JP2008031904A - 負圧増圧発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は負圧及び増圧を効率よく生成することを課題とする。
【解決手段】負圧増圧発生装置10は、液圧供給源から供給された液圧により駆動される駆動側ピストン・シリンダ機構20と、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動ピストン24の往復動が伝達される伝達部材30と、伝達部材30を介して駆動される従動ピストン44を有する従動側ピストン・シリンダ機構40と、従動側ピストン・シリンダ機構40の従動ピストン44の往復動に伴って気体を吸引または吐出することで発生する負圧または圧力を供給する圧力供給経路50と、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動シリンダ22内に供給される液圧の供給先を切り替える切替手段60と、を備えてなる。
【選択図】図1
【解決手段】負圧増圧発生装置10は、液圧供給源から供給された液圧により駆動される駆動側ピストン・シリンダ機構20と、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動ピストン24の往復動が伝達される伝達部材30と、伝達部材30を介して駆動される従動ピストン44を有する従動側ピストン・シリンダ機構40と、従動側ピストン・シリンダ機構40の従動ピストン44の往復動に伴って気体を吸引または吐出することで発生する負圧または圧力を供給する圧力供給経路50と、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動シリンダ22内に供給される液圧の供給先を切り替える切替手段60と、を備えてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は負圧増圧発生装置に係り、特に液圧を駆動源として負圧(大気圧以下の圧力)または圧力(大気圧以上の圧力)を発生させる負圧増圧発生装置に関する。
例えば、真空ポンプあるいはコンプレッサなどのように負圧あるいは圧力を発生させる負圧増圧発生装置が各種開発されている。この種の負圧増圧発生装置は、主に電動モータを駆動源としてピストンを駆動し、吸い込み行程で発生した負圧を下流側の機器に供給したり、あるいは圧縮行程で発生した圧力を下流側の機器に供給するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−029192号公報
特開平7−238901号公報
しかしながら、上記従来の負圧増圧発生装置は、電動モータの駆動力でピストンを駆動する方式であるので、負圧または圧力を発生させるために電力を消費しており、電気代が余計にかかるばかりか、電気を供給するためのコンセントや配線が無い場所では使用することができず、例えば、住宅や建物から離れた場所などの電気設備が十分でない場所での使用が制限されていた。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した負圧増圧発生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、液圧供給源から供給された液圧により駆動される駆動側ピストン・シリンダ機構と、該駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンの往復動が伝達される伝達部材と、該伝達部材を介して駆動される従動ピストンを有する従動側ピストン・シリンダ機構と、該従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動に伴って気体を吸引または吐出することで発生する負圧または圧力を供給する圧力供給経路と、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動シリンダ内に供給される液圧の供給先を切り替える切替手段と、を備えることにより、上記課題を解決するものである。
前記切替手段は、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動シリンダ内に形成される一対のシリンダ室と、前記液圧供給源に連通された液圧供給側経路と、前記一対のシリンダ室の何れか一方から排出された液体を排出する液圧排出経路とが連通された4方切替弁と、前記4方切替弁の弁体を、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンの位置に応じて動作させ、前記駆動ピストンが前記駆動側ピストン・シリンダ機構のストロークの上死点または下死点に達したときに反転して前記一対のシリンダ室の何れかへ液圧供給先を切り替える駆動機構と、を有することが望ましい。
前記駆動機構は、前記4方切替弁の弁体に結合され、回動可能に支持された操作レバーと、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンと共に往復動する移動体と、一端が前記操作レバーの端部に掛止され、他端が前記移動体に掛止された弾性部材と、を有することが望ましい。
前記移動体は、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンがストロークの終点の直前位置に至ると、前記操作レバーを移動方向に押圧する押圧部材を有することが望ましい。
