JP2008043912A - マイクロリアクタ - Google Patents

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勉 河村
Tomofumi Shiraishi
朋史 白石
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【課題】反応用の複数種の流体のそれぞれを複数に分割して供給する方式のマイクロリアクタについて、流体分割数を増やしても縮流部での副反応を抑制して高い反応収率を実現できるようにする。
【解決手段】複数種の反応用流体LA、LBのそれぞれを複数の流体に分割して供給できるように複数の流入口14a、14bが設けられた供給部11を備えるとともに、供給部から流下する反応用流体を層流状態で流下させつつ縮流させる縮流部12を備えたマイクロリアクタについて、反応用流体に対して反応性を有しない離隔用流体LCを供給するための離隔用流体流入口14cを供給部に設け、この離隔用流体流入口から供給する離隔用流体が種類の異なる反応用流体それぞれの層流の間に介在する層流となって反応用流体とともに縮流部を流下するようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、それぞれ種類の異なる所望物質を含ませた複数種の流体(液体または気体)を混合することでその含有物質に反応を生じさせるマイクロリアクタに関し、特に反応収率を高めるために反応用流体の分割数を多くする場合に適したマイクロリアクタに関する。
近年、化学合成や化学分析の分野においては、反応時間の短縮や副反応抑制のために、マイクロミキサまたはマイクロリアクタと呼ばれる反応用の混合器を用いるようになってきている。マイクロリアクタでは、それぞれ異種の所望物質を含ませた複数種の流体を数十〜数百μmといったマイクロレベルの層流で反応流路において各流体の含有物質を混合して反応させることで、目的の物質を生成させる。流体に層流を生じさせるには、流体の慣性力と粘性力の比を表す無次元数であるレイノルズ数が一定値以下となるような条件を流体に与える。ここで、レイノルズ数Reは、流速をV、流路の幅をD、動粘性係数をνとして、下記の(1)式で表される。
Re=V・D/ν (1)
層流で流下する流体における含有物質の混合は、分子拡散によって進む拡散混合が主体となる。2種の流体それぞれの層流の中心線の間隔を拡散距離Wとし、流体に含有の物質の拡散係数をDとすると、2種の流体における含有物質が拡散で混合するために必要な時間tは、下記の(2)式で表される。
t = W /D (2)
この式は、拡散距離Wを小さくするほど拡散時間が短縮され、流体の混合が促進されることを示している。なお、本明細書では、流体における含有物質の混合を「流体の混合」といったり、また含有物質の反応を「流体の反応」といったりする場合もある。
こうした特性に着目してマイクロリアクタにおける反応収率を高める技術が知られている(例えば特許文献1)。そのような技術によるマイクロリアクタの例を図5に模式化して示す。このマイクロリアクタ1では、混合・反応させる複数の異種流体のそれぞれをさらに複数の流体に分割する。具体的にいうと、例えば混合・反応させる流体が物質Aを含む流体Laと物質Bを含む流体Lbである場合に、流体Laを流体La-1、流体La-2、…、流体La-i、…、流体La-nというように複数の流体に分割し、流体Lbも同様に、流体Lb-1、流体Lb-2、…、流体Lb-i、…、流体Lb-nというように複数の流体に分割する。そして、供給部2に設けてある複数の流入口3から流体La-iと流体Lb-iを互いが隣り合って層流となるように流入させる。流入口3から流入した各流体La-i、Lb-iは、供給部2と反応流路4の間に介在する縮流部5でそれぞれの層流が縮流されつつ反応流路4に向けて流下し、反応流路4において混合・反応する。
このように反応用の複数種の流体のそれぞれを複数に分割し、それを縮流させて反応流路に供給するようにすることにより、上述の拡散距離Wをより小さくすることができ、その結果、マイクロリアクタにおける反応収率を高めることができる。以下では、このような方式を仮に「流体分割方式」と呼ぶ。
なお、マイクロリアクタについては、特許文献2に開示の例も知られている。特許文献2の技術では、反応用の2種類の流体のそれぞれを流下させるマイクロ流路の間に補助マイクロ流路を設け、反応用流体と反応することのない流体をその補助マイクロ流路に流下させるようにしており、このような構成とすることで、マイクロ流路出口での反応を抑制し、微粒子の析出による流路閉塞を防止している。
国際公開第02/16017号パンフレット 特開2003-164745号公報
