JP2008033702A - 演算処理システム、画像処理システム、制御プログラム - Google Patents

演算処理システム、画像処理システム、制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】再構成可能な演算処理装置における新たな再構成態様を実現する。
【解決手段】再構成可能な演算処理装置は、処理Aをロードされて、その処理を行う(S10)。処理Aを終了後(S12)、処理終了時に決まる出力結果が評価され(S14)、設定条件を満たすか否か判定される(S16)。そして、判定結果に基づいて、次に処理B−1をロードするか(S18)、処理B−2をロードするか(S20)が決定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、演算処理システム、画像処理システム、及び制御プログラムに関する。
下記特許文献1には、再構成可能なシステムにおいて、優先順位の高いジョブのコンフィギュレーションを割り当てる技術が開示されている。
下記特許文献2には、再構成可能システムで、新しい命令セットとそれを実行する演算部とを生成する技術が開示されている。
下記特許文献3には、画像の濃淡ヒストグラム処理を高速で行う参考技術が開示されている。
特開2004−326788号公報 特開平10−254696号公報 特開平7−73319号公報
本発明の目的は、再構成可能な演算処理装置における新たな再構成態様を実現することにある。
本発明の演算処理システムは、演算処理回路を再構成可能な演算処理装置と、前記演算処理装置上に構成されている現演算処理回路によりなされた少なくとも一部の演算処理について評価する評価手段と、評価結果に基づいて、次に構成すべき新演算処理回路を決定する決定手段と、ソフトウエア制御を行って、新演算処理回路を前記演算処理装置上に構成する構成手段と、を備える。
本発明の演算処理システムの一態様においては、評価手段は、演算処理結果を解析して、演算処理対象のデータの特性を評価し、決定手段は、評価された特性に応じて新演算処理回路を決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、評価手段は、演算処理の速さについて評価する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、設定値よりも遅いと評価された演算処理について、その回路部分が大規模化され、演算を高速化する回路を新演算処理回路として決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、設定値よりも速いと評価された演算処理について、その回路部分が小規模化され、演算を低速化する回路を新演算処理回路として決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、評価結果に基づいて、次に行う演算処理の処理時間を推定し、許容範囲の処理時間を与える回路を新演算処理回路として決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、予め設定されていた複数の候補からの選択に基づいて、新演算処理回路を決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、選択可能な候補が複数ある場合に、不要な回路構成規模が小さなものを新演算処理回路として決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、選択した候補から、不要な回路構成の一部または全部の除去を行って、新演算処理回路を決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、複数の候補の組み合わせを行って、新演算処理回路を決定する。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、演算処理の最終結果に対して評価を行う。
本発明の演算処理システムの一態様においては、決定手段は、演算処理の中間結果に対して評価を行う。
本発明の演算処理システムの一態様においては、前記演算処理装置には、再構成可能な演算単位が複数設けられ、構成手段は、一部又は全部の演算単位を利用して、新演算処理回路を構成する。
本発明の画像処理システムにおいては、前記演算処理システムにおいて、演算処理は、画像データに対する画像処理である。
本発明の画像処理システムの一態様においては、評価手段は、画像処理結果を解析して前記画像データの画像特性を評価し、決定手段は、画像特性に応じた画像処理を行う新画像処理回路を決定する。
本発明の制御プログラムは、演算処理回路を再構成可能な演算処理装置を備えたコンピュータに対し、前記演算処理装置上に構成されている現演算処理回路によりなされた少なくとも一部の演算処理について評価する評価手順と、評価結果に基づいて次に構成すべき新演算処理回路を決定する決定手順と、ソフトウエア制御を行って、新演算処理回路を前記演算処理装置上に構成する構成手順と、を実行させる。
