JP2008035035A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像データの回転処理を容易に実行することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 メモリコントローラ17は、入力用ラインバッファ70と、出力用ラインバッファ80と、第1画像変換部65と、第2画像変換部66と、を有している。中間画像データ16aの生成手順では、まず、入力画像データのうち8ライン分のラインデータが入力用ラインバッファ70に読み込まれる。各ラインデータから8ビットの部分画像データが抽出される。そして、抽出された64ビット分の部分画像データは、記憶データとして同期型DRAM16に記憶される。一方、出力画像データの生成手順では、最小アクセス単位からデータが読み出される。読み出されたデータに含まれる8つの部分画像データの各画素データは、回転処理が施された後、出力用ラインバッファ80に格納される。
【選択図】図1

Description

本発明は、各画素1ビットの情報量を有する入力画像データを90度回転させ、出力画像データを取得可能な画像処理装置であって、特に、出力画像データを取得する手法の改良に関する。
従来より、画像データに対して回転処理を施すことができる装置が知られている(例えば、特許文献1、2)。
すなわち、特許文献1に記載された技術では、まず、ページメモリに記憶された画像データから、8×8領域の画素データが抽出される。次に、この抽出された画素データに対して転置処理が施される。続いて、転置処理後の8×8領域の画素データが、ページメモリの元のアドレスに書き戻される。これら転置および書き戻し処理が繰り返されることにより、ページメモリに記憶された画像データ全体に実行される。そして、転置および書き戻し処理後の画像データの各画素が所定の順序で読み出されることにより、画像データに回転処理が施される。
また、特許文献2に記載された技術では、4つの画素データ(1画素当りのビット数:N)から構成される画像データワードにつき、各画素データが対応するメモリに格納されることによって4ライン分の画像データが生成される。続いて、生成された4ライン分の画像データが主記憶に順次書き出される。これにより、画像データがシリアルなデータ列に変換される。そして、変換後の画像データの各画素が所定の順序で読み出されることにより、変換後の画像データに対して回転処理が施される。
特開2005−176127号公報 特開平11−017927号公報
ここで、各画素1ビットの情報量を有する画像データの記憶部としてDDR(Double Data Rate) SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を使用するとともに、回転処理後の画像データを複数の(出力側)ラインバッファに一時的に格納可能な装置につき、該装置で施される回転処理について検討する。
画像データの読み出しがDDR SDRAMの最小アクセス単位ずつ(すなわち、64ビットずつ)実行されると、この読み出しによって1行64列の画素データが取得される。この場合、ラインバッファを64本設ければ、記憶部上の同一アドレスに複数回アクセスすることなく、読出データを有効に利用して回転処理を施すことができる。
しかしながら、必要なラインバッファの数が増加すると、それにともなって装置の製造コストが増大するという問題が生ずる。
そこで、本発明では、画像データの回転処理を容易に実行することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、各画素1ビットの情報量を有する入力画像データを90度回転させ、出力画像データを取得可能な画像処理装置であって、最小アクセス単位のデータ量が2の2k乗ビットである同期型DRAMと、前記入力画像データを2のk乗ライン毎に格納可能な入力用ラインバッファと、前記入力用ラインバッファに格納された前記入力画像データに基づいて中間画像データを生成するとともに、生成された前記中間画像データを前記同期型DRAMに記憶させる第1画像変換部と、2のk乗本のラインメモリ要素を有しており、前記出力画像データを2のk乗ライン毎に格納可能な出力用ラインバッファと、前記同期型DRAMに記憶された前記中間画像データに基づいて2のk乗ライン分の前記出力画像データを生成するとともに、2のk乗ライン毎に前記出力用ラインバッファから出力させる第2画像変換部とを備え、前記第1画像変換部は、(1)前記入力画像データのうち前記入力用ラインバッファに格納された2のk乗ライン分のラインデータにつき、各ラインデータから2のk乗ビットずつ取り出して2のk乗個の部分画像データを取得する処理と、(2)前記処理(1)によって取得された各部分画像データを、前記入力用ラインバッファに入力された順に並び替える処理と、(3)並び替えられた各部分画像データを最小アクセス単位として前記同期型DRAMに記憶させる処理とを実行可能とされており、前記第2画像変換部は、(4)前記同期型DRAMに格納された前記中間画像データを最小アクセス単位ずつ読み出す処理と、(5)前記処理(4)によって読み出されたデータを構成する2のk乗個の部分画像データにつき、各部分画像データのデータを対応する前記ラインメモリ要素に格納することにより、前記入力画像データを90度回転させる処理と、(6)前記処理(4)および処理(5)を繰り返すことによって取得された2のk乗ライン分のラインデータを、前記出力画像データの一部として出力させる処理とを実行可能とされていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記同期型DRAMは、DDRSDRAMであり、前記最小アクセス単位のデータ量は、2の6乗ビットであることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記装置は、出力用ラインバッファを2つ有しており、前記出力用ラインバッファのうち一方にデータが書き込まれているとき、他方はデータ出力可能とされていることを特徴とする。
請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、第1画像変換部は、入力画像データのうち入力用ラインバッファに格納された2のk乗ライン分のラインデータにつき、各ラインデータからデータ量が2のk乗ビットの部分画像データを取得する。続いて、第1画像変換部は、取得された部分画像データを最小アクセス単位として同期型DRAMに記憶させる。これにより、第1画像変換部は、入力画像データに基づいて生成された中間画像データを同期型DRAMに記憶させることができる。
一方、第2画像変換部は、同期型DRAMに格納された中間画像データを最小アクセス単位ずつ読み出す。このとき、読み出されたデータには、2のk乗個の部分画像データが含まれる。続いて、第2画像変換部は、2のk乗本のラインメモリ要素を使用し、読み出された各部分画像データから抽出された2のk乗画素分のデータに基づいて、回転処理を実行する。
これにより、請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、回転処理時において同期型DRAMから読み出された2の2k乗ビットのデータのそれぞれについて、各データのすべてを回転処理に利用することができ、読み出されたデータを有効に利用することができる。また、回転処理に必要とされる出力側ラインバッファのラインメモリ要素の数を低減させることができる。
そのため、装置の製造コスト増大を抑制しつつ、各最小アクセス単位から1回のデータ読み出しで回転処理を実行することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.画像処理装置の構成>
図1は、本実施の形態における画像処理装置1の構成の一例を示す図である。ここで、画像処理装置1は、スキャナ、プリンタ、複写機、ファクシミリ、またはこれらの機能を複合させた複合機である。また、画像処理装置1は、各画素1ビットの情報量を有する入力画像データ(2値画像データ)を90度回転させ、出力画像データを取得可能とされている。
図1に示すように、画像処理装置1は、主として、MPU(Micro Processing Unit)11と、同期型DRAM16と、メモリコントローラ17と、CODEC31と、スキャナ部41と、記録部51と、画像編集回路61と、を備えている。
モデム22は、デジタルデータ(画像データ)を音声信号に変換したり、画像処理装置1の外部から送信されて画像処理装置1で受信された音声信号をデジタルデータに変換する。また、NCU21は、公衆電話交換回線網に画像処理装置1を接続する際に必要となる機器であり、発着信やダイヤル制御を行う。さらに、通信部25は、ネットワークを介して接続された情報処理装置(図示省略)等との間でデータ通信を実行するLANインタフェースである。
CODEC31は、ファクシミリ通信で送信される画像の可逆圧縮処理に使用される。CODEC31は、例えば、スキャナ部41によって原稿から読み取られ、2値化された画像データを符号化する。そして、符号化された画像データは、中間画像データ16aとして同期型DRAM16に記憶される。また、CODEC31は、他の画像処理装置から送信されたファクシミリデータ(2値データ)を復号する。そして、復号された2値データは同期型DRAM16に記憶される。
