JP2008045630A - 転がり軸受の予圧調整構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的精度の変化を抑えて安定した動作を維持することが可能な低価格で軽量の転がり軸受の予圧調整構造を提供する。
【解決手段】ダイレクトドライブモータ100は、クロスローラ軸受14と、内輪14aに支持されるハウジングインナ220と、クロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成されて外輪14bに支持されるロータ12と、クロスローラ軸受14に予圧を付与した状態でクロスローラ軸受14を固定する外輪押え28とを有して構成されている。そして、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成する。また、ベアリングサポート240の内周面および外周面に軸方向の切欠き240b、240cを設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、転がり軸受の予圧を調整する構造に係り、特に、機械的精度の変化を抑えて安定した動作を維持することが可能な低価格で軽量の転がり軸受の予圧調整構造に関する。
従来、転がり軸受を備える軸受装置としては、例えば、特許文献1記載の軸受装置が知られている。
図4は、従来の軸受装置の軸方向の部分断面図である。
軸受装置200は、図4に示すように、固定子であるハウジングインナ22と、回転子であるロータ12と、ロータ12とハウジングインナ22の間に介在してロータ12を回転可能に支持するクロスローラ軸受14とを有して構成されている。
ハウジングインナ22の外周面には、環状のベアリングサポート24が嵌合されている。
クロスローラ軸受14は、内輪14aおよび外輪14bを有して構成されている。内輪14aは、ホルダシンクロステータ26によりベアリングサポート24に軸方向に押圧された状態でベアリングサポート24に固定され、外輪14bは、外輪押え28によりロータ12に軸方向に押圧された状態でロータ12に固定されている。
ここで、ベアリングサポート24の外径の大きさと、内輪14aの内径の大きさとの関係は、両者間のすきまの大きさが所定の温度において所定の最大値と最小値との間の値となるように選定されている。同様に、ロータ12の外輪14bが嵌合する部分の内径の大きさと、外輪14bの外径の大きさとの関係も、両者間のすきまの大きさが所定の温度において所定の範囲内となるように選定されている。そのため、外輪押え28をボルト28aにより所定の締結トルクで固定することにより、クロスローラ軸受14に所定の温度において所望の予圧を付与することができる。
特開2004−190734号公報
ところで、従来の軸受装置200では、モータ駆動時における軸受まわりの温度変化により軸受装置200の予圧の変化により、起動摩擦トルクが変化し、ロータ12を高精度に位置決めした状態で動作(回転)させることが困難になってしまったり、予圧抜けにより回転振れ精度が低下してしまったりする場合がある。なお、軸受まわりとは、クロスローラ軸受14の周囲に配置された構成部材(例えば、ベアリングサポート24またはホルダシンクロステータ26のうち内輪14aに臨む側の部材、ロータ12または外輪押え28のうち外輪14bに臨む側の部材)の総称である。
また、モータの軽量化を図るために、ロータ12をアルミで構成することを考える。これに対し、他の構成品(ハウジングインナ22、ベアリングサポート24、クロスローラ軸受14、ホルダシンクロステータ26および外輪押え28)は、機械的強度、耐熱性、寸法安定性等を確保するため、例えば、鉄やステンレス鋼で構成される。この場合、ロータ12の熱膨張率が他の構成品よりも高くなるため、温度変化により軸受まわりに次のような機械的精度の変化が生じる。
第1に、軸受まわりの温度が上昇すると、ロータ12および外輪14bが軸方向に伸長するが、両者の熱膨張率の差によりロータ12の熱膨張量に対して外輪14bの熱膨張量が小さいため、ボルト28aの締結力が低下し、クロスローラ軸受14の予圧が低下する。
第2に、軸受まわりの温度が上昇すると、ロータ12が径方向外側に伸長するが、これに伴って外輪14bも径方向外側に広がるため、クロスローラ軸受14の予圧が低下する。
この問題を解決するため、例えば、耐熱性、寸法安定性に優れた金属材料でクロスローラ軸受14の周囲を被覆することが考えられるが、こうすると、軸受装置200を構成する部品点数が増加してしまう。その結果、製造コストの上昇を招くばかりか、モータの軽量化を図ることが困難となる。
なお、このような問題は、ロータ12をアルミで構成する場合に限らず、ロータ12をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成する場合には同様に想定される。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、機械的精度の変化を抑えて安定した動作を維持することが可能な低価格で軽量の転がり軸受の予圧調整構造を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の転がり軸受の予圧調整構造は、内輪および外輪を有する転がり軸受と、前記内輪に支持される内輪被支持体と、前記転がり軸受よりも熱膨張率が高い材質で構成されて前記外輪に支持される外輪被支持体と、前記転がり軸受に予圧を付与した状態で前記転がり軸受を固定する軸受固定手段とを備え、前記転がり軸受の予圧を調整する構造であって、前記内輪被支持体と前記内輪の間に前記転がり軸受よりも熱膨張率が高い材質で構成される高膨張率部材を介挿し、前記高膨張率部材の内周面または外周面に軸方向の切欠きを設けた。
