JP2008040696A - 電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置 - Google Patents

電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出力トランジスタの電源電圧が低下した時にも、入力信号の電圧値を変更することなく、出力トランジスタの飽和を防止することができる電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置を提供する。
【解決手段】シリーズレギュレータにおいて、出力トランジスタ201の電源電圧Vccが降下して出力電圧Voutに近くなると、出力トランジスタ201の電圧利得を調整して出力電圧Voutを低下させ、出力トランジスタ201の飽和を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置に関するものであり、特にシリーズレギュレータ構成の電源回路における出力トランジスタの飽和防止技術に関するものである。
従来から、各種電子機器への電源供給用の電源回路として、一般的に広く用いられているシリーズレギュレータ構成の電源回路について、その構成及び動作の概要を、図面を用いて以下に説明する。
まず、従来例1の電源回路について、その構成及び動作の概要を、図5を用いて以下に説明する。
図5は従来例1の電源回路の構成を示す回路図である。図5において、PNP型の出力トランジスタQ1は、エミッタに電源電圧Vccが印加され、コレクタから負荷501に出力電圧Voutを供給する。出力電圧Voutは帰還抵抗R1とR2によって分圧され、帰還抵抗R1とR2の接続点電位が帰還電圧として増幅器A1の非反転入力端子(+)に入力される。増幅器A1の反転入力端子(−)には入力信号電圧Vinが印加され、増幅器A1の出力は出力トランジスタQ1のベースに接続される。
以上の構成において、増幅器A1は入力信号電圧Vinに対して反転増幅器として動作し、帰還電圧が入力信号電圧Vinより上昇すると出力トランジスタQ1からのベース電流を減らし、帰還電圧が入力信号電圧Vinより低下すると出力トランジスタQ1からのベース電流を増やす。
以上の動作に伴い、出力電圧Voutは、帰還電圧が入力信号電圧Vinに等しくなるように制御される。即ち、図5の電源回路においては、入力信号電圧Vinを(1+R1/R2)倍に変換して負荷501に出力する。入力信号電圧Vinが一定の基準電圧であれば、負荷501に対して出力電圧Voutとして一定電圧を供給する。
次に電源電圧Vccが低下した場合、つまり電源電圧Vccが出力電圧Voutに近づくと、出力トランジスタQ1のエミッタ−コレクタ間電圧が低下して飽和状態となる。このように出力トランジスタQ1が飽和すると、そのAC特性が劣化し、電源電圧Vccや負荷電流の変化に対して出力電圧Voutを安定化制御するための応答性を損なうといった問題がある。
このような出力トランジスタQ1の飽和を防止するための従来回路(例えば、特許文献1を参照)を、従来例2の電源回路として、その構成及び動作の概要を、図6を用いて以下に説明する。
図6は従来例2の電源回路の構成を示す回路図である。図6において、PNP型の出力トランジスタQ1、帰還抵抗R1とR2および反転増幅器A1の構成は図5の電源回路と同様である。異なるのは、入力信号電圧Vinを乗数レジスタ601a及び修正ロジック601bにより乗算型DAC601cにて定められた電圧に変換して出力するロジック回路601を設け、増幅器A1の出力端子と出力トランジスタQ1のベース間に電流モニタ603を設け、更に閾値コンパレータ602を設けて、電流モニタ603の情報によって乗算型DAC601cの出力電圧を制御する構成である。
この構成により、出力トランジスタQ1の飽和が防止されるが、以下にその動作について説明する。
負荷604の変動によって出力トランジスタQ1のコレクタ電流が増大することによるベース電流の増大や、電源電圧Vccの低下による出力トランジスタQ1の飽和によるベース電流の増大を、電流モニタ603が検知する。電流モニタ603の検知電流が閾値を上回ると、閾値コンパレータ602の出力によって乗数レジスタ601a及び修正ロジック601bにより乗算型DAC601cの出力電圧を下方修正する。入力信号電圧Vinは一定であるが、増幅器A1の入力電圧を低下させることによって、出力電圧Voutを低下させるものである。
