JP2008040798A - 画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置等の画像処理装置での処理のために、クライアント装置から印刷装置へと送られるユーザ情報を保護する。
【解決手段】クライアント装置10がユーザ情報を暗号化して印刷装置20に送ると、印刷装置20はそのユーザ情報にユーザ情報IDを付与して記憶すると共に、そのユーザ情報IDをクライアント装置10に返す。クライアント装置10は、印刷指示があった場合、ユーザ情報そのものを印刷データ410と共に印刷装置20に送る代わりに、ユーザ情報ID402を印刷データ410と対応づけて送る。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置から印刷装置へ送られる情報の保護に関する。
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置から印刷装置に対し、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)等の通信路を介して印刷を指示する場合において、印刷を指示したユーザに関する情報を情報処理装置から印刷装置へと送る場合がある。例えば、印刷装置が印刷を指示したユーザに対して課金を行う場合に、情報処理装置から印刷装置に対して、そのユーザの課金アカウントの情報を送る。また、印刷装置に対する登録ユーザ名、パスワードなどの情報を送ることもある。
特許文献1に示されるシステムでは、ホストコンピュータが、印刷データ全体を暗号化した上で、出力先の印刷装置に送っている。
特開2001−186358号公報 特開2004−021464号公報
本発明は、ユーザが情報処理装置から印刷装置へ印刷指示を行う場合において、ユーザのユーザ情報が漏洩する危険性を低減する。
(1)本発明の1つの側面では、画像処理装置と情報処理装置とを備える画像処理システムであって、前記画像処理装置は、画像処理に関連する所定の処理において用いられるユーザのユーザ情報と、前記ユーザ情報に対応するユーザ情報識別子と、を保持するユーザ情報保持部と、ユーザ情報識別子を伴った画像処理指示情報を情報処理装置から受け取った場合に、その画像処理指示情報により指示された前記画像処理に関連する処理を、前記ユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いて実行する処理実行部と、を備え、前記情報処理装置は、前記関連処理において用いられるユーザのユーザ情報に対応するユーザ情報識別子を保持する識別子保持部と、ユーザから画像処理指示を受けた場合に、画像処理対象データとそのユーザのユーザ情報識別子とを互いに対応づけて前記画像処理装置へと送信する送信部と、を備える画像処理システムを提供する。
(2)1つの態様では、上記構成(1)において、前記情報処理装置は、画像処理対象データに対してデータ識別子を付与する付与部を更に備え、前記送信部は、前記画像処理対象データと前記データ識別子と含む第1データと、前記ユーザ情報識別子と前記データ識別子とを含む第2データと、をそれぞれ別々に前記画像処理装置へと送信し、前記関連処理実行部は、前記情報処理装置から受け取った前記第1データの画像処理対象データの画像処理に関連する前記関連処理において、前記第1データのデータ識別子と同じデータ識別子を有する前記第2データのユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いる。
(3)別の態様では、上記構成(2)において前記送信部は、ユーザが画像処理指示した複数の画像処理対象データの複数のデータ識別子と、そのユーザのユーザ識別子とを含む第2データを前記画像処理装置に送信する。
(4)本発明の別の側面では、画像処理に関連する所定の処理において用いられるユーザのユーザ情報と、前記ユーザ情報に対応するユーザ情報識別子と、を保持するユーザ情報保持部と、ユーザ情報識別子を伴った画像処理指示情報を情報処理装置から受け取った場合に、その画像処理指示情報により指示された前記画像処理に関連する処理を、前記ユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いて実行する処理実行部と、を備える画像処理装置を提供する。
(5)本発明の更に別の側面では、画像処理に関連する所定の処理において用いられるユーザのユーザ情報と、前記ユーザ情報に対応するユーザ情報識別子と、を保持し、ユーザ情報識別子を伴った画像処理指示情報を情報処理装置から受け取った場合に、その画像処理指示情報により指示された前記画像処理に関連する処理を、前記ユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いて実行する、処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
