JP2008032947A - デジタル情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の内蔵フォントデータベースをもたせると、多くのリソースを占有する。
【解決手段】階調フォント調整制御部においては、文字を特定する文字コード情報33と、文字サイズ情報35と、文字の階調を調整するためのデータである閾値情報37とが、階調フォントデータベース11a内に格納されているベクタデータを取得するために利用され、フォントイメージデータ生成部(ラスタライザ)45で生成(ラスタライズ)されたビットマップフォント(階調フォントビットマップデータ47)が描画部51に出力される。文字色情報39・中間色情報41・背景色情報43は、グラフィックドライバに83含まれる描画部51に直接に出力される。階調フォントデータのビットマップフォントと、色関連データとに基づいて、描画部51が表示すべき文字を作成し表示部に出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル情報表示技術に関し、特に、階調フォント閾値調整機能付きのデジタル情報表示制御技術に関する。
近年、デジタル放送が開始され、テレビジョン受信機においても、デジタルテレビジョン受信機が一般的になりつつある。デジタル放送に基づく画面においては文字情報も多く含まれるようになってきており、鮮明なデジタル映像という特徴とともに文字放送としての機能が重要になってきている。特に、テレビジョンがデジタル化、多機能化するに従い、メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション等、受信機の内蔵フォントを用いて多種多様な表示が必要とされている。特に、デジタル放送では、多チャネル化が進み、番組表もいわゆる電子番組表から直接、視聴番組の選択、予約等の処理が行えるため、文字表示の重要性は増してきている。
これらの文字等を多様に表示させるために、一般的なテレビジョン受信機では、専用の内蔵フォントデータベースを持たせている。この内蔵データベースから、適切なフォントを選択してテレビの表示画面に表示させる表示制御を行っている。
また、下記特許文献1では、記録媒体に記録されている画像データにオンスクリーン表示する場合に、IDデータ比較手段と記録媒体からフォントビットマップデータを読み込みフォント用メモリに書き込む手段とを有し、複数の表示パターンデータをオンスクリーン表示する技術が開示されている。
特開2001−67056号公報
しかしながら、一般的なテレビジョン受信機のように、専用の内蔵フォントデータベースを持たせることにより、メモリ容量を占有するという問題があった。また、近年地上デジタル放送やデータ放送の拡大とともに、インターネットに接続可能なブラウザ搭載機能内蔵のデジタル情報表示装置も増大してきている。このように放送内容、受信機の特性、屋外視聴の受信、起動するアプリケーション等の違いにより表示される文字の見え方はユーザの視聴条件や嗜好性により変わるが、従来のテレビジョン受信機では、視聴者の視力や嗜好性に応じた文字品位に視聴者側で簡単に選択することが出来なかった。
本発明は、テレビジョン受信機に専用の内蔵フォントデータベースを持たない場合でも、また、視聴者の視力や視聴条件に応じて、バリエーションの豊かな文字表現が可能な技術を提供することを目的とする。
本発明においては、視聴者の視力や好みの文字品位を実現する等の目的で、階調フォントの閾値調整を自動的又はユーザ設定によって可能とすることを第1の特徴とする。とりわけ、テレビジョン受信機にHTMLブラウザを搭載させることにより、従来のBMLブラウザによる表示、HTMLブラウザによる表示、その他各種の表示ができるようになってきているため、そのような多様な表示に対応させるための、閾値の自動調整手段の搭載と、ユーザによる個人差を吸収するために閾値の調整を視聴者に委ねる手段の搭載とを特徴とする。閾値の調整を視聴者に委ねる手段の例としては、文字品位調整用の設定画面メニューを設け、ユーザによる設定が可能になるようにする。このようなメニュー例としては、“濃い/太い(文字色の割合が多い)”、“普通(閾値は適度なバランス)”、“薄い/細い(中間色が多い/背景色が多い)”等の選択肢からユーザが状況に応じて適宜選べるようにし、選択肢に応じた閾値を設定する機能を設ける。
具体的には、以下の通りである。
1.メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション等の表示コンテンツに応じて、例えば詳細な表示が必要なメニュー/EPGにおいて、まずそれぞれの表示コンテンツに応じて閾値を自動設定する。さらに、ユーザ設定により閾値を調整可能とする。例えば、文字色の割合を多くしたり、例えば比較的大きな文字を表示する字幕/キャプションについてはスムーズな文字に見せる為、中間色の割合を多くしたり、表示コンテンツに連動して閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。この際、ユーザ設定の方針についてナビゲートするような表示が行われても良い。以下も同様である。
2.ディスプレイパネルサイズの解像度(例えば1920x1080 or 1366x768等)に応じて最適な文字品位を実現する為に、パネルサイズに応じた閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
3.データ放送や字幕は放送解像度に連動する為、高解像度なHDコンテンツと低解像度なSDコンテンツがあるが、この解像度に連動し解像度毎に最適な閾値を受信機側で自動判別する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
