JP2008035988A - 使用者装着装置及び自動排泄処理装置 - Google Patents

使用者装着装置及び自動排泄処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】十分な排泄や洗浄を行うことができ、使用者に優しい自動排泄処理装置及び使用者装着装置を提供する。
【解決手段】下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップ10と、おむつカップ10の外周部に設けられ使用者との間の隙間をシールするシール部材14とを備え、下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、シール部材14は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、一方のそけい部接触部から臀部接触部、臀部から他方のそけい部接触部、及び他方のそけい部接触部から下腹部接触部にわたってねじれているかまたはそけい部接触部が下腹部接触部より厚いことにより、十分な排泄や洗浄を行うことができ、使用者に優しい自動排泄処理装置及び使用者装着装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、寝たきり老人等の高齢者、傷病者、乳幼児等の使用者が装着したままの状態で排泄物を排出処理するための使用者装着装置及び自動排泄処理装置に関する。
近年、高齢化に伴い介護を必要とする高齢者が急増している。このような急増に伴って家庭、介護施設、あるいは病院等で介護を受けている寝たきり老人等の多くはほとんど自分自身で糞尿(以下、「排泄物」と記す)の処理を行うことができない状況にある。また、乳幼児、重度身体障害者、内臓疾患患者や骨折患者を含むベッド上安静者等の使用者は、ベッドに寝ていなければならないので、自分自身で排泄物を処理することができないという状況下にある。
このため、使用者は、おむつ本体と、おむつ本体の股部に取り付けられたおむつカップとで構成された排泄用装着体と、排泄用装着体を使用者に装着することができるように構成された排泄用装着具とを装着している。
この種の排泄用装着具は、使用後には介護者が使用者からおむつカップを外し、おむつカップ内の排泄物を介護者が人手でトイレに搬送し、排泄物を処理し、おむつカップを洗浄し、再度おむつカップを使用者に装着したり、おむつカップごと廃棄し新たなおむつカップを装着したりしていた。この排泄処理においては臭気の問題や、使用者の体の向きを変えたり、使用者への後処理(拭き取りなど)を行ったり多大な労力を必要としていた。
このため、排泄処理を自動的に行う自動排泄処理装置が要望され、開発されている。
一般に、自動排泄処理装置は、排泄装着体の一部を構成するおむつ本体と、おむつ本体の股部に取り付けられ、排泄装着体の他の一部を構成するおむつカップと、おむつカップに一端が接続され、かつ他端が吸引装置に接続されたホースとを備えている。この自動排泄処理装置は、おむつ本体とおむつカップとを装着した使用者が排泄物の排泄を行った場合おむつカップ内のセンサが排泄物を感知し、吸引装置がホースを介しておむつカップに溜まった排泄物を吸引すると共に、吸引装置は、おむつカップに温水を送っておむつカップ内の汚れを洗浄し、洗浄後の汚水を吸引装置内のタンクに収容し、さらにおむつ本体とおむつカップとに温風を送風してそれらの内部を乾燥するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の自動排泄装置に用いられる排泄装着体としては、C字断面形状のおむつカップを使用者の股間部に押し当てるようにしたり、ほぼH字平面形状のおむつ本体をベッド上に広げ、その上に仰向け状態の使用者の臀部を載せ、おむつ本体で使用者の股間部を包み込むように装着したりしている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−56891号公報 特開2001−190583号公報
しかしながら、使用者ごとにサイズの個人差があり、特に寝たきり老人は股間部がやせていることが多く、おむつカップと使用者との間に隙間が生じて外部に浄水や排泄物が漏れたり、排泄物の吸引排出時におむつカップが収縮して貼り付きが生じたりして十分な排泄や洗浄を行うことができなかった。また、おむつカップの密閉性を向上させるため、おむつカップを使用者に対して強めに装着すると圧迫し、鬱血してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、十分な排泄や洗浄を行うことができ、使用者に優しい自動排泄処理装置及び使用者装着装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の発明は、使用者の股間に装着され、排泄物処理装置からの浄水及び乾燥用の空気が供給され、前記排泄物処理装置へ汚水を排出するための使用者装着装置において、下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられ前記使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられ前記使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことにより、おむつカップを使用者に装着したときにシール部材が帯状に接触するので、おむつカップ本体と使用者との密着性が向上すると共に、おむつカップの使用者への圧迫感が減少する。また、下腹部側被腹部が剛性部材からなるので、排泄物吸引時に潰れて使用者に貼り付くことがなくなる。この結果、使用者に対して十分な排泄や洗浄を優しく行うことができる。
