JP2008028875A - 移動通信システム及び基地局 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基地局側のアンテナを増加すること無く、基地局と複数の携帯型通信機間で行われる無線通信を効率良く行うこと。
【解決手段】 基地局100は、通信用アンテナ101〜103を介して、通信エリア104に在圏する複数の通信端末105、106との間で無線通信を行うことによって通信端末105、106の通信を媒介する。各通信端末105、106は、自己の位置情報を基地局100へ通知する。基地局100は、各通信端末105、106からの位置情報に基づいて、通信端末105、106の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナ101〜103の向きを変える。
【選択図】 図1
【解決手段】 基地局100は、通信用アンテナ101〜103を介して、通信エリア104に在圏する複数の通信端末105、106との間で無線通信を行うことによって通信端末105、106の通信を媒介する。各通信端末105、106は、自己の位置情報を基地局100へ通知する。基地局100は、各通信端末105、106からの位置情報に基づいて、通信端末105、106の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナ101〜103の向きを変える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、通信機能付PDA(携帯情報端末:Personal Digital Assistant)をはじめとする携帯型通信機を使用した移動通信システム及び前記移動通信システムに好適な基地局に関する。
従来から、携帯電話、PHS、通信機能付PDA等の携帯型通信機を用いて、無線区間を使用して通信を行う移動通信システムが開発されている(特許文献1〜5参照)。
例えば、特許文献1には、携帯型通信端末と基地局間で無線信号を小電力で送受信するための方法として、アンテナの角度が各々制御出来る複数アンテナを基地局側で用い、端末毎に無線信号の送受信電力が少なくなるように前記アンテナ角度を変更する方法が記載されている。
しかしながら、基地局側には接続する端末の数だけ角度の変更可能なアンテナが必要となるため、不特定多数の端末への対応には有用ではない。また、基地局側がアンテナ角度を変更出来るアンテナを複数使用する為、基地局のコスト増にも繋がるという問題がある。
例えば、特許文献1には、携帯型通信端末と基地局間で無線信号を小電力で送受信するための方法として、アンテナの角度が各々制御出来る複数アンテナを基地局側で用い、端末毎に無線信号の送受信電力が少なくなるように前記アンテナ角度を変更する方法が記載されている。
しかしながら、基地局側には接続する端末の数だけ角度の変更可能なアンテナが必要となるため、不特定多数の端末への対応には有用ではない。また、基地局側がアンテナ角度を変更出来るアンテナを複数使用する為、基地局のコスト増にも繋がるという問題がある。
また、特許文献2、3には、基地局と移動局とを備えた無線通信システムにおいて、前記基地局は、前記移動局の位置情報を入手し、前記位置情報に基づいて基地局のアンテナを最適な方向へ向けるようにした発明が開示されている。
しかしながら、特許文献2、3記載の発明は、あくまでも基地局側アンテナと移動局が1対1の関係で、移動局の受信レベルに応じて基地局側アンテナ角度を制御するように構成されている。
しかしながら、特許文献2、3記載の発明は、あくまでも基地局側アンテナと移動局が1対1の関係で、移動局の受信レベルに応じて基地局側アンテナ角度を制御するように構成されている。
したがって、前記基地局の通信エリアに複数の移動局が存在し、前記複数の移動局が同時に通信を行う場合には、いずれか一つの移動局に対して最適な方向にアンテナを向けることになるため、他の移動局にとっては好ましくない方向にアンテナが向けられ、通信が困難になる事態が発生する恐れがある。
また、特許文献2記載の発明では、アンテナの角度制御を移動局の位置情報を元に基地局側のデータベースから角度を設定しているため、データベースに無い位置に移動局がいると角度制御ができず、最適な方向へアンテナを向けることができない事態が発生する恐れがあるという問題がある。
また、特許文献2記載の発明では、アンテナの角度制御を移動局の位置情報を元に基地局側のデータベースから角度を設定しているため、データベースに無い位置に移動局がいると角度制御ができず、最適な方向へアンテナを向けることができない事態が発生する恐れがあるという問題がある。
また、特許文献4には、アンテナ角度毎の受信情況を確認し、受信情況の良い角度位置にてアンテナ揺動を停止するようにした発明が開示されているが、この発明と特許文献2、3記載の発明を組み合わせたとしても、特許文献2、3について述べたのと同様の問題がある。
本発明は、基地局側のアンテナを増加すること無く、基地局と複数の携帯型通信機間で行われる無線通信を効率良く行うことを課題としている。