また、前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動により発生された圧力を蓄える圧力容器と、前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動により発生された負圧を蓄える負圧容器と、を有することが望ましい。
前記圧力供給経路は、前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動に伴って発生する負圧または圧力を供給する際に前記気体の逆流を防止する逆流防止弁を有することが望ましい。
また、前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動により発生された負圧を所定圧に調整する圧力調整弁を有することが望ましい。
前記圧力供給源は、水道管であり、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンは、前記水道管から供給される水道水の水圧により駆動されることが望ましい。
本発明によれば、液圧供給源から供給された液圧により駆動される駆動側ピストン・シリンダ機構のピストンの往復動が伝達部材を介して駆動される従動側ピストン・シリンダ機構のピストンの往復動に伴って気体を吸引または吐出することで発生する負圧または圧力を供給するため、電気を駆動源として使用しないので、電気代がかからず、且つ環境に対する影響も少ないので、クリーンな装置として使用でき、例えば、電気設備がない場所でも水道管が敷設されている場所であれば、使用することができる。また、水道管が無い場所でも、液体を圧送する配管(例えば、工場などで使用される工業用水や油や化学薬品などの液体を送液する管路または河川の落差を利用するなど)に接続することで負圧または圧力を発生させることが可能になり、既にある設備の液圧を駆動源として用いることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による負圧増圧発生装置の一実施例を示す構成図である。図1に示されるように、負圧増圧発生装置10は、液圧により駆動される駆動側ピストン・シリンダ機構20と、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動力が伝達される伝達部材30と、伝達部材30を介して駆動される従動側ピストン・シリンダ機構40と、従動側ピストン・シリンダ機構40のピストン42の往復動に伴って発生する負圧または圧力を供給する圧力供給経路50と、切替手段60とを備えた構成である。
駆動側ピストン・シリンダ機構20は、固定ベース70に固定部材72により固定された駆動シリンダ22と、駆動シリンダ22内をX方向に往復動する駆動ピストン24と、駆動ピストン24と一体に設けられたピストンロッド26と、ピストンロッド26を支持する軸受け28とを有する。駆動シリンダ22は、内径が従動側ピストン・シリンダ機構40よりも大径であり、より大きな駆動力が得られるようになっている。
伝達部材30は、ピストンロッド26の端部に結合されたスライダ32と、スライダ32の上端に固定されたL字状の連結部34とを有する。
従動側ピストン・シリンダ機構40は、駆動シリンダ22の上面に固定された支持ベース42に固定された従動シリンダ42と、従動シリンダ42内をX方向に往復動する従動ピストン44と、従動ピストン44と一体に設けられたピストンロッド46と、ピストンロッド46を支持する軸受け48とを有する。ピストンロッド46は、端部が伝達部材30の連結部34に連結されており、駆動ピストン24の駆動力が伝達部材30を介して伝達されるように設けられている。
本実施例においては、駆動側ピストン・シリンダ機構20と従動側ピストン・シリンダ機構40が、上下に積み重なるように配置されているが、ピストン動作方向が同方向となるように平行に配置されていれば良い。また、従動シリンダ42の内径及び従動ピストン44の外径は、従動ピストン44が1ストロークする間に発生する負圧及び圧力の供給量に応じて設定される。従って、負圧及び圧力の使用量が多い場合には、従動シリンダ42の内径及び従動ピストン44の外径を大きくすることにより、対応することができる。
圧力供給経路50は、従動ピストン44の往復動に伴って発生する負圧を供給する負圧供給経路52と、従動ピストン44の往復動に伴って発生する圧力を供給する増圧供給経路54とを有する。従動ピストン44によって画成された一対のシリンダ室42aと42bとでは、従動シリンダ42内をX方向に往復動する際に、従動ピストン44が移動する側で圧縮行程となり、反対側で吸い込み行程となる。
そして、従動ピストン44が移動する方向が180度反転すると、シリンダ室42a,42bでは、圧縮行程が吸い込み行程に切り替わり、吸い込み行程が圧縮行程に切り替わる。このように、駆動側ピストン・シリンダ機構20では、従動ピストン44が移動することで吸い込み行程と圧縮行程とが同時に行われ、負圧と増圧とが同時に発生するので、効率よく負圧及び増圧による圧力を生成することができる。
従動シリンダ42の両端には、第1シリンダ室42aに連通する第1ポート42cと、第2シリンダ室42bに連通する第2ポート42dとが設けられている。第1ポート42cには、第1負圧供給経路52aと第1増圧供給経路54aの上流側が連通されており、第2ポート42dには、第2負圧供給経路52bと第2増圧供給経路54bの上流側が連通されている。
また、第1負圧供給経路52aと第2負圧供給経路52bの下流側は、負圧取出し部90に連通されており、第1増圧供給経路54aと第2増圧供給経路54bの下流側の管路58には、エアを濾過するフィルタ100が設けられ、その先端には増圧取出し部(継手)102が設けられている。そして、負圧取出し部90に連通された管路56には、負圧を調整する圧力調整弁94と、エアを濾過するフィルタ96とが設けられている。
