JP2008033829A - バックアップシステム及びバックアップ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロバイダよりも下位の構成がどのような構成であっても、コーディネータの機能を変更することなく、プロバイダよりも上位のソリューションによってバックアップを取得する。
【解決手段】ホスト計算機20は、プライマリボリューム31からセカンダリボリューム51へのリモートコピー完了を検出すると、プライマリボリューム31とセカンダリボリューム51との間のコピーペアを分割し、プライマリボリューム31のスナップショットをセカンダリボリューム51に保持させる。バックアップサーバ40は、セカンダリボリューム51を認識する。
【選択図】図1

Description

本発明は複数のストレージシステム間でバックアップを取得するためのバックアップシステム及びバックアップ方法に関する。
近年のコンピュータシステムは、銀行及び証券業務などの基幹業務を大型コンピュータにより一括管理するコンピュータシステムからクライアント・サーバシステムを中心とする分散システムに移行している。このような分散システム環境では、クライアントからの要求をクラスタ構成された複数のサーバと複数のディスクアレイシステムとで処理する構成が採用されている。特開2003−99306号公報に開示されているように、このような高可用性クラスタでは、地震等の災害発生に対応するため、プライマリサイトだけでなく、プライマリサイトから長距離に所在するセカンダリサイトにもデータセンタを設置し、リモートコピーによりデータを二重化している。
一方、クライアント・サーバシステムにおけるバックアップ機能の一つとして、特開2003−532191号公報に開示されているように、スナップショット機能が知られている。ベンダからは、スナップショット機能を搭載した様々な製品が提供されており、例えば、マイクロソフト(登録商標)が提供するVSS(Volume shadow copy service)は、バックアップソフトウェア、サーバアプリケーション、ストレージハードウェア等のバックアップ関連ハードウェア及びソフトウェアに対し、スナップショット作成のための共通インフラストラクチャを提供するサービスである。VSSによるバックアップ処理では一旦、スナップショットを作成し、そこからバックアップデータを取得するので、稼動中のサーバアプリケーションを停止させることなく、バックアップを作成できる。
特開2003−99306号公報 特開2003−532191号公報
しかし、従来では、単一のストレージシステム内でバックアップを取得するソリューションと、複数のストレージシステム間でバックアップを取得するソリューションとは、それぞれ異なるものが運用されてきたので、前者のソリューションを用いて複数のストレージシステム間でバックアップを取得することは困難であった。例えば、VSSにおけるスナップショット取得は、リクエスタからのスナップショット要求を受けたコーディネータがライタに書き込み停止指示を与えるとともに、プロバイダにスナップショット作成指示を与えることで行われる。VSSが提供するスナップショット作成環境は、単一のストレージシステム内においてスナップショットを取得する場合を意識した設計であると考えられるので、VSSを用いて複数のストレージシステム間でスナップショットを取得するには、OSの機能の一部であるコーディネータの機能を変更しなければならない。
そこで、本発明は、プロバイダよりも下位の構成がどのような構成であっても、コーディネータの機能を変更することなく、プロバイダよりも上位のソリューションによってバックアップを取得することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るバックアップシステムは、ホスト計算機と、ホスト計算機から入出力されるデータを格納するプライマリボリュームを有する第一のストレージシステムと、プライマリボリュームとの間でコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームを有する第二のストレージシステムと、第二のストレージシステムに接続するバックアップサーバとを備える。ホスト計算機内のプロバイダは、プライマリボリュームからセカンダリボリュームへのリモートコピー完了を検出すると、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割し、プライマリボリュームのスナップショットをセカンダリボリュームに保持させる。バックアップサーバ内のプロバイダはバックアップサーバ内のオペレーティングシステムにセカンダリボリュームを認識させる。
本発明によれば、プロバイダよりも下位の構成がどのような構成であっても、コーディネータの機能を変更することなく、プロバイダよりも上位のソリューションによってバックアップを取得できる。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るバックアップシステム10のソフトウェア構成を中心としたシステム構成を示す。バックアップシステム10は、プライマリサイトに設置されたストレージシステム30と、ストレージシステム30の記憶資源を使用して業務を行うホスト計算機20と、プライマリサイトから遠距離に所在するセカンダリサイトに設置されたストレージシステム50と、ストレージシステム30,50間におけるバックアップを管理するバックアップサーバ40とを備える。
ストレージシステム30が有するプライマリボリューム(正論理ボリューム)31と、ストレージシステム50が有するセカンダリボリューム(副論理ボリューム)51との間には、リモートコピーペアが形成されており、プライマリボリューム31のある時刻におけるデータがスナップショットによりカンダリボリューム51に保持される。ストレージシステム30,50間のリモートコピーは、同期コピーでもよく、或いは非同期コピーでもよい。
