JP2008028704A - カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影環境の解析を行なうために必要となる様々な情報を取得できないという問題を解決する。
【解決手段】サブ画像センサ14は補助撮像素子142を備え、360度回転可能にサブ画像センサ保持部15の上端に設置されている。補助撮像素子142で撮像された周辺環境画像を用いて、第1モードにおいては被写体の周辺環境の解析および画像処理条件を設定して、撮像素子20で取得したRAWデータに対して画像処理条件に基づいた画像処理を施す。第2モードでは、周辺環境画像を用いた被写体の周辺環境の解析を行なう。第3モードでは、周辺環境画像を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影の行われている環境を解析することができるカメラシステムに関する。
従来のカメラとして、光検出器により撮影環境の輝度を検知して、露出条件を決定するものが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2004−129035号公報
しかしながら、従来のカメラでは、撮影環境を解析するために必要となる様々な情報を取得できないという問題がある。
請求項1の発明によるカメラシステムは、第1の光学系を通過した第1の被写界の像が形成されるカメラ本体と、第1の被写界とは少なくとも一部が異なる第2の被写界の像を形成する第2の光学系と、第2の光学系による像から得られた画像を用いて第1の光学系の第1の被写界を解析する解析手段とを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、解析手段の解析結果を用いて第1の光学系による像から画像を生成するための設定を変更する設定変更手段を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のカメラシステムにおいて、解析手段は、第1の光学系による像から得られた画像および第2の光学系による像から得られた画像を用いて第1の被写界を解析することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、解析手段は、第2の被写界を解析した結果に応じて、第1の光学系による像から得られた画像を解析することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、解析手段の解析結果を用いて第1の光学系による像から得られた画像を修正する画像修正手段を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、第1の光学系による像および第2の光学系による像には、同一の被写体が含まれていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、第2の光学系は、第1の光学系よりも広角であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、第2の光学系は、カメラ本体から所定の間隔を隔てて備えられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のカメラシステムにおいて、第2の光学系とカメラ本体との間隔を保持する棒状の保持手段を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のカメラシステムにおいて、保持手段は、カメラ本体の上方に第2の光学系を保持することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、第2の光学系を回転させる回転手段を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、カメラ本体に備えられ第1の光学系による像を撮像する第1の撮像素子と、第2の光学系による像を撮像する第2の撮像素子とを含むことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のカメラシステムにおいて、第2の撮像素子を回転させる回転手段を含むことを特徴とする。
本発明によれば、撮影環境の解析のために必要となる種々の情報を取得することができる。
本発明の一実施の形態によるカメラを図面を参照して説明する。
図1は、カメラの外観図である。カメラボディ10には、撮影レンズ120を備えるレンズ鏡筒110が交換可能に装着されている。カメラボディ10の外部には、図1に示すように、電源スイッチ11と、レリーズボタン13と、サブ画像センサ14と、棒状のサブ画像センサ保持部15と、サブ画像センサスイッチ16と、解析モード設定スイッチ17と、解析スイッチ18とが設けられている。