4.受信機に搭載のアスペクト切替(フル/DotByDot/ワイド/シネマ/レターボックス/サイドバー等)に連動して、その縮小及び拡大の割合に応じて、閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。一般的にはアスペクト切替によって縮小される場合は、文字の中間色を多くとり、拡大される場合には文字色を多くとるのが望ましい。(厳密にはスケーリングアルゴリズムに応じて閾値の算出条件も異なるが、一般的スケーリングの効果として縮小時は中間色が間引かれる為、事前に多めに追っておき、拡大時は補正効果によって中間色相当の色が自動生成される為、事前に少なめにしておく。)
5.受信機に搭載の映像調整(例えば明るさ/映像/黒レベル/色の濃さ/色合い)に連動して、映像画質のコントロールレベル応じて、閾値を受信機側で自動設定する機能を設けるとともに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
6.受信機に搭載のバックライトの明るさを自動調整する「明るさセンサー」に連動して、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設けるとともに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。例えば室内が暗い場合には文字と背景の区別を分かりやすくするため文字色の割合を多く等の運用が考えられる。さらに、ユーザ設定により詳細に調整が可能である。
7.各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、BMLブラウザ、インターネットブラウザ等)から使用されるフォントのサイズに応じて、例えば16x16dot以下の文字サイズについては、文字色を多くし、はっきり見えるように閾値を調整し、例えば32x32dot以上の文字サイズにおいては、スムーズに見えるように中間色を多めにとる等、サイズに連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設けるとともに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
8.各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、インターネットブラウザ等)から使用されるフォントの指定色(文字色/中間色/背景色)に応じて、例えば文字色が白であれば膨張色なので、文字色の閾値の割合を減らしたり、文字色が黒であれば、文字色の閾値の割合を増やしたり、フォントの指定色(文字色/中間色/背景色)に応じて連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
9.受信機に搭載されるパネルの画素構造(例えばASV液晶とかISP液晶)の特性に合わせて、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
10.受信機の音量ボリュームレベルに応じて文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。例えば音量が大きい時は遠くからTVを見ていると想定し、スムーズ感よりも、くっきり見える事を優先し文字色の割合を多くとり、逆に音量が小さい時は近くから見ていると想定し、よりスムーズ、マイルドに見えることを優先し中間色を多め見とる等の演出が考えられる。
11.背景映像のシーンの濃淡/カラーに応じて文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにする。
12.各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、BMLブラウザ、インターネットブラウザ等)から使用されるフォント種別(例えばゴジック体、明朝体)や修飾(例えばイタリック)に連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設ける。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
すなわち、本発明の一観点によれば、文字色と背景色と、前記文字色と前記背景色との間の少なくとも1の中間色との階調の割合に基づいて、文字を含む表示を行うデジタル情報表示装置であって、前記階調の割合を規定する閾値を可変に調整する階調フォント閾値調整部を有することを特徴とするデジタル情報表示装置が提供される。前記階調フォント閾値調整部は、ソフトウェア又はハードウェアの特性とそれに応じた閾値とを対応させた閾値算出用のテーブルに基づいて、前記階調の割合を規定する閾値を調整することを特徴とすることが好ましい。
前記階調フォント閾値調整部は、装置の周辺環境によって前記閾値を調整することが好ましい。前記階調フォント閾値調整部は、コンテンツ特性に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することも可能である。例えば、メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション等の表示コンテンツに応じて、例えば詳細な表示が必要なメニュー/EPGにおいては閾値の文字色の割合を多くしたり、例えば比較的大きな文字を表示する字幕/キャプションについてはスムーズな文字に見せる為、中間色の割合を多くしたり、表示コンテンツに連動して閾値を受信機側で自動設定する機能を設けるようにする。
前記階調フォント閾値調整部は、コンテンツの解像度に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することも可能である。データ放送や字幕は放送解像度に連動する為、高解像度なHDコンテンツと低解像度なSDコンテンツがあるが、この解像度に連動し解像度毎に最適な閾値を受信機側で自動判別する機能を設けるようにする。