ここで、同期コピーとは、ホスト計算機20からのライトアクセスに対して、プライマリボリューム31とセカンダリボリューム51とに同一データの書き込み完了(正確には、キャッシュメモリへのデータ書き込み完了)を以って、ホスト計算機20にライト完了を報告する方式をいう。非同期コピーとは、ホスト計算機20からのライトアクセスに対して、プライマリボリューム31にデータを書き込んだ時点(正確には、キャッシュメモリへのデータ書き込む完了)を以ってホスト計算機20にライト完了を報告し、その後所定のタイミングでセカンダリボリューム51にデータを書き込む方式をいう。
ホスト計算機20は、リクエスタ21、コーディネータ22、プロバイダ23、RAIDマネージャ24、及びライタ25を備える。
リクエスタ21は、例えば、バックアップアプリケーションであり、スナップショットを取得したいボリュームをコーディネータ22に指定し、コーディネータ22からスナップショットボリューム情報(デバイススペシャルファイル、デバイスネームなど)を受け取る。ホスト計算機20内のリクエスタ21は、バックアップサーバ40内のリクエスタ41との間で通信を行い、バックアップ処理に必要な情報を送受信できる。
コーディネータ22は、OSの機能の一部であり、スナップショット作成のためのインフラストラクチャを提供するサービスとして動作する。具体的には、コーディネータ22は、プライマリボリューム31にアクセスするライタ25の動作を、リクエスタ21からの要求に応答して制御する。コーディネータ22は、バックアップ指定されたボリュームがバックアップ可能なボリュームであるか否かをプロバイダ23に問い合わせたり、リクエスタ21にスナップショットボリューム情報を送信したりする機能を有する。
プロバイダ23は、ストレージ製品を製造販売する各ベンダによって提供されるものであり、スナップショット作成のためのインフラストラクチャを提供するサービスとして動作する。具体的には、プロバイダ23は、コーディネータ22からの指示を受けて、プライマリボリューム31のスナップショットを作成する。プロバイダ23には、ストレージシステムに依存するハードウェアプロバイダと、ベンダに依存しないソフトウェアプロバイダがある。
RAIDマネージャ24は、ボリュームを管理するための管理ソフトウェアであり、具体的には、プロバイダ23からの指示を受けて、ボリューム間のペア操作やステータス取得などを行う。ホスト計算機20内のRAIDマネージャ24は、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44との間で通信を行い、セカンダリサイトに所在するストレージシステム50内のボリュームの操作やステータスを取得することもできる。
ライタ25は、サーバアプリケーションに付属してスナップショットバックアップサービスを提供するプログラムであり、具体的には、データベース管理を行うSQLサーバ等である。
バックアップサーバ40は、リクエスタ41、コーディネータ42、プロバイダ43、及びRAIDマネージャ44を備える。これらの各機能は、上述したリクエスタ21、コーディネータ22、プロバイダ23、及びRAIDマネージャ24の各機能と同様であるので、詳細な説明を省略する。
ストレージシステム30は、一つ以上のプライマリボリューム31と、コマンドデバイス32とを備える。プライマリボリューム31は、ホスト計算機20からのアクセスに供される運用ボリュームである。コマンドデバイス32は、ホスト計算機20(より詳細には、RAIDマネージャ24)とストレージシステム30との間でコマンドやステータスを受け渡すための専用の論理ユニットである。RAIDマネージャ24からストレージシステム30に送信されるコマンドは、コマンドデバイス32に書き込まれる。ストレージシステム30は、コマンドデバイス32に書き込まれたコマンドに対応する処理を実行し、その実行結果をステータスとしてコマンドデバイス32に書き込む。RAIDマネージャ24は、コマンドデバイス32に書き込まれたステータスを読み出して確認し、次に実行すべきコマンドをコマンドデバイス32に書き込む。このようにしてRAIDマネージャ24は、ストレージシステム30に各種の指示を与えることができる。
ストレージシステム50は、一つ以上のセカンダリボリューム51と、コマンドデバイス52とを備える。セカンダリボリューム51は、プライマリボリューム31との間でリモートコピーペアを形成可能なバックアップ用のボリュームである。コマンドデバイス52の機能は、上述したコマンドデバイス32の機能と同様であるので、詳細な説明を省略する。
ここで、本実施形態に係るバックアップ方法の概要について説明する。本実施形態ではリモートコピーとスナップショットとを組み合わせることで、バックアップボリュームを作成する(図1に示す例では、セカンダリボリューム51がバックアップボリュームである。)。そのため、プライマリボリューム31からセカンダリボリューム51へのリモートコピー完了をホスト計算機20(より詳細には、プロバイダ23)が検出し、プライマリボリューム31のスナップショットを取得する必要がある。プロバイダ23は、データベース凍結後にプライマリボリューム31に格納されているデータに付されている最新のシーケンス番号と、セカンダリボリューム51に格納されているデータに付されている最新のシーケンス番号とを比較し、両者が一致するか否かにより、リモートコピーが完了したか否かを判定する(特開2003−99306号公報参照)。
