JP2008047968A - 通信システム、およびネットワーク機器の共有方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】家電ルータ(1)は配下の家電(A)、(B)、(C)に対しIPv4アドレスを割り振り、家電ルータ(2)は配下の家電(1)、(2)、(3)に対しIPv4アドレスを割り振る。また、WAN側に各家電のMACアドレスを元に生成されたIPv6アドレスを保持する。そして、認証サーバ3を用いて接続先家電ルータ(1)、(2)を特定し、配下の家電のIPv6アドレスを互いに通知する。家電ルータ(1)、(2)では、接続相手の家電のIPv6アドレスを取得すると、これを自ルータの家電のIPv4アドレスと重複しない擬似IPv4アドレスに変換する。これにより、通信元と通信先のプライベートネットワークに同一のアドレスが含まれている場合に生じる問題を回避できる。
【選択図】図1
Description
このような構成の通信システムにおいては、機器Xをプライベートネットワーク(例えば、IPv4ネットワーク)により通信接続する通信接続制御装置Xと、機器Yをプライベートネットワークにより通信接続する通信接続制御装置Yとをグローバルネットワーク(例えば、IPv6ネットワーク)で通信接続する。そして、通信接続制御装置Xでは、機器Xのプライベートネットワークアドレスとグローバルネットワークアドレスとを対応付け、また、機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスとグローバルネットワークアドレスと対応付けてアドレス変換テーブルに記憶する。そして、通信接続制御装置Xは、機器Xから機器Yへの通信接続においては、通信元アドレスを機器Xのプライベートネットワークアドレスから機器Xのグローバルネットワークアドレスへ変換し、通信先アドレスを機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスから機器Yのグローバルネットワークアドレスへと変換し、機器Yから機器Xの通信接続においては、通信元アドレスを機器Yのグローバルネットワークアドレスから機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスへと変換し、通信先アドレスを機器Xのグローバルネットワークアドレスから機器Xのプライベートネットワークアドレスへ変換する。また、通信接続制御装置Yにも同様なアドレス変換機能を持たせる。
これにより、通信元のプライベートネットワークに接続されている機器のプライベートネットワークアドレスと、通信相手先のプライベートネットワークに接続されている機器のプライベートネットワークアドレスとに、同一のプライベートアドレスが重複して含まれている場合に生じるアドレスバッティングの問題を回避できる。このため、一方のプライベートネットワークに接続された機器を特定して、他方のプライベートネットワークに接続された機器から遠隔操作できるようになる。
このような構成の通信システムにおいては、認証サーバにより、通信元の機器Xが接続されたプライベートネットワークの指定と、通信先の機器Yが接続されたプライベートネットワークの指定を受付けるようにする。そして、通信先の機器Yが接続されたプライベートネットワークの管理端末(携帯電話等)に認証要求を行うようにし、通信許可の情報を受信した場合には、通信接続制御装置Xに対して通信接続制御装置Yのグローバルネットワークアドレスを通知し、通信接続制御装置Yに対して通信接続制御装置Xのグローバルネットワークアドレスを通知する。また、通信接続制御装置X、および通信接続制御装置Yのそれぞれは、配下の機器のプライベートネットワークアドレスをグローバルネットワークアドレスに変換し、このグローバルネットワークアドレスを認証サーバから通知を受けた通信接続相手先のグローバルネットワークアドレス宛に送信する。また、通信接続相手先から受信したグローバルネットワークアドレスを、配下に接続される機器のプライベートネットワークアドレスと同体系の仮想プライベートネットワークアドレスへ変換する。
これにより、認証サーバの認証によって、通信接続できる通信接続制御装置同士が、配下にある機器の情報をお互いに通知しあい、相手側の通信接続制御装置の配下の機器を、自分の通信接続制御装置の配下の機器と同じアドレス体系の仮想アドレスに変換することができる。
このような構成により、通信元の機器Xは、通信先の機器Yに対してコンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報を送信し、通信先の機器Yは、コンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報の受信に基づいて、機器Yのプライベートネットワークアドレスとコンテンツ識別情報とを含むコンテンツリストを返信する。通信接続制御装置Xは、機器Yから機器Xに対して返信されたコンテンツリストを機器Xに中継転送する際に、当該コンテンツリストに記載されている機器Yのプライベートネットワークアドレスを、機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスに書き換える。
