドレスを有する表面側の発光モジュールと該当するモジュールアドレスを有する裏面側の発光モジュールとが、同じ画像データに基づいて発光することができる。つまり、表面側と裏面側とで同じモジュールアドレスで発光モジュールが配置されているので、表面側と裏面側の双方の表示面で同じ画像を表示させることができる。
この構成によれば、信号発生部が、所定の発光モジュールに表示させるための画像データを、該当する発光モジュールのモジュールアドレスと関連づけして送信することにより、表面側と裏面側とでは異なる画像を表示させることができる。
図1は、発光モジュール配列表示装置を表面側からみた斜視図であり、図2は、発光モジュール配列表示装置を裏面側からみた斜視図である。ただし、発光モジュール配列表示装置10のどちらを表面側、裏面側とするかは任意である。
発光モジュール配列表示装置10は、複数の発光モジュール14が表面側と裏面側の双方にマトリックス状に配置されて構成されている。このため、発光モジュール配列表示装置10は、表裏両面がそれぞれ表示画面となり、表面側と裏面側において互いに背中合わせとなるような2面の表示画面が得られる。
1本の発光モジュールユニット21には、表面側を向く発光モジュール14aと裏面側を向く発光モジュール14bの双方が取り付けられている。
給電用被覆ケーブル16は、信号発生部20に接続されている。発光モジュール14を駆動制御するためのこれら電気信号は、信号発生部20から複数本の信号分配ケーブル25を介して複数本の給電用被覆ケーブル16に分配され、さらに発光モジュール14に供給される。
モジュールアドレスは、各発光モジュール14について特有の番号が付与されたものであり、画像データに付随するモジュールアドレスに基づいて該当する発光モジュール14が該当する画像データを表示する。
例えば、信号発生部20が「モジュールアドレス1の発光モジュールがLEDを0.5秒点灯させる」という発光モジュール制御信号を発信した場合、複数の発光モジュール14のうちモジュールアドレス1の発光モジュール14がLEDを0.5秒点灯させる。
すなわち、図3に示すように、表面側の発光モジュール14aのモジュールアドレスと、裏面側の発光モジュール14bのモジュールアドレスとでは、表面側を正面からみた場合と裏面側を正面から見た場合とで付与されるモジュールアドレスが同一となるように付与されている。
例えば、左上から同じ列を下に向かって順番にモジュールアドレスを付与した後、2列目も上から下に向かって順番にモジュールアドレスを付与してもよい。
また、列と行の位置から発光モジュールの位置を行列のように表したもの(例えば、左上を(1,1)、そのすぐ下を(1,2)とするようにしたもの)をモジュールアドレスとしてもよい。
表面側と裏面側とで異なる画像を表示させるには、表面側と裏面側とでは共通するモジュールアドレスを採用しないようにすればよい。
例えば、図5に示すように、縦N個、横M個(N、Mは1以上の整数)の発光モジュールが取り付けられた各表示面を正面から見た場合に、表面側のみに対して、モジュールアドレスを左上から左下の発光モジュールにかけて1〜Nとし、Nの右側の縦の列(2列目)の発光モジュールのモジュールアドレスを下からN+1〜2Nとする。さらに、2Nの右側の縦の列(3列目)の発光モジュールのモジュールアドレスを上から2N+1〜3Nとする。そしてMが奇数であれば右下隅の発光モジュールのモジュールアドレスがMNとなるように、Mが偶数であれば右上隅の発光モジュールのモジュールアドレスがMNとなるようにモジュールアドレスを付与する。
この例では、信号発生部20は、1〜MNのモジュールアドレスに付随させて表面側で表示させる画像データを送信し、MN+1〜2MNのモジュールアドレスに付随させて裏面側で表示させる画像データを送信する。すると、表面側と裏面側とでは互いに異なる画像を表示させることができる。
発光モジュール14は、モジュールケース24内に発光ダイオード26と発光ダイオード26を駆動するための電気回路部90(後述する)が設けられているものである。電気回路部90に、自身のモジュールアドレスを記憶する記憶部30が設けられている。
また、モジュールケース24内の電気回路部90をモールドするようにモジュールケース24内には耐候性充填部材が充填されている。発光ダイオード26は耐候性充填部材に埋没することなく発光部が露出するようになっている。
モジュールケース24の内部底面には、後述する圧接コネクタ40の接続プラグ46が挿入され、接続プラグ46と電気的に接続する接続プラグ挿入孔27が設けられている。接続プラグ挿入孔27が特許請求の範囲でいう接続端子に該当する。
発光モジュール14は、発光ダイオード26と、発光ダイオード26の駆動を制御する制御部32と、モジュールアドレスを記憶する記憶部30と、モジュールアドレスを含む赤外線信号を受信する受信部34とを有している。
