JP2008041103A - 情報検索支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発言関係がある情報群を整理し、発言関係を考慮した情報検索を実現する情報検索支援を提供する。
【解決手段】 メール解析部12が受信メッセージに関して送信者や参照メッセージを検出し、メールDB14が受信メッセージの識別情報やその送信者等の情報を記憶し、リンク生成/更新部15が参照メッセージの送信者を検出し、リンクDB16がこれら2人の送信者を関係付けるリンクと当該受信メッセージとを対応させて記憶する。また、インターフェース部18を介してユーザから受け付けた人物や人物関係をキーとして、検索部17が情報検索を行い、インターフェース部18がその検索結果を表示出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 メール解析部12が受信メッセージに関して送信者や参照メッセージを検出し、メールDB14が受信メッセージの識別情報やその送信者等の情報を記憶し、リンク生成/更新部15が参照メッセージの送信者を検出し、リンクDB16がこれら2人の送信者を関係付けるリンクと当該受信メッセージとを対応させて記憶する。また、インターフェース部18を介してユーザから受け付けた人物や人物関係をキーとして、検索部17が情報検索を行い、インターフェース部18がその検索結果を表示出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユーザが必要とする情報へのアクセスを支援する情報検索支援装置や記憶媒体や情報検索支援方法に関し、特に、発言関係がある情報群を整理する技術や、発言関係を考慮した情報検索を実現する技術に関する。
例えばパソコン通信やコンピュータネットワーク上で運用される電子会議室や、電子ニュースや、電子掲示板や、メーリングリストなどに代表される電子的な情報交換を行う場において、蓄積される情報集合の中から必要な情報を容易に見つけだしたいというニーズが従来からあった。
このようなニーズに対して、情報集合の中から、特定のキーワードを含む情報を全文検索し、その検索結果を羅列的に掲示する従来技術が知られている。
また、情報集合を互いに参照関係のある情報から構成される情報群に分類し、情報群中の各情報のタイトルをインデントして表示することにより、各情報の参照関係を掲示する従来技術や、情報群中の各情報の番号をツリー表示することにより、各情報の参照関係を掲示する従来技術も知られている。
また、情報集合を互いに参照関係のある情報から構成される情報群に分類し、情報群中の各情報のタイトルをインデントして表示することにより、各情報の参照関係を掲示する従来技術や、情報群中の各情報の番号をツリー表示することにより、各情報の参照関係を掲示する従来技術も知られている。
更に、特開平11−143912号公報に開示されているように、情報タイトルや情報に含まれるキーワードや発言者や日時などを組み合わせ、キーワードと情報間の参照関係を中心とした表示や、発言者と情報タイトルを中心とした表示などを行い、ユーザが行う情報検索を容易にする従来技術も知られている。
しかしながら、上記のような従来技術は、情報単体に含まれる情報や情報間の参照関係に着目して構成されており、誰の誰に対する発言かという観点による情報検索は行われていない。このため、従来では、例えば発言者Aと発言者Bとの間での発言に絞って検索を行いたいといった場合に、容易に検索することができないといった不具合があった。
また、従来では、例えば発言者Aから発言者B、更に発言者Bから発言者Cへと、発言を行った人物のリンクをたどって、それらの人物の間で交わされた意見等の情報を探索することや閲覧することを容易に行うことができないといった不具合があった。
本発明は、このような従来の事情を鑑みてなされたもので、例えば発言関係がある情報群を整理することができ、また、例えば発言関係を考慮した情報検索を実現することができる情報検索支援装置や記憶媒体や情報検索支援方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような従来の事情を鑑みてなされたもので、例えば発言関係がある情報群を整理することができ、また、例えば発言関係を考慮した情報検索を実現することができる情報検索支援装置や記憶媒体や情報検索支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報検索支援装置では、情報群から所定の情報を検索することを支援するに際して、次のようにして、発言関係がある情報群を整理する。なお、本発明に係る情報検索支援装置は、送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報が付加されたメッセージを電子的に通信する場で用いられ、このような場としては、例えば、電子会議室や、電子ニュースや、電子掲示板や、メーリングリストなどに代表される電子的な情報交換を行う場が相当する。
すなわち、本発明に係る情報検索支援装置では、受信メッセージ情報検出手段が受信メッセージに関して送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報を検出し、受信メッセージ情報記憶手段が受信メッセージの識別情報と当該受信メッセージに関して検出された送信者の識別情報とを対応させて記憶し、参照メッセージ情報検出手段が受信メッセージ情報記憶手段に記憶された情報(例えば既に記憶されている参照メッセージの識別情報及びその送信者の識別情報)に基づいて、受信メッセージに関して検出された参照メッセージ(参照されたメッセージ)の送信者の識別情報を検出し、リンク情報記憶手段が受信メッセージ情報検出手段により検出された送信者の識別情報と参照メッセージ情報検出手段により検出された送信者の識別情報とを関係付けるリンク情報と受信メッセージの識別情報とを対応させて記憶する。
ここで、例えば人物Bが人物Aから受け取ったメッセージaを参照して作成したメッセージbをユーザ(情報検索支援装置)へ送信した場合を例とすると、当該ユーザが受信するメッセージbが受信メッセージに相当し、人物Bが参照したメッセージaが当該受信メッセージに関して参照されたメッセージ(参照メッセージ)に相当し、人物Bが受信メッセージの送信者に相当し、人物Aが参照メッセージの送信者に相当し、人物Aと人物Bとを関係付けるリンク情報が生成されて、メッセージbの識別情報が受信メッセージの識別情報として当該リンク情報と対応させられる。この場合、発言関係としては、人物Aが人物Bに対してメッセージaの内容を発言したことに対して、人物Bが(例えば人物Aや)ユーザに対してメッセージbの内容を発言したという関係がある。
従って、受信メッセージの送信者と参照メッセージの送信者とが関係付けられるとともに、当該関係付けと当該受信メッセージとが関係付けられるため、例えば発言関係がある受信メッセージの情報群を整理することができ、これにより、情報検索を支援することができる。
