JP2008042308A - 遠隔機器制御機能を有するデジタル電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な操作でかつ安全な方法で機器の遠隔制御を行うことを可能とする、遠隔機器制御可能なデジタル電話システムを提供する。
【解決手段】 IP電話機100からプログラマブルキーに予め登録されている機器制御コマンドを機器制御装置200へ送信すると、機器制御装置200は、該IP電話機100が予め許可リストに登録されているか否か、および他のIP電話機からの機器制御コマンドとの競合の有無をチェックし、条件OKであれば該機器制御コマンドを遠隔制御可能な機器301〜303に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】 IP電話機100からプログラマブルキーに予め登録されている機器制御コマンドを機器制御装置200へ送信すると、機器制御装置200は、該IP電話機100が予め許可リストに登録されているか否か、および他のIP電話機からの機器制御コマンドとの競合の有無をチェックし、条件OKであれば該機器制御コマンドを遠隔制御可能な機器301〜303に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、遠隔機器制御を可能とするデジタル電話システムに関するものである。
空調や照明などの機器は、リモコンや壁に備え付けられるスイッチ等を利用して、制御することができるが、部屋内に多くの人が居る場合はリモコンを手元に置いておくことができない。また、広い建物内などでスイッチのある壁が遠い場合、その都度席を立ってスイッチ操作するのは面倒で大変である。
上記に対して、公衆電話回線網を用いて電話機から電話番号発信することによって、エアコンの遠隔制御を実現する技術がある(特許文献1)。しかしながら、この方法では制御を行う毎に電話番号を入力しなければならず面倒である。また、公衆電話回線網を用いているために、悪意のある者から不正操作される可能性があるという欠点がある。
特開2004-135266号公報
本発明の課題は、簡単な操作でかつ安全な方法で機器の遠隔制御を行うことを可能とする、遠隔機器制御可能なデジタル電話システムを提供することにある。
第1の発明は、1以上のデジタル電話機と前記デジタル電話機と接続される機器制御装置と前記機器制御装置に繋がる遠隔制御可能な機器から成る遠隔機器制御システムであって、前記デジタル電話機は、所定の機器制御コマンドと前記機器制御コマンドの送出先を所定の操作に対応して予め登録する機器制御コマンド送出手段を具備し、前記機器制御装置は、前記デジタル電話機から前記機器制御コマンドを受信する機器制御コマンド受信手段と、前記機器制御コマンド又は前記機器制御コマンドの発信元アドレスを分析し前記機器制御コマンドを送出した前記デジタル電話機が予め登録されている許可リストに存在するか否かを判定する機器制御可否判定手段を具備し、前記デジタル電話機から所定の機器制御コマンドを受信し前記機器制御可否判定手段が前記デジタル電話機は前記許可リストに存在すると判定した場合、前記機器制御コマンドに応じて前記遠隔制御可能な機器を制御することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記デジタル電話機は当該デジタル電話機の使用者の在席情報を前記機器制御装置へ通知するプレゼンス情報通知手段を具備し、前記機器制御装置は、前記プレゼンス情報を受信するプレゼンス情報受信手段を具備し、全て又は一部のデジタル電話機からのプレゼンス情報を収集し、予め登録された条件に従って所定の遠隔制御可能な機器の電源を自動的にオフすることを特徴とする。
例えば、広いオフィス内において、専用のコントローラを用意せずに、各個人のデスク上の電話機からエアコン等の機器の遠隔制御をワンタッチで簡素に行うことが可能となる。
以下、デジタル電話機としてIP(Internet Protocol)電話機を例に図を使用して説明する。
図1は、本発明に係わる遠隔機器制御システムの実施例の全体構成図であって、IP電話機100と、IP電話機の呼を管理および制御する呼制御サーバ400と、LAN500を介して前記IP電話機と接続される機器制御装置200と、前記機器制御装置200に繋がる遠隔制御可能な機器、例えばエアコン301、電気錠302、照明器具303から構成される。
ここで、LAN500は事業所や家庭内のLAN(Local Area Network)であって、IEEE802.3等の規格準拠した有線配線によるLANや、IEEE802.11a/b/g等の規格に準拠した無線LANが適用できる。
