JP2008040245A - Mpeg4−aacフォーマット変換装置 - Google Patents

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琢也 谷口
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Abstract

【課題】外部ツールによるフォーマット変換を行うことなくMP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを再生できるMPEG4−AACフォーマット変換装置を提供する。
【解決手段】リアルタイムに入力されるMPEG4−AACファイルのフォーマットを識別するファイル識別部2と、MP4FFであることが識別されたファイルのヘッダを解析し、フレーム位置情報およびヘッダ情報を抽出するヘッダ解析部3と、抽出されたヘッダ情報に基づきADTSヘッダを作成するヘッダ作成部4と、抽出されたフレーム位置情報に基づきフレームに切り分けるフレーム切り分け部5と、切り分けられたフレームの各々にADTSヘッダを付加してリアルタイムに出力するフレーム取り付け部9からの出力に基づき音声を再生するAAC再生部12を備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、MPEG4−AACファイルのフォーマットを変換するMPEG4−AACフォーマット変換装置に関し、特に、MPEG4ファイルフォーマット(以下、「MP4FF」という)を他のフォーマットに変換する技術に関する。
従来、音声圧縮方式として、MPEG4−AAC(Motion Picture Experts Group 4-Advanced Audio Coding)が知られている。このMPEG4−AACには、以下のストリーム構造が存在する。
(1)ADIF(Audio Data Interchange Format)
(2)ADTS(Audio Data Transport Stream)
(3)MP4FF(MPEG4 File Format)
ADIFおよびADTSはMPEG2−AACで規格化され、MPEG4−AACで再規格化されたフォーマットであり、AAC再生装置間の互換性が非常に高い。一方、MP4FFは、MPEG4−AACで新たに規格化されたフォーマットであり、AAC再生装置間の互換性が低い。このような経緯から、ADIFおよびADTSのみに対応し、MP4FFに対応していないAAC再生装置が存在する。
また、ADTSファイルに対して行うAAC再エンコーダ回路のように、ADTSファイルのデコードを前提としている装置も存在する(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された技術では、オーディオ(AAC)とビデオを多重化する装置において、多重化するオーディオの間隔をAAC−ADTSのフレームにあわせることを目的として、一時的にデコードした後に、ADTSのフレーム同期を取り直して再エンコードする。
特開2005−283834号公報
上述した従来のAAC再生装置においてMP4FFのMPEG4−AACファイルを再生するためには、外部ツールなどを用いて、MP4FFをADTSまたはADIFへフォーマット変換しなければならない。したがって、ADIFおよびADTSのみに対応したAAC再生装置においては、MP4FFのMPEG4−AACファイルを直接に再生することができず、改善が望まれている。
また、外部ツールを用いてMP4FFをADIFに変換した場合、MPEG4−AACファイルの再生時において、途中からの再生、スキップ再生、逆再生および逆スキップ再生を行うことは、ADIFのファィル構造上不可能である。
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、ADIFフォーマットおよびADTSフォーマットのみに対応したAAC再生装置であっても、外部ツールによるフォーマット変換を行うことなくMP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを再生することができるMPEG4−AACフォーマット変換装置を提供することにある。
この発明に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置は、リアルタイムに入力されるMPEG4−AACファイルのフォーマットを識別するファイル識別部と、ファイル識別部によりMP4フォーマットであることが識別された場合に、MPEG4−AACファイルのヘッダを解析し、該ヘッダに続くロウデータの区切りの位置を表すフレーム位置情報およびADTSフォーマットで使用されるADTSヘッダまたはADIFフォーマットで使用されるADIFヘッダを作成するために必要なヘッダ情報を抽出するヘッダ解析部と、ヘッダ解析部で抽出されたヘッダ情報に基づきADTSヘッダまたはADIFヘッダを作成するヘッダ作成部と、ヘッダ解析部で抽出されたフレーム位置情報に基づきフレームに切り分けるフレーム切り分け部と、フレーム切り分け部により切り分けられたフレームの各々にヘッダ作成部で作成されたADTSヘッダを付加し、または、フレーム切り分け部により切り分けられたフレームの先頭にヘッダ作成部で作成されたADIFヘッダを付加してリアルタイムに出力するフレーム取り付け部と、フレーム取り付け部からの出力に基づき音声を再生するAAC再生部とを備えている。
