JP2008042632A - 移動体通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 近距離用非公衆無線通信により他の電子機器との間で情報を送受信するときのセキュリティの向上を図ることができる移動体通信端末を提供する。
【解決手段】 移動体通信端末(携帯電話機)10は、他の電子機器(携帯電話機)20との間で近距離用非公衆無線通信を行う通信インターフェース部と、接続要求に基づいて他の電子機器(携帯電話機)20との間で近距離用非公衆無線通信を開始するように制御する制御部と、記憶部とを備える。上記接続要求として、電子機器20との間の接続確立に際に利用者認証用情報の入力を利用者に要求する接続要求と、その接続確立の際に利用者認証用情報の入力を利用者に要求しない接続要求とが用いられる。制御部は、利用者認証用情報の入力を要求しない接続要求の場合には、電子機器20との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を記憶部に残さないように制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、移動体通信ネットワークを介して通信可能な携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、移動体通信ネットワークを介した電話やメールの送受信機能に加え、移動体通信端末の近くにある他の電子機器との間で通信可能なものが知られている。例えば、音楽等のコンテンツを連続的に再生処理して生成したコンテンツ再生信号をヘッドホンセット等の他の電子機器(外部リモート装置)へ無線通信で送信して出力する携帯電話機が知られている(特許文献1参照)。この携帯電話機では、携帯電話機本体とヘッドホンセット等の電子機器とをケーブルで接続する必要がないため、使い勝手がよい。また、駅の改札や店舗のレジ装置との間で通信を行うことにより本人認証や決済を行うことができる携帯電話機も知られている。また、近くにいる複数の携帯電話機の間で通信を行うことにより、他の携帯電話機の利用者とともに同時進行のゲームを行うことができる携帯電話機も知られている。
特開2004−120651号公報
上記従来の携帯電話機において、他の電子機器との間の通信には、通信のセキュリティを高めるために情報を暗号化して送受信することができるBluetooth(登録商標)等の近距離用非公衆無線通信が用いられている。この近距離用非公衆無線通信では、更に通信のセキュリティを高めるべく、上記電子記機器との間の接続確立処理を行う度に利用者認証用情報を利用者に入力させ、その利用者認証用情報を用いて上記暗号化に用いる鍵情報を生成する場合もある。この場合は、他の電子機器との間で高いセキュリティレベルの通信を行うことができる。
ところが、上記従来の携帯電話機では、他の電子機器との間の接続確立に用いられた情報を含む通信履歴情報が、携帯電話機本体内に保存されて残っているため、本来の利用者以外の者によって上記電子機器との通信が不正に行われるおそれがある。上記電子機器との間の接続確立時に上記利用者認証用情報を利用者に入力させる場合は、その利用者認証用情報を用いて利用者認証を行うことにより上記電子機器との通信の不正利用を防止することができる。しかしながら、かかる利用者認証を行わずに接続確立を行う場合は、携帯電話機内のメモリに残っている通信履歴情報を用いて接続確立処理を行って電子機器との通信が不正に行われやすい。
本発明は以上の背景のもとでなされたものである。その目的は、近距離用非公衆無線通信により他の電子機器との間で情報を送受信するときのセキュリティの向上を図ることができる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、他の電子機器との間で近距離用非公衆無線通信を行う通信インターフェース部と、接続要求に基づいて上記近距離用非公衆無線通信を開始するように上記通信インターフェース部を制御する制御部と、上記近距離用非公衆無線通信の通信履歴情報を記憶する記憶部とを備え、上記接続要求として、上記他の電子機器との間の接続確立に際に利用者認証用情報の入力を利用者に要求する接続要求と、該接続確立の際に該利用者認証用情報の入力を利用者に要求しない接続要求とが用いられ、上記制御部は、上記利用者認証用情報の入力を要求しない接続要求の場合には、上記他の電子機器との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を上記記憶部に残さないように制御することを特徴とするものである。この移動体通信端末では、他の電子機器との間の接続確立に際に利用者認証用情報の入力を利用者に要求する接続要求の場合には、利用者が入力した利用者認証用情報に基づいて利用者認証を行うことにより、不正利用者による移動体通信端末と他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止する。そして、この場合は、上記他の電子機器との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を記憶部に残したとしても、上記利用者認証により不正利用者による通信を防止できるため、上記通信履歴情報を用いた接続確立処理の効率化を図ることができる。一方、上記利用者認証用情報の入力を利用者に要求しない接続要求の場合には、上記他の電子機器との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を記憶部に残さないことにより、通信履歴情報を不正に利用した不正利用者による他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止する。