JP2008042399A - 無線ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線ネットワークシステムにおける無線通信の冗長化を安価且つ簡単な構成で実現すること。
【解決手段】マイクロプロセッサ51は、LonTlakファームウェア530に従った処理により、ネットワーク変数550の更新と、無線リモコン1及び他の無線ゲートウェイ5とのデータ通信とを制御する。具体的には、無線リモコン1からトランシーバ部60を介してデータを受信すると、入力ネットワーク変数552として記憶する。そして、その入力ネットワーク変数552に基づいて出力ネットワーク変数554を更新すると、LonTalkファームウェア530に従った処理によって、当該出力ネットワーク変数554を有線ネットワークNを介してマスターの無線ゲートウェイ5に送信する。
【選択図】図2
Description
本発明は、有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムに関する。
ビルディングオートメーション、産業オートメーション、ホームオートメーション、エネルギーシステム監視制御及び交通システム監視制御等の分野において、各種電子機器のネットワーク制御が実現されている。このような分野のネットワーク制御では、LonWorks(Local Operating Networks)と呼ばれるEchelon社により開発された知的分散制御のためのオープンネットワークが広く普及している。
例えば、エアコンやファンコイルユニット(FCU;Fan Coil Unit)等の空調機器の設備制御を行う場合には、各空調機器を制御するコントローラデバイスを設けて、これらを有線ネットワーク上から制御する。具体的なシステム構成としては、複数のファンコイルユニットそれぞれを制御するコントローラと、ゲートウェイと、中央監視制御装置とをLonWorksで接続した空調システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−69091号公報
ところで、近年はネットワークシステムの一部に無線通信を採用することで、当該システム(以下、無線通信を含むシステムを「無線ネットワークシステム」という)の拡張が図られている。LonWorksは、通信媒体として無線もサポートしており、NueronチップというLSI(Large-Scale Integration circuit)を搭載することにより無線通信によるネットワーク構築が容易に行える。
しかし、例えば特許文献1のシステムにおいて、ゲートウェイと中央監視制御装置間を単純に無線通信によって接続した場合、電波障害や障害物等による通信不良が発生し、無線ネットワークシステムの信頼性の低下を引き起こしてしまう。このため、無線ネットワークシステムの通信の冗長化を行って信頼性の向上を図る必要がある。
上述したLonWorksでは、LonTalkと呼ばれる通信プロトコルが用いられ、このLonTalkの仕様で定められたAlternateパスビットを用いて通信の冗長化が図られている。具体的には、無線通信に失敗した場合に所定回数のリトライを行い、このリトライの最後の2回に、Alternateパスビットを判定することで、通信周波数やアンテナ、ルータを切り替えて通信の冗長化を図っている。
例えば、図9(a)に示す無線ネットワークシステムS10は、第1及び第2無線ルータR1,R2と複数のFCUコントローラ9とが有線ネットワークN1に接続された第1有線システムS1と、第3及び第4無線ルータR3,R4と複数のコントローラデバイスDとが有線ネットワークN2に接続された第2有線システムS2とが無線通信可能に構成されている。
この無線ネットワークシステムS10において、第1無線ルータR1と第3無線ルータR3と間に通信不良が発生した際には、Alternateパスビットによって無線ルータが第2無線ルータR2と第4無線ルータR4とに切り替えられて、無線通信の冗長化が図られる。ところが、図9(a)のようなシステム構成では、コントローラデバイスD側に無線ルータを設けなければないため、持ち運びが可能なリモートコントローラ(以下「リモコン」と略す)のように軽量且つ小型なコントローラデバイスDを実現することは困難である。
これに対し、有線システムS3に無線で直接接続可能な無線リモコンRC1を搭載することで、図9(b)に示すようなシステム構成の無線ネットワークシステムS20が実現できる。しかし、第1無線リモコンRC1と無線ルータR5との間に通信障害が発生した場合には、他の第2無線リモコンRC2等でリトライしなければならなく、ハードウェア構成が倍になってしまう。
また、上述したようにLontalkのAlternateパスビットを用いて、通信周波数やアンテナ、スペクトラム拡張通信の拡張符号を切り替える等して冗長化を図ることができるが、その切り替えのための回路構成が複雑になり高コストになってしまう。また、Alternateパスビットによる経路切替機能は、Echelon社のルータにのみ実装されている仕様であるため、図9に示すような無線ネットワークシステムS10,S20によって無線通信の冗長化を図るには、汎用性に欠けてしまった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、無線ネットワークシステムにおける無線通信の冗長化を安価且つ簡単な構成で実現することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムにおいて、