例えば、負圧取出し部90に空容器110の口を接続すると、従動ピストン44の往復動によって発生した負圧が空容器110に供給され、空容器110内の空気が吸引される。これにより、空容器110は、内部が真空となるため、大気圧によって潰される。
その際の負圧による吸引力は、圧力調整弁94によって設定される絞り率(空気吸引量)で決まる。そして、圧力調整弁94は、従動シリンダ42の容積と従動ピストン44のストロークによって生じる空気吸引量を絞ることで負圧取出し部90に供給される負圧を所定圧力に調整する。
その際の負圧による吸引力は、圧力調整弁94によって設定される絞り率(空気吸引量)で決まる。そして、圧力調整弁94は、従動シリンダ42の容積と従動ピストン44のストロークによって生じる空気吸引量を絞ることで負圧取出し部90に供給される負圧を所定圧力に調整する。
さらに、負圧供給経路52a,52b及び増圧供給経路54a,54bには、負圧または増圧に伴う気体の流れ方向によって開弁または閉弁動作する逆流防止弁81〜84が設けられている。この逆流防止弁81〜84の開閉によって負圧及び増圧の供給先が適宜振り分けられる。
例えば、従動ピストン44が左方向(X1方向)に移動する場合は、第1シリンダ室42aが圧縮行程になり、第2シリンダ室42bが吸い込み行程になる。そのため、第1ポート42cから吐出された気体により逆流防止弁81が開弁して増圧取出し部100に圧縮(増圧)された気体が供給される。これと共に、逆流防止弁84が開弁して負圧取出し部90から気体を第2ポート42dから第2シリンダ室42bに吸引して負圧を発生させる。
また、従動ピストン44が右方向(X2方向)に移動する場合は、第2シリンダ室42bが圧縮行程になり、第1シリンダ室42aが吸い込み行程になる。そのため、第2ポート42dから吐出された気体により逆流防止弁83が開弁して増圧取出し部100に圧縮された気体が供給される。これと共に、逆流防止弁82が開弁して負圧取出し部90から気体を第1ポート42cから第1シリンダ室42aに吸引して負圧を発生させる。
切替手段60は、4方切替弁66と、4方切替弁66を駆動する駆動機構68とを有する。4方切替弁66は、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動シリンダ22により形成される一対のシリンダ室22a,22bと、液圧供給源に連通された液圧供給側経路88と、一対のシリンダ室22a,22bの何れか一方から排出された液体を排出する液圧排出経路89とが連通される各ポート66a〜66dが周方向の90度間隔で設けられている。また、切替弁66は、円筒形状の凹部に円筒形状の弁体74が挿入されている。
弁体74には、円弧形状に貫通する一対の連通路74a,74bが形成されている。連通路74a,74bの両端開口は、弁体74の外周に90度間隔となるように配置されている。さらに、弁体74の軸74cには、伝達部材30の往復動を4方切替弁66の弁体74に伝達する駆動機構68(図1では一点鎖線で示す)が連結されている。
この駆動機構68は、後述するように、4方切替弁66の弁体74を、駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動ピストン24の位置に応じて動作させ、駆動ピストン24が駆動側ピストン・シリンダ機構20のストロークの上死点または下死点に達したときに反転して一対のシリンダ室22a,22bの何れかへ液圧供給先を切り替える。
切替弁66のポート66a,66bには、夫々駆動シリンダ22の第1シリンダ室22a,22bのポート22c,22dに連通される駆動水管路86,87が接続されている。また、切替弁66のポート66cには、液圧供給源から供給された液圧を供給する液圧供給管路88が接続され、切替弁66のポート66dには、駆動シリンダ22から排出された排出管路89が接続されている。本実施例では、液圧供給管路88が液圧供給源としての水道管に接続されており、水道水の水圧が駆動ピストン24を駆動するための駆動源となる。
さらに、排出管路89には、排水弁112が配設されており、この排水弁112を開弁することにより駆動シリンダ22内の駆動水が排水されて駆動ピストン24が移動開始する。例えば、切替弁66の弁体74が図1に示す位置にある場合、駆動シリンダ22の第1シリンダ室22aに充填された駆動水が切替弁66を介して排水可能な状態になる。また、液圧供給管路88から切替弁66のポート66dに供給された駆動水は、弁体74の連通路74b、ポート66c、駆動水管路87を介して第2シリンダ室22bに供給される。これにより、第2シリンダ室22bの圧力が増大し、第1シリンダ室22aとの圧力差により駆動ピストン24がX1方向に移動開始する。
駆動ピストン24がX1方向に移動開始すると、第1シリンダ室22aの駆動水が駆動水管路86,ポート66a,連通路74a,ポート66bを介して排出管路89へ押し出されて外部へ排出される。尚、駆動シリンダ22から排出された駆動水は、例えば、回収タンク(図示せず)などに溜めておき、再利用することも可能である。その場合、回収タンクを高所に設置することで、駆動水の位置エネルギを用いて駆動ピストン24を駆動することが可能になる。