また、機器制御装置200と呼制御サーバ400は一体として構成してもよい。
図2はIP電話機100の外観図であって、101はハンドセット、102はディスプレイ、103はプログラマブルキー、104はプレゼンス変更キー、105はダイヤルキー、106はメニュー選択の方向キーである。
ここでプログラマブルキー103は通常のワンタッチダイヤル登録が可能であると共に、後述する遠隔制御コマンドの登録が可能である。
また、プレゼンス変更キー104は在/不在を表すプレゼンス情報を変更するキーであり、例えば、離席または外出時に押下して、在から不在になったことを所定の宛先に通知する。
図3はIP電話機100の機能ブロック図であって、110は音声拡声用のスピーカ、111はハンドセット(送受話器)、112は音声回線接続部、113は音声通信制御部、114はLAN接続部、115は機器制御コマンド送信部、116はプレゼンス情報送信部、117はLED表示部、118はLCD表示部、119は表示制御部、120はシステム全体の制御を行う制御部、121は電源、122は各種キー入力を行う操作部、123は各種データを記憶するメモリ部である。
ここで、操作部122にある特定のプログラマブルキー103が押下されると、制御部120はメモリ部123に予め登録して記憶されている機器制御コマンドを、機器制御コマンド送信部115、LAN接続部114,LAN500を介して機器制御装置200へ送信する。
また、プレゼンス情報送信部116は、操作部122にあるプレゼンス変更キー104が押下されて在/不在の状態が変化する毎に、LAN接続部114,LAN500を介して機器制御装置200へプレゼンスデータを送信する。
図4は機器制御装置200の機能ブロック図であって、214はLAN接続部、215はIP電話機100からの機器制御コマンド受信部、216はIP電話機100からのプレゼンス情報受信部、220はシステム全体の制御を行う制御部、221は電源、223は遠隔制御可能な機器301〜303との機器制御コマンド送受信部、224はプレゼンス情報蓄積部、225は許可リスト情報蓄積部、226は機器接続部、227は応答コマンド送信部である。
ここで、IP電話機100からの機器制御コマンドを受信すると、制御部220は機器制御コマンド受信部215が受信したコマンドおよび送信元のアドレスを解析して、許可リスト情報蓄積部225に登録されている相手か否かを判断し、許可リストに登録されていると判断すると、機器制御コマンド送受信部223,機器接続部226を介して、遠隔制御可能な機器301〜303の何れかに機器制御コマンドを送信する。
また、IP電話機100からのプレゼンス情報を受信すると、制御部220はプレゼンス情報受信部216が受信したプレゼンス情報をプレゼンス情報蓄積部224に蓄積し、さらに収集したプレゼンス情報が予め登録されている条件に一致した場合、所定の遠隔制御可能な機器301〜303を自動的にオフする。
ここで、予め登録されている条件とは、例えば、オフィスにおいてエアコン301や照明器具303等がグループ単位に設置されていて、グループのメンバが全員不在になった場合であり、当該グループに対応した照明器具やエアコン等を自動オフする。
図5は遠隔制御可能な機器301〜303の機能ブロック図であって、314は機器制御装置接続部、315は機器制御コマンド受信部、316は機器固有の機能部、317は機器全体を制御する制御部、318は電源である。
ここで、機器制御装置接続部314を介して機器制御コマンド受信部315が機器制御装置200からの機器制御コマンドを受信すると、制御部317は前記機器制御コマンドに従って機器固有の機能部316を制御する。
なお、機器制御装置接続部314は、例えば日本電機工業会が規格化しているホームオートメーション用のHA端子であり、機器制御コマンドによりエアコン300、電気錠301、照明器具302のオンオフ制御等が可能である。
次に本実施例における動作フローを図6〜図9により説明する。
図6はIP電話機100の動作フローチャートであり、IP電話機100のプログラマブルキー103に、予め遠隔制御可能な機器301〜303を制御する機器制御コマンド送出機能が設定されているものとする。
使用者がIP電話機100のプログラマブルキー103を押下すると操作部122より制御部120にキー情報が入力し(S101)、キー情報が機器制御コマンドであった場合(S102、Yes)、オン,オフ等の機器制御に必要な制御パラメータの入力を待ち、パラメータ入力があった場合(S104、Yes)、制御部120は機器制御コマンドを生成し(S105)、機器制御コマンド送信部115は生成した機器制御コマンドを機器制御装置200へ送信する。