前記階調フォント閾値調整部は、起動中のアプリケーションの特性に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することもできる。例えば、アプリケーションの特性(コンテンツ解像度や文字サイズ/フォント種別)に応じた文字品位を生成する。前記階調フォント閾値調整部は、ユーザ設定によって前記閾値を調整することも可能である。
さらに、文字品位調整用の設定画面をメニューに、前記閾値の調整を行う項目を設けても良い。すなわち、視聴者の視力や好みの文字品位を実現する為に、文字品位調整用の設定画面をメニューに設け、例えば、“濃い/太い(文字色の割合が多い)”、“普通(閾値は適度なバランス)”、“薄い/細い(中間色が多い/背景色が多い)”等の選択肢から選び、選択肢に応じたユーザ側からの閾値を設定する機能を設けても良い。前記階調フォント閾値調整部は、表示の解像度に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することもできる。ディスプレイパネルサイズの解像度(例えば1920x1080 or 1366x768等)に応じて最適な文字品位を実現する為に、パネルサイズに応じた閾値を受信機側で自動設定する機能を設けることもできる。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
前記階調フォント閾値調整部は、表示のアスペクト切替に連動して、その縮小及び拡大の割合に応じて、前記閾値を自動設定することが好ましい。受信機に搭載のアスペクト切替(フル/DotByDot/ワイド/シネマ/レターボックス/サイドバー等)に連動して、その縮小及び拡大の割合に応じて、閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。一般的にはアスペクト切替によって縮小される場合は、文字の中間色を多くとり、拡大される場合には文字色を多くとるのが望ましい。但し、厳密にはスケーリングアルゴリズムに応じて閾値の算出条件も異なる。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
前記階調フォント閾値調整部は、装置の映像調整に連動して、前記閾値を自動設定するようにしても良い。受信機に搭載の映像調整(例えば明るさ/映像/黒レベル/色の濃さ/色合い)に連動して、映像画質のコントロールレベル応じて、閾値を受信機側で自動設定する機能を設けるようにしても良い。前記階調フォント閾値調整部は、装置に設けられているバックライトの明るさを自動調整する明るさセンサーに連動して、前記閾値を自動設定するようにしても良い。受信機に搭載のバックライトの明るさを自動調整する「明るさセンサー」に連動して、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。例えば室内が暗い場合には文字と背景の区別を分かりやすくするため文字色の割合を多く等の運用が可能である。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
前記階調フォント閾値調整部は、起動しているアプリケーションにおいて使用されるフォントのサイズに応じて、前記閾値を自動設定することもできる。各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、BMLブラウザ、インターネットブラウザ等)から使用されるフォントのサイズに応じて、例えば16x16dot以下の文字サイズについては、文字色を多くし、はっきり見えるように閾値を調整し、例えば32x32dot以上の文字サイズにおいては、スムーズに見えるように中間色を多めにとる等、サイズに連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設けるようにしても良い。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
前記階調フォント閾値調整部は、起動しているアプリケーションにおいて使用されるフォントの指定色に応じて、前記閾値を自動設定するようにしても良い。各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、BMLブラウザ、インターネットブラウザ等)から使用されるフォントの指定色(文字色/中間色/背景色)に応じて、例えば文字色が白であれば膨張色なので、文字色の閾値の割合を減らしたり、文字色が黒であれば、文字色の閾値の割合を増やしたり、フォントの指定色(文字色/中間色/背景色)に応じて連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設けることができる。前記階調フォント閾値調整部は、装置に用いられる表示のための画素構造の特性に応じて、前記閾値を自動設定するようにしても良い。受信機に搭載されるパネルの画素構造の特性に合わせて、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設けることでも良い。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