請求項2記載の発明は、使用者の股間に装着され、排泄物処理装置からの浄水及び乾燥用の空気が供給され、前記排泄物処理装置へ汚水を排出するための使用者装着装置において、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことにより、おむつカップの使用者の股間部に密着する部分が帯状となるので、密着性が向上し、下腹部側被腹部が剛性部材からなるので、排泄物吸引時に潰れて使用者に貼り付くことがなくなる。この結果、十分な排泄や洗浄を行うことがすることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記おむつカップは、透明樹脂からなることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、おむつカップが透明樹脂からなることにより、使用者装着装置の装着状態、使用者の排泄状態、排便や排尿の色等を外部から観察することができる。
請求項4記載の発明は、使用者の股間に装着され、排泄物処理装置からの浄水及び乾燥用の空気が供給され、前記排泄物処理装置へ汚水を排出するための使用者装着装置を備えた自動排泄処理装置において、前記使用者装着装置は、下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられ前記使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、使用者装着装置は、下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられ前記使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことにより、おむつカップの使用者の股間部に密着する部分が帯状となるので、密着性が向上し、下腹部側被腹部が剛性部材からなるので、排泄物吸引時に潰れて使用者に貼り付くことがなくなる。この結果、十分な排泄や洗浄を行うことがすることができる。
請求項5記載の発明は、使用者の股間に装着される使用者装着装置に、前記使用者装着装置に加熱手段により加熱された浄水を供給する浄水路、前記使用者装着装置に乾燥用の空気を供給する通風路、及び前記使用者装着装置からの汚水を前記空気ごと排出する汚水路を接続し、前記浄水路、前記通風路、及び前記汚水路を排泄物処理装置に接続した自動排泄処理装置において、前記使用者装着装置は、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、前記下腹部側被腹部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、使用者装着装置は、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、前記下腹部側被腹部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことにより、おむつカップの使用者の股間部に密着する部分が帯状となるので、密着性が向上し、下腹部側被腹部が剛性部材からなるので、排泄物吸引時に潰れて使用者に貼り付くことがなくなる。この結果、十分な排泄や洗浄を行うことがすることができる。
請求項6記載の発明は、使用者の股間に装着される使用者装着装置と、一端が前記使用者装着装置に接続され、前記使用者装着装置内で前記使用者の排泄物による汚染を洗浄するため加熱手段により加熱された浄水が通過する浄水路、前記使用者装着装置内への洗浄後の乾燥用の空気が通過する通風路、及び前記使用者装着装置からの汚水が前記空気ごと通過する汚水路を有する複合管と、前記複合管の他端に接続され、前記浄水を前記使用者装着装置内に供給する給水機構、及び前記使用者装着装置内に乾燥用の空気を供給し、前記汚水路を介して前記汚水を前記空気ごと回収する回収機構を有する排泄物処理装置とを有する自動排泄処理装置において、前記使用者装着装置は、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、前記下腹部側被腹部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、使用者装着装置は、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、前記下腹部側被腹部は剛性部材からなり、前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことにより、おむつカップの使用者の股間部に密着する部分が帯状となるので、密着性が向上し、下腹部側被腹部が剛性部材からなるので、排泄物吸引時に潰れて使用者に貼り付くことがなくなる。この結果、十分な排泄や洗浄を行うことがすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項4から6のいずれか1項記載の発明において、前記おむつカップは、透明樹脂からなることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、おむつカップが透明樹脂からなることにより、使用者装着装置の装着状態、使用者の排泄状態、排便や排尿の色等を外部から観察することができる。