なお、本発明に言う識別情報としては、識別対象となる人やメッセージを識別することができる情報であれば、どのような情報が用いられてもよい。具体的には、例えば人やメッセージに割り当てられたアドレス情報のようなものを識別情報として用いることができ、また、例えば人の名前等やメッセージの一部等を識別情報として用いることも可能である。
また、各人や各メッセージの識別情報としては、例えば本発明に係る各処理において同一の識別情報が統一して用いられるのが好ましいが、例えば一人の人や一つのメッセージに対して複数の識別情報が用いられても、これら複数の識別情報が同一の人や同一のメッセージを示すものであることが把握されていればよい。
また、各人や各メッセージの識別情報としては、例えば本発明に係る各処理において同一の識別情報が統一して用いられるのが好ましいが、例えば一人の人や一つのメッセージに対して複数の識別情報が用いられても、これら複数の識別情報が同一の人や同一のメッセージを示すものであることが把握されていればよい。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、次のようにして、発言関係を考慮した情報検索を実現する。
すなわち、受付手段が人物の識別情報と他の人物の識別情報とを受け付け、メッセージ識別情報検出手段がリンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受け付けた識別情報同士を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出し、出力手段が検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力する。
すなわち、受付手段が人物の識別情報と他の人物の識別情報とを受け付け、メッセージ識別情報検出手段がリンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受け付けた識別情報同士を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出し、出力手段が検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力する。
ここで、上記した例のように人物Aと人物Bとを関係付けるリンク情報が生成されてメッセージbの識別情報が受信メッセージの識別情報として当該リンク情報と対応させられてリンク情報記憶手段に記憶されている場合を例とすると、情報検索支援装置は、例えば人物Aの識別情報と人物Bの識別情報とを受け付けたことに応じて、メッセージbの内容や当該メッセージbに基づいて生成された情報等を前記メッセージに関する情報として出力する。また、複数の受信メッセージが1つのリンク情報に対応付けられていた場合には、例えばこれら複数の受信メッセージのそれぞれに関する情報を出力する。
従って、例えば或る人物を表す情報と他の人物を表す情報との組をキーとして用いて情報検索を行うことができ、これにより、発言関係を考慮した情報検索を実現することができる。
なお、情報を出力する仕方としては、特に限定はなく、例えば画面に表示出力する仕方や、プリンタにより印刷出力する仕方等を用いることができる。
なお、情報を出力する仕方としては、特に限定はなく、例えば画面に表示出力する仕方や、プリンタにより印刷出力する仕方等を用いることができる。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、次のようにして発言関係を考慮した情報検索を実現する。
すなわち、受付手段が人物の識別情報を受け付け、識別情報検出手段がリンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受け付けた識別情報に関係付けられた他の人物の識別情報を検出するとともに、これらの識別情報を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出し、出力手段が検出された識別情報に対応した他の人物に関する情報及び検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力する。
すなわち、受付手段が人物の識別情報を受け付け、識別情報検出手段がリンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受け付けた識別情報に関係付けられた他の人物の識別情報を検出するとともに、これらの識別情報を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出し、出力手段が検出された識別情報に対応した他の人物に関する情報及び検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力する。
ここで、上記した例のように人物Aと人物Bとを関係付けるリンク情報が生成されてメッセージbの識別情報が受信メッセージの識別情報として当該リンク情報と対応させられてリンク情報記憶手段に記憶されている場合を例とすると、情報検索支援装置は、例えば人物Aの識別情報を受け付けたことに応じて、人物Bの名前等を前記他の人物に関する情報として出力するとともに、メッセージbの内容や当該メッセージbに基づいて生成された情報等を前記メッセージに関する情報として出力する。また、人物Aに人物B以外の人物が関係付けられていた場合や、人物Aと人物B等とのリンク情報に複数の受信メッセージが対応付けられていた場合には、例えばこれら複数の人物のそれぞれに関する情報やこれら複数の受信メッセージのそれぞれに関する情報を出力する。
従って、例えば或る人物を表す情報をキーとして用いることで、当該人物を一端とする単数或いは複数のリンクや、そのリンクに関連する受信メッセージに関する情報が出力され、これにより、発言関係を考慮した情報検索を実現することができる。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、更に、識別情報検出手段はリンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記他の人物の識別情報に関係付けられた人物の識別情報を検出するとともに、これらの識別情報を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出し、出力手段は当該検出された識別情報に対応した人物に関する情報及び当該検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力するという、応用が可能である。