このようにして、出力トランジスタQ1が駆動する負荷604の電流増大、及び出力トランジスタQ1の電源電圧Vccの低下による出力トランジスタQ1の飽和を防止する。
特表2004−537873号公報(第1図)
しかしながら、図5を用いて説明した従来例1の電源回路では、負荷501へ印加する出力電圧Voutを一定にしているため、電源電圧Vccが低下して負荷501へ印加する出力電圧Voutに近づくと、出力トランジスタQ1が飽和するという問題点がある。
このような出力トランジスタQ1の飽和を防止するために図6を用いて説明した従来例2の電源回路では、電流モニタ603や閾値コンパレータ602や修正ロジック601b等が必要であり、回路規模が増大する。さらに出力トランジスタQ1のhFEバラツキにより、個々に閾値の調整が必要になるという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、出力トランジスタの電源電圧が低下した時にも、入力信号の電圧値を変更することなく、出力トランジスタの飽和を防止することができる電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の電源回路は、直流の電源電圧が印加される電源端子と、負荷に出力電圧を供給する出力端子と、前記電源端子と前記出力端子との間に接続されるトランジスタと、入力信号が入力され、前記出力電圧を検出し、前記入力信号の電圧レベルに対して前記出力電圧が所定の電圧利得を有するように前記トランジスタのインピーダンスを調整する電圧制御手段と、前記電源電圧と前記出力電圧との電位差が所定値以下になると前記電圧利得を低下させる利得調整手段とを備えたことを特徴とする。
以上により、入力信号によって印加される入力電圧は一定に保ち、電源電圧の低下に応じて電圧利得を低下させ、出力電圧のレベルを下げることにより、出力トランジスタの飽和を防止することができる。
また、本発明の請求項2に記載の電源回路は、請求項1に記載の電源回路であって、前記電圧制御手段は、前記出力電圧を検出する帰還抵抗と、前記帰還抵抗が生成する帰還電圧と前記入力信号の電圧が入力されて前記トランジスタを駆動する増幅器とを備え、前記利得調整手段は、前記電源電圧と前記出力電圧の電位差を所定値と比較する電圧比較回路と、前記電圧比較回路の出力に応じた電流を前記帰還抵抗に流す電流源回路とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の電源回路は、請求項2に記載の電源回路であって、前記トランジスタは、エミッタが前記電源端子側に接続されてコレクタが前記出力端子側に接続されるPNPトランジスタ、またはPチャンネルMOSFETであり、前記増幅器は反転増幅器であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の電源回路は、請求項2に記載の電源回路であって、前記トランジスタは、コレクタが前記電源端子側に接続されてエミッタが前記出力端子側に接続されるNPNトランジスタ、またはNチャンネルMOSFETであり、前記増幅器は非反転増幅器であることを特徴とする。
以上により、電圧比較回路の出力に応じて電流源回路が帰還抵抗への電流値を調整することで電圧利得を調整し、出力電圧のレベルを下げて出力トランジスタの飽和を防止することができる。
また、本発明の請求項5に記載の電源回路は、請求項2に記載の電源回路であって、前記電圧比較回路は、前記電源電圧と前記出力電圧の電位差と比較される所定値を、外部からの信号に基づいて設定することを特徴とする。
以上により、出力トランジスタの飽和電圧のバラツキを吸収することができる。
また、本発明の請求項6に記載の電力増幅装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電源回路と、前記電源回路から電力が供給される電力増幅手段とからなることを特徴とする。
以上により、電源回路からの出力電圧レベルに応じて電力増幅手段からの出力電力が制御できるとともに、電源回路の出力トランジスタの飽和により生ずる遅延や過渡応答特性の劣化を防止することができる。
以上のように本発明の電源回路によれば、シリーズレギュレータにおいて、出力トランジスタの電源電圧が降下して出力電圧に近くなると、出力トランジスタの電圧利得を調整して出力電圧を低下させ、出力トランジスタの飽和を防止することができる。
