JP2008040500A - プレーナ光波回路に基づく波長選択スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】プレーナ光波回路に基づく波長選択スイッチを提供する。
【解決手段】本発明は、離散導波路が配置されるプレーナ光波チップ(PLC)内部のRowland円に、入力AWGを介して発射された各波長成分を集束し、1つの直線に沿ってPLCチップの外側に各波長成分を集束する、標準のアレイ導波路回折格子(AWG)の概念を拡張する。MEMSミラーのアレイまたは他の再方向付け要素は、入力AWGと同一のPLCチップ上に形成される任意の数の選択された出力AWGに戻して各波長チャネルを独立して再方向付けする焦点位置に配置される。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、離散導波路が配置されるプレーナ光波チップ(PLC)内部のRowland円に、入力AWGを介して発射された各波長成分を集束し、1つの直線に沿ってPLCチップの外側に各波長成分を集束する、標準のアレイ導波路回折格子(AWG)の概念を拡張する。MEMSミラーのアレイまたは他の再方向付け要素は、入力AWGと同一のPLCチップ上に形成される任意の数の選択された出力AWGに戻して各波長チャネルを独立して再方向付けする焦点位置に配置される。
【選択図】図3
Description
本発明は、参照によって本明細書に組み込まれる、2006年8月3日に出願された米国特許出願第60/821346号の優先権を主張する。
本発明は、波長選択スイッチ(WSS)、特にプレーナ光波回路(PLC)技術に基づくWSSに関する。
Solgaardらへ2000年8月1日に発行された米国特許第6097859号、Bouevitchらへ2002年12月24日に発行された米国特許第6498872号、Ducellierらへ2004年3月16日に発行された米国特許第6707959号、Bouevitchへ2004年10月26日に発行された米国特許第6810169号、Solgaardらへ発行された米国特許第6922239号、およびDanagherらへ2006年3月21日に発行された米国特許第7014326号に開示される光波長分散デバイスなどの従来の光波長分散デバイスは、多重化された光学ビームを成分波長に分離し、次に修正されている、または修正されていない可能性がある個別の波長または波長のグループを、デバイスを介して所望の出力ポートへ戻るように方向付けする。一般的に、デバイスの後方端部は、選択された波長をいくつかの出力ポートの1つへ戻るように再方向付けするために使用されるマイクロ電気機械(MEM)マイクロ・ミラー・アレイ、または選択された波長を遮断するまたは減衰するために使用される液晶セルのアレイなど個別に制御可能なデバイスを含む。
波長ブロッカ(WB)またはダイナミック・ゲイン等価器(DGE)の場合には、前方端部ユニットは、サーキュレータを有する単一の入力/出力ポート、または1つの入力ポートおよび1つの出力ポートを含むことができる。一般的に、前方端部ユニットは、入力ビームを2つのサブ・ビームに分割し、かつ2つのサブ・ビームが同一の偏光状態を有することを確実にするための偏波ダイバーシティ・ユニットを含む。WBまたはDGEのための後方端部ユニットは、液晶セルのアレイであることができ、液晶セルのアレイは、前方端部における偏波ダイバーシティ・ユニットを通して戻る選択されたチャネルを部分的に減衰するまたは完全に遮断するために、波長チャネルの偏光状態を独立して回転する。WBおよびDGE後方端部ユニットの実施例は、参照によって本明細書に組み込まれる、Danagherらへ2006年3月21日に発行された米国特許第7014326号、Bouevitchらへ2002年12月24日に発行された米国特許第6498872号、およびBouevitchへ2004年10月26日に発行された米国特許第6810169号に開示される。
アレイ導波路回折格子(AWG)は、導波路の分散アレイをプレーナ光波回路チップ上の入出力「スター・カプラ」に結合することで、Dragoneによって発明された。AWGは、参照によって本明細書に組み込まれる、米国特許第5002350号(1991年3月)においてDragoneによって教示されるように、DWDMデマルチプレクサとしておよびDWDMマルチプレクサとしての両方で作用することができる。
環境要因に対する信頼性および頑強性のために、多くの必要な機能を可能な限りプレーナ光波回路(PLC)上でモノリシックに実施することが望ましい。しかしながら、PLC上にMEMSアレイを含む実際的な方法がまだ存在しない。したがって、何らかの形で、全てのポートからの波長チャネルが、PLCの外側のミラーのMEMSアレイに結像されなければならない。
Ducellierらへ2006年4月11日に発行された米国特許第7027684号、およびDucellierへの2004年12月16日に公開された米国特許出願公開第2004/0252938号は、図1および図2に示される、それぞれ単一および多層プレーナ光波回路(PLC)波長選択スイッチ(WSS)に関する。図1に示される単一レベル・デバイス1は、中間に入力AWG、および入力AWGの両側に複数の出力AWGを有するPLC2を含む。入力AWG内に発射される入力光信号は、レンジング3を通して異なる角度で傾斜可能なミラー4のアレイへ方向付けられる成分波長へ分散される。光は、PLC2に隣接する第1の円筒レンズ5によって一方向、例えば垂直にコリメートされ、一方、円筒スイッチング・レンズ6は、出力光を水平方向に傾斜可能なミラー4に集束する。各波長チャネルは、傾斜可能なミラー4の異なる1つに当たり、傾斜可能なミラー4は、個別の波長チャネルを、出力AWGが再結合するのに望ましいどれにでもレンジング3を通して再方向付けして戻し、出力ポートに出力する。単一レベル・デバイスのために、傾斜可能なミラー4は、波長チャネルを分散面、すなわちPLC2の面に再方向付けするために単一軸を中心に回転する。