ここで、上記した例のように人物Aの識別情報を受け付けたことに応じて人物Bに関する情報及びメッセージbに関する情報が出力された場合を例とすると、情報検索支援装置は、更に、人物Bに関係付けられた人物Cに関する情報や、これらの人物を(人物Bと人物Cとを)関係付けるリンク情報に対応したメッセージcに関する情報を出力する機能を有している。
従って、キーとして用いた人物に関係付けられている他の人物についても、当該人物を一端とする単数或いは複数のリンクや、そのリンクに関連する受信メッセージに関する情報が出力され、これにより、発言を行った人物のリンクをたどって情報検索を行うことができる。
なお、このような情報出力は、例えば表示出力等された人物の中からユーザにより選択された人物に関して情報検索支援装置が行う構成としてもよく、また、例えば情報検索支援装置がその設定に応じて自動的に行う構成としてもよい。
なお、このような情報出力は、例えば表示出力等された人物の中からユーザにより選択された人物に関して情報検索支援装置が行う構成としてもよく、また、例えば情報検索支援装置がその設定に応じて自動的に行う構成としてもよい。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、複数の場で生成されるリンク情報及び当該リンク情報に対応したメッセージの識別情報を統括して利用することにより、これら複数の場を単一の場とみなして情報検索を支援する。ここで、複数の場としては、上述のように、例えば、電子会議室や、電子ニュースや、電子掲示板や、メーリングリストなどといった場がある。
従って、このような種々な情報交換の場において生成されるリンク情報等を統括して利用することにより、情報検索の支援を一層厚くすることができる。
従って、このような種々な情報交換の場において生成されるリンク情報等を統括して利用することにより、情報検索の支援を一層厚くすることができる。
また、以上に示したような本発明に係る各種の処理は、例えば記憶媒体に記憶されたプログラムをコンピュータにより読み取って実行することにより実現することも可能である。
一例として、本発明に係る記憶媒体は、コンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶しており、当該プログラムは、送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報が付加されたメッセージを電子的に通信する場で用いられるコンピュータにより読み取られ、当該プログラムは、受信メッセージに関して送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報を検出する第1の処理と、受信メッセージの識別情報と当該受信メッセージに関して検出された送信者の識別情報とを対応させて受信メッセージ情報メモリに記憶する第2の処理と、受信メッセージ情報メモリに記憶された情報に基づいて、受信メッセージに関して検出された参照メッセージの送信者の識別情報を検出する第3の処理と、第1の処理により検出された送信者の識別情報と第3の処理により検出された送信者の識別情報とを関係付けるリンク情報と受信メッセージの識別情報とを対応させてリンク情報メモリに記憶する第4の処理とを当該コンピュータに実行させる。
また、本発明は、情報検索支援方法として提供することもできる。
一例として、本発明に係る記憶媒体は、コンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶しており、当該プログラムは、送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報が付加されたメッセージを電子的に通信する場で用いられるコンピュータにより読み取られ、当該プログラムは、受信メッセージに関して送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報を検出する第1の処理と、受信メッセージの識別情報と当該受信メッセージに関して検出された送信者の識別情報とを対応させて受信メッセージ情報メモリに記憶する第2の処理と、受信メッセージ情報メモリに記憶された情報に基づいて、受信メッセージに関して検出された参照メッセージの送信者の識別情報を検出する第3の処理と、第1の処理により検出された送信者の識別情報と第3の処理により検出された送信者の識別情報とを関係付けるリンク情報と受信メッセージの識別情報とを対応させてリンク情報メモリに記憶する第4の処理とを当該コンピュータに実行させる。
また、本発明は、情報検索支援方法として提供することもできる。
本発明に係る情報検索支援装置や記憶媒体や情報検索支援方法によると、例えば人物Aが発した意見等の情報aを参照して人物Bが意見等の情報bを発した場合に、人物Aと人物Bとを関係付けるとともに、当該関係付けと当該情報bとを関連付けるようにしたため、このような発言関係がある情報群を整理することができる。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、このような情報群に基づいて人物や人物関係をキーとして用いて情報検索を行うことができるため、上記のような発言関係を考慮した情報検索を実現することができる。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、更に、人物関係をたどって情報検索を行うことができるため、上記のような発言関係を考慮した情報検索を更に支援することができる。
また、本発明に係る情報検索支援装置では、更に、人物関係をたどって情報検索を行うことができるため、上記のような発言関係を考慮した情報検索を更に支援することができる。
このように、本発明に係る情報検索支援装置を利用するユーザは、例えばメーリングリストや電子掲示板などに参加するメンバーがどのような形のコミュニティーを形成しているのかをかいま見ることができ、同時に、個人間でどのような意見等の情報が交わされているのかを知ることができるため、このようなコミュニティーを容易に把握することができる。
本発明に係る一実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本実施例に係る情報検索支援装置1の構成例を示してあるとともに、ユーザ端末画面2やメールサーバ3を示してある。ここで、本実施例では、一般にメーリングリストと呼ばれている、電子メールの同報通信を行うシステムを利用して意見等の情報(メッセージ)を交換する場を対象としている。また、対象とする電子メールとして、SMTPメールを取り上げる。
図1には、本実施例に係る情報検索支援装置1の構成例を示してあるとともに、ユーザ端末画面2やメールサーバ3を示してある。ここで、本実施例では、一般にメーリングリストと呼ばれている、電子メールの同報通信を行うシステムを利用して意見等の情報(メッセージ)を交換する場を対象としている。また、対象とする電子メールとして、SMTPメールを取り上げる。