請求項1の本発明によれば、現演算処理回路の演算により必要性が生じた演算処理回路を、演算処理装置にロードすることが可能となる。
請求項2の本発明によれば、演算処理対象のデータの特性に適した演算処理回路を、演算処理装置にロードすることが可能となる。
請求項3の本発明によれば、処理の速さを管理することが可能となる。
請求項4の本発明によれば、回路の省スペース化よりも、ある演算処理の高速化を確保する制御が可能となる。
請求項5の本発明によれば、ある演算処理の速度よりも、回路の省スペース化を優先する制御が可能となる。
請求項6の本発明によれば、処理時間の制御が容易化される。
請求項7の本発明によれば、適切な新演算処理回路を、候補を参照して簡易に定めることができる。
請求項8の本発明によれば、省スペース化や、演算処理装置自体の小型化を実現できる可能性がある。
請求項9の本発明によれば、省スペース化や、演算処理装置自体の小型化を実現できる可能性がある。
請求項10の本発明によれば、空きスペースを利用して、複数の演算処理を行うことが可能となる。
請求項11の本発明によれば、最終結果に対して評価を行うことで、評価の信頼性が向上する。
請求項12の本発明によれば、中間結果に対して評価を行うことで、再構成の準備を予め行うことが可能となる。
請求項13の本発明によれば、演算単位の効率的な活用が可能となる。
請求項14の本発明によれば、画像処理においては直前の処理結果によって処理が定まることも多いため、一層大きな効果が期待できる。
請求項15の本発明によれば、画像特性に適した演算処理回路を、演算処理装置にロードすることが可能となる。
以下に本発明の実施形態を例示する。
図1は、本発明にかかる画像処理システム10の概略的構成を示すブロック図である。画像処理システム10は、演算処理システムの一種であって、充実した画像処理機能を備えている。画像処理システム10は、典型的には、PC(パーソナルコンピュータ)やワークステーションなどの汎用的コンピュータや、プリンタ、スキャナ、複写機等の画像処理に特化したコンピュータなどに実装される。
この画像処理システム10には、制御部12、メモリ22、及びリコンフィグプロセッサ24が設けられており、リコンフィグプロセッサ24の画像処理回路を再構成(リコンフィグ)できるように作られている。制御部12は、リコンフィグプロセッサ24の構成を制御する装置であり、演算処理機能や記憶機能を備えたハードウエアをプログラム制御することで構成されている。制御部12には、評価部14、構成決定部16、ロード部18及び格納部20が設けられている。評価部14は、メモリ22から画像処理結果のデータを取得して、リコンフィグプロセッサ24で行われた画像処理について評価する。評価は様々な観点から行うことが可能であり、具体的には、画像処理された画像データの特性評価や画像処理の速さ評価などを例示することができる。評価は、一般的には、リコンフィグプロセッサ24において予定された処理が終了した時点で行われる。しかし、リコンフィグプロセッサ24の処理中に行って、予め再構成の準備を行うことも可能である。
構成決定部16は、評価結果に基づいて、次にリコンフィグプロセッサ24にロードすべき画像処理回路の構成を決定する。構成決定部16は、典型的には、格納部20に格納された複数の候補から一つの構成を選択したり、複数の構成を組み合わせたりすることで、その決定を行う。しかし、予め用意された構成に対し、一部の回路(モジュール)を削除したり付与したりする最適化処理を行った後、ロードする画像処理回路の構成を決定してもよい。このためには、例えば、モジュールを使用する条件と、使用するモジュールとの関係をテーブル化などにより明示しておけばよい。見方を変えれば、モジュールの削除は、構成の候補を全体としてではなく、部分として用意している態様であると言える。
ロード部18は、構成決定部16の決定に従って、格納部20からリコンフィグプロセッサ24へと、画像処理機能をロードする。格納部20には、各種の画像処理機能がソフトウエアとして格納されている。ロード部18はそれらのソフトウエアに従ってリコンフィグプロセッサ24を制御することで、リコンフィグプロセッサ24の回路構成を再構成するのである。
メモリ22は、各種データやプログラムを記憶する記憶装置であり、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)等の半導体メモリや、ハードディスクによって構成される。メモリ22は、典型的には、リコンフィグプロセッサ24での演算処理に使用される画像データや、その演算処理結果を格納する。
リコンフィグプロセッサ24は、回路構成をソフトウエア的に再構成可能な演算処理装置である。リコンフィグプロセッサ24は、典型的には、FPGA(Field Programmable Gate Array)のように、複数のPE(プロセッサエレメント)を備え、一つまたは複数のPE単位である演算処理を実現することができる。このため、リコンフィグプロセッサ24には、複数の画像処理機能をロードすることもできる。
