JP2008047009A - コインセレクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コイン通路に隣接して設けられ、進行方向に対しクロスする方向に間隔をおいてコインの端部にそれぞれ相対配置した第1のセンサと第2のセンサとを有し、前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別するようにしたコインセレクタにおいて、前記コインの周方向に移動可能に構成された前記一対のコイン周面ガイド166と、前記コインの直径に相当する周面を有する基準体と、前記基準体を挟むように接触する一対の検知体と、前記一対の検知体と前記一対のコイン周面ガイドの対応する検知体とコイン周面ガイドとをリンクする一対のリンク手段と、を有することを特徴とするコインセレクタである。
【選択図】図6
Description
特に本発明は、直径の異なる複数種類のコインをそれぞれ精度良く判別できるコインセレクタに関する。
さらに本発明は、直径の異なる複数種類のコインをそれぞれ精度良く判別できる小型のコインセレクタに関する。
なお、本明細書で使用する「コイン」は、通貨であるコインの他、ゲーム機用のメダルやトークンの総称である。
また、コイン形状は、円盤形、六角形、七角形及び八角形等ほぼ円板形を含むものである。
すなわち、コインの真偽判定を精度良く行うため、コインの面に対して相対配置され、かつ、所定の間隔で配置された一対のコイン面ガイド、及び、前記コインの周に対して相対配置され、かつ、コイン直径よりも大きい間隔で配置された一対のコイン周面ガイドにより構成されたコイン通路と、前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて配置した第1のセンサと第2のセンサとを有し、前記第1と第2のセンサはコアにコイルを巻き付けたものであるコインセレクタのコインセンサにおいて、コアのコイン通路に相対する形状が矩形状であることを特徴とするコインセレクタである(特許文献1参照)。
詳述すれば、コイン通路のコイン直径方向の幅が最大径コイン、例えば26.5φのコイン用にコイン周面ガイドの間隔が設定されている場合、最小径の21φのコインが一方のコイン周面ガイドに近接して通過した場合、第2のセンサのコアにコインの面が実質的に相対しないため、第2のセンサから正確な出力を得ることができず、精度の良い真偽判別が出来ない懸念がある。
この解決のため、小径から大径までのコインに相対するよう第1のセンサ及び第2のセンサを配置することも可能であるが、コイン通路と第1のセンサ及び第2のセンサとの組み付け誤差、及び、第1のセンサと第2のセンサの特徴誤差等の影響を受け、判別精度が低下するため俄に採用することができない。
また、コイン周面ガイドの間隔が21φのコイン用に設定されたコインセレクタに交換することができるが、新たなコインセレクタを購入せねばならない問題がある。
一方、第1センサと第2センサはコイン通路に対して固定的に配置されているので、第1センサ及び第2センサとコインとの位置関係が前記第1の従来技術と同様の状態になることがあり、精度の良い真偽判別が出来ない問題がある。
本発明の第2の目的は、第1の目的のコインセレクタの大きさをほとんど変えることなく達成できる小型のコインセレクタを提供することである。
本発明の第3の目的は、第1の目的を簡単な装置で安価に達成でき るコインセレクタを提供することである。
請求項1の発明は、コインの面に対して相対配置され、かつ、所定の間隔で配置された一対のコイン面ガイド、及び、前記コインの周に対して相対配置され、かつ、コイン直径よりも大きい間隔で配置された一対のコイン周面ガイド(166、168)により構成されたコイン通路(152)と、前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、前記コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて前記コイン通路に対し固定状態に前記コインの端部にそれぞれ相対配置した第1のセンサ(298-1)と第2のセンサ(298-2)とを有し、前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別するようにしたコインセレクタにおいて、前記コインの周方向に移動可能に構成された前記一対のコイン周面ガイドと、前記コインの直径に相当する面を有する基準体(194)と、前記基準体に接触する検知体(234、236)と、前記検知体と前記一対のコイン周面ガイドとをリンクするリンク手段(198)とを有することを特徴とするコインセレクタである。
請求項2の発明は、コインの面に対して相対配置され、かつ、所定の間隔で配置された一対のコイン面ガイド、及び、前記コインの周に対して相対配置され、かつ、コイン直径よりも大きい間隔で配置された一対のコイン周面ガイドにより構成されたコイン通路と、前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて前記コイン通路に対し固定状態に前記コインの端部にそれぞれ相対配置した第1のセンサと第2のセンサとを有し、前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別するようにしたコインセレクタにおいて、前記コインの周方向に移動可能に構成された前記一対のコイン周面ガイドと、前記コインの直径に相当する周面を有する基準体と、前記基準体を挟むように接触する一対の検知体と、前記一対の検知体と前記一対のコイン周面ガイドの対応する検知体とコイン周面ガイドとをリンクする一対のリンク手段と、を有することを特徴とするコインセレクタである。