また、本実施例に係る情報検索支援装置1はユーザ端末に設置されており、当該ユーザ端末に備えられた画面が上記したユーザ端末画面2に相当する。なお、このユーザ端末は例えば通常のパーソナルコンピュータと同様な機能に、本実施例に係る情報検索支援装置1の機能が備えられたものとなっている。
また、メールサーバ3は例えば情報検索支援装置1のユーザに宛てられたメールを蓄積して、情報検索支援装置1からの要求に応じて当該メールを情報検索支援装置1へ送信する機能を有している。
また、メールサーバ3は例えば情報検索支援装置1のユーザに宛てられたメールを蓄積して、情報検索支援装置1からの要求に応じて当該メールを情報検索支援装置1へ送信する機能を有している。
本実施例に係る情報検索支援装置1には、メール受信部11と、メール解析部12と、形態素解析部13と、メールデータベース(メールDB)14と、リンク生成/更新部15と、リンクデータベース(リンクDB)16と、検索部17と、インターフェース部18とが備えられている。また、本実施例に係る情報検索支援装置1では、プロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROMに格納された制御プログラムを実行することにより各種の処理を行う構成としてある。
以下で、上記した各処理部11〜18の動作例を詳細に説明する。
メール受信部11は、例えば自律的にメールサーバ3にアクセスし、情報検索支援装置1を利用するユーザ宛のメール(受信メール)の有無を確認する。そして、メール受信部11は、ユーザ宛のメールがある場合には、それらのメールをメールサーバ3から取り込み、取り込んだメールを、順次、メール解析部12へ送る。なお、ユーザ宛てのメールがあるか否かは、例えば当該ユーザのアドレスに宛てたメールがあるか否かを判定することで確認される。
メール受信部11は、例えば自律的にメールサーバ3にアクセスし、情報検索支援装置1を利用するユーザ宛のメール(受信メール)の有無を確認する。そして、メール受信部11は、ユーザ宛のメールがある場合には、それらのメールをメールサーバ3から取り込み、取り込んだメールを、順次、メール解析部12へ送る。なお、ユーザ宛てのメールがあるか否かは、例えば当該ユーザのアドレスに宛てたメールがあるか否かを判定することで確認される。
メール解析部12は、メール受信部11から送られたメールを受信すると、まず、当該メールのヘッダ部を解析して、当該メールの送信者のアドレスを特定する情報である送信者アドレス(From:)と、当該メールの宛先となる人物のアドレスを特定する情報である宛先アドレス(To:)と、当該人物以外で当該メールの送り先となる人物のアドレスを特定する情報である写しアドレス(Cc:)と、当該メールの送信が行われた日時を特定する情報である送信日時(Date:)と、当該メールの件名を特定する情報である件名(Subject:)と、当該メールを特定する識別情報であるメッセージID(Message−ID:)と、当該メールが作成されるに際して参照された他のメール(参照メール)を特定する識別情報である返信対象メッセージID(In−Reply−To:)とを抽出する。
ここで、メール解析部12には、例えばインターフェース部18を介してユーザから入力された、単数或いは複数のメーリングリストのアドレス情報が保持されている。
そして、上記のような抽出処理を行うと、メール解析部12は、抽出した宛先アドレス或いは写しアドレスのいずれかに、保持しているメーリングリストのアドレスが例えば1つ以上含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合には、以下の処理を続ける。
そして、上記のような抽出処理を行うと、メール解析部12は、抽出した宛先アドレス或いは写しアドレスのいずれかに、保持しているメーリングリストのアドレスが例えば1つ以上含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合には、以下の処理を続ける。
すなわち、メール解析部12は、次に、受信メールから本文テキストを分離し、これを形態素解析部13へ送る。すると、後述するように、形態素解析部13からメール解析部12へ、解析の結果としてキーワードのリストが返送される。
メール解析部12は、このようなキーワードのリストを受け取ると、抽出した送信者アドレス、宛先アドレス、写しアドレス、送信日時、件名、メッセージID、返信対象メッセージIDや、分離した本文テキスト(Body:)や、受け取ったキーワードのリスト(Keywords:)を、メールデータとして一単位にまとめてメールデータベース14に格納する。
メール解析部12は、このようなキーワードのリストを受け取ると、抽出した送信者アドレス、宛先アドレス、写しアドレス、送信日時、件名、メッセージID、返信対象メッセージIDや、分離した本文テキスト(Body:)や、受け取ったキーワードのリスト(Keywords:)を、メールデータとして一単位にまとめてメールデータベース14に格納する。
ここで、図2には、メールデータベース14に格納されるメールデータの一例を示してあり、同図に示されるように、一単位のメールデータには上記した各項目に対応した情報が含まれている。
また、メール解析部12は、返信対象メッセージIDが空文字列でない場合(つまり、参照メールがあった場合)には、上記のようにメールデータベース14にメールデータを格納した後に、抽出した送信者アドレスとメッセージIDと返信対象メッセージIDを特定する情報をリンク生成/更新部15へ送信する。
また、メール解析部12は、返信対象メッセージIDが空文字列でない場合(つまり、参照メールがあった場合)には、上記のようにメールデータベース14にメールデータを格納した後に、抽出した送信者アドレスとメッセージIDと返信対象メッセージIDを特定する情報をリンク生成/更新部15へ送信する。
形態素解析部13は、メール解析部12から本文テキストを受け取った場合に、例えば一般に知られている形態素解析技術を用いて、当該本文テキスト中からキーワードを抽出する。そして、形態素解析部13は、抽出したキーワードのリストを作成して、これをメール解析部12へ解析の結果として送信する。
なお、本文テキストに含まれる語のいずれをキーワードとして抽出するかについては、例えば本文テキスト中の名詞をキーワードとして抽出する仕方や、例えば予め幾つかの語を設定しておいて当該語と同じ語を本文テキストからキーワードとして抽出する仕方等を用いることができる。
メールデータベース14は、上記図2に示したようなメールデータを格納する機能を有している。
メールデータベース14は、上記図2に示したようなメールデータを格納する機能を有している。