この発明に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、MPEG4−AACファイルのフォーマットがMP4FFである場合に、ADTSフォーマットまたはADIFフォーマットに変換して再生するように構成したので、ADIFフォーマットおよびADTSフォーマットのみに対応したAAC再生装置であっても、外部ツールによるフォーマット変換を行うことなくMP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを再生することができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置は、MPEG4−AACファイルのMP4FFフォーマットをADTSフォーマットにリアルタイムで変換するADTS変換装置11として構成されており、ADTSフォーマットに対応したAAC再生装置において有効である。
まず、このMPEG4−AACフォーマット変換装置で取り扱うデータを説明する。図1(a)は、ADIFフォーマットの構造を示す図である。このADIFフォーマットは、ロウデータブロック(raw_data_block)の先頭にADIFヘッダ(adif_header)が付加されて構成されている。図1(b)は、ADTSフォーマットの構造を示す図である。ADTSフォーマットは、フレームを構成するロウデータブロックの各々の先頭に、ADTSヘッダ(adts_header)が付加されて構成されている。
図1(c)は、MP4FFフォーマットの構造を示す図である。MP4FFフォーマットは、ロウデータブロックの先頭にMP4FFヘッダが付加されて構成されている。MP4FFヘッダは、ftyp、moovおよびmdatから成り、ftypには、ファイルタイプが記述される。moovには、各トラック(動画、音声など)のヘッダ情報、コンテンツの内容、時刻情報、データ格納位置などが記述される。mdatには、オーディオのロウデータが記述される。
この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置は、図2に示すように、MP4FFフォーマットのmdat以下に含まれるロウデータブロックの各フレームに対してADTSヘッダを付加することによりMP4FFフォーマットをADTSフォーマットに変換するものである。
図3は、この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置として使用されるADTS変換装置11の構成を示すブロック図である。このADTS変換装置11は、MPEG4−AACファイルを記憶する記憶装置1、AACデータに基づき音声を再生するための音声データを生成するAAC再生部12、およびAAC再生部12で再生された音声データに基づき音声を出力する音声出力部13(例えばスピーカから構成される)からなるAAC再生装置において、記憶装置1とAAC再生部12との間に設けられる。
ADTS変換装置11は、ファイル識別部2、moovヘッダ解析部3、ADTSヘッダ作成部4、フレーム切り分け部5、ADTSヘッダ取り付け部6、変換ファイルキャッシュ部7、メモリ8、ADTSフレーム並べ替え部9および再生形態検出部10から構成されている。
ファイル識別部2は、記憶装置1から入力されたMPEG4−AACファイルを構成するAACデータのファイル識別情報にしたがって、そのAACデータのファイル形態、つまりADTSフォーマット、ADIFフォーマットまたはMP4FFフォーマットのいずれであるかを識別する。ファイル識別情報は、図4に示すように、ファイルタイプ、識別コード位置および識別コードから構成されている。
具体的には、ファイル識別情報は、ファイルタイプがADTSの場合は、AACデータの先頭から0〜32ビットに、ASCIIコードで「ADIF」という文字列が格納されており、ファイルタイプがADTSの場合は、AACデータの先頭から0〜11ビットに、16進数の「0xFFF」というデータが格納されており、ファイルタイプがMP4FFの場合は、AACデータの先頭から32〜63ビットに、ASCIIコードで「ftyp」という文字列が格納されて構成されている。
このファイル識別部2において、MP4FFフォーマットであることが識別されると、AACデータはmoovヘッダ解析部3に送られ、ADTSフォーマットであることが識別されると、AACデータはADTSフレーム並べ替え部9に送られ、ADIFフォーマットであることが識別されると、AACデータはAAC再生部12に送られる。
moovヘッダ解析部3は、この発明のヘッダ解析部に対応し、ファイル識別部2から送られてくるAACデータに含まれるMP4FFヘッダのmoovヘッダを解析し、ロウデータブロック中のフレームの区切りおよびサイズを示すフレーム位置情報と、ADTSヘッダを作成するために必要な情報を抽出する。このmoovヘッダ解析部3における解析により得られたADTSヘッダを作成するために必要な情報は、ヘッダ情報としてADTSヘッダ作成部4に送られる。また、moovヘッダ解析部3における解析により得られたフレーム位置情報は、ロウデータとともに、フレーム切り分け部5に送られる。
ADTSヘッダ作成部4は、この発明のヘッダ作成部に対応し、moovヘッダ解析部3から送られてくるヘッダ情報に基づきADTSヘッダを作成する。このADTSヘッダ作成部4で作成されたADTSヘッダは、ADTSヘッダ取り付け部6に送られる。フレーム切り分け部5は、moovヘッダ解析部3で抽出されたフレームの位置情報に基づき、ロウデータをフレームに切り分ける。このフレーム切り分け部5においてフレームに切り分けられたロウデータは、ADTSヘッダ取り付け部6に送られる。
ADTSフレーム取り付け部6は、この発明のフレーム取り付け部に対応し、フレーム切り分け部5から送られてくるフレームの各々に、ADTSヘッダ作成部4から送られてくるADTSヘッダを付加することによりADTSフレームに変換する。このADTSフレーム取り付け部6において得られたADTSフレームは、変換ファイルキャッシュ部7に送られる。
変換ファイルキャッシュ部7は、ADTSヘッダ取り付け部6から送られてくるADTSフレームを順次メモリ8に蓄えることにより、メモリ8上でADTSファイルを完成させる。変換ファイルキャッシュ部7は、メモリ8に格納された完成したADTSファイルを読み出し、ADTSフレーム並べ替え部9に送る。この変換ファイルキャッシュ部7およびメモリ8を設けることにより、再び同じファイルの再生が指示された場合に、メモリ8に格納されているADTSファイルを再利用することにより、フォーマット変換処理の大部分を省くことができる。
ADTSフレーム並べ替え部9は、ユーザの操作によって指示された再生形態を検出する再生形態検出部10からの指示に応じて、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームを並べ替える。再生形態検出部10によって検出される再生形態には、「通常再生」、「スキップ再生」、「逆再生」、「逆スキップ再生」および「途中から再生」が含まれる。
ADTSフレーム並べ替え部9は、再生形態検出部10から「通常再生」が指示された場合は、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームを並べ替えることなく、そのままAAC再生部12へ送る。これにより、通常の再生機能が実現される。
また、ADTSフレーム並べ替え部9は、再生形態検出部10から「スキップ再生」が指示された場合は、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームを、間引きし、且つフレーム番号の昇順に並び変えて、順次AAC再生部12へ送る。これにより、早送り再生機能が実現される。また、ADTSフレーム並べ替え部9は、再生形態検出部10から「逆再生」が指示された場合は、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームを、フレーム番号の降順に並べ替えて順次AAC再生部12へ送る。これにより、逆方向の再生機能が実現される。
また、ADTSフレーム並べ替え部9は、再生形態検出部10から「逆スキップ再生」が指示された場合は、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームを、間引きし、且つフレーム番号の降順に並び変えて、順次AAC再生部12へ送る。これにより、逆方向の早送り再生機能が実現される。また、ADTSフレーム並べ替え部9は、再生形態検出部10から「途中から再生」が指示された場合は、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームのうち、再生が停止された時点もしくは、任意の時点において再生されていたADTSフレームからフレーム番号の昇順に順次AAC再生部12へ送る。これにより、途中から再生する機能が実現される。
次に、上記のように構成されるADTS変換装置11の動作を、図5を参照しながら説明する。
まず、記憶装置1から入力されたAACデータ50は、ファイル識別部2において、そのファイル形態が識別される。このファイル識別部2において、MP4FFフォーマットであると判定されると、AACデータ50は、moovヘッダ解析部3に送られる。moovヘッダ解析部3においては、ADTSヘッダの作成に必要な情報が抽出され、ADTSヘッダ作成部4に送られる。これにより、ADTSヘッダ作成部4において、ADTSヘッダ51が作成される。また、moovヘッダ解析部3においては、ロウデータブロック内の全てのフレーム位置情報52(区切り/サイズ)が抽出されてフレーム切り分け部5に送られる(手順1)。
次いで、フレーム切り分け部5においては、moovヘッダ解析部3で抽出されたフレームの位置情報に基づき、ロウデータがフレームに切り分けられ、その後、ADTSヘッダ取り付け部6において、フレーム切り分け部5で切り分けられた各フレームにADTSヘッダが取り付けられ、変換ファイルキャッシュ部7によってメモリ8に順次に保存される(手順2)。
この状態において、再生形態検出部10からADTSフレーム並べ替え部9に対して再生形態が指示されると、ADTSフレーム並べ替え部9は、メモリ8から変換ファイルキャッシュ部7を介してADTSファイルを読み出し、指示された再生形態にしたがってADTSフレームを並べ替える。具体的には、再生形態検出部10から通常再生が指示されると、ADTSフレーム並べ替え部9は、「通常再生」53に示すように、フレーム番号の昇順にADTSフレームを接続して出力する(手順3−1)。