図2は、画像処理システム10の典型的な動作の流れを簡単に説明するフローチャートである。リコンフィグプロセッサ24に対しては、ロード部18が格納部20から処理機能をロードする。図2の例では、処理Aがロードされ、処理Aが実行されている(S10)。リコンフィグプロセッサ24において処理Aが終了すると(S12)、最終出力データをもとに評価部14が評価値などを算出する(S14)。評価値の算出は、リコンフィグプロセッサ24自体によって行われてもよい。構成決定部16では、評価値がある設定条件を満たすか否かを判定して、ロードする処理機能を決定する(S16)。図示した例では、条件を満たす場合には、処理B−1がリコンフィグプロセッサ24にロードされ、画像処理が開始される(S18)。また、条件を満たさない場合には、処理B−2がリコンフィグプロセッサ24にロードされ、画像処理が開始される(S20)。
このように、画像処理システム10では、リコンフィグプロセッサ24において演算された結果に基づいて、次に必要となる演算機能が判定され、ロードされる。同じ演算機能を実現する場合であっても、演算速度または省スペース性(他の演算機能の同時実行可能性)などの観点から、回路構成の異なるものをロードすることも有効である。
[実施形態1] ここでは、図3乃至図7を用いて、画像データに対してヒストグラム処理を行う態様について説明する。
図3は、実施形態1で行われる処理を模式的に説明する図である。図においては、左から右に時間軸を設定しており、図の上部には、各時間においてリコンフィグプロセッサ24にロードされている演算処理構成が記載されている。すなわち、はじめに構成A40がロードされており、再構成の後、構成B47がロードされる。そして、構成Aが設定された処理時間41においては、初期画像30に対して画像処理A43が行われ、画像A32が出力されている。また、同じ処理時間41には、初期画像30に対し、各画素の画素値(輝度値)の分布を調べるヒストグラム処理45が行われる。ただし、この処理時間41は、画像処理A43を基準として設定されている。このため、比較的長い処理時間を必要とするヒストグラム処理45は未完のまま終了し、ヒストグラム処理できなかった画像データ34が生じている。
処理時間41が終了すると、ヒストグラム処理できなかった画像データ34のサイズが評価され、評価結果に基づいて、構成B47のロードが決定される。そして、構成B47をロードした後の処理時間49において、画像A32に対し画像処理B51が行われるとともに、ヒストグラム処理できなかった画像データ34に対し、ヒストグラム処理53が行われている。
図4は、リコンフィグプロセッサ24に設定される構成A40について説明する図である。構成Aには、画像処理Aに関する回路として、処理A部42と、画素数カウンタ44とが設けられている。また、ヒストグラム処理に関する機能として、ヒストグラムメモリ46、ADD(加算器)48、比較器50、F/F(フリップフロップ)52、FIFO(先入れ先出し回路)54、及び画素数カウンタ56が設けられている。
処理A部42は、メモリ22に記憶された初期画像30に画像処理Aを行い、画像A32を出力する。また、画素数カウンタ44は、画像処理Aがなされた画像データの画素数kをカウントして出力する。
ヒストグラムメモリ46は、RAM(ランダムアクセスメモリ)を用いて構成されており、0〜255のメモリアドレス(メモリ番地)が画素値を表し、メモリの値がその画素値をもつ画素数を表すように設定されている。ヒストグラムメモリ46には、初期画像30の各画素の画素値が入力信号60として入力される。しかし、入力信号60に基づいて、ヒストグラムメモリ46の値を更新するか否かは、書き込み制御信号WE62によって制御されている。
書き込み制御信号WE62は、比較器50から出力される信号である。比較器50は、初期画像30からF/F52を経て入力される一つ前の画素の画素値と、初期画像30から直接入力される画素の画素値とを比較し、両者が異なっている場合には、ヒストグラムメモリ46に書き込み許可信号を出力する。これにより、ヒストグラムメモリ46からは、入力信号60の画素値に対応するメモリアドレスの値が信号64として読み出され、ADD48に入力される。ADD48では、入力された値に1を加えて信号66を出力し、ヒストグラムメモリ46の同じメモリアドレスに上書きする。
このように、ヒストグラムメモリ46へのカウントアップは、信号64の読み出し、ADD48での処理、及びヒストグラムメモリ46への上書きを必要とするため、2クロック以上(例えば2クロック)を要する。このため、1クロック毎に新しい画素データを入力した場合には、同じ画素値が連続すると、上書きが間に合わなくなってしまう。そこで、比較器50では、連続する画素の画素値が同じ場合、ヒストグラムメモリ46には書き込みを許さない書き込み制御信号WE62を送信するとともに、FIFOにその画素値を保持させる。そして、連続する画素の画素値が異ったタイミングで、比較器50は、FIFO54に対し保持しているデータを一括出力するように指示する。この結果、メモリ22には、ヒストグラム処理できなかった画像データ34が格納されるとともに、その画素数mが画素数カウンタ56を通じて出力される。