前記複数の無線デバイスは、
前記無線端末から送信されるデータを受信する無線受信手段を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた下層の無線デバイスは、
前記無線受信手段により受信されたデータを自機の上層の前記無線デバイスに前記有線ネットワークを介して送信する有線送信手段を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた上層の無線デバイスは、
前記下層の無線デバイスから送信されるデータを前記有線ネットワークを介して受信する有線受信手段を備えることを特徴としている。
有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムにおいて、
前記複数の無線デバイスは、
前記無線端末から送信されるデータを受信する無線受信手段を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた下層の無線デバイスは、
前記無線受信手段により受信されたデータを自機の上層の前記無線デバイスに前記有線ネットワークを介して送信する有線送信手段を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた上層の無線デバイスは、
前記下層の無線デバイスから送信されるデータを前記有線ネットワークを介して受信する有線受信手段を備えることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、
有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムにおいて、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた上層の無線デバイスは、
前記無線端末に送信するデータを前記有線ネットワークを介して下層の前記無線デバイスに送信する有線送信手段と、
前記有線送信手段により送信されるデータを前記無線端末に送信する第1の無線送信手段と、
を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた下層の無線デバイスは、
上層の前記無線デバイスから送信されるデータを前記有線ネットワークを介して受信する有線受信手段と、
前記有線受信手段により受信されたデータを前記無線端末に無線送信する第2の無線送信手段と、
を備えることを特徴としている。
有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムにおいて、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた上層の無線デバイスは、
前記無線端末に送信するデータを前記有線ネットワークを介して下層の前記無線デバイスに送信する有線送信手段と、
前記有線送信手段により送信されるデータを前記無線端末に送信する第1の無線送信手段と、
を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた下層の無線デバイスは、
上層の前記無線デバイスから送信されるデータを前記有線ネットワークを介して受信する有線受信手段と、
前記有線受信手段により受信されたデータを前記無線端末に無線送信する第2の無線送信手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記有線ネットワークは、LonWorksであり、
他の前記無線デバイスに送信するデータをネットワーク変数として記憶する記憶手段を更に備え、
前記有線送信手段は、前記記憶手段により記憶されたデータを前記無線デバイスに前記有線ネットワークを介して送信し、
前記有線受信手段は、前記有線送信手段により送信されたデータを前記ネットワーク変数として前記記憶手段に記憶する記憶制御手段を有することを特徴としている。
前記有線ネットワークは、LonWorksであり、
他の前記無線デバイスに送信するデータをネットワーク変数として記憶する記憶手段を更に備え、
前記有線送信手段は、前記記憶手段により記憶されたデータを前記無線デバイスに前記有線ネットワークを介して送信し、
前記有線受信手段は、前記有線送信手段により送信されたデータを前記ネットワーク変数として前記記憶手段に記憶する記憶制御手段を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記無線デバイスは、ゲートウェイ装置であることを特徴としている。
前記無線デバイスは、ゲートウェイ装置であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
空調機器を制御する空調制御装置が前記有線ネットワーク上に更に接続され、
前記無線端末は、前記空調機器を遠隔制御するためのデータを送信するリモートコントローラであることを特徴としている。
空調機器を制御する空調制御装置が前記有線ネットワーク上に更に接続され、