リモートコピーが完了すると、ホスト計算機20内のRAIDマネージャ24は、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44にリモートコピーペアの分割(スナップショットの取得)を指示する。その後、バックアプサーバ40内のRAIDマネージャ44の処理により、セカンダリボリューム51をバックアップサーバ40内のオペレーティングシステムに認識させる。
バックアップボリュームが不要になった場合には、セカンダリボリューム51をバックアップサーバ40内のオペレーティングシステムから認識できないように設定し、リモートコピーペアを再同期させることで、再び、スナップショットを取得できる状態になる。
尚、スナップショット取得の際に利用可能なスナップショットの世代数MU#(分割可能なペア状態)を、RADIマネージャ24,44の機能を利用して予め取得しておくことで、複数のストレージシステム30,50間における複数世代のスナップショットを、単一のストレージシステム内における複数世代のスナップショットの取得と同じにように取得することができる。
次に、図2を参照しながらバックアップ処理の流れについて説明する。説明の便宜上、バックアップボリュームを取得する一連の処理(ステップ201〜ステップ228)と、バックアップボリュームを削除する一連の処理(ステップ229〜ステップ234)とを同一のシーケンス図に示すが、取得処理と削除処理とは、必ずしも連続して実行されなければならないものではない。
まず、バックアップボリュームを取得する一連の処理の流れについて説明する。
リクエスタ21は、ボリュームを指定した上でコーディネータ22にバックアップ要求をする(ステップ201)。
すると、コーディネータ22は、バックアップ要求を受けたボリュームがバックアップ可能なボリュームであるか否かをプロバイダ23に問い合わせる(ステップ202)。
すると、プロバイダ23は、リモートコピーペアが分割可能か否かをRAIDマネージャ24に問い合わせる(ステップ203)。ここでは、スナップショットによりバックアップボリュームを取得する場合を想定しているので、リモートコピーペアが分割可能である場合には、バックアップボリュームを取得できることを意味し、リモートコピーペアを分割できない場合には、バックアップボリュームを取得できないことを意味する。
プロバイダ23は、RAIDマネージャ24からリモートペア分割可否についての返答を受けると(ステップ204)、その情報をコーディネータ22に転送する(ステップ205)。
そして、コーディネータ22は、バックアップ要求を受けたボリュームがバックアップ可能なボリュームであるならば、プロバイダ23にボリュームの登録要求を行う(ステップ206)。すると、プロバイダ23は、コーディネータ22からの登録要求に対してアクノリッジ信号を返す(ステップ207)。
プロバイダ23からボリューム登録完了の報告を受けると、コーディネータ22は、バックアップの可否をリクエスタ21に報告する(ステップ208)。
バックアップボリュームの取得が可能であるならば、リクエスタ21は、コーディネータ22にバックアップ開始要求を通知する(ステップ209)。
すると、コーディネータ22は、ボリューム登録処理が完了しているか否かをプロバイダ23に問い合わせを行い(ステップ210)、登録処理が完了している旨の連絡をプロバイダ23から受けると(ステップ211)、データベース凍結をライタ25に指示する(ステップ212)。
コーディネータ22は、書き込み処理を停止した旨の連絡をライタ25から受けると(ステップ213)、プロバイダ23にコピー作成指示(スナップショットによるバックアップボリュームの作成指示)を通知する(ステップ214)。
すると、プロバイダ23は、リモートペア間のリモートコピーが完了したか否かをRAIDマネージャ24に問い合わせる(ステップ215)。RAIDマネージャ24は、リモートコピー完了を待って、リモートコピー完了報告をする(ステップ216)。
そして、プロバイダ23は、リモートペア間のペア分割をRAIDマネージャ24に指示する(ステップ217)ホスト計算機20内のRAIDマネージャ24は、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44にプライマリボリューム31とセカンダリボリューム51との間のペア分割を指示し、ペア分割完了を待って、ペア分割完了報告をする(ステップ218)。
すると、プロバイダ23は、バックアップボリューム情報をコーディネータ22に通知する(ステップ219)。
コーディネータ22は、データベース凍結終了をライタ25に指示し(ステップ220)、ライタ25からデータベース凍結終了報告を受けると(ステップ221)、バックアップボリューム取得の可否をリクエスタ21に問い合わせる(ステップ222)。
すると、図2には図示されてないが、ホスト計算機20内のリクエスタ21は、バックアップボリューム取得の可否をバックアップサーバ40内のリクエスタ41に問い合わせる。バックアップボリュームは、バックアップサーバ40内のオペレーティングシステムに対して隠蔽された状態にある。
リクエスタ41がコーディネータ22にバックアップボリューム取得要求をすると(ステップ223)、コーディネータ42は、バックアップボリュームをバックアップサーバ40内のオペレーティングシステムに認識させ、ボリューム名をプロバイダ43に伝達する(ステップ224)。
すると、プロバイダ43は、バックアップボリュームのオペレーティングシステムからの隠蔽解除をRAIDマネージャ44に指示する(ステップ225)。
プロバイダ43は、RAIDマネージャ44から隠蔽解除完了報告を受けると(ステップ226)、コーディネータ42に隠蔽解除完了報告をする(ステップ227)。これにより、リクエスタ41は、バックアップボリュームを取得できる(ステップ228)。
