JP2008029074A - 電気装置用ハウジングのシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のリード線を束ねたワイヤハーネスを樹脂グロメットを用いて直接シールできるようにした電気装置用ハウジングのシール構造を提供する。
【解決手段】電気装置用のハウジング15にハーネス導出穴31を設け、ハーネス導出穴よりハウジングの外部に導出される複数本のリード線を束ねたワイヤハーネス26を備え、ワイヤハーネスを挿通する樹脂グロメット32をハーネス導出穴に隙間35を有して装着し、隙間に充填されるシール剤33によって樹脂グロメットとハーネス導出穴との間をシールするとともに、樹脂グロメットとワイヤハーネスとの間をシール部材39によってシールするようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハウジングに設けたハーネス導出穴に装着される樹脂グロメットを挿通してハウジングの外部に導出される複数本のリード線を束ねたワイヤハーネスを備えた電気装置用ハウジングのシール構造に関するものである。
例えば、電動モータを動力源として、電動モータの正方向回転によりパーキングブレーキを制動状態とし、逆方向回転によりパーキングブレーキを解除状態とする電動パーキングブレーキ装置においては、電動モータの往復回転運動を出力部の往復直線運動に変換する変換機構、および出力部に支持されたイコライザ、イコライザの両側をパーキングブレーキに連結するケーブルと、ケーブルのインナワイヤに作用する張力を検出する荷重センサ等を収容するハウジングが備えられ、このハウジングより、荷重センサに接続された複数のリード線(通電ワイヤ)が外部に導出される。
このような電気装置用ハウジングから複数のリード線を取り出すような場合に、複数のリード線を1本ずつシール剤でシールして取り出すものが、例えば特許文献1に記載されている。
特開2000−91764号公報(段落0019〜0024、図3)
しかしながら、特許文献1に記載されているように、複数のリード線を1本ずつシール剤でシールさせる方法は、リード線の本数が増加すると、リード線の取り出しに必要なスペースが増大し、しかも、リード線の固定が難しくなり、作業性が著しく低下する問題がある。また、コネクタを使用してリード線の取り出す方法もあるが、コネクタの使用により小型化が難しくなる問題がある。
そのために、複数のリード線を束ねて1本のワイヤハーネスで取り出すようにすることが考えられる。このようにすると、小型で、しかもリード線取り出しの作業性を高めることができるようになるが、シール剤が硬化するまでは、ワイヤハーネスの固定が不安定となり、シールの信頼性が低下する恐れがある。
本発明は上記した従来の不具合を解消するためになされたもので、複数のリード線を束ねたワイヤハーネスを樹脂グロメットを用いて直接シールできるようにした電気装置用ハウジングのシール構造を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、電気装置用のハウジングにハーネス導出穴を設け、該ハーネス導出穴より前記ハウジングの外部に導出される複数本のリード線を束ねたワイヤハーネスを備え、該ワイヤハーネスを挿通する樹脂グロメットを前記ハーネス導出穴に隙間を有して装着し、該隙間に充填されるシール剤によって前記樹脂グロメットと前記ハーネス導出穴との間をシールするとともに、前記樹脂グロメットと前記ワイヤハーネスとの間をシール部材によってシールするようにしたことである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記ハウジングは、ハウジング本体と、該ハウジング本体の開口部を閉塞するように前記ハウジング本体にボルトによって締結されるハウジングカバーとによって構成され、前記樹脂グロメットには、前記ハウジング本体に係合する第1の突起と、前記ハウジングカバーに係合する第2の突起が設けられ、これら第1および第2の突起の何れか一方を前記ハウジング本体への前記ハウジングカバーの締結によってつぶして前記樹脂グロメットを前記ハーネス導出穴内に前記隙間を有して位置決め保持するようにしたことである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記シール部材は、前記ワイヤハーネスと前記樹脂グロメットとの間に巻かれた自己融着テープからなっており、該自己融着テープは、その周りに巻かれた熱収縮チューブによって固定されていることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項3の何れか1項において、前記樹脂グロメットには、ボルトを挿通するボルト穴が設けられ、前記樹脂グロメットを前記ハーネス導出穴にシール剤を介して装着した状態で、前記ボルト穴に挿通する前記ボルトによって前記樹脂グロメットを前記ハウジングに固定するようにしたことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、複数本のリード線を束ねたワイヤハーネスを挿通する樹脂グロメットを、ハーネス導出穴に隙間を有して装着し、隙間に充填されるシール剤によって樹脂グロメットとハーネス導出穴との間をシールするとともに、樹脂グロメットとワイヤハーネスとの間をシール部材によってシールするようにしたので、ワイヤハーネスによって複数本のリード線を束ねて樹脂グロメットに挿通できることにより、作業性が良くなり、生産性を向上することができるとともに、シール構造の小型化が可能となる。しかも、樹脂グロメットの採用によってシール剤との接着性を高めることができる。
請求項2に係る発明によれば、樹脂グロメットには、ハウジング本体に係合する第1の突起と、ハウジングカバーに係合する第2の突起が設けられ、これら第1および第2の突起の何れか一方をハウジング本体へのハウジングカバーの締結によってつぶして樹脂グロメットをハーネス導出穴内に隙間を有して位置決め保持するようにしたので、ハーネス導出穴と樹脂グロメットとの間に、シール剤を充填するための隙間を簡単かつ確実に設けることができるとともに、ハーネス導出穴と樹脂グロメットとの間のシールを確実に行うことができ、シールの信頼性が向上する。
請求項3に係る発明によれば、シール部材は、ワイヤハーネスと前記樹脂グロメットとの間に巻かれた自己融着テープからなっているので、複数本のリード線を束ねたワイヤハーネスのように、外形が円形でないものであっても、自己融着テープによって樹脂グロメットとワイヤハーネスとの間を確実にシールすることができる。また、自己融着テープは、熱収縮チューブによって固定されているので、熱収縮チューブによって自己融着テープを的確に保護することができる。
請求項4に係る発明によれば、樹脂グロメットをハーネス導出穴にシール剤を介して装着した状態で、ボルトによってハウジングに固定するようにしたので、シール剤が硬化しない状態で、樹脂グロメットに外力が作用しても、ハウジングに対する樹脂グロメットの移動を防止でき、シール剤が硬化するまでのシール性を確実に維持することができる。
以下、本発明を電動パーキングブレーキ装置に適用した実施の形態につき、図面に基づいて説明する。図1は、電動パーキングブレーキ装置10の全体構成を示すもので、電動パーキングブレーキ装置10は、電動モータ11の往復回転運動を出力部12の往復直線運動に変換する変換機構13と、出力部12に中央部が揺動可能に支持されたイコライザ14と、変換機構13とイコライザ14を収容するハウジング15と、イコライザ14の両側部を図略のパーキングブレーキに連結する一対のコントロールケーブル17、18とによって、主に構成されている。
変換機構13は、一方向クラッチ21を介して電動モータ11の往復直線運動が伝達されるねじ軸22と、ねじ軸22にねじ係合されるナットからなる出力部12とによって構成されている。そして、電動モータ11の正方向回転によるイコライザ14の図1の左方向への移動により、コントロールケーブル17、18を介して図略のパーキングブレーキが制動状態とされ、電動モータ11の逆方向回転によるイコライザ14の図1の右方向への移動により、コントロールケーブル17、18を介して図略のパーキングブレーキの制動が解除されるようになっている。
ハウジング15内には、コントロールケーブル17のインナワイヤ23に作用する張力を検出する張力センサ25が設けられ、張力センサ25の出力は、複数のリード線を束ねたワイヤハーネス26を介してハウジング15内より外部に導出され、図略のECUにて読取られるようになっている。ハウジング15は、変換機構13、イコライザ14および張力センサ25等を収容する凹所を形成したハウジング本体27と、ハウジング本体27の開口部を密封的に閉塞するハウジングカバー28とによって構成されている。