前記無線端末は、前記空調機器を遠隔制御するためのデータを送信するリモートコントローラであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、無線端末から送信されたデータを下層の無線デバイスが上層の無線デバイスに有線ネットワークを介して送信するため、複数の無線デバイスのうちの何れかが無線端末からのデータ受信できれば、確実に上層の無線デバイスにそのデータが転送されてくる。従って、無線端末に通信周波数やアンテナ、スペクトラム拡張通信の拡張符号を切り替えるための回路を設けることなく、無線通信の冗長化を安価且つ簡単な構成で実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、無線端末に送信するデータを有線ネットワークを介して下層の無線デバイスに送信するため、そのデータが複数の無線デバイス全てに送信され、当該複数の無線デバイスから無線端末へのデータ送信が行われる。従って、無線端末に通信周波数やアンテナ、スペクトラム拡張通信の拡張符号を切り替えるための回路を設けることなく、無線通信の冗長化を安価且つ簡単な構成で実現することができる。
請求項3に記載の発明よれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、LonWorks特有の概念であるネットワーク変数として他の無線デバイスに送信するデータを記憶して送信するため、有線送信手段及び有線受信手段をLonTalkファームウェアより実現することが可能になり、無線ネットワークシステムの構築が容易になる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、ゲートウェイ装置は、一般にOSI参照モデルの全階層の機能を有するため、ネットワーク層及びトランスポート層の機能のみを有するルータを用いるよりも汎用的であり、無線ネットワークシステムの構築が容易になる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、空調機器をリモートコントローラを介して遠隔制御する無線ネットワークシステムにおいて、無線通信の冗長化を安価且つ簡単な構成で実現することができる。
〔実施形態〕
以下、本発明の無線ネットワークシステムの実施形態について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
以下、本発明の無線ネットワークシステムの実施形態について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図1は、無線ネットワークシステムSのシステム構成の一例を示すブロック図である。無線ネットワークシステムSは、複数のファンコントローラユニット(FCU)をそれぞれ制御するFCUコントローラ9と、相互に階層関係を有する複数の無線ゲートウェイ5と、無線リモコン1とを備えて構成される。尚、無線ネットワークシステムSを構成する各電子機器を以下適宜「デバイス」と称する。
FCUコントローラ9は、送風ファンや冷温水コイルを備えたFCUを制御して、無線リモコン1で設定された動作モードや温度、湿度に基づいて温度調整や風量調整を行う。また、FCUコントローラ9は、ツイストペアケーブルや光ファイバー、AC電力線等の有線ネットワークNを介して無線ゲートウェイ5と接続される。無線ゲートウェイ5は、無線リモコン1と無線通信によってネットワークを形成し、当該無線リモコン1とFCUコントローラ9との間のデータの中継を行う。
本実施形態において無線ネットワークシステムSには、LonWorksが用いられる。LonWorksは、Echelon社により開発された知的分散制御型のオープンネットワークである。この無線ネットワークシステムSに接続される各デバイスには、Nueronチップと呼ばれるLSIが搭載される。Neuronチップは、LonWorksの通信プロトコルであるLontalk通信プロトコルやファームウェアを予め記憶したLSIであり、このチップの搭載によりLonWorksの構築が容易になる。
無線デバイスとしての無線ゲートウェイ5には、マスターとスレイブという2階層の階層関係がソフト的又はディップスイッチ等により予め設定される。具体的には、無線ゲートウェイ5Mが上層のマスター、無線ゲートウェイ5Sが下層のスレイブとして設定されている。各無線ゲートウェイ5は、無線リモコン1と双方向の無線通信を行う。尚、マスターの無線ゲートウェイ5Mと、スレイブの無線ゲートウェイ5Sとを総称して「無線ゲートウェイ5」という。
無線端末としての無線リモコン1は、FCUの動作モードや温度、湿度の設定を行うための無線端末である。ユーザが無線リモコン1を操作して各種設定を行うと、その設定データが各無線ゲートウェイ5に送信される。この無線リモコン1から無線で送信されたデータ(以下、「無線データ」という)は、マスターの無線ゲートウェイ5で逐次管理され、有線ネットワークNを介してFCUコントローラ9に転送される。
FCUコントローラ9は、無線リモコン1から送信された設定データに基づいてFCUを駆動し、そのFCUの実効状態を示すデータをマスターの無線ゲートウェイ5Mに送信する。マスターの無線ゲートウェイ5Mは、FCUコントローラ9から送信されるデータを逐次管理し、スレイブの無線ゲートウェイ5Sと共に無線リモコン1に転送する。