次に、バックアップボリュームを削除する一連の処理の流れについて説明する。
リクエスタ41は、コーディネータ42にバックアップボリューム削除要求をする(ステップ229)。
すると、コーディネータ42は、プロバイダ43にバックアップボリューム削除要求をする(ステップ230)。
プロバイダ43は、バックアップボリュームのオペレーティングシステムからの隠蔽処理をRAIDマネージャ44に指示する(ステップ231)。
すると、図2には図示されてないが、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44は、ホスト計算機20内のRAIDマネージャ24にリモートペアの再同期(バックアップボリュームの削除)を指示する。
RAIDマネージャ44は、プロバイダ43にバックアプボリューム削除完了を報告する(ステップ232)。
プロバイダ43は、コーディネータ42にバックアプボリューム削除完了を報告する(ステップ233)。
コーディネータ42は、リクエスタ41にバックアプボリューム削除完了を報告する(ステップ234)。
本実施形態によれば、プロバイダ以下の下層のシステム構成を変更した場合(例えば、ストレージシステムの台数を変更した場合やカスケードペアを変更した場合)に、プロバイダの機能によって上記システム構成変更に対応する処理を行うので、プロバイダよりも上層(例えば、リクエスタ)の機能変更は不要となる。それ故、バックアップアプリケーションを使用してバックアップシステムを管理するシステム管理者は、プロバイダ以下の下層のシステム構成変更を意識することなく、バックアップアプリケーションを操作すればよい。これは、見方を変えれば、プロバイダ以下の下層のシステム構成変更に対応する機能をプロバイダが有しているため、バックアップアプリケーションの負荷軽減にも資する。
図3は本実施例に係るバックアップシステム10のハードウェア構成を中心としたシステム構成を示す。図1に示す符号と同一符号のデバイスは同一のデバイスを示すものとしてその詳細な説明を省略する。ホスト計算機20、ストレージシステム30、バックアップサーバ40、及びストレージシステム50は、ネットワーク60を介して相互に接続されている。
ホスト計算機20は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び入出力インターフェ等を備えたコンピュータシステムであり、具体的には、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等である。ホスト計算機20には、ストレージシステム20の記憶資源を使用するアプリケーションプログラム(例えば、データベースプログラム)が格納されている。
ストレージシステム30は、データを格納するための記憶装置320と、記憶装置320へのデータの読み書きを制御する記憶制御装置310とを備える。記憶制御装置310は、複数のポート311、一つ以上のマイクロプロセッサ312、一つ以上の共有メモリ313、及び一つ以上のキャッシュメモリ314を備える。記憶装置320は、複数のストレージデバイス321を備える。
ポート311は、ホスト計算機20、バックアップサーバ40又はストレージシステム50との間でデータ通信を制御するための通信インタフェースである。ポート311は、CPUやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、ホスト計算機20から受信したコマンドを解釈実行する。各ポート311には、それぞれを識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN(World Wide Name))が割り当てられている。各ポート311は、NAS(Network Attached Storage)として機能することもできる。
マイクロプロセッサ312はストレージデバイス321へのデータ入出力を制御する。マイクロプロセッサ312は、ポート311がホスト計算機20から受信したデータをホスト計算機20からのライトコマンドに基づいてストレージデバイス321の所定アドレスに書き込む他、ホスト計算機20からのリードコマンドに基づいてストレージデバイス321の所定アドレスからデータを読み出し、ホスト計算機20に送信する。マイクロプロセッサ312は、読み書きすべきデータの論理アドレスを物理アドレスに変換し、ストレージデバイス321との間のデータ入出力を制御する。複数のストレージデバイス321がRAID(Redundant Arrays of Independent Inexpensive Disks)に従って管理されている場合は、マイクロプロセッサ312は、RAID構成に応じたデータアクセスを行う。
共有メモリ313は、主として、リソースの構成情報や各種コマンド等を記憶するために利用される。キャッシュメモリ314は、主として、ストレージデバイス321に読み書きされるデータを一時的に格納するために利用される。
ストレージデバイス321は、例えば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気テープ、半導体メモリ、フラッシュメモリ、光ディスク等のような物理デバイスである。
ストレージシステム50は、データを格納するための記憶装置520と、記憶装置520へのデータの読み書きを制御する記憶制御装置510とを備える。記憶制御装置510は、複数のポート511、一つ以上のマイクロプロセッサ512、一つ以上の共有メモリ513、及び一つ以上のキャッシュメモリ514を備える。記憶装置520は、複数のストレージデバイス521を備える。