駆動ピストン24がX1方向の終点(上死点)に至ると、図2に示されるように、駆動機構68により弁体74が反時計方向に90度回動する。これで、駆動水の供給先が切り替わる。すなわち、液圧供給管路88から切替弁66のポート66dに供給された駆動水は、弁体74の連通路74a、ポート66a、駆動水管路86を介して第1シリンダ室22aに供給される。これにより、第1シリンダ室22aの圧力が増大し、第2シリンダ室22bとの圧力差により駆動ピストン24がX2方向に移動する。
駆動ピストン24がX2方向に移動開始すると、第2シリンダ室22bの駆動水が駆動水管路87,ポート66c,連通路74b,ポート66bを介して排出管路89へ排出される。
駆動ピストン24がX2方向の終点(下死点)に至ると、図1に示されるように、駆動機構68により弁体74が時計方向に90度回動する。これで、駆動水の供給先が切り替わる。このように、駆動水の供給により弁体74が時計方向または反時計方向に90度回動して駆動ピストン24が往復動する。
そして、駆動ピストン24の往復動により得られた駆動力は、前述した伝達部材30を介して従動側ピストン・シリンダ機構40のピストンロッド46及び従動ピストン44に伝達される。そのため、従動側ピストン・シリンダ機構40では、従動ピストン44の移動方向によって、第1シリンダ室42aまたは第2シリンダ室42bの一方が圧縮行程になり、他方が吸い込み行程になる。
ここで、駆動機構68の構成について説明する。図3は駆動機構68の正面図である。図4は駆動機構68の平面図である。図5は駆動機構68の側面図である。図3乃至図5に示されるように、駆動機構68は、4方切替弁66の弁体72の軸72cに結合され、回動可能に支持された操作レバー130と、駆動側ピストン・シリンダ機構20のピストンロッド26と共に往復動する移動体140と、一端が操作レバー130の端部に設けられた掛止ピン132に掛止され、他端が移動体140の掛止ピン142に掛止されたコイルバネ(弾性部材)150とを有する。
また、移動体140の下部には、移動方向(X方向)への移動をガイドするガイド機構160が設けられている。このガイド機構160は、駆動側ピストン・シリンダ機構20の上部に固定された軸受け部162と、軸受け部162に摺動可能に挿通されたガイドシャフト164とより構成されている。そして、ガイドシャフト164は、移動体140に結合されているため、移動体140を移動方向にガイドすることができる。
移動体140は、伝達部材30のスライダ32に締結された支持アーム142と、支持アーム142の端部に締結された四角形状のフレーム143と、フレーム143の上部中央より水平方向に突出するバネ支持部材144と、フレーム143より操作レバー130の延在方向に対向するように延在形成された一対の水平アーム145,146と、水平アーム145,146の端部より移動方向(X方向)に突出するように締結された押圧部材147,148とを有する。
バネ支持部材144には、コイルバネ150の一端が掛止される掛止ピン142が設けられ、操作レバー130の端部に起立する掛止ピン132には、コイルバネ150の一端が掛止されている。そのため、移動体140の移動により掛止ピン132,142の距離が変化し、従動ピストン44が上死点または下死点に位置するとき、掛止ピン132,142間の離間距離が最大となるように各部材の位置関係が決められている。
押圧部材147,148は、夫々水平アーム145,146の端部側面に螺入されており、移動方向(X方向)の突出位置を調整できるように取り付けられている。そのため、移動体140が移動することにより駆動ピストン24が上死点または下死点に達する直前位置に至ると、押圧部材147,148の何れか一方が操作レバー130の端部を移動方向に押圧して4方切替弁66の弁体72の回動動作(切替動作)をアシストすることができる。
このように、操作レバー130の端部が押圧部材147,148の何れかによって押圧されて4方切替弁66の弁体72の軸72cを回動させるため、この後にコイルバネ150が増大する際は、比較的小さな操作力(バネ力)で弁体72を回動させて切替動作させることが可能になる。
ここで、図6及び図7を参照して駆動機構68の切替動作について説明する。
図6(A)〜(E)は、移動体140がX1方向(往路)に移動する過程の切替動作を示す図である。また、図7(A)〜(E)は、移動体140がX2方向(復路)に移動する過程の切替動作を示す図である。
図6(A)に示されるように、この動作状態A1では、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)よりもX2方向に位置しているので、上記掛止ピン142と操作レバー130の掛止ピン132との間に装架されたコイルバネ150が、操作レバー130の右側にあり、操作レバー130を反時計方向に付勢している。
さらに、この動作状態A1では、操作レバー130が反時計方向に回動しており、4方切替弁66の弁体72は、図1に示すように動作している。今、排出管路89に設けられた排水弁112を開弁操作すると、駆動シリンダ22の第1シリンダ室22a内の駆動水が排水される。
このとき、液圧供給管路88から切替弁66に供給された駆動水は、弁体74の連通路74b、駆動水管路87などを介して第2シリンダ室22bに供給されるため、第2シリンダ室22bの圧力が増大している。よって、第1シリンダ室22aの圧力P1と第2シリンダ室22bの圧力P2との圧力差(P1<P2)により駆動ピストン24がX1方向に移動開始する。
図6(B)に示されるように、次の動作状態B1では、駆動ピストン24がX1方向に移動することにより、移動体140がX1方向に移動するため、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)に近接し、移動方向上ほぼ重なる位置に至る。
また、この動作状態B1では、コイルバネ150が、操作レバー130の右側にあり、操作レバー130を反時計方向に付勢している。そのため、切替弁66の弁体74は、図1に示す状態に保持されている。よって、この動作状態B1においても、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第2シリンダ室22bに供給されており、第2シリンダ室22bを加圧した状態に維持している。
図6(C)に示されるように、次の動作状態C1では、第1シリンダ室22aの圧力P1と第2シリンダ室22bの圧力P2との圧力差(P1<P2)により駆動ピストン24がさらにX1方向に移動することにより、移動体140も同方向に移動するため、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)と掛止ピン132とを結ぶ線上に至る。この動作状態C1では、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)に対して回転力を作用させない中立位置にある。よって、コイルバネ150のバネ力は操作レバー130の回動中心(軸74c)に向かって作用するため、操作レバー130に対して回動させようとするモーメントが働かない。
従って、この動作状態B1においても、切替弁66の弁体74は、図1に示す状態に保持されており、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第2シリンダ室22bに供給されており、第2シリンダ室22bを加圧した状態に維持している。
図6(D)に示されるように、次の動作状態D1では、さらに駆動ピストン24がX1方向に移動することにより、移動体140がX1方向に移動するため、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)より移動方向(X1方向)へずれた位置に至る。
また、この動作状態D1では、コイルバネ150が、操作レバー130の左側にあり、操作レバー130を時計方向に付勢し始める。尚、この動作状態D1においては、コイルバネ150の作用方向と操作レバー130の回動中心(軸74c)と掛止ピン132とを結ぶ中心線との角度が鋭角であるので、操作レバー130を時計方向に付勢する力は小さい。
また、移動体140の水平アーム146の端部に設けられた押圧部材148が操作レバー130の先端に当接する。しかしながら、切替弁66の弁体74は、まだ動作しておらず、図1に示す状態に保持されている。よって、この動作状態D1においても、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第2シリンダ室22bに供給されており、第2シリンダ室22bを加圧した状態に維持している。
図6(E)に示されるように、次の動作状態E1では、さらに駆動ピストン24がX1方向に移動することにより、移動体140も同方向に移動するため、移動体140の水平アーム146の端部に設けられた押圧部材148が操作レバー130の先端をX1方向に押圧する。これにより、操作レバー130は、押圧部材148の押圧動作により時計方向に回動し始める。
これと共に、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)より移動方向(X1方向)へ離間した位置に至る。
そのため、この動作状態Eでは、バネ掛止ピン132,142の距離が離れているので、コイルバネ150のバネ力が増大している。そして、この動作状態Eにおいては、コイルバネ150の作用方向と操作レバー130の回動中心(軸74c)と掛止ピン132とを結ぶ中心線との角度が大きくなるので、操作レバー130を時計方向に付勢する力は増大する。
このように、操作レバー130は、押圧部材148により押圧されて時計方向に回動し始めた瞬間に操作レバー130の左側に位置するコイルバネ150のバネ力が増大するため、弁体74の摩擦よりも操作レバー130を時計方向に付勢する力の方が急速に大となる。そのため、切替弁66の弁体74は、トグル的に時計方向に回動して図2に示す状態に切替動作する。よって、この動作状態Eにおいては、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第1シリンダ室22aに供給される。これにより、第1シリンダ室22aが加圧された状態に切り替り、第1シリンダ室22aの圧力P1と第2シリンダ室22bの圧力P2との圧力差は、P1>P2となる。
これで、駆動水の供給先が第2シリンダ室22bから第1シリンダ室22aに切り替わる。すなわち、液圧供給管路88から供給された駆動水は、弁体74の連通路74a、駆動水管路86などを介して第1シリンダ室22aに供給される。これにより、第1シリンダ室22aの圧力P1が増大し、第2シリンダ室22bとの圧力差により駆動ピストン24がX2方向に移動し始める。
続いて、図7(A)〜(E)を参照して駆動ピストン24がX2方向に移動する場合の動作状態について説明する。
図7(A)に示されるように、この動作状態A2(図6(E)と同じ状態)では、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)よりもX1方向に位置しているので、上記掛止ピン142と操作レバー130の掛止ピン132との間に装架されたコイルバネ150が、操作レバー130の左側にあり、操作レバー130を時計方向に付勢している。