図2は、無線ゲートウェイ5の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、無線ゲートウェイ5は、Neuronチップ制御プロセッサ50と、トランシーバ部60とを備えて構成される。Neuronチップ制御プロセッサ50は、マイクロプロセッサ51と、ROM53と、RAM55と、インターフェイス部57とを備えて構成される。
マイクロプロセッサ51は、各機能部を統括的に制御して、トランシーバ部60で送受信するデータの情報処理や各機能部へ対する指示を行う。ROM53は、マイクロプロセッサ51の制御にかかるプログラムや、当該プログラムに従った処理に必要なデータ等を記憶するメモリ領域である。RAM55は、データの読み書きが可能なメモリ領域であり、マイクロプロセッサ51の制御にかかる動的なデータや設定データを記憶する。インターフェイス部57は、トランシーバ部60とのデータ通信を制御する。
具体的に、マイクロプロセッサ51は、ROM53に記憶されたプログラムに従った処理を行ってRAM55のデータの更新を行う。そして、所定の通信プロトコルに従ってパケットを組み立てて、RAM55のデータをインターフェイス部57からトランシーバ部60に送信する。また、トランシーバ部60を介してデータを受信すると、そのデータのパケットを分解してRAM55に記憶する。
図2によれば、ROM53は、LonTalkファームウェア530と、LonTalk通信プロトコル532と、冗長化通信プログラム534とを記憶している。LonTalkファームウェア530は、LonWorksのための制御プログラムである。このLonTalkファームウェア530に従った処理は、アプリケーションプログラムに従った処理のバックグラウンドで実行される。
マイクロプロセッサ51は、LonTlakファームウェア530に従った処理により、ネットワーク変数550の更新と、他のデバイスとのデータ通信とを制御する。尚、LonTalkファームウェア530に従った処理は、マイクロプロセッサ51が主体となって行うが、説明の簡便上、「ファームウェアが行う」といったように「ファームウェア」を主体として記載する。
LonTalk通信プロトコル532は、OSI参照モデルの全層にあたるサービスを提供するパケットベースのシリアル・ピア・ツー・ピア通信プロトコルである。LonTalk通信プロトコル532は、物理層において、ツイストペア線、電力線、同軸ケーブル、無線、赤外線及び光ファイバーといった様々な通信媒体をサポートしており、トランシーバ部60において各通信媒体に対応する変調処理が行われる。
冗長化通信プログラム534は、本実施形態の無線ゲートウェイ5の動作に係る処理を実現するためのアプリケーションプログラムである。マイクロプロセッサ51は、この冗長化通信プログラム534に基づいて、図7に示すフローチャートに従った処理を行う。
また、LonTalk通信プロトコル532の特徴的な概念としてネットワーク変数550があり、RAM55に記憶される。ネットワーク変数550は、LonWorks上の各デバイス間で共有されるデータであり、例えば、温度や湿度、スイッチの値(オン/オフ)等の任意のデータ型の変数がLonTalk通信プロトコル532によって予め定められている。
ネットワーク変数550には、入力ネットワーク変数552と、出力ネットワーク変数554とがあり、冗長化通信プログラム534等のアプリケーションプログラムに従った処理により逐次更新される。入力ネットワーク変数552は、ネットワーク上の他のデバイス(他の無線ゲートウェイ5やFCUコントローラ9、無線リモコン1)から受信(入力)されるデータである。また、出力ネットワーク変数554は、ネットワーク上の他のデバイスに送信(出力)されるデータである。
ファームウェア(マイクロプロセッサ51)は、アプリケーションのバックグランドで行われ、ネットワーク上でネットワーク変数550の値を必要とする他のデバイスやデバイスグループの論理アドレスを把握するバインディングを行う。そして、入力ネットワーク変数552がアプリケーションによって更新されると、この入力ネットワーク変数552を出力ネットワーク変数554として書き換え、LonTalk通信プロトコル532に基づいてパケットを組み立てて各デバイスに送信する。また、他のデバイスからデータを受信した場合には、そのデータを入力ネットワーク変数552としてRAM55に記憶する。
この入力ネットワーク変数552及び出力ネットワーク変数554のLonWorks上での送受信は、ファームウェア530により行われる。従って、入力ネットワーク変数552をどのデバイスから取得するか、出力ネットワーク変数554をどのデバイスに送信するかといったことを考慮せずに、単に入力ネットワーク変数552及び出力ネットワーク変数554を書き込み更新するアプリケーションプログラムをコーディングすることで、無線ネットワークシステムSの構築が可能となる。
トランシーバ部60は、Neuronチップ制御プロセッサ50の通信ポートと、他のデバイス間の通信媒体との間の物理インターフェイスを提供する電子モジュールである。その通信媒体としては、ツイストペア線や電力線、無線、赤外線、光ファイバー、同軸ケーブル等の様々な媒体があり、各媒体でのデータ通信に対応した変調処理や復調処理を行う。