ハウジング本体27には、その周縁部に沿って所定幅のシール面27aが形成され、このシール面27aに複数のねじ結合部(ねじ穴)27bが間隔を有して形成されている。シール面27aの1個所には、図3に示すように、上記したワイヤハーネス26を導出するための凹部27cが形成されている。一方、ハウジングカバー28には、ハウジング本体27のシール面27aおよびねじ結合部27bに対向するシール面28a(図3参照)およびねじ結合部28bが形成され、両シール面27a、28aの間にシール剤(液状ガスケット)を介在した状態で、両ねじ結合部27b、28bを締付ボルト30によって締結することにより、ハウジング本体27とハウジングカバー28とを密封的に結合するようになっている。
なお、電動パーキングブレーキ装置10は、本発明の要旨ではなく、また、例えば、本件出願と同一の出願人の出願に係る特開2006−17158号公報に記載されているよう公知の技術であるので、その詳細については説明を省略する。
図3において、ハウジング本体27に形成された凹部27cと、ハウジングカバー28のシール面28aとの間に形成されるハーネス導出穴31には、樹脂製のグロメット(以下、樹脂グロメットと称する)32がシール剤33を介して密封的に装着されるようになっている。樹脂グロメット32は、ハーネス導出穴31の形状に補合する外形形状に形成されている。具体的には、樹脂グロメット32は、ハウジング本体27の凹部27cに補合する形状の略円弧面32aと、ハウジングカバー28のシール面28aに沿った平面32bからなる外形形状をなし、中心部には挿通穴32cが貫通され、この挿通穴32cよりワイヤハーネス26が、図2に示すように、ハウジング15の外部に導出されるようになっている。
樹脂グロメット32の略円弧面32aの頂点には、凸状の第1の突起32a1が突設され、また、平面32bには、挿通穴32cと直交する方向に間隔を有した一対の第2の突起32b1が突設され、第2の突起32b1は先端が尖った山形形状をなしている。第1の突起32a1は凹部27cの底部に形成された係合溝27c1に係合するようになっており、また、第2の突起32b1はハウジングカバー28のシール面28aに係合するようになっている。
これら第1の突起32a1と係合溝27c1との係合、ならびに第2の突起32b1とシール面28aとの係合によって、樹脂グロメット32と、ハウジング本体27の凹部27cおよびハウジングカバー28のシール面28aとの間に、ほぼ一定幅の隙間35が形成され、この隙間35内にシール剤33が充填されてハウジング本体27およびハウジングカバー28と樹脂グロメット32との間が密封的にシールされる。
ここで、第1の突起32a1の先端と第2の突起32b1の先端との距離D1は、ハウジングカバー28がハウジング本体27に締付ボルト30によって締結された際のハウジング本体27の係合溝27c1底面とハウジングカバー28のシール面28aとの距離D2よりも大きく設定され、これにより、ハウジングカバー28がハウジング本体27に締結されると、第2の突起32b1の先端が僅かだけ押しつぶされて、樹脂グロメット32がハーネス導出穴31内に隙間35を有して位置決め保持されるようになる。すなわち、樹脂グロメット32は、その回りにほぼ一定幅の隙間35が生ずるようにハーネス導出穴31内に位置決め保持される。
ところで、第1および第2の突起32a1、32b1が設けられた図3に示す断面位置においては、樹脂グロメット32はハウジング本体27およびハウジングカバー28に対し第1および第2の突起32a1、32b1の3点で直接接触するようになるが、その断面位置の前後位置においては、図4に示すように、樹脂グロメット32の周囲には、第1および第2の突起32a1、32b1が存在せず、円周方向に途切れることがない連続したほぼ一定幅の隙間35が形成される。従って、ハウジング本体27およびハウジングカバー28と樹脂グロメット32との間をシール剤33によって完全にシールすることが可能となる。
また、樹脂グロメット32には、図5および図6に示すように、樹脂グロメット32をハーネス導出穴31に装着する際に、前後方向の位置決め基準なる鍔部37が設けられ、この鍔部37がハウジング本体27の外壁に当接する位置(図2に示す状態)に樹脂グロメット32をハーネス導出穴31に装着することにより、上記した係合溝27c1に第1の突起32a1が係合される。
鍔部37には、ボルト穴37aが形成され、樹脂グロメット32がハーネス導出穴31にシール剤33を介して装着された状態で、ボルト穴37aに挿通する図略の取付ボルトをハウジング本体27に形成された図略のねじ穴にねじ係合することにより、樹脂グロメット32をハウジング本体27に固定的に取付けできるようにしている。