さらに、この動作状態Eでは、操作レバー130が時計方向に回動しており、4方切替弁66の弁体72は、図2に示すように動作している。この状態で駆動ピストン24がX2方向に移動開始(復路)すると、第2シリンダ室22bの駆動水が駆動水管路87,ポート66c,連通路74b,ポート66bを介して排出管路89へ排出される。
このとき、液圧供給管路88から切替弁66に供給された駆動水は、弁体74の連通路74a、駆動水管路86などを介して第1シリンダ室22aに供給されるため、第1シリンダ室22aの圧力が増大している。よって、第1シリンダ室22aの圧力P1と第2シリンダ室22bの圧力P2との圧力差(P1>P2)により駆動ピストン24がX2方向に移動開始する。
図7(B)に示されるように、次の動作状態B2では、駆動ピストン24がX2方向に移動することにより、移動体140が同方向に移動するため、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)に近接し、移動方向上ほぼ重なる位置に至る。
また、この動作状態B2では、コイルバネ150が、操作レバー130の左側にあり、操作レバー130を時計方向に付勢している。そのため、切替弁66の弁体74は、図2に示す状態に保持されている。よって、この動作状態B2においても、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第1シリンダ室22aに供給されており、第1シリンダ室22aを加圧した状態に維持している。
図7(C)に示されるように、次の動作状態C2では、第1シリンダ室22aの圧力P1と第2シリンダ室22bの圧力P2との圧力差(P1>P2)により駆動ピストン24がさらにX2方向に移動することにより、移動体140も同方向に移動するため、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)と掛止ピン132とを結ぶ線上に至る。この動作状態C2では、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)に対して回転力を作用させない中立位置にある。よって、コイルバネ150のバネ力は操作レバー130の回動中心(軸74c)に向かって作用するため、操作レバー130に対して回動させようとするモーメントが働かない。
従って、この動作状態B2においても、切替弁66の弁体74は、図2に示す状態に保持されており、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第1シリンダ室22aに供給されており、第1シリンダ室22aを加圧した状態に維持している。
図7(D)に示されるように、次の動作状態Dでは、さらに駆動ピストン24がX2方向に移動することにより、移動体140が同方向に移動するため、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)より移動方向(X2方向)へずれた位置に至る。
また、この動作状態D2では、コイルバネ150が、操作レバー130の右側にあり、操作レバー130を反時計方向に付勢し始める。尚、この動作状態D2においては、コイルバネ150の作用方向と操作レバー130の回動中心(軸74c)と掛止ピン132とを結ぶ中心線との角度が鋭角であるので、操作レバー130を反時計方向に付勢する力は小さい。
また、移動体140の水平アーム145の端部に設けられた押圧部材147が操作レバー130の先端に当接する。しかしながら、切替弁66の弁体74は、まだ動作しておらず、図2に示す状態に保持されている。よって、この動作状態D2においても、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第1シリンダ室22aに供給されており、第1シリンダ室22aを加圧した状態に維持している。
図7(E)に示されるように、次の動作状態E2では、さらに駆動ピストン24がX2方向に移動することにより、移動体140も同方向に移動するため、移動体140の水平アーム145の端部に設けられた押圧部材147が操作レバー130の先端をX2方向に押圧する。これにより、操作レバー130は、押圧部材147の押圧動作により反時計方向に回動し始める。
これと共に、バネ支持部材144の掛止ピン142が操作レバー130の回動中心(軸74c)より移動方向(X2方向)へ離間した位置に至る。
そのため、この動作状態E2では、バネ掛止ピン132,142の距離が離れているので、コイルバネ150のバネ力が増大している。そして、この動作状態E2においては、コイルバネ150の作用方向と操作レバー130の回動中心(軸74c)と掛止ピン132とを結ぶ中心線との角度が大きくなるので、操作レバー130を反時計方向に付勢する力は増大する。
このように、操作レバー130は、押圧部材147により押圧されて反時計方向に回動し始めた瞬間に操作レバー130の右側に位置するコイルバネ150のバネ力が増大するため、弁体74の摩擦よりも操作レバー130を反時計方向に付勢する力の方が急速に大となる。そのため、切替弁66の弁体74は、トグル的に反時計方向に回動して図1に示す状態に切替動作する。よって、この動作状態E2においては、液圧供給管路88から供給された駆動水は、第2シリンダ室22bに供給される。これにより、第2シリンダ室22bが加圧された状態に切り替り、第1シリンダ室22aの圧力P1と第2シリンダ室22bの圧力P2との圧力差は、P1<P2となる。
これで、駆動水の供給先が第1シリンダ室22aから第2シリンダ室22bに切り替わる。すなわち、液圧供給管路88から供給された駆動水は、弁体74の連通路74b、駆動水管路87などを介して第2シリンダ室22bに供給される。これにより、第2シリンダ室22bの圧力P2が増大し、第1シリンダ室22aとの圧力差により駆動ピストン24がX1方向に移動し始める。
このように、切替弁66は、移動体140の往復動に連動して自動的に切り替り、駆動ピストン24が往復駆動されるようにシリンダ室22a,22bの何れか一方にのみ駆動水を供給する。また、切替弁66の弁体74が駆動ピストン24によって駆動される移動体140の往復動により自動的に切替動作するため、負圧増圧発生装置10は、電気回路やモータなどの電気系統を全く必要とせず、電気代もかからず、電気設備のない場所でも使用することが可能になる。さらには、負圧増圧発生装置10は、省電力化と共に、液圧駆動源が水道管であるので、汚染部質を排出することがないので、環境への影響が少なくクリーンなシステムになっている。
次に変形例について説明する。
図8は変形例の構成を示す図である。尚、図8において、前述した図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、負圧増圧発生装置200は、従動側ピストン・シリンダ機構20の従動ピストン44の往復動により発生された負圧を蓄える負圧容器210と、従動側ピストン・シリンダ機構40の従動ピストン44の往復動により発生された圧力を蓄える圧力容器220とを有する。
第1負圧供給経路52aと第2負圧供給経路52bの下流側の管路56には、負圧容器210と、圧力調整弁94と、フィルタ96と、逆流防止弁230が設けられている。逆流防止弁230は、ノーマルクローズ型であり、負圧取出し部90に空容器110の口が押し付けられると、開弁して負圧容器210に蓄圧された負圧が空容器110に導入され、空容器110の内部の空気が吸引される。これにより、空容器110は、大気圧によって潰される。
また、第1増圧供給経路54aと第2増圧供給経路54bの下流側の管路58には、フィルタ100と、圧力調整のためのリリーフ弁240と、圧力容器220と、圧力調整弁242と、開閉弁214とが設けられている。リリーフ弁240は、圧力容器220に蓄圧される圧力が上限圧力(予め設定された圧力)を超える場合に開弁して従動側ピストン・シリンダ機構20からの圧縮気体を大気中に放出するように構成されている。そのため、圧力容器220には、従動側ピストン・シリンダ機構20からの圧縮気体が貯留され、その圧力が上限圧力P4(予め設定された圧力)に達すると、リリーフ弁240は開弁して圧力容器220の圧力が上限圧力を超えないように調整する。
また、圧力調整弁242は、開閉弁214を開弁して圧力容器220の圧力を取り出す際に開閉弁214から供給される圧力が予め設定された圧力P3になるように調整する。従って、圧力調整弁242は、開閉弁214の下流の圧力が設定圧力P3に達すると、閉弁して圧力の供給を停止するように構成されている。従って、圧力容器220の圧力Pは、P3<P<P4の範囲となるように自動的に調整され、上限圧力以上に昇圧しないように制御される。
また、変形例の負圧増圧発生装置200では、従動ピストン44を駆動したときに発生した負圧及び圧力を予め負圧容器210及び圧力容器220に蓄圧することができるので、負圧または圧力を使用する際に従動ピストン44を駆動する必要がなく、例えば、排出管路89の下流に散水用水栓あるいはトイレ用水栓を設けることにより、下流側で水を使用する度に駆動側ピストン・シリンダ機構20の駆動ピストン24が往復駆動され、その駆動力により従動側ピストン・シリンダ機構40の従動ピストン44を往復動させて負圧及び増圧を発生させるように設定することができる。
従って、負圧及び増圧をする前に予め、上記負圧容器210に負圧(大気圧以下の圧力)を蓄圧し、圧力容器220に増圧された圧力(大気圧以上の圧力)を蓄圧しておくことで、何時でも負圧及び圧力を取り出すことができる。
また、負圧容器210及び圧力容器220は、負圧及び圧力の使用量に応じた容量(容積)を選択することができ、例えば、負圧の使用量が多い場合には、負圧容器210を大容量とすることも可能である。
また、負圧及び圧力の使用量と設置スペースとの関係から、負圧容器210及び圧力容器220を複数個設ける構成とすることも可能である。
上記実施例では、空容器110に負圧を供給して空容器110を潰す場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、他の用途(例えば、布団収納袋の空気を吸引する)にも適用することができる。
また、増圧された気体は、例えば、自転車や自動車のタイヤの空気圧を補充するのにも使用することが可能であり、それ以外の用途にも用いることができるのは勿論である。
また、上記実施例では、液圧供給源として水道管を例に挙げたが、これに限らず、例えば、水道管以外の液圧供給源として、例えば、工場などで使用される工業用水や油や化学薬品などの液体を送液する管路または河川の落差を利用することが可能である。
10,200 負圧増圧発生装置
20 駆動側ピストン・シリンダ機構
22 駆動シリンダ
22a 第1シリンダ室
22b 第2シリンダ室
24 駆動ピストン
26 ピストンロッド
30 伝達部材
32 スライダ
34 連結部
40 従動側ピストン・シリンダ機構
42 従動シリンダ
42a 第1シリンダ室
42b 第2シリンダ室
44 従動ピストン
46 ピストンロッド
50 圧力供給経路
52 負圧供給経路
54 増圧供給経路
60 切替手段
62 液圧供給側経路
66 4方切替弁
68 駆動機構
74 弁体
74a,74b 連通路
81〜84 逆流防止弁
86,87 駆動水管路
88 液圧供給管路
89 排出管路
90 負圧取出し部