図2に示される2レベル・デバイス11は、複数の入力または出力AWGおよびポートを有する、PLC2上方に重ねられる、PLC2に類似する第2のPLC12を含む。第2の円筒レンズ15は、光のビームを第2のPLC12上に提供されるAWGの出力上に集束するために、第1の円筒レンズ5上に重ねられる。2レベル・デバイスのために、傾斜可能なミラー14は、波長チャネルを分散面内(上述のように)、および分散面すなわちPLC12の面に平行な面内の分散面に鋭角に再方向付けするために、2つの垂直軸を中心に回転する。
前述のDucellierデバイスにおいて、AWGは、チップの縁部において直線線形アレイで終端し、それによって、AWG出力で曲線なしに、「焦点」は無限大で生じる。したがって、外部バルク光学レンズは、単なる視野レンズとしてより、完全な(空間)フーリエ変換レンズとして機能する必要がある。したがって、外部レンズが、非常に良好に整列されることが必要である、すなわち比較的高価でありかつ整列誤りに対して非常に敏感であるだけでなく、光路は必ず、ほとんど空気中にある。
米国特許出願第60/821346号
米国特許第6097859号
米国特許第6498872号
米国特許第6707959号
米国特許第6810169号
米国特許第6922239号
米国特許第7014326号
米国特許第5002350号
米国特許第7027684号
米国特許出願公開第2004/0252938号
本発明の目的は、チップの外側点で各波長チャネルを集束するために、チャネル導波路とスラブ導波路との間の境界に仮想瞳孔を設けることによって、従来技術の欠点を解消することである。
したがって、本発明は、波長分散デバイスに関し、波長分散デバイスは、
第1のプレーナ光波回路(PLC)チップを備え、第1のプレーナ光波回路(PLC)チップは、複数の波長チャネルを含む入力光信号を発射するための入力ポートと、複数の波長チャネルを分散するための入力アレイ導波路回折格子(AWG)であって、入力ポートに光学的に結合される入力スラブ導波路領域と、入力スラブ導波路領域から延びるチャネル導波路の第1のアレイと、チャネル導波路の第1のアレイと第1のPLCチップの第1の縁部との間で分散された波長チャネルを案内するための入力/出力スラブ導波路領域とを含み、チャネル導波路の第1のアレイと入力/出力スラブ導波路領域との間の界面は、湾曲され、光出力を提供するものであり、PLCチップの外側の湾曲した焦点面に沿って波長チャネルを集束する、入力アレイ導波路回折格子(AWG)と、選択された波長チャネルを出力光信号に結合するための第1の複数の出力AWGであって、各出力AWGは、チャネル導波路の第1のアレイと第1のPLCチップの縁部との間で分散された波長チャネルを案内するための入力/出力スラブ導波路領域と、入力/出力スラブ導波路領域から延びるチャネル導波路の第2のアレイと、チャネル導波路の第2のアレイとPLCチップの第2の縁部との間で出力光信号を案内するための第1の複数の出力スラブ導波路領域とを含み、チャネル導波路の第2のアレイと入力/出力スラブ導波路領域との間の界面は、湾曲され、光出力を提供する、第1の複数の出力AWGと、出力光信号を出力するための第1の複数の出力ポートと備え、
波長分散デバイスは、さらに、
第1の入力光信号から、それぞれ第1の出力ポートに出力するための第1の出力光信号を形成する選択された第1の出力アレイ導波路回折格子へ、各波長チャネルを独立して再方向付けするためのスイッチング要素の第1のアレイと、
湾曲ラインからスイッチング要素の第1のアレイを画定する直線ラインに沿って導波路チャネルの焦点面を変更するための、PLCチップの第1の縁部とスイッチング要素の第1のアレイとの間の視野レンズとを備える。
第1のプレーナ光波回路(PLC)チップを備え、第1のプレーナ光波回路(PLC)チップは、複数の波長チャネルを含む入力光信号を発射するための入力ポートと、複数の波長チャネルを分散するための入力アレイ導波路回折格子(AWG)であって、入力ポートに光学的に結合される入力スラブ導波路領域と、入力スラブ導波路領域から延びるチャネル導波路の第1のアレイと、チャネル導波路の第1のアレイと第1のPLCチップの第1の縁部との間で分散された波長チャネルを案内するための入力/出力スラブ導波路領域とを含み、チャネル導波路の第1のアレイと入力/出力スラブ導波路領域との間の界面は、湾曲され、光出力を提供するものであり、PLCチップの外側の湾曲した焦点面に沿って波長チャネルを集束する、入力アレイ導波路回折格子(AWG)と、選択された波長チャネルを出力光信号に結合するための第1の複数の出力AWGであって、各出力AWGは、チャネル導波路の第1のアレイと第1のPLCチップの縁部との間で分散された波長チャネルを案内するための入力/出力スラブ導波路領域と、入力/出力スラブ導波路領域から延びるチャネル導波路の第2のアレイと、チャネル導波路の第2のアレイとPLCチップの第2の縁部との間で出力光信号を案内するための第1の複数の出力スラブ導波路領域とを含み、チャネル導波路の第2のアレイと入力/出力スラブ導波路領域との間の界面は、湾曲され、光出力を提供する、第1の複数の出力AWGと、出力光信号を出力するための第1の複数の出力ポートと備え、
波長分散デバイスは、さらに、
第1の入力光信号から、それぞれ第1の出力ポートに出力するための第1の出力光信号を形成する選択された第1の出力アレイ導波路回折格子へ、各波長チャネルを独立して再方向付けするためのスイッチング要素の第1のアレイと、
湾曲ラインからスイッチング要素の第1のアレイを画定する直線ラインに沿って導波路チャネルの焦点面を変更するための、PLCチップの第1の縁部とスイッチング要素の第1のアレイとの間の視野レンズとを備える。