ネットワーク60は、例えば、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、インターネット、専用回線、公衆回線等である。ここで、LANを介するデータ通信は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに基づく。ホスト計算機20がLANを介してストレージシステム30に接続される場合、ホスト計算機20は、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を要求する。一方、ホスト計算機20がSANを介してストレージシステム30に接続される場合、ホスト計算機20は、ファイバチャネルプロトコルに基づいて、複数のストレージデバイス321により提供される記憶領域のデータ管理単位であるブロックを単位としてデータ入出力を要求する。ネットワーク60がLANである場合、ポート311は、例えばLAN対応のネットワークカードである。ネットワーク60がSANである場合、ポート311は、例えば、HBA(Host Bus Adapter)である。
図4は本実施例に係るバックアップシステム10のソフトウェア構成を中心としたシステム構成を示す。図1に示す符号と同一符号のデバイスは同一のデバイスを示すものとしてその詳細な説明を省略する。
ストレージシステム50は、プライマリボリューム31との間でリモートコピーペアを形成するセカンダリボリューム51と、セカンダリボリューム51との間でカスケードペアを形成する複数のセカンダリボリューム53,54を備える。複数のセカンダリボリューム53,54は、それぞれセカンダリボリューム51の異なる世代のスナップショットを保持するものである。例えば、セカンダリボリューム53は、ある時刻t1におけるセカンダリボリューム51のスナップショットを保持するものであり、セカンダリボリューム54は、他の時刻t2におけるセカンダリボリューム51のスナップショットを保持するものである。
本明細書では、説明の便宜上、プライマリボリューム31とセカンダリボリューム51との間のペア関係と、セカンダリボリューム51とセカンダリボリューム53,54との間のペア関係を区別するため、前者をリモートコピーペアと称し、後者をカスケードペアと称する。
このように、プライマリボリューム31のデータを一旦、リモートコピー先のセカンダリボリューム51に転送してから、セカンダリボリューム51のスナップショットを取得することで、データ転送時間を短縮しつつ、スナップショットの世代数を増やすことができる。
次に、図5を参照しながらバックアップ処理の流れについて説明する。説明の便宜上、バックアップボリュームを取得する一連の処理(ステップ501〜ステップ528)と、バックアップボリュームを削除する一連の処理(ステップ529〜ステップ534)とを同一のシーケンス図に示すが、取得処理と削除処理とは、必ずしも連続して実行されなければならないものではない。
まず、バックアップボリュームを取得する一連の処理の流れについて説明する。
リクエスタ21は、ボリュームを指定した上でコーディネータ22にバックアップ要求をする(ステップ501)。
すると、コーディネータ22は、バックアップ要求を受けたボリュームがバックアップ可能なボリュームであるか否かをプロバイダ23に問い合わせる(ステップ502)。
すると、プロバイダ23は、リモートコピーペアが分割可能か否かをRAIDマネージャ24に問い合わせる(ステップ503)。ここでは、スナップショットによりバックアップボリュームを取得する場合を想定しているので、リモートコピーペアが分割可能である場合には、バックアップボリュームを取得できることを意味し、リモートコピーペアを分割できない場合には、バックアップボリュームを取得できないことを意味する。
プロバイダ23は、RAIDマネージャ24からリモートペア分割可否についての返答を受けると(ステップ504)、その情報をコーディネータ22に転送する(ステップ505)。
そして、コーディネータ22は、バックアップ要求を受けたボリュームがバックアップ可能なボリュームであるならば、プロバイダ23にボリュームの登録要求を行う(ステップ506)。すると、プロバイダ23は、コーディネータ22からの登録要求に対してアクノリッジ信号を返す(ステップ507)。
プロバイダ23からボリューム登録完了の報告を受けると、コーディネータ22は、バックアップの可否をリクエスタ21に報告する(ステップ508)。
バックアップボリュームの取得が可能であるならば、リクエスタ21は、コーディネータ22にバックアップ開始要求を通知する(ステップ509)。
すると、コーディネータ22は、ボリューム登録処理が完了しているか否かをプロバイダ23に問い合わせを行い(ステップ510)、登録処理が完了している旨の連絡をプロバイダ23から受けると(ステップ511)、データベース凍結をライタ25に指示する(ステップ512)。
コーディネータ22は、書き込み処理を停止した旨の連絡をライタ25から受けると(ステップ513)、プロバイダ23にコピー作成指示(スナップショットによるバックアップボリュームの作成指示)を通知する(ステップ514)。
すると、プロバイダ23は、リモートペア間のリモートコピーが完了したか否かをRAIDマネージャ24に問い合わせる(ステップ515)。RAIDマネージャ24は、リモートコピー完了を待って、リモートコピー完了報告をする(ステップ516)。
そして、プロバイダ23は、リモートペア間のペア分割をRAIDマネージャ24に指示する(ステップ517)RAIDマネージャ24は、ペア分割完了を待って、ペア分割完了報告をする(ステップ518)。
すると、プロバイダ23は、バックアップボリューム情報をコーディネータ22に通知する(ステップ519)。