請求項3のコインセレクタは、請求項1または2のコインセレクタにおいて、前記基準体は前記コイン通路に対し平行する平面内に配置されていることを特徴とする。
請求項4のコインセレクタは、請求項3のコインセレクタにおいて、基準体は所定の回転軸を中心に回動自在であり、さらに、前記回転軸からの距離が異なり、かつ、前記回転軸に対し対称に同一半径の複数の基準周縁を有するカムであることを特徴とする。
請求項5のコインセレクタは、請求項1または2のコインセレクタにおいて、基準体は、コインであることを特徴とする。
請求項6のコインセレクタは、請求項4のコインセレクタにおいて、前記カムがコインセレクタ本体の取付板に取り付けた回転軸に前記取付板を挟んで固定された第1カムと第2カムにより構成され、 前記検知体が前記第1カムの周面に接触する第1検知体と前記第2カムの対応する周面に接触する第2検知体とを有し、前記コイン周面ガイドが前記第1検知体と前記第2検知体と一体的に形成され、かつ、移動することを特徴とする。
一対のコイン周面ガイドは、使用されるコインの直径に対応する面を有する前記基準体に基づき、前記検知体と前記コイン周面ガイドとをリンクする一対のリンク手段を介して位置決めされる。
換言すれば、コイン通路のコイン直径方向の幅は基準体によって使用されるコイン直径に対し最適となるよう設定されている。
よって、投入されたコインは、コイン通路において一対のコイン周面ガイドによって第1のセンサと第2のセンサに対して最適な位置に案内される。
コイン通路を進行するコインは、前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて前記コイン通路に対し固定状態に前記コインの端部にそれぞれ相対配置された第1のセンサと第2のセンサによって検知され、前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別される。
径が異なるコインに変更された場合、コインの直径に相当する面を有する基準体に変更される。
これにより、変更された基準体に接触する一対の検知体の位置が移動するため、リンク手段を介して一対のコイン周面ガイドの位置が対称に移動される。
よって、変更された直径のコインを投入した場合、一対のコイン周面ガイドによって、前述のように、第1及び第2センサに対し最適な位置に案内され、前記第1センサ及び第2センサによる検知に基づいて真偽判別が行われる。
請求項2の発明において、コイン投入口から投入されたコインは、コイン通路において、その面を所定の間隔で配置された一対のコイン面ガイドにより、及び、その周面をコイン直径よりも大きい間隔で配置された一対のコイン周面ガイドにより案内されて進行する。
一対のコイン周面ガイドは、使用されるコインの直径に対応する周面を有する前記基準体を挟むように接触する一対の検知体の位置に基づき、前記検知体と前記コイン周面ガイドとをリンクする一対のリンク手段を介して位置決めされる。
換言すれば、コイン通路のコイン直径方向の幅は基準体によって使用されるコイン直径に対し最適となるよう設定されている。
よって、投入されたコインは、コイン通路において一対のコイン周面ガイドによって第1のセンサと第2のセンサに対して最適な位置に案内される。
コイン通路を進行するコインは、前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて前記コイン通路に対し固定状態に前記コインの端部にそれぞれ相対配置された第1のセンサと第2のセンサによって検知され、前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別される。
径が異なるコインに変更された場合、コインの直径に相当する周面を有する基準体に変更される。
これにより、変更された基準体に接触する一対の検知体の位置が移動するため、リンク手段を介して一対のコイン周面ガイドの位置が対称に移動される。
よって、変更された直径のコインを投入した場合、一対のコイン周面ガイドによって、前述のように、第1及び第2センサに対し最適な位置に案内され、前記第1センサ及び第2センサによる検知に基づいて真偽判別が行われる。
請求項3の発明において、前記基準体は板状であり、かつ、前記コイン通路に対し平行する平面内に配置されている。
この構成により、基準体は板状であり、かつ、コイン通路に並列配置されるので、設置スペースを取らず、小型のコインセレクタ内において実現できる利点を有する。
請求項4の発明において、基準体は所定の回転軸を中心に回動自在であり、さらに、前記回転軸からの距離が異なり、かつ、前記回転軸に対し対称に同一半径の複数の基準周縁を有するカムである。
この構成により、回転軸を回転することにより基準体を回転することができる。
基準体が回転した場合、回転軸からの距離が異なる基準周縁に検知体が接触し、その位置が変更される。
検知体の位置変更に対応してリンク手段を介して一対のコイン周面ガイドの位置が第1及び第2センサに対し対称に移動される。
よって、コイン周面ガイドの間隔は、回転軸の回転により、使用されるコインの直径に適応して調整されるので、簡単に変更できる利点がある。
請求項5の発明は、請求項1のコインセレクタにおいて、基準体がコインである。
この構成において、新たに基準体を作成する必要がない利点を有する。
請求項6の発明は、請求項2のコインセレクタにおいて、前記カムがコインセレクタ本体の取付板に取り付けた回転軸に前記取付板を挟んで固定された第1カムと第2カムにより構成され、前記検知体が前記第1カムの周面に接触する第1検知体と前記第2カムの対応する周面に接触する第2検知体とを有し、前記コイン周面ガイドが前記第1検知体と前記第2検知体と一体的に形成され、かつ、移動する。