本発明は、その好ましい実施形態を表す添付の図面を参照してより詳細に記載する。
本発明は、標準のアレイ導波路回折格子(AWG)の概念を拡張するもので、それは、離散導波路が配置されるチップ内側のRowland円に各波長成分を集束し、その1つに、チップの外側に各波長成分を集束し、かつ次に焦点位置にMEMSミラー・アレイを配置する。図3を参照すると、本発明による基本デバイス21は、その縁部に入力ポート23を有するPLCチップ22を含み、第1のAWG24が入力ファイバ26に光学的に結合されることを可能にする。1つ以上の波長チャネルを含む入力光信号が、入力ポート23を介して入力ファイバ26からAWG24内に発射され、かつチャネル導波路28のアレイへ入口スラブ導波路セクション27内に一次元で回折する。チャネル導波路28の出力は、光出力(optical power)を有する仮想サブ瞳孔(virtual sub−pupil)30を形成する湾曲された界面に沿って長い出力スラブ導波路領域29と連結し、それによって、波長チャネルは、第1のAWG24と平行なまたは第1のAWG24と一致する分散面内のPLCチップ22の外に屈折し、増大する波長の順番で、全体的に31で示される円を描く様々な点で集束する。
図4を参照すると、上方の光線(破線)は、いちばん端の波長、例えば対象の、所期のスペクトル帯の短い波長端部で、チャネル導波路28のアレイの端部、すなわち仮想瞳孔30から放出される光線を表し、一方、中間の光線(一点鎖線)は、中心波長軌跡を表し、下側の光線(二点鎖線)は、上方の光線によって表されるいちばん端の波長とは反対側のいちばん端の波長を表す。前述の像形成(imaging)は、例示的な分散方向およびAWG24の面に適用されるが、PLCチップ22に垂直な方向または面、すなわち図3の面の外にPLCチップ22の外に回折する光の像形成の考察は、以降に示される。
チャネル導波路28、37a、および37bと出力スラブ導波路領域29との間の光学的に湾曲された界面は、光出力を有しており、すなわち仮想瞳孔、例えば増大する波長とともに傾斜する光出力を有する湾曲されたレンズとして考えられることができる。仮想瞳孔は、スラブ導波路領域に到達する導波路のアレイを参照し、それによって、それらから放出される光は、「波長とともにのみ傾斜する」場を生成し、すなわちAWGの分散に応じるその方向を除いて各波長に関して同一であり、すなわち波長間に一定の遅延を生成する。小さな傾斜に関するこの挙動を確実にするために、入力AWG24の導波路チャネル28のアレイ内の隣接する導波路は、それらの間に一定の遅延を有する。チャネル導波路28、37a、および37bの端部は、このように、図3において想像線で示されるそれぞれサブ瞳孔またはサブ・レンズ30、40a、および40bを示す。瞳孔は、スペクトル解像度が選択されることができるように、すなわち、所定のサブ瞳孔における導波路がより多くなると、スペクトル解像度がより細かくなるように分割されることができる。例えば、3個のポートよりむしろ、5個のポートは、図3において示唆されるPLCチップ22のスペクトル解像度の3/5のスペクトル解像度を有するPLCチップ22上に配置されることができる。
サブ瞳孔30は、所定の波長でサブ瞳孔30から出る任意のビームが、独特の角度で分散するように、各導波路チャネルの光線を分散する。AWG24と湾曲された出力スラブ領域29(または69)との間に界面を作る効果は、入力AWG24の出力でレンズを有効に配置することであり、それによって各導波路チャネルの光線の束は、あるスポットに集束する。
理想的には、例えば傾斜するMEMのミラー35のアレイなどの修正または再方向付けする要素のアレイは、各波長チャネルを複数の出力AWG36aおよび36bの所望のまたは選択された1つへ出力スラブ導波路領域29を通って戻し、または入力AWG24へ戻して独立して再方向付けするために、焦点、すなわち各波長チャネル位置で1つの焦点に配置されるべきである。したがって、サブ瞳孔30から来る1つ以上の波長チャネルを表す光線の束は、所望の出力ポート39aまたは39bを再結合しかつ出力するために、サブ瞳孔40aまたは40bの1つに向けて反射される。各出力AWG36aおよび36bは、それぞれチャネル導波路37aおよび37bのアレイ、およびそれぞれ出口スラブ導波路セクション38aおよび38bを含む。出力ポート39aまたは39bは、出口スラブ導波路セクション38aおよび38bを、それぞれ出力ファイバ42aおよび42bに光学的に結合されることを可能にする。
さらに、MEMミラー35のアレイは、他の光学スイッチング要素、例えば、参照によって本明細書に組み込まれるFriskenらへ2006年3月30日に公開された米国特許出願公開第2006/0067611号に開示されるなどのシリコン上の液晶(LCoS)フェーズアレイ、または個別の波長チャネルの偏光を独立して回転し、それによって波長チャネルの一部または全部が妨げられまたはスイッチングされることができる液晶セルなどの偏光回転子のアレイで置き換えられることができる。
示される実施形態は、1つの入力および2つの出力導波路およびポートを含むが、追加の入力および出力導波路およびポートは、本発明の範囲内にある。さらに、簡略性のために、ポートおよびAWGは、「入力」および「出力」として識別されるが、全てのポートおよび導波路は、特定の適用に応じて入るかつ/または出る信号の両方に適している。