リンク生成/更新部15は、メール解析部12から送信者アドレスとメッセージIDと返信対象メッセージIDを特定する情報を受け取ると、以下に示すようなリンクの生成処理やリンクの更新処理を開始する。ここで言うリンクとは、例えば人物Aが投稿した意見等の情報に対して人物Bが意見等の情報を投稿した場合に、人物Aと人物Bとの関係を表現するものであり、当該リンクの一端は人物Aとなり、もう一端は人物Bとなる。
具体的には、リンク生成/更新部15は、リンクの一端にはメール解析部12から受け取った前記送信者アドレス(人物Bのアドレスに相当するもの)を関連付ける。そして、リンク生成/更新部15は、リンクのもう一端の人物を決定するために、メールデータベース14にアクセスし、メール解析部12から受け取った前記返信対象メッセージIDをキーとして、当該返信対象メッセージIDを例えばメッセージIDに含むメールデータを検索する。
このような検索の結果、該当するメールデータが見つかった場合には、リンク生成/更新部15は、当該メールデータの中から送信者アドレス(人物Aのアドレスに相当するもの)を抽出し、当該送信者アドレスをリンクのもう一端として、当該送信者アドレスとメール解析部12から受け取った前記送信者アドレスとを関係付ける。
そして、リンク生成/更新部15は、リンクの両端に相当する2つの送信者アドレスを特定する情報と、メール解析部12から受け取った前記メッセージIDを特定する情報とを、リンクデータとして一単位にまとめてリンクデータベース16に格納する。なお、リンクデータベース16内に前記リンク(人物Aと人物Bとを結ぶリンクに相当するもの)が既に登録されている場合には、既に登録されている当該リンクの追加情報として前記メッセージIDを特定する情報を登録する。このようにリンクデータの更新を行うことにより、それぞれのリンクには、当該リンクに関連付けられた一方の人物の意見等に対して他方の人物が意見等を提供するために投稿したメールのメッセージIDが蓄積されていく。
ここで、図3には、上記のようなリンク生成/更新部15により行われる処理の具体例を概念的に示してある。
すなわち、リンク生成/更新部15は、例えば人物Aにより投稿されたメールaの内容を参照して人物Bにより投稿されたメールbがあった場合には、当該メールbの送信者アドレスから人物Bを特定し、当該メールbの返信対象メッセージIDから参照されたメールaを特定するとともに当該参照メールaの送信者アドレスから人物Aを特定し、特定した人物Aと人物Bとを関係付けるリンクを生成して、当該リンクに受信メールbのメッセージIDを関連付ける。
すなわち、リンク生成/更新部15は、例えば人物Aにより投稿されたメールaの内容を参照して人物Bにより投稿されたメールbがあった場合には、当該メールbの送信者アドレスから人物Bを特定し、当該メールbの返信対象メッセージIDから参照されたメールaを特定するとともに当該参照メールaの送信者アドレスから人物Aを特定し、特定した人物Aと人物Bとを関係付けるリンクを生成して、当該リンクに受信メールbのメッセージIDを関連付ける。
また、図4には、リンクデータベース16に格納されるリンクデータの一例を示してあり、同図に示されるように、一単位のリンクデータには、特定の2者間を結び付けるための2つのアドレスと、このリンクに関連付けられたメールのメッセージIDとが含まれている。
リンクデータベース16は、上記図4に示したようなリンクデータを格納する機能を有している。
リンクデータベース16は、上記図4に示したようなリンクデータを格納する機能を有している。
検索部17は、例えばユーザからインターフェース部18を介して検索条件を受け取った場合に、当該検索条件に合致するメールの検索処理を開始する。
まず、例えば3つの検索条件(2つのアドレスを特定する情報及び1つのキーワード)が指定された場合(以下で、検索1と言う)を説明する。
この場合、検索部17は、リンクデータベース16にアクセスし、入力された2つのアドレスの両方を含んだリンクデータを検索して、該当するリンクデータが存在するときには、当該リンクデータ内に格納されているメッセージIDを読み取る。
まず、例えば3つの検索条件(2つのアドレスを特定する情報及び1つのキーワード)が指定された場合(以下で、検索1と言う)を説明する。
この場合、検索部17は、リンクデータベース16にアクセスし、入力された2つのアドレスの両方を含んだリンクデータを検索して、該当するリンクデータが存在するときには、当該リンクデータ内に格納されているメッセージIDを読み取る。
次に、検索部17は、読み取ったメッセージIDをキーとしてメールデータベース14にアクセスし、該当するメールデータ(読み取った当該メッセージIDをメッセージIDに含むメールデータ)を検索する。そして、検索部17は、このようにして検索したメールデータの中から検索条件で指定されたキーワードがキーワードリストに含まれるメールデータを検索し、当該検索したメールデータのメッセージIDを特定する情報と前記検索したリンクデータとを組にして、インターフェース部18へ送信する。
次に、上記した3つの検索条件のうち、1つのアドレスが空文字列であった(つまり、1つのアドレスを特定する情報及び1つのキーワードが指定された)場合(以下で、検索2と言う)を説明する。
この場合、検索部17は、リンクデータベース16にアクセスし、指定された1つのアドレスを含むリンクデータを検索して、該当するリンクデータが存在するときには、当該リンクデータ内に格納されているメッセージIDを読み取る。
この場合、検索部17は、リンクデータベース16にアクセスし、指定された1つのアドレスを含むリンクデータを検索して、該当するリンクデータが存在するときには、当該リンクデータ内に格納されているメッセージIDを読み取る。
次に、検索部17は、読み取ったメッセージIDをキーとしてメールデータベース14にアクセスし、該当するメールデータ(読み取った当該メッセージIDをメッセージIDに含むメールデータ)を検索する。そして、検索部17は、このようにして検索したメールデータの中から検索条件で指定されたキーワードがキーワードリストに含まれるメールデータを検索し、当該検索したメールデータのメッセージIDを特定する情報と前記検索したリンクデータとを組にして、インターフェース部18へ送信する。
次に、上記した3つの検索条件のうち、キーワードが空文字列であった(つまり、2つのアドレスを特定する情報が指定された)場合(以下で、検索3と言う)を説明する。
この場合、検索部17は、リンクデータベース16にアクセスし、指定された2つのアドレスの両方を含んだリンクデータを検索して、該当するリンクデータが存在するときには、当該リンクデータ内に格納されているメッセージIDを読み取り、読み取った全てのメッセージIDのそれぞれを特定する情報と前記検索したリンクデータとを組にして、インターフェース部18へ送信する。