この構成において、第1検知体と第2検知体とは取付板を間に挟んで離隔配置され、かつ、離隔配置された第1カムと第2カムの周面にそれぞれ接触している。
第1検知体と第2検知体及びコイン周面ガイドとは一体的に構成されているから、それらは基準体の周面位置に応じて平行移動する。
よって、一対のコイン周面ガイドが平行移動して使用コインの直径に適合した所定の位置関係に調整される利点がある。
コイン通路が垂直である場合、コインは重力により実質的に制約を受けずにコイン通路を落下できるので、コインの落下スピードが増す。
したがって、ゲーム機などに用いた場合、スピーディな真偽判別を行うことが出来る利点がある。
コアが横長の形状である場合、コインの大小による円弧部の面積差が小さくなるので、コイン毎の判別基準を設けなくとも複数個のコインで共通の判別基準にすることができる利点がある。
図2は実施例1のコインセレクタの平面図である。
図3は図2におけるA−A線断面図である。
図4は実施例1のコインセレクタの分解斜視図である。
図5は実施例1のコインセレクタのセンサ部の分解斜視図である。
図6は実施例1のコインセレクタの作用説明図である。
本体102は、コインセンサ手段106、振り分け手段108等の部品が取り付けられ、全体として厚みを有する矩形の板状である。
本体102は、通常、樹脂成形され、垂立する側壁122、124から突出する突起126、128、132、134をコイン処理機(図示せず)の係止部に係止することにより取り付けられる。
投入口104は、コインCが垂立状態で投入される開口であり、図2に示すように、平面視細長矩形をしている。
投入口104は図4に示すように、矩形の平板142に形成され、当該平板142はスクリュウ144によって本体102に固定されている。
投入口104は図3に示すように、コインCの周面に相対する上端146の幅が下端148よりも大きく形成され、断面が下すぼまりの倒立台形に形成されている。
コインセンサ手段106は、コイン通路152、コインセンサ154を含んでいる。
コインセンサ手段106は、コインCをコイン通路152の所定位置を通過させ、換言すれば、コインCをコインセンサ154に対し最適な位置を通過させることにより、コインセンサ154から最適なコインの特徴に関する信号を得られるようにする機能を有する。
コイン通路152は、投入口104に投入されたコインCを案内する機能を有する。
コイン通路152は、第1コイン面ガイド162、第2コイン面ガイド164、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168によって画定された断面矩形の縦向き通路である。
第1コイン面ガイド162は、平板状の第1ガイド172の垂立する平面である。
第2コイン面ガイド164は、平板状の第2ガイド174の垂立する平面である。
第1ガイド172と第2ガイド174は、第2ガイド174の上下両側端部に形成したフック176A、176B、176C及び176Dを第1ガイド172の裏面に係止することにより仮止めされ、一体化される。
本実施例において、第1ガイド172の第1コイン面ガイド162の上下左右端部を第2ガイド174のフック176A、176B、176C及び176Dの間に嵌め合うことにより第1ガイド172と第2ガイド174とが所定の関係に位置決めされる。
具体的には、第1コイン面ガイド162と第2コイン面ガイド164との間隔は、第2ガイド174に形成した突起178A、178B、178C、178Dに第1コイン面ガイド162が突き当てられることより所定間隔で平行に配置される。
第1コイン面ガイド162と第2コイン面ガイド164との間隔は、使用が想定される最大厚みのコインが通過できるように設定されている。
第1ガイド172と第2ガイド174は、左右端部の凸部179A、179Bの貫通孔を貫通するスクリュウ180A、180Bを第2ガイド174の凸部181A、181Bにねじ込むことにより固定される。
第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168は、縦長の断面矩形の棒状であり、縦向きに第1コイン面ガイド162と第2コイン面ガイド164との間に移動可能に配置される。
図3に示すように、第1コイン周面ガイド166の上端部は外向きに拡開する上向き斜面182に形成されている。
第1コイン周面ガイド166は、上向き斜面182に連続する第1垂立面166Gを有する。
同様に第2コイン周面ガイド168は、上向き斜面184及びそれに連続する第2垂立面168Gを有する。
第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168は、コイン通路152の軸線である中心線Lに対し対称に配置されている。
よって、コイン通路152の幅は、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168の上向き斜面182、184及び第1垂立面166G、第2垂立面168Gによって画定される。
コイン通路152の幅は、上向き斜面182、184部においては投入口104側から下向きに縮小し、第1垂立面166G及び第2垂立面168G部においては同一幅で下方に伸びている。
コイン通路152の上端は投入口104の下端148の真下に配置され、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168の上端は、最大径コインに対応する位置に配置された場合、平板142の下方に位置し、中間径及び最小径コインに対応する位置においては平板142の下方から突出する位置に配置される。
調整手段192は、第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168との間の距離を調整する機能を有する。