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記接続要求は、アプリケーション実行環境上で実行されるアプリケーションプログラムによって生成された接続要求であることを特徴とするものである。この移動体通信端末では、アプリケーション実行環境上で実行されるアプリケーションプログラムによって生成された接続要求の種類に応じて、上記通信履歴情報を記憶部に残すか否かを判断できる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の移動体通信端末において、上記通信履歴情報は、上記他の電子機器との間の接続確立に用いた該電子機器の識別情報を含むことを特徴とするものである。この移動体通信端末では、電子機器の識別情報を含む通信履歴情報を用いた不正利用者による他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止できる。
また、請求項4の発明は、請求項3の移動体通信端末において、上記通信履歴情報は、上記他の電子機器との間の通信で用いたサービスの識別情報を含むことを特徴とするものである。この移動体通信端末では、サービスの識別情報を含む通信履歴情報を用いた不正利用者による他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止できる。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の移動体通信端末において、上記通信履歴情報は、上記他の電子機器との間で送受信される情報の暗号化に用いた鍵情報を含むことを特徴とするものである。この移動体通信端末では、鍵情報を含む通信履歴情報を用いた不正利用者による他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止できる。
本発明によれば、利用者認証用情報の入力を利用者に要求する接続要求の場合には、利用者認証用情報による利用者認証を行うこところにより、不正利用者による他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止する。そして、上記利用者認証用情報の入力を利用者に要求しない接続要求の場合には、上記通信履歴情報を記憶部に残さないことにより、通信履歴情報を用いた不正利用者による他の電子機器との間の近距離用非公衆無線通信を防止する。従って、近距離用非公衆無線通信により他の電子機器との間で情報を送受信するときのセキュリティの向上を図ることができるという効果がある。
以下、本発明を移動体通信端末としての携帯電話機に適用した実施形態について説明する。本実施形態に係る携帯電話機は、他の携帯電話機や外部リモート装置等の電子機器と間で近距離用非公衆無線通信により情報の送受信ができる。この近距離用非公衆無線通信は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)と呼ばれる技術仕様に準拠した無線通信であり、2.4GHzのISM(Industry Science Medical)帯域でスペクトラム拡散方式によって変調された無線電波を用いる。この無線通信を用いると、10m程度離れた機器間において障害物があっても1Mbps又は2Mbps程度の通信速度でノイズや干渉に強い通信を行なうことができる。
図1は本実施形態に係る携帯電話機10の一例を示す概略構成図である。また、図2は携帯電話機10の外観図である。本実施形態の携帯電話機10は、ヒンジ部100を中心にして互いに揺動可能な本体部101と蓋部102とから成る筺体構造を有する携帯電話機である。携帯電話機10は、主制御部120と、記憶部としての内部メモリ121と、携帯電話通信網(公衆通信網)を介した通信用の通信手段としての無線通信部122及びアンテナ111とを備えている。更に、携帯電話機10は、近距離用非公衆無線通信用の通信インターフェース部127及びアンテナ128を備えている。
上記主制御部120は、例えばCPU、キャッシュメモリ、ROM、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより、内部メモリ121や無線通信部122等の各部との間でデータの送受信を行ったり、各部を制御したりする。この主制御部120には、音声処理部123を介してマイク108及びスピーカ109が接続され、画像処理部124を介して表示部125が接続されている。更に、主制御部120にはキー操作部126も接続されている。
なお、上記スピーカ109は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
また、上記スピーカ109のほかイヤホン接続端子113も設けられ、イヤホンケーブルを接続できるようになっている。そして、音楽などのコンテンツを、スピーカ109及びイヤホンの両方から出力したりイヤホンのみから出力したりすることができる。
上記表示部125は蓋部102側に設けられ、液晶ディスプレイ110等を用いて構成されている。この表示部125には、文字や画像等の各種情報が表示される。
上記キー操作部126は、データ入力キー103(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー104、終話キー105、スクロールキー106、多機能キー107等を備えている。このキー操作部126は、電話の発信や着信のほか、表示部125に表示される情報のスクロール、データ入力、メニュー選択等に用いられる。