本発明によれば、下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、おむつカップの外周部に設けられ使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、一方のそけい部接触部から臀部接触部、臀部から他方のそけい部接触部、及び他方のそけい部接触部から下腹部接触部にわたってねじれているかまたはそけい部接触部が下腹部接触部より厚いことにより、おむつカップを使用者に装着したときにシール部材が帯状に接触するので、おむつカップ本体と使用者との密着性が向上すると共に、おむつカップの使用者への圧迫感が減少する。また、下腹部側被腹部が剛性部材からなるので、排泄物吸引時に潰れて使用者に貼り付くことがなくなる。この結果、使用者に対して十分な排泄や洗浄を優しく行うことができる。
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明に係る使用者装着装置を用いた自動排泄装置の一実施の形態を示すブロック図である。
図2に示す自動排泄処理装置100は、使用者の股間に装着される使用者装着装置200と、使用者から排泄される排泄物を処理する排泄物処理装置300と、使用者装着装置200及び排泄物処理装置300の統括制御を行う制御装置400と、データ読取装置500と、データ送信装置600とで構成されている。
図3は、本発明に係る使用者装着装置を用いた自動排泄処理装置を示す一実施の形態を示す概念図である。
図3には、自動排泄処理装置100のうちの、使用者装着装置200と、排泄物処理装置300と、複合管700とについて詳細に示されている。
排泄物処理装置300は、主に給水機構と、送風機構と、回収機構とで構成されている。
給水機構は、浄水120を貯蔵する浄水タンク121、浄水タンク121から使用者装着装置200へ浄水120を給水するための電磁ポンプ122、浄水タンク121の下側に設けられ浄水タンク121内の浄水120を加熱し適切な温度に保温するための加熱手段としてのヒーター123、浄水120の温度を検知する温度センサ124、浄水120の水位を検知する水位センサ125、及び浄水路130、131で構成されている。
送風機構は、後述する使用者装着装置の股間部に対して開口された排泄用容器(以下、「おむつカップ」と記す)10内の乾燥用の空気を使用者装着装置200に送風するためのブロアー101、フィルターエレメント105、及びリターンエアーが通る通風路110、111で構成されている。
フィルターエレメント105は、例えば活性炭を用いた交換可能な消臭フィルタを有し、おむつカップ10から戻ってくる空気の悪臭を除去するようになっている。
ブロアー101は、両軸モータM104と、両軸モータM104の一方(図では上側)の出力軸に取り付けられた空気循環用のファン102と、両軸モータMの他方(この場合下側)の出力軸に取り付けられた冷却用のファン103とで構成されている。
リターンエアーは、排泄物処理装置300から使用者装着装置200へ供給される空気であり、サクションエアーは、使用者装着装置200から排泄物処理装置300へ吸引される空気である。
図中14は、本発明に係る使用者装着装置200のおむつカップ10に用いられるシール部材である。
ここで、図1(a)〜(f)、図4〜図9を参照しておむつカップ10について説明する。
図1(a)は、本発明に係る自動排泄処理装置に用いられる使用者装着装置のおむつカップの部分正面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線断面図である。図1(c)は、図1(a)のIc−Ic線断面図であり、図1(d)は、図1(a)のId−Id線断面図である。図1(e)は、図1(a)のIe−Ie線断面図であり、図1(f)は、図1(a)のIf−If線斜視断面図である。
図4は、図2に示した自動排泄処理装置における使用者装着装置を示す外観斜視破断図である。図5は、図4の使用者装着装置を装着した使用者の腰部付近を示す概略図である。図6は、図5の使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す正面図である。図7(a)は、図5の使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す底面図であり、図7(b)は、図7(a)の気水混合部周辺の部分拡大模式図である。図8は、使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す断面図である。図9は、使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す斜視断面図である。
尚、図7(a)、(b)においてコネクタは省略されている。
おむつカップ10は、使用者の下腹部から臀部を覆うようにほぼC字断面図形状に形成されており、おむつカップ10の外周部には使用者との間の隙間をシールするシール部材14を備えている。おむつカップ10の形状は、いわば瓢箪を縦割りして湾曲させた形状を有している。
シール部材14は、断面形状がほぼ長方形(楕円、台形、もしくは長円形であってもよい。)の中空柔軟部材(例えば、シリコーンゴム)からなり、下腹部接触部から一方(例えば、左側)のそけい部接触部、一方のそけい部接触部から臀部接触部、臀部接触部から他方(この場合右側)のそけい部接触部、及び他方のそけい部接触部から下腹部接触部にわたってねじれている(但し、本実施の形態ではシール部材14がねじれた場合で説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、そけい部接触部が下腹部接触部より厚くなるように構成してもよい)。
すなわち、シール部材14は、使用者の下腹部、臀部、及びそけい部と接触する面が帯状で接触面積が最大になるように形成されており、中空構造になっているので、使用者への圧迫感が少なくなっている。
図1(b)〜(e)ではシール部材14の断面形状がほぼ長方形となっているが、装着時にはこの長方形の断面形状が短辺方向に押圧されるようになっている。