残念ながら、図3および図4に示される実施形態は、製造および/または像形成において困難性を引き起こす欠点を有する。第1に、各導波路チャネルのための光線束は、直線にならないが、図4に示されるようにRowland円の屈折された像31になる。そのように、MEMミラー・アレイ35が、直線上に位置しないだけでなく、入力ポートを出力ポートに接続するために必要な角度範囲は、波長依存性になり、このように、テレセントリック・システムと比べてMEMミラーに関する増大した範囲の傾斜角度を必要とし、入力AWG24からの所定の波長の光線の収集を表す全てのコーンは、平行な焦点になり、すなわち対応するRowland円は、無限大の径を有する。
第2に、焦点の詳細(図5)は、導波路/空気界面を通る場を集束することによって導入される球面収差が著しいことを示す。この特定の設計の詳細は本発明に関連しないが、参照のために、光線のこの特定の収集に関する「最小錯乱円」は、11ミクロンの直径を有することが留意されるべきである。
本発明によりWSSとしてより良好に動作するために、チップから集束する場の位置を表す円31は、例えば視野レンズなどのある形態の光学装置を介して、例えばMEMミラーなどの波長チャネル再方向付け手段のアレイに対応するラインに対して直線にされなければならない。集束する場の位置に直線にすることに加えて、視野レンズは、また、チップ/空気界面に由来する球面収差を低減する。
前述の問題を解決するために、図6に示される外部視野レンズ54は、PLCチップ22の縁部と修正または再方向付け要素35との間のWSS51に追加される。WSS51の残りの要素は、図3のWSS21の要素と実質的に同一である。結果として、(今やテレセントリックな)コーンは直線にされ、このように、MEMSミラー35のアレイの所定の目標幅のために必要なミラー傾斜範囲を最小化する。さらに、視野レンズ54は、視野レンズ54に由来する球面収差が、どこでもPLCチップ22と空気との間の界面に由来する球面収差とは符号が逆であるように、選択されかつ設計される。光学的結合をさらに改善するために、チャネル導波路28、37a、および37bと出力スラブ導波路領域29との間の界面は、通常の円形形状からより一般的な円錐形状に修正される。仮想瞳孔が波長とともに単純に回転するが、そうでなければその同一形状を維持する条件を維持するために、全ての隣接するチャネル導波路は、一定の遅延を有する。この制約は、次に各ポートのAWGを備える個別のチャネル導波路の設計配置において考えられる。
チャネル/スラブ界面を最適化することと単純な円筒状視野レンズの導入との組み合わせの最終的な結果は、集束されたスポットで見られる収差の実質的な低減である。図7で示されるように、いちばん端の波長での焦点における最小錯乱円は、この特定の設計に関して350分の1より低減され、すなわち約30nmに低減される。チャネル導波路28と出力スラブ導波路領域29との間の界面を調整する円筒状視野レンズ54と、隣接する導波路間の遅延が一定であるようにチャネル導波路28の配置との組み合わせは、入力AWG24の構造が、MEMアレイ35を含む平坦な面でテレセントリックな回折制限された場に個別の波長を集束することを可能にする。さらに、アーキテクチャは、光がほとんどの時間でPLCチップ22内に留まり、完全にモノリシックな(全てチップ上にある)解決方法とほとんど同等である頑強性を可能にするようなものである。
残念なことに、出力スラブ領域29に関連するかなり大きな領域は、PLCチップ22の価格に有意に追加される。価格を最小化するための1つの方法は、低減されたPLCチップ62上に低減された出力スラブ導波路領域69を提供し、すなわち図8にWSS61上に示されるように、PLCチップ62と視野レンズ54との間に案内されていない領域を追加することである。焦点の品質は、より長い出力スラブ領域に関連する焦点の品質より劣ると予想されるが、これは、低減されたチップ価格との妥協を表す。図8の実施形態における残りの要素は、図3および図6の要素と同一である。
入力AWG24からのチャネル導波路28の端部、すなわちサブ瞳孔30は、所定の波長でその瞳孔から出る任意のビームは、図9aで示唆されるように独特な角度で分散するように、入力光信号を分散する。AWG24と湾曲された出力スラブ領域29(または69)との間に界面を作る効果は、図9bで示唆されるように入力AWG24の出力でレンズを有効に配置することである。MEMのアレイ35がPLCチップ22の縁部に配置されることを仮定すると、波長分散場は、図9bにおけるように曲率半径(Rowland円31)に等しい、ガラス、すなわちPLC22の材料内の有効焦点距離(EFL)に対応する距離で焦点になる。しかしながら、前述の仮定は、場が、PLCチップ22の縁部と案内されない領域(空気)との間の第2の界面を通して屈折するので、完全に正しくはない。PLCチップ22の縁部を通して案内されない領域への屈折は、図9cに示されるように、PLCチップ22の縁部からあるより短い距離で実際のAWG瞳孔30と同じサイズの仮想瞳孔30’を有効に配置する。サブ瞳孔30は、PLCチップ22の縁部から距離Dに配置されるなら、仮想瞳孔は、チップ縁部から距離D/nで見出され、nは、出力スラブ導波路セクション29またはPLCチップ22に関する有効スラブ屈折率である。仮想瞳孔/レンズ30’は、AWG24が空気内で構成されたかのように挙動し、有効焦点距離EFLAWG,Airは、1/nの倍率だけRowland円半径より小さい。
図10は、本発明による完全近軸モデルを示し、仮想瞳孔30’は、面EFLAWG,Airから外して波長チャネルの光線を集束する。視野レンズ54の光学軸OAに平行な全ての波長での焦点のために必要なことは、仮想瞳孔30’が、視野レンズ54の前側焦点面、すなわちEFLFL1つ離れて現れ、かつEFLFL<EFLAWG,Airであることである。これら2つのEFL間の差異は、視野レンズに対する一次の像形成条件に従って−oとして示され、1/o+1/i=1/EFLFLである。結果を簡単化すれば、i=(EFLFL/EFLAWG,Air)(EFLAWG,Air−EFLFL)であり、焦点における結果としての強度は、M=−i/o=EFLFL/EFLAWG,Airである。
