JP2008050163A - 塵芥収容箱 - Google Patents

Abstract

【課題】塵芥を収容する場合に於いて、収容箱の上部に空間があるにもかかわらず収容出来ず、わずかに残された物でも別途車を用意するなど問題点があった。この問題を解決するために、収容箱に弓状の金属板を取り付ける事により収容効率を上げることを目的にしたものである。
【解決手段】収容箱前部に弓状に湾曲させた金属板２を固定する。この金属板により押し込み板で後方に押し込まれた塵芥は弓状部で回転方向に力が加わり上部の空間に移動する。塵芥が上部積載不能空間に移動することによって積載容量が大幅に増加することが特徴である。収容箱の空間がなくなることで従来の塵芥収集車に比較し１．２〜１．３倍の積載量の増加が見込める。
【選択図】図３

Description

本発明は、塵芥収集車の収容箱であって、収容する塵芥の容量を無理なく増加することを目的とした、収容箱の改良に関する物である。

塵芥を回収する際は、塵芥収集車の後部入口（６）より投入し、回転盤（４）でかき上げた塵芥を押し込み板（３）で前方に押し込む方法である。これでは塵芥（５）が平行に移動するだけなので前方の壁（８）に当るとそれ以上の収容が困難であり上部にはかなりの積載不能空間、（７）が生じてしまうなどの難点があった（特許文献１）
特開平９−２０４０２号公報

麈芥を収容する場合に於いて、収容箱の上部に空間があるにもかかわらず収容出来ず、わずかに残された物でも別途車を用意するなど問題点があった。この問題を解決するために、本発明にあっては、収容箱に弓状の金属板を取り付ける事により収容効率を上げることを目的にしたものである。

本発明は、収容箱前部に弓状に湾曲させた金属板（２）を固定する。この金属板により押し込み板で後方に押し込まれた塵芥は弓状部で回転方向（１０）に力が加わり上部の空間に移動する。塵芥が上部空間に移動することによって積載容量が大幅に増加することが特徴である。以上が、本発明の構成である。

塵芥が上方に移動するので積載不能空間がなくなることで、従来の塵芥収集車に比較し１．２〜１．３倍の積載量の増加が見込める。

収容箱前方に塵芥を滑りやすくする弓状の金属板を取り付ける図１（２）。この金属板によって押し込み板で押し込まれた塵芥が上方の空間部方向に回転力が発生し（１０）の矢印方向に進路を変える。
本発明は以上のような構造で、これを使用するには、通常の作業で後方入口（６）から塵芥を積み込む従来どおりの方法で積載能力の向上につながる。

図１は本発明の実施例形状で、収容箱内側に弓状の金属板（２）を取り付ける。押し込み板により押し込まれた塵芥は順次前方へ移動し、弓状の金属板に到達する。この金属板により更に圧力が加えられると金属板の形状に沿って方向を変えられた塵芥は上部空間部分（７）に移動する。これにより収容箱に満遍なく詰め込みが可能となり輸送効率が向上する。

図５は本発明の他の実施例で収容箱の前部形状を弓状（９）とした一体構造の収容箱である。部品点数の減少により製造コストの減少、重量の増加が抑えられる。尚、実施例１と同一部分は同一番号を付に説明を省略する。

本発明は、塵芥を回収する車に加工して効率を上げる。空間部分を有効に活用する事で省エネとなり、搬送回数の減少がはかれるので処理費用の減少になり処理業者にあっては大変有難い事となる。又ダンボールなどにあっては縦方向の圧縮力には大変強く押し込み板でも対応できない事があり有効な方法となる。

本発明の収容箱の内部構造略断面図である。 従来の実施例を示す内部構造略断面図である。 本発明の塵芥移動状況を示す内部構造略断面図である。 本発明の弓状金属板斜視図である。 本発明の収容箱一体型略断面図である。

符号の説明

１ 収容箱外型
２ 弓状金属板
３ 押し込み板
４ 回転盤
５ 麈芥
６ 投入口
７ 積載不能空間
８ 従来収容箱前面形状
９ 収容箱一体型構造の前面形状
１０ 塵芥移動方向を表す矢印

Claims (2)

1. 塵芥収集車の収容箱であって、既成の収容箱前部内側に弓状に湾曲させた金属板を取り付け、押し込み板によって塵芥が圧縮詰込みの際にその湾曲部により上部に方向を変え移動し、収容箱の空間部に容易に移動する手段を設けた事を特徴とした塵芥収集車の収容箱。
2. 請求項１における弓状に湾曲させた部分を収容箱の前面部分に一体として設けた塵芥収容箱。

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