下腹部を覆う下腹部側被覆部(男性陰部収納部ともいう)15は剛性部材(例えば、シール部材14より剛性の高いシリコーンゴム、もしくはアクリル樹脂)からなっている。
さらに、おむつカップ10の構造について説明する。
図4〜図9に示すようにおむつカップ10は、副壁部12の上端に下腹部側被腹部としての男性陰部収納部15の基端部を取り付けると共に、主壁部11に使用者2の腰部(腰骨)2bに固定する固定部16を接着して取り付けている。
男性陰部収納部15は、おむつカップ10の嵌合突起部に基端部が嵌合された後、シール面の端部をシール部材14の端部に接着固定して取り付けられている。これにより、排泄用装着具1はおむつカップ10から男性陰部収納部15までのシール性を確保できるようになっている。
固定部16は、おむつカップ10に接着固定する固定部本体16aと、固定部本体16aと、固定部本体16aに脱着自在に取り付けられる腰マット部16bとを有する。腰マット部16bは、例えばウレタン素材等により形成され、かつ弾力性を有する。
腰マット部16bと固定部本体16aとは、被結合部部材である面ファスナ(図示せず)がそれぞれ貼付されており、固定部本体16aに腰マット部16bを脱着自在に結合することが可能である。腰マット部16bは、使用者2の体型に応じて選択することができる。
固定部本体16aの背面側には、弾力性を有する材質で形成された体荷重分散マット部16cが設けられている(図8参照)。体荷重分散マット部16cは、中空の円柱体などが複数配置されており、体荷重を分散するように構成されている。中空の円柱体は、体荷重分散マット部16cの基端側中心部から周縁に向かって高さが徐々に低くなるように配置されている。
また、中空の円柱体自体も底面である開口端部が体荷重分散マット部16cの基端側中心部から周縁に向かって高さが低くなるように斜め輪切り状に形成されている。このように構成されている体荷重分散マット部16cにより、おむつカップ10は、使用者2の腰部2bの体荷重が分散されることで、腰部2bの鬱血を緩和させることができる。
腰マット部16bには、使用者2の腰部2bに排泄用装着体1を装着可能なベルト部17が縫いつけられて左右に延出している。このベルト部17の両端部には、面ファスナが添付されており、互いの端部を脱着自在に結合することによって使用者2の腰部2bに排泄用装着体1を装着可能である。
ベルト部17には、男性陰部収納部15と連結する連結部18の一端が脱着自在に取り付けられる。連結部18は、使用者2の体型に応じた長さを有し、かつ伸縮自在である。連結部18は、使用者2の体型に応じて長さが調節可能な公知のベルトであってもよい。連結部18の他端は、男性陰部収納部15に着脱自在に取り付けることができる。
通常、連結部18は、一端が男性陰部収納部15に取り付けられており、排泄用装着具1の装着時、他端をベルト部17に取り付けることで、ベルト部17と男性陰部収納部15とを連結して男性陰部収納部15と固定部16とを連結する。
使用者装着装置200は、自動排泄処理装置100の使用者2の股間部2aに装着する形状を有し、股間部2aに対して開口されたおむつカップ10を有する。
おむつカップ10は、使用者2の臀部側に配置される主壁部11と、主壁部11からほぼ垂直に延出して股間部2a側に配置される副壁部12とを有し、縦方向のみならず横方向もほぼC字断面形状を有する。
主壁部11及び副壁部12は、ほぼL字形状に交差するように一体化され、かつ主壁部11及び副壁部12の内面側の両側縁には、股形状に沿って使用者2の股間部2aのそけい部の肌面に接する開口端部である側壁部13が一体化されている。側壁部13は、馬蹄形状に形成され、側壁部13には、おむつカップ10を使用者2の股間部2aに装着したときに、股間部2aの肌、とくにそけい部と密着するための柔軟なシール部材14が設けられている。
おむつカップ10は、副壁部12とほぼL字形状に交差する主壁部11の内端部側の中央(肛門側)に排泄物吸込口21を有すると共に、主壁部11の内端部側とは反対側から排泄物吸込口21の方向に所定の角度で傾斜した傾斜部を有する。
また、おむつカップ10には、排泄物吸込口21に連通する汚水路706が主壁部11の外端面に突出して設けられている。汚水路706は、複合管700を介して排泄物処理装置300に着脱自在に接続される。
図1(a)に示すようにおむつカップ10には、排泄物を検知するためのセンサ23(23−1、23−2)が設けられている。センサ23は、主壁部11の内面の排泄物吸込口21側に設置されており、尿を検知するセンサ(以下、「尿センサ」と記す)23−1と、排泄物吸込口21とは反対側の他端部側から排泄物吸込口21に向かって傾斜している主壁部11の傾斜部の底部カバーの内側に設置され、固形物(便、軟便等のいわゆる「糞」)を検知するセンサ23−2(以下、「糞センサ」と記す)とで構成されている。
また、おむつカップ10には、図1(a)に示すように尿センサ23−1及び糞センサ23−2により排泄物(糞尿)の排泄を検知した後、その排泄物の種類(すなわち、糞または尿)に応じて被介護者(使用者)2の肛門、陰部(以下、「洗浄対処部位」と記す)を洗浄するために温水等の流体(以下、「浄水」と記す)を洗浄対象部位に対して噴射する噴射ノズル50a、50bが副壁部12に設けられ、排泄物、特に便を排出しやすくするためのノズル50cが排泄物吸収口21とは逆方向、かつ副壁部12の水平部と垂直部との境界部に沿って浄水を噴射するように設けられている。