図5は、構成Ba70について説明する図であり、図6は、構成Bb90について説明する図である。図5,6は、図4と対応しており、同一の構成には同一の番号を付して説明を省略乃至は簡略化する。構成Ba70と構成Bb90は、いずれも構成Aに代わってリコンフィグプロセッサ24に設定される回路構成である。
構成Ba70と構成Bb90は、処理A部42の代わりに、画像処理Bを行う処理B部72が設けられている点で共通している。処理B部72は、画像A32を入力して処理Bを行い、画像B80を出力するものである。しかし、構成Ba70と構成Bb90では、ヒストグラム処理の構成が異なっている。構成Ba70は、構成A40と同様のヒストグラム処理構成を備えており、前回ヒストグラム処理できなかった画像データ34に対してヒストグラム処理を行い、再度ヒストグラム処理できなかった画像データ84をメモリ22に出力する。これに対し、構成Bb90には、簡略化したヒストグラム処理回路が構築されている。この回路では、前回ヒストグラム処理できなかった画像データ34が入力されると、連続する画素の画素値が同じであっても処理待ちを行うため、必ずヒストグラムメモリ46の値が更新される。また、この簡略化したヒストグラム処理の回路は、リコンフィグプロセッサ24のPEの占有数が少ない。そこで、構成Bb90では、空いたPEに対して、画像処理Cを行う処理C部92が割り当てられている。
図7は、再構成の処理の流れを説明するフローチャートである。まず、リコンフィグプロセッサ24に構成A40がロードされ、画像処理A及びヒストグラム処理が実施される。ヒストグラム処理では、処理対象となる画素の画素値が一つ前の画素の画素値と異なればヒストグラムメモリ46に加算し、同じならば加算しない(S32)。そして、処理終了後に「(加算しなかった画素)×(ADD48を経由する場合のループ遅れクロック数)」と、「次の画像処理Bにおける処理対象画素数」との大小関係が判定される。その結果、前者が大きい場合には、構成Bb90がロードされ、画像処理B、画像処理C、及び残る全画素のヒストグラム処理が行われる。他方、後者が大きい場合には、構成Ba70がロードされ、画像処理Bが行われるとともに、ヒストグラム処理についてはステップS32,34が再度繰り返される。なお、構成Ba70や構成Bb90から構成A40への再構成の必要性も、同様にして画像処理結果の評価により判断すればよい。
[実施形態2] 続いて、図8乃至図11を用いて、画像データに対し傾き(スキュー)補正処理を行う態様について説明する。
図8は、スキュー補正の概念を説明する図である。図8(a)は、x−y2次元空間における入力画像100を表している。入力画像100は、x−y座標系に対して傾いている。これは、例えば、スキャナに対し用紙が傾いてセットされた状態を表している。この用紙の向きを電子的に補正するためには、用紙の傾きを知る必要がある。そこで、FFT(高速フーリエ変換)が行われ、得られたフーリエ係数に対しハフ変換が行われる。図8(b)はハフ変換で得られた投影分布を表している。横軸は画像の傾き角度θであり、縦軸は投影の頻度である。図示した例では、角度θ1〜θ2の間で解析が行われ、θ0に投影分布が集中している。したがって、傾きはθ0であると予想される。しかし、投影分布にバラツキがある場合や、角度θ1〜θ2の間隔が広い場合などは、詳細に角度検出を行う必要がある。つまり、詳細なスキュー補正を行うか否かは、前の処理の結果を評価して決定する必要がある。
図9は、詳細なスキュー補正を行わない場合にリコンフィグプロセッサ24にロードされる構成A110を説明する図である。構成A110には、前処理部112、FFT部114、ハフ変換部116、スキュー角算出部118、及び処理X部120が設けられている。前処理部112に対しては、入力画像100のNページ130のデータが入力される。そして、前処理部112からの出力は、二つに分岐され、一方は出力画像104としてメモリ22に記憶される。また、他方は、FFT部114部によるFFT処理と、ハフ変換部116によるハフ変換処理を受けた後、スキュー角算出部118に入力される。そして、スキュー角算出部118は算出したスキュー角をメモリ22に出力する。この一連の処理においては、リコンフィグプロセッサ24の全てのPEを使用する必要はない。そこで、空きスペースには処理X部120がロードされ、画像処理Xが行われている。
図10及び図11は、スキュー処理においてロードの候補となる構成B140と構成C160を説明する図である。両図は、図9と対応しており、同一の構成には同一の番号を付して説明を省略乃至は簡略化する。
図10に示した構成B140は、構成A110による処理の結果、詳細なスキュー補正を行う必要があると判定された場合にロードされる構成である。具体的には、処理X部120の代わりに、詳細スキュー補正部142と処理Y部144とがロードされている。そして、詳細スキュー補正部142は、入力画像100のNページ130のデータについて処理を行っており、前処理部112は、N+1ページ150のデータについて処理を行っている。