制御部32には、発光モジュール制御信号および発光モジュール駆動信号が入力される。制御部32はCPUなどから構成されており、入力された発光モジュール制御信号に基づいて接続されている発光ダイオード26の点灯を制御する。
図6に示す例では、受信部34は、発光ダイオード26の発光部が露出している面において、発光ダイオード26の近傍に設けられている。
給電用被覆ケーブル16の内部には4本の単位ケーブル38が水平に並列した状態のフラットケーブル39が設けられており、フラットケーブル39に圧接コネクタ40が取り付けられ、圧接コネクタ40とフラットケーブル39とが樹脂モールドされた被覆圧接コネクタ41が形成される。
圧接コネクタ40は、フラットケーブル39の芯線59に接触しているコネクタ端子52を有しており、コネクタ端子52の芯線59に接触している部位が圧接端子42であり、圧接端子42と反対側の端部がモジュールケース24側に電気的に接続する接続プラグ46として設けられている。
圧接コネクタ40は、互いに対向して配置され、内部にフラットケーブル39を挟持して配置させる掛止板48及び被掛止板50と、コネクタ端子52とから構成される。
掛止板48の被掛止板50への対向面には、フラットケーブル39の4本の単位ケーブル38を収納するためのU字形溝54が形成されている。掛止板48の側面には掛止爪56が形成されており、被掛止板50を掛け止めて固定する。
また、被掛止板50には、コネクタ端子52の圧接端子42を差し込むための端子挿入孔58が穿設されている。
コネクタ端子52は、棒状の接続プラグ46と、U字形切欠部55が形成された圧接端子42とが一体に形成された金属製の部材である。接続プラグ46と圧接端子42とはクランク状に折り曲げられた端子保持部57を介して連結されたような形状となっている。
端子保持部57は、被掛止板50の表面に面的に接触して載置されるように設けられており、コネクタ端子52を安定して圧接コネクタ40に設けることができる。
フラットケーブル39は、芯線59と芯線被覆部60とからなる単位ケーブル38が4本並列に並べられた構成となっている。このフラットケーブル39を掛止板48のU字形溝54内に載置し、掛止板48の掛止爪56を被掛止板50に掛け止める。
このようなフラットケーブル39に接続される圧接コネクタ40には、各単位ケーブル38に接続される4つのコネクタ端子52a〜52dが設けられている。この4つのコネクタ端子52a〜52dの位置は、フラットケーブル39の幅方向に沿って一直線に伸びる形態ではなく、フラットケーブル39の長さ方向に対してそれぞれ異なる場所に配置されている。
フラットケーブル39を裏面側から見ると、表面側から見た場合と異なり4本の各単位ケーブル38は左から見て信号(2)、信号(1)、電源−、電源+、とそれぞれ異なる信号が配信される。つまり、裏面側から見れば、各単位ケーブル38の配置位置関係は表面側から見た場合と逆になるので、表面側と同様の向きにモジュールケース24を接続することができない。ただし、モジュールケース24を180度回転させることによって、モジュールケース24に形成されている接続プラグ挿入孔27の位置と、裏面側からみた場合の各単位ケーブル38の位置とが一致するようにすることができる。
そこで、本実施形態では、モジュールケース24を表面側から見た場合と180度回転させた場合に裏面側に接続できるように圧接コネクタ40を設け、裏面側には表面側とは180度回転させた向きでモジュールケース24を取り付けるようにする。また、裏面側を向く圧接コネクタ40のコネクタ端子52a〜52dの配置は、モジュールケース24を表面側の場合から180度回転させた状態で接続可能となるような場所に設けておく。
このため裏面側に設ける圧接コネクタ40のコネクタ端子52a〜52dの配置も表面側と同じ平行四辺形でよく、圧接コネクタ40自体も表面側と裏面側とで同一のものを用いることができ、コスト削減に寄与するものである。
図21に、本発明の発光モジュール配列表示装置の第2の実施形態を示す。なお、上述した実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態は、上述した実施形態と異なり、隣り合う給電用被覆ケーブル16どうしの間で、表面側を向く発光モジュール14aと裏面側を向く発光モジュール14bの上下方向に配列された順番が異なるように設けられている。具体的に図21では、正面から見て左端の列は一番上の発光モジュール14aが表面を向き、次の発光モジュール14bが裏面を向くように交互に配置されているが、左から2番目の列では一番上の発光モジュール14bが裏面を向き、次の発光モジュール14aは表面を向くように交互に配置されている。
図22に、本発明の発光モジュール配列表示装置の第3の実施形態を示す。なお、上述した実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、表面側を向く表示画面の大きさと裏面側を向く表示画面の大きさが異なるように設けられている。図22では、表面側の表示画面を広く、裏面側の表示画面を狭くするように構成している。