これにより、シリーズレギュレータにおいて、出力トランジスタの電源電圧が低下して出力電圧に近くなった場合でも、入力信号の電圧値を変更することなく、出力トランジスタの飽和に伴って、入力信号がバースト動作状態にある場合に生ずる遅延や過渡応答を含むAC特性の劣化を防止することができる。
また、本発明の電力増幅装置によれば、GSM携帯電話機等に用いられており、入力信号に対してランピング制御を施すシステムにおいて、Spectrum特性を良好にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を示す電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の電源回路を説明する。
図1は本実施の形態1の電源回路の全体構成を示す回路図である。本実施の形態1の電源回路は、図1に示すように、電圧制御手段200、出力トランジスタ201及び利得調整手段210を備えている。
出力トランジスタ201はPNPトランジスタであり、エミッタに電源電圧Vccが印加され、コレクタから負荷300に出力電圧Voutを供給する。
電圧制御手段200は、増幅器202と、帰還抵抗R1とR2とから構成される。帰還抵抗R1とR2は電源回路の出力電圧Voutを分圧するように設けられる。増幅器202は、入力信号電圧Vinが反転端子(−)に入力され、増幅器202の出力はPNPトランジスタである出力トランジスタ201のベースに接続され、出力トランジスタ201を制御する。また、増幅器202の非反転端子(+)は利得を決める帰還抵抗R1とR2の接続点(以後、この接続点の電位を帰還電圧と称する)へ接続される。
利得調整手段210は、電流源回路211と電圧比較回路212とから構成される。電流源回路211は、帰還抵抗R1とR2の接続点へ電流を流すように接続される。電圧比較回路212は、電源電圧Vccと出力電圧Voutの電位差を検出し、電流源回路211の電流値を調整する。
まず、電源電圧Vccが出力電圧Voutより充分高い通常動作について説明する。
増幅器202は入力信号電圧Vinに対して反転増幅器として動作し、帰還電圧が入力信号電圧Vinより上昇すると出力トランジスタ201からのベース電流を減らし、帰還電圧が入力信号電圧Vinより低下すると出力トランジスタ201からのベース電流を増やす。
以上の動作に伴い、出力電圧Voutは帰還電圧が入力信号電圧Vinに等しくなるように制御される。即ち、電源回路は、入力信号電圧Vinを(1+R1/R2)倍に変換して負荷300に出力する。入力信号電圧Vinが一定の基準電圧であれば、負荷300に対して一定電圧を供給する。尚、以上のような通常動作では、電源電圧Vccと出力電圧Voutは十分電位差があり、電圧比較回路212による電流源回路211への制御はOFFしている。
次に、電源電圧Vccが低下した場合の動作を説明する。
この場合、例えば電源電圧Vccを電池から供給し、負荷300へ高電流駆動及び出力電圧Voutが高い状態である場合には、電源電圧Vccが急激に低下する。電源電圧Vccと出力電圧Voutとの電位差が、例えば0.3V以下となると電圧比較回路212は電流源回路211への出力信号をアクティブにする。
この信号に従い、電流源回路211の出力する電流が帰還抵抗R2を介してGNDへ流れ込む。このため帰還電圧は上昇し、増幅器202は出力トランジスタ201からのベース電流を減少するので、出力電圧Voutは低下する。この時の電流源回路211の電流をI1とすると、Voutは、Vout=(1+R1/R2)Vin−I1・R1となり、R1とI1の積で表される電圧分だけ出力電圧Voutのレベルが低下される。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の電源回路を説明する。
図2は本実施の形態2の電源回路の全体構成を示す回路図である。図2において、図1に示した電源回路と同じ構成のものには、同一の符号を付すことで説明を省略する。
本実施の形態2の電源回路が実施の形態1の電源回路と異なるのは、出力トランジスタをNPNトランジスタとし、増幅器への入力が逆になっている点である。これらの相違点を明確にするため、出力トランジスタ203、増幅器206とする。尚、NPNトランジスタ203に代えてNチャンネルMOSトランジスタでも良い。