本発明によれば、基地局の通信エリア内で動作する複数の携帯型通信機と、通信用アンテナを介して前記複数の携帯型通信機との間で無線通信を行うことによって前記複数の携帯型通信機の通信を媒介する前記基地局とを有し、前記通信エリア内の複数の携帯型通信機は、自己の位置情報を前記基地局へ通知すると共に、前記基地局は、向きが可変な通信用アンテナと、前記複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えるアンテナ制御手段とを備えて成ることを特徴とする移動通信システム。
基地局の通信エリアで動作中の複数の携帯型通信機は、自己の位置情報を前記基地局へ通知する。前記基地局側では、アンテナ制御手段が、前記複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナの向きを変える。
基地局の通信エリアで動作中の複数の携帯型通信機は、自己の位置情報を前記基地局へ通知する。前記基地局側では、アンテナ制御手段が、前記複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナの向きを変える。
ここで、前記基地局のアンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機から位置情報に基づいて前記通信用アンテナが信号を送信する方向と前記各携帯型通信機端末との角度及び前記通信用アンテナと前記各携帯型通信端末との距離を算出し、前記角度及び距離に基づいて前記各携帯型通信機の受信電力を推定し、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向の向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向及び垂直方向の向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向の向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向及び垂直方向の向きを変えるように構成してもよい。
また、本発明によれば、通信用アンテナを介して通信エリア内で動作する複数の携帯型通信機との間で無線通信を行うことによって前記複数の携帯型通信機の通信を媒介する基地局において、前記基地局は、向きが可変な通信用アンテナと、前記複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えるアンテナ制御手段とを備えて成ることを特徴とする基地局が提供される。
アンテナ制御手段は、通信エリア内で動作中の複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナの向きを変える。
アンテナ制御手段は、通信エリア内で動作中の複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナの向きを変える。
ここで、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機から位置情報に基づいて前記通信用アンテナが信号を送信する方向と前記各携帯型通信機端末との角度及び前記通信用アンテナと前記各携帯型通信端末との距離を算出し、前記角度及び距離に基づいて前記各携帯型通信機の受信電力を推定し、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向の向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向及び垂直方向の向きを変えるように構成してもよい。
また、前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向及び垂直方向の向きを変えるように構成してもよい。
本発明に係る移動通信システムによれば、基地局側のアンテナを増加すること無く、基地局と携帯型通信機間で行われる無線通信を電力効率良く行うことが可能になる。
また、本発明に係る基地局によれば、前記移動通信システムを構築する上で好適な基地局を提供することが可能になる。
また、本発明に係る基地局によれば、前記移動通信システムを構築する上で好適な基地局を提供することが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係る移動通信システム全体の概要を示す図である。
図1において、基地局100は無線区間を用いて通信を行う移動通信システムの基地局、携帯電話等の携帯型通信機によって構成された複数の通信端末105、通信端末106は基地局100の通信エリア104内に存在する通信端末、基地局100は各通信端末105、106と無線通信を行う為の複数のアンテナ101、アンテナ102、アンテナ103を有している。
図1の例では、基地局100の通信エリア内に位置して動作している(在圏する)通信端末として、2つの通信端末105、106を示しているが、複数の通信端末であればいくつでもよい。