上記内部メモリ121は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、主制御部120で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。また、この内部メモリ121は、情報提供サイトなどからダウンロードした画像、音楽、プログラム等のコンテンツのデータを記憶したり、スピーカ109から出力する音のデータ、表示部125に表示する画像データ等を記憶したりすることもできる。また、上記内部メモリ121は、他の電子機器20との通信開始時の接続確立に用いられる情報を含む通信履歴情報を記憶する記憶部としても用いられる。
上記無線通信部122は主制御部120で制御され、アンテナ111を介して、所定の通信方式により移動体通信ネットワークとしての携帯電話通信網の基地局との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信や情報提供サイトからのコンテンツダウンロード等のデータ通信を行ったりすることができる。
上記通信インターフェース部127は主制御部120で制御され、外部リモート装置20との間で近距離用非公衆無線通信であるBluetooth(登録商標)の通信リンクを確立して通信を行う。また、この通信インターフェース部127は主制御部120で制御され、所定のプロファイルを用いて信号、情報及びデータを電子機器20との間で送受信する。
なお、本実施形態の携帯電話機10では、上記通信インターフェース部127及びアンテナ128を一体的に構成した通信モジュール112を着脱可能に設けている。
また、本実施形態の携帯電話機10は、アプリケーション実行環境上で実行しているアプリケーションプログラム(以下、必要に応じて「アプリケーション」と略す。)からの指令に基づいて、上記通信インターフェース部127による通信を制御することができる。
図3は、上記アプリケーションを実行可能な携帯電話機10,20におけるソフトウェア構造の説明図である。上記CPUやRAM等のハードウェア上に構築された仮想的なアプリケーション実行環境(仮想マシン)は、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションの実行環境を管理する。このアプリケーション実行環境は、実行するアプリケーションに応じて適宜選定される。例えば、実行するアプリケーションがJAVA(登録商標)で記述されたものである場合には、JAVA(登録商標)のアプリケーション実行環境を選定する。また、実行するアプリケーションがBREW(登録商標)の実行環境上で動作するC言語で記述されたものである場合には、BREW(登録商標)のアプリケーション実行環境を選定する。なお、実行するアプリケーションがJAVA(登録商標)で記述されたものである場合には、BREW(登録商標)のアプリケーション実行環境上に更にJAVA(登録商標)のアプリケーション実行環境を構築することで、これを実行することができる。
アプリケーションは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記アプリケーション実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。また、アプリケーション実行環境は、アプリケーションの実行に際して用いる各種データも、そのアプリケーション用記憶領域に保存する。そして、この各種データを用いるときには、このアプリケーション用記憶領域から読み出したり、書き込んだりする。また、アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して、ネイティブ側の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記電話機プラットフォームAPIとして、通信インターフェース部127による外部の電子機器20との通信を開始するための接続要求である「SessionManager.open」や「SessionManager.openSecured」が用意されている。「SessionManager.open」は、他の電子機器20との間の接続確立に際に利用者認証用情報としてのPIN(Personal Identification Number)の入力を利用者に要求しない利用者認証要求無しのAPIである。一方、「SessionManager.openSecured」は、他の電子機器20との間の接続確立に際にPINの入力を利用者に要求する利用者認証要求付きのAPIである。
前述の主制御部120は、アプリケーション実行環境との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これらと協働して制御を行う。この主制御部120は、図3のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」に対応し、電話通信部等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることにより、アプリケーションにおいて各種処理を実行したり、アプリケーション管理APIを介して上記アプリケーション実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。また、アプリケーション実行環境が電話機プラットフォームAPIを介して電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用したとき、電話機プラットフォームは、その電話機プラットフォームライブラリに応じた処理を実行する。例えば、電話機プラットフォームは、電話機プラットフォームライブラリを利用したアプリケーション実行環境からの指示に基づき、内部メモリ内における電話機プラットフォームが管理するプラットフォーム用記憶領域に記憶されたデータを読み出して、これをアプリケーション用記憶領域に移行することができる。