以上の構成により、増幅器206は入力信号電圧Vinに対して非反転増幅器として動作し、帰還電圧が入力信号電圧Vinより上昇すると出力トランジスタ203へのベース電流を減らし、帰還電圧が入力信号電圧Vinより低下すると出力トランジスタ203へのベース電流を増やす。以上の動作に伴い、出力電圧Voutは帰還電圧が入力信号電圧Vinに等しくなるように制御される。即ち、電源回路は、入力信号電圧Vinを(1+R1/R2)倍に変換して負荷300に出力する。
一般的に、トランジスタを形成する場合、PNPトランジスタよりNPNトランジスタの方が拡散面積を縮小化できる。このため、電源回路の出力トランジスタ203としてIC内に構成する場合、同程度の特性であれば、NPNトランジスタの方がICの面積を小さくすることができる。
電源電圧Vccが低下した場合の動作は、図1に示した実施の形態1における電源回路と同様であり、出力電圧Voutを低下させることによって、出力トランジスタの飽和を防止する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の電源回路を説明する。
図3は本実施の形態3の電源回路の全体構成を示す回路図である。図3において、図1に示した実施の形態1の電源回路と同じ構成のものには、同一の符号を付すことで説明を省略する。本実施の形態3の電源回路が実施の形態1、2の電源回路と異なる点は、電圧比較回路212に抵抗213が接続されていることである。電圧比較回路212は、電源電圧Vccと出力電圧Voutとの電位差と比較する所定値を、抵抗213に流れる電流値によって調整する。
これによって、電源電圧Vccと出力電圧Voutの状態に応じて飽和を防止する電位差の設定を調整することでき、出力トランジスタ201の飽和電圧のバラツキを吸収することができる。
なお、上記では抵抗213を用いて比較電圧を設定する構成を説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、外部からの信号のレベルによって電圧比較回路212の電位差を調整するような構成であってもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の電力増幅装置を説明する。
図4は本実施の形態4の電力増幅装置の構成を示す回路図である。図4に示す電力増幅装置において、図1に示した実施の形態1の電源回路と同じ構成のものには、同一の符号を付すことで説明を省略する。実施の形態1の電源回路を用いた電力増幅装置が実施の形態1の電源回路と異なる点は、出力電圧Voutを与える負荷300に代えて電力増幅器301を備えていることである。電力増幅器301は電源回路から電力供給され、入力信号RFinを増幅してRFoutを出力する。出力電圧Voutが電力増幅器301の電源として印加されることから、出力電圧Voutのレベルに応じて電力増幅器301の出力電力が制御される。
本実施の形態4の電力増幅装置において、電源回路の出力電圧Voutから電力が供給される電力増幅器301は、入力信号電圧Vinのバースト動作に対してランピング制御を実施するようなシステムにおいて、良好な応答性を示す。
なお、入力信号電圧Vinのバースト動作とは、入力信号電圧Vinが一定時間においてオン/オフを繰り返す動作である。GSM携帯電話機等のように、入力信号電圧Vinに追従して電力制御するシステムでは、入力信号電圧Vinの急峻な立ち上がり及び立ち下がり(振幅包絡値が急峻に変化)は、帯域外漏洩電力が増大し、隣接チャネルに干渉をもたらす。
また、ランピング制御とは、過渡応答によるSpectrumの広がりを抑制するために、入力信号電圧Vinの立ち上がり及び立ち下がりを緩和するために、電圧を段階的に変化させるデータ制御のことである。
まず、バースト動作中の入力信号電圧Vinにおけるオン時の信号レベルから設定される電源回路の出力電圧Voutが、電源回路の電源電圧Vccに近く、電源回路の出力トランジスタ201が飽和してしまう場合の動作を説明する。
この時、ランピング制御によって入力信号電圧Vinは段階的に低下し、電圧制御手段200は出力トランジスタ201を制御して出力電圧Voutを低下しようとする。しかし出力トランジスタ201が飽和状態であると、電圧制御手段200によるベース電流の調整に即応できない。即ち、出力電圧Voutはランピング制御された入力信号電圧Vinの低下に追従できず、立ち下がりが一旦遅れる。