コーディネータ22は、データベース凍結終了をライタ25に指示し(ステップ520)、ライタ25からデータベース凍結終了報告を受けると(ステップ521)、バックアップボリューム取得の可否をリクエスタ21に問い合わせる(ステップ522)。
すると、図2には図示されてないが、ホスト計算機20内のリクエスタ21は、バックアップボリューム取得の可否をバックアップサーバ40内のリクエスタ41に問い合わせる。バックアップボリュームは、バックアップサーバ40内のオペレーティングシステムに対して隠蔽された状態にある。
リクエスタ41がコーディネータ22にバックアップボリューム取得要求をすると(ステップ523)、コーディネータ42は、バックアップボリュームをオペレーティングシステムに認識させ、ボリューム名をプロバイダ43に伝達する(ステップ524)。
すると、プロバイダ43は、バックアップボリュームのオペレーティングシステムからの隠蔽解除をRAIDマネージャ44に指示する(ステップ525)。
プロバイダ43は、RAIDマネージャ44から隠蔽解除完了報告を受けると(ステップ526)、コーディネータ42に隠蔽解除完了報告をする(ステップ527)。これにより、リクエスタ41は、バックアップボリュームを取得できる(ステップ528)。
次に、バックアップボリュームを削除する一連の処理の流れについて説明する。
リクエスタ41は、コーディネータ42にバックアップボリューム削除要求をする(ステップ529)。
すると、コーディネータ42は、プロバイダ43にバックアップボリューム削除要求をする(ステップ530)。
プロバイダ43は、バックアップボリュームのオペレーティングシステムからの隠蔽処理をRAIDマネージャ44に指示する(ステップ531)。
すると、図2には図示されてないが、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44は、ホスト計算機20内のRAIDマネージャ24にリモートペアのペア再同期(バックアップボリュームの削除)を指示する。
RAIDマネージャ44は、プロバイダ43にバックアプボリューム削除完了を報告する(ステップ532)。
プロバイダ43は、コーディネータ42にバックアプボリューム削除完了を報告する(ステップ533)。
コーディネータ42は、リクエスタ41にバックアプボリューム削除完了を報告する(ステップ534)。
次に、図6乃至図9を参照しながらプロバイダ23の処理の詳細について説明する。
まず、バックアップ要求を受けたボリュームがバックアップ可能なボリュームであるか否かを判定する処理について、図6を参照しながら説明する。
プロバイダ23は、プライマリボリューム31のLUN情報をコーディネータ22から取得すると(ステップ601)、LUN情報に含まれているベンダID及びプロダクトIDをチェックし、プライマリボリューム31がサポート対象のものであるか否かを判定する(ステップ602)。
プロバイダ23は、プライマリボリューム31がサポート対象外のものであると判定すると、サポート不可である旨をコーディネータ22に返す(ステップ603)。
一方、プロバイダ23は、プライマリボリューム31がサポート対象のものであると判定すると、プライマリボリューム31のLUN情報からプライマリボリューム31を有するストレージシステム30のDKC番号、及びプライマリボリューム31のLDEV番号を取得する(ステップ604)。DKC番号は、ストレージシステムの製品番号を示すものである。
そして、プロバイダ23は、スナップショットの世代数MU#の範囲内において、ステップ606〜ステップ608の処理を繰り返す(ステップ605)。即ち、プロバイダ23は、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44からカスケードペア情報を取得し(ステップ606)、バックアップボリュームとして利用可能なペア状態か否かを判定し(ステップ607)、バックアップボリュームとして利用可能なペア状態であれば、その世代番号MU#を取得する(ステップ608)。
そして、プロバイダ23は、利用可能な世代数が存在するか否かをチェックし(ステップ609)、利用可能な世代数が存在しないならば、サポート不可である旨をコーディネータ22に返し(ステップ610)、利用可能な世代数が存在するならば、バックアップ可能である旨をコーディネータ22に返す(ステップ611)。
次に、ボリューム登録処理について、図7を参照しながら説明する。
プロバイダ23は、プライマリボリューム31のLUN情報をコーディネータ22から取得すると(ステップ701)、LUN情報からプライマリボリューム31を有するストレージシステム30のDKC番号、及びプライマリボリューム31のLDEV番号を取得する(ステップ702)。
そして、プロバイダ23は、スナップショットの世代数MU#の範囲内において、ステップ704〜ステップ706の処理を繰り返す(ステップ703)。即ち、プロバイダ23は、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44からカスケードペア情報を取得し(ステップ704)、バックアップボリュームとして利用可能なペア状態か否かを判定し(ステップ705)、バックアップボリュームとして利用可能なペア状態であれば、その世代番号MU#を取得する(ステップ706)。
そして、プロバイダ23は、利用可能な世代数が存在するか否かをチェックし(ステップ707)、利用可能な世代数が存在しないならば、サポート不可である旨をコーディネータ22に返し(ステップ708)、利用可能な世代数が存在するならば、DKC番号、LDEV番号、及びMU#をスナップショット構造体に格納する(ステップ709)。スナップショット構造体とは、スナップショットによるバックアップボリュームを取得する対象となるボリュームに関する情報を格納するための記憶領域をいう。