なお、CODEC31による符号化としては、MH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified MR)、および、JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)のいずれかの方式が採用される。
スキャナ部41は、原稿から画像データを読み取る読取部である。スキャナ部41によって読み取られた画像データは、例えばJPEG方式にて圧縮され、同期型DRAM16に記憶される。
記録部51は、電子写真方式により、静電潜像に基づいたトナー画像を記録紙に記録する画像形成部である。例えば、記録部51は、スキャナ部41によって読み取られた画像データに基づいたトナー画像を感光体ドラム(図示省略)に形成し、このトナー画像を記録紙に転写する。
画像編集回路61は、同期型DRAM16に格納された未圧縮の画像データ(2値のビットマップデータ)に対してスムージングや解像度変換等の処理を施す。そして、これら処理が施された画像データは、シリアルのデータ列として記録部51に出力される。
表示部63は、いわゆる液晶ディスプレイによって構成されており、指や専用のペンで画面に触れることによって画面上の位置を指定できる「タッチパネル」としての機能を有している。したがって、画像処理装置1の使用者(以下、単に「使用者」と呼ぶ)は、表示部63に表示された内容に基づき、表示部63の「タッチパネル」機能を使用した指示を行うことによって、画像処理装置1に対して所定の動作を実行させることができる。このように、表示部63は入力部としても使用される。
操作部64は、いわゆるキーパッドによって構成される入力部である。使用者は、表示部63の表示内容に基づいた入力作業を行うことにより、画像処理装置1に対して所定の動作を実行させることができる。
SRAM(Static Random Access Memory )12は、記憶素子としてフリップフロップ回路を使用した記憶部であり、例えば、ユーザ登録情報(ワンタッチダイヤル情報等)を記憶するメモリとして使用される。SRAM12は、高速に動作可能であり、また、記憶保持のための動作を必要としない。
同期型DRAM16は、読み書き自在の揮発性メモリ(記憶部)であり、一定周期のクロック信号に同期してデータ転送する。同期型DRAM16の一転送あたりのデータ量は、2の2k乗ビット(kは自然数)とされている。すなわち、同期型DRAM16の最小アクセス単位のデータ量は2の2k乗ビットである。
また、同期型DRAM16は、複数(本実施の形態では4つ)のバンクB1〜B4を有しており、入力画像データに基づいて生成された中間画像データ16aを記憶可能とされている。
なお、本実施の形態では、同期型DRAM16としてDDR SDRAMが使用されており、一転送あたりデータ量は、2の6乗ビット(すなわち、k=「3」)となる。
メモリコントローラ17は、例えば、画像データに対して所定の処理を施すデータ処理部(例えば、CODEC31や画像編集回路61等)と、同期型DRAM16との間で行われるデータ転送を制御する。図1に示すように、メモリコントローラ17は、主として、入力用ラインバッファ70と、出力用ラインバッファ80と、第1画像変換部65と、第2画像変換部66と、を有している。
ここで、本実施の形態の画像処理装置1は、同様なハードウェア構成を有する出力用ラインバッファ80(80a、80b)を2つ有している。出力用ラインバッファ80のうち一方にデータが書き込まれているとき、他方はデータ出力可能とされている。なお、入力用ラインバッファ70および出力用ラインバッファ80の詳細については、後述する。
第1画像変換部65は、入力用ラインバッファ70に格納された入力画像データに基づき中間画像データ16aを生成する。また、第1画像変換部65は、生成された中間画像データ16aを同期型DRAM16に記憶させる。
第2画像変換部66は、同期型DRAM16に記憶された中間画像データ16aに基づいて2のk乗ライン(本実施の形態においては、8ライン)分の出力画像データを生成するとともに、2のk乗ライン毎に前記出力用ラインバッファから出力させる。
なお、第1画像変換部65によって入力画像データから中間画像データを生成する手順、および、第2画像変換部66によって中間画像データから出力画像データを生成する手順については、後述する。