図1において、基地局100は無線区間を用いて通信を行う移動通信システムの基地局、携帯電話等の携帯型通信機によって構成された複数の通信端末105、通信端末106は基地局100の通信エリア104内に存在する通信端末、基地局100は各通信端末105、106と無線通信を行う為の複数のアンテナ101、アンテナ102、アンテナ103を有している。
図1の例では、基地局100の通信エリア内に位置して動作している(在圏する)通信端末として、2つの通信端末105、106を示しているが、複数の通信端末であればいくつでもよい。
アンテナ101〜アンテナ103は、それぞれ基地局100の周囲360°に存在する通信端末を在圏させ、無線信号を送受信し、基地局100が通信エリア104内の複数の通信端末と通信を行うためのものである。
図1の構成の場合はアンテナが3本の為、アンテナ1本あたり120°の範囲を受け持ち、アンテナ101の範囲をセクタ1、アンテナ102の範囲をセクタ2、アンテナ103の範囲をセクタ3とする。基地局100と通信を行う通信端末として通信端末105と通信端末106がセクタ1内に存在するものとする。
図1の構成の場合はアンテナが3本の為、アンテナ1本あたり120°の範囲を受け持ち、アンテナ101の範囲をセクタ1、アンテナ102の範囲をセクタ2、アンテナ103の範囲をセクタ3とする。基地局100と通信を行う通信端末として通信端末105と通信端末106がセクタ1内に存在するものとする。
図2は、基地局100の構成を示すブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。
図2において、基地局100は、信号送信方向が可変な複数の通信用アンテナ101〜103、無線信号の送受信を行う無線部201、送受信される無線信号を符号化及び復号化する信号解析部202、基地局100の通信エリア内に位置する各通信端末105、106と基地局100との間の制御及びアンテナ101〜103の向きの制御をはじめとする基地局100の各構成要素の制御を行う中央処理装置(CPU)203、CPU203の記憶領域となる記憶部204を備えている。
図2において、基地局100は、信号送信方向が可変な複数の通信用アンテナ101〜103、無線信号の送受信を行う無線部201、送受信される無線信号を符号化及び復号化する信号解析部202、基地局100の通信エリア内に位置する各通信端末105、106と基地局100との間の制御及びアンテナ101〜103の向きの制御をはじめとする基地局100の各構成要素の制御を行う中央処理装置(CPU)203、CPU203の記憶領域となる記憶部204を備えている。
基地局100の複数のアンテナ101〜アンテナ103は指向性を持つ無線信号の送受信を行い、送受信の制御は無線部201が行う。またアンテナ1〜アンテナ3は個々に、無線部201、信号解析部202及びCPU203の制御によってアンテナ101〜103の角度の変更制御が可能となっており、指向性のある無線信号の送信角度を変更可能なものとしている。
ここで、無線部201は無線信号の送受信を行う第1送受信手段を構成すると共に、信号解析部202及びCPU203とともにアンテナ101〜103の向きを後述するように制御するアンテナ制御手段を構成している。また、記憶部204は、各通信端末の位置情報等を記憶する第1記憶手段を構成している。
ここで、無線部201は無線信号の送受信を行う第1送受信手段を構成すると共に、信号解析部202及びCPU203とともにアンテナ101〜103の向きを後述するように制御するアンテナ制御手段を構成している。また、記憶部204は、各通信端末の位置情報等を記憶する第1記憶手段を構成している。
図3は、通信端末105の構成を示すブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。尚、通信端末106を含めて、ここで使用される通信端末の構成は通信端末105と同一であるため、通信端末105を例にとって構成を説明する。。
通信端末105は、基地局100との無線送受信に使用する基地局間通信用アンテナ301とGPS(Global Positioning System)によりGPS衛星からの情報を受信するGPSアンテナ302、無線信号の送受信制御を行う無線部303、送受信信号の符号化及び復号化を行う信号解析部304、基地局100と端末105間の制御及び端末105の構成要素の制御を行う中央処理装置(CPU)305、信号解析部304、CPU305の記憶域となる記憶部306を備えている。
通信端末105は、基地局100との無線送受信に使用する基地局間通信用アンテナ301とGPS(Global Positioning System)によりGPS衛星からの情報を受信するGPSアンテナ302、無線信号の送受信制御を行う無線部303、送受信信号の符号化及び復号化を行う信号解析部304、基地局100と端末105間の制御及び端末105の構成要素の制御を行う中央処理装置(CPU)305、信号解析部304、CPU305の記憶域となる記憶部306を備えている。
また、通信端末105は、タイマ307を有し、タイマ307によって定期的にGPSアンテナ302にて自己の位置測定を実施して、信号解析部304及びCPU305によって通信端末105の位置情報を算出し、基地局間通信用アンテナ301にて無線信号を通して、基地局100へ通信端末105の位置情報を定期的に送信する。