図2に示すように、カメラボディ10の内部には、被写体を撮像するための撮像素子20が設けられている。撮像素子20としてCCDやCMOS等が使用される。撮像素子20の画素数は、たとえば数百万画素以上であり、その撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、各撮像素子から出力される撮像信号は、それぞれRGB表色系の色情報を有する。撮影レンズ120と撮像素子20との間には、撮影レンズ120を通過した被写体光をファインダ光学系へと反射するクイックリターンミラー70が設けられている。
クイックリターンミラー70で反射された被写体光は、撮像素子20と光学的に等価な位置に設けられたフォーカシングスクリーン90上に結像する。フォーカシングスクリーン90上に結像された被写体像は、ペンタプリズム30から接眼レンズ50を介して撮影者に観察される。
撮影の際には、クイックリターンミラー70が被写体光の光路上から光路外(図2の破線部)へと移動し、撮像素子20上に被写体像が結像する。撮像素子20は、撮像面に結像された被写体像に対応する信号電荷の蓄積および蓄積電荷の掃き出しを行ない、A/D変換回路203は、撮像素子20から出力されたアナログ撮像信号をデジタル画像信号(RAWデータ)に変換して、画像処理回路204へ出力する。画像処理回路204では、入力されたデジタル画像信号に対して、サブ画像センサ14で取得した周囲環境の画像を解析して得られた画像処理条件に基づいて、ホワイトバランス調整、彩度調整、輪郭強調、階調調整などの画像処理が施され、画像データとして制御回路200へ出力される。
制御回路200はCPU、ROM、RAMおよび各種周辺回路から構成され、電子カメラの制御を行なうマイクロコンピュータである。制御回路200は、機能的に周辺環境解析部210と画像処理条件設定部220とを含み、サブ画像センサ14で撮像された周辺環境画像を用いて、周辺環境の解析および画像処理条件の設定を行なう。また、画像処理回路204から入力されたデジタル画像信号は、JPEG形式などの方式により圧縮されてLCDなどによって構成される液晶モニタ208に表示されるとともに、記録媒体205に記録される。外部インタフェース23は、所定のケーブルや無線伝送路を介してパソコンなどの外部接続機器とのインタフェースをとる。
レリーズボタン13の押下操作に連動してオン/オフする半押しスイッチ131および全押しスイッチ132は、それぞれオン信号もしくはオフ信号を制御回路200へ出力する。
解析モード設定スイッチ17は、サブ画像センサ14で取得した周辺環境画像を用いて画像データを生成するための設定を第1、第2および第3モードの間で切り替える。第1モードは、周辺環境画像を用いて被写体の周辺環境の解析を行い、その解析結果に基づいて画像処理条件を設定するモードである。この第1モードにおいては、撮像素子20で取得したRAWデータに対して、設定された画像処理条件に基づいた画像処理を施し、画像データを生成するモードである。第2モードは、周辺環境画像を用いた被写体の周辺環境の解析を行なうが、画像処理条件の設定を行なわないモードである。第3モードは、周辺環境画像を取得するが、被写体の周辺環境の解析および画像処理条件の設定を行なわないモードである。解析スイッチ18は、第2モードで取得した解析結果のRAWデータへの反映を指示する信号を制御回路200へ出力する。
サブ画像センサ14は、レンズ141と、補助撮像素子142とを備え、モータ143により360度回転可能にサブ画像センサ保持部15の上端に設置されている。レンズ141は、撮影レンズ120の視野角よりも広い広角レンズである。補助撮像素子142は、CCDやCMOS等が使用される。補助撮像素子142の画素数は、たとえば数十万画素以上であり、その撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、各撮像素子から出力される撮像信号は、それぞれRGB表色系の色情報を有する。
サブ画像センサ保持部15は、通常はカメラボディ10内部に格納されているが、サブ画像センサスイッチ16が押下操作されると、カメラボディ10に対して上方へ繰り出される。サブ画像センサ保持部15の繰り出しにより、サブ画像センサ14は、撮影者の手や頭部により周囲環境の撮影が妨げられることのない高さで保持される。そして、サブ画像センサ14が上述した位置で保持されると、サブ画像センサ14の補助撮像素子142により撮影環境が撮影される。
たとえば、サブ画像センサ14が360度回転し、その間に所定コマの撮影を行う。広角レンズ141の視野角が120度であれば、モータ143により120度回転するごとに1枚の画像を撮像し、3枚の画像を撮像することにより360度の周辺環境の情報を有する1組の周辺環境画像群を取得できる。このような、サブ画像センサ14の繰り出し、回転、撮影の各処理は、制御回路200により制御される。なお、広角レンズ141の視野角によっては、360度回転させる必要はない。
上述したように、サブ画像スイッチ16の操作により、補助撮像素子142が周辺環境画像を撮像する。この周辺環境画像から、撮影場所、撮影方向、撮影時間、被写体中の人物の有無など、種々の撮影状況を解析することができる。この周辺環境の解析は、主要被写体の撮影に先だって行われるが、主要被写体を1コマ撮影する度に周辺環境を解析しても良いし、複数コマの撮影に1回の解析でも良い。