樹脂グロメット32の一端には、図2に示すように、ハウジング本体27とハウジングカバー28との間に形成されたハーネス導出穴31より外部に向けて突出する接続端部38が形成され、接続端部38の外周には波状の接続面38aが形成されている。樹脂グロメット32の挿通穴32cを介して導出されたワイヤハーネス26と、樹脂グロメット32の接続端部38との間には、自己融着テープ39が巻かれてシールされている。さらに、自己融着テープ39の周りには熱収縮チューブ40が巻かれ、熱収縮チューブ40の熱収縮により、熱収縮チューブ40は樹脂グロメット32とワイヤハーネス26との間に固定され、自己融着テープ39を保護するようにしている。
これによって、複数本のリード線が束ねられたワイヤハーネス26のように、外形が円形でないものであっても、自己融着テープ39がワイヤハーネス26の外形形状になじむため、樹脂グロメット32とワイヤハーネス26との間を確実にシールできるとともに、熱収縮チューブ40によって保護できる。
本実施の形態における電動パーキングブレーキ装置10は上記したように構成されているので、樹脂グロメット32の挿通穴32cにワイヤハーネス26を挿通した状態で、ワイヤハーネス26と樹脂グロメット32の接続端部38との間に、自己融着テープ39を巻いてシールするとともに、自己融着テープ39の周りに熱収縮チューブ40を固定する。
しかる後、ハウジング本体27の凹部27cの表面にシール剤33を塗布し、その状態で、樹脂グロメット32の鍔部37をハウジング本体27の外面に当接する位置で樹脂グロメット32をハウジング本体27の凹部27c内に嵌め込むことにより、第1の突起32a1が係合溝27c1に係合される。続いて、ハウジング本体27のシール面27aおよび樹脂グロメット32の平面32bに満遍なくシール剤33を塗布し、ハウジングカバー28をハウジング本体27の開口部を閉塞するように被せ、締付ボルト30によってハウジングカバー28をハウジング本体27に締結する。
かかるハウジング本体27へのハウジングカバー28の締結により、ハウジングカバー28のシール面28aによって樹脂グロメット32の第2の突起32b1の先端部がつぶされ、樹脂グロメット32は、ハウジング本体27とハウジングカバー28との間にシール剤33が充満された隙間35を存して位置決め保持される。すなわち、樹脂グロメット32の略円弧面32aと凹部27cとの間および樹脂グロメット32の平面32bとハウジングカバー28のシール面28aとの間に、樹脂グロメット32を取巻くほぼ一定幅の隙間35が形成され、この隙間35に充填されたシール剤33によってシールされる。従って、樹脂グロメット32とハウジング15との間をほぼ均一幅のシール剤33によって的確にシールできるとともに、樹脂グロメット32の使用によって、樹脂グロメット32とシール剤33との接着性を向上できる。
従って、ハウジング15のハーネス導出穴31と樹脂グロメット32との間は確実にシールされると同時に、ハウジング本体27へのハウジングカバー28の締結により、両シール面27a、28aの間にシール剤33が介在されて、ハウジング本体27とハウジングカバー28との間が密封的に締結される。
ハウジング本体27にハウジングカバー28が締結されると、樹脂グロメット32のボルト穴37aを通して図略の取付ボルトがハウジング本体27に形成されたねじ穴にねじ係合され、樹脂グロメット32がハウジング本体27に固定され、ハウジング15の組み付けが完了する。これにより、シール剤33が硬化するまでに相当の時間が必要であっても、シール剤33が硬化するまで樹脂グロメット32がハウジング15に対して移動することがなく、シールを確実に行えるようになる。
上記した実施の形態によれば、複数本のリード線を束ねたワイヤハーネス26を挿通する樹脂グロメット32を、ハーネス導出穴31に隙間35を有して装着し、隙間35に充填されるシール剤33によって樹脂グロメット32とハーネス導出穴31との間をシールするとともに、樹脂グロメット32とワイヤハーネス26との間を自己融着テープ39によってシールするようにしたので、ワイヤハーネス26によって複数本のリード線を束ねて樹脂グロメット32に挿通できることにより、作業性が良くなり、生産性を大幅に向上することができるとともに、シール構造の小型化が可能となる。
しかも、樹脂グロメット32の採用によって、シール剤33との接着性を高めることができ、シールの信頼性を向上できる。また、複数本のリード線を束ねたワイヤハーネス26のように、外形が円形でないものであっても、自己融着テープ39によって、樹脂グロメット32とワイヤハーネス26との間を確実にシールでき、しかも、自己融着テープ39を熱収縮チューブ40によって的確に保護できる。