通信端末106は通信端末105と同一構成の為、詳細は省略するが、通信端末105と同様に自己の位置情報を測定処理して、通信端末106の位置情報を定期的に基地局100へ送信するものとする。
通信端末106は通信端末105と同一構成の為、詳細は省略するが、通信端末105と同様に自己の位置情報を測定処理して、通信端末106の位置情報を定期的に基地局100へ送信するものとする。
ここで、無線部303は、無線信号を送受信する第2送受信手段を構成すると共に、信号解析部304及びCPU305とともに、GPSアンテナ302で受信したGPS信号に基づいて自己の位置を算出して、自己の位置を表す位置情報を生成する位置情報生成手段を構成している。また、記憶部306は自己の位置情報等のデータを記憶する第2記憶手段を構成し、タイマ307は計時手段を構成している。
図4は、基地局100が送信する信号の送信角度と通信端末105、106の在圏位置の角度差による通信端末105、106側の受信電力の変化を説明するための説明図である。
図4において、基地局100が送信する信号の送信角度と通信端末105、106の在圏位置の角度差によって減衰した通信端末105、106側の受信電力Pa’、Pb’を下記式によって求める。
図4において、基地局100が送信する信号の送信角度と通信端末105、106の在圏位置の角度差によって減衰した通信端末105、106側の受信電力Pa’、Pb’を下記式によって求める。
通信端末105の受信電力Pa’=PA1/αDa
通信端末106の受信電力Pb’=PA1/αDb
ここで、PA1はアンテナ101から送信される無線信号の電力、Dはアンテナ101から送信される無線信号の方向と各通信端末との角度差(Daは通信端末105との角度差、Dbは通信端末106との角度差)、αはアンテナ101から送信される電力が角度差Dにより減衰する係数である。
通信端末106の受信電力Pb’=PA1/αDb
ここで、PA1はアンテナ101から送信される無線信号の電力、Dはアンテナ101から送信される無線信号の方向と各通信端末との角度差(Daは通信端末105との角度差、Dbは通信端末106との角度差)、αはアンテナ101から送信される電力が角度差Dにより減衰する係数である。
尚、前記求める式は厳密な電力値を求める式ではなく、本システムの特徴を説明する為に便宜的に示したものである。基地局100が送信する電力をPA1とし、アンテナ面に対して垂直方向となる基地局100の無線信号送信方向に対し、端末105は角度差がDa、端末106は角度差がDbあるものとし、減衰量はPA1の係数αのDa乗分の1とする。端末105の受信電力Pa’はPA1の係数αのDa乗分の1、端末106の受信電力Pb’はPA1の係数αのDb乗分の1とする。前記式から、角度が基地局100の送信方向と同一(D=0)ならPA1と同じであり、角度が大きくなるにつれ、端末105、106側の受信電力は小さくなることがわかる。
図5は、基地局との距離による通信端末側の受信電力の変化を説明するための説明図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。
図5において、通信端末105、106と基地局100間の距離によって減衰した通信端末105、106側の受信電力Pa''、Pb''を下記式によって求める。
図5において、通信端末105、106と基地局100間の距離によって減衰した通信端末105、106側の受信電力Pa''、Pb''を下記式によって求める。
通信端末105の受信電力Pa''=PA1/βLa
通信端末106の受信電力Pb''=PA1/βLb
ここで、PA1はアンテナ101から送信される無線信号の電力、距離Lはアンテナ101と各通信端末との間の距離(Laは通信端末105との間の距離、Lbは通信端末106との間の距離)、βはアンテナ101から送信される電力が距離Lにより減衰する係数である。
通信端末106の受信電力Pb''=PA1/βLb
ここで、PA1はアンテナ101から送信される無線信号の電力、距離Lはアンテナ101と各通信端末との間の距離(Laは通信端末105との間の距離、Lbは通信端末106との間の距離)、βはアンテナ101から送信される電力が距離Lにより減衰する係数である。
基地局100が送信する電力をPA1とし、基地局100との距離が端末105はLa、端末106はLbとし、減衰量はPA1の係数βのL乗分の1とする。端末105の受信電力Pa''はPA1の係数βのLa乗分の1、端末106の受信電力Pb''はPA1の係数βのLb乗分の1とする。前記式から、基地局100と通信端末間の距離が大きくなるにつれ、通信端末側の受信電力は小さくなることがわかる。
図6は、基地局のアンテナの送信方向と通信端末との角度、及び、基地局と通信端末との距離の双方に基づいて、基地局100からの送信電力をPA1とした場合の通信端末105、106の受信電力を求めるときの説明図である。
図6は、基地局のアンテナの送信方向と通信端末との角度、及び、基地局と通信端末との距離の双方に基づいて、基地局100からの送信電力をPA1とした場合の通信端末105、106の受信電力を求めるときの説明図である。