副壁部12の裏側(図8では右側)の噴射ノズル50bの近傍には気水混合部306が設けられている。気水混合部306は、排泄物処理装置300から通風路302を介して供給された空気と、浄水路303を介して供給された浄水とを混合して混相流を生成する。気水混合部306の出力側は、3つに分岐され、一方がノズル50bに直結し、他方がチューブ320を介してノズル50aに接続され、残りがチューブ321を介してノズル50cに接続されている。噴射ノズル50a〜50cから噴き出される混相流により排泄物が粉砕され効率的に排出することができる。気水混合部306の通風路302との連通部323は、上側が狭く下側が広い四角錐台形状に形成されているため混相流が通風路302に逆流するのを防止することができる。尚、噴射ノズル50a、50bには噴射方向を例えば、上下方向に調整するための噴射方向調整機構を設けても良い。
主壁部11の先端部(図1(f)の下端)にはほぼU字平面形状のチューブ(例えば、シリコーンチューブ)213が設けられている。チューブ213の中央は、一端(図1(f)では上端)が通風路302に接続された通風路307の他端に接続されている。チューブ213は、その両端は閉じられており、排泄物吸込口21側に温風口210が複数箇所形成されている。温風口210から吹き出される温風によりおむつカップ10が装着された使用者の皮膚を乾燥させるようになっている。
チューブ213の上側にはほぼU字平面形状の庇状部材(例えば、シリコーン樹脂)212が設けられている。庇状部材212は、ノズル50cからの浄水(混相流)とチューブ213からの空気とを混合する機能と、チューブ213の温風口210に排泄物が付着するのを防止する機能と、乾燥用の空気のみ吹き出す際に絞り込むことにより流速を増加させて乾燥効率を向上させる機能とを有する。
水路は、排泄物処理装置300から複合管700を介して浄水である温水が供給されるように構成されており、尿センサ23−1及び糞センサ23−2による排泄物の検知結果に応じて、制御装置400によって浄水の噴射の強弱を調整すると共に、噴射方向調整機構(図示せず。)を作動させ浄水の噴射方向を使用者の洗浄対象部位の方向に適宜調整することにより、使用者の洗浄対象部位を効率よく洗浄するようになっている。
図3に戻って、ファン103の吸気口は排泄物処理装置300の外部の空気を吸入するようになっており、ファン103の排気口は両軸モータM104自体を冷却すると共に通風路114を介して排泄物処理装置300内の各部を冷却するようになっており、バルブ107を開くことにより通風路115を介して外部に排気できるようになっている。
ファン102の排気口には通風路110が接続されており、吸気口にはサクションエアーが通る空気循環用の通風路113の一端(図では左側)が接続されている。通風路113の他端(この場合右側)には遠心分離機構129が接続されている。
回収機構は、汚物タンク126、遠心分離機構129、通風路112、汚水路132で構成されている(但し、通風路112及び汚水路132、後述する通風路304及び汚水路305、通風路705及び汚水路706は、いずれも図では個別の通路であるが、実際は空気と汚水とが同時に流れる共通の通路である)。
尚、汚物タンク126の底部の配管に設けられた開閉バルブ128を開けることにより汚水を排出できるようになっているが、開閉バルブ128を設けずに汚物タンク126を着脱自在に構成し、汚物タンク126を取り外すように構成してもよい。
汚物タンク126の上部に設けられた遠心分離機構129は、ブロアー101により使用者装着装置200を経由して供給される空気及び電磁ポンプ122により使用者装着装置200を経由して供給される汚水の圧力で垂直な回転軸の周りを回転する回転翼(図示せず)と、回転翼の回転軌道を覆うように配置された下側に広がるテーパ状のスカートとを有する。
この遠心分離機構129の遠心力により汚水と空気とを分離して汚物タンク126内に汚水127を収容し、通風路113、116を介してブロアー101に空気を回収させる。
すなわち、使用者装着装置200内の汚水を空気ごと排泄物処理装置300に回収して空気と汚水とを分離し、汚水127を汚水タンク126に収容し、空気を使用者装着装置200と排泄物処理装置300との間で循環させるようになっている。
つまり、浄水タンク121内の浄水120は、浄水路130、電磁ポンプ122、浄水路131、浄水路704、浄水路303、ノズル50a〜50c、排泄物吸込口21、汚水路305、汚水路706、汚水路132、遠心分離機構129を経て汚物タンク126に回収される。
おむつカップ10内の空気は、排泄物吸込口21、通風路304、通風路705、通風路112、遠心分離機構129、汚物タンク126、遠心分離機構129、通風路113、ファン102、通風路110、フィルターエレメント105、通風路111、通風路703、通風路302、温風口210を経ておむつカップ10へと循環される。
使用者装着装置200は、おむつカップ10と、おむつカップ10内に設けられたノズル50a〜50cに接続された浄水路303と、温風口210に接続された通風路302と、汚水吸入口21に接続され空気が通過する通風路304(但し、実際には通風路304と汚水路305とは共通である)と、汚水吸入口21に接続され汚水が通過する汚水路305と、尿を検知するセンサ23−1と、便を検知するセンサ23−2とを備えている。
おむつカップ10の通風路302、304、浄水路303、及び汚水路305の端部側には電気コネクタ24及びコネクタが接続されている。
排泄物処理装置300の浄水路131の接続口はコネクタにより複合管700内の浄水路704に着脱自在に接続され、浄水路704は他のコネクタにより使用者装着装置200に着脱自在に接続される。
浄水路704は、使用者装着装置200の浄水路303を介してノズル50a〜50cに接続されている。
ノズル50a〜50cからは、使用者装着装置200内で使用者から排出される排泄物207に浄水が噴き出されて汚染が洗浄される。