前記階調フォント閾値調整部は、装置の音量ボリュームレベルに応じて、前記閾値を自動設定することもできる。受信機の音量ボリュームレベルに応じて文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。例えば音量が大きい時は遠くからTVを見ていると想定し、スムーズ感よりも、くっきり見える事を優先し文字色の割合を多くとり、逆に音量が小さい時は近くから見ていると想定し、よりスムーズ、マイルドに見えることを優先し中間色を多め見とる等の演出が可能となる。前記階調フォント閾値調整部は、背景に映像が表示されている場合に、背景映像のシーンの濃淡/カラーに応じて、前記閾値を自動設定するようにしても良い。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
前記階調フォント閾値調整部は、使用されるフォント種別、修飾の種別に応じて、前記閾値を自動設定することでも良い。例えば、各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、インターネットブラウザ等)から使用されるフォント種別(例えばゴジック体、明朝体)や修飾(イタリック、袋文字)に連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設けることができる。さらに、メニュー表示等に基づいてユーザ設定もできるようにしても良い。
本発明の他の観点によれば、文字色と背景色と、前記文字色と前記背景色との間の少なくとも1の中間色との階調の割合に基づいて、文字を含む表示を行うデジタル情報表示方法であって、ソフトウェア又はハードウェアの特性を検出する第1ステップと、前記ソフトウェア又はハードウェアの特性とそれに応じた閾値とを対応させた閾値算出用のテーブルを参照し前記第1ステップにより検出された前記ソフトウェア又はハードウェアの特性をキーとして前記階調の割合を規定する閾値を調整する第2ステップと、を有することを特徴とするデジタル情報表示方法が提供される。さらに、前記第1ステップとともに、又は前記第1ステップに代えて、ユーザ又はデジタル情報提供側の指示に基づいて前記閾値を調整するステップを有しても良い。また、上記に記載のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムも本発明の範疇に入るものとする。
本発明によれば、スケーラブルな階調(グレースケール)フォントの閾値が自在に調整可能な特徴を利用して、自動的に或いはユーザの好みに応じて文字の品位を調整するができる。さらに、表示コンテンツ、受信機の各種設定状態に応じて、適切なフォント品位を表現することができる。従って、多種多様なフォントを搭載する必要がなくなり、ソフトウェアリソースの節約が可能になるという利点を有する。
テレビジョンがデジタル化、多機能化するに従い、メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション等の多種多様な表示が必要とされている。本発明に係るデジタル情報表示装置においては、スケーラブルな階調(グレースケール)フォントの閾値(文字色の割合、背景色の割合、中間色の割合)を任意に調整できる機能を持たせることを特徴とする。これにより、例えば、視聴者の嗜好に合わせた文字を表示させることができるようにする。さらに、表示コンテンツの種別にマッチングする文字、表示のアスペクトに合わせた文字等を、コンテンツの種別や表示のアスペクトなどの条件に基づいて自動的に判定し、それに合うような閾値になるように自動調整し、或いは、視聴者により設定、設定の変更等を可能にする仕組みを構築する。これにより、デジタルテレビジョン受信機などのデジタル情報表示装置にいて、高品位な表示や多彩な表示を可能にする。
以下、本発明に係るデジタル情報表示技術について、以下、デジタルテレビジョン受信機における表示技術を例にして詳細に説明する。
図1は、本実施の形態によるデジタルテレビジョン受信機の全体構成例を示す機能ブロック図である。図1に示すように、本実施の形態によるデジタルテレビジョン受信機Aは、アンテナ1、21と、チューナ部2、復調回路3、誤り訂正部4、を含むフロントエンド部Bと、トランスポートデコーダ5を有するトランスポート部Cと、MPEGデコーダ6、ビデオプレーン6a、OSD表示部7、ビデオエンコーダ8、音声DAC9を含むMPEGデコード部Dと、CPU10と、種々のプログラムを格納するROM11と、ROM11内のプログラムを読み込んで展開する高速処理が可能なRAM12であってソフトウェア演算のワークエリアを形成するRAM12と、不揮発性補助記憶装置13と、を備えている。各機能ブロックは、バスラインBLにより接続され、制御部(CPU)により制御可能になっている。CPU10は、ROM11内のプログラムを実行して様々な処理を行うとともに、各機能ブロックの全体を制御する機能を有するマイコンである。
ROM11内に、階調フォントデータベース(DB)、いわゆるフォントROM11aが設けられている。アプリケーション/ドライバ/ライブラリ(各種ソフト)は、不揮発性補助記憶装置13に格納されている。さらに、本実施の形態における閾値算出用のテーブルも不揮発性補助記憶装置13内に格納される。尚、フォントデータベース(DB)のサイズによってはフォントデータもここに格納する場合がある。
さらに、本実施の形態によるデジタルテレビジョン受信機Aは、図示しないリモコン装置からユーザ操作に基づいて出射されるリモコン信号(赤外線)を受光してこれをCPU10に伝える入力I/F部14と、機器本体における操作部からの操作入力に基づく指示を受けてこれをCPU10に伝える入力I/F15と、を有するとともに、ローカル通信のポートを構成するLANポート16と、インターネット網18へのアクセスのポートとなるモデムポート17と、を任意に有している。入力I/F部14からのユーザの入力によりUI/EPG/データ放送等のアプリケーションが起動するように構成されている。
CPU10は、矢印1)で示すように、表示対象(UI/EPG等)から最適な文字用閾値を算出するグラフィックライブラリとして機能する。