上述のように流体分割方式は、拡散距離を小さくでき、それにより反応収率を高めることができ、その反応収率の向上は流体の分割数を増やすほど大きくなる。しかし、その一方で流体分割方式は、流体分割数を増やすことにより、反応収率を結果として低下させる可能性もはらんでいる。それは、図5における縮流部5に関する問題である。供給部2における流入口3のサイズには、流入させる流体で詰まることがないようにするという要求や加工精度から、下限がある。このため、流体分割数を増やすと、供給部2のサイズが反応流路4のサイズに比べて大幅に大きくなるのを避けられない。そうなると、縮流部5における流体の流下距離を長くしなければ反応流路4のサイズに対応する縮流を得られなくなる。つまり縮流部5の流路長さを長くする必要がある。縮流部5の流路長さが長くなると、縮流部5を流下する途中で流体に反応が生じる可能性が高くなる。
ここで、マイクロリアクタを用いて行わせる反応は、拡散距離が小さいほど副反応が抑制されて主生成物(目的物質)の収率が向上する反応であるのが一般的である。そのような反応の代表的な例は、逐次反応である。逐次反応は、下記の式(3)、(4)に示すように、物質AとBが反応して主生成物Cが生成し、さらに主生成物Cと物質Bが反応して副生成物Dが生じる反応である。
A+B→C (式3)
C+B→D (式4)
こうした逐次反応における主生成物Cと副生成物Dの生成割合に対する拡散距離の影響に関する解析結果を図6と図7に示す。図6における解析条件は、拡散距離Wは10μm、流路長さは0.1mm、流速は1mm/s、(式3)の主反応の反応速度定数は1000L/mol/s、(式4)の副反応の反応速度定数は100L/mol/s、物質A、Bの濃度は1mol/Lである。図7における解析条件は、拡散距離Wは100μm、流路長さは10mmであり、その他の条件は図6の場合と同様である。この解析結果では、W=10μmの場合、主生成物Cの収率は65%、W=100μmの場合、主生成物Cの収率は17%となっている。拡散距離Wが小さいほど副反応が抑制されて主生成物Cの収率が増大する。したがって、拡散距離Wの大きい縮流部の流れ方向の距離が増大すると縮流部で反応が進行し、副生成物Dの割合が増加して主生成物Cの収率が減少する可能性が生じる。
以上のように、マイクロリアクタが利用される一般的な反応では、拡散距離が小さいほど副反応が抑制されて主生成物の収率が高くなるという関係がる。しかるに、縮流部5における各流体の層流では、反応流路4におけるのに比べて、拡散距離が大きい。そのため、縮流部5で反応を生じると副生成物の生成比率が大きくなり、目的物質の生成収率が低下する。
本発明は、以上のような知見に基づいてなされたものであり、流体分割方式のマイクロリアクタについて、流体分割数を増やしても縮流部での副反応を抑制して高い反応収率を実現できるようにすることを課題としている。
本発明では上記課題を解決するために、それぞれ種類の異なる物質を含ませた複数種の反応用流体のそれぞれを複数の流体に分割して供給できるように複数の流入口が設けられた供給部、前記供給部から流下する前記反応用流体を層流状態で流下させつつ縮流させる縮流部、および前記縮流部から流下する前記流体に反応を生じさせる反応流路を備えたマイクロリアクタにおいて、前記反応用流体に対して反応性を有しない離隔用流体を供給するための離隔用流体流入口が前記供給部に設けられ、この離隔用流体流入口から供給された前記離隔用流体が前記種類の異なる反応用流体それぞれの層流の間に介在する層流となって前記反応用流体とともに前記縮流部を流下するようにされていることを特徴としている。
このようなマイクロリアクタによれば、異種の反応用流体がそれぞれの層流の間に非反応性の離隔用流体の層流を介在させた状態で縮流部を流下することになるため、縮流部において反応用の流体に混合・反応が生じるのを効果的に防止することができる。すなわち拡散距離が大きい状態で反応用流体に混合・反応が生じるのを効果的に防止することができ、拡散距離の大きい状態での混合・反応による副生成物の生成比率の増大による反応収率の低下という問題を効果的に解消することができ、したがって高い反応収率を実現することができる。
また本発明では上記のようなマイクロリアクタについて、1つの前記反応用流体とこれに隣接する前記離隔用流体を合流させる1つ以上の第1の流路、第1の流路を流下する流体を合流させる1つ以上の第2の流路、…、第i−1の流路を流下する流体を合流させる1つ以上の第iの流路、…、および第n−1の流路を流下する流体を合流させる第nの流路を逆ツリー状に組み合わせることで前記縮流部を形成するものとしている。このように縮流部を形成することにより、反応用流体の分割数を自由に増やすことができるようになる。
本発明によれば、流体分割方式のマイクロリアクタについて、流体分割数を増やしても縮流部での副反応を抑制して高い反応収率を実現することができる。