図6において、図4及び図5の条件を踏まえて、アンテナ101の送信方向と通信端末105、106の位置との角度差及び基地局100と通信端末105、106間の距離に基づいた電力として、通信端末105、106の受信電力となるPa、Pbをそれぞれ求めると、角度差の係数の累乗、距離の係数の累乗となることから通信端末105の受信電力Pa、及び通信端末106の受信電力Pbは次のように表される。
通信端末105の受信電力Pa=PA1/(αDa・βLa)
通信端末106の受信電力Pb=PA1/(αDb・βLb)
通信端末105の受信電力Pa=PA1/(αDa・βLa)
通信端末106の受信電力Pb=PA1/(αDb・βLb)
前記事項を前提として、以下、本発明の実施の形態に係る移動通信システム及び基地局の動作を説明する。
図7は、基地局100側の記憶部204に記憶されている在圏通信端末の位置情報を表す図である。
図7において、基地局100は在圏する通信端末より受信した位置情報を、基地局100内の記憶部204に、通信端末毎に記憶するものとする。通信端末105、106はそれぞれGPS等で自己の位置を測定し、無線区間を利用して基地局100へ位置情報を定期的に通知する為、基地局100は通知される度に記憶部204の記憶内容を更新する。
図7は、基地局100側の記憶部204に記憶されている在圏通信端末の位置情報を表す図である。
図7において、基地局100は在圏する通信端末より受信した位置情報を、基地局100内の記憶部204に、通信端末毎に記憶するものとする。通信端末105、106はそれぞれGPS等で自己の位置を測定し、無線区間を利用して基地局100へ位置情報を定期的に通知する為、基地局100は通知される度に記憶部204の記憶内容を更新する。
基地局の通信エリア内に在圏する各通信端末は基地局に対して、自己の位置情報を、緯度、経度及び高度で通知するため(図7には、各通信端末105、106、・・・の位置を表す情報として、北緯及び東経を示している。)、基地局100は、各通信端末から受信した前記情報に基づいて、アンテナとの角度差、基地局100との距離を算出して、通信端末毎に記憶部204に記憶する。
図8は、基地局と通信端末間の距離による通信端末側受信電力の変化を説明する図である。
図8において、基地局100から送信する無線信号の送信電力がPA1の場合、基地局100に在圏する全ての通信端末105、106の受信電力の総量が最も大きい場合に、最も効率よく信号が送信されていることとなる。
図8において、基地局100から送信する無線信号の送信電力がPA1の場合、基地局100に在圏する全ての通信端末105、106の受信電力の総量が最も大きい場合に、最も効率よく信号が送信されていることとなる。
図7の位置情報を基に基地局100は在圏している各通信端末105、106毎に基地局100が送信する信号の角度と各通信端末105、106の位置との角度差、及び基地局100と通信端末105、106間の距離を算出する。
この結果に基づいて、アンテナ101が変更可能なアンテナ角度の範囲から、基地局100の通信エリア内に位置して動作している全ての通信端末105、106の受信電力量の総和が最大となる角度DA1を算出する。
この結果に基づいて、アンテナ101が変更可能なアンテナ角度の範囲から、基地局100の通信エリア内に位置して動作している全ての通信端末105、106の受信電力量の総和が最大となる角度DA1を算出する。
図8の例では、通信端末105、106の受信電力Pa、Pbは各々、書き式で表される。
通信端末105の受信電力Pa=PA1/(αDa・βLa)
通信端末106の受信電力Pb=PA1/(αDb・βLb)
これを用いて、基地局100に在圏する全ての通信端末の受信電力の総和(上記の例ではPa+Pb)が最大となるアンテナ101の角度DA1を求める。算出した結果を元に、図8に示すように基地局100のアンテナ101の角度をDA1に設定する。
通信端末105の受信電力Pa=PA1/(αDa・βLa)
通信端末106の受信電力Pb=PA1/(αDb・βLb)
これを用いて、基地局100に在圏する全ての通信端末の受信電力の総和(上記の例ではPa+Pb)が最大となるアンテナ101の角度DA1を求める。算出した結果を元に、図8に示すように基地局100のアンテナ101の角度をDA1に設定する。
この結果各通信端末105、106の受信電力の減衰量(分母側)の累乗の係数となっているDaとDbが小さくなる為、結果的に通信端末105、106側の受信電力の総量が大きくなる。基地局100が各通信端末105、106から再度位置情報を受信した際、更新された位置情報を元に再度角度DA1を算出し、アンテナ角度を再設定する。
このように、本実施の形態では一定の送信電力を持つ基地局100からの送信に対し、通信端末105、106側で受信する信号の減衰量を抑えて受信することが可能となる為、基地局100側からの送信電力の効率化を図ることが可能となる。
このように、本実施の形態では一定の送信電力を持つ基地局100からの送信に対し、通信端末105、106側で受信する信号の減衰量を抑えて受信することが可能となる為、基地局100側からの送信電力の効率化を図ることが可能となる。