追加の構造は、光学性能および組み合わせられた光学モジュール51(または61)の感度をさらに改善するために、PLCチップ22上に配置されることができる。追加の構造は、本発明によるファイバ26、42a、および42bと光学モジュール51(または61)との間の光学的結合損失を改善し、非分散方向における光の開口数も低減し、要件を低減し、かつ光学モジュール51の自由空間光学ブロックの性能を改善する。
PLCチップ22(または62)のサイズを低減するために、より大きな屈折率コントラスト、すなわちPLCチップ22のコアとクラッドとの屈折率の差は、チャネル導波路28、37a、および37bにおけるより小さい曲げ半径を可能にするように選択される。しかしながら、屈折率コントラスト差は、ファイバ26、42a、および42bのモードをチャネル導波路28、37a、および37bに一致させようとするときに望ましくない結合損失を結果として生じる。
参照によって本明細書に組み込まれる、Z.WeissmanおよびI.Hendelの「Analysis of Periodically Segmented Waveguide Mode Expanders」、Journal of Lightwave Technology、第13巻、第10号、1995年10月は、ファイバと導波路との間のモード不一致の低減を可能にする二次元テーパ構造を開示する。
本発明の好ましい実施形態において、光は、AWG24の入口スラブ導波路セクション27内に直接発射される。ファイバ26と入口スラブ導波路セクション27との結合を改善するために、周期的に分けられたスラブ・セグメント(PSS)71は、ファイバ26と入口スラブ導波路セクション27、すなわち最も近い入力ポート23との間の界面に提供される。PSS71は、実質的に均一な周期を有し、周期(P)に対する導波路セグメントの幅(a)の比を表すデューティ・サイクルが、チャネル導波路28のアレイの側で1から、入力ポート23に最も近い0と1との間の出口比(0.1から0.9、好ましくは0.25から0.75)へ低減する。出口比は、PLCチップ22とファイバ26との間の屈折率コントラストの差異に応じる。
例えば、0.3%デルタ・ファイバの0.7%デルタ導波路への結合の場合には、出口比は、0.7に近い値について最適であることが見出された。出口比は、当然、ファイバ26とPLCチップ22との間の屈折率差が小さいなら1に近く、差が大きいなら小さい。
図12を参照すると、PLC22(または62)の断面は、クラッド層77間に挟まれたコア領域76を支持する基板75を含む。コア領域76は、出口スラブ導波路セクション、例えば38a、およびチャネル導波路、例えば37aを画定する。出口スラブ導波路セクション38aを出る光は、所定の開口数(NA)を有し、開口数は、PLCチップ22の屈折率コントラスト、すなわちコア76とクラッド77との屈折率差に応じる。
PLCチップ22のサイズを低減するために、PLCチップ22の屈折率コントラストは、チャネル導波路37aおよび37bにおけるより小さい曲げ直径を可能にするために、ファイバ42aおよび42bの屈折率コントラストより大きく選択される。しかしながら、より大きな屈折率コントラストは、結果としてより大きなNAを生じ、光学性能、例えばより大きな光学収差、およびモジュール51(または61)の自由空間伝播部分の安定性、例えばパッケージの傾斜または変位に対するより大きな感度に負の影響を有することがある。大きなNAを補償する1つの解決方法は、モジュールの価格および複雑性を追加するより複雑な自由空間光学要素またはパッケージを使用することである。
本発明の好ましい実施形態において、周期的に分けられたスラブ・セグメント(PSS)81は、図12および図13に示されるように、非分散方向でPLCチップ22を出る光のNAを低減しかつ調整するために、出口スラブ導波路セクション38aおよび38bと出力ファイバ42aおよび42b、すなわち出口ポート39aおよび39bの界面に配置される。PSS81は、実質的に均一な周期を有し、導波路セグメントaと周期Pとの間の比を表すデューティ・サイクルが、(チャネル導波路37aおよび37bのアレイの側で)1から、出力ポート39aおよび39bに最も近い0と1との間の出口比(0.1から0.9、好ましくは0.25から0.75)へ低減する。出口比を1より小さく選択することによって、非分散方向におけるモードは、有効に拡張され、それによって図13に示されるように開口数を低減する。
図14から図16に示される本発明の特定の実施形態は、PLCチップ104に形成された、入力またはCOMMON AWG101、出力またはEXPRESS AWG102、および入力/出力またはADD/DROP AWG103を含む、Add/Dropマルチプレクサ91に関する。デバイスの機能性は、DWDMチャネルの連続する帯域すなわち波長の連続する範囲が、所望の中心波長(CW)および帯域幅(BM)を有する、COMMON AWG101からADD/DROP AWG102へ方向付けられることができるようなものである。所望の範囲に対応しない全ての波長は、EXPRESS AWG103へ最小の減衰で送られる。信号は、ADD/DROP AWG103からCOMMON AWG101へ加えられることができるか、またはCOMMON AWG101からADD/DROP AWG103へドロップされることができる。前者の場合、EXPRESS構成に対応する信号は、EXPRESS AWG103を通して入力され、かつCOMMON AWG101を通して出力される。後者の場合、COMMON AWG101からのEXPRESS信号は、EXPRESS AWG103に出力される。