図11に示した構成C160は、構成B140による処理の結果、Nページ130のデータに対し、さらに詳細なスキュー補正を行う必要があると判定され、かつ、N+1ページ150のデータに対し、詳細なスキュー補正を行う必要があると判定された場合にロードされる構成である。構成B140の処理Y部144の代わりに、超詳細スキュー補正部162がロードされている。そして、超詳細スキュー補正部162はNページ130のデータを処理し、詳細スキュー補正部142はN+1ページ150のデータを処理し、前処理部112はN+2ページ170のデータを処理している。
[実施形態3] 次に、画像データ中に埋め込まれたコードの読み取り処理を行う態様について、図12乃至図16を用いて説明する。
図12は、スキャンの結果得られた画像データ200を模式的に示している。この画像データ200の中には、規格の異なる複数のコードが埋め込まれている。すなわち、二つのAコード202,204と、一つのBコード206と、一つのCコード208が埋め込まれている。
図13は、コード読み取り処理の流れを説明するフローチャートである。処理では、まず、画像データに対し、ページ全体を検索する処理が行われ(S50)、どの位置に埋め込みコードがあるか調査される。続いて、各埋め込みコードがどの種類のコードであるかを検出する処理が行われ(S52)、コード検出の有無が判定される(S54)。そして、検出されない場合には処理を終了し、ある場合には検出されたコードに応じた構成をロードする(S56)。図示した例では、A,B,Cの3種類のコードがある場合に、その全ての組み合わせについて、最適な構成が用意されている。具体的には、三つのコードを全て含む「A+B+C」、いずれか二つを含む「A+B」「A+C」「B+C」、一つを含む「A」「B」「C」の各処理が用意されている。
図14は、コード検出が行われていない場合において、リコンフィグプロセッサ24にロードされる構成A220を説明する図である。ここでは、ページ全体検索部224、コード検出部226、及び処理Z部228がロードされている。そして、メモリ22に記憶された入力画像212からNページ230のデータがページ全体検索部224に入力されている。ページ全体検索部224からの出力は、出力画像210としてメモリ22に記憶されるとともに、コード検出部226に入力される。コード検出部226は、コード検出処理を行い、検出結果214をメモリ22に出力する。また、処理Z部228は、これらのコード検出で使用しない空きスペースを利用して画像処理Zを行うためのものである。
図15は、検出結果214を評価したところ、A,B,Cの全てのコードが埋め込まれていると判定された場合にロードされる構成B250を示している。この場合には、リコンフィグプロセッサ24には、Aコードデコード処理部252、Bコードデコード処理部254、及びCコードデコード処理部256のみがロードされ、Nページ230のデータに含まれる各コードの読み取りが行われる。
図16は、Aコードのみが埋め込まれていると判定された場合にロードされる構成C280を示している。構成C280では、構成A220の処理Z部228の代わりにAコードデコード処理部282が設けられている。Aコードデコード処理部282は、Nぺージ230のコード読み取り処理を行う。また、N+1ページ290のデータについては、ページ全体検索部224とコード検出部226によって、コードの検出処理が行われる。
本実施の形態は、他にも様々に応用することができる。一例としては、画像データのモノクロ・カラー特性に基づいて、処理構成を変更する態様が挙げられる。例えば、カラー形式で作られた画像データに対しある画像処理を行うにあたり、この画像データに対して行ったヒストグラム処理の結果を評価し、白黒画像処理とカラー画像処理のいずれで処理するか判定することは有効であろう。白黒画像処理は、一般にカラー画像処理よりも簡易に行えるため、他の画像処理と並列に行うことが可能となる。
また、別の例としては、画像データ中に含まれるテキストの量あるいは画像の量に応じて、処理構成を変更する態様が挙げられる。圧縮処理であれば、ビットマップ情報が所定量以上ある場合はJPEG方式を採用し、テキストデータが所定量以上ある場合はMMR方式を採用することとし、各圧縮処理をロードすればよい。こうすることで、始めから複数の圧縮処理回路を構成する場合に比べ、必要なハードウエア量を少なくすることが可能となる。
画像処理システムの構成例の概略を示すブロック図である。 画像処理システムの処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態1の概略を説明する図である。 処理Aとヒストグラム処理を行う構成図である。 処理Bとヒストグラム処理を行う構成図である。 処理Bとヒストグラム処理と処理Cを行う構成図である。 実施形態1の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2の概略を説明する図である。 スキュー角度算出と処理Xを行う構成図である。 スキュー角度算出と詳細スキュー補正と処理Yを行う構成図である。 スキュー角度算出と詳細スキュー補正と超詳細スキュー補正を行う構成図である。 実施形態3の処理対象となる画像データの例を示す図である。 実施形態3の処理の流れを示すフローチャートである。 コード検出と処理Zを行う構成図である。 A,B,Cの各コードのデコードを行う構成図である。 Aコードのデコードとコード検出を行う構成図である。