本実施形態において、トランシーバ部60は、ツイストペア線に対応するネットワークトランシーバ61と、無線に対応する無線トランシーバ62とを備えて構成され、他の媒体に対応するトランシーバの図示は省略する。無線ゲートウェイ5は、ネットワークトランシーバ61を介して有線ネットワークNと通信接続され、無線トランシーバ62を介して無線リモコン1と通信接続される。
図3は、無線リモコン1の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、無線リモコン1は、Neuronチップ制御プロセッサ10と、無線トランシーバ21を有するトランシーバ部20、操作部30及び表示部40を備えて構成される。尚、Neuronチップ制御プロセッサ10の構成は、無線ゲートウェイ5のNeuronチップ制御プロセッサ50と略同一であるため、その説明は適宜省略する。
図3によれば、ROM13は、LonTalkファームウェア130と、LonTalk通信プロトコル132と、リモコン制御プログラム134とを記憶している。リモコン制御プログラム134は、本実施形態の無線リモコン1の動作に係る処理を実現するためのアプリケーションプログラムである。マイクロプロセッサ11は、このリモコン制御プログラム134に基づいて、図6に示すフローチャートに従った処理を行う。
操作部30は、カーソルキーやモードキー等を備えて構成され、ユーザに押下されたキーに対応する操作信号をマイクロプロセッサ11に出力する。ユーザは、この操作部30を押下操作することで、FCUの動作モードや温度、湿度の設定を行う。表示部40は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、マイクロプロセッサ11の指示に基づいた数値や文字列等を表示する。
マイクロプロセッサ11は、操作部30から入力された操作信号に基づいてユーザにより設定された動作モードや温度、湿度を判別し、表示部40に表示させる。その設定され動作モード等のデータは、出力ネットワーク変数154としてRAM150に書き込まれ、ファームウェア130によってマルチキャスト或いはブロードキャストで全ての無線ゲートウェイ5に送信される。
マスター及びスレイブの各無線ゲートウェイ5は、無線リモコン1から送信される無線データを受信すると、その無線データを入力ネットワーク変数552としてRAM55に書き込むと共に、同じデータを出力ネットワーク変数554として書き込む。
この無線リモコン1からのデータ受信の際に、例えば、無線リモコン1とマスターの無線ゲートウェイ5Mとの間に通信障害が発生した場合、図4に示す無線ゲートウェイ5Mの入力ネットワーク変数552Mが更新されなくなる。このとき、無線ゲートウェイ5Mの下層となるスレイブの無線ゲートウェイ5Sが無線リモコン1からのデータを受信できれば、そのデータが入力ネットワーク変数552Sとして書き込まれる。
そして、入力ネットワーク変数552Sと同じデータが出力ネットワーク変数554Sとして書き込まれ、その出力ネットワーク変数554Sが有線ネットワークNを介してマスターの無線ゲートウェイ5Mに確実に送信されて、入力ネットワーク変数552Mに更新される。
また、マスターの無線ゲートウェイ5MがFCUコントローラ9からデータ受信した場合には、そのデータが入力ネットワーク変数552Mとして書き込まれると共に、出力ネットワーク変数554Mが更新される。そして、ファームウェア530によってマスターの出力ネットワーク変数554Mがスレイブの無線ゲートウェイ5Sに有線ネットワークNを介して送信され、無線ゲートウェイ5Sの入力ネットワーク変数552Sとして書き込まれる。
マスター及びスレイブの各無線ゲートウェイ5のファームウェア530は、入力ネットワーク変数552(552M,552S)を出力ネットワーク変数554(554M,554S)として書き込み、無線リモコン1に送信する。この無線リモコン1へのデータ送信に際しては、そのデータに同一のトランザクション番号を付与することで、無線リモコン1側での重複パケットの排除が可能となる。
ここで、例えば、無線リモコン1とマスターの無線ゲートウェイ5Mとの間に通信障害が発生した場合、図5に示す無線ゲートウェイ5Mの出力ネットワーク変数554Mが無線リモコン1に送信されなくなる。このとき、スレイブの無線ゲートウェイ5Sからのデータを無線リモコン1が受信できれば、そのデータが無線リモコン1の入力ネットワーク変数152として書き込まれる。
無線ネットワークシステムS内の出力ネットワーク変数154,554は、その更新の都度、同一のデータ型の入力ネットワーク変数152,552を有する他のデバイスにファーウェアにより逐次送信されて、その送信先のデバイスの入力ネットワーク変数152,552として書き込まれる。このため、LonWorksにおいてはファームウェアのバックグラウンド処理により、同じデータ型のネットワーク変数150,550がデバイス間で逐次更新され、あたかもデバイス間で共有しているかのようになる。
次に、図6及び7のフローチャートと、図8の無線ネットワークシステムSの動作例を示す図とを参照して、無線ネットワークシステムSの具体的な動作について説明する。尚、以下の説明において、図6及び7のフローチャートに従った処理は、各デバイスのマイクロプロセッサが主体となって行うが、説明の簡略化のために、無線ゲートウェイ5S及び5M、無線リモコン1を主体として説明する。