すなわち、発光モジュールユニット21を複数本設けた場合において、一部の発光モジュールユニット21a(図面右側の2列)には、表面側にしか発光モジュール14aを設けておらず、残りの発光モジュールユニット21b(図面左側の4列)の一部(上から4個分)には、表面側と裏面側の双方を向く発光モジュール14a,14bを設けている。このため、裏面側を向く発光モジュール14bが配置されている範囲は、表面側正面から見て左上部分のみとなり、裏面側の表示画面の面積を表面側よりも小さくすることができる。
図23〜図25に、本発明の発光モジュール配列表示装置の第4の実施形態を示す。なお、上述した実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
上述してきた実施形態によれば、1本の給電用被覆ケーブル16に対して表面側を向く発光モジュール14aと裏面側を向く発光モジュール14bとは交互に配置されているものであったが、本実施形態の発光モジュール配列表示装置10では、表面側を向く発光モジュール14aと裏面側を向く発光モジュール14bとが給電用被覆ケーブル16に対して背中合わせに配置されていることが特徴となっている。
12 固定板
14 発光モジュール
14a 表面側を向く発光モジュール
14b 裏面側を向く発光モジュール
16 給電用被覆ケーブル
20 信号発生部
21 発光モジュールユニット
22 テンションメンバ
24 モジュールケース
25 信号分配ケーブル
26 発光ダイオード
27 接続プラグ挿入孔
29a,29b 側壁
30 記憶部
31 矩形切込部
32 制御部
34 受信部
38 単位ケーブル
39 フラットケーブル
40 圧接コネクタ
41 被覆圧接コネクタ
42 圧接端子
46 接続プラグ
48 掛止板
50 被掛止板
52 コネクタ端子
54 U字形溝
55 U字形切欠部
56 掛止爪
57 端子保持部
58 端子挿入孔
59 芯線
60 芯線被覆部
90 電気回路部
Claims (5)
- 発光ダイオードと発光ダイオードを電気信号で駆動し制御する電気回路部とを内蔵する発光モジュールが、電気信号を電気回路部へ供給する1つの給電用被覆ケーブルの表面と裏面の双方にそれぞれ複数接続されて、1つの発光モジュールユニットが形成され、
発光モジュールユニットが複数設けられることにより発光モジュールが発光モジュールユニットの表面側と裏面側の双方にマトリックス状に配置されて、表示面が表面側と裏面側の2面に構成されることを特徴とする発光モジュール配列表示装置。 - 前記給電用被覆ケーブルは、2本の電源ラインと2本の信号ラインの計4本の単位ケーブルが平面状に配列されたフラットケーブルに、フラットケーブルの表面及び裏面に対して各単位ケーブルに接続された4つのコネクタ端子を有する圧接コネクタが、少なくとも接続される発光モジュールの数だけ設けられて成り、
発光モジュールの給電用被覆ケーブルに対向する対向面に、4つのコネクタ端子それぞれに接続可能に形成された接続端子が設けられ、
給電用被覆ケーブルの表面側に取り付けられる発光モジュールと、給電用被覆ケーブルの裏面側に取り付けられる発光モジュールとでは、コネクタ端子が接続されている単位ケーブルの種類とそれに対応する発光モジュールの接続端子とが一致するように180度回転させて取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の発光モジュール配列表示装置。 - 前記各発光モジュールは、表面側及び裏面側の双方においてマトリックス状に配置されたそれぞれの位置を特定するためのモジュールアドレスが付与され、付与されたモジュールアドレスを記憶する記憶部が設けられ、
各発光モジュールを特定するためのモジュールアドレスが付与された電気信号が含まれた電気信号を発生させて前記給電被覆ケーブルへ供給する信号発生部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の発光モジュール配列表示装置。 - 表面側に配置された各発光モジュールのモジュールアドレスと、裏面側に配置された各発光モジュールのモジュールアドレスとでは、表面側を正面から見た場合と裏面側を正面から見た場合とで互いに同一のモジュールアドレスが付与されていることを特徴とする請求項3記載の発光モジュール配列表示装置。
- 表面側に配置された各発光モジュールのモジュールアドレスと、裏面側に配置された各発光モジュールのモジュールアドレスとでは、互いに全く一致しないモジュールアドレスが付与されていることを特徴とする請求項3記載の発光モジュール配列表示装置。
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