また、矢印2)で示したように、閾値と文字コード(CODE)に基づいて、フォントデータベース(DB)からビットマップデータを展開するフォントドライバとして機能する。加えて、矢印3)で示すように、ビットマップデータに色情報(文字、中間、背景色)を加えグラフィックプレーンへ展開するグラフィックドライバとして機能する。
図1における内容のうち本実施の形態の特徴、すなわち階調フォント調整制御部の一構成例について、図1とともに図2を参照しながら説明を行う。本実施の形態による階調フォント調整制御部においては、電子番組表や操作メニューなどの受信機内蔵のグラフィックアプリケーションであって、種々の情報を出力するグラフィックアプリケーション31を有している。文字描画に関するこれらの種々の情報の中には、文字コード情報33と、文字サイズ情報35と、閾値情報37と、文字色情報39と、中間色情報41と、背景色情報43と、が含まれる。これらの情報のうち、文字を特定する文字コード情報33と、文字サイズ情報35と、文字の階調に関するデータである閾値情報37とは、字母(ベクター)データを格納する階調フォントデータベース11aに格納されているデータを取得するためのキーとして利用され、フォントイメージデータ生成部(ラスタライザ)45から上記各種パラメータに応じてラスターデータ化されたビットマップフォント(階調フォントビットマップデータ47)が描画部51に出力されるようになっている。
一方、文字色に関する情報である文字色情報39・中間色情報41・背景色情報43は、グラフィックドライバ83に含まれる描画部51に直接に出力される。
以上のようにして入力された階調フォントデータ47と、色に関連する情報39・41・43と、に基づいて、描画部51において描画する文字が決められ、グラフィックプレーン7に出力される。一方、ビデオ入力信号に基づいてビデオ復号部53において復号されたビデオ情報は、ビデオプレーン6aに出力される。グラフィックプレーン7とビデオプレーン6aとに基づいて、文字を含む画面表示を行うことができる。
次に、本実施の形態による閾値調整機能について、より詳細かつ具体的に説明を行う。図3は、本実施の形態による閾値調整機能を利用した処理の流れの具体例に示すブロック図であり図2に対応する図である。図4は、実際のユーザ指示により閾値の調整に連動したパラメータの調整を行なう構成例を示す図である。図5は、階調フォントのデータ構成例を示す図であり、図6は、図5に示す4階調を利用した具体的な文字表示例を示す図である。図7及び図8は、より具体的な表示例を示す図である。
図3は、UI/EPGアプリケーション61と、データ放送(BML)アプリケーション63と、インターネット(HTML)アプリケーション65と、のそれぞれ異なるアプリケーションのうちの少なくともいずれかがグラフィックアプリケーション(グラフィックライブラリ)67として起動した場合を想定している。
文字描画部71内には、閾値算出部77が設けられており、この閾値算出部は、例えば、各アプリケーション毎の閾値の設置値が記載されているテーブルに基づいて決められた閾値と、文字サイズと、文字を特定する文字コードとが、フォントドライバ81に出力される。テーブルの詳細については後述する。フォントドライバ81においては、上述のように、閾値と、文字サイズと、文字を特定する文字コードと基づいて、適した階調フォントデータを取得し、この階調フォントデータを含む各アプリケーションに応じたビットマップフォントイメージを、グラフィック描画ドライバ83に出力する。文字描画部からは、階調文字用色情報が、グラフィック描画ドライバ83に対して出力される。グラフィック描画ドライバ83では、入力された情報に基づいて、グラフィックプレーン85に対して文字の階調色を含むイメージデータを送る。上記テーブルに関しては、起動させるアプリケーションや装置のハードウェア毎に適切な閾値をもつテーブルが設けられているのが好ましい。
尚、実際のユーザー指示は、例えば、図4に示す入力I/F15を介して、一般的にはUIアプリケーション61中の設定メニュー画面において閾値の調整に連動したパラメータの調整を行なう。簡易な場合は、濃い、普通、薄いなどである。実装方法の一例として、ステップS1に示すように、グローバルに変更か個別に変更かを、ユーザがメニューにより判断し、ユーザの判断により各アプリケーションを個別に設定を行なう場合(図で左側の矢印に進む)は、各々のアプリケーション毎の閾値パラメータを設定画面において所望の選択及び値を指定させ、閾値算出部の各々のアプリケーションの閾値テーブルに反映させる。これにより、各アプリケーション毎にユーザにより変更が可能となる。またユーザの判断により、特にアプリケーションを指定ぜずに全体の文字に反映させたい場合(グローバルに変更する場合)は、図で右側の矢印に進み、全体用の閾値パラメータを設定画面において所望の選択及び値を指定してもらい、閾値算出部の全体の閾値テーブルに反映させる。尚、実際の反映のさせ方としては、単純な閾値の加減を行なう場合やパーセンテージの割合から算出する等は実装に依存することとなる。
尚、現状ではデータ放送の放送事業者が閾値を送信する形態はなく、放送事業者が送信しているのはラスターデータと階調色(RGB値)を関連付けるテーブルである。(Ex. 0->0x000000,1->0x333333,2->0x555555,3->0x888888)閾値で調整できる文字色、中間色、背景色の(ラスターデータでいうところの0,1,2,3)ウェイトは受信機依存であるがゆえにユーザー(視聴者)に開放できる。