図4は、携帯電話機10と他の電子機器20との間でゲーム等のアプリケーションを連携して実行するためのBluetooth(登録商標)無線通信(以下、「BT通信」という。)の一例を示すシーケンス図である。この例は、他の電子機器20が携帯電話機の場合、すなわち2台の携帯電話機間でBT通信を行う場合について示している。なお、通信リンク確立のための接続確立処理は、図4の例のように携帯電話機10側から行うようにしてもいいし、他の電子機器の携帯電話機20側から行うようにしてもよい。また、下記のデバイス検索やサービス検索は、必要な情報が予めわかっていれば省略してもよい。
まず、スレーブ側の携帯電話機20において、BT通信を利用したアプリケーション(例えばゲームアプリケーション)がスレーブモードで起動されると、アプリケーションからアプリケーション実行環境に接続待ち開始要求(SessionMember.open)が送られる。アプリケーション実行環境は、上記接続待ち開始要求に基づいて、所定のAPIを電話機プラットフォーム側に渡す。これにより、スレーブ側の携帯電話機20は、マスター側の携帯電話機10からのデバイス検索、サービス検索、接続要求などに応答可能な状態になる。
次に、マスター側の携帯電話機10において、BT通信を利用したアプリケーションがマスターモードで起動されると、次のようなデバイス検索処理及びサービス検索処理が実行される。例えば、デバイス検索処理を行う携帯電話機10において、アプリケーションからアプリケーション実行環境にデバイス検索開始要求(startDeviceSeek)が送られる。これにより、携帯電話機10は、デバイスを検索するためのデバイス問い合せ(Inquiry)を送信し、周辺のBluetooth(登録商標)対応のデバイスを検索する。スレーブ側の携帯電話機20は、マスター側の携帯電話機10からのデバイス問い合せ(Inquiry)に対して、デバイス名又はデバイスアドレス等のデバイスの識別情報とともに回答(Response)を返す。この回答を受けた携帯電話機10では、アプリケーション実行環境からアプリケーションにデバイス発見通知(foundDevice)が送られる。また、サービス検索処理を行う携帯電話機10において、アプリケーションからアプリケーション実行環境にサービス検索開始要求(startServiceSeek)が送られる。これにより、携帯電話機10は、スレーブ側の携帯電話機20に対して、対応しているサービスの検索を行う。スレーブ側の携帯電話機20は、携帯電話機10からのサービス検索に対する回答として、携帯電話機20がサポートしているサービス名やプロファイル名等のサービス識別情報を返す。この回答を受けた携帯電話機10では、アプリケーション実行環境からアプリケーションにサービス発見通知(foundService)が送られる。
次に、マスター側の携帯電話機10では、アプリケーションからアプリケーション実行環境に接続要求(SessionManager.open)が送られる。アプリケーション実行環境は、この接続要求に基づいて、所定のAPIを電話機プラットフォーム側に渡す。これにより、マスター側の携帯電話機10とスレーブ側の携帯電話機20との間で、上記検索されたデバイスの識別情報やサービスの識別情報などに基づいて所定の接続確立処理が実行される。この接続確立処理では、各携帯電話機10,20で送受信される情報の暗号化に用いる鍵情報の受け渡しが行われるようにしてもよい。接続確立処理が完了すると、各携帯電話機10,20では、アプリケーション実行環境からアプリケーションに接続完了応答(SessionListner.gotConnectionStatus)が送られる。
上記接続確立処理が完了した後、マスター側の携帯電話機10とスレーブ側の携帯電話機20との間で、アプリケーションの実行によるBT通信が行われる。そして、このBT通信が完了すると、各携帯電話機10、20では、内部メモリ121に一時保存されている、接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報が削除される。この接続確立に用いた情報は、例えば、上記接続確立処理に用いたデバイスの識別情報やサービスの識別情報や、両携帯電話機の暗号化通信に用いられた鍵情報である。
図5は、携帯電話機10と他の電子機器20との間で利用者認証を要するセキュリティの高いアプリケーションを連携して実行するためのBT通信の一例を示すシーケンス図である。なお、図4のシーケンスと共通する部分については、説明を省略する。
図5において、デバイス検索処理及びサービス検索処理が完了すると、マスター側の携帯電話機10では、アプリケーションからアプリケーション実行環境に接続要求(SessionManager.open)が送られる。すると、各携帯電話機10,20の表示部125には、利用者認証用情報(PIN:Personal Identification Number)の入力を要求する画面が表示される。各利用者が所定の利用者認証用情報を入力し利用者認証処理が完了すると、前述の接続確立処理が実行される。そして、マスター側の携帯電話機10とスレーブ側の携帯電話機20との間でアプリケーションの実行によるBT通信が行われる。その後、各携帯電話機10、20では、内部メモリ121に一時保存されている、接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報は削除されずそのまま残される。