ROM13は、読出し専用メモリーであり、MPU11は、ROM13に格納されたプログラムに従った制御を実行する。また、MPU11、ROM13、メモリコントローラ17、CODEC31、および画像編集回路61等のそれぞれは、信号線15を介して電気的に接続されている。したがって、MPU11は、例えば、CODEC31による符号化処理、およびメモリコントローラ17によるデータの転送処理等を所定のタイミングで実行させることができる。
<2.画像データの回転処理>
図2および図3は、記録紙90に記録された画像データを模式的に表した図である。記録紙90上に設けられた各矩形領域は、それぞれ記録部51によって記録紙90に記録された各ドット91と対応する。また、各矩形領域内に示された座標(x、y)について、これら「x」および「y」は、それぞれ回転処理が施される前における各ドット91の上下方向(行方向)AR2、および左右方向(列方向)AR1の位置を示す。
さらに、本実施の形態において、記録紙90に記録される各ドット91と対応する2値の画像データ(出力画像データ)は、(0,0)〜(0,m)〜(1,0)〜(n,0)〜(n,m)の順にシリアルのデータ列として記録部51に出力される。
ここで、図2の破線および図3の実線は、図2の実線の記録紙90が回転軸A1を中心に回転方向R1(時計回り)に90度回転させられたときの記録紙90の姿勢を示す。すなわち、図2の実線の記録紙90が時計回りに90度回転させられると、ドット91aは左上端から右上端に、ドット91bは右上端から右下端に、ドット91cは右下端から左下端に、ドット91dは左下端から左上端に、それぞれ移動する(図3参照)。
したがって、時計回りに90度回転させられた記録紙90(図3参照)に、図2と同様な出力画像データを記録する場合、例えば、図3に示すように、(n,0)〜(0,0)〜(n,1)〜(0,1)〜(n,m)〜(0、m)の順にシリアルのデータ列として、出力画像データの各画素データ(データ量:1ビット)を記録部51に出力することが必要となる。すなわち、各画素データが、このような順番で出力できるように、出力画像データに回転処理を施すことが必要となる。
なお、本実施の形態では、(1)入力画像データから中間画像データを生成し、続いて、(2)この中間画像データから出力画像データを生成することにより、入力画像データを90度回転させた出力画像データを取得している。そこで、以下の説明では、この2つの生成手順について説明する。
<2.1.入力画像データから中間画像データを生成する手順>
図4は、入力画像データから中間画像データを生成する手順を説明するためのフローチャートである。図5および図7のそれぞれは、入力用ラインバッファ70に格納されたラインデータの一例を示す図である。図6および図8のそれぞれは、同期型DRAM16の最小アクセス単位に記憶させる記憶データ73(73a、73b)の一例を示す図である。
本手順では、第1画像変換部65によって入力画像データを並び替えることにより、中間画像データが生成される。具体的には、まず、第1画像変換部65は、複数のラインデータによって構成される入力画像データのうち隣接する7ライン分を、入力用ラインバッファ70に読み込ませる(ステップS101)。
ここで、図5に示すように、入力用ラインバッファ70は、少なくとも7つのラインメモリ要素71a〜71gを有している。各ラインメモリ要素71a〜71gは、いわゆるFIFO(First In First Out)メモリによって構成されている。また、ラインメモリ要素71gの出力側70bは、ラインメモリ要素71fの入力側70aと接続されている。
同様に、ラインメモリ要素71fの出力側70bはラインメモリ要素71eの入力側70aと、ラインメモリ要素71eの出力側70bはラインメモリ要素71dの入力側70aと、ラインメモリ要素71dの出力側70bはラインメモリ要素71cの入力側70aと、ラインメモリ要素71cの出力側70bはラインメモリ要素71bの入力側70aと、ラインメモリ要素71bの出力側70bはラインメモリ要素71aの入力側70aと、それぞれ接続されている。
また、図5に示すように、入力用ラインバッファ70は、さらに、8ビット分の記憶容量を持つレジスタ75を有している。レジスタ75に格納されたデータは、入力用ラインバッファ70の外部にだけでなく、ラインメモリ要素71gの入力側70aにも出力可能とされている。
したがって、入力用ラインバッファ70に入力されてレジスタ75に格納されたデータは、レジスタ75、ラインメモリ要素71g、71f、71e、71d、71c、71b、71aの順に先送りされる。また、各ラインメモリ要素71a、71b、71c、71d、71e、71f、71gに入力されたデータは、それぞれの出力側70bから出力可能とされている。