また、上記した実施の形態によれば、樹脂グロメット32には、ハウジング本体27に係合する第1の突起32a1と、ハウジングカバー28に係合する第2の突起32b1が設けられ、これら第1および第2の突起32a1、32b1の何れか一方をハウジング本体27へのハウジングカバー28の締結によってつぶして、樹脂グロメット32をハーネス導出穴31内に隙間35を有して位置決め保持するようにしたので、ハーネス導出穴31と樹脂グロメット32との間をほぼ均一幅のシール剤33によって確実にシールできるようになり、シールの信頼性を向上できるようになる。
さらに、上記した実施の形態によれば、樹脂グロメットをハーネス導出穴にシール剤を介して装着した状態で、取付ボルトによってハウジングに固定するようにしたので、シール剤が硬化しない状態で、樹脂グロメットに外力が作用しても、ハウジングに対する樹脂グロメットの移動を防止でき、シール剤が硬化するまでのシール性を確実に維持することができる。
上記した実施の形態においては、電動パーキングブレーキ装置10のハウジング15に収容された張力センサ25の出力を、ワイヤハーネス26を介してハウジング15に設けたハーネス導出穴31より外部に導出する例について述べたが、本発明のシール構造は、電動パーキングブレーキ装置10におけるワイヤハーネス26の取り出しに限定されるものではなく、ハウジングに収容された電気部品の出力を、ワイヤハーネスおよび樹脂グロメットを用いて導出する、電気装置用ハウジングのシール構造に広く適用できるものである。
本発明の実施の形態を示す電動パーキングブレーキ装置10の全体構成図である。 図1の要部を拡大して断面した図である。 図2の3−3線に沿って切断した断面図である。 図3とは別の位置で断面した図である。 樹脂グロメットの平面図である。 図5の矢印6方向から見た樹脂グロメットの正面図である。
符号の説明
15・・・ハウジング、26・・・ワイヤハーネス、27・・・ハウジング本体、28・・・ハウジングカバー、27a、28a・・・シール面、27b、28b・・・ねじ結合部、27c・・・凹部、31・・・ハーネス導出穴、32・・・樹脂グロメット、32a1、32b1・・・突起、32c・・・挿通穴、33・・・シール剤、35・・・隙間、37・・・鍔部、37a・・・ボルト穴、38・・・接続端部、39・・・自己融着テープ、40・・・熱収縮チューブ。

Claims (4)

  1. 電気装置用のハウジング(15)にハーネス導出穴(31)を設け、該ハーネス導出穴より前記ハウジングの外部に導出される複数本のリード線を束ねたワイヤハーネス(26)を備え、該ワイヤハーネスを挿通する樹脂グロメット(32)を前記ハーネス導出穴に隙間(35)を有して装着し、該隙間に充填されるシール剤(33)によって前記樹脂グロメットと前記ハーネス導出穴との間をシールするとともに、前記樹脂グロメットと前記ワイヤハーネスとの間をシール部材(39)によってシールするようにしたことを特徴とする電気装置用ハウジングのシール構造。
  2. 請求項1において、前記ハウジング(15)は、ハウジング本体(27)と、該ハウジング本体の開口部を閉塞するように前記ハウジング本体にボルト(30)によって締結されるハウジングカバー(28)とによって構成され、前記樹脂グロメット(32)には、前記ハウジング本体に係合する第1の突起(32a1)と、前記ハウジングカバーに係合する第2の突起(32b1)が設けられ、これら第1および第2の突起の何れか一方を前記ハウジング本体への前記ハウジングカバーの締結によってつぶして前記樹脂グロメットを前記ハーネス導出穴内に前記隙間(35)を有して位置決め保持するようにしたことを特徴とする電気装置用ハウジングのシール構造。
  3. 請求項1または請求項2において、前記シール部材(39)は、前記ワイヤハーネスと前記樹脂グロメットとの間に巻かれた自己融着テープからなっており、該自己融着テープは、その周りに巻かれた熱収縮チューブ(40)によって固定されていることを特徴とする電気装置用ハウジングのシール構造。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項において、前記樹脂グロメットには、ボルトを挿通するボルト穴(37a)が設けられ、前記樹脂グロメットを前記ハーネス導出穴にシール剤を介して装着した状態で、前記ボルト穴に挿通する前記ボルトによって前記樹脂グロメットを前記ハウジングに固定するようにしたことを特徴とする電気装置用ハウジングのシール構造。
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