このような構成であれば、軸受固定手段により、転がり軸受に予圧を付与した状態で転がり軸受が固定され、転がり軸受により、内輪被支持体および外輪被支持体が相対的に回転可能に支持される。
軸受まわりの温度が上昇すると、外輪被支持体が径方向外側に伸長し、これに伴って外輪も径方向外側に広がるが、内輪被支持体と内輪の間に介挿された高膨張率部材が径方向外側に伸長するため、内輪が径方向外側に押圧される。そのため、転がり軸受の予圧が低下することが抑制される。
また、高膨張率部材の内周面または外周面に軸方向の切欠きが設けられているので、高膨張率部材が径方向内側に変形しやすくなり、内輪を効果的に押圧することができる。
ここで、高膨張率部材は、内輪被支持体および内輪とは別体に構成してもよいし、内輪被支持体または内輪の一部として構成してもよい。内輪被支持体の一部として構成する場合は、内輪被支持体のうち内輪に臨む側の部材を高膨張率部材で構成し、内輪の一部として構成する場合は、内輪のうち内輪被支持体に臨む側の部材を高膨張率部材で構成すればよい。
また、内輪被支持体は、内輪に支持されていればよく、内輪被支持体と内輪の間に、高膨張率部材のほか1または複数の部材が介挿されていてもよい。この場合、内輪被支持体が内輪に直接支持されるか、高膨張率部材および介挿される部材のいずれかを介して内輪被支持体が内輪に支持(間接支持)されればよい。また、介挿される部材は、高膨張率部材の場合と同様に、内輪被支持体、高膨張率部材および内輪とは別体に構成してもよいし、内輪被支持体、高膨張率部材または内輪の一部として構成してもよい。
また、外輪被支持体は、外輪に支持されていればよく、外輪被支持体と外輪の間に1または複数の部材が介挿されていてもよい。外輪被支持体と外輪の間に部材が介挿されていない場合は、外輪被支持体が外輪に直接支持され、外輪被支持体と外輪の間に部材が介挿されている場合は、直接支持されるか、介挿される部材のいずれかを介して外輪被支持体が外輪に支持(間接支持)されればよい。また、介挿される部材は、高膨張率部材の場合と同様に、外輪被支持体および外輪とは別体に構成してもよいし、外輪被支持体または外輪の一部として構成してもよい。
また、内輪被支持体および外輪被支持体は、転がり軸受により相対的に回転可能に支持されていればよく、内輪被支持体が固定されて外輪被支持体が回転可能に支持されていてもよいし、外輪被支持体が固定されて内輪被支持体が回転可能に支持されていてもよいし、両者が回転可能に支持されていてもよい。
〔発明2〕 さらに、発明2の転がり軸受の予圧調整構造は、発明1の転がり軸受の予圧調整構造において、前記高膨張率部材は、前記内輪の内周面に嵌合する環状の環状部材である。
このような構成であれば、高膨張率部材である環状部材が内輪に隣接しているので、環状部材により内輪を効果的に押圧することができる。
〔発明3〕 さらに、発明3の転がり軸受の予圧調整構造は、発明2の転がり軸受の予圧調整構造において、前記環状部材を前記内輪に中間ばめで固定した。
このような構成であれば、高膨張率部材である環状部材が内輪に中間ばめで固定されているので、環状部材により内輪を効果的に押圧することができる。
以上説明したように、発明1の転がり軸受の予圧調整構造によれば、温度の上昇により外輪が径方向外側に広がって転がり軸受の予圧が低下するところ、内輪被支持体と内輪の間に介挿された高膨張率部材がその膨張により内輪を径方向外側に押圧することにより抑制するため、従来に比して、転がり軸受の予圧が低下することを抑制することができるという効果が得られる。また、高膨張率部材を介挿するだけなので、部品点数の増加を抑え、低コスト化および軽量化を図ることができるという効果も得られる。さらに、高膨張率部材が内周面または外周面の切欠きにより径方向内側に変形しやすくなり、内輪を効果的に押圧することができるので、転がり軸受の予圧が低下することをさらに抑制することができるという効果も得られる。
さらに、発明2の転がり軸受の予圧調整構造によれば、内輪を効果的に押圧することができるので、転がり軸受の予圧が低下することをさらに抑制することができるという効果が得られる。
さらに、発明3の転がり軸受の予圧調整構造によれば、内輪を効果的に押圧することができるので、転がり軸受の予圧が低下することをさらに抑制することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図3は、本発明に係る転がり軸受の予圧調整構造の実施の形態を示す図である。
まず、本発明を適用するダイレクトドライブモータの構成を説明する。
図1は、ダイレクトドライブモータの軸方向の断面図である。
ダイレクトドライブモータ100は、図1に示すように、固定子であるハウジングインナ220と、回転子であるロータ12と、ロータ12とハウジングインナ220の間に介在してロータ12を回転可能に支持するクロスローラ軸受14とを有して構成されている。