(6)本発明の更に別の側面では、画像処理に関連する処理において用いられるユーザのユーザ情報に対応するユーザ情報識別子を保持する識別子保持部と、ユーザから画像処理指示を受けた場合に、画像処理対象データとそのユーザのユーザ情報識別子とを互いに対応づけて画像処理装置へと送信する送信部と、を備える情報処理装置を提供する。
(7)本発明の更に別の側面では、画像処理に関連する処理において用いられるユーザのユーザ情報に対応するユーザ情報識別子を保持し、ユーザから画像処理指示を受けた場合に、画像処理対象データとそのユーザのユーザ情報識別子とを互いに対応づけて画像処理装置へと送信する、処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
構成(1)及び(4)〜(7)によれば、印刷指示の際に情報処理装置から印刷装置に送信されるのは、ユーザ情報そのものではなく、その識別子であるユーザ情報識別子であるので、本構成を有しない構成と比べて、ユーザ情報が漏洩する危険性が少なくなる。
構成(2)によれば、ユーザ情報識別子と画像処理対象データとが別々に送信されるので、それら両者の対応関係を第三者に分かりづらくすることができる。
構成(3)によれば、情報処理装置から画像処理装置へ送信するデータ量を少なくすることができる。
実施形態の方式が適用される印刷システムの一例を図1に示す。
この図に示すように、この印刷システムは、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク30に接続されたクライアント装置10と印刷装置20とを備える。
クライアント装置10は、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータである。クライアント装置10は、文書編集ソフトウエア、表計算ソフトウエア、プレゼンテーションソフトウエア、ブラウザなど、印刷の対象となりうる各種のファイルやデータを取り扱うアプリケーションソフトウエアを備えていてよい。また、クライアント装置10は、それらファイルやデータを印刷装置20に印刷させるための処理を行うプリンタドライバ100を備える。プリンタドライバ100は、印刷装置20を制御するためのソフトウエアである。プリンタドライバ100は、印刷対象として指示されたファイルやデータを印刷装置20が取り扱い可能なデータ形式(例えばページ記述言語のデータやビットマップ画像データ)に変換する。またプリンタドライバ100は、印刷部数や用紙サイズなどの印刷パラメータを含んだ制御情報をユーザからの指示に応じて作成する。そしてプリンタドライバ100は、そのような印刷装置20が取り扱い可能な形式のデータと制御情報とを併せたものを、印刷データとして印刷装置20へ送信する。
印刷装置20は、印刷処理を制御する制御部200と、用紙への物理的な印刷を実行するプリントエンジン300とを備える。
なお、図1にはクライアント装置10及び印刷装置20をそれぞれ1台ずつしか示さなかったが、それぞれ2以上ネットワーク30上に存在していてもよい。
従来のシステムでは、印刷を指示したユーザに関する情報を、プリンタドライバが印刷データに含めて、或いは印刷データに付属する印刷制御データに組み込んで、印刷装置20に送っていた。これに対し、本実施形態のシステムでは、そのようなユーザに関する情報(「ユーザ情報」と呼ぶ)を印刷装置20に登録する。そして、クライアント装置10のプリンタドライバ100は、印刷装置20に対して印刷指示を行う場合、ユーザ情報をそのものの代わりに、印刷装置20に登録されたユーザ情報の識別子(「ユーザ情報ID」と呼ぶ)を印刷装置20に送信する。このように、ユーザ情報そのものの送信を避けることで、ユーザ情報が漏洩する危険性を低減する。
なお、プリンタドライバ100が印刷装置20に送るユーザ情報には、例えばクライアント装置10のIPアドレス又はホスト名がある。また、印刷装置20が印刷データに付加して印刷するユーザ名、印刷装置20での処理記録(ログ)に用いるユーザ名、課金アカウントのID、などと言った、各用途で用いられるユーザ名やユーザIDも、そのようなユーザ情報の一例である。また、印刷装置20の中の特定の機能を用いる際に要求されるパスワード等の認証情報も、ユーザ情報の一例である。なお、以上に例示したユーザ情報の項目はあくまで一例である。印刷装置20に、これらすべての項目を登録する必要はない。また、以上に例示したもの以外の項目をユーザ情報として印刷装置20に登録してもよい。
図2に、クライアント装置10のプリンタドライバ100の詳細な機能構成の一例を示す。図示のように、プリンタドライバ100は、ユーザ情報登録部110,ユーザ情報ID記憶部120及び印刷指示部130を備える。