複合管700は、両端にコネクタをそれぞれ有するフレキシブルな管(例えば、樹脂からなる蛇腹管、コルゲート管もしくはスパイラル管)からなる通風路703、同様なフレキシブルな管からなる浄水路704、同様なフレキシブルな管からなる通風路705、同様なフレキシブルな管からなる汚水路706、両センサ23−1、23−2と制御用コンピュータ402とを接続する信号線701、702を一括してフレキシブルなホースもしくは筒状のカバー(例えば、ビニル)に収納したものであり、使用者装着装置200と排泄物処理装置300とを着脱自在に接続する。複合管700の長さは、例えば、使用者がベッド上で寝起きでき、脱着しやすい長さ(例えば、3m程度、但し限定されるものではない。)であればよい。
また、複合管700は、各通風路703、705、浄水路704、汚水路706がスパイラル管の場合には通風路703、705、浄水路704、汚水路706のいずれかのスパイラル溝内に信号線701、702を埋設することでコンパクト化を図るように構成してもよい。
これら両軸モータM104、電磁ポンプ122、ヒーター123、温度センサ124、水位センサ125は、制御装置400の制御用コンピュータ402に接続されており、制御用コンピュータ402によりブロアー101の作動、浄水120の温度、浄水120の供給、水位等が制御されるようになっている。
操作パネル401は、自動排泄物処理装置のオンオフ操作、洗浄や乾燥の自動手動切り替え操作、水温設定等を行うためのスイッチや表示部を有する。
次に、図10及び図11の動作フロー図を参照して、洗浄のタイミングについて説明する。
図10は、図2に示した自動排泄処理装置による洗浄のタイミングを説明するためのフロー図である。
まず、図10の動作フロー図を参照して、排泄物が尿の場合について説明する。
被介護者(使用者)2が排尿すると、尿センサ23−1が尿を検知することによりオン(ON)になり(ステップS101)、制御装置400が電磁ポンプ122を間欠的に駆動させ(ステップS102)、おむつカップ10に浄水が数秒間(例えば、3秒間噴射、2秒秒間停止×5回)ずつ流し、電磁ポンプ122を駆動させたままブロアー101を駆動させて浄水路131、浄水路704、及び浄水路303を経て噴射ノズル50a〜50cに空気の混合した温水(混相流)を流し(ステップS103)、噴射ノズル50a、50bから温水を使用者2の洗浄対象部位に向けて噴射して洗浄し、噴射ノズル50cからはおむつカップ10の主壁部11の排泄物に向けて噴射して洗浄する。このとき、使用者2にはおむつカップ10がシール部材14で十分にかつ優しく密着されている。すなわち、シール部材14の男性陰部収納部15側及び臀部側では水平方向に広く、そけい部側では奥行き方向に広く接触するので、水漏れや汚物もれがない。
ノズル50a〜50cから排泄物である尿に対して、温水が噴射されることによりおむつカップ10内における使用者の尿による汚染を十分に洗浄することができる(ステップS104)。
排泄物処理装置300は、おむつカップ10内に排泄された尿を、洗浄対象部位を洗浄した浄水(汚水)と共に排泄物吸込口21から吸引して(ステップS105)、排泄物処理装置300の内部に設けた汚物タンク126へ排出する(ステップS106)。
使用者2による尿が排泄終了後、制御装置400により、使用者装着装置200から温水をおむつカップ10に一定時間断続的に供給しておむつカップ10内を洗浄し(ステップS107)、おむつカップ10内の洗浄後の汚水を排泄物吸込口21から吸引し(ステップS108)、排泄物処理装置300の内部に設けた汚物タンク126に汚水を排出する(ステップS109)。制御装置400は、電磁ポンプ122を停止し、ブロアー101からおむつカップ10内に温風を送風して使用者2の洗浄対象部位及びおむつカップ10の内部を乾燥させる。乾燥用の温風がおむつカップ10内の温風口210から吹き出される(ステップS110)、乾燥に使用した空気を排泄物吸引口21から吸引し(ステップS111)、排泄物処理装置300の内部に設けたフィルターエレメント105で空気の悪臭を濾過してブロアー101、汚物タンク126、及びおむつカップ10の間を循環させる(ステップS112)、乾燥処理が完了したならば、制御装置400によりブロアー101をオフ(OFF)にして(ステップS113)、尿の処理を終了する。
次に、図11の動作フロー図を参照して、排泄物が糞の場合について説明する。
図11は、図2に示した自動排泄処理装置による洗浄のタイミングを説明するための更なるフロー図である。
被介護者である使用者2が排便すると、便センサ23−2が便を検知することによりオン(ON)になり(ステップS201)、制御装置400が電磁ポンプ122を前述のように間欠的に駆動させ(ステップS202)、おむつカップ10に浄水が数秒間流されている間に電磁ポンプ122を駆動させたままブロアー101を駆動させて浄水路131、浄水路704、及び浄水路303を経て噴射ノズル50a〜50cに温水を流し(ステップS203)、噴射ノズル50a〜50cから温水を使用者2の洗浄対象部位に向けて噴射して洗浄するので、おむつカップ10内における使用者の便による汚染を十分に洗浄することができる。
このとき、使用者2にはおむつカップ10がシール部材14で優しく、かつ十分に密着されている。すなわち、シール部材14の男性陰部収納部15側及び臀部側では水平方向に広く、そけい部側では奥行き方向に広く接触するので、水漏れや汚物もれがない(ステップS204)。
排泄物処理装置300は、おむつカップ10内に排泄された便を、洗浄対象部位を洗浄した浄水(汚水)と共に排泄物吸込口21から吸引して(ステップS205)、排泄物処理装置300の内部に設けた汚物タンク126へ排出する(ステップS206)。