先ず、無線リモコン1は、受信データの冗長化アルゴリズムとしてのリモコン制御プログラム134を読み出して、当該プログラムに基づいて図6のフローチャートに従った処理を実行する。そして、入力ネットワーク変数152の格納エリアにInvalid値を設定し(ステップA0)、タイマの計時の開始後(ステップA1)、ユーザによる操作部30の操作が為されたか否かを判定する(ステップA3)。
そして、操作部30からの操作信号を検出した場合にはユーザ操作が為されたと判定し(ステップA3;Yes)、その操作信号に基づいて出力ネットワーク変数154を更新する。ここで、出力ネットワーク変数154が更新されると、ファームウェア130によって出力ネットワーク変数154が無線ゲートウェイ5に送信される(ステップA21)。
次いで、無線リモコン1は、無線ゲートウェイ5から無線データを受信したか否かを判定し(ステップA7)、無線トランシーバ62からの出力により受信したと判定した場合には(ステップA7;Yes)、その無線データを入力ネットワーク変数152として更新する(ステップA9)。
そして、タイマの計時時間が所定のタイムアウト時間(例えば、1分)を超えてタイムアウトになったか否かを判定する(ステップA11)。無線リモコン1は、タイムアウトの都度、出力ネットワーク変数154にValid値(有効値)を設定し、入力ネットワーク変数152を用いたアプリケーション(例えば、後述する実効モード152aや実効温度152bの表示処理)を起動する(ステップA13)。そして、タイマを停止した後に(ステップA15)、ステップA1に処理を移行してタイマの計時を再開する。
ステップA13において出力ネットワーク変数154を更新すると、ファームウェア130によって出力ネットワーク変数154が各無線ゲートウェイ5に送信される。この出力ネットワーク変数154が無線ゲートウェイ5M及び5Sの何れかで受信されると、各無線ゲートウェイ5の入力ネットワーク変数552が更新される。
一方、各無線ゲートウェイ5は、アプリケーションプログラムである冗長化通信プログラム534を読み出して、当該プログラムに基づいて図7のフローチャートに従った処理を実行する。そして、タイマの計時を開始し(ステップB1)、無線リモコン1から無線データを受信したか否かを判定する(ステップB3)。
次いで、無線トランシーバ62からの出力により無線データを受信していないと判定した場合には(ステップB3;No)、ファームウェア530により入力ネットワーク変数552が更新されたか否かを判定する(ステップB9)。無線ゲートウェイ5は、更新されていないと判定すると(ステップB9;No)、タイマの計時時間が所定のタイムアウト時間(例えば、3分)を超えたてタイムアウトとなったか判定する(ステップB11)。
ここで、無線リモコン1と他の無線ゲートウェイ5との無線通信によって他機の出力ネットワーク変数554が更新されると、ファームウェア530により自機の入力ネットワーク変数552が更新されるから、入力ネットワーク変数552が更新されていない場合は、無線ゲートウェイ5それぞれが無線リモコン1から無線データを受信していない。
よって、無線データを受信せず、入力ネットワーク変数552が更新されず、更にタイムアウトが発生したと判定した場合には(ステップB3→B9→B11;Yes)、無線リモコン1から定期的に送信されてくるValid値をそのタイムアウト時間内に何れの無線ゲートウェイ5M及び5Sで受信していないということになる。
このため、無線ゲートウェイ5は、無線リモコン1との間に通信不良が生じていると判断し、出力ネットワーク変数554にInValid値(無効値)を設定する(ステップB13)。すると、ファームウェア530により出力ネットワーク変数554が他の無線ゲートウェイ5に有線ネットワークNを介して送信されて、その無線ゲートウェイ5側の入力ネットワーク変数552に書き込まれる(ステップB25)。これにより、無線リモコン1との通信エラーを他の無線ゲートウェイ5に通知することができる。
また、ステップB3において無線データを受信したと判定した場合には(ステップB3;Yes)、その無線データに基づいて出力ネットワーク変数554を更新し(ステップB5)、タイマの計時を停止した後に(ステップB7)、ステップB1に処理を移行する。また、ステップB9においてファームウェア530により入力ネットワーク変数552が更新されたと判定した場合には(ステップB9;Yes)、その入力ネットワーク変数552に基づいて出力ネットワーク変数554を更新する(ステップB5)。
例えば、ユーザが、無線リモコン1を操作してFCUの動作モード、温度及び湿度を設定すると、それらが設定モード154a、設定温度154b及び設定湿度154cとして出力ネットワーク変数154に書き込まれる。すると、ファームウェア530により出力ネットワーク変数154が各無線ゲートウェイ5に送信される。
ここで、例えば、無線リモコン1とマスターの無線ゲートウェイ5Mとの間に通信障害が発生して、無線ゲートウェイ5Mが無線データを受信できないとする。しかし、スレイブの2つの無線ゲートウェイ5Sの何れかが無線リモコン1からのデータを受信できれば、その無線データが設定モード552Sa、設定温度552Sb及び設定湿度552Scとして入力ネットワーク変数552Sに書き込まれる。