ユーザ情報登録部110は、ネットワーク30を介してユーザ情報を印刷装置20登録するための処理を行う。ユーザ情報登録部110は、ユーザ情報生成部112によりそのユーザのユーザ情報を生成し、そのユーザ情報をユーザ情報送信部114により印刷装置20に送信する。ユーザ情報生成部112は、従来のプリンタドライバが印刷装置20に印刷データに付加していたユーザ情報と同様のユーザ情報を生成すればよく、その生成の方法は従来のプリンタドライバが実行していた方法と同様でよい。ユーザ情報送信部114は、印刷装置20へ送信するユーザ情報の秘密保護のために、ユーザ情報を暗号化した上で送信する。暗号化は、例えば公開鍵暗号方式を用いて行えばよい。これには、例えばSSL(Secure Socket Layer)などの伝送路保護のためのプロトコル或いは方式を用いることができる。なお、以上に挙げたユーザ情報保護の方式はあくまで一例に過ぎない。
印刷装置20の詳細については後述するが、ユーザ情報を受け取った印刷装置20は、そのユーザ情報を所定の記憶装置に登録し、そのユーザ情報に対して一意なユーザ情報IDを割り当て、そのユーザ情報IDをプリンタドライバ100へと返す。このユーザ情報IDをプリンタドライバ100のユーザ情報ID受信部116が受け取り、このユーザ情報IDを、クライアント装置10に対するユーザのログインユーザ名(或いはログインユーザID)と対応づけて、ユーザ情報ID記憶部120に登録する。
ユーザ情報登録部110は、ユーザが初めて印刷装置20に対する印刷指示を行った際に、上述のようなユーザ情報の登録処理を行えばよい。ユーザが行った印刷指示が、そのユーザにとって最初のものか否かは、そのユーザに対応するユーザ情報IDがユーザ情報ID記憶部120に登録されているか否かにより判定すればよい。また、ユーザ情報を印刷装置20に登録する旨を明示的に指示するためのユーザインタフェースを設け、そのユーザインタフェースによりユーザから指示を受けた場合に、上述の登録処理を実行するようにしてもよい。
なお、クライアント装置10は、印刷装置20に送信したユーザ情報を保存しておく必要はない。秘密漏洩対策の観点からは、クライアント装置10にはユーザ情報IDを保存し、ユーザ情報自体は保存しないようにしてもよい。
印刷指示部130は、ユーザからファイル又はデータの印刷指示を受けた場合に、その印刷指示を示す情報を生成し、印刷装置20へと送る。印刷指示部130は、印刷を指示したユーザのユーザ情報を印刷データに付加して印刷装置20に送信する代わりに、そのユーザ情報に対応するユーザ情報IDを印刷データと対応づけて印刷装置20に送信する。
印刷指示部130において、データID生成部132は、ユーザからの印刷指示に応じ、印刷装置20に1単位として送信する印刷データ(いわゆる「印刷ジョブ」)に対して、識別情報(「データID」と呼ぶ)を生成し、付与する。1単位として送信する印刷データは、例えば印刷対象のファイルを取り扱うアプリケーションにも依存し、ファイル全体に対応する印刷データの場合や、1ページの印刷データの場合など、様々な場合がある。生成されたデータIDは、指示データ送信部134及び印刷データ送信部140により利用される。
指示データ送信部134は、印刷指示を行ったユーザに対応するユーザ情報IDをユーザ情報ID記憶部120から取得し、そのユーザ情報IDとデータIDとを含んだ指示データを生成し、印刷装置20へと送信する。ここで、1つの指示データ中に複数の印刷データのデータIDを組み込めるようにしてもよい。例えば、ある種のアプリケーションのファイルは、ページごとに独立の印刷データに分けて印刷装置20へと送信されるが、そのような1ファイルの各ページの印刷データのデータIDを1つの指示データに組み込んでもよい。
また、指示データ送信部134は、指示データ中の個々のデータIDに対して、印刷を指示したユーザのデジタル署名を付加してもよい。また、指示データ全体に対して、そのユーザのデジタル署名を付加してもよい。そのようなデジタル署名の付加は、署名処理部136により行われる。署名処理部136は、この署名のために、印刷を指示したユーザの秘密鍵を保持している。
印刷データ生成部138は、印刷対象のファイル又はデータから、印刷装置20が処理可能なデータ形式(例えばページ記述言語やビットマップ画像データ)の印刷データを生成する。印刷データ送信部140は、その印刷データに対し、その印刷データに対応するデータIDを付加し、印刷装置20へと送信する。
以上説明したように、印刷指示部130は、ユーザから印刷指示を受けた場合に、印刷データと、ユーザ情報IDを含んだ指示データとを、別々に、印刷装置20へと送信する。
次に、図3を参照して、印刷装置20の制御部200を詳細に説明する。制御部200において、登録要求受信部202は、プリンタドライバ100のユーザ情報送信部114が送信したユーザ情報の登録要求を受け取る。ユーザ情報ID付与部204は、そのユーザ情報に対して一意なユーザ情報IDを付与する。ユーザ情報登録部206は、そのユーザ情報を、付与されたユーザ情報IDと対応づけて、ユーザ情報記憶部210に登録する。ID提供部208は、ユーザ情報ID付与部204が付与したユーザ情報IDを、要求元のプリンタドライバ100へと送信する。ここで、ユーザ情報IDを暗号化して送信してもよい。暗号化は、例えば要求元のユーザの公開鍵を用いて公開鍵暗号方式にて行ってもよい。なお、送信したユーザ情報IDは、プリンタドライバ100のユーザ情報ID記憶部120に登録される。