上述した第1〜第3のモードについて説明する。
−第1モード−
解析モード設定スイッチ17により第1モードが設定された場合について説明する。
補助撮像素子142で撮像された周囲環境画像は、図2のメモリ145に一時的に格納され、周辺環境解析部210により、周辺環境が解析される。解析結果は画像処理条件設定部220へ出力されるとともに、対応する周辺環境画像と関連付けして記録媒体205に記録される。
周辺環境の解析は、補助撮像素子142から出力される情報を用いて、たとえば次のようにして行われる。周辺環境画像において天上周辺に相当する領域が、明るくかつBlue成分を多く含んでいたとすると、その領域に空が写っていると推定できる。さらに、空と推定できる領域が天上周辺の広範囲にあるならば、撮影場所は晴天の屋外と推定できる。また、別例として、周辺環境画像において、輪郭線に直線の多い領域は人工物が写っていると推定できる。そして、前後左右および天上周辺のいずれにおいても人工物がたいへん多く写っている(人工物に囲まれている)ならば、撮影場所は屋内であると推定できる。なお、これらの推定において、画像の領域が前後左右や天上のどの部分であるかは、補助撮像素子142の回転角度情報、さらにカメラ本体に姿勢センサがあるならばその情報を加えて判断できる。
図2に示す画像処理条件設定部220は、解析結果に基づいて、ホワイトバランス調整、彩度調整、輪郭強調、階調調整などの画像処理条件を設定して、その画像処理条件を画像処理回路204へ出力する。ホワイトバランス調整は、たとえば次のように設定される。補助撮像素子142から出力されるR、G、B各色の色情報に基づいて判断された光源に応じて、R色とB色の画像信号に対してRゲインとBゲインとが算出される。
彩度調整の設定では、彩度が鮮やかなものから彩度が低いものの間で、段階的に彩度が補正される。すなわち、補助撮像素子142から出力される情報に基づき、解析結果に合わせた彩度になるように、Rゲイン、GゲインおよびBゲインが補正される。たとえば、周辺環境画像により撮影場所が晴天の屋外と推定された場合は、鮮やかな彩度となうように各ゲインを補正する。階調補正の設定においても、補助撮像素子142の出力情報に基づき、解析結果に合わせたトーンカーブに補正される。たとえば、周辺環境画像により周辺広域の明暗分布を解析し、得られた光源の方向と光の強度の結果から逆光による撮影と推定された場合には、被写体のコントラストが中間的になるよう、すなわち影が暗くなりすぎないようトーンカーブが補正される。
画像処理回路204は、入力した画像処理条件に基づいて、前述したように撮像素子20により取得されたRAWデータに対して画像処理を施す。画像処理の施された画像データは、制御回路200により対応する周辺環境画像および解析結果と関連付けされて記録媒体205に記録される。1枚の周辺環境画像に対して複数の画像データが生成されている場合は、対応する全ての画像データに対して、1つの周辺環境画像と解析結果とが関連付けされて記録される。
−第2モード−
解析モード設定スイッチ17により第2モードが設定された場合について説明する。
第2モードにおいては、サブ画像センサ14で取得した周辺環境画像の解析を行なうが、解析結果を用いて画像処理条件を設定しない。対応する周辺環境画像と解析結果と撮像素子20で取得したRAWデータとを関連付けて記録媒体205に記録する。1枚の周辺環境画像に対して複数のRAWデータが生成されている場合は、対応する全てのRAWデータに対して、1つの周辺環境画像と解析結果とが関連付けされて記録される。被写体撮影後に、撮影者の解析スイッチ18の操作により解析結果反映が指示されると、制御回路200は、RAWデータと解析結果とを記録媒体205から読み出して、画像処理回路204によりRAWデータに対して解析結果に基づいた画像処理を施す。
補助撮像素子142で撮像された周囲環境画像は、メモリ145に一時的に格納され、周辺環境解析部210により周辺環境を解析する。解析結果は画像処理条件設定部220へ出力されるとともに、対応する周辺環境画像と関連付けられて記録媒体205に記録される。
−第3モード−
解析モード設定スイッチ17により第3モードが設定された場合について説明する。
第3モードにおいては、サブ画像センサ14で取得した周辺環境画像を用いた周辺環境の解析を行なうことなく、その周辺環境画像と撮像素子20で取得したRAWデータとを関連付けて記録媒体205に記録する。1枚の周辺環境画像に対して複数のRAWデータが生成されている場合は、対応する全てのRAWデータに対して、1つの周辺環境画像が関連付けされて記録される。周辺環境の解析および画像処理は、外部インタフェース23を介して接続されたコンピュータなどの外部接続機器により行なう。
上述のようにして取得された周辺環境画像とRAWデータとは、外部インタフェース23により、たとえばUSBケーブルