JP2008037250A - 曳航索の取り付け方法 - Google Patents

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Manabu Sasaki
学 佐々木
Kazuhiro Ogawa
和弘 小川
Toshikazu Koike
敏和 小池
Yoshikazu Nakabayashi
良和 中林
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Abstract

【課題】操縦不能船にダイバーが接近できない場合でも、曳航索を安全かつ容易に船体に取り付けることができる曳航索の取り付け方法を提供する。
【解決手段】曳航索4を固定した水中ロボット6を救助船3から遠隔操作して、操縦不能船1の船尾構造の環状部21をくぐらせた後にUターンさせて回収する。
【選択図】図2

Description

本発明は、洋上で航行不能となった船舶に曳航索を取り付ける方法に関し、特に火災の発生や危険物質の流出などによりダイバーが容易に接近することができない航行不能の船舶に水中ロボットにより曳航索を取り付ける方法に関する。
事故の発生や機関の故障などにより洋上で自力による航行が不能となった船舶(以下、操縦不能船という。)については、沿岸に漂着したり座礁するなどして被害が拡大する危険があるため、他の船舶により適切な場所まで曳航する必要がある。(例えば、非特許文献1を参照。)
このような操縦不能船の曳航作業における曳航索の船体への取り付けは、従来はダイバーによる水中作業により実施されていた。
しかし、操縦不能船に火災が発生していたり、周囲に危険物質が流出しているような場合には、ダイバーが船体に接近することができないため、曳航索を取り付けることができないという問題があった。
原 正一、外11名、「荒天下における航行不能船舶の漂流防止等に関する研究」、海上技術安全研究所報告、独立行政法人海上技術安全研究所、2004年6月、書誌論文研究報告
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、操縦不能船にダイバーが接近することができない場合においても、船体に曳航索を安全かつ容易に取り付けることができる曳航索の取り付け方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明は、操縦不能船を救助船により曳航するための曳航索の取り付け方法であって、前記曳航索の一端を前記救助船に、他端を水中ロボットに、それぞれ固定して、前記水中ロボットに前記操縦不能船の船尾の環状部をくぐらせて、前記環状部をくぐった水中ロボットを回収する曳航索の取り付け方法である。
ここで、「操縦不能船」とは、事故又は故障などにより洋上で自力航行不能となった船舶をいう。
なお、約500トン以上の船舶においては、前記環状部は一般的に前記操縦不能船の船体と、前記船体から後部へ伸びるシューピースと、前記船体と前記シューピースとの間に渡された舵柱から形成される。
本発明によれば、水中ロボットを用いて操縦不能船の船尾構造部に曳航索を取り付けるようにしたため、操縦不能船にダイバーが接近することができない場合でも、船体に損傷を与えることなく安全かつ容易に曳航索を取り付けることができる。
本発明に係る曳航索の取り付け方法を、図面を参照して説明する。なお、本発明は主に約500トン以上の船舶の曳航を対象とするものである。
まず、図1に示すように、曳航対象である操縦不能船1の周囲の危険水域2の外側に救助船3を停泊させる。この危険水域2とは、ダイバーを潜水させることができない水域を意味するものであり、例えば操縦不能船1から流失した危険物質が拡散しているような範囲である。従って、危険水域2の大きさは、操縦不能船1の事故の程度や態様、又は海面の状態などにより変化するが、一般的には100〜500 mの範囲になると想定される。
そして、曳航索4の一端を救助船3のウィンチ5に巻き付け、他端を水中ロボット6に固定してから、図2に示すように、水中ロボット6を海中に投下して遠隔操作により操縦不能船1に向けて進行させる。そして、水中ロボット6の動きに伴い、曳航索4をウィンチ5から繰り出す。なお、曳航索4は中性浮力を有するものであることが望ましい。
水中ロボットの一例を図3に示す。この水中ロボット6はROV(Romotely Operated Vehicle)の一種であり、いわゆる魚雷型の形状を有している。曳航索4はガイドワイヤ7を介して本体8に固定されており、水中ロボット6はこの曳航索4に内蔵された図示しない光ケーブルにより救助船3から遠隔操作される。
本体8は円筒形状を有し、その前部には透明の半球状のアクリルカバー9が、後部には舵機構部10、電動モーター13及びノズルプロペラ11が、それぞれ設置されている。
アクリルカバー9内にはTVカメラ16が備えられており、その両脇に配置された水中ライト17で照らされた影像を光ファイバーを通じて外部へ送信するようになっている。
また、ノズルプロペラ11は本体8内のバッテリー12を電源とする電動モーター13により回転駆動され、舵機構部10によりそれらの向きを変えることで、水中ロボット6の推進方向を調整することができる。これら電動モーター13の回転速度と舵機構部10の動作は、本体8内に収納された制御装置14及びそれに接続する光ケーブルを介して、救助船1から遠隔操作することができる。
なお、本体8内の隙間部分には、水中ロボット6に中性浮力を与えるためのバラスト15が組み込まれている。
この水中ロボット6の性能は特に規定するものではないが、少なくとも推進速度は1〜3 m/秒、潜行可能深度は5 m程度とすることが望ましい。
次に、操縦不能船1の船体に曳航索4を取り付ける。この曳航索4の取り付け場所については、船体に損傷を与えないという点から、図4に示すように、船体後部18と、その船体後部18から船尾方向へ伸びるシューピース21と、それら船体後部18とシューピース21に挟まれるように回動自在に固定されている舵板19付きの舵柱20からなる環状部22を有する船尾構造部分とするのがよい。具体的には、図4に示すように、水中ロボット6を遠隔操作して環状部22とスクリュー羽根23の隙間24をくぐるようにすることにより、曳航索4を舵柱20に引っ掛けるようにする。
従って、水中ロボット6の大きさは、操縦不能船1の環状部22における隙間24をくぐることができる程度の大きさとしなければならず、例えば500トンの船舶の場合には本体8の外径を20 cm以下にする必要がある。
最後に、図1及び図2に示すように、水中ロボット6をUターンさせ救助船3に戻らせて回収し、曳航索4の他端を救助船3に固定する。
以上のようにして、操縦不能船1にダイバーが接近することができない場合であっても、曳航索4を船体に取り付けることができる。
なお、2隻の救助船を配備できる場合には、図5に示すように、一方の救助船3から投下された水中ロボット6を、推進方向の延長上に位置する他方の救助船25で回収することにより、水中ロボット6のUターン操作を不要のものとして、曳航索4の取り付けを容易に行うことができる。
本発明の曳航索の取り付け方法に係る全体構成を示す平面図である。 本発明の曳航索の取り付け方法に係る全体構成を示す側面図である。 水中ロボットの一例を示す構造図である。 曳航対象の船舶における船尾構造の拡大図である。 本発明の曳航索の取り付け方法の他の実施形態に係る全体構成を示す平面図である。
符号の説明
1 操作不能船 2 危険水域 3 救助船
4 曳航索 5 ウィンチ 6 水中ロボット
7 ガイドワイヤ 8 本体 9 アクリルカバー
10 舵機構部 11 ノズルプロペラ 12 バッテリー
13 電動モーター 14 制御装置 15 バラスト
16 TVカメラ 17 水中ライト 18 船体後部
19 舵板 20 舵柱 21 シューピース
22 環状部 23 スクリュー羽根 24 隙間
25 他の救助船

Claims (2)

  1. 操縦不能船を救助船により曳航するための曳航索の取り付け方法であって、
    前記曳航索の一端を前記救助船に、他端を水中ロボットに、それぞれ固定し、
    前記水中ロボットに前記操縦不能船の船尾の環状部をくぐらせ、
    前記環状部をくぐった水中ロボットを回収する曳航索の取り付け方法。
  2. 前記環状部が、前記操縦不能船の船体と、前記船体から後部へ伸びるシューピースと、前記船体と前記シューピースとの間に渡された舵柱と、から形成される請求項1に記載の曳航索の取り付け方法。

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