これにより、通信相手先のプライベートネットワークに接続されたネットワーク機器にどのようなコンテンツが保持されているかを閲覧することができると共に、該通信相手先のネットワーク機器の保持するコンテンツを再生することができるようになる。
このような手順により、機器Xをプライベートネットワーク(例えば、IPv4ネットワーク)により通信接続する通信接続制御装置Xと、機器Yをプライベートネットワークにより通信接続する通信接続制御装置Yとをグローバルネットワーク(例えば、IPv6ネットワーク)で通信接続する。そして、通信接続制御装置Xでは、機器Xのプライベートネットワークアドレスとグローバルネットワークアドレスとを対応付け、また、機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスとグローバルネットワークアドレスと対応付けてアドレス変換テーブルに記憶する。そして、通信接続制御装置Xは、機器Xから機器Yへの通信接続においては、通信元アドレスを機器Xのプライベートネットワークアドレスから機器Xのグローバルネットワークアドレスへ変換し、通信先アドレスを機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスから機器Yのグローバルネットワークアドレスへと変換し、機器Yから機器Xの通信接続においては、通信元アドレスを機器Yのグローバルネットワークアドレスから機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスへと変換し、通信先アドレスを機器Xのグローバルネットワークアドレスから機器Xのプライベートネットワークアドレスへ変換する。また、通信接続制御装置Yにも同様なアドレス変換機能を持たせる。
これにより、通信元のプライベートネットワークに接続されている機器のプライベートネットワークアドレスと、通信相手先のプライベートネットワークに接続されている機器のプライベートネットワークアドレスとに、同一のプライベートアドレスが重複して含まれている場合に生じるアドレスバッティングの問題を回避できる。このため、一方のプライベートネットワークに接続された機器を特定して、他方のプライベートネットワークに接続された機器から遠隔操作できるようになる。
このような手順により、認証サーバにより、通信元の機器Xが接続されたプライベートネットワークの指定と、通信先の機器Yが接続されたプライベートネットワークの指定を受付けるようにする。そして、通信先の機器Yが接続されたプライベートネットワークの管理端末(携帯電話等)に認証要求を行うようにし、通信許可の情報を受信した場合には、通信接続制御装置Xに対して通信接続制御装置Yのグローバルネットワークアドレスを通知し、通信接続制御装置Yに対して通信接続制御装置Xのグローバルネットワークアドレスを通知する。また、通信接続制御装置X、および通信接続制御装置Yのそれぞれは、配下の機器のプライベートネットワークアドレスをグローバルネットワークアドレスに変換し、このグローバルネットワークアドレスを認証サーバから通知を受けた通信接続相手先のグローバルネットワークアドレス宛に送信する。また、通信接続相手先から受信したグローバルネットワークアドレスを、配下に接続される機器のプライベートネットワークアドレスと同体系の仮想プライベートネットワークアドレスへ変換する。
これにより、認証サーバの認証によって、通信接続できる通信接続制御装置同士が、配下にある機器の情報をお互いに通知しあい、相手側の通信接続制御装置の配下の機器を、自分の通信接続制御装置の配下の機器と同じアドレス体系の仮想アドレスに変換することができる。
このような手順により、通信元の機器Xは、通信先の機器Yに対してコンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報を送信し、通信先の機器Yは、コンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報の受信に基づいて、機器Yのプライベートネットワークアドレスとコンテンツ識別情報とを含むコンテンツリストを返信する。通信接続制御装置Xは、機器Yから機器Xに対して返信されたコンテンツリストを機器Xに中継転送する際に、当該コンテンツリストに記載されている機器Yのプライベートネットワークアドレスを、機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスに書き換える。
これにより、通信相手先のプライベートネットワークに接続されたネットワーク機器にどのようなコンテンツが保持されているかを閲覧することができると共に、該通信相手先のネットワーク機器の保持するコンテンツを再生することができるようになる。
図1は、本発明による通信システムの構成例と、家電ルータのネットワーク通信機能について説明するための図である。図1に示すように、本発明の通信システムは、プライベートネットワーク(LAN)を構成するための通信接続制御装置である家電ルータ(1)1と、プライベートネットワーク(LAN)を構成するための通信接続制御装置である家電ルータ(2)2と、認証サーバ3とが、グローバルネットワーク(WAN:IPv6網)4で接続されており、認証サーバ3には、IPv6網上にある家電ルータ(1)1、家電ルータ(2)2のIPv6アドレスが保持されている。なお、図1に示す例では、家電ルータとして、家電ルータ(1)1と家電ルータ(2)2の2つのみを例示しているが、実際には、より多くの数の家電ルータがグローバルネットワーク4に接続されている。
(なお、以下では、家電ルータ(1)1を単に「家電ルータ(1)」と、家電ルータ(2)2を「家電ルータ(2)」とも呼ぶ。)
(なお、以下では、ネットワーク家電(A)11を単に「家電(A)」と、ネットワーク家電(B)12を「家電(B)」と、ネットワーク家電(C)13を「家電(C)」と、ネットワーク家電(1)21を「家電(1)」と、ネットワーク家電(2)22を「家電(2)」と、ネットワーク家電(C)23を「家電(3)」とも呼ぶ。)
(なお、IPv6アドレスの上位12バイトのアドレスは共通であるので、以下では、IPv6アドレスの上位12バイトの表記は省略し、下位4バイトのみで表記する(図面においても同じ)。)
図2は、家電ルータへの接続設定の方法を説明するための図である。図2において、認証サーバ3は、家電ルータ(1)および家電ルータ(2)のIPv6アドレスとユーザ識別番号(Fdnネーム等)の括り付け情報を保持する。また、Web−IF(ウェブ−インタフェース)を持ち、携帯電話等を用いて自分が接続したい相手(家電ルータ)の情報を入力すると、認証サーバ3から自分の家電ルータ、及び相手の家電ルータのIPv6アドレス情報を通知するように構成されている。以下、図2を参照してその手順について説明する。
次に、上述した通信システムにおける処理の流れについて詳細に説明する。なお、家電ルータ(1)および家電ルータ(2)は、上述したように、ネットワーク家電のプライベートネットワークアドレス(IPv4アドレス)と、このプライベートネットワークアドレス(IPv4アドレス)に対応するグローバルネットワークアドレス(IPv6アドレス)のアドレス変換テーブルを備えているものとする。
最初に、本発明の通信システムにおいて、接続元の家電ルータ(1)と接続相手の家電ルータ(2)との認証の手順について説明する。図4は、本発明の通信システムにおける認証処理の手順を示す図である。以下、図4を参照して、その処理手順について説明する。
なお、携帯電話32は、ユーザ(2)宅のプライベートネットワークの管理端末として使用されるものである。
上述した処理手順により、認証サーバ3において接続許可リストが生成されると、家電ルータ(1)と家電ルータ(2)では通信可能な状態となり、各家電ルータでは、自身の配下のネットワーク家電と、接続相手のネットワーク家電のアドレス変換テーブルを生成する処理を行う。
次に、プライベートネットワークに接続されたネットワーク家電の発見とコンテンツリストの取得手順について説明する。
図9は、ネットワーク家電の発見とコンテンツリストの取得手順について説明するための図である。図9に示す処理手順は大きく分けて2つの処理に分けられる。第1番目の処理手順は、家電(A)が家電ルータ(2)配下に接続されたネットワーク家電のうち、通信接続できるネットワーク家電があるかどうかを問い合わせる処理であり、第2番目の処理手順は、家電(A)が家電(1)にコンテンツリストを保有しているかを問い合わせて、コンテンツリストを取得する処理である。
家電(A)がネットワークTVであり、このネットワークTVから、家電ルータ(2)の配下にネットワーク家電があるかどうかの問い合わせを家電ルータ(1)に要求する(ステップS401)。
家電ルータ(1)は、家電(A)から受け取ったIPv4アドレスを接続相手に対応するIPv6アドレスに自動変換し、IPv6アドレスにより家電ルータ(2)と通信を開始する(ステップS409)。
最初に、家電(A)からマルチキャストアドレスを含むパケット81を家電ルータ(1)に送信する。このパケット81は、IPv4アドレスのパケットであり、送信元IPが家電(A)のIPv4アドレス(192.168.0.10)となり、宛先IPがネットワーク対応の家電が受け取るマルチキャストアドレス(239.255.255.250:1900)となり、これに送信元のMACアドレス(家電(A)のMAC)と宛先MACアドレスが付随する。
最初に、家電(A)からコンテンツリスト取得のためのパケット91を家電ルータ(1)に送信する。パケット91は、IPv4アドレスのパケットであり、送信元IPが家電(A)のIPv4アドレス(192.168.0.10)となり、宛先IPが家電(1)の擬似IPv4アドレス(192.168.0.201)となり、これに送信元のMACアドレス(家電(A)のMACアドレス)と宛先MACアドレス(家電ルータ(1)のMACアドレス)が付随する。