以下本発明を実施するための形態について説明する。図1に、第1の実施形態によるマイクロリアクアタの流路構成を模式化して示す。本実施形態のマイクロリアクタ10は、2種類の反応用流体LA、LBの混合・反応用であり、例えばシリコーン樹脂材に供給部11、縮流部12、および反応流路13を半導体加工技術などの微細加工技術により形成して構成される。
反応用の流体LAは、溶媒に物質Aを溶解させた流体であり、反応用の流体LBは、流体LAと同じ溶媒に物質Bを溶解させた流体である。マイクロリアクタ10では、これらの反応用の流体LA、LBに加えて、離隔用の流体LCも供給される。その離隔用の流体LCは、流体LA、LBの溶媒だけを用いた流体であり、流体LA、LBに対して反応性を有していない。
供給部11には、流入口14が設けられている。流入口14には、流体LA用の流入口14a、流体LB用の流入口14b、および流体LC用の流入口(離隔用流体流入口)14cがある。こられの流入口14は、流入口14aと流入口14bの間に離隔用流体流入口14cが挟まるように設けられている。また流入口14a、14b、14cは、同心で径の異なる円弧上にそれぞれ配置されている。すなわち流入口14aは最外周の円弧上に配置され、流入口14bは最内周の円弧上に配置され、流入口14cは中間の円弧上に配置されている。これら流入口14a、14b、14cは、反応用の流体LAの分割数(これは流体LBの分割数でもある)に応じた数で設けられる。図の例では、流体LAの分割数が4となっており、流入口14a、14bがそれぞれ4つずつ設けられ、流入口14cが7つ設けられている。
縮流部12は、供給部11から流入・供給される流体LA、LB、LCのそれぞれをLA−LC−LB−LC−LA……の並びとなる層流で流下させ、またこれらの流体LA−LC−LB−LC−LA……に供給部11と反応流路13のサイズ差を解消する縮流を与え、さらに流体LA−LC−LB−LC−LA……それぞれをマイクロレベルの層流で反応流路13に流入させるような流路構造で形成されている。具体的には縮流部12は、反応用の流体の分割数、つまり供給部11のサイズに応じた流路長を有する扇形に形成されている。
ここで、反応流路13に流体LA、LBが流入した後は、流体LA、LBそれぞれの層流が直接に隣り合う状態、つまり流体LA、LBが流体LCの介在なしで直接的に混合する状態になるようにするのが、反応流路13での流体LA、LBの混合・反応の効率性を高める上で、好ましい。そのようにするには、上述のような縮流部12の流路構造に加えて、流体LA、LB、LCの供給量調節を行う。すなわち上述のような縮流部12の流路構造の下で、流体LA、LB、LCの供給量を適切に調節することで、反応流路13に流体LA、LBが流入した後に流体LA、LBが直接的に混合する状態を得られるようにする。
反応流路13は、マイクロレベルの層流で流入する流体LA、LB、LCを効率的に混合させるとともに、流体LA、LBに効率的な反応を生じさせるような代表長つまり流路幅を有する流路構造で形成されている。そのような流路幅は、1mm未満として設定されるか、または流路幅をS、反応用流体の分割数をNとして、S/N=Lwで与えられるLwが1mm未満となるように設定される。
以上のようなマイクロリアクタ10では、供給部11における流入口14a、14b、14cのそれぞれから流入・供給された流体LA、LB、LCがLA−LC−LBの並びとなる層流で縮流部12を流下する。つまり反応用の流体LA、LBがそれぞれの層流の間に反応性を有しない流体LCの層流を介在させた状態で縮流部12を流下する。このため縮流部12において流体LA、LBに混合・反応が生じるのを効果的に防止することができる。すなわち拡散距離が大きい状態で流体LA、LBに混合・反応が生じるのを効果的に防止することができ、拡散距離の大きい状態での混合・反応による副生成物の生成比率の増大による反応収率の低下という問題を効果的に解消することができる。
図2に示すのは、マイクロリアクタ10を用いたマイクロリアクタシステムの構成例である。マイクロリアクタシステム10sは、温度制御系21が設けられている。温度制御系21は、マイクロリアクタ10に組み付けられた加熱/冷却手段22、22とこれらを制御する制御部23を備え、マイクロリアクタ10の温度状態を制御できるようにされている。このような温度制御系21でマイクロリアクタ10の温度制御を行うようにすることにより、マイクロリアクタ10の温度状態を最適に保つことができ、反応収率を高めることができる。またマイクロリアクタシステム10sは、流体供給系24が設けられている。流体供給系24は、流体貯蔵タンク25、この流体貯蔵タンク25に接続された流体ポンプ26および流体ポンプ26から流体をマイクロリアクタ10に導く導管27で構成されている。このようなマイクロリアクタシステム10sで生成された目的物質は、回収系28により回収される。