調整手段192は、使用されるコインの直径に相当する周面を有する基準体194と、基準体194を挟んで位置する一対の検知手段196とリンク手段198及び操作体202を含んでいる。
基準体194は、第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168との間の距離を設定する基準となる。
本実施例において、基準体194は回転自在に取り付けられたカム204である。
カム204は、本体102の垂立するセンサ取付板206に回転自在に取り付けられた回転軸208に固定され、かつ、取付板206の表側に配置された第1カム204A及びセンサ取付板206の裏側に配置された第2カム204Bとにより構成されている。
回転軸208の回転軸線は、コイン通路152の軸線Lに対し直交される。
第1カム204A及び第2カム204Bはガイド通路152と平行な面内に配置されている。
換言すれば、第1カム204A及び第2カム204Bは取付板206と平行に配置されている。
しかし、第1カム204Aは一枚のカム板により構成することができる。
第1カム204Aと第2カム204Bとは同一形状であるので、第1カム204Aを代表して説明する。
図6(A)に示すように、第1カム204Aは、それぞれ半径が異なる第1基準面208A、第2基準面212A及び第3基準面214Aが等分に形成されている。
第1基準面208A、第2基準面212A及び第3基準面214Aに対し回転軸208の回転軸線に対し点対称に第1基準面208B、第2基準面212B及び第3基準面214Bが形成されている。
第2カム204Bは回転軸208の端部に一体的に形成され、第1カム204Aは回転軸208の端面にスクリュウ216によって固定されている。
第1カム204Aと第2カム204Bとの第1基準面208A、208B、第2基準面212A、212B及び第3基準面214A、214Bはそれぞれ同位相に配置されている。
なお、本実施例において、第1基準面208A、208Bは直線状に形成されているため正確には同一半径ではないが、後述の第1検知縁238A、242A及び第2検知縁238B、242Bと面接触する範囲を便宜的に同一半径として説明する。
検知手段196は、基準体194の基準面の位置を検知する機能を有する。
検知手段196は、基準体194を挟んで対称に配置された基準幅検知手段232を有する。
本実施例において基準幅検知手段232は、基準体194が第1カム204Aと第2カム204Bを含んでいるので、それら第1カム204A及び第2カム204Bに対応する第1検知体234と第2検知体236とを含んでいる。
第1検知体234は第1検知片234Aと第2検知片234Bとを含み、それらが第1カム204Aを挟んで対称に配置されている。
第1検知片234Aは、垂立する第1検知縁238Aを第1カム204A側に有し、第1カム204Aの周面に接触可能である。
第2検知片234Bは、垂立方向に伸びる第2検知縁238Bを第1カム204A側に有し、第1カム204Aの周面に接触可能である。
第2検知体236は、第1検知片236Aと第2検知片236Bとを含み、それらは第2カム204Bを挟んで対称に配置されている。
第1検知片236Aは、垂立する第1検知縁242Aを第2カム204B側に有し、第2カム204Bの周面に接触可能である。
第2検知片236Bは、垂立方向に伸びる第2検知縁242Bを第2カム204B側に有し、第2カム204Bの周面に接触可能である。
第1検知片236Aと第2検知片236Bの側面にはそれぞれ横方向に突出する楕円形の第1被案内突起244A、第2被案内突起244Bが一体に形成されている。
第1被案内突起244Aの上下には円柱形の取り付け突起246A、246Bが、第2被案内突起244Bの上下には円柱形の取り付け突起248A、248Bが横方向突出して配置されている。
第1被案内突起244A、取り付け突起246A、246B、第2被案内突起244B、取り付け突起248A、248Bは、取付板206に形成された横向き楕円形のスライド孔252A、252B、254A、254B、256A、256Bにそれぞれ横方向にスライド可能に挿入されている。
第1検知片234Aは取付板206の表側からあてがわれ、スクリュウ258A、258B、258Cによって第1被案内突起244A、取り付け突起246A、246Bに固定されている。
これにより、第1検知片234A及び236Aは取付板206に対し横方向にスライド可能である。
同様に第2検知片234Bは取付板206の表側からあてがわれ、スクリュウ262A、262B、262Cによって第2被案内突起244B、取り付け突起248A、248Bに固定されている。
これにより、第2検知片234B及び236Bは取付板206に対し横方向にスライド可能である。
付勢手段268、276は、第1検知片234A、236A及び第2検知片234B、236Bに接触させる機能を有する。
本実施例において付勢手段268及び276は弾性体であるスプリングである。
第1検知片234Aの上方に突出する突起264Aと第2検知片234Bの上方に突出する突起266Aとの間にスプリング268Aをフックし、下方に突出する突起264Bと266Bとの間にスプリング268Bをフックし、第1検知縁238A及び第2検知縁238Bが第1カム204Aを左右から挟むようその周縁に所定の力で接触させる。
同様に、第1検知片236Aの上方に突出する突起272Aと第2検知片236Bの上方に突出する突起274Aとの間にスプリング276Aをフックし、下方に突出する突起272Bと274Bとの間にスプリング276Bをフックし、第1検知縁242A及び第2検知縁242Bが第2カム204Bを左右から挟むようその周縁に所定の力で接触させる。