インターネットは通常のサイト(例えばwww.xxxoo.co.jp)の表示が想定されるが、HTMLの記述の中には閾値や階調色の定義はない(HTMLの記述の中には文字色のみ定義れている)。階調フォントを使うか否かは受信機に依存することになり、階調フォントを使用した場合には、HTMLに定義されていないため中間色は受信機が生成することになります。閾値もHTMLの定義外なので受信機依存となる。従って、受信機メーカーの特徴を出したり、ユーザーに開放したりすることができる。
図5は、4階調の場合を例にして閾値の調整方法の例を示す図である。図5に示す4階調のデータ構造101においては、フォントの指定色として、背景色103(図2に示すラスターデータが0)と中間色(1)105(図2に示すラスターデータが1)と中間色(2)107(図2に示すラスターデータが2)と、文字色111(図2に示すラスターデータが3)と、の重み付けの程度をQ1値、Q2値、Q3値を矢印に示すように自動又は手動で移動させることにより階調の調整を行うことができる。
例えば、図3、図4に示すテーブルにおいて、起動されるアプリケーションに対応して閾値Q1、Q2、Q3、が16進数により設定されている。例えば、上記のように、背景色103と、中間色(1)105と、中間色(2)107と、文字色111と、の4階調の場合には、閾値Q1からQ3までが後述する0x00(背景色)に近づくほど、文字色の割合が大きくなり、黒っぽい色(文字が濃く、若しくは(また)太く)になっていく。一方、閾値Q1からQ3までが後述する0xff(文字色)に近づくほど、背景色が割合が大きくなり、白っぽい色(文字が薄く、若しくは(また)細く)になっていく。このように、閾値の変更は、背景色103と、中間色(1)105と、中間色(2)107と、文字色111と、の重み付けを変更することに対応する。
例えば、UI(ユーザインターフェイス)又はEPGの場合には、例えばQ1が“0x70”、Q2が“0x90”、Q3が“0xf0”である。この閾値設定は、文字色よりも背景色を強めにする設定となる。また、BMLブラウザ(データ放送)のアプリケーションの場合には、例えばQ1が“0x10”、Q2が“0x30”、Q3が“0x70”である。この閾値設定は、背景色よりも文字色を強めにする設定となる。さらに、HTMLブラウザ(インターネット)のアプリケーションの場合には、例えばQ1が“0x20”、Q2が“0x30”、Q3が“0x80”である。この閾値は、両者の中間的な設定となる。
図6は、本実施の形態による手法を用いて表示させた文字の例121を示す図である。符号123は、ラスターデータと、それぞれのラスターデータに関するRGB値と、を例示的に示す表である。この表123においては、ラスターデータ=0が0xffffffであり、ラスターデータ=1が0xa0a0a0であり、ラスターデータ=2が0x505050であり、ラスターデータ=3が0x000000の場合が示されている。これらのラスターデータは、順番に、それぞれ濃淡に関して完全な白、明るいデータ、黒いデータ、完全な黒に相当する。もちろん、ラスターデータによっては、閾値が変更されるので、図5の123で示す表の値は一例であるが、このように、例えば図3に示すようにアプリケーションの違いにより、適切なラスターデータが階調フォントビットマップデータ部47(図2)に出力され、適切な階調が決められ、描画部において色付けされる。このように、アプリケーションの種類やハードウェアの使用などにより、上記4階調の設定に基づいて表示される文字に対して豊かな階調を付与することができる。さらに、ユーザ設定により調整することも可能である。
図7及び図8は、それぞれ、フォントの閾値変更によるデータ放送における具体的見え方を示す図であり、図7に示すデータ放送の表示画面201においては、例えば視聴者が太く濃い文字の表示を望む場合の例であり、閾値Q1 = 0x10、Q2 = 0x30、Q3 = 0x70、の例を示す図である。図8に示すデータ放送の表示画面201においては、例えば視聴者が薄く細いのを望む場合の表示例であり、閾値 Q1 = 0x70、Q2 = 0x90、Q3 = 0xC0の場合の例を示す図である。このように、閾値が変更されることにより、表示される文字の印象を大きく変更することができる。このように、上記構成によれば、アプリケーションに応じて最適な閾値を割り当てることにより、そのアプリケーションの特性(コンテンツ解像度や文字サイズ/フォント種別)に応じた文字品位を生成することができる。
以下に、上記手法のポイントについて、具体的かつ詳細に説明する。
1)デジタルテレビジョン受信装置において、視聴者の視力や好みに合致した文字品位を実現するために、メニューに文字品位調整用の設定画面を設けておくことができる。例えば、“濃い/太い(文字色の割合が多い)”、“普通(閾値Q1〜Q3は適度なバランスを保つ)”、“薄い/細い(中間色が多い/背景色が多い)”等の選択肢が表示され、選択肢に応じた閾値を設定することができる機能を設けておけば良い。
2)メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション等の表示コンテンツに応じて、例えば詳細な表示が必要なメニュー/EPGにおいては、閾値の文字色の割合を多くしたり、例えば比較的大きな文字を表示する字幕/キャプションについてはスムーズな文字に見せるために中間色の割合を多くしたり、表示コンテンツに連動して閾値を受信機側で自動設定する機能を設けることができる。
3)ディスプレイのパネルサイズの解像度(例えば1920x1080 又は 1366x768等)に応じて最適な文字品位を実現するために、パネルサイズに応じた閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。例えば、パネルサイズが大きい場合には、通常パネルサイズにあわせて文字が大きく表示するため、中間色と多めに設定することで見やすい表示を実現できる。