この場合、検索部17は、リンクデータベース16にアクセスし、指定された2つのアドレスの両方を含んだリンクデータを検索して、該当するリンクデータが存在するときには、当該リンクデータ内に格納されているメッセージIDを読み取り、読み取った全てのメッセージIDのそれぞれを特定する情報と前記検索したリンクデータとを組にして、インターフェース部18へ送信する。
インターフェース部18は、例えばユーザから情報や指示を受け付けるキーボードやマウス等を有するとともに、ユーザに対して情報を出力する画面(本実施例では、ユーザ端末画面2)やスピーカ等を有している。
そして、インターフェース部18は、例えばユーザが初めて情報検索支援装置1を利用する際に、単数或いは複数のメーリングリストのアドレスをユーザからの入力に応じて受け付ける。受け付けたアドレスはインターフェース部18からメール解析部12へ送信され、上述のように当該メール解析部12で保持される。
そして、インターフェース部18は、例えばユーザが初めて情報検索支援装置1を利用する際に、単数或いは複数のメーリングリストのアドレスをユーザからの入力に応じて受け付ける。受け付けたアドレスはインターフェース部18からメール解析部12へ送信され、上述のように当該メール解析部12で保持される。
また、インターフェース部18は、例えばユーザからメール検索の要求があった場合には、図5に示すようなウィンドウをユーザ端末画面2に表示出力する。そして、誰が誰に対して発した意見等であってどのキーワードを含むメールを検索したいのかを特定するために、アドレス(本実施例では、1つ或いは2つのアドレス)とキーワード(本実施例では、0個或いは1つのキーワード)をユーザからの入力に応じて受け付ける。
アドレスやキーワードが入力された後に、同図に示した“検索”ボタンがユーザにより押されると、インターフェース部18は、入力された検索条件を検索部17へ送る。すると、上述のように、検索部17からは、検索の結果として、リンクデータとメッセージIDを特定する情報との組が送信され、インターフェース部18は当該組を受け取る。
本実施例では、ユーザによる検索条件の入力のされ方に応じて、検索結果の表示画面としては、次の3つの場合に対応したものがある。すなわち、1つ目は上記検索1に対応するもので全ての検索条件が入力された場合のものであり、2つ目は上記検索2に対応するもので1つのアドレスと1つのキーワードが入力された場合のものであり、3つ目は上記検索3に対応するもので2つのアドレス(と0個のキーワード)が入力された場合のものである。
まず、上記検索1の場合には、図6に示すような検索結果がユーザ端末画面2に表示出力される。表示内容は、検索の結果としてインターフェース部18が検索部17から受信したリンクデータとメッセージIDとに基づいて構成される。
具体的には、同図に示した“メンバー表示欄A”と“メンバー表示欄B”には、それぞれ検索条件として入力された各アドレスが表示される。その下には、検索にマッチしたメールの件名と、当該メールの本文テキスト中で指定されたキーワードを含むテキストの一部が表示される。
具体的には、同図に示した“メンバー表示欄A”と“メンバー表示欄B”には、それぞれ検索条件として入力された各アドレスが表示される。その下には、検索にマッチしたメールの件名と、当該メールの本文テキスト中で指定されたキーワードを含むテキストの一部が表示される。
また、このような表示内容を見て、ユーザが自己の希望する情報であると判断した場合には、ユーザは件名の横にある“表示”ボタンを押す。このボタンが押されると、インターフェース部18は、メールデータベース14に格納されているメールデータに基づいて該当するメールを復元し、これをユーザに提示する。
また、ユーザが“入力ボックスA”にアドレスを入力して“検索ボタンA”を押した場合には、検索部17では“メンバー表示欄A”で表示されているアドレスと“入力ボックスA”に入力されたアドレスと前回入力されたキーワードとを検索条件として当該検索1と同様な検索を行い、インターフェース部18がその検索結果を表示出力する。
また、ユーザが“入力ボックスA”を空欄にしたまま“検索ボタンA”を押した場合には、検索部17では“メンバー表示欄A”で表示されているアドレスと前回入力されたキーワードとを検索条件として検索2と同様な検索を行い、インターフェース部18がその検索結果を表示出力する。なお、“入力ボックスB”や“検索ボタンB”を操作したときの動作についても、“入力ボックスA”や“検索ボタンA”を操作したときの動作と同様である。
ユーザは、このように容易な操作で、メンバー(人物)のつながりとキーワードとを条件として、目的とするメールの検索を行うことができる。
ユーザは、このように容易な操作で、メンバー(人物)のつながりとキーワードとを条件として、目的とするメールの検索を行うことができる。
次に、上記検索2の場合には、図7に示すような検索結果がユーザ端末画面2に表示出力される。表示内容は、検索の結果としてインターフェース部18が検索部17から受信したリンクデータとメッセージIDとに基づいて構成される。
具体的には、同図に示した“メンバー表示欄0”には、検索条件として入力されたアドレスが表示される。また、“メンバー表示欄1”〜“メンバー表示欄n”のそれぞれには、“メンバー表示欄0”で表示されるアドレスを持つ人物との間でメーリングリストにより意見等の情報を交換したことがある人物のうち、検索条件として入力されたキーワードを含む情報を交換したことがある人物のアドレスが表示される。nは、このような人物の人数と同値である。
具体的には、同図に示した“メンバー表示欄0”には、検索条件として入力されたアドレスが表示される。また、“メンバー表示欄1”〜“メンバー表示欄n”のそれぞれには、“メンバー表示欄0”で表示されるアドレスを持つ人物との間でメーリングリストにより意見等の情報を交換したことがある人物のうち、検索条件として入力されたキーワードを含む情報を交換したことがある人物のアドレスが表示される。nは、このような人物の人数と同値である。
また、“メンバー表示欄1”〜“メンバー表示欄n”の各々の下には、上記検索1の場合と同様に、検索にマッチしたメールの件名と、当該メールの本文テキスト中で指定されたキーワードを含むテキストの一部が表示される。これを見て、ユーザが自己の希望する情報であると判断した場合には、件名の横にある“表示”ボタンを押す。このボタンが押されると、インターフェース部18は、メールデータベース14に格納されているメールデータに基づいて該当するメールを復元し、これをユーザに提示する。
また、ユーザが“入力ボックス1”にアドレスを入力して“検索ボタン1”を押した場合には、検索部17では“メンバー表示欄1”で表示されているアドレスと“入力ボックス1”に入力されたアドレスと前回入力されたキーワードとを検索条件として上記検索1と同様な検索を行い、インターフェース部18がその検索結果を表示出力する。
また、ユーザが“入力ボックス1”を空欄にしたまま“検索ボタン1”を押した場合には、検索部17では“メンバー表示欄1”で表示されているアドレスと前回入力されたキーワードとを検索条件として当該検索2と同様な検索を行い、インターフェース部18がその検索結果を表示出力する。