これにより、第1検知縁238A、242Aは、それぞれ第1カム204A及び第2カム204Bの右側周面に接触し、第2検知縁238B、242Bはそれぞれ第1カム204A及び第2カム204Bに左側周面に接触する。
換言すれば、第1検知体234A、236Aと第2検知体234B、236Bとは、第1カム204A及び第2カム204Bの周面によって、回転軸208の回転軸線に対し対称にその半径に応じた所定の位置に移動される。
操作体202は、円板形であって、リング状のつば部202Aと円形凸部202B及び円形凸部202Bの端面に形成された凸条202Cとを含んでいる。
操作体202は、第1カム204Aの端面の軸部292に回動不能に嵌め合わされ、カバー294の円形装着孔296に円形凸部202Bを挿入し、つば部202Aの位置をカバー294内面で規制することによりカム204を回転できるよう取り付けられている。
カバー294は、フック(図示せず)等により取付板206に着脱可能に固定されている。
カバー294の円形装着孔296の周囲には基準体194の位相が間接的に確認できるよう、図1に示すようにマーク299L、299M及び299Sが配置される。
マーク299Lは、所謂、時計の10時の位置に配置され、かつ、第1検知縁238A、242Aが第3基準面214A、214Bにそれぞれ接触する位置を表す。
マーク299Mは12時の位置に配置され、かつ、第1検知縁238A、242Aが第2接触面212A、212Bにそれぞれ接触する位置を表す。
マーク299Sは2時の位置に配置され、かつ、第1検知縁238A、242Aが第1接触面208A、208Bにそれぞれ接触する位置を表す。
なお、マーク299L、299M及び299Sは、必要に応じ設ければよい。
なぜなら、第1カム204Aの第1基準面208A、208B、第2基準面212A、212B及び第3基準面214A、214Bと第1検知縁238A、242A及び第2検知縁238B、242Bとがそれぞれ面接触した場合、第1カム204A、第2カム204Bに保持力が作用し、操作体202を回動させる際に保持感を感じることができるからである。
リンク手段198は、第1コイン周面ガイド166を第1検知片234A、236Aと、第2コイン周面ガイド168を第2検知体234B、236Bとそれぞれ一体的に移動させる機能を有する。
リンク手段198は第1検知片236Aと第1コイン周面ガイド166とを連結するリンク部材282A、282B及び第2検知体236Bと第2コイン周面ガイド168とを連結するリンク部材284A、284Bを含んでいる。
これにより、第1コイン周面ガイド166は、第1検知片234A、236Aの位置と、第2コイン周面ガイド168は第2検知片234B、236Bの位置に連動して移動する。
換言すれば、第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168とはカム204の半径に基づいてコイン通路152の軸線Lに対し接近し又は離隔するよう対称に移動される。
本実施例において、第1カム204Aと第2カム204Bの周面に第1検知片234A及び236Aの第1検知縁238A及び242Aが接触するので、リンク部材282A、282Bは平行移動され、結果として第1コイン周面ガイド166は中心線Lに対し平行移動される。
同様に、第2コイン周面ガイド168も中心線Lに対し平行移動される。
さらに、第1基準面208A、208B、第2基準面212A、212B及び第3基準面214A、214Bは同一半径の基準面が回転軸208の回転軸線に対し点対称に形成されているので、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168は、コイン通路152の中心線Lに対して同期して逆方向に移動する。
換言すれば、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168は、中心線Lに対して同期して互いに近づき、若しくは、離れる方向へ移動する。
センサ手段106は、コイン通路152を通過するコインCの特徴、例えば、直径、材質、厚みに関する特徴を検出する機能を有する。
本実施例においてセンサ手段106は磁気センサ154であり、コイン通路152の前後に配置した一対のコア体294A及び294Bよりなる第1センサ154A及び、それらコアのすぐ下に配置した一対のコア体296A及び296Bからなる第2センサ154Bを含んでいる。
第1センサ154A及び第2センサ154Bは、第1コイン周面ガイド166の第1垂立面166G及び第2コイン周面ガイド168の第2垂立面168Gに相対して配置され、コイン通路152に隣接配置されている。
換言すれば、コインCの直径部が第1コイン周面ガイド166の第1垂立面166G及び第2コイン周面ガイド168の第2垂立面168Gに案内されている状態において、センサ手段106によってコインCの特徴が検出される。
各コア体294A、294B、296A及び296Bには、それぞれ矩形であって、中心線Lに相対してセンターコア298C、その右側に右コア298R、左側に左コア298Lが形成され、各コアに電線(図示せず)が巻き付けられている。
コア体294Aと296Aは、樹脂製の第1ガイド172の裏面に配置され、基板302Aをスクリュウ(図示せず)によって背面から押し付けることにより保持されている。
同様にコア体294Bと296Bは、樹脂製の第2ガイド174の裏面に配置され、基板302Bをスクリュウ(図示せず)によって背面から押し付けることにより保持されている。
第1センサ154Aの中央のコア298CによってコインCの厚みに関する特徴情報を得る。
第1センサ154Aの両サイドのコア298R、298LによってコインCの直径に関する特徴情報を得る。