4)データ放送や字幕は、放送解像度に連動するため、高解像度なHDコンテンツと低解像度なSDコンテンツがある。この解像度に連動させてその解像度毎に適切な閾値を受信機側で自動判別する機能を設ける。コンテンツの解像度は、規格により決められており、コンテンツを取得する段階で既知であるため、HDかSDかに基づいて、HDであれば解像度が高いため、中間色の割合を多くしてスムーズな表現も可能なように設定するのが好ましい。一方、SDの場合には解像度が低いため、中間色の割合を少なめにして、くっきりとした表示を重視するのが好ましい。
5)受信機に搭載されているアスペクト切替(フル/DotByDot/ワイド/シネマ/レターボックス/サイドバー等)に連動して、その縮小及び拡大の割合に応じて、閾値を受信機側で自動設定する機能を設けることもできる。一般的にはアスペクト切替によって表示が縮小される場合は文字の中間色を多くとり、表示が拡大される場合には文字色を多くとるのが望ましい。さらに厳密に、スケーリングアルゴリズムに応じて閾値の算出条件を異なるようにしても良い。
6)受信機に搭載する映像調整(例えば明るさ/映像/黒レベル/色の濃さ/色合い)に連動させ、映像画質のコントロールレベルに応じて閾値を受信機側で自動設定する機能を設けるようにしても良い。
7)受信機に搭載のバックライトの明るさを自動調整するために設けられる「明るさセンサー」のセンシング結果に連動させて、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設けることも可能である。例えば、室内が暗い場合には文字と背景との区別をしやすくするために、文字色の割合を多くする等の調整を行う。
8)各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、インターネットブラウザ等)から使用されるフォントのサイズに応じて、例えば16x16dot以下の文字サイズについては文字色を多くすることで、より鮮明に見えるように閾値を調整し、例えば、32x32dot以上の文字サイズにおいては、スムーズに見えるようにして中間色を多めにとる等、サイズに連動させて受信機側で閾値を自動設定する機能を設けることもできる。
9)各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、インターネットブラウザ等)から使用されるフォントの指定色(文字色/中間色/背景色)に応じて、例えば文字色が白であれば白は膨張色であるため文字色の閾値の割合を減らしたり、文字色が黒であれば、文字色の閾値の割合を増やしたり、フォントの指定色(文字色/中間色/背景色)に連動させて受信機側で閾値を自動設定する機能を設けることもできる。
10)受信機に搭載されるパネルの画素構造(例えばASV液晶、ISP液晶など)の特性に合わせて、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設ける。液晶素子の原理的な相違により文字の見え方が異なるため、パネルに応じて閾値を自動調整できるようにしても良いし、ユーザが設定できるようにしても良い。
11)受信機の音量ボリュームレベルに応じて、文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設けるようにしても良い。例えば音量が大きい時は遠くからTVを見ていると推定できるため、スムーズ感よりも、くっきり見えることを優先して文字色の割合を多くとり、逆に音量が小さい時は近くから見ていると推定し、よりスムーズ、マイルドに見えることを優先して中間色を多め見とる等の調整を行う。
12)背景映像のシーンの濃淡/カラーに応じて文字の閾値を受信機側で自動設定する機能を設けることもできる。
また、各種アプリケーション(メニュー、EPG、データ放送、字幕、キャプション、BMLブラウザ、インターネットブラウザ等)から使用されるフォント種別(例えばゴジック体、明朝体)や修飾(例えばイタリック)に連動して受信機側で閾値を自動設定する機能を設ける。例えばゴジック体であれば、文字を構成するラインの強弱が少ない為、文字色の割合を多くとり、また明朝体の場合はラインの強弱が多いため、中間色を多めにとる方が見やすくなる。またイタリックの場合は斜め線が主体となる為、傾斜をなだらかに見せるには中間色が多いほうが見やすい。
また、例えば、スケーラブルな階調フォント調整機能を搭載していた場合でも、閾値が固定である場合には、表示コンテンツ、ディスプレイ解像度、アスペクト等の表示状態に応じて階調を調整させることはできない。このような場合には、視聴者の好み、視力などの違いには対応できないため、文字がぼやけて見えたり、かすれて見えたり、ギザギザが強調されて見えたり、または、視聴者の好みや視力に対応できないため、読みにくい文字となる場合がある。
そこで、本実施の形態による表示制御部は、階調フォント閾値調整機能を設け、上記の問題が生じにくいようにすることができるという利点がある。
尚、本実施の形態においては、デジタルテレビジョン受信機を例にして説明したが、デジタル情報を表示させるための機能を有する、例えば屋外の外光の多い視聴環境等において携帯端末(ワンセグ携帯などを含む)を視聴する場合などの種々の表示技術に応用することができる。
本発明は、コンテンツ表示装置に利用可能である。
本発明の一実施の形態によるデジタルテレビジョン受信機の全体構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態による階調フォント調整制御部の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態による閾値調整機能を利用した処理の流れの具体例に示すブロック図であり図2に対応する図である。 実際のユーザ指示により閾値の調整に連動したパラメータの調整を行なう構成例を示す図である。 階調フォントのデータ構成例を示す図である。 図4に示す4階調を利用した具体的な文字表示例を示す図である。 データ放送の第1表示例を示す図である。 データ放送の第2表示例を示す図である。