機器制御コマンドを機器制御装置200へ送信した後、機器制御装置200からの応答コマンドを待ち、応答コマンド受信部124が応答コマンドを受信すると(S107、Yes)、制御部は応答コマンドの内容に従って、「ご指定の機器のスイッチを入れました」や「他の電話機と競合して制御失敗でした」等の応答内容をLCD表示部118に表示し(S108)、同様のガイダンスをスピーカ110から送出し(図示せず)、処理終了する。S107で応答コマンドの受信がない場合はタイムアウト(S109)を待って、「機器制御失敗」を表示する等(図示せず)して処理終了となる。
図7は機器制御装置200の動作フローチャートである。機器制御コマンド受信部215がIP電話機100からの機器制御コマンドを受信すると(S201)、制御部220は他のIP電話機からコマンド送信されていないかをチェックする(S203)。
ここで、複数のIP電話機から、同一の遠隔制御可能な機器301〜303に対して機器制御コマンドが送信された場合は早い者勝ちであり、機器制御コマンド送信が2番目以降であった場合(S203、Yes)、機器制御装置200はコマンド送信元のIP電話機100に、遠隔制御可能な機器がビジー状態であり現在遠隔制御コマンドを受け付けることができない状態であることを伝えるメッセージを応答コマンドとして送信する(S202)。なお、競合した2番目以降の機器制御コマンドは破棄される(図示せず)。
他のIP電話機からのコマンド送信がない場合(S203、No)、制御部220は受信した制御コマンドを分析して、例えば、送信元のIP電話機100のIPアドレスが許可リスト情報蓄積部225に登録されているか照合する(S204)。許可リスト情報蓄積部225に登録されている場合(S205、Yes)、制御部220は受信した機器制御コマンドを機器制御送受信部223,機器接続部226を介して、所定の遠隔制御可能な機器へ送信し(S206)、送信元のIP電話機100へは応答コマンドを送信する(S208)。
S205において、許可リスト情報蓄積部225に登録されていない場合(S205、No)、送信元のIP電話機が遠隔制御を許可されていないことを伝えるメッセージを応答コマンドとして送信する(S207)。
次にデジタル電話機のプレゼンス(在/不在)情報による遠隔制御可能な機器の電源自動オフ機能について説明する。
図8は本機能に係わるIP電話機の動作フローチャートである。IP電話機100のプレゼンス変更キー104が押下されると(S121、Yes)、制御部120はLCD表示部118の在/不在の表示を、在から不在、または不在から在へ反転し(S122)、プレゼンス情報の送信タイミングか否かを判定し、送信タイミングでなければ(S123、No)、S121に戻る。
プレゼンス情報の送信タイミングになると(S123、Yes)、その時点のプレゼンス情報をプレゼンス情報送信部116およびLAN接続部114を介して機器制御装置200へ送信する。
ここでプレゼンス情報の送信タイミングは、定期的であってもよいし、在/不在が変更される毎や、遠隔機器制御装置200からプレゼンス情報通知要求を受信した毎でもよい。
図9は機器制御装置200におけるプレゼンス情報による電源自動オフの動作フローチャートであり、機器制御装置200は各IP電話機100に対しプレゼンス情報送信要求を一定時間(例えば10分)毎に行うものとし、プレゼンス情報送信要求を各IP電話機100に送信した所から本フローはスタートする。
機器制御装置200は各IP電話機100からプレゼンス情報を受信し(S301)、プレゼンス情報蓄積部224に蓄積されている各IP電話機100のプレゼンス情報を更新する(S302)。
なお、プレゼンス情報送信要求後、特定のIP電話機100からプレゼンス情報が得られなかった場合、当該IP電話機100は呼制御サーバ400に登録されていない等の現在使用できない状態であると判断し、当該IP電話機のプレゼンス情報を不在としてプレゼンス情報蓄積部224のプレゼンス情報を更新する。
機器制御装置200は、収集した各IP電話機100のプレゼンス情報が予め登録されている条件に一致した場合、所定の遠隔制御可能な機器301〜303へ電源オフコマンドを送信する(S304)。
これにより、例えば、オフィスにおいて残業していて、他のグループのメンバが徐々に帰宅する場合、全員不在となるグループ毎に、対応するエアコン301や照明器具303が自動的にオフされるので、手間がかからないと共に切り忘れを防止でき、電力消費を節約できる効果がある。
以上、IP電話機100および機器制御装置200による実施例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、機器制御装置200に繋がる電話機は、デジタル内線電話機であってもよい。さらにモデムによりデジタルコマンドの送受信機能があれば、または電話システムに特定ダイヤル機能(例えば、#を押せば特定の信号を送出する機能)が具備されていれば、アナログ内線電話機であってもよい。