ロータ12とハウジングインナ220の間には、ロータ12に回転トルクを付与するコイル16が設けられ、ロータ12には、パルサーリング18が一体に取り付けられている。そして、コイル16に通電することにより、ロータ12およびパルサーリング18が一体に回転し、位置検出器20によりパルサーリング18の凹凸を検出し、制御器(不図示)により回転速度や位置決めの制御を行う構造となっている。本実施の形態では、モータの外側が回転するアウターロータ型にて説明しているが、モータの内側が回転するインナーロータ型に採用しても何等問題はない。ダイレクトドライブモータ100は、軸受構成部分を除いて従来のダイレクトドライブモータと同一の周知構成であるため、以下、本発明の特徴的部分である軸受構成について説明する。なお、ダイレクトドライブモータ100の軸受構成部分を除いた構成にあっては、特に図示例に限定されるものではなく、他の周知構成が本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
図2は、ダイレクトドライブモータ100の軸方向の部分断面図である。
クロスローラ軸受14は、図2に示すように、内輪14aと、外輪14bと、内輪14aおよび外輪14bの間で転動可能に設けられた複数のクロスローラ(ころ)14cとを有して構成されている。クロスローラ14cは、直径が長さよりわずかに大きな略円筒状で、軌道上偶数番目の回転軸と、軌道上奇数番目の回転軸が互いに90°傾斜している。
ハウジングインナ220の外周面には、環状のベアリングサポート240が嵌合されている。
ベアリングサポート240の底部には、径方向外側に突出したフランジ240aが形成され、内輪14aの下面をフランジ240aに接触させてベアリングサポート240の外周面に内輪14aが嵌合されている。そして、ホルダシンクロステータ26の突起部を内輪14aの上面に接触させ、ホルダシンクロステータ26をボルト26aでハウジングインナ220に締結することにより、内輪14aは、ベアリングサポート240に軸方向に押圧された状態でベアリングサポート240に固定される。
図3は、ベアリングサポート240の径方向の部分断面図である。
図3において、ベアリングサポート240の内周面には、軸方向に伸長する切欠き240bが設けられ、ベアリングサポート240の外周面には、軸方向に伸長する2つの切欠き240cが切欠き240bを挟んで設けられている。
ベアリングサポート240と内輪14aは、中間ばめで固定されている。すなわち、所定の温度において、内輪14aの内径の最小値よりもベアリングサポート240の外径の最大値が大きく、かつ、内輪14aの内径の最大値よりもベアリングサポート240の外径の最小値が小さくなるように選定されている。
一方、ロータ12には、径方向内側に突出したフランジ12aが形成され、外輪14bの下面をフランジ12aに接触させてロータ12の内周面に外輪14bが嵌合されている。そして、外輪押え28を外輪14bの上面に接触させ、外輪押え28をボルト28aでロータ12に締結することにより、外輪14bは、ロータ12に軸方向に押圧された状態でロータ12に固定される。
ロータ12の外輪14bが嵌合する部分の内径の大きさと、外輪14bの外径の大きさとの関係は、両者間のすきまの大きさが所定の温度において所定の最大値と最小値との間の値となるように選定されている。そのため、外輪押え28をボルト28aにより所定の締結トルクで固定することにより、クロスローラ軸受14に所定の温度において所望の予圧を付与することができる。
ロータ12は、ダイレクトドライブモータ100の軽量化を図るため、アルミで構成されている。これに対し、クロスローラ軸受14、ホルダシンクロステータ26および外輪押え28は、機械的強度、耐熱性、寸法安定性等を確保するため、鉄やステンレス鋼で構成されている。この場合、ロータ12の熱膨張率が周辺の構成品よりも高く、温度変化により軸受まわりに機械的精度の変化が生じるが、その変化による影響を低減するため、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240は、クロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質(例えば、アルミ)で構成される。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
コイル16に通電すると、ロータ12に回転トルクが付与され、ロータ12が回転する。そして、位置検出器20により、ロータ12と一体に回転するパルサーリング18の凹凸が検出され、制御器(不図示)により回転速度や位置決めの制御が行われる。
駆動中に軸受まわりの温度が上昇すると、ロータ12が径方向外側に伸長し、これに伴って外輪14bも径方向外側に広がるが、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240が径方向外側に伸長するため、内輪14aが径方向外側に押圧される。そのため、クロスローラ軸受14の予圧が低下することが抑制される。
また、ベアリングサポート240の内周面および外周面に軸方向の切欠き240b、240cが設けられているので、ベアリングサポート240が径方向内側に変形しやすくなり、内輪14aを効果的に押圧することができる。
また、ベアリングサポート240が内輪14aに中間ばめで固定されているので、内輪14aを効果的に押圧することができる。
このようにして、本実施の形態では、クロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成されて外輪14bに支持されるロータ12と、クロスローラ軸受14に予圧を付与した状態でクロスローラ軸受14を固定する外輪押え28とを備え、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成した。