COMMON AWG101は、入力ポート106、入力スラブ導波路107、および湾曲した界面、すなわち仮想瞳孔109を形成する端部を有するチャネル導波路108のアレイを含む。入力ポート106は、導波路110、例えば光ファイバに光学的に結合される。EXPRESS AWG102は、出力ポート111、出力スラブ導波路112、および湾曲した界面、すなわち仮想瞳孔114を形成する端部を有するチャネル導波路113のアレイを含む。出力ポート111は、結合光学装置121を介して導波路115、例えば光ファイバに光学的に結合される。ADD/DROP AWGは、入力/出力ポート116、入力/出力スラブ導波路117、および湾曲した界面、すなわち仮想瞳孔119を形成する端部を有するチャネル導波路118のアレイを含む。入力/出力ポート116は、導波路120、例えば光ファイバに光学的に結合される。瞳孔109、114、および119は、スラブ導波路領域122を有するPLCチップ104の縁部に光学的に結合される。上述されたような周期的に分けられた導波路構造は、光学的結合損失を改善しかつ非分散方向における開口数を低減するために、スラブ導波路107、112、および117に加えられることができる。
図14は、光学システムを通りCOMMON AWG101およびEXPRESS AWG102から発射され、焦点面またはミラー面125内の焦点に来る信号に関する光線軌道を示す。光学システムは、PLCスラブ・モードに対して垂直な方向(高速軸)で作用する円筒レンズ131、およびスラブ・モードに対して平行な方向(低速軸)で作用する一組のレンズ132および133を備える。理想的には、全ての波長に関する場は、空間的に分離された波長チャネルを有するミラー面125に配置されたウエストを結果として生じる。図14に示されるように、ミラー125は、レンズ132および133の光学軸OAに垂直である。さらに、ミラー125の法線上にCOMMON AWG101から来る全ての光線は、等しいが反対の角度で、すなわち全ての波長を保持する「テレセントリック性」条件でEXPRESS AWG102から来る光線に一致される。したがって、COMMON AWG101から発射される全ての波長での信号は、光学デバイスの中間面にあるミラー125から反射して、EXPRESS AWG102を通して出て、また逆も同じである。
ミラー125が、図15に示されるように光学軸OAに対して適切な量で傾斜されるなら、焦点は、全ての波長でまだ整列されるが、むしろEXPRESS AWG102を通して出て、COMMON AWG101から発射される信号は、COMMON AWG101とEXPRESS AWG102との間に配置されるADD/DROPポート103に像形成される。したがって、ADD/DROP AWG103またはEXPRESS AWG102に光学的に結合されるCOMMON AWG101間で識別する全ては、中間面でのミラー125の傾斜である。
COMMON AWG101からADD/DROP AWG103へ所望のサブセットの波長を再方向付けするために、再方向付けする要素136を含むスプリット・ミラー・アセンブリ(図16aおよび図16b)が、それらの経路に配置され、一方、残りの波長は、ミラー125でEXPRESS AWG102へ反射する。理想的には、COMMON AWG101とEXPRESS AWG102との間に接続される波長は、可能な限り低損失であるべきであり、一方、COMMON AWG101とADD/DROP AWG103との間の波長は、いくぶんより多い損失が与えられることがある。
スプリット・ミラー・アセンブリの例示的な実施形態は、図16aおよび図16bに示される。上方(実線)の光線は、COMMON AWG101とEXPRESS AWG102との間に結合される予定の波長に関する主波長を表し、一方、下方(破線)の光線は、COMMON AWG101とADD/DROP AWG103との間に結合される予定の波長に関する波長に対応する。図16aにおいて、上方の光線は、大きな固定ミラー125で反射して、一方、下方の光線は、可動ミラー136によって遮られる。可動ミラー136が、一方向、例えば紙面内により広い三角形に似た形状であるなら、所望のCWは、可動ミラー136の垂直方向位置によって選択されることができ、所望のBWは、紙面内/外の位置を選ぶことによって選択されることができる。EXPRESS構成に関する低損失の方向性と一致するように、固定(より大きな)ミラー125で反射する上方(実線)の光線は、EXPRESS AWG102に正確に像形成される。しかしながら、図16aにおける下方(破線)の光線の仮想源位置、すなわち点線によって示唆される位置の検査は、反射された光線が、ある損失を導くその適切な位置からオフセットされる(したがって焦点がずらされる)ことを示す。一方向、例えば紙面における上下に小さなミラー136を移動することで、CWを調整し、一方、垂直方向、例えば紙面に入るかつ出る方向に小さなミラー136を移動することで、BWを調整する。したがって、2D調整機構で所望の機能性が達成される。
基本的な可動ミラー概念におけるさらなる改善が、図16bに示され、屈折プリズム138は、ビームをCOMMON AWG101からADD/DROP AWG103に向かって有効に向けるために使用される。固定ミラー125は、両方の構成で使用されるが、プリズム138で重なるこれら波長は、プリズム138を通して屈折し、固定ミラー125を反射して外れ、かつプリズム138からADD/DROP AWG103へ向かって屈折して戻り、一方、他の全てはEXPRESS AWG102へ向かって方向付けられる。より良好な結合(ミラーで妨げられる仮想主光線によって明らかなように)だけでなく、反射角度は、プリズム138の任意の回転(一次)に対して安定であり、調整機構を非常により頑強にする。