また、通信端末105、106から基地局100へ送信する信号についても基地局100のアンテナが通信端末105、106側を向いた状態となることから、通信端末105、106が送信した信号の電力が一定であれば基地局100側が受信電力の減衰量を抑えて受信することが可能となり、通信端末105、106側の送信電力の効率化が可能となる。
図9は、基地局と通信端末間の角度差、距離による通信端末側の受信電力変化の具体例を説明するための説明図である。
図9において、複数(本実施の形態では3つ)の通信端末105、106、901は、それぞれ基地局100がアンテナ101から送信電力PA1で送波する無線信号を受信し、アンテナ101の通信範囲内であるセクタ1に在圏しているものとする。
図9において、複数(本実施の形態では3つ)の通信端末105、106、901は、それぞれ基地局100がアンテナ101から送信電力PA1で送波する無線信号を受信し、アンテナ101の通信範囲内であるセクタ1に在圏しているものとする。
また、各通信端末105、106、901は、それぞれ基地局100へ自己の現在位置の情報を通知する。基地局100のCPU203は、前記通知された情報に基づいて、各通信端末105、106、901とアンテナ101の角度差Da、Db、Dc、及び各通信端末105、106、901と基地局100との距離La、Lb、Lcが導き出されるものとする。また計算を簡易的にする為に、実際の角度10°に対し各角度差Dは1の比率とし、実際の距離1kmに対して各距離Lは1の比率とする。
またアンテナ101の角度は、アンテナ面の垂直方向を0°としてセクタ1の範囲内(120°)で左右に−60°〜+60°(DA1では−6〜+6の範囲)まで5°単位(DA1では0.5単位)で変化可能なものとする。
またアンテナ101の角度は、アンテナ面の垂直方向を0°としてセクタ1の範囲内(120°)で左右に−60°〜+60°(DA1では−6〜+6の範囲)まで5°単位(DA1では0.5単位)で変化可能なものとする。
図9の場合の各パラメータとして、DA1=0の場合、通信端末105、106、901の角度をアンテナ面の垂直方向に対して各々+10°、+20°、+40°(Da=1、Db=2、Dc=4)、距離を2km、4km、1km(La=2、Lb=4、Lc=1)とする。
また基地局100からのセクタ1の送信電力PA1を10、基地局100のセクタ1のアンテナ1の角度の初期値を0°(DA1=0)、角度差の係数αを4、距離の係数βを2とする。
また基地局100からのセクタ1の送信電力PA1を10、基地局100のセクタ1のアンテナ1の角度の初期値を0°(DA1=0)、角度差の係数αを4、距離の係数βを2とする。
前記条件で、通信端末105、106、901の受信電力Pa、Pb、Pcを下記式のようにして算出する。
P =PA1/(αD・βL)
Pa=10/(41・22)=10/(4・4) =0.625
Pb=10/(42・23)=10/(16・8) =0.078
Pc=10/(44・21)=10/(256・2)=0.020
在圏する全ての通信端末105、106、901の総受信電力PsumはPa、Pb、Pcの総和(Pa+Pb+Pc)である0.723となる。
P =PA1/(αD・βL)
Pa=10/(41・22)=10/(4・4) =0.625
Pb=10/(42・23)=10/(16・8) =0.078
Pc=10/(44・21)=10/(256・2)=0.020
在圏する全ての通信端末105、106、901の総受信電力PsumはPa、Pb、Pcの総和(Pa+Pb+Pc)である0.723となる。
図9の条件で基地局100のアンテナ101の角度をアンテナ面の垂直方向を0°とし−60°〜+60°の範囲内で5°単位で変化させた場合、DA1は−6〜+6の範囲で0.5単位で変化することとなる。DA1の変化により通信端末105、106、901の角度とアンテナ101との角度差であるDa、Db、Dcも変化する為、各通信端末105、106、901の総受信電力Psumも変化することとなる。
図10は、DA1(アンテナ101の角度)の変化によるPsum(在圏の全ての通信端末の総受信電力)の変化を示す表であり、DA1を−6〜+6の範囲で変化させた場合のPsumの値を示している。また、図11は、図10のに示した総受信電力Psumを表すグラフである。
図10及び図11から明らかなように、DA1が4(アンテナ101の角度が+40°)の場合に総受信電力Psumが最大値となることが分かる。
この結果から、基地局に設置されるアンテナを固定角度で設置するよりも、セクタ内の角度で在圏する通信端末の位置に応じて変化させた方が、各通信端末と基地局間で送受する信号の総送受信電力の効率が高くなることが確認できる。
この結果から、基地局に設置されるアンテナを固定角度で設置するよりも、セクタ内の角度で在圏する通信端末の位置に応じて変化させた方が、各通信端末と基地局間で送受する信号の総送受信電力の効率が高くなることが確認できる。