そして、その入力ネットワーク変数552Sに基づいて出力ネットワーク変数554Sが更新され、ファームウェア530によって有線ネットワークN上の各無線ゲートウェイ5に確実に送信されて、マスターの無線ゲートウェイ5Mの入力ネットワーク変数552に設定モード552Ma、設定温度552Mb及び設定湿度552Mcが書き込まれる。
また、FCUコントローラ9が設定モード952a、設定温度952b及び設定湿度952cに基づいてFCUを設定した後、その設定した動作モード及び温度を実効モード954a及び実効温度954bとして出力ネットワーク変数として書き込むと、その出力ネットワーク変数に基づいて有線ネットワークN上の各無線ゲートウェイ5の入力ネットワーク変数552(例えば、実効モード552Md、実効温度552Me)が更新される。
そして、その入力ネットワーク変数552に基づいて出力ネットワーク変数554が更新され、ファームウェア530によって各無線ゲートウェイ5に当該出力ネットワーク変数554が送信される。
ここで、例えば、無線リモコン1と複数の無線ゲートウェイ5のうちの何れかとの間に通信障害が発生していたとしても、複数の無線ゲートウェイ5の何れかと無線通信が可能であれば、その無線ゲートウェイ5からの無線データに基づいて、実効モード152a及び実効温度152bとして無線リモコン1の入力ネットワーク変数152に書き込まれる。
以上、本実施形態によれば、無線リモコン1から送信された無線データを受信すると、出力ネットワーク変数554として記憶すると、ファームウェア530によりその出力ネットワーク変数554がマスターの無線ゲートウェイ5Sに送信される。このため、有線ネットワークNに接続された無線ゲートウェイ5で受信された無線データは、確実にマスターの無線ゲートウェイ5Sに転送されてくる。
また、FCUコントローラ9の出力ネットワーク変数に設定されたデータは、各無線ゲートウェイ5の入力ネットワーク変数552に書き込まれて、出力ネットワーク変数554として複数の無線ゲートウェイ5から無線リモコン1に送信される。
このため、通信周波数やアンテナ、スペクトラム拡張通信の拡張符号を切り替える無線通信を冗長化のための回路を無線リモコン1に設けることなく、安価且つ簡単な構成で無線ネットワークシステムSを実現することができる。このように、無線リモコン1の回路構成を簡単にすることで無線リモコン1の省電力化が図れ、バッテリーの消費を抑えることができる。
また、LonWorksファームウェアによりネットワーク変数550が各デバイス間で送受信されるため、Neuronチップの搭載により、無線ネットワークシステムSの構築が容易になる。また、無線ゲートウェイ5は、一般に、OSI参照モデルにおける全階層の機能を有するものであり、ネットワーク層やトランスポート層の機能のみを有するルータよりもアプリケーションプログラムによるデータ処理が可能になるため、より汎用的な無線ネットワークシステムSの実現が可能になる。
尚、上述した実施形態では、本発明の無線ネットワークシステムを、ファンコントローラ(FCU)を無線リモコンから遠隔制御するシステムに適用することとして説明したが、工場内の各種センサを遠隔制御するプラントシステムや、証明器具等を遠隔するビルディングオートメーションシステム等、電子デバイスを遠隔制御する他のシステムに適用することとしてもよい。
また、無線ゲートウェイ5は、マスター及びスレイブの2階層の階層関係を有することとして説明したが、例えば、ツリー型の多段の階層構造を有することとしてもよく、この場合においても、本実施形態と同様の効果が得られるのは無論である。
また、有線ネットワークNのネットワーク形態としてLonWorksを適用することとして説明したが、TCI/IP等の他のネットワーク形態を適用することとしてもよい。尚、この場合は、各デバイスのLonTalkファームウェアが行ったネットワーク変数の送受信のステップをアプリケーションプログラム側で行うこととなる。
S 無線ネットワークシステム
N 有線ネットワーク
1 無線リモコン
5 無線ゲートウェイ
5M 無線ゲートウェイ(マスター)
5S 無線ゲートウェイ(スレイブ)
9 FCUコントローラ
530 LonTalkファームウェア
532 LonTalk通信プロトコル
534 冗長化通信プログラム
550 ネットワーク変数
552 入力ネットワーク変数
554 出力ネットワーク変数
N 有線ネットワーク
1 無線リモコン
5 無線ゲートウェイ
5M 無線ゲートウェイ(マスター)
5S 無線ゲートウェイ(スレイブ)
9 FCUコントローラ
530 LonTalkファームウェア
532 LonTalk通信プロトコル
534 冗長化通信プログラム
550 ネットワーク変数
552 入力ネットワーク変数
554 出力ネットワーク変数
Claims (5)
- 有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムにおいて、
前記複数の無線デバイスは、
前記無線端末から送信されるデータを受信する無線受信手段を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた下層の無線デバイスは、