次に、上述した家電ルータ、認証サーバ、およびネットワーク家電のシステム構成例について説明する。
図12は、家電ルータと認証サーバのシステム構成例を示す図である。図12では、家電ルータ、および認証サーバ中の本発明に直接関係する部分のみを示している。
認証結果判定処理部(認証結果判定手段)213は、携帯電話等(管理端末)から認証要求の返答として通信許可を示す情報を受信したか否かを判定する処理を行う。
ネットワーク家電(A)11内の制御部301はCPUを含み、ネットワーク家電(A)内の各部を統括制御するための制御部である。LANインタフェース302は、家電ルータ(1)とプライベートネットワークにより通信接続するためのインタフェースである。処理プログラム部310は、家電(A)の機能を実現するために必要な各種の処理を行うための処理プログラム部であり、ここでの処理はCPUがメモリ上に配置されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
2 家電ルータ(2)
3 認証サーバ
4 グローバルネットワーク(WAN)
10、20 プライベートネットワーク(LAN)
11 ネットワーク家電(A)
12 ネットワーク家電(B)
13 ネットワーク家電(C)
14 アドレス変換テーブル
21 ネットワーク家電(1)
22 ネットワーク家電(2)
23 ネットワーク家電(3)
31、32 携帯電話
41、42、43 パケット
51、52、53 Web画面
55 電子メール
56、57 Web画面
61 ユーザ認証情報
62 接続許可リスト
101 制御部
102 LANインタフェース
103 WANインタフェース
110 処理プログラム部
111 アドレス変換処理部
112 第1アドレス変換処理部
113 第2アドレス変換処理部
114 アドレス通知処理部
115 アドレス書換処理部
120 記憶部
201 制御部
202 WANインタフェース
210 処理プログラム部
211 通信対象ネットワーク指定受付処理部
212 認証要求処理部
213 認証結果判定処理部
214 接続相手通知処理部
220 データベース
301 制御部
302 LANインタフェース
310 処理プログラム部
311 コンテンツリスト問い合わせ処理部
312 コンテンツリスト返信処理部
320 記憶部
Claims (6)
- 一方のプライベートネットワークに接続された機器Xと、他方のプライベートネットワークに接続された機器Yとが、グローバルネットワークを介して接続された2つの通信接続制御装置であって、前記一方のプライベートネットワークに接続された通信接続制御装置Xと前記他方のプライベートネットワークに接続された通信接続制御装置Yとの中継により通信接続される通信システムであって、
前記通信接続制御装置Xは、
前記機器Xのプライベートネットワークアドレスと当該プライベートネットワークアドレスに対応するグローバルネットワークアドレスとを対応付けて記憶し、また、前記機器Yのグローバルネットワークアドレスと前記機器Xが接続されたプライベートネットワークにおける前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスとを対応付けて記憶するアドレス変換テーブルと、
前記機器Xから前記機器Yへの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Xのプライベートネットワークアドレスから前記機器Xのグローバルネットワークアドレスへ変換し、前記通信データの通信先アドレスを前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスから前記機器Yのグローバルネットワークアドレスへと変換し、前記機器Yから前記機器Xの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Yのグローバルネットワークアドレスから前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスへと変換し、前記通信データの通信先アドレスを前記機器Xのグローバルネットワークアドレスから前記機器Xのプライベートネットワークアドレスへ変換するアドレス変換手段と、
を備え、
前記通信接続制御装置Yは、
前記機器Yのプライベートネットワークアドレスと当該プライベートネットワークアドレスに対応するグローバルネットワークアドレスとを対応付けて記憶し、また、前記機器Xのグローバルネットワークアドレスと前記機器Yが接続されたプライベートネットワークにおける前記機器Xの仮想プライベートネットワークアドレスとを対応付けて記憶するアドレス変換テーブルと、