以上の実施形態では、反応用流体の分割数を4としていたが、これは説明の都合上であり、分割数を多くするほど反応収率を高めることができるという流体分割方式の特徴を活かすには、最大で例えば50といった分割数とするのが通常である。このように大きな分割数とする場合には、それに応じた形状・構造が供給部と縮流部に与えられることになる。例えば供給部を円弧状にし、縮流部を扇形状にするのがその例である。
図3に、第1の実施形態によるマイクロリアクアタに適用することのできる導入流路の構成を模式化して示す。
導入流路31は、例えば図2における導管27で供給される流体を流入口14a、14b、14cのそれぞれに流入させるのに機能する。したがって導入流路31には、流入口14a、14b、14cのそれぞれに対応して、導入流路31a、31b、31cがある。これらの導入流路31a、31b、31cは、供給部11や縮流部12とは異なる平面上に形成されており、導入流路31aは、4つの流入口14aに接続し、導入流路31bは、4つの流入口14bに接続し、そして導入流路31cは、7つの流入口14cに接続するようにされている。また導入流路31は、その流路幅と高さが流入口14の径に比べて十分大きくなるようにされている。このような導入流路31を設けることにより、流入口14a、14b、14cそれぞれにおける流体の流入量の均一性を高めることができる。
図4に、第2の実施形態によるマイクロリアクアタの流路構成を模式化して示す。本実施形態のマイクロリアクタ40は、その縮流部41の構成において第1の実施形態のマイクロリアクタ10と相違している。この他の構成はマイクロリアクタ10と同様であるので、共通する要素を図1と同一の符号で示し、それらについての説明は省略する。
縮流部41は、供給部11から流下する反応用の流体(流体LAまたは流体LB)と離隔用の流体LCを合流させる第1の流路42、第1の流路42を流下する流体(反応用流体と離隔用流体の層流)を合流させる第2の流路43、および第2の流路43を流下する流体(離隔用流体の層流を間に挟んだ2種の反応用流体との層流)を合流させる第3の流路44を供給部11側から反応流路13に向けて逆ツリー構造になるように組み合わせて形成されている。
以上のような縮流部41は、1つの反応用の流体とこれに隣接する離隔用の流体を合流させる第1の流路、第1の流路を流下する流体を合流させる第2の流路、…、第i−1の流路を流下する流体を合流させる第iの流路、…、および第n−1の流路を流下する流体を合流させる第nの流路を逆ツリー状に組み合わせて形成される、と一般化することができる。
第1の実施形態によるマイクロリアクタの流路構成を模式化して示す図である。 図1のマイクロリアクタを用いたマイクロリアクタシステムの構成例を示す図である。 第1の実施形態によるマイクロリアクタの導入流路構成を模式化して示す図である。 第2の実施形態によるマイクロリアクタの流路構成を模式化して示す図である。 従来のマイクロリアクタの流路構成を模式化して示す図である。 逐次反応における主生成物と副生成物の生成割合に対する拡散距離の影響に関する解析結果の例を示す図である。 逐次反応における主生成物と副生成物の生成割合に対する拡散距離の影響に関する解析結果の他の例を示す図である。
符号の説明
11 供給部
12 縮流部
13 反応流路
14a、14b 流入口
14c 離隔用流体流入口
41 縮流部
42 第1の流路
43 第2の流路
44 第3の流路
LA、LB 反応用流体
LC 離隔用流体

Claims (2)

  1. それぞれ種類の異なる物質を含ませた複数種の反応用流体のそれぞれを複数の流体に分割して供給できるように複数の流入口が設けられた供給部、前記供給部から流下する前記反応用流体を層流状態で流下させつつ縮流させる縮流部、および前記縮流部から流下する前記流体に反応を生じさせる反応流路を備えたマイクロリアクタにおいて、
    前記反応用流体に対して反応性を有しない離隔用流体を供給するための離隔用流体流入口が前記供給部に設けられ、この離隔用流体流入口から供給された前記離隔用流体が前記種類の異なる反応用流体それぞれの層流の間に介在する層流となって前記反応用流体とともに前記縮流部を流下するようにされていることを特徴とするマイクロリアクタ。
  2. 前記縮流部は、1つの前記反応用流体とこれに隣接する前記離隔用流体を合流させる1つ以上の第1の流路、第1の流路を流下する流体を合流させる1つ以上の第2の流路、…、第i−1の流路を流下する流体を合流させる1つ以上の第iの流路、…、および第n−1の流路を流下する流体を合流させる第nの流路を逆ツリー状に組み合わせて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロリアクタ。

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