印刷指示受信部212は、プリンタドライバ100の指示データ送信部134が送信した指示データを受信する。ユーザ情報検索部214は、その指示データ中のユーザ情報IDに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部210から取得する。スケジュール登録部216は、その指示データ中のデータIDと、取得されたユーザ情報とを、印刷実行部230のスケジュール管理部232に登録する。
ここで、スケジュール管理部232は、印刷装置20における印刷スケジュールを管理する機能モジュールであり、ジョブ・キューとも呼ばれる。スケジュール管理部232は、例えば、1単位の印刷データ(ジョブ)ごとに、その印刷データをデータIDで識別してスケジュール管理を行う。スケジュール管理部232は、データIDと、ユーザ情報と、印刷データとの組を1つのエントリとして管理する。ユーザ情報と印刷データとを併せたものが、従来の印刷装置のスケジュール管理部で管理されていた情報に相当する。ここで、スケジュール管理部232は、ユーザ情報と印刷データと合成して、従来印刷装置のスケジュール管理部で管理されていた情報を生成し、これを保持していてもよい。例えば、ユーザ情報がPJL(Print Job Language)で記述されている場合、このユーザ情報を印刷データ中のPJLで記述された部分に組み込んでもよい。
ここで、図2及び図3に示した例では、指示データと印刷データとが別々にクライアント装置10から送信されるので、ユーザ情報と印刷データとは別々のタイミングでスケジュール管理部232に登録される場合もある。なお、ユーザ情報と印刷データとは、データIDにより対応づけることができる。すなわち、クライアント装置10から印刷装置20に送られるデータのうち、指示データにはデータIDとユーザ情報IDが含まれており、印刷データにもデータIDが付加されているので、同じデータIDを持つユーザ情報と印刷データとを互いに対応づけてスケジュール管理部232に登録することができる。例えば、指示データの方がそれに対応する印刷データより先に印刷装置20に到着した場合、まずデータIDに対応づけてユーザ情報がスケジュール管理部232に登録され、その後印刷データが到着した場合に、その印刷データが、対応するデータIDのエントリへと登録される。
なお、スケジュール登録部216は、データIDにユーザのデジタル署名が付されている場合は、そのデジタル署名もスケジュール管理部232に登録する。
印刷データ受信部222は、プリンタドライバ100の印刷データ送信部140が送信した印刷データを受信する。印刷データ処理部224は、その印刷データから、プリントエンジン300での印刷で用いる画像データ(例えばラスタ画像データ)を生成する。スケジュール登録部226は、印刷データ(又はそれから生成された画像データ)を、スケジュール管理部232に登録する。登録先のエントリは、印刷データと共に受信したデータIDから特定できる。なお、印刷データは、印刷が行われるまでに画像データに変換すれば足りるので、受信後すぐに画像データへ変換してもよいが、印刷の順番が来た時など、その他のタイミングで変換してもよい。
印刷実行部230は、プリントエンジン300を制御して印刷を実行させる機能モジュールである。印刷実行部230は、各印刷データ(ジョブ)を印刷するスケジュールをスケジュール管理部232により管理している(スケジュール管理部232については既述)。印刷実行部230は、スケジュール管理部232に管理された各印刷データから生成された画像データを、順番にプリントエンジン300に送って印刷させる。このような印刷順序管理は、従来からのものと同様でよい。
ユーザ情報の中には、このような印刷処理の際に利用されるものもある。例えば、共用の印刷装置で排紙部に出力された印刷物を識別できるよう、印刷内容にユーザ名を付加して印刷する場合がその一例である。また、ユーザ情報の中には、処理記録(ログ)や課金処理などのように、印刷に付随する処理にて用いられるものもある。付随処理部234はそのような印刷に付随する処理を行うモジュールを代表して図示したものである。ユーザ情報の中のある項目は、付随処理部234に渡され、利用される。印刷処理も、付随処理部234が実行する付随的な処理も、印刷に関連する処理である。