反射プリズム138の製造は、図17aから図17cに示される。要素は、図17aに示されるように不等辺四角形プリズム141として始まる。前面142および後面143は、それらの間に厳しく制御された鋭角αを有して研磨される。全ての他の表面は、精巧に磨かれだけである。構造は、次に第1の側面145および第2の側面146に沿ってさらに磨かれる。残る非対称角錐体138(図17c)は、所望の調整光学装置である。再び、一方向、例えば図16bの面における上方および下方に角錐体138を移動することが、CWを調整し、一方、垂直方向、例えば紙面に入るおよび出る方向に角錐体138を移動することが、BWを調整する。したがって、2D調整機構で所望の機能性が達成される。
21 基本デバイス
22、62、104 PLCチップ
23、106 入力ポート
24 第1のAWG
26 入力ファイバ
27 入口スラブ導波路セクション
28、37a、37b、108、113、118 チャネル導波路
29、69 出力スラブ導波路領域
30、109、114、119 仮想瞳孔
31 円
35 MEMミラー
36a、36b 出力AWG
38a、38b 出口スラブ導波路セクション
39a、39b、111 出力ポート
42a、42b 出力ファイバ
51、61 WSS
54 外部視野レンズ
71、81 スラブ・セグメント
76 コア
77 クラッド
91 Add/Dropマルチプレクサ
101 COMMON AWG
102 EXPRESS AWG
103 ADD/DROP AWG
107 入力スラブ導波路
112 出力スラブ導波路
116 入力/出力ポート
117 入力/出力スラブ導波路
121 結合光学装置
125 ミラー面
131 円筒レンズ
132、133 レンズ
136 可動ミラー
138 プリズム
141 不等辺四角形プリズム
142 前面
143 後面
145、146 側面
22、62、104 PLCチップ
23、106 入力ポート
24 第1のAWG
26 入力ファイバ
27 入口スラブ導波路セクション
28、37a、37b、108、113、118 チャネル導波路
29、69 出力スラブ導波路領域
30、109、114、119 仮想瞳孔
31 円
35 MEMミラー
36a、36b 出力AWG
38a、38b 出口スラブ導波路セクション
39a、39b、111 出力ポート
42a、42b 出力ファイバ
51、61 WSS
54 外部視野レンズ
71、81 スラブ・セグメント
76 コア
77 クラッド
91 Add/Dropマルチプレクサ
101 COMMON AWG
102 EXPRESS AWG
103 ADD/DROP AWG
107 入力スラブ導波路
112 出力スラブ導波路
116 入力/出力ポート
117 入力/出力スラブ導波路
121 結合光学装置
125 ミラー面
131 円筒レンズ
132、133 レンズ
136 可動ミラー
138 プリズム
141 不等辺四角形プリズム
142 前面
143 後面
145、146 側面
Claims (16)
- 波長分散デバイスであって、
第1のプレーナ光波回路(PLC)チップを備え、第1のプレーナ光波回路(PLC)チップは、
複数の波長チャネルを含む入力光信号を発射するための入力ポートと、
複数の波長チャネルを分散するための入力アレイ導波路回折格子(AWG)構造であって、前記入力ポートに光学的に結合される入力スラブ導波路領域と、前記入力スラブ導波路領域から延びるチャネル導波路の第1のアレイと、前記チャネル導波路の第1のアレイと前記第1のPLCチップの第1の縁部との間で前記分散された波長チャネルを案内するための入力/出力スラブ導波路領域とを含み、前記チャネル導波路の第1のアレイと前記入力/出力スラブ導波路領域との間の界面は、湾曲され、光出力を提供するものであり、前記PLCチップの外側の湾曲した焦点面に沿って前記波長チャネルを集束させる、入力アレイ導波路回折格子(AWG)構造と、
選択された波長チャネルを出力光信号に結合するための第1の複数の出力AWG構造であって、各出力AWG構造は、前記第1のPLCチップの前記第1の縁部から前記分散された波長チャネルを案内するための前記入力/出力スラブ導波路領域と、前記入力/出力スラブ導波路領域から延びるチャネル導波路の第2のアレイと、前記チャネル導波路の第2のアレイと前記PLCチップの第2の縁部との間で前記出力光信号を案内するための第1の出力スラブ導波路領域とを含み、前記チャネル導波路の第2のアレイと前記入力/出力スラブ導波路領域との間の界面は、湾曲され、光出力を提供する、第1の複数の出力AWG構造と、
前記出力光信号を出力するための第1の複数の出力ポートとを備え、
波長分散デバイスは、さらに、
前記第1の入力光信号から、それぞれ第1の出力ポートに出力するための前記出力光信号を形成する選択された第1の出力アレイ導波路回折格子構造へ、各前記波長チャネルを独立して再方向付けするためのスイッチング要素の第1のアレイと、
前記湾曲ラインから前記スイッチング要素の第1のアレイを画定する直線ラインに沿って前記波長チャネルの焦点面を変更するための、前記PLCチップの第1の縁部と前記スイッチング要素の第1のアレイとの間の視野レンズとを備える波長分散デバイス。 - 前記視野レンズに由来する球面収差は、前記PLCチップと自由空間との間の界面とは符号が反対である請求項1に記載のデバイス。
- 前記チャネル導波路の第1のアレイと前記入力/出力スラブ導波路領域との間の前記界面は、入力AWG構造と出力AWG構造との間の光学的結合を改善するために円錐状である請求項1に記載のデバイス。
- 前記第1のアレイのチャネル導波路における全ての隣接するチャネル導波路は、それらの間に一定の遅延を有する請求項1に記載のデバイス。
- 前記PLCチップの前記縁部を通る屈折は、前記第1の縁部から距離D/nで仮想瞳孔を作り、ここで、nは、前記入力/出力スラブ導波路領域に関する有効スラブ屈折率であり、かつDは、前記第1の縁部から前記界面への距離であり、前記視野レンズは、前記仮想瞳孔が前記視野レンズの前側焦点面に現れるように配置される請求項1に記載のデバイス。