なお、入力用ラインバッファ70には、例えば、CODEC31によって復号された2値の画像データが、入力画像データとして読み込まれる。
続いて、第1画像変換部65は、入力用ラインバッファ70に入力画像データを、さらに2のk乗ビット分読み込ませる(S102)。これにより、ラインメモリ要素71gに格納されたラインデータと隣接するラインデータがレジスタ75に格納される。すなわち、入力用ラインバッファ70には、8ライン目のラインデータの一部が読み込まれる。
ここで、上述のように、同期型DRAM16としてDDR SDRAMが使用されており、k値は「3」となる。したがって、ステップS102において、入力用ラインバッファ70には、さらに8ビット分の入力画像データが読み込まれ、レジスタ75に格納される。
続いて、第1画像変換部65は、ラインメモリ要素71a〜71g、およびレジスタ75のそれぞれに格納された隣接する8ライン分のラインデータにつき、各ラインデータから8ビット(2のk乗ビット)ずつ取り出して、8つの部分画像データ72(72a〜72h)を取得する。例えば、ラインメモリ要素71aから取り出された部分画像データ72aには、図2に示すドット91のうち左上端から左右方向AR1に沿った8個分のドットにつき、これらドットに対応する画素データが含まれている。
続いて、第1画像変換部65は、ステップS103によって取得された各部分画像データ72a〜72hを、入力用ラインバッファ70に入力された順に並び替え、記憶データ73(73a)を生成する(ステップS104)。すなわち、図6に示すように、記憶データ73aは、部分画像データ72a、72b、・・・、72g、72hの順番に並び替えられる。
続いて、第1画像変換部65は、並び替えられた各部分画像データ72a〜72h(すなわち、記憶データ73)を同期型DRAM16に記憶させる(S105)。図9は、同期型DRAM16の論理アドレス空間の一例を示す図である。図9に示すように、記憶データ73aは、最小アクセス単位18aに記憶される。
なお、第1画像変換部65は、各記憶データ73を同期型DRAM16に記憶させる場合、後述する出力画像データ生成時の読み出し順を考慮して、記憶対象となるバンクB1〜B4を選択する。これにより、プリチャージ処理による読み出し処理の遅延を抑制することができる。
そして、入力用ラインバッファ70の各ラインメモリ要素71a〜71gに格納されたすべてのラインデータについて、並び替え処理が終了するまでステップS102〜S105の処理が繰り返し実行される(S106)。
すなわち、記憶データ73aが同期型DRAM16に記憶されると、ステップS102に戻り、入力用ラインバッファ70に、さらに2のk乗ビット分のデータが読み込まれる(図7参照)。続いて、入力用ラインバッファ70から取得された記憶データ73b(図8参照)が、同期型DRAM16の最小アクセス単位18b(図9参照)に記憶される(S105)。これらステップS102〜S105の処理は、入力用ラインバッファ70の各ラインメモリ要素71a〜71gに格納されたすべてのラインデータについて、並び替え処理が終了するまで繰り返し実行される(S106)。
このように、ステップS102からS105の処理が繰り返し実行されることにより、入力用ラインバッファ70の各ラインメモリ要素71a〜71gに格納されている7ライン分のラインデータ、および順次レジスタ75に格納される8ライン目のラインデータについて、並べ替え処理が施される。
そして、入力画像データのすべてのラインについてステップS101〜S106の処理が完了すると(S107)、中間画像データ16aを生成する処理が完了する。
<2.2.中間画像データから出力画像データを生成する手順>
図10は、中間画像データから出力画像データを生成する手順を説明するためのフローチャートである。図11および図13のそれぞれは、同期型DRAM16から読み出された読出データ81(81a、81b)の一例を示す図である。図12および図14のそれぞれは、出力用ラインバッファ80に格納されたラインデータの一例を示す図である。
本手順では、同期型DRAM16に格納された中間画像データ16aが第2画像変換部66によって並び替えられることにより、出力画像データが生成される。具体的には、まず、第2画像変換部66は、同期型DRAM16に格納された中間画像データ16aを最小アクセス単位18(図9参照)ずつ読み出す(S201)。例えば、第2画像変換部66は、最小アクセス単位18a(図9参照)から読出データ81a(図11参照)を読み出す。これにより、各々8画素分の画素データを有する8つの部分画像データ82a〜82hが取得される。