前記無線受信手段により受信されたデータを自機の上層の前記無線デバイスに前記有線ネットワークを介して送信する有線送信手段を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた上層の無線デバイスは、
前記下層の無線デバイスから送信されるデータを前記有線ネットワークを介して受信する有線受信手段を備えることを特徴とする無線ネットワークシステム。 - 有線ネットワークに接続された階層関係を有する複数の無線デバイスと、この複数の無線デバイスそれぞれと無線通信可能な無線端末とを具備する無線ネットワークシステムにおいて、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた上層の無線デバイスは、
前記無線端末に送信するデータを前記有線ネットワークを介して下層の前記無線デバイスに送信する有線送信手段と、
前記有線送信手段により送信されるデータを前記無線端末に送信する第1の無線送信手段と、
を備え、
前記複数の無線デバイスのうちの予め定められた下層の無線デバイスは、
上層の前記無線デバイスから送信されるデータを前記有線ネットワークを介して受信する有線受信手段と、
前記有線受信手段により受信されたデータを前記無線端末に送信する第2の無線送信手段と、
を備えることを特徴とする無線ネットワークシステム。 - 前記有線ネットワークは、LonWorksであり、
他の前記無線デバイスに送信するデータをネットワーク変数として記憶する記憶手段を更に備え、
前記有線送信手段は、前記記憶手段により記憶されたデータを前記無線デバイスに前記有線ネットワークを介して送信し、
前記有線受信手段は、前記有線送信手段により送信されたデータを前記ネットワーク変数として前記記憶手段に記憶する記憶制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線ネットワークシステム。 - 前記無線デバイスは、ゲートウェイ装置であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の無線ネットワークシステム。
- 空調機器を制御する空調制御装置が前記有線ネットワーク上に更に接続され、
前記無線端末は、前記空調機器を遠隔制御するためのデータを送信するリモートコントローラであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の無線ネットワークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006212176A JP2008042399A (ja) | 2006-08-03 | 2006-08-03 | 無線ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006212176A JP2008042399A (ja) | 2006-08-03 | 2006-08-03 | 無線ネットワークシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008042399A true JP2008042399A (ja) | 2008-02-21 |
Family
ID=39176956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006212176A Pending JP2008042399A (ja) | 2006-08-03 | 2006-08-03 | 無線ネットワークシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008042399A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106338923A (zh) * | 2016-09-14 | 2017-01-18 | 上海百芝龙网络科技有限公司 | 一种智能家居控制系统 |
JP2020036266A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 三菱日立パワーシステムズインダストリー株式会社 | 通信システム |
-
2006
- 2006-08-03 JP JP2006212176A patent/JP2008042399A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106338923A (zh) * | 2016-09-14 | 2017-01-18 | 上海百芝龙网络科技有限公司 | 一种智能家居控制系统 |
JP2020036266A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 三菱日立パワーシステムズインダストリー株式会社 | 通信システム |
WO2020045205A1 (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 三菱日立パワーシステムズインダストリー株式会社 | 無線通信機器および通信システム |
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