94 圧力調整弁
102 増圧取出し部(継手)
110 空容器
130 操作レバー
132,142 掛止ピン
140 移動体
142 支持アーム
143 フレーム
144 バネ支持部材
145,146 水平アーム
147,148 押圧部材
150 コイルバネ(弾性部材)
160 ガイド機構
210 負圧容器
220 圧力容器
230 逆流防止弁
240 リリーフ弁
242 圧力調整弁
20 駆動側ピストン・シリンダ機構
22 駆動シリンダ
22a 第1シリンダ室
22b 第2シリンダ室
24 駆動ピストン
26 ピストンロッド
30 伝達部材
32 スライダ
34 連結部
40 従動側ピストン・シリンダ機構
42 従動シリンダ
42a 第1シリンダ室
42b 第2シリンダ室
44 従動ピストン
46 ピストンロッド
50 圧力供給経路
52 負圧供給経路
54 増圧供給経路
60 切替手段
62 液圧供給側経路
66 4方切替弁
68 駆動機構
74 弁体
74a,74b 連通路
81〜84 逆流防止弁
86,87 駆動水管路
88 液圧供給管路
89 排出管路
90 負圧取出し部
94 圧力調整弁
102 増圧取出し部(継手)
110 空容器
130 操作レバー
132,142 掛止ピン
140 移動体
142 支持アーム
143 フレーム
144 バネ支持部材
145,146 水平アーム
147,148 押圧部材
150 コイルバネ(弾性部材)
160 ガイド機構
210 負圧容器
220 圧力容器
230 逆流防止弁
240 リリーフ弁
242 圧力調整弁
Claims (8)
- 液圧供給源から供給された液圧により駆動される駆動側ピストン・シリンダ機構と、
該駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンの往復動が伝達される伝達部材と、
該伝達部材を介して駆動される従動ピストンを有する従動側ピストン・シリンダ機構と、
該従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動に伴って気体を吸引または吐出することで発生する負圧または圧力を供給する圧力供給経路と、
前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動シリンダ内に供給される液圧の供給先を切り替える切替手段と、
を備えたことを特徴とする負圧増圧発生装置。 - 前記切替手段は、
前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動シリンダ内に形成される一対のシリンダ室と、前記液圧供給源に連通された液圧供給側経路と、前記一対のシリンダ室の何れか一方から排出された液体を排出する液圧排出経路とが連通された4方切替弁と、
前記4方切替弁の弁体を、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンの位置に応じて動作させ、前記駆動ピストンが前記駆動側ピストン・シリンダ機構のストロークの上死点または下死点に達したときに反転して前記一対のシリンダ室の何れかへ液圧供給先を切り替える駆動機構と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の負圧増圧発生装置。 - 前記駆動機構は、
前記4方切替弁の弁体に結合され、回動可能に支持された操作レバーと、
前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンと共に往復動する移動体と、
一端が前記操作レバーの端部に掛止され、他端が前記移動体に掛止された弾性部材と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の負圧増圧発生装置。 - 前記移動体は、前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンがストロークの終点の直前位置に至ると、前記操作レバーを移動方向に押圧する押圧部材を有することを特徴とする請求項3に記載の負圧増圧発生装置。
- 前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動により発生された圧力を蓄える圧力容器と、
前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動により発生された負圧を蓄える負圧容器と、
を有することを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の負圧増圧発生装置。 - 前記圧力供給経路は、前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動に伴って発生する負圧または圧力を供給する際に前記気体の逆流を防止する逆流防止弁を有することを特徴とする請求項1に記載の負圧増圧発生装置。
- 前記従動側ピストン・シリンダ機構の従動ピストンの往復動により発生された負圧を所定圧に調整する圧力調整弁を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の負圧増圧発生装置。
- 前記圧力供給源は、水道管であり、
前記駆動側ピストン・シリンダ機構の駆動ピストンは、前記水道管から供給される水道水の水圧により駆動されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の負圧増圧発生装置。
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