ここで、図12に示すように、出力用ラインバッファ80は、8本のラインメモリ要素83(83a〜83h)を有している。第2画像変換部66は、ステップS201において取得された各部分画像データ82a〜82hにつき、8画素分の画素データを対応するラインメモリ要素83に格納することにより、入力画像データを90度回転させる(S202)。
例えば、第2画像変換部66は、読出方向AR3に沿って読み出された画素データを、各ラインメモリ要素83(83a〜83h)の書込方向AR4に沿って格納することにより、入力画像データを90度回転させる。
すなわち、第2画像変換部66は、各ドット(0,0)、(1,0)、・・・、(6,0)、(7,0)に対応する画素データをラインメモリ要素83aに格納する。また同様に、第2画像変換部66は、ドット(0,1)、(1,1)、・・・、(6,1)、(7,1)に対応する画素データをラインメモリ要素83bに、第2画像変換部66は、ドット(0,2)、(1,2)、・・・、(6,2)、(7,2)に対応する画素データをラインメモリ要素83cに、第2画像変換部66は、ドット(0,3)、(1,3)、・・・、(6,3)、(7,3)に対応する画素データをラインメモリ要素83dに、第2画像変換部66は、ドット(0,4)、(1,4)、・・・、(6,4)、(7,4)に対応する画素データをラインメモリ要素83eに、第2画像変換部66は、ドット(0,5)、(1,5)、・・・、(6,5)、(7,5)に対応する画素データをラインメモリ要素83fに、第2画像変換部66は、ドット(0,6)、(1,6)、・・・、(6,6)、(7,6)に対応する画素データをラインメモリ要素83gに、第2画像変換部66は、ドット(0,7)、(1,7)、・・・、(6,7)、(7,7)に対応する画素データをラインメモリ要素83hに、それぞれ格納する。
これらステップS201〜S203の処理が繰り返されることにより、各読出データ81について8ライン分の回転処理が施される(S203)。例えば、読出データ81aに関する回転処理が完了すると、第2画像変換部66は、同期型DRAM16の最小アクセス単位18c(図9参照)から読出データ81bを読み出す(S201)。続いて、第2画像変換部66は、各部分画像データ82の各画素データを対応するラインメモリ要素83a〜83hに格納することにより、画像データの回転処理を施す(S202:図14参照)。
出力用ラインバッファ80に8ライン分の出力画像データが格納されると、第2画像変換部66は、取得された8ライン分のラインデータを出力画像データの一部として出力する(S204)。記録部51によって記録処理が実行される場合、出力用ラインバッファ80のラインメモリ要素83a〜83dに格納された画素データは、(n,0)〜(0,0)〜(n,1)〜(0,1)〜(0,2)〜(0、3)〜(0、4)〜(0、5)〜(0、6)〜(0、7)の順に、シリアルのデータ列として記録部51に出力される。
そして、中間画像データ16aのすべてのラインについてステップS201〜S205の処理が完了すると(S206)、出力画像データを生成する処理が完了する。
これにより、同期型DRAM16から読み出された読出データ81のそれぞれについて、これら読出データ81のすべてを回転処理に利用することができ、読出データ81を有効に利用することができる。また、回転処理に必要とされる出力用ラインバッファ80のラインメモリ要素83の数を低減させることができる。そのため、画像処理装置1の製造コスト増大を抑制しつつ、最小アクセス単位18から1回のデータ読み出しで回転処理を実行することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
(1)本実施の形態において、同期型DRAM16としてDDR SDRAMが使用されており、k値は「3」とされているが、これに限定されるものでない。可能な場合、k値は、「4」以上であってもよい。
(2)また、本実施の形態において、入力用ラインバッファ70は、7つのラインメモリ要素71a〜71gと、レジスタ75と、を有するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ラインメモリ要素71a〜71gと略同一のラインメモリ要素をレジスタ75の代わりに使用してもよい。