再生形態検出部10からスキップ再生が指示されると、ADTSフレーム並べ替え部9は、「スキップ再生」54に示すように、フレームを間引き、且つ、フレーム番号の昇順に並べ替えて、換言すれば、フレーム番号をスキップさせた状態でADTSフレームを接続して出力する(手順3−2)。再生形態検出部10から逆再生が指示されると、ADTSフレーム並べ替え部9は、「逆再生」55に示すように、フレーム番号の逆順にADTSフレームを接続して出力する(手順3−3)。
再生形態検出部10から逆再生が指示されると、ADTSフレーム並べ替え部9は、「逆スキップ再生」56に示すように、フレームを間引き、且つ、フレーム番号の降順に並べ替えて、換言すれば、フレーム番号を逆方向にスキップさせた状態でADTSフレームを接続して出力する(手順3−4)。再生形態検出部10から「途中から再生」が指示されると、ADTSフレーム並べ替え部9は、「途中から再生」57に示すように、再生が停止された時点もしくは、任意の時点においてフレーム切り分け部け部5で生成されていたADTSフレームからフレーム番号の昇順にADTSフレームを接続して出力する(手順3−5)。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、MPEG4−AACファイルのフォーマットがMP4FFである場合に、ADTSフォーマットに変換して再生するように構成したので、ADTSフォーマットのみに対応したAAC再生装置であっても、外部ツールによるフォーマット変換を行うことなくMP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを再生することができる。
また、このMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、スキップ再生、逆再生、逆スキップ再生および途中からの再生に対応しないAAC再生装置であっても、スキップ再生、逆再生、逆スキップ再生および途中からの再生を行うことができる。具体的には、ADTSフォーマットのみに対応し、ファイルの途中からの再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADTSフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルの途中から再生することができる。
また、ADTSフォーマットのみに対応し、スキップ再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADTSフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルをスキップ再生することができる。また、ADTSのみに対応し、逆再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADTSフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを逆再生することができる。
また、ADTSのみに対応し、逆スキップ再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADTSフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを逆スキップ再生することができる。また、ADTSヘッダ取り付け部6から出力されるADTSヘッダが付加されたフレームを順次メモリ8に格納する変換ファイルキャッシュ部7を設けたので、再び同じファイルの再生が指示された場合に、メモリ8に格納されているADTSファイルを再利用することにより、MP4FFフォーマットからADTSフォーマットへの変換処理の大部分を省くことができる。
また、このMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、MP4FFフォーマットからADTSフォーマットへの変換は、ヘッダの付け替えを行うことにより実現しているので、従来の装置のように、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルをデコードした後に再エンコードするという処理は不要になる。したがって、変換処理における処理負荷を大幅に軽減することができる。
なお、この実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置では、フォーマット変換により得られたADTSファイルをメモリ8に保存しておき、ADTSフレーム並べ替え部9において、メモリ8から必要なフレームを読み込んできて並べ替えるため、フォーマット変換にメモリ8が必ず必要となるが、ADTSフレーム並べ替え部9からフレーム切り分け部5に、フレームの切り分け順の指示(破線で示す)14を出すことにより変換ファイルキャッシュ部7およびメモリ8を省き、フォーマット変換されたファイルを一時保存することなくリアルタイムに出力することができる。この場合、図5に示す手順2を省き、後述する実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置の構成(図7参照)と同様に、フレーム切り分け部5においてフレームの並べ替えを行い、ADTSヘッダ取り付け部6において各フレームに対してADTSヘッダを取り付けて出力する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置は、MPEG4−AACファイルのMP4FFフォーマットをリアルタイムでADIFフォーマットに変換するADIF変換装置34として構成されており、ADIFフォーマットに対応したAAC再生装置において有効である。
この発明の実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置は、図6に示すように、MP4FFフォーマットのmdat以下に含まれるロウデータブロックの先頭にADIFヘッダを付加することによりMP4FFフォーマットをADIFフォーマットに変換するものである。
図7は、この発明の実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置として使用されるADIF変換装置34の構成を示すブロック図である。このADIF変換装置34は、MPEG4−AACファイルを記憶する記憶装置1、AACデータに基づき音声を再生するための音声データを生成するAAC再生部12、およびAAC再生部12で再生された音声データに基づき音声を出力する音声出力部13からなるAAC再生装置において、記憶装置1とAAC再生部12との間に設けられる。
ADIF変換装置34は、ファイル識別部22、moovヘッダ解析部23、ADIFヘッダ作成部24、フレーム切り分け部25、再生形態検出部26、フレーム並べ替え部27、ADIFヘッダ取り付け部28、ADTSフレーム並べ替え部29、変換ファイルキャッシュ部30およびメモリ31から構成されている。
ファイル識別部22は、図1に示したファイル識別部2と同様に、記憶装置21から入力されたMPEG4−AACファイルを構成するAACデータのファイル識別情報(図4参照)にしたがって、そのAACデータのファイル形態、つまりADTSフォーマット、ADIFフォーマットまたはMP4FFフォーマットのいずれであるかを識別する。このファイル識別部22において、MP4FFフォーマットであることが識別されると、AACデータはmoovヘッダ解析部23に送られ、ADTSフォーマットであることが識別されると、AACデータはADTSフレーム並べ替え部29に送られ、ADIFフォーマットであることが識別されると、AACデータはAAC再生部32に送られる。
moovヘッダ解析部23は、この発明のヘッダ解析部に対応し、ファイル識別部22から送られてくるAACデータに含まれるMP4FFヘッダのmoovヘッダを解析し、ロウデータブロック中のフレームの区切りおよびサイズを示すフレーム位置情報と、ADIFヘッダを作成するために必要な情報を抽出する。このmoovヘッダ解析部23における解析により得られたADIFヘッダを作成するために必要な情報は、ヘッダ情報としてADIFヘッダ作成部24に送られる。また、moovヘッダ解析部23における解析により得られたフレーム位置情報は、ロウデータとともに、フレーム切り分け部25に送られる。
ADIFヘッダ作成部24は、この発明のヘッダ作成部に対応し、moovヘッダ解析部23から送られてくるヘッダ情報に基づきADIFヘッダを作成する。このADIFヘッダ作成部24で作成されたADIFヘッダは、ADIFヘッダ取り付け部28に送られる。
フレーム切り分け部25は、moovヘッダ解析部3で抽出されたフレームの位置情報に基づき、ロウデータをフレームに切り分け、さらに、フレーム並べ替え部27からの指示に応じて、切り分けたフレームを並べ替える。このフレーム切り分け部5においてフレームに切り分けられて並べ替えられたロウデータは、ADIFヘッダ取り付け部28に送られる。
フレーム並べ替え部27は、ユーザの操作によって指示された再生形態を検出する再生形態検出部26からの指示に応じて、フレーム切り分け部25に対し、切り分けられたフレームの並べ替えを指示する。再生形態検出部10によって検出される再生形態には、「通常再生」、「スキップ再生」、「逆再生」、「逆スキップ再生」および「途中から再生」が含まれる。
ADIFヘッダ取り付け部28は、この発明のフレーム取り付け部に対応し、フレーム切り分け部25から送られてくるフレームの先頭に、ADIFヘッダ作成部24から送られてくるADIFヘッダを付加することによりADIFフレームに変換する。このADIFヘッダ取り付け部28において得られたADIFフレームは、変換ファイルキャッシュ部30に送られる。
ADTSフレーム並べ替え部29は、実施の形態1に係るADTSフレーム並べ替え部9と同じであり、詳細な接続関係の図示は省略しているが、ADTSフォーマットのAACデータが入力された場合に、通常再生、スキップ再生、逆再生、逆スキップ再生または途中から再生を行わせるために、再生形態検出部26からの指示に応じて、メモリ31から変換ファイルキャッシュ部30を介して送られてくるADTSファイルのADTSフレームを並べ替える。
変換ファイルキャッシュ部30は、再生形態検出部26から通常再生が指示されている場合に、ADIFヘッダ取り付け部28から送られてくるADIFフレームを順次メモリ31に蓄えることにより、メモリ31上でADIFファイルを完成させる。この変換ファイルキャッシュ部30は、メモリ31に格納された完成したADIFファイルを読み出し、AAC再生部32に送る。
次に、上記のように構成されるADIF変換装置34の動作を、図8を参照しながら説明する。
まず、記憶装置1から入力されたAACデータ60は、ファイル識別部22において、そのファイル形態が識別される。このファイル識別部22において、MP4FFフォーマットであると判定されると、AACデータ60は、moovヘッダ解析部23に送られる。moovヘッダ解析部23においては、ADIFヘッダの作成に必要な情報が抽出され、ADIFヘッダ作成部24に送られる。これにより、ADIFヘッダ作成部24において、ADIFヘッダ61が作成される。また、moovヘッダ解析部23においては、ロウデータブロック内の全てのフレーム位置情報62(区切り/サイズ)が抽出されてフレーム切り分け部25に送られる(手順A)。
次いで、フレーム並べ替え部27は、再生形態検出部26からの指示に応じて、フレーム切り分け部25に対し、切り分けられたフレームの並べ替えを指示する。フレーム切り分け部25においては、moovヘッダ解析部3で抽出されたフレームの位置情報に基づき、ロウデータがフレームに切り分けられ、その後、フレーム並べ替え部27からの指示に応じて並べ替えが行われる。
具体的には、フレーム並べ替え部27から通常再生が指示されると、フレーム切り分け部25は、「通常再生」63に示すように、切り分けたフレームをフレーム番号の昇順に接続して出力する(手順B−1)。フレーム並べ替え部27からスキップ再生が指示されると、フレーム切り分け部25は、「スキップ再生」64に示すように、切り分けたフレームを間引き、且つ、フレーム番号の昇順に並べ替えて、換言すれば、フレーム番号をスキップさせた状態でフレームを接続して出力する(手順B−2)。
フレーム並べ替え部27から逆再生が指示されると、フレーム切り分け部25は、「逆再生」65に示すように、切り分けたフレームをフレーム番号の逆順に接続して出力する(手順B−3)。フレーム並べ替え部27から逆スキップ再生が指示されると、フレーム切り分け部25は、「逆スキップ再生」66に示すように、切り分けたフレームを間引き、且つ、フレーム番号の降順に並べ替えて、換言すれば、フレーム番号を逆方向にスキップさせた状態でフレームを接続して出力する(手順B−4)。
フレーム並べ替え部27から「途中から再生」が指示されると、フレーム切り分け部25は、「途中から再生」67に示すように、再生が停止された時点もしくは、任意の時点においてフレーム切り分け部け部25で生成されていたフレームからフレーム番号の昇順にフレームを接続して出力する(手順B−5)。
以上のようにしてフレーム切り分け部25において切り分けられ、且つ並べ替えられたフレームは、ADIFヘッダ取り付け部28に送られる。ADIFヘッダ取り付け部28においては、フレーム切り分け部25で切り分けられたフレームの先頭にADIFヘッダが付加される。このADIFヘッダが付加されたADIFフレームは、変換ファイルキャッシュ部30に送られる。
変換ファイルキャッシュ部30は、再生形態検出部26から通常再生が指示されている場合に、ADIFヘッダ取り付け部28から送られてくるADIFフレームを順次メモリ31に蓄えることにより、メモリ31上でADIFファイルを完成させる。この変換ァイルキャッシュ部30は、メモリ31に格納された完成したADIFファイルを読み出し、AAC再生部32に送る。この変換ファイルキャッシュ部30およびメモリ31を設けることにより、再び同じファイルの再生が指示された場合に、メモリ31に格納されているADIFファイルを再利用することにより、スキップ再生等の通常再生以外の再生動作は制限されるが、フォーマット変換処理の大部分(手順Aおよび手順B−1)を省くことができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、MPEG4−AACファイルのフォーマットがMP4FFである場合に、ADIFフォーマットに変換して再生するように構成したので、ADIFフォーマットのみに対応したAAC再生装置であっても、外部ツールによるフォーマット変換を行うことなくMP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを再生することができる。
また、このMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、スキップ再生、逆再生、逆スキップ再生および途中からの再生に対応しないAAC再生装置であっても、スキップ再生、逆再生、逆スキップ再生および途中からの再生を行うことができる。具体的には、ADIFフォーマットのみに対応し、ファイルの途中からの再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADIFフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルの途中から再生することができる。
また、ADIFフォーマットのみに対応し、スキップ再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADIFフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルをスキップ再生することができる。また、ADIFのみに対応し、逆再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADIFフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを逆再生することができる。
また、ADIFのみに対応し、逆スキップ再生に対応しないAAC再生装置であっても、外部ツール等によりMP4FFフォーマットをADIFフォーマットに変換することなく、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルを逆スキップ再生することができる。また、ADIFヘッダ取り付け部28から出力されるADIFヘッダが付加されたフレームを順次メモリ31に格納する変換ファイルキャッシュ部30を設けたので、再び同じファイルの再生が指示された場合に、メモリ31に格納されているADIFファイルを再利用することにより、MP4FFフォーマットからADIFフォーマットへの変換処理の大部分を省くことができる。
また、このMPEG4−AACフォーマット変換装置によれば、MP4FFフォーマットからADIFフォーマットへの変換は、ヘッダの付け替えを行うことにより実現しているので、従来の装置のように、MP4FFフォーマットのMPEG4−AACファイルをデコードした後に再エンコードするという処理は不要になる。したがって、変換処理における処理負荷を大幅に軽減することができる。
なお、この実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置では、フォーマット変換により得られたADIFファイルをメモリ31に保存しておき、再び同じファイルの通常再生が指示された場合に、メモリ31に格納されているADIFファイルを再利用するように構成したが、再利用が不要である場合は、変換ファイルキャッシュ部30およびメモリ31は削除することができる。
この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置で取り扱われるデータを説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置の動作の概略を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置として使用されるADTS変換装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置で使用されるファイル識別情報を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置の動作の概略を説明するための図である。 この発明の実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置として使用されるADIF変換装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るMPEG4−AACフォーマット変換装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
1,21 記憶装置、2,22 ファイル識別部、3,23 moovヘッダ解析部、4 ADTSヘッダ作成部、5,25 フレーム切り分け部、6 ADTSヘッダ取り付け部、7,30 変換ファイルキャッシュ部、8,31 メモリ、9,29 ADTSフレーム並べ替え部、10,26 再生形態検出部、11 ADTS変換装置、12,32 AAC再生部、13,33 音声出力部、24 ADIFヘッダ作成部、27 フレーム並べ替え部、28 ADIFヘッダ取り付け部、34 ADIF変換装置。

Claims (12)

  1. リアルタイムに入力されるMPEG4−AACファイルのフォーマットを識別するファイル識別部と、
    前記ファイル識別部によりMP4フォーマットであることが識別された場合に、前記MPEG4−AACファイルのヘッダを解析し、該ヘッダに続くロウデータの区切りの位置を表すフレーム位置情報およびADTSフォーマットで使用されるADTSヘッダを作成するために必要なヘッダ情報を抽出するヘッダ解析部と、
    前記ヘッダ解析部で抽出されたヘッダ情報に基づきADTSヘッダを作成するヘッダ作成部と、
    前記ヘッダ解析部で抽出されたフレーム位置情報に基づきフレームに切り分けるフレーム切り分け部と、
    前記フレーム切り分け部により切り分けられたフレームの各々に前記ヘッダ作成部で作成されたADTSヘッダを付加してリアルタイムに出力するフレーム取り付け部と、
    前記フレーム取り付け部からの出力に基づき音声を再生するAAC再生部
    とを備えたMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  2. 再生形態を検出する再生形態検出部と、
    前記再生形態検出部において検出された再生形態に応じて、フレーム取り付け部から出力されるADTSヘッダが付加されたフレームを並べ替えるADTSフレーム並べ替え部とを備え、