前記機器Xから前記機器Yへの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Xのグローバルネットワークアドレスから前記機器Xの仮想プライベートネットワークアドレスへ変換し、通信データの通信先アドレスを前記機器Yのグローバルネットワークアドレスから前記機器Yのプライベートネットワークアドレスへ変換し、前記機器Yから前記機器Xの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Yのプライベートネットワークアドレスから前記機器Yのグローバルネットワークアドレスへ変換し、通信データの通信先アドレスを前記機器Xの仮想プライベートネットワークアドレスから前記機器Xのグローバルネットワークアドレスへ変換するアドレス変換手段と、
を備える
ことを特徴とする通信システム。 - 認証サーバを備えており、
当該認証サーバが、
通信元の前記機器Xが接続されたプライベートネットワークの指定と通信先の前記機器Yが接続されたプライベートネットワークの指定とを受付ける通信対象ネットワーク指定受付手段と、
前記通信先の機器Yが接続されたプライベートネットワークの管理端末に認証要求を行う認証要求手段と、
前記管理端末から前記認証要求の返答として通信許可を示す情報を受信したか否かを判定する認証結果判定手段と、
前記認証要求の返答として通信許可を示す情報を受信した場合には、前記通信元の機器Xが接続されたプライベートネットワークの前記通信接続制御装置Xに対して、通信接続相手先としての前記通信接続制御装置Yのグローバルネットワークアドレスを通知し、また前記通信接続制御装置Yに対して、通信接続相手先としての前記通信接続制御装置Xのグローバルネットワークアドレスを通知する接続相手通知手段と、
を備え、
前記通信接続制御装置X、および前記通信接続制御装置Yのそれぞれが、
自装置の配下に接続されている機器のプライベートネットワークアドレスを所定の変換手法に基づいてグローバルネットワークアドレスに変換する第1アドレス変換手段と、
前記自装置の配下に接続されている機器の変換後のグローバルネットワークアドレスを前記認証サーバから通知を受けた通信接続相手先のグローバルネットワークアドレス宛に送信するアドレス通知手段と、
前記通信接続相手先から受信したグローバルネットワークアドレスを、自装置の配下に接続される機器のプライベートネットワークアドレスと同体系のアドレスであって、利用されていない任意の前記仮想プライベートネットワークアドレスへ変換する第2アドレス変換手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記通信元の機器Xは、
前記通信先の機器Yに対してコンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報を送信するコンテンツリスト問い合わせ手段を備え、
前記通信先の機器Yは、前記コンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報の受信に基づいて、前記コンテンツリストであって各コンテンツの所在場所として少なくとも機器Yのプライベートネットワークアドレスとコンテンツ識別情報とを格納しているコンテンツリストを保有している場合には、当該コンテンツリストを前記機器Xに返信するコンテンツリスト返信手段を備え、
前記通信接続制御装置Xは、前記機器Yから機器Xに対して返信されたコンテンツリストを前記機器Xに中継転送する際には、当該コンテンツリストに記載されている機器Yのプライベートネットワークアドレスを、前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスに書き換えるアドレス書換手段とを備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の通信システム。 - 一方のプライベートネットワークに接続された機器Xと、他方のプライベートネットワークに接続された機器Yとが、グローバルネットワークを介して接続された2つの通信接続制御装置であって、前記一方のプライベートネットワークに接続された通信接続制御装置Xと前記他方のプライベートネットワークに接続された通信接続制御装置Yとの中継により通信接続される通信システムにおけるネットワーク機器の共有方法であって、
前記通信接続制御装置X内の制御部により、
前記機器Xのプライベートネットワークアドレスと当該プライベートネットワークアドレスに対応するグローバルネットワークアドレスとを対応付けて記憶し、また、前記機器Yのグローバルネットワークアドレスと前記機器Xが接続されたプライベートネットワークにおける前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスとを対応付けて記憶するアドレス変換テーブルを保持する手順と、