そして飽和状態から脱却後、既に低下してしまった入力信号電圧Vinに追従するために、急速に出力電圧Voutを低下させる。このため、ランピング制御による入力信号電圧Vinの立ち上がり及び立ち下がりの緩和は、その効果を奏することができず、隣接チャネルに干渉をもたらすこととなる。
以上の問題に対し、本実施の形態4の電力増幅装置によれば、電源回路の出力電圧Voutは、バースト動作中の入力信号電圧Vinのオン時信号レベルから設定される電源回路の出力電圧よりわずかに低下するものの、出力トランジスタ201の飽和が防止される。このことにより、電源回路の出力電圧Voutは、ランピング制御によって緩和された入力信号電圧Vinの立ち上がり及び立ち下がりに追従することができる。
本発明の電源回路及びこの電源回路を用いた電力増幅装置は、出力トランジスタの電源電圧が低下した時にも、入力信号の電圧値を変更することなく、出力トランジスタの飽和を防止することができるもので、電源回路は各種電子機器への電源供給に有用であり、この電源回路を用いた電力増幅装置は、例えばGSM携帯電話機向け電力増幅装置として有用である。
本発明の実施の形態1の電源回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態2の電源回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態3の電源回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態4の電力増幅装置の構成を示す回路図 従来例1の電源回路の構成を示す回路図 従来例2の電源回路の構成を示す回路図
符号の説明
200 電圧制御手段
201 出力トランジスタQ1(PNP)
202 増幅器
203 出力トランジスタQ1(NPN)
206 増幅器
210 利得調整手段
211 電流源回路
212 電圧比較回路
213 外部抵抗
300 負荷
301 電力増幅器
Vcc 電源電圧
Vin 入力信号電圧
Vout 出力電圧
R1、R2 帰還抵抗
I1 電流源回路211の電流

Claims (6)

  1. 直流の電源電圧が印加される電源端子と、
    負荷に出力電圧を供給する出力端子と、
    前記電源端子と前記出力端子との間に接続されるトランジスタと、
    入力信号が入力され、前記出力電圧を検出し、前記入力信号の電圧レベルに対して前記出力電圧が所定の電圧利得を有するように前記トランジスタのインピーダンスを調整する電圧制御手段と、
    前記電源電圧と前記出力電圧との電位差が所定値以下になると前記電圧利得を低下させる利得調整手段とを備えた
    ことを特徴とする電源回路。
  2. 前記電圧制御手段は、
    前記出力電圧を検出する帰還抵抗と、
    前記帰還抵抗が生成する帰還電圧と前記入力信号の電圧が入力されて前記トランジスタを駆動する増幅器とを備え、
    前記利得調整手段は、
    前記電源電圧と前記出力電圧の電位差を所定値と比較する電圧比較回路と、
    前記電圧比較回路の出力に応じた電流を前記帰還抵抗に流す電流源回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記トランジスタは、
    エミッタが前記電源端子側に接続されてコレクタが前記出力端子側に接続されるPNPトランジスタ、またはPチャンネルMOSFETであり、
    前記増幅器は反転増幅器である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記トランジスタは、
    コレクタが前記電源端子側に接続されてエミッタが前記出力端子側に接続されるNPNトランジスタ、またはNチャンネルMOSFETであり、
    前記増幅器は非反転増幅器である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  5. 前記電圧比較回路は、
    前記電源電圧と前記出力電圧の電位差と比較される所定値を、外部からの信号に基づいて設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電源回路と、
    前記電源回路から電力が供給される電力増幅手段とからなる
    ことを特徴とする電力増幅装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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