なお、“入力ボックス2”〜“入力ボックスn”や“検索ボタン2”〜“検索ボタンn”を操作したときの動作についても、“入力ボックス1”や“検索ボタン1”を操作したときの動作と同様である。
なお、“入力ボックス2”〜“入力ボックスn”や“検索ボタン2”〜“検索ボタンn”を操作したときの動作についても、“入力ボックス1”や“検索ボタン1”を操作したときの動作と同様である。
次に、上記検索3の場合には、図8に示すような検索結果がユーザ端末画面2に表示出力される。表示内容は、検索の結果としてインターフェース部18が検索部17から受信したリンクデータとメッセージIDとに基づいて構成される。
具体的には、同図に示した“メンバー表示欄A”及び“メンバー表示欄B”や“入力ボックスA”及び“入力ボックスB”や“検索ボタンA”及び“検索ボタンB”については、上記検索1について上記図6に示したものと同様である。また、上記検索1の場合と異なる表示内容としては、当該検索3の場合には、結果リストには二者間でやりとりされた全てのメールの件名がリスト表示される。
具体的には、同図に示した“メンバー表示欄A”及び“メンバー表示欄B”や“入力ボックスA”及び“入力ボックスB”や“検索ボタンA”及び“検索ボタンB”については、上記検索1について上記図6に示したものと同様である。また、上記検索1の場合と異なる表示内容としては、当該検索3の場合には、結果リストには二者間でやりとりされた全てのメールの件名がリスト表示される。
以上のように、本実施例の情報検索支援装置1では、例えば発言者Aと発言者Bとの間での発言に絞って検索を行うことを支援することができ、また、例えば発言者Aから発言者B、更に発言者Bから発言者Cへと、発言を行った人物のリンクをたどって、それらの人物の間で交わされた意見等の情報を探索することや閲覧することを支援することができ、これにより、ユーザによる情報の検索を容易にすることができる。
ここで、本実施例では、メール解析部12により本発明に言う受信メッセージ情報検出手段が構成され、メールデータベース14により本発明に言う受信メッセージ情報記憶手段が構成され、リンク生成/更新部15により本発明に言う参照メッセージ情報検出手段が構成され、リンクデータベース16により本発明に言うリンク情報記憶手段が構成され、検索部17により本発明に言うメッセージ識別情報検出手段や識別情報検出手段が構成され、インターフェース部18により本発明に言う受付手段や出力手段が構成される。
なお、本実施例では、電子メールの一例としてSMTPメールを取り上げたが、例えばメッセージ自体や当該メッセージの送信者や当該メッセージの参照メッセージ(返信対象のメッセージ)を一意に特定できるようなものであれば、他のものが用いられてもよい。
また、本実施例では、解析対象とする場としてメーリングリストのみを取り上げたが、例えば個人が送受信するメール環境をひとつの場ととらえれば、インターフェース部18において入力するメーリングリストのアドレスを、この個人のアドレスとしてもよい。
また、本実施例では、解析対象とする場としてメーリングリストのみを取り上げたが、例えば個人が送受信するメール環境をひとつの場ととらえれば、インターフェース部18において入力するメーリングリストのアドレスを、この個人のアドレスとしてもよい。
また、本実施例では、情報検索支援装置1をユーザ端末に設置する構成としたが、本発明に係る情報検索支援装置の設置場所としては、この限りではなく、例えば、メーリングリストを管理するサーバに情報検索支援装置を設置することも可能である。
また、本発明は、例えば情報群が情報交換を行う電子的な場において生成され、当該情報群内の情報が参照関係を有しており、これらの情報を作成した人物を特定できるような種々な環境において実施可能であり、具体的な適用対象としては、例えば電子会議室や、電子ニュースや、電子掲示板等がある。
また、本実施例では、メーリングリストという一つの場を例示したが、例えば複数の場で生成されるリンクデータを統括して利用することにより、これら複数の場を単一の場とみなして情報検索の支援を一層厚くすることも可能である。
また、本実施例では、メーリングリストという一つの場を例示したが、例えば複数の場で生成されるリンクデータを統括して利用することにより、これら複数の場を単一の場とみなして情報検索の支援を一層厚くすることも可能である。
また、本発明に係る情報検索支援装置の構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。
例えば、本実施例では、好ましい態様として、本発明に係る情報検索支援装置により行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROMに格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成としたが、例えば当該処理を実行するための各機能手段を独立したハードウエア回路として構成することも可能である。
例えば、本実施例では、好ましい態様として、本発明に係る情報検索支援装置により行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROMに格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成としたが、例えば当該処理を実行するための各機能手段を独立したハードウエア回路として構成することも可能である。
また、本発明は上記のような制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体として把握することもでき、当該制御プログラムを記憶媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
1・・情報検索支援装置、 2・・ユーザ端末画面、 3・・メールサーバ、
11・・メール受信部、 12・・メール解析部、 13・・形態素解析部、
14・・メールデータベース、 15・・リンク生成/更新部、
16・・リンクデータベース、 17・・検索部、
18・・インターフェース部、
11・・メール受信部、 12・・メール解析部、 13・・形態素解析部、
14・・メールデータベース、 15・・リンク生成/更新部、
16・・リンクデータベース、 17・・検索部、
18・・インターフェース部、
Claims (6)
- 情報群から所定の情報を検索することを支援する情報検索支援装置において、
送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報が付加されたメッセージを電子的に通信する場で用いられ、