本発明の実施の形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。 記録紙に記録される画像データを模式的に表した図である。 記録紙に記録される画像データを模式的に表した図である。 入力画像データから中間画像データを生成する手順を説明するためのフローチャートである。 入力用ラインバッファに格納されたラインデータの一例を示す図である。 同期型DRAMの最小アクセス単位に記憶させる記憶データの一例を示す図である。 入力用ラインバッファに格納されたラインデータの一例を示す図である。 同期型DRAMの最小アクセス単位に記憶させる記憶データの一例を示す図である。 同期型DRAMの論理アドレス空間の一例を示す図である。 中間画像データから出力画像データを生成する手順を説明するためのフローチャートである。 同期型DRAMから読み出された読出データの一例を示す図である。 出力用ラインバッファに格納されたラインデータの一例を示す図である。 同期型DRAMから読み出された読出データの一例を示す図である。 出力用ラインバッファに格納されたラインデータの一例を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
16 同期型DRAM
16a 中間画像データ
18 最小アクセス単位
31 CODEC
41 スキャナ部
51 記録部
61 画像編集回路
65 第1画像変換部
66 第2画像変換部
70 入力用ラインバッファ
71(71a〜71g) ラインメモリ要素
72、82 部分画像データ
73(73a、73b) 記憶データ
80 出力用ラインバッファ
81(81a、81b) 読出データ
83(83a〜83h) ラインメモリ要素
90 記録紙

Claims (3)

  1. 各画素1ビットの情報量を有する入力画像データを90度回転させ、出力画像データを取得可能な画像処理装置であって、
    (a) 最小アクセス単位のデータ量が2の2k乗ビットである同期型DRAMと、
    (b) 前記入力画像データを2のk乗ライン毎に格納可能な入力用ラインバッファと、
    (c) 前記入力用ラインバッファに格納された前記入力画像データに基づいて中間画像データを生成するとともに、生成された前記中間画像データを前記同期型DRAMに記憶させる第1画像変換部と、
    (d) 2のk乗本のラインメモリ要素を有しており、前記出力画像データを2のk乗ライン毎に格納可能な出力用ラインバッファと、
    (e) 前記同期型DRAMに記憶された前記中間画像データに基づいて2のk乗ライン分の前記出力画像データを生成するとともに、2のk乗ライン毎に前記出力用ラインバッファから出力させる第2画像変換部と、
    を備え、
    前記第1画像変換部は、
    (1) 前記入力画像データのうち前記入力用ラインバッファに格納された2のk乗ライン分のラインデータにつき、各ラインデータから2のk乗ビットずつ取り出して2のk乗個の部分画像データを取得する処理と、
    (2) 前記処理(1)によって取得された各部分画像データを、前記入力用ラインバッファに入力された順に並び替える処理と、
    (3) 並び替えられた各部分画像データを最小アクセス単位として前記同期型DRAMに記憶させる処理と、
    を実行可能とされており、
    前記第2画像変換部は、
    (4) 前記同期型DRAMに格納された前記中間画像データを最小アクセス単位ずつ読み出す処理と、
    (5) 前記処理(4)によって読み出されたデータを構成する2のk乗個の部分画像データにつき、各部分画像データのデータを対応する前記ラインメモリ要素に格納することにより、前記入力画像データを90度回転させる処理と、
    (6) 前記処理(4)および処理(5)を繰り返すことによって取得された2のk乗ライン分のラインデータを、前記出力画像データの一部として出力させる処理と、
    を実行可能とされていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記同期型DRAMは、DDR SDRAMであり、
    前記最小アクセス単位のデータ量は、2の6乗ビットであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記装置は、出力用ラインバッファを2つ有しており、
    前記出力用ラインバッファのうち一方にデータが書き込まれているとき、他方はデータ出力可能とされていることを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019022071A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 株式会社リコー 画像処理システム、画像処理方法および画像処理装置、ならびに、画像形成システム

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