前記機器Xから前記機器Yへの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Xのプライベートネットワークアドレスから前記機器Xのグローバルネットワークアドレスへ変換し、前記通信データの通信先アドレスを前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスから前記機器Yのグローバルネットワークアドレスへと変換し、前記機器Yから前記機器Xの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Yのグローバルネットワークアドレスから前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスへと変換し、前記通信データの通信先アドレスを前記機器Xのグローバルネットワークアドレスから前記機器Xのプライベートネットワークアドレスへ変換するアドレス変換手順と、
が行われ、
前記通信接続制御装置Y内の制御部により、
前記機器Yのプライベートネットワークアドレスと当該プライベートネットワークアドレスに対応するグローバルネットワークアドレスとを対応付けて記憶し、また、前記機器Xのグローバルネットワークアドレスと前記機器Yが接続されたプライベートネットワークにおける前記機器Xの仮想プライベートネットワークアドレスとを対応付けて記憶するアドレス変換テーブルを保持する手順と、
前記機器Xから前記機器Yへの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Xのグローバルネットワークアドレスから前記機器Xの仮想プライベートネットワークアドレスへ変換し、通信データの通信先アドレスを前記機器Yのグローバルネットワークアドレスから前記機器Yのプライベートネットワークアドレスへ変換し、前記機器Yから前記機器Xの通信接続においては、当該通信接続における通信データの通信元アドレスを前記機器Yのプライベートネットワークアドレスから前記機器Yのグローバルネットワークアドレスへ変換し、通信データの通信先アドレスを前記機器Xの仮想プライベートネットワークアドレスから前記機器Xのグローバルネットワークアドレスへ変換するアドレス変換手順と、
が行われることを特徴とするネットワーク機器の共有方法。 - 認証サーバを備えており、
当該認証サーバ内の制御部により、
通信元の前記機器Xが接続されたプライベートネットワークの指定と通信先の前記機器Yが接続されたプライベートネットワークの指定とを受付ける通信対象ネットワーク指定受付手順と、
前記通信先の機器Yが接続されたプライベートネットワークの管理端末に認証要求を行う認証要求手順と、
前記管理端末から前記認証要求の返答として通信許可を示す情報を受信したか否かを判定する認証結果判定手順と、
前記認証要求の返答として通信許可を示す情報を受信した場合には、前記通信元の機器Xが接続されたプライベートネットワークの前記通信接続制御装置Xに対して、通信接続相手先としての前記通信接続制御装置Yのグローバルネットワークアドレスを通知し、また前記通信接続制御装置Yに対して、通信接続相手先としての前記通信接続制御装置Xのグローバルネットワークアドレスを通知する接続相手通知手順と、
が行われ、
前記通信接続制御装置X、および前記通信接続制御装置Yのそれぞれの制御部により、
自装置の配下に接続されている機器のプライベートネットワークアドレスを所定の変換手法に基づいてグローバルネットワークアドレスに変換する第1アドレス変換手順と、
前記自装置の配下に接続されている機器の変換後のグローバルネットワークアドレスを前記認証サーバから通知を受けた通信接続相手先のグローバルネットワークアドレス宛に送信するアドレス通知手順と、
前記通信接続相手先から受信したグローバルネットワークアドレスを、自装置の配下に接続される機器のプライベートネットワークアドレスと同体系のアドレスであって、利用されていない任意の前記仮想プライベートネットワークアドレスへ変換する第2アドレス変換手順と、
が行われることを特徴とする請求項4に記載のネットワーク機器の共有方法。 - 前記通信元の機器X内の制御部により、
前記通信先の機器Yに対してコンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報を送信するコンテンツリスト問い合わせ手順が行われ、
前記通信先の機器Y内の制御部により、
前記コンテンツリスト保有有無の問い合わせ情報の受信に基づいて、前記コンテンツリストであって各コンテンツの所在場所として少なくとも機器Yのプライベートネットワークアドレスとコンテンツ識別情報とを格納しているコンテンツリストを保有している場合には、当該コンテンツリストを前記機器Xに返信するコンテンツリスト返信手順が行われ、
前記通信接続制御装置X内の制御部により、
前記機器Yから機器Xに対して返信されたコンテンツリストを前記機器Xに中継転送する際には、当該コンテンツリストに記載されている機器Yのプライベートネットワークアドレスを、前記機器Yの仮想プライベートネットワークアドレスに書き換えるアドレス書換手順が
行われることを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載のネットワーク機器の共有方法。
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