符号の説明
10 画像処理システム、12 制御部、14 評価部、16 構成決定部、18 ロード部、20 格納部、22 メモリ、24 リコンフィグプロセッサ、44,56 画素数カウンタ、46 ヒストグラムメモリ。

Claims (16)

  1. 演算処理回路を再構成可能な演算処理装置と、
    前記演算処理装置上に構成されている現演算処理回路によりなされた少なくとも一部の演算処理について評価する評価手段と、
    評価結果に基づいて、次に構成すべき新演算処理回路を決定する決定手段と、
    ソフトウエア制御を行って、新演算処理回路を前記演算処理装置上に構成する構成手段と、
    を備える演算処理システム。
  2. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    評価手段は、演算処理結果を解析して、演算処理対象のデータの特性を評価し、
    決定手段は、評価された特性に応じて新演算処理回路を決定する演算処理システム。
  3. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    評価手段は、演算処理の速さについて評価する演算処理システム。
  4. 請求項3に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、設定値よりも遅いと評価された演算処理について、その回路部分が大規模化され、演算を高速化する回路を新演算処理回路として決定する演算処理システム。
  5. 請求項3に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、設定値よりも速いと評価された演算処理について、その回路部分が小規模化され、演算を低速化する回路を新演算処理回路として決定する演算処理システム。
  6. 請求項3に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、評価結果に基づいて、次に行う演算処理の処理時間を推定し、許容範囲の処理時間を与える回路を新演算処理回路として決定する演算処理システム。
  7. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、予め設定されていた複数の候補からの選択に基づいて、新演算処理回路を決定する演算処理システム。
  8. 請求項7に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、選択可能な候補が複数ある場合に、不要な回路構成規模が小さなものを新演算処理回路として決定する演算処理システム。
  9. 請求項7に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、選択した候補から、不要な回路構成の一部または全部の除去を行って、新演算処理回路を決定する演算処理システム。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、複数の候補の組み合わせを行って、新演算処理回路を決定する演算処理システム。
  11. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、演算処理の最終結果に対して評価を行う演算処理システム。
  12. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    決定手段は、演算処理の中間結果に対して評価を行う演算処理システム。
  13. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    前記演算処理装置には、再構成可能な演算単位が複数設けられ、
    構成手段は、一部又は全部の演算単位を利用して、新演算処理回路を構成する演算処理システム。
  14. 請求項1に記載の演算処理システムにおいて、
    演算処理は、画像データに対する画像処理である画像処理システム。
  15. 請求項14に記載の画像処理システムにおいて、
    評価手段は、画像処理結果を解析して前記画像データの画像特性を評価し、
    決定手段は、画像特性に応じた画像処理を行う新画像処理回路を決定する画像処理システム。
  16. 演算処理回路を再構成可能な演算処理装置を備えたコンピュータに対し、
    前記演算処理装置上に構成されている現演算処理回路によりなされた少なくとも一部の演算処理について評価する評価手順と、
    評価結果に基づいて次に構成すべき新演算処理回路を決定する決定手順と、
    ソフトウエア制御を行って、新演算処理回路を前記演算処理装置上に構成する構成手順と、
    を実行させる制御プログラム。

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