符号の説明
67…グラフィックアプリケーション、71…文字描画部、77…閾値算出部、81…フォントドライバ、83…グラフィック描画ドライバ、85…グラフィックプレーン。

Claims (21)

  1. 文字色と背景色と、前記文字色と前記背景色との間の少なくとも1の中間色との階調の割合に基づいて、文字を含む表示を行うデジタル情報表示装置であって、
    前記階調の割合を規定する閾値を可変に調整する階調フォント閾値調整部を有することを特徴とするデジタル情報表示装置。
  2. 前記階調フォント閾値調整部は、ソフトウェア又はハードウェアの特性とそれに応じた閾値とを対応させた閾値算出用のテーブルに基づいて、前記階調の割合を規定する閾値を調整することを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報表示装置。
  3. 前記階調フォント閾値調整部は、装置の周辺環境によって前記閾値を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  4. 前記階調フォント閾値調整部は、コンテンツ特性に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  5. 前記階調フォント閾値調整部は、コンテンツの解像度に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することを特徴とする請求項4に記載のデジタル情報表示装置。
  6. 前記階調フォント閾値調整部は、起動中のアプリケーションの特性に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  7. 前記階調フォント閾値調整部は、ユーザ設定によって前記閾値を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  8. 文字品位調整用の設定画面をメニューに、前記閾値の調整を行う項目を設けたことを特徴とする請求項6に記載のデジタル情報表示装置。
  9. 前記階調フォント閾値調整部は、表示の解像度に応じた文字品位を生成するように前記閾値を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  10. 前記階調フォント閾値調整部は、表示のアスペクト切替に連動して、その縮小及び拡大の割合に応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  11. 前記階調フォント閾値調整部は、装置の映像調整に連動して、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報表示装置。
  12. 前記階調フォント閾値調整部は、装置に設けられているバックライトの明るさを自動調整する明るさセンサーに連動して、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  13. 前記階調フォント閾値調整部は、起動しているアプリケーションにおいて使用されるフォントのサイズに応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  14. 前記階調フォント閾値調整部は、起動しているアプリケーションにおいて使用されるフォントの指定色に応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  15. 前記階調フォント閾値調整部は、装置に用いられる表示のための画素構造の特性に応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  16. 前記階調フォント閾値調整部は、装置の音量ボリュームレベルに応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  17. 前記階調フォント閾値調整部は、背景に映像が表示されている場合に、背景映像のシーンの濃淡/カラーに応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  18. 前記階調フォント閾値調整部は、使用されるフォント種別、修飾の種別に応じて、前記閾値を自動設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報表示装置。
  19. 文字色と背景色と、前記文字色と前記背景色との間の少なくとも1の中間色との階調の割合に基づいて、文字を含む表示を行うデジタル情報表示方法であって、
    ソフトウェア又はハードウェアの特性を検出する第1ステップと、
    前記ソフトウェア又はハードウェアの特性とそれに応じた閾値とを対応させた閾値算出用のテーブルを参照し前記第1ステップにより検出された前記ソフトウェア又はハードウェアの特性をキーとして前記階調の割合を規定する閾値を調整する第2ステップと
    を有することを特徴とするデジタル情報表示方法。
  20. さらに、前記第1ステップとともに、又は前記第1ステップに代えて、ユーザ又はデジタル情報提供側の指示に基づいて前記閾値を調整するステップを有することを特徴とする請求項19に記載のデジタル情報表示方法。
  21. 請求項19又は20に記載のステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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