第2センサ154Bの中央のコア298CによってコインCの材質に関する特徴情報を得る。
第2センサ154Bの両サイドのコア298R、298LによってコインCの直径に関する特徴情報を得る。
よって、第1センサのコア298Rと第2センサのコア298Rが本発明の第1のコインセンサ298-1を構成し、第1センサのコア298Lと第2センサのコア298Lが本発明の第2のコインセンサ298-2を構成する。
そして図示しない判別装置により、第1センサ154A及び第2センサ154Bからの特徴情報に基づいてコインCの真偽判別を行う。
なお、必要に応じ第2センサ154Bを使用しないことができる。
振り分け手段108は、上記判別装置からの信号に基づいて正貨を正貨口110に、偽貨を偽貨口112に案内する機能を有する。
本実施例において、振り分け手段108はコイン通路152の下方に配置され、中心線Lに対し斜めに配置された板状の振り分け体312である。
この振り分け体312は、判別装置の正貨信号によりソレノイド(図示せず)が励磁されてコイン通路152の下方から退避され、ソレノイドが消磁されている場合、コイン通路152の下方にスプリング力で位置される。
よって、コイン通路152を落下した正貨コインCは振り分け体312に衝突することなく真下に落下し、正貨口110から落下する。
振り分け体312がコイン通路152の下方に位置する場合、落下するコインCは振り分け体312に衝突して図3において右方へ案内され、偽貨口112から落下する。
コインセレクタ100は、本体102が垂立する状態にゲーム機等に取り付けられる。
換言すれば、コイン通路152は上下方向に垂立する状態に取り付けられる。
操作凸条202Cを親指と人差し指で摘んで反時計方向に回転させ、操作凸条202Cの端部がマーク299Lに対し相対するように10時の位置まで反時計方向へ回す。
これにより操作体202が回動し、軸部292を介して第1カム204A及び回転軸208を介して第2カム204Bが一体的に回転され、最大半径部である第3基準面214A、214Bが第1検知体234及び第2検知体236に相対する。
詳述すれば、第1カム204Aの第3基準面214Aが第1検知片234Aの第1検知縁238Aと面接触し、他方の第3基準面214Bが第2検知片234Bの第2基準縁238Bに面接触する。
さらに、第2カム204Bの第3基準面214Aが第2検知体236の第1検知片236Aの第1検知縁242Aと面接触し、他方の第3基準面214Bが第2検知片236Bの第2検知縁242Bと面接触する(図6(A)イ参照)。
これにより、第1被案内突起244A、突起246A、246Bはそれぞれスライド孔252A、254A、254Bによって図6において右方へ水平に案内される(図6(A)イ参照)。
これにより、第1コイン周面ガイド166は第1検知縁238A、242Aの位置に対応した位置に平行移動される。
同様に、第2コイン周面ガイド168は、軸292の軸心を中心に点対称に配置された第3基準面214Bに第2検知縁238B、242Bが面接触し、第2検知縁238B、242Bの位置に応じた位置に平行移動される。
換言すれば、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168はコイン通路152の軸線Lに対し対称に互いに離れる方向に平行移動され、コイン通路152の幅が規制される(図6(A)ロ参照)。
第1カム204Aの第3基準面214Aが第1検知片234Aの第1検知縁238Aと面接触し、かつ、第3基準面214Bが第2検知縁238Bに、第2カム204Bの第3基準面214Aが第1検知片236Aの第1検知縁242Aと面接触し、かつ、第3基準面214Bが第2検知縁238Bと面接触するので、スプリング268A、268B、276A、276Bの弾発力により、第1カム204A及び第2カム204Bはその状態に静止される力を受ける。
次に、第1コイン周面ガイド166の上向き斜面182と第2コイン周面ガイド168の上向き斜面184によって形成される下すぼまり部によってさらに軸線LにコインCの中心が近づくよう案内される。
これにより、コインCは、第1コイン周面ガイド166の垂立面166Gと第2コイン周面ガイド168の垂立面168Gにより構成されるコイン通路152をそれら垂立面166G、168Gによって案内されつつ落下する。
この落下途上において、コインLC1の右端部はコア298Rに、左端部はコア298Lに、中央部はコア298Cに相対する。
第1センサ154Aのコア298R及び298Lに巻き付けたコイルからはコインLC1の直径に関連する特徴情報が得られ、コア298Cに巻き付けたコイルからは材質に関連する特徴情報が得られる。
第2センサ154Bのコア298R及び298Lに巻き付けたコイルからはコインLC1の直径に関連する特徴情報が得られ、コア298Cに巻き付けたコイルからは厚みに関連する特徴情報が得られる。
よってこれらコイルから得られた特徴情報を総合的に判別し、コインLC1の真偽が判別される。
コインLC1が真正コインに判別された場合、図示しないソレノイドが励磁され、振り分け体312がコイン通路152の下方から退避される。
よって、真正コインLC1は正貨口110から落下する。
コインCが偽コインに判別された場合、ソレノイドは励磁されず、振り分け体312はコイン通路152の下方に位置する。
よって、コイン通路152を落下した偽コインLC1は振り分け体312に衝突して図3において右方へ跳ね返って偽貨口112から落下する。
ここで「コアがコインと相対する」とは、直径検出のための矩形のコア298R及び298Lの上縁及び下縁に対しコインLC1の外周縁が重なりあう場合をいい、コインLC1の外周縁がコア298R及び298Lの上縁及び下縁と相対しない場合を含まない。