次に、バックアップボリューム作成処理について、図8を参照しながら説明する。
プロバイダ23は、コーディネータ22からスナップショットIDを取得し、そのスナップショットIDを基にスナップショット構造体を取得する(ステップ801)。
そして、プロバイダ23は、スナップショット構造体に格納されている全てのボリュームに関する情報について、ステップ803〜ステップ805の処理を繰り返す(ステップ802)。即ち、プロバイダ23は、プライマリボリューム31を有するストレージシステム30のDKC番号、及びプライマリボリューム31のLDEV番号をスナップショット構造体から取得し(ステップ803)、プライマリボリューム31からセカンダリボリューム51へのリモートコピー完了を待ち(ステップ804)、スナップショット構造体に格納されているMU#に対応するセカンダリボリュームについて、カスケードペアの分割をRAIDマネージャ44に命令する(ステップ805)。
次に、バックアップボリューム情報通知処理について、図9を参照しながら説明する。
プロバイダ23は、コーディネータ22からプライマリボリューム31のLUN情報を取得する(ステップ901)。
そして、プロバイダ23はプライマリボリューム31を有するストレージシステム30のDKC番号、及びプライマリボリューム31のLDEV番号をLUN情報から取得し、カスケードペアを有するストレージシステムのDKC番号、及びカスケードペアのセカンダリボリューム(バックアップボリューム)のLDEV番号を、バックアップサーバ40内のRAIDマネージャ44経由で取得する(ステップ902)。
プロバイダ23は、カスケードペアを有するストレージシステムのDKC番号、及びカスケードペアのセカンダリボリューム(バックアップボリューム)のLDEV番号を基にバックアップボリューム情報を生成し、バックアップボリューム情報をコーディネータ22に返す(ステップ903)。
図10は本実施例に係るバックアップシステム11のソフトウェア構成を中心とするシステム構成を示す。図1に示す符号と同一符号のデバイスは同一のデバイスを示すものとしてその詳細な説明を省略する。
バックアップシステム11は、バックアップ先のストレージシステムとして、ストレージシステム50の他に更に、ストレージシステム70を備える。ストレージシステム70は、プライマリボリューム31との間でリモートコピーペアを形成するセカンダリボリューム71と、セカンダリボリューム71との間でカスケードペアを形成する複数のセカンダリボリューム73,74と、ボリューム操作を行うためのコマンドデバイス72とを備える。
ストレージシステム30は、複数のプライマリボリューム31,33と、ボリューム操作を行うためのコマンドデバイス32とを備える。プライマリボリューム31は、セカンダリボリューム71にリモートコピーされ、ある時刻の静止化されたデータイメージは、スナップショットとして、セカンダリボリューム73に保持され、また他の時刻の静止化されたデータイメージは、スナップショットとして、セカンダリボリューム74に保持される。同様に、プライマリボリューム33は、セカンダリボリューム51にリモートコピーされ、ある時刻の静止化されたデータイメージは、スナップショットとして、セカンダリボリューム53に保持され、また他の時刻の静止化されたデータイメージは、スナップショットとして、セカンダリボリューム54に保持される。
このように、プロバイダ23,43以下の下層のシステム構成が変更された場合(ストレージシステムの台数が増減された場合やカスケードペアが変更された場合)にも、プロバイダ23,43の機能によって、そのシステム構成変更に対応できる。それ故、バックアップアプリケーションを使用してバックアップシステムを管理するシステム管理者は、プロバイダ以下の下層のシステム構成変更を意識することなく、バックアップアプリケーションを操作すればよい。プロバイダ以下の下層のシステム構成変更に対応する機能をプロバイダが有しているため、バックアップアプリケーションの負荷軽減にも資する。
本実施形態に係るバックアップシステムのソフトウェア構成を中心としたシステム構成図である。 本実施形態に係るバックアップ処理の流れ図である。 本実施例に係るバックアップシステムのハードウェア構成を中心としたシステム構成図である。 本実施例に係るバックアップシステムのソフトウェア構成を中心としたシステム構成図である。 本実施例に係るバックアップ処理の流れ図である。 バックアップ可能なボリュームであるか否かを判定する処理を示す流れ図である。 ボリューム登録処理を示す流れ図である。 バックアップボリューム作成処理を示す流れ図である。 バックアップボリューム情報通知処理を示す流れ図である。 本実施例に係るバックアップシステムのソフトウェア構成を中心としたシステム構成図である。
符号の説明
10,11…バックアップシステム 20…ホスト計算機 30…ストレージシステム 40…バックアップサーバ 50…ストレージシステム

Claims (10)

  1. ホスト計算機と、
    前記ホスト計算機から入出力されるデータを格納するプライマリボリュームを有する第一のストレージシステムと、
    前記プライマリボリュームとの間でコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームを有する第二のストレージシステムと、
    前記第二のストレージシステムに接続するバックアップサーバと、
    を備え、
    前記ホスト計算機は、前記プライマリボリュームから前記セカンダリボリュームへのリモートコピー完了を検出すると、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割し、前記プライマリボリュームのスナップショットを前記セカンダリボリュームに保持させ、前記バックアップサーバは、前記セカンダリボリュームを認識する、バックアップシステム。