以上、本実施形態によれば、他の電子機器であるスレーブ側の携帯電話機20との間の接続確立に際に利用者認証用情報の入力を利用者に要求する接続要求の場合(図5の場合)には、利用者が入力した利用者認証用情報に基づいて利用者認証を行うことにより、不正利用者による携帯電話機10と携帯電話機20との間のBT通信を防止することができる。この場合は、携帯電話機20との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を内部メモリ121に残したとしても、上記利用者認証により不正利用者による通信を防止できるため、上記通信履歴情報を用いた接続確立処理の効率化を図ることができる。一方、上記利用者認証用情報の入力を利用者に要求しない接続要求の場合(図4の場合)には、携帯電話機20との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を内部メモリ121に残さないことにより、通信履歴情報を不正に利用した不正利用者による携帯電話機20との間のBT通信を防止することができる。以上のように、近距離用非公衆無線通信であるBT通信により他の携帯電話機20との間で情報を送受信するときのセキュリティの向上を図ることができる。
特に、本実施形態によれば、アプリケーション実行環境上で実行されるアプリケーションによって生成された接続要求の種類に応じて上記通信履歴情報を内部メモリに残すか否かを判断できる。また、通信相手の携帯電話機の識別情報(デバイス情報)、対応サービスの識別情報、情報の暗号化に用いる鍵情報等を含む通信履歴情報を用いた不正利用者による携帯電話機との間のBT通信を防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、開示した実施形態に種々の変更を加えることができる。例えば、本発明は、携帯電話機に限定することなく、複数のアプリケーションを実行可能な様々な移動体通信端末に適用することができる。すなわち、本発明における「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機、固定電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記実施形態では、近距離用非公衆無線通信による通信相手の他の電子機器が携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、電子機器が、携帯電話機以外の移動体通信端末の場合、駅の改札装置や店舗のレジ装置の場合などにも同様に適用できる。
また、上記実施形態では、近距離用非公衆無線通信がBluetooth(登録商標)の方式による通信の場合について説明したが、本発明は、Bluetooth以外の他の方式の近距離用非公衆無線通信にも同様に適用することができる。
また、上記移動体通信端末における処理・制御は、それらに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の一例を示す概略構成図。 携帯電話機の外観図。 アプリケーションを実行可能な携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 携帯電話機間でセキュリティの低いアプリケーションを連携して実行するためのBT通信の一例を示すシーケンス図。 携帯電話機間で利用者認証を要するセキュリティの高いアプリケーションを連携して実行するためのBT通信の一例を示すシーケンス図。
符号の説明
10,20 携帯電話機
111 アンテナ
120 主制御部
121 内部メモリ
122 無線通信部
127 通信インターフェース部
128 アンテナ

Claims (5)

  1. 移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、
    他の電子機器との間で近距離用非公衆無線通信を行う通信インターフェース部と、
    接続要求に基づいて上記近距離用非公衆無線通信を開始するように上記通信インターフェース部を制御する制御部と、
    情報を記憶する記憶部とを備え、
    上記接続要求として、上記他の電子機器との間の接続確立に際に利用者認証用情報の入力を利用者に要求する接続要求と、該接続確立の際に該利用者認証用情報の入力を利用者に要求しない接続要求とが用いられ、
    上記制御部は、上記利用者認証用情報の入力を要求しない接続要求の場合には、上記他の電子機器との間の接続確立に用いた情報を含む通信履歴情報を上記記憶部に残さないように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記接続要求は、アプリケーション実行環境上で実行されるアプリケーションプログラムによって生成された接続要求であることを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項1又は2の移動体通信端末において、
    上記通信履歴情報は、上記他の電子機器との間の接続確立に用いた該電子機器の識別情報を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項3の移動体通信端末において、
    上記通信履歴情報は、上記他の電子機器との間の通信で用いたサービスの識別情報を含むことを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項3又は4の移動体通信端末において、
    上記通信履歴情報は、上記他の電子機器との間で送受信される情報の暗号化に用いた鍵情報を含むことを特徴とする移動体通信端末。
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