コインLC1の外周縁がコア298R及び298Lの上縁及び下縁と相対する長さは、コア298R及び298Lの上縁及び下縁長さの二割以上に設定することが好ましい。
二割以上に設定した場合、組み付け誤差やセンサの特性に相違がある場合であっても、信頼性のある情報を得ることができるからである。
よって、第3基準面214A、214Bによって位置決めされた第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168によって判別可能なコインCは、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168を落下できるコイン直径を最大直径とし、コインCの外周縁がコア298R及び298Lの上縁及び下縁に対し少なくとも二割相対するコインSC1を最小直径とするコインである。
凸条202Cを親指と人差し指で摘んで時計方向に回す。
回動初期には第1カム204Aと第1検知縁238A及び第2カム204Bと第1検知縁242A並びに第1カム204Aと第2検知縁238B及び第2カム204Bと第2検知縁242Bとの接触する半径が増大方向になるため、操作体202の回転に抵抗感がある。
しかし、第2基準面212Aと第1検知縁238A、242A及び第2基準面212Bと第2検知縁238B、242Bとが対面するようになると、スプリング268A、268B、276A、276B、の弾発力に基づいてそれら検知縁から回動力を受け時計方向に回動される。
第2基準面212Aと第1検知縁238A、242A及び第2基準面212Bと第2検知縁238B、242Bとが面接触した場合、スプリング268A、268B、276A及び276Bの弾発力に基づいてその状態を保持される(図6(B)イ参照)。
この設定において、中間径最大のコインMLCが投入された場合、前述のようにコインの真偽判別のためのコイン特徴情報が取得判別され、正貨口110若しくは偽貨口112に振り分けられる。
この設定の場合も前記同様に、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168を落下できるコイン直径を最大直径とし、コインCの外周縁がコア298R及び298Lの上縁及び下縁に相対するコインMSCを最小直径とするコインである(図6(B)ロ参照)。
前述同様、凸条202Cを親指と人差し指で摘んで時計方向に回す。
回動初期には第1カム204Aと第1検知縁238A及び第2カム204Bと第1検知縁242A並びに第1カム204Aと第2検知縁238B及び第2カム204Bと第2検知縁242Bとの接触半径が増大方向になるため、操作体202の回転に抵抗感がある。
しかし、第1基準面208Aと第1検知縁238A、242A及び第1基準面208Bと第2検知縁238B、242Bとが対面するようになると、スプリング268A、268B、276A及び276Bの弾発力に基づいてそれら検知縁から回動力を受け時計方向に回動される。
第1基準面208Aと第1検知縁238A、242A及び第1基準面208Bと第2検知縁238B、242Bとが面接触した場合、スプリング268A、268B、276A及び276Bの弾発力に基づいてその状態を保持される(図6(C)イ参照)。
この設定において、コインSLCが投入された場合、前述のようにコインの真偽判別のためのコイン特徴情報が取得判別され、正貨口110若しくは偽貨口112に振り分けられる。
この設定の場合も前記同様に、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168を落下できるコイン直径を最大直径とし、コインCの外周縁がコア298R及び298Lの上縁及び下縁に相対するコインSSCを最小直径とするコインである(図6(C)ロ参照)。
実施例2は、基準体194として判別対象のコインを用いる例である。
実施例1の第1検知片234Aに対応する第1検知片402Aと第2検知片234Bに対応する第2検知片402Bが設けられ、それらの上下端部に形成されたフック404U、404Lと406U、406Lとの間にフックされたスプリング408A、408Bによって近づくように付勢されている。
第1検知片402Aには垂立する第1検知縁412Aが形成され、かつ、第1検知縁412Aの下端から第2検知片402Bに向かって伸びる第1載置片414Aが形成されている。
第2検知片402Bにも垂立する第2検知縁412Bが形成され、かつ、第2検知縁412Bの下端から第2検知片402Aに向かって伸びる第2載置片414Bが形成されている。
第1載置片414Aの上側縁416Aは、下方に向かう下向き斜面に形成されている。
第2載置片414Bの上側縁416Bも、下方に向かう下向き斜面に形成されている。
換言すれば、上側縁416A及び上側縁416Bが下向き斜面であるので、それらに載置されたコインは、自重により転がって自動的に最下部において安定する利点がある。
第1検知片402A及び第2検知片402Bは、実施例1と同様に図示しないリンク部材198によってそれぞれ第1コイン周面ガイド166、第2コイン周面ガイド168に接続されている。
使用するコインに応じた第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168の間隔に設定する場合、大径コインLCの周面が第1載置縁416Aと第2載置縁416Bに載置された状態で第1検知縁412Aと第2検知縁412Bとの間に挟む。
これにより、第1検知縁412Aと第2検知縁412Bとの間隔は挟まれた大径コインLCの直径に相当する距離に設定される。
よって、第1検知片402Aに連動して第1コイン周面ガイド166が移動され、第2検知片402Bに連動して第2コイン周面ガイド168が移動し、それらの垂立縁166G及び168Gの間隔が設定される。