使用者2による便が排泄終了後、制御装置400により、温水(混相流)をおむつカップ10に一定時間断続的に供給しておむつカップ10内を洗浄し(ステップS207)、おむつカップ10内の洗浄後の汚水を排泄物吸込口21から吸引し(ステップS208)、排泄物処理装置300の内部に設けた汚物タンク126に汚水を排出する(ステップS209)。制御装置400は、電磁ポンプ122を停止し、ブロアー101から使用者装着装置200内に温風を送風して使用者2の洗浄対象部位及びおむつカップ10の内部を乾燥させる。乾燥用の温風が洗浄後におむつカップ10内の温風口210から吹き出される(ステップS210)、乾燥に使用した空気を排泄物吸引口21から吸引し(ステップS211)、排泄物処理装置300の内部に設けたフィルターエレメント105で空気の悪臭を濾過してブロアー101、汚物タンク126、及びおむつカップ10の間を循環させる(ステップS212)、乾燥処理が完了したならば、制御装置400によりブロアー101をオフ(OFF)にして(ステップS213)、便の処理を終了する。
ここで、複合管700の浄水路704には、噴射ノズル50a〜50cにより使用者2の洗浄対象部位を洗浄した後、浄水(温水)の残水が滞留するが、この残水の温度は時間の経過と共に常温へと低下する。
温度が低下した浄水による洗浄は、使用者2に不快感を与える。
そこで、浄水路704内に残留している浄水(以下、「残留浄水」と記す)をおむつカップ10の浄水として使用する。すなわち、残留浄水を洗浄時より低い圧力で噴射ノズル50a〜50cからおむつカップ10に数秒間流すことにより、(a)常に予め設定された温度の浄水が得られるので、使用者2に対して浄水の温度差によってもたらされる不快感を緩和することができ、(b)事前におむつカップ10内に浄水が流れることにより、おむつカップ10内の内側表面が湿潤して汚れの付着を防止することができ、(c)噴射ノズル50a〜50cの目詰まりを防止することができる。
おむつカップ10は、透明な材質で形成されている。すなわち、使用者2の腰臀部に装着するおむつカップ10の材質を透明なものにすることによって、(1)装着状態の確認;おむつカップ10が所定の位置に装着されているか否かを目視によって確認でき、(2)排尿、排便、汚れの確認;おむつカップ10を脱着しなくても排尿、排便及び汚れの有無や状態を確認することができ、(3)機器動作状況の確認;自動排泄処理装置100を構成する装置・機器の動作状況を確認できる。
上述した自動排泄処理装置100は、制御装置400に設けられた操作パネル401の画面上に「動作エラー」を表示すると共に、「動作エラーの内容」を公知の音声合成LSI(大規模集積回路)の音声によっても使用者2や介護者に報知するように構成されている。
上述した自動排泄処理装置100は、さらに、図2に示すように、排泄物処理装置300及び制御装置400に接続されており、制御装置400により排泄物処理装置300によって処理された排泄物に関するデータ、例えば、使用者2の排便回数、排便料、排尿回数、及び排尿量に関するデータを読み取るデータ読取装置500と、データ読取装置500で読み取ったデータを送信するデータ送信装置600とを有する。
データ読取装置500は、図示しない他の計測装置を接続することにより、排泄物に関するデータ以外のデータ、例えば、血圧、脈拍、SpO2、体温、血糖値等に関するデータを読み取るように構成されている。
データ送信装置600は、データ読取装置500で読み取ったデータ、いわゆる生体情報に関するデータを有線または無線でインターネットなどの通信網を経由して介護センター、デイサービスセンター、ホームヘルパー、主治医、被介護者の家族等の目的とする場所に送信するように構成されている。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
本発明は、本人が自力で排泄できない寝たきり老人等の高齢者、傷病者、乳幼児等を収容する施設や家庭に配置される使用者装着装置及び自動排泄処理装置に利用することができる。
(a)は、本発明に係る自動排泄処理装置に用いられる使用者装着装置のおむつカップの部分正面図であり、(b)は、(a)のIb−Ib線断面図である。(c)は、(a)のIc−Ic線断面図であり、(d)は、(a)のId−Id線断面図である。(e)は、(a)のIe−Ie線断面図であり、(f)は、(a)のIf−If線斜視断面図である。 本発明に係る使用者装着装置を用いた自動排泄装置の一実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る使用者装着装置を用いた自動排泄処理装置を示す一実施の形態を示す概念図である。 図2に示した自動排泄処理装置における使用者装着装置を示す外観斜視破断図である。 図4の使用者装着装置を装着した使用者の腰部付近を示す概略図である。 図5の使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す正面図である。 (a)は、図5の使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す底面図であり、(b)は、(a)の気水混合部周辺の部分拡大模式図である。 使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す断面図である。 使用者装着装置を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す斜視断面図である。 図2に示した自動排泄処理装置による洗浄のタイミングを説明するためのフロー図である。 図2に示した自動排泄処理装置による洗浄のタイミングを説明するための更なるフロー図である。