また、実施例においては呼制御サーバ400がLAN500に接続されているが、これはIP−PBXであってもよく、電話機側に呼制御機能が内蔵されていれば呼制御サーバ400は無くてもよい。
また、機器制御装置200は、サーバ400、ゲートウェイ(図示せず)、各遠隔制御可能な機器301〜303のいずれかに内蔵される形態であってもよい。
さらにLAN500は広域のWANであってもよく、屋外の機器から機器制御装置200に機器制御コマンドを送信することも可能である。
100・・・IP電話機、101・・・ハンドセット、102・・・ディスプレイ、103・・・プログラマブルキー、104・・・プレゼンス変更キー、105・・・ダイヤルキー、106はメニュー選択の方向キー110・・・スピーカ、111・・・ハンドセット、112・・・音声回線接続部、113・・・音声通信制御部、114・・・LAN接続部、115・・・機器制御コマンド送信部、116・・・プレゼンス情報送信部、117・・・LED表示部、118・・・LCD表示部、119・・・表示制御部、120・・・制御部、121・・・電源、122・・・操作部、123・・・メモリ部、124・・・応答コマンド受信部、200・・・機器制御装置、214・・・LAN接続部、215・・・機器制御コマンド受信部、216・・・プレゼンス情報受信部、220・・・制御部、221・・・電源、223・・・機器制御コマンド送受信部、224・・・プレゼンス情報蓄積部、225・・・許可リスト情報蓄積部、226・・・機器接続部、227・・・応答コマンド送信部、301・・・エアコン、302・・・電気錠、303・・・照明器具、314・・・機器制御装置接続部、315・・・機器制御コマンド受信部、316・・・機器固有の機能部、317・・・制御部、318・・・電源、400・・・呼制御サーバ、500・・・LAN。
Claims (2)
- 1以上のデジタル電話機と前記デジタル電話機と接続される機器制御装置と前記機器制御装置に繋がる遠隔制御可能な機器から成る遠隔機器制御システムであって、
前記デジタル電話機は、
所定の機器制御コマンドと前記機器制御コマンドの送出先を所定の操作に対応して予め登録する機器制御コマンド送出手段を具備し、
前記機器制御装置は、
前記デジタル電話機から前記機器制御コマンドを受信する機器制御コマンド受信手段と、前記機器制御コマンド又は前記機器制御コマンドの発信元アドレスを分析し前記機器制御コマンドを送出した前記デジタル電話機が予め登録されている許可リストに存在するか否かを判定する機器制御可否判定手段を具備し、前記デジタル電話機から所定の機器制御コマンドを受信し前記機器制御可否判定手段が前記デジタル電話機は前記許可リストに存在すると判定した場合、前記機器制御コマンドに応じて前記遠隔制御可能な機器を制御することを特徴とする遠隔機器制御機能を有するデジタル電話システム。 - 請求項1において、前記デジタル電話機は、
当該デジタル電話機の使用者の在席情報を前記機器制御装置へ通知するプレゼンス情報通知手段を具備し、
前記機器制御装置は、
前記プレゼンス情報を受信するプレゼンス情報受信手段を具備し、全て又は一部のデジタル電話機からのプレゼンス情報を収集し、予め登録された条件に従って所定の遠隔制御可能な機器の電源を自動的にオフすることを特徴とする遠隔機器制御機能を有するデジタル電話システム。
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JP2006210764A JP2008042308A (ja) | 2006-08-02 | 2006-08-02 | 遠隔機器制御機能を有するデジタル電話システム |
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JP2015035690A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 三菱電機株式会社 | 制御装置、機器操作システム、制御方法及びプログラム |
JP2018019427A (ja) * | 2017-10-19 | 2018-02-01 | 三菱電機株式会社 | 制御装置、機器操作システム、制御方法及びプログラム |
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2006
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