詳述すれば、第1検知縁412Aと第2検知縁412Bとに挟まれた大径コインLCの直径よりも僅かに幅広に位置決めされるように設定されている。
よって、第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168との距離は、コインLCの直径よりも僅かに幅広に設定される。
これにより、投入されたコインLCは実施例1と同様に真偽を判別され、正貨口110若しくは偽貨口112に振り分けられる。
第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168との距離が中径コインMCよりも僅かに広く設定される。
こにより、投入されたコインMCは各センサによって特徴情報を取得され、判別装置によって判別され、正貨口110若しくは偽貨口112に案内される。
第1コイン周面ガイド166と第2コイン周面ガイド168との間が小径コインSCよりも僅かに広く設定される。
こにより、投入されたコインMCは各センサによって特徴情報を取得され、判別装置によって判別され、正貨口110若しくは偽貨口112に案内される。
また、第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168が連動して平行移動するよう構成することにより、一の基準面よりなるカムにより基準体を構成することができ、さらに、基準面はカムの周面に限定されない。
さらに、基準縁を回転軸を中心に対称とするカムに形成しないこともできる。
さらにまた、カムをインボリュート曲線とし、無段階に第1コイン周面ガイド166及び第2コイン周面ガイド168の位置を調整可能にすることができる。
102 本体
152 コイン通路
162、164 コイン面ガイド
166、168 コイン周面ガイド
194 基準体
198 リンク手段
206 取付板
204A 第1カム
204B 第2カム
208 回転軸
208A、212A、214A、208B、212B、214B 基準周縁
234 第1検知体
236 第2検知体
298-1 第1のセンサ
298-2 第2のセンサ
Claims (6)
- コイン(C)の面に対して相対配置され、かつ、所定の間隔で配置された一対のコイン面ガイド(162、164)、及び、前記コインの周に対して相対配置され、かつ、コイン直径よりも大きい間隔で配置された一対のコイン周面ガイド(166、168)により構成されたコイン通路(152)と、
前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、前記コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて前記コイン通路に対し固定状態に前記コインの端部にそれぞれ相対配置した第1のセンサ(298-1)と第2のセンサ(298-2)とを有し、前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別するようにしたコインセレクタにおいて、
前記コインの周方向に移動可能に構成された前記一対のコイン周面ガイドと、前記コインの直径に相当する周面を有する基準体(194)と、
前記基準体に接触する検知体(234、236)と、
前記検知体と前記一対のコイン周面ガイドとをリンクするリンク手段(198)と、
を有することを特徴とするコインセレクタ。 - コイン(C)の面に対して相対配置され、かつ、所定の間隔で配置された一対のコイン面ガイド(162、164)、及び、前記コインの周に対して相対配置され、かつ、コイン直径よりも大きい間隔で配置された一対のコイン周面ガイド(166、168)により構成されたコイン通路(152)と、
前記コイン通路に隣接して設けられ、かつ、前記コインの進行方向に対してクロスする方向に間隔をおいて前記コイン通路に対し固定状態に前記コインの端部にそれぞれ相対配置した第1のセンサ(298-1)と第2のセンサ(298-2)とを有し、
前記第1と第2のセンサからの出力に基づいてコインの真偽を判別するようにしたコインセレクタにおいて、
前記コインの周方向に移動可能に構成された前記一対のコイン周面ガイドと、
前記コインの直径に相当する周面を有する基準体(194)と、
前記基準体を挟むように接触する一対の検知体(234、236)と、
前記一対の検知体と前記一対のコイン周面ガイドの対応する検知体とコイン周面ガイドとをリンクする一対のリンク手段(198)と、
を有することを特徴とするコインセレクタ。 - 請求項1または2のコインセレクタにおいて、前記基準体は板状であり、かつ、前記コイン通路に対し平行する平面内に配置されていることを特徴とする。
- 請求項3のコインセレクタにおいて、基準体は所定の回転軸(208)を中心に回動自在であり、さらに、前記回転軸からの距離が異なり、かつ、前記回転軸に対し対称に同一半径の複数の基準周縁(208A、212A、214A、208B、212B、214B、214B)を有するカム(204)であることを特徴とする。
- 請求項1または2のコインセレクタにおいて、基準体は、コイン(LC、MC、SC)であることを特徴とする。
- 請求項4のコインセレクタにおいて、前記カムがコインセレクタ本体(102)の垂直の取付板(206)に取り付けた回転軸に前記取付板を挟んで固定された第1カム(204A)と第2カム(204B)により構成され、
前記検知体が前記第1カムの周面に接触する第1検知体(234)と前記第2カムの対応する周面に接触する第2検知体(236)とを有し、
前記コイン周面ガイドが前記第1検知体と前記第2検知体と一体的に形成され、かつ、移動することを特徴とする。
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