- 前記入力スラブ導波路領域は、前記PLCチップと前記入力スラブ導波路領域に光学的に結合された導波路との間の屈折率コントラスト差に応じて、一方の端部で実質的に1のデューティ・サイクル、および他方の端部で0と1との間のデューティ・サイクルを有する周期的に分けられたスラブ・セグメントを含む請求項1に記載のデバイス。
- 周期的に分けられたスラブ・セグメントが、各前記出力スラブ導波路領域内に含まれ、前記周期的に分けられたスラブ・セグメントは、前記出力スラブ導波路領域から出る光の開口数を低減するために、前記PLCチップと前記入力スラブ導波路領域に光学的に結合された導波路との間の屈折率コントラスト差に応じて、第1の端部で実質的に1のデューティ・サイクル、および第2の端部で0と1との間のデューティ・サイクルを有する周期的に分けられたスラブ・セグメントを含む請求項1に記載のデバイス。
- 前記デューティ・サイクルは、前記第2の端部で0.1と0.9との間である請求項7に記載のデバイス。
- 前記デューティ・サイクルは、前記第2の端部で0.25と0.75との間である請求項7に記載のデバイス。
- 前記スイッチング要素の第1のアレイは、前記第1の複数の出力AWG構造の1つに第1の光信号を反射するための固定ミラーと、前記第1の複数の出力AWGの他方の1つに第2の光信号を再方向付けするための可動要素とを備える請求項1に記載のデバイス。
- 前記可動要素は、第1の方向に往復移動可能であり、前記可動要素は、前記第1の方向の往復移動の間に前記第2の光信号の通過帯域を調整するための可変幅の面を有する請求項10に記載のデバイス。
- 前記可動要素は、前記第2の光信号の中心波長を調整するために第2の方向に往復移動可能である請求項11に記載のデバイス。
- 前記可動要素は、前記第2の光信号を再方向付けするための非平行な前面および後面を有するプリズムを備える請求項10に記載のデバイス。
- 前記プリズムは、波長チャネルを前記固定ミラーの外に屈折し、かつそれらを通して戻すための非対称角錐体である請求項13に記載のデバイス。
- 前記非対称角錐体は、第1の方向に往復移動可能であり、前記非対称角錐体は、前記第1の方向の往復移動の間に前記第2の光信号の通過帯域を調整するための可変幅の面を有する請求項14に記載のデバイス。
- 前記可動要素は、前記第2の光信号の中心波長を調整するために第2の方向に往復移動可能である請求項15に記載のデバイス。
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CN (1) | CN101118305A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009025333A1 (ja) * | 2007-08-23 | 2009-02-26 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | 光信号処理装置 |
CN107817553A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-03-20 | 深圳新飞通光电子技术有限公司 | 有热awg芯片的封装方法及其封装结构 |
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US8731403B2 (en) * | 2012-02-07 | 2014-05-20 | Ii-Vi Incorporated | Multicast optical switch |
CN102645707B (zh) * | 2012-04-20 | 2015-04-29 | 武汉邮电科学研究院 | 可调谐光功率分配器及其实现方法 |
CN105452950B (zh) * | 2013-07-16 | 2018-11-16 | 日本电信电话株式会社 | 光信号处理装置 |
JP5981903B2 (ja) * | 2013-11-08 | 2016-08-31 | 日本電信電話株式会社 | 光スイッチ |
CN105700075B (zh) * | 2016-04-15 | 2019-09-27 | 苏州光幔集成光学有限公司 | 适用于多光纤系统的plc多模光波导及制作方法 |
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2007
- 2007-08-02 JP JP2007201661A patent/JP2008040500A/ja not_active Withdrawn
- 2007-08-03 CN CNA2007101431118A patent/CN101118305A/zh active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009053255A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光信号処理装置 |
US8204347B2 (en) | 2007-08-23 | 2012-06-19 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Optical signal processing device |
CN107817553A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-03-20 | 深圳新飞通光电子技术有限公司 | 有热awg芯片的封装方法及其封装结构 |
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