  2. ホスト計算機と、
    前記ホスト計算機から入出力されるデータを格納するプライマリボリュームを有する第一のストレージシステムと、
    前記プライマリボリュームとの間でコピーペアを形成可能な第一のセカンダリボリュームと、前記第一のセカンダリボリュームとの間でコピーペアを形成可能な第二のセカンダリボリュームとを有する第二のストレージシステムと、
    前記第二のストレージシステムに接続するバックアップサーバと、
    を備え、
    前記ホスト計算機は、前記プライマリボリュームから前記第一のセカンダリボリュームへのリモートコピー完了を検出すると、前記第一のセカンダリボリュームと前記第二のセカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割し、前記プライマリボリュームのスナップショットを前記第二のセカンダリボリュームに保持させ、前記バックアップサーバは、前記第二のセカンダリボリュームを認識する、バックアップシステム。
  3. 請求項2に記載のバックアップシステムであって、
    前記ホスト計算機は、前記第一のセカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割できる前記第二のセカンダリボリュームの個数を前記バックアップサーバに問い合わせ、前記プライマリボリュームの複数世代のスナップショット取得を前記バックアップサーバに指示する、バックアップシステム。
  4. 請求項2に記載のバックアップシステムであって、
    前記ホスト計算機は、前記第一のセカンダリボリュームと前記第二のセカンダリボリュームとの間のペア状態を再同期させることにより、前記第二のセカンダリボリュームに保持されているスナップショットを削除する、バックアップシステム。
  5. 請求項2に記載のバックアップシステムであって、
    前記ホスト計算機は、前記プライマリボリュームに格納されているデータに付されているシーケンス番号と、前記第一のセカンダリボリュームに格納されているデータに付されているシーケンス番号が一致するか否かにより、前記プライマリボリュームから前記第一のセカンダリボリュームへのリモートコピーが完了したか否かを判断する、バックアップシステム。
  6. ホスト計算機と、前記ホスト計算機から入出力されるデータを格納するプライマリボリュームを有する第一のストレージシステムと、前記プライマリボリュームとの間でコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームを有する第二のストレージシステムと、前記第二のストレージシステムに接続するバックアップサーバとを備えるバックアップシステムにおけるバックアップ方法であって、
    前記プライマリボリュームから前記セカンダリボリュームへのリモートコピー完了を検出するステップと、
    前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割するステップと、
    前記プライマリボリュームのスナップショットを前記セカンダリボリュームに保持させるステップと、
    前記セカンダリボリュームを認識するステップと、
    を備えるバックアップ方法。
  7. ホスト計算機と、前記ホスト計算機から入出力されるデータを格納するプライマリボリュームを有する第一のストレージシステムと、前記プライマリボリュームとの間でコピーペアを形成可能な第一のセカンダリボリュームと、前記第一のセカンダリボリュームとの間でコピーペアを形成可能な第二のセカンダリボリュームとを有する第二のストレージシステムと、前記第二のストレージシステムに接続するバックアップサーバとを備えるバックアップシステムにおけるバックアップ方法であって、
    前記プライマリボリュームから前記第一のセカンダリボリュームへのリモートコピー完了を検出するステップと、
    前記第一のセカンダリボリュームと前記第二のセカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割するステップと、
    前記プライマリボリュームのスナップショットを前記第二のセカンダリボリュームに保持させるステップと、
    前記第二のセカンダリボリュームを認識するステップと、
    を備えるバックアップ方法。
  8. 請求項7に記載のバックアップ方法であって、
    前記第一のセカンダリボリュームとの間のコピーペアを分割できる前記第二のセカンダリボリュームの個数を前記バックアップサーバに問い合わせるステップと、
    前記プライマリボリュームの複数世代のスナップショット取得を前記バックアップサーバに指示するステップと、
    を更に備えるバックアップ方法。
  9. 請求項7に記載のバックアップ方法であって、
    前記第一のセカンダリボリュームと前記第二のセカンダリボリュームとの間のペア状態を再同期させることにより、前記第二のセカンダリボリュームに保持されているスナップショットを削除するステップを更に備える、バックアップ方法。
  10. 請求項7に記載のバックアップ方法であって、
    前記プライマリボリュームに格納されているデータに付されているシーケンス番号と、前記第一のセカンダリボリュームに格納されているデータに付されているシーケンス番号が一致するか否かにより、前記プライマリボリュームから前記第一のセカンダリボリュームへのリモートコピーが完了したか否かを判断するステップを更に備える、バックアップ方法。

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