これにより、温度の上昇により外輪14bが径方向外側に広がってクロスローラ軸受14の予圧が低下するところ、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240がその膨張により内輪14aを径方向外側に押圧することにより抑制するため、従来に比して、クロスローラ軸受14の予圧が低下することを抑制することができる。また、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成するだけなので、部品点数の増加を抑え、低コスト化および軽量化を図ることができる。
さらに、本実施の形態では、ベアリングサポート240の内周面および外周面に軸方向の切欠き240b、240cを設けた。
これにより、ベアリングサポート240が径方向内側に変形しやすくなり、内輪14aを効果的に押圧することができるので、クロスローラ軸受14の予圧が低下することをさらに抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、内輪14aに密着嵌合する部材であるベアリングサポート240をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成した。
これにより、内輪14aを効果的に押圧することができるので、クロスローラ軸受14の予圧が低下することをさらに抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、ベアリングサポート240を内輪14aに中間ばめで固定した。
これにより、内輪14aをさらに効果的に押圧することができるので、クロスローラ軸受14の予圧が低下することをさらに抑制することができる。
上記実施の形態において、ハウジングインナ220は、発明1の内輪被支持体に対応し、ロータ12は、発明1の外輪被支持体に対応し、外輪押え28は、発明1の軸受固定手段に対応し、ベアリングサポート240は、発明1若しくは2の高膨張率部材、または発明2若しくは3の環状部材に対応している。
なお、上記実施の形態においては、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成したが、これに限らず、次の2つの構成を採用することもできる。
(1)ハウジングインナ220およびベアリングサポート240のいずれか一方をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成する。この場合、予圧の低下を効果的に抑制する観点からは、ベアリングサポート240をクロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成することが好ましい。
(2)ハウジングインナ220と内輪14aの間に、ハウジングインナ220およびベアリングサポート240とは別に、クロスローラ軸受14よりも熱膨張率が高い材質で構成される部材を介挿する。
また、上記実施の形態においては、クロスローラ軸受14を適用したが、これに限定するものではなく、アンギュラ玉軸受、深溝玉軸受、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受などを適用してもよい。
また、上記実施の形態においては、本発明に係る転がり軸受の予圧調整構造を、ハウジングインナ220とロータ12を回転可能に支持する構造に適用したが、これに限らず、2つの部材の間に介在してそれらを相対的に回転可能に支持する構造であればどのような構造にも適用することもできる。
ダイレクトドライブモータの軸方向の断面図である。 ダイレクトドライブモータ100の軸方向の部分断面図である。 ベアリングサポート240の径方向の部分断面図である。 従来の軸受装置の軸方向の部分断面図である。
符号の説明
100 ダイレクトドライブモータ
12 ロータ
14 クロスローラ軸受
14a 内輪
14b 外輪
14c クロスローラ
16 コイル
18 パルサーリング
20 位置検出器
22、220 ハウジングインナ
24、240 ベアリングサポート
26 ホルダシンクロステータ
28 外輪押え
12a、240a フランジ
240b、240c 切欠き
26a、28a ボルト

Claims (3)

  1. 内輪および外輪を有する転がり軸受と、前記内輪に支持される内輪被支持体と、前記転がり軸受よりも熱膨張率が高い材質で構成されて前記外輪に支持される外輪被支持体と、前記転がり軸受に予圧を付与した状態で前記転がり軸受を固定する軸受固定手段とを備え、前記転がり軸受の予圧を調整する構造であって、
    前記内輪被支持体と前記内輪の間に前記転がり軸受よりも熱膨張率が高い材質で構成される高膨張率部材を介挿し、前記高膨張率部材の内周面または外周面に軸方向の切欠きを設けたことを特徴とする転がり軸受の予圧調整構造。
  2. 請求項1において、
    前記高膨張率部材は、前記内輪の内周面に嵌合する環状の環状部材であることを特徴とする転がり軸受の予圧調整構造。
  3. 請求項2において、
    前記環状部材を前記内輪に中間ばめで固定したことを特徴とする転がり軸受の予圧調整構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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