符号の説明
10 おむつカップ
14 シール部材
23−1 尿センサ
23−2 糞センサ
50a〜50c ノズル
100 自動排泄処理装置
101 ブロアー
105 フィルターエレメント
110〜115、302、307、703、705 通風路
117 ドレン排出路
120 浄水
121 浄水タンク
122 電磁ポンプ
123 ヒーター
124 温度センサ
125 水位センサ
126 汚物タンク
127 汚水
129 遠心分離機構
130、131、303、704 浄水路
141、143 カバー
200 使用者装着装置
207 排泄物
210 温風口
212 庇状部材
213 チューブ
207 排泄物
300 排泄物処理装置
306 気水混合部
400 制御装置
401 操作パネル
402 制御用コンピュータ
500 データ読取装置
600 データ送信装置
700 複合管
706 汚水路

Claims (7)

  1. 使用者の股間に装着され、排泄物処理装置からの浄水及び乾燥用の空気が供給され、前記排泄物処理装置へ汚水を排出するための使用者装着装置において、
    下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられ前記使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、
    前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、
    前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする使用者装着装置。
  2. 使用者の股間に装着され、排泄物処理装置からの浄水及び乾燥用の空気が供給され、前記排泄物処理装置へ汚水を排出するための使用者装着装置において、
    下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、
    前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、
    前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする使用者装着装置。
  3. 前記おむつカップは、透明樹脂からなることを特徴とする請求項1または2記載の使用者装着装置。
  4. 使用者の股間に装着され、排泄物処理装置からの浄水及び乾燥用の空気が供給され、前記排泄物処理装置へ汚水を排出するための使用者装着装置を備えた自動排泄処理装置において、
    前記使用者装着装置は、下腹部から臀部を覆うほぼC字断面図形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられ前記使用者との間の隙間をシールするシール部材とを備え、
    前記下腹部を覆う下腹部側被覆部は剛性部材からなり、
    前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする自動排泄処理装置。
  5. 使用者の股間に装着される使用者装着装置に、前記使用者装着装置に加熱手段により加熱された浄水を供給する浄水路、前記使用者装着装置に乾燥用の空気を供給する通風路、及び前記使用者装着装置からの汚水を前記空気ごと排出する汚水路を接続し、前記浄水路、前記通風路、及び前記汚水路を排泄物処理装置に接続した自動排泄処理装置において、
    前記使用者装着装置は、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、
    前記下腹部側被腹部は剛性部材からなり、
    前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする自動排泄処理装置。
  6. 使用者の股間に装着される使用者装着装置と、
    一端が前記使用者装着装置に接続され、前記使用者装着装置内で前記使用者の排泄物による汚染を洗浄するため加熱手段により加熱された浄水が通過する浄水路、前記使用者装着装置内への洗浄後の乾燥用の空気が通過する通風路、及び前記使用者装着装置からの汚水が前記空気ごと通過する汚水路を有する複合管と、
    前記複合管の他端に接続され、前記浄水を前記使用者装着装置内に供給する給水機構、及び前記使用者装着装置内に乾燥用の空気を供給し、前記汚水路を介して前記汚水を前記空気ごと回収する回収機構を有する排泄物処理装置とを有する自動排泄処理装置において、
    前記使用者装着装置は、下腹部を覆う下腹部側被腹部と、前記浄水路の出口、前記通風路の出口、及び前記汚水路の入口を有する副壁部と、臀部を覆う主壁部とが一体的にほぼC字形状に形成されたおむつカップと、該おむつカップの外周部に設けられたシール部材とを備え、
    前記下腹部側被腹部は剛性部材からなり、
    前記シール部材は、断面形状がほぼ楕円、長円、台形、もしくは長方形の中空柔軟部材からなり、前記使用者への接触面が最大になるように、下腹部接触部から一方のそけい部接触部、該一方のそけい部接触部から臀部接触部、該臀部接触部から他方のそけい部接触部、及び該他方のそけい部接触部から前記下腹部接触部にわたってねじれているかまたは前記そけい部接触部が前記下腹部接触部より厚いことを特徴とする自動排泄処理装置。
  7. 前記おむつカップは、透明樹脂からなることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の自動排泄処理装置。
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