なお、この印刷実行部230により印刷を実行する前に、印刷指示が正当な者であるかを、デジタル署名を用いて検証してもよい。例えば、指示データに含まれる各データIDにユーザのデジタル署名が施されている場合、データ検証部240がそのデジタル署名を検証することで、データIDへの改竄の有無を判定できる。同様に、指示データ全体にユーザのデジタル署名が付されている場合や、印刷データにユーザのデジタル署名が付されている場合も、そのデジタル署名の検証により改竄の有無を判別できる。そして、データ検証部240により、印刷指示(指示データと印刷データ)が正当なものであると判定された場合に、印刷実行部230は印刷を実行する。逆に正当でないと判定された場合は、印刷を中止してもよい。また、正当でないと判定された場合に、印刷を実行しつつも、不正な印刷がなされた旨をログに記録したり、或いは管理者に電子メールその他の手段で通知したりしてもよい。不正な印刷指示に対してとるべき処置は、システム管理者が定め、印刷装置20に設定しておけばよい。
次に、図4を参照して、本実施形態での印刷指示の方式を説明する。図示のように、クライアント10から印刷装置20へは、指示データ400と印刷データ412とが別々に送信される。
指示データ400には、ユーザ情報ID402と、1以上のデータID404(図示例では、データID404−1及び404−2の2つ)とが含まれる。また、図示例では、個々のデータID404−1及び404−2に対して、それぞれ、印刷を指示したユーザのデジタル署名406−1及び406−2が付加されている。ただし、これは一例に過ぎない。1つの指示データ100の中にデータID404が1つしか含まれないようにしてもよい。
指示データ400に対応する印刷データ412−1及び412−2は、それぞれデータID410−1及び410−2(それぞれ指示データ400中のデータID404−1及び404−2と同じ値)と共に印刷装置20に送られる。
印刷装置20は、データID404及び410を用いることで、ユーザ情報と印刷データとの対応付けを行う。また、ユーザ情報ID402に対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部210から取り出して印刷データと合わせることで、従来の印刷データと同等の情報を再生し、これを用いて印刷やそれに付随する処理を実行する。
以上の例では、クライアント装置10から印刷装置20へ、ユーザ情報IDと印刷データとを別々に送信したが、この代わりにそれら両者をひとかたまりのデータとして送信してもよい。ただし、別々に送った方が、ユーザ情報IDと印刷データとの対応関係が第三者に推測されてしまう可能性を低減できる。
また、以上の例では、クライアント装置10から印刷装置20へとユーザ情報を送信して登録したが、これに限らず、例えばシステム管理者が手入力又は可搬型の記憶媒体を介してユーザ情報を印刷装置20に登録してもよい。
クライアント装置10は、例えば汎用のコンピュータにて上述の各部の機能又は処理内容を記述したプログラムを実行することにより実現される。コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図5に示すように、CPU(中央演算装置)40、メモリ(一次記憶)42、各種I/O(入出力)インタフェース44等がバス46を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス46に対し、例えばI/Oインタフェース44経由で、ハードディスクドライブ48やCDやDVD、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体を読み取るためのディスクドライブ50が接続される。このようなドライブ48又は50は、メモリに対する外部記憶装置として機能する。実施形態の処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク経由で、ハードディスクドライブ48等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがメモリに読み出されCPUにより実行されることにより、実施形態の処理が実現される。印刷装置20の制御部200も、同様にソフトウエアを用いて実現することもできるし、またその機能のうちの一部をハードウエア回路として実現することもできる。
以上では、画像処理装置の一例として印刷装置を例にとったが、クライアント装置に
対して画像処理サービスを提供する画像処理装置には、印刷装置以外にも、様々なものがある。例えば、スキャナ装置、デジタル複写機、ファクシミリ装置、デジタル複合機(印刷装置、スキャナ装置、及び複写装置の機能を提供する装置。ファクシミリ機能を更に提供するものもある)がその一例である。以上に説明した実施形態におけるユーザ情報の保護の方式は、そのような画像処理装置一般に広く適用可能である。