受信メッセージに関して送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報を検出する受信メッセージ情報検出手段と、
受信メッセージの識別情報と当該受信メッセージに関して検出された送信者の識別情報とを対応させて記憶する受信メッセージ情報記憶手段と、
受信メッセージ情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受信メッセージに関して検出された参照メッセージの識別情報から当該参照メッセージの送信者の識別情報を検出する参照メッセージ情報検出手段と、
受信メッセージ情報検出手段により検出された受信メッセージの送信者の識別情報と当該受信メッセージに関して参照メッセージ情報検出手段により検出された参照メッセージの送信者の識別情報とを関係付けるリンク情報と当該受信メッセージの識別情報とを対応させて記憶するリンク情報記憶手段と、
を備えたことを特徴とする情報検索支援装置。 - 請求項1に記載の情報検索支援装置において、
人物の識別情報と他の人物の識別情報とを受け付ける受付手段と、
リンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受け付けた識別情報同士を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出するメッセージ識別情報検出手段と、
検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報検索支援装置。 - 請求項1に記載の情報検索支援装置において、
人物の識別情報を受け付ける受付手段と、
リンク情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受け付けた識別情報に関係付けられた他の人物の識別情報を検出するとともに、これらの識別情報を関係付けるリンク情報に対応したメッセージの識別情報を検出する識別情報検出手段と、
検出された識別情報に対応した他の人物に関する情報及び検出された識別情報に対応したメッセージに関する情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報検索支援装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報検索支援装置において、
複数の場で生成されるリンク情報及び当該リンク情報に対応したメッセージの識別情報を統括して利用することにより、これら複数の場を単一の場とみなして情報検索を支援することを特徴とする情報検索支援装置。 - コンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記憶媒体において、
当該プログラムは、送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報が付加されたメッセージを電子的に通信する場で用いられるコンピュータにより読み取られ、
当該プログラムは、受信メッセージに関して送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報を検出する第1の処理と、
受信メッセージの識別情報と当該受信メッセージに関して検出された送信者の識別情報とを対応させて受信メッセージ情報メモリに記憶する第2の処理と、
受信メッセージ情報メモリに記憶された情報に基づいて、受信メッセージに関して検出された参照メッセージの識別情報から当該参照メッセージの送信者の識別情報を検出する第3の処理と、
第1の処理により検出された受信メッセージの送信者の識別情報と当該受信メッセージに関して第3の処理により検出された参照メッセージの送信者の識別情報とを関係付けるリンク情報と当該受信メッセージの識別情報とを対応させてリンク情報メモリに記憶する第4の処理とを当該コンピュータに実行させることを特徴とする記憶媒体。 - 情報群から所定の情報を検索することを支援する情報検索支援装置における情報検索支援方法であって、
送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報が付加されたメッセージを電子的に通信する場で、
情報検索支援装置の受信メッセージ情報検出手段が、受信メッセージに関して送信者の識別情報及び参照されたメッセージの識別情報を検出し、
情報検索支援装置の受信メッセージ情報記憶手段が、受信メッセージの識別情報と当該受信メッセージに関して検出された送信者の識別情報とを対応させて記憶し、
情報検索支援装置の参照メッセージ情報検出手段が、受信メッセージ情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受信メッセージに関して検出された参照メッセージの識別情報から当該参照メッセージの送信者の識別情報を検出し、
情報検索支援装置のリンク情報記憶手段が、受信メッセージ情報検出手段により検出された受信メッセージの送信者の識別情報と当該受信メッセージに関して参照メッセージ情報検出手段により検出された参照メッセージの送信者の識別情報とを関係付けるリンク情報と当該受信メッセージの識別情報とを対応させて記憶する、ことを特徴とする情報検索支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228147A JP2008041103A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | 情報検索支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007228147A JP2008041103A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | 情報検索支援装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000089261A Division JP4029539B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 情報検索支援装置及び情報検索支援方法 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2007228147A Pending JP2008041103A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | 情報検索支援装置 |
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- 2007-09-03 JP JP2007228147A patent/JP2008041103A/ja active Pending
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