尚、前記説明は、主として通信用アンテナ101について説明したが、通信用アンテナ102、103についても同様である。例えば、図1のように、在圏するのが通信端末105、106のみの場合、アンテナ102、103の制御は意味を持たないため、アンテナ101について前記制御を行えば足りるが、セクタ2、3にも通信端末が在圏する場合には、前記同様にして、アンテナ102、103の向きの制御が行われる。
即ち、基地局100は、在圏する各通信端末105、106からの位置情報に基づいて、通信端末105、106の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナ101〜103の向きを変える。
即ち、基地局100は、在圏する各通信端末105、106からの位置情報に基づいて、通信端末105、106の受信電力の総和が最大となるように通信用アンテナ101〜103の向きを変える。
以上述べたように、本実施の形態に係る移動通信システムは、基地局側が基地局内に在圏する複数の全ての通信端末の位置情報を前記各通信端末から受信し、その結果から、所定位置を基準とする各通信端末と基地局側アンテナの送信角度との差、及び基地局と各通信端末間の距離を算出すると共に、在圏する各通信端末の受信電力を算出し、在圏する全ての通信端末の受信電力の総量が出来るだけ大きくなるよう、基地局側のアンテナ角度を制御するように構成されている。
したがって、基地局側のアンテナを増加すること無く、基地局と複数の携帯型通信端末間で行われる無線通信を、総受信電力の制御によって効率良く行うことが可能になる。
また、基地局側アンテナが送信する角度を変化することが可能である為、基地局が送信する無線信号に対し、通信端末側の総受信電力を上げることが可能となる。基地局との通信に無線区間を使用する通信端末において、基地局からの無線信号を受信する際、無線信号の送信電力が出来るだけ減衰せずに受信側で受信することが可能になる。
また、基地局側アンテナが送信する角度を変化することが可能である為、基地局が送信する無線信号に対し、通信端末側の総受信電力を上げることが可能となる。基地局との通信に無線区間を使用する通信端末において、基地局からの無線信号を受信する際、無線信号の送信電力が出来るだけ減衰せずに受信側で受信することが可能になる。
また、各通信端末の受信電力が求められる為、通信端末が所望する最低限の受信電力となるように基地局側が送信電力を下げることが可能となり、電流削減、他エリアへの干渉低減となる。
また、通信端末側が送信する無線信号に対してもなるべく送信電力が上がる方向に基地局側アンテナが向いている為、通信端末側の送信電力削減、及び基地局側の受信電力を上げることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、前記移動通信システムを構築する上で好適な基地局を提供することが可能になる。
また、通信端末側が送信する無線信号に対してもなるべく送信電力が上がる方向に基地局側アンテナが向いている為、通信端末側の送信電力削減、及び基地局側の受信電力を上げることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、前記移動通信システムを構築する上で好適な基地局を提供することが可能になる。
尚、前述した実施の形態は種々の変更が可能である。例えば、本発明の他の実施の形態として、アンテナを横方向(水平方向)の角度変更のみでなく、縦方向(垂直方向)へも角度を変更可能とすることで、在圏する通信端末の高度差による送信電力の効率化を図ることが可能となる。
また、図10で求めた総受信電力Psumの最大値となるアンテナ角度を最良な値としたが、最低受信電力となる閾値を設け、なるべく各通信端末の受信電力が均一となるよう設計することで安定した受信電力を保障することが可能となる。
また、図10で求めた総受信電力Psumの最大値となるアンテナ角度を最良な値としたが、最低受信電力となる閾値を設け、なるべく各通信端末の受信電力が均一となるよう設計することで安定した受信電力を保障することが可能となる。
携帯電話、PHS、通信機能付PDAをはじめとする携帯型通信機を使用した移動通信システムに適用可能である。
100・・・基地局
101〜103、301・・・通信用アンテナ
104・・・通信エリア
105、106、901・・・携帯型通信機を構成する通信端末
201・・・第1送受信手段及びアンテナ制御手段を構成する無線部
202・・・アンテナ制御手段を構成する信号解析部
203・・・アンテナ制御手段を構成するCPU
204・・・第1記憶手段を構成する記憶部
302・・・GPSアンテナ
303・・・第2送受信手段及び位置情報生成手段を構成する無線部
304・・・位置情報生成手段を構成する信号解析部
305・・・位置情報生成手段を構成するCPU
306・・・第2記憶手段を構成する記憶部
307・・・計時手段を構成するタイマ
101〜103、301・・・通信用アンテナ
104・・・通信エリア
105、106、901・・・携帯型通信機を構成する通信端末
201・・・第1送受信手段及びアンテナ制御手段を構成する無線部
202・・・アンテナ制御手段を構成する信号解析部
203・・・アンテナ制御手段を構成するCPU