実施形態の方式が適用される印刷システムの一例を示す図である。 プリンタドライバの機能構成の一例を示す図である。 印刷装置の制御部の機能構成の一例を示す図である。 実施形態での印刷指示の方式を説明するための図である。 コンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 クライアント装置、20 印刷装置、30 ネットワーク、100 プリンタドライバ、110 ユーザ情報登録部、112 ユーザ情報生成部、114 ユーザ情報送信部、116 ユーザ情報ID受信部、120 ユーザ情報ID記憶部、130 印刷指示部、132 データID生成部、134 指示データ送信部、136 署名処理部、138 印刷データ生成部、140 印刷データ送信部、200 制御部。

Claims (7)

  1. 画像処理装置と情報処理装置とを備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    画像処理に関連する所定の処理において用いられるユーザのユーザ情報と、前記ユーザ情報に対応するユーザ情報識別子と、を保持するユーザ情報保持部と、
    ユーザ情報識別子を伴った画像処理指示情報を情報処理装置から受け取った場合に、その画像処理指示情報により指示された前記画像処理に関連する処理を、前記ユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いて実行する処理実行部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記関連処理において用いられるユーザのユーザ情報に対応するユーザ情報識別子を保持する識別子保持部と、
    ユーザから画像処理指示を受けた場合に、画像処理対象データとそのユーザのユーザ情報識別子とを互いに対応づけて前記画像処理装置へと送信する送信部と、
    を備える、
    画像処理システム。
  2. 請求項1記載の画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、画像処理対象データに対してデータ識別子を付与する付与部を更に備え、
    前記送信部は、前記画像処理対象データと前記データ識別子と含む第1データと、前記ユーザ情報識別子と前記データ識別子とを含む第2データと、をそれぞれ別々に前記画像処理装置へと送信し、
    前記関連処理実行部は、前記情報処理装置から受け取った前記第1データの画像処理対象データの画像処理に関連する前記関連処理において、前記第1データのデータ識別子と同じデータ識別子を有する前記第2データのユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いる、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項2記載の画像処理システムであって、
    前記送信部は、ユーザが画像処理指示した複数の画像処理対象データの複数のデータ識別子と、そのユーザのユーザ識別子とを含む第2データを前記画像処理装置に送信する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  4. 画像処理に関連する所定の処理において用いられるユーザのユーザ情報と、前記ユーザ情報に対応するユーザ情報識別子と、を保持するユーザ情報保持部と、
    ユーザ情報識別子を伴った画像処理指示情報を情報処理装置から受け取った場合に、その画像処理指示情報により指示された前記画像処理に関連する処理を、前記ユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いて実行する処理実行部と、
    を備える画像処理装置。
  5. 画像処理に関連する所定の処理において用いられるユーザのユーザ情報と、前記ユーザ情報に対応するユーザ情報識別子と、を保持し、
    ユーザ情報識別子を伴った画像処理指示情報を情報処理装置から受け取った場合に、その画像処理指示情報により指示された前記画像処理に関連する処理を、前記ユーザ情報識別子に対応するユーザ情報を用いて実行する、
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 画像処理に関連する処理において用いられるユーザのユーザ情報に対応するユーザ情報識別子を保持する識別子保持部と、
    ユーザから画像処理指示を受けた場合に、画像処理対象データとそのユーザのユーザ情報識別子とを互いに対応づけて画像処理装置へと送信する送信部と、
    を備える情報処理装置。
  7. 画像処理に関連する処理において用いられるユーザのユーザ情報に対応するユーザ情報識別子を保持し、
    ユーザから画像処理指示を受けた場合に、画像処理対象データとそのユーザのユーザ情報識別子とを互いに対応づけて画像処理装置へと送信する、
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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