    前記ADTSフレーム並べ替え部は、前記再生形態検出部によって途中から再生すべき旨が検出された場合は、再生が停止された時点のフレームまたは任意のフレームからADTSヘッダを付加し、フレーム番号の昇順に順次出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  3. ADTSフレーム並べ替え部は、再生形態検出部によってスキップ再生すべき旨が検出された場合は、フレーム取り付け部から送られてくるADTSヘッダが付加されたフレームを間引きしてフレーム番号の昇順に並べ替えて順次出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  4. ADTSフレーム並べ替え部は、再生形態検出部によって逆再生すべき旨が検出された場合は、フレーム取り付け部から送られてくるADTSヘッダが付加されたフレームをフレーム番号の降順に並べ替えて順次出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  5. ADTSフレーム並べ替え部は、再生形態検出部によって逆スキップ再生すべき旨が検出された場合は、フレーム取り付け部から送られてくるADTSヘッダが付加されたフレームを間引きしてフレーム番号の降順に並べ替えて順次出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  6. ADTSヘッダ取り付け部から出力されるADTSヘッダが付加されたフレームを保存するメモリを備え、
    入力されたMPEG4−AACファイルが過去に入力されたMPEG4−AACファイルと同一であるときは、前記メモリの内容がAAC再生部に送られる
    ことを特徴とする請求項1記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  7. リアルタイムに入力されるMPEG4−AACファイルのフォーマットを識別するファイル識別部と、
    前記ファイル識別部によりMP4フォーマットであることが識別された場合に、前記MPEG4−AACファイルのヘッダを解析し、該ヘッダに続くロウデータの区切りの位置を表すフレーム位置情報およびADIFフォーマットで使用されるADIFヘッダを作成するために必要なヘッダ情報を抽出するヘッダ解析部と、
    前記ヘッダ解析部で抽出されたヘッダ情報に基づきADIFヘッダを作成するヘッダ作成部と、
    前記ヘッダ解析部で抽出されたフレーム位置情報に基づきフレームに切り分けるフレーム切り分け部と、
    前記フレーム切り分け部により切り分けられたフレームの先頭に前記ヘッダ作成部で作成されたADIFヘッダを付加してリアルタイムに出力するフレーム取り付け部と、
    前記フレーム取り付け部からの出力に基づき音声を再生するAAC再生部
    とを備えたMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  8. 再生形態を検出する再生形態検出部と、
    前記再生形態検出部において検出された再生形態に応じて、フレーム切り分け部におけるフレームの並べ替えを指示するADIFフレーム並べ替え部とを備え、
    前記フレーム切り分け部は、前記再生形態検出部によって途中から再生すべき旨が検出された場合は、再生が停止された時点におけるフレームまたは、任意のフレームからフレーム番号の昇順にADIFヘッダ取り付け部に順次送る
    ことを特徴とする請求項7記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  9. フレーム切り分け部は、再生形態検出部によってスキップ再生すべき旨が検出された場合は、ADIFフレーム並べ替え部からの指示に応じて、切り分けたフレームを間引きしてフレーム番号の昇順に並べ替えて順次出力する
    ことを特徴とする請求項8記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  10. フレーム切り分け部は、再生形態検出部によって逆再生すべき旨が検出された場合は、ADIFフレーム並べ替え部からの指示に応じて、切り分けたフレームをフレーム番号の降順に並べ替えて順次出力する
    ことを特徴とする請求項8記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  11. フレーム切り分け部は、再生形態検出部によって逆スキップ再生すべき旨が検出された場合は、ADIFフレーム並べ替え部からの指示に応じて、切り分けたフレームを間引きしてフレーム番号の降順に並べ替えて順次出力する
    ことを特徴とする請求項8記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
  12. ADIFヘッダ取り付け部から出力されるADIFヘッダが付加されたフレームを保存するメモリを備え、
    入力されたMPEG4−AACファイルが過去に入力されたMPEG4−AACファイルと同一であるときは、前記メモリの内容がAAC再生部に送られる
    ことを特徴とする請求項7記載のMPEG4−AACフォーマット変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112948326A (zh) * 2021-03-09 2021-06-11 浙江百应科技有限公司 一种基于ffmpeg及sox的音频文件格式统一方法及装置
EP4322028A1 (en) * 2022-08-12 2024-02-14 Sony Group Corporation Data processing apparatuses and methods

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