204・・・第1記憶手段を構成する記憶部
302・・・GPSアンテナ
303・・・第2送受信手段及び位置情報生成手段を構成する無線部
304・・・位置情報生成手段を構成する信号解析部
305・・・位置情報生成手段を構成するCPU
306・・・第2記憶手段を構成する記憶部
307・・・計時手段を構成するタイマ
Claims (8)
- 基地局の通信エリア内で動作する複数の携帯型通信機と、通信用アンテナを介して前記複数の携帯型通信機との間で無線通信を行うことによって前記複数の携帯型通信機の通信を媒介する前記基地局とを有し、
前記通信エリア内の複数の携帯型通信機は、自己の位置情報を前記基地局へ通知すると共に、
前記基地局は、向きが可変な通信用アンテナと、前記複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えるアンテナ制御手段とを備えて成ることを特徴とする移動通信システム。 - 前記基地局のアンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機から位置情報に基づいて前記通信用アンテナが信号を送信する方向と前記各携帯型通信機端末との角度及び前記通信用アンテナと前記各携帯型通信端末との距離を算出し、前記角度及び距離に基づいて前記各携帯型通信機の受信電力を推定し、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えることを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
- 前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向の向きを変えることを特徴とする請求項1又は2記載の移動通信システム。
- 前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向及び垂直方向の向きを変えることを特徴とする請求項1又は2記載の移動通信システム。
- 通信用アンテナを介して通信エリア内で動作する複数の携帯型通信機との間で無線通信を行うことによって前記複数の携帯型通信機の通信を媒介する基地局において、
前記基地局は、向きが可変な通信用アンテナと、前記複数の携帯型通信機からの位置情報に基づいて、前記複数の携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えるアンテナ制御手段とを備えて成ることを特徴とする基地局。 - 前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機から位置情報に基づいて前記通信用アンテナが信号を送信する方向と前記各携帯型通信機端末との角度及び前記通信用アンテナと前記各携帯型通信端末との距離を算出し、前記角度及び距離に基づいて前記各携帯型通信機の受信電力を推定し、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように前記通信用アンテナの向きを変えることを特徴とする請求項5記載の基地局。
- 前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向の向きを変えることを特徴とする請求項5又は6記載の基地局。
- 前記アンテナ制御手段は、前記各携帯型通信機の受信電力の総和が最大となるように、前記通信用アンテナの水平方向及び垂直方向の向きを変えることを特徴とする請求項5又は6記載の基地局。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006201418A JP2008028875A (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 移動通信システム及び基地局 |
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JP2006201418A Withdrawn JP2008028875A (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 移動通信システム及び基地局 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015050481A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-16 | Kddi株式会社 | 判定装置並びに判定方法、基地局装置、及びプログラム |
CN111885254A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-11-03 | 达闼机器人有限公司 | 调整终端设备角度的方法、装置、存储介质及终端设备 |
-
2006
- 2006-07-25 JP JP2006201418A patent/JP2008028875A/ja not_active Withdrawn
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