JP2008032048A - 自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品の提供。
【解決手段】本発明は一種の自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品に関わるものである。主にシリンダーの壁面、ピストン表面または両者を同時に、電気メッキ処理技術により、一層のセラミック部材をメッキ加工する。これにより、シリンダーとピストンの摩擦面の耐磨耗性、放熱性、潤滑性を向上し、ピストンとシリンダーとの往復運動ときの密着性を強化することにより、黒排煙を防止し、環境性、省燃費性のほか、伝動力を向上し、使用寿命を延長する長所がある。
【選択図】図4
【解決手段】本発明は一種の自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品に関わるものである。主にシリンダーの壁面、ピストン表面または両者を同時に、電気メッキ処理技術により、一層のセラミック部材をメッキ加工する。これにより、シリンダーとピストンの摩擦面の耐磨耗性、放熱性、潤滑性を向上し、ピストンとシリンダーとの往復運動ときの密着性を強化することにより、黒排煙を防止し、環境性、省燃費性のほか、伝動力を向上し、使用寿命を延長する長所がある。
【選択図】図4
Description
本発明は一種の自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品、特に一種のシリンダーボディーの壁面、またはシリンダー内部に進入するピストン表面、もしくは両者を同時に電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材をシリンダーまたはピストン表面に被覆することにより、シリンダーの耐磨耗性と放熱性を強化し、省燃費、高効率、燃料を完全に燃焼し、黒排煙を防止し、使用寿命を延長する。
公知技術の自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品は、図1から図3に示す通り、主に、シリンダーボディー10、内部はボーリング加工により、複数のシリンダー11を設ける。
シリンダーカーバー12、スクリューレーバーにより、シリンダーボディー10に固定し、シリンダーカーバー12にスパークプラグ13及排気バルブ14(図3)を設ける。
複数本のピストン15、その数はシリンダー11の数によって決める。シリンダー11に進入し、シリンダーボディー10とシリンダーカーバー12と合せて密閉空間を構成し、ピストン15はシリンダー11内部に往復運動することができる。
ピストン15に複数枚のC字型ピストンリング16を取り付けて、シリンダー11壁の表面と摩擦する
ピストン15が一定の位置に運動したとき、スパークプラグ13により、気化油を点火し爆発させ、その膨張力はピストン15をシリンダー11壁に沿って、下部に圧送する。ピストン15に接続する連稈17により、運動力をクランクシャフト18(図3)に伝達し、回転運動を形成した上、伝動機構を介して、動力を出力する。このサイクルにおいて、シリンダー11壁は高温と摩擦を繰り返しに受けるため、シリンダー11またはピストン15が破損すると、動力出力が劣るほか、オイルを燃焼室に浸入して、黒排煙を排出するため、環境問題を引き起こす。さらに、エンジンが作動しなくなることもある。よって、エンジンシリンダー構成品の優れた耐磨耗性と放熱性を実現し、使用寿命を延長することは、業者がつねに追求する目標である。
公知技術のシリンダーの材質はセラミック製シリンダーの耐磨耗性と放熱性がもっとも良い。しかしながら、公知技術のセラミック製シリンダーは、セラミック部材を一体化成型してから、研磨などの加工行程を経た後に完成するため、生産コストが非常に高いのである。
本発明の主目的は、耐磨耗性、放熱性、潤滑性を向上し、摩擦抵抗力を低減し、環境対策、省燃費性を有し、伝動力を向上し、使用寿命を延長できる一種の自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品を提供する。
シリンダー壁面またはピストン表面、または両者を同時に、電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆する。これにより、シリンダーとピストンとの摩擦に対すし、耐磨耗性、放熱性、潤滑性を向上し、摩擦抵抗力を低減し、環境対策、省燃費性を有し、伝動力を向上し、使用寿命の延長をはかる。
請求項1の発明は、シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
シリンダー壁面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品としている。
請求項2の発明は、シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
ピストンがシリンダーに進入した摩擦表面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品としている。
請求項3の発明は、シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
シリンダー壁面、およびピストンがシリンダーに進入した摩擦表面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品としている。
シリンダー壁面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品としている。
請求項2の発明は、シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
ピストンがシリンダーに進入した摩擦表面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品としている。
請求項3の発明は、シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
シリンダー壁面、およびピストンがシリンダーに進入した摩擦表面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品としている。
本発明はシリンダーボディーの壁面、またはシリンダー内部に進入するピストン表面、もしくは両者を同時に電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材をシリンダーまたはピストン表面に被覆することにより、シリンダーの耐磨耗性と放熱性を強化し、省燃費、高効率、燃料を完全に燃焼し、黒排煙を防止し、使用寿命を延長する。
図4に示すとおり、本発明の実施例において、自動車エンジン用シリンダー構成品は主に、シリンダー本体20、その内部に複数のシリンダー21を設け、シリンダー本体20の上部にシリンダー蓋22を設けて、シリンダー蓋22の上部にスパークプラグ23と排気バルブ24を設ける。
複数本のピストン25は自動車シリンダー本体20のシリンダー21内部にそれぞれ進入し、シリンダー21内部において、往復運動する。ピストン25上に複数本のC型ピストンリング26を設け、シリンダー21壁面と摩擦する。
本発明の主な改善は、シリンダー21の壁面、またはピストン25とシリンダー21壁面と摩擦を引き起こす表面は、電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材30を被覆する。シリンダー21壁面、ピストン25の摩擦表面に一層のセラミック部材30に電気メッキ処理を施し、両者の摩擦面に耐磨耗性を有し、磨耗による損害は発生しにくい。かつ、放熱が早く、冷却性が良いなど、炭素の堆積を大幅に低減し、エンジンの使用寿命を延長できる。潤滑性を向上することにより、摩擦抵抗力を軽減し、省燃費性と伝動力を向上できる。耐磨耗性は、ピストン25とシリンダー21が往復運動するときに、極めて良い密着性を提供し、シリンダーの気体漏れがなく、黒排煙を防止し、環境保護性を有する。
本発明は実施するとき、シリンダー21壁面とピストン25との摩擦表面に一層のセラミック部材30を電気メッキ処理により被覆することが好ましい。ただし、選択によりセラミック部材30をシリンダー21壁面またはピストン25の摩擦表面にそれぞれ電気メッキ処理を行い、自動車エンジンシリンダー構成品の耐磨耗性と放熱性を向上する。
10 シリンダーボディー
11 シリンダー
12 シリンダーカーバー
13 スパークプラグ
14 排気バルブ
15 ピストン
16 ピストンリング
17 連稈
18 クランクシャフト
20 シリンダーボディー
21 シリンダー
22 シリンダーボディー
23 スパークプラグ
26 ピストンリング
24 排気バルブ
25 ピストン
30 セラミック部材
11 シリンダー
12 シリンダーカーバー
13 スパークプラグ
14 排気バルブ
15 ピストン
16 ピストンリング
17 連稈
18 クランクシャフト
20 シリンダーボディー
21 シリンダー
22 シリンダーボディー
23 スパークプラグ
26 ピストンリング
24 排気バルブ
25 ピストン
30 セラミック部材
Claims (3)
- シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
シリンダー壁面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品。 - シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
ピストンがシリンダーに進入した摩擦表面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品。 - シリンダーボディーを含み、シリンダーボディーの内部はボーリング加工によりシリンダーを設け、その天面にシリンダー蓋を固定し、ピストンはシリンダー内に嵌め込まれて設け、ピストンの周りにピストンリングを挿入し、その底部に連稈により、クランクシャフトと連結して動力を出力し、
シリンダー壁面、およびピストンがシリンダーに進入した摩擦表面は電気メッキ表面処理技術により、一層のセラミック部材を被覆することを特徴とする自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006203384A JP2008032048A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | 自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006203384A JP2008032048A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | 自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008032048A true JP2008032048A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39121706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006203384A Pending JP2008032048A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | 自動車エンジン用セラミックシリンダー構成品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008032048A (ja) |
-
2006
- 2006-07-26 JP JP2006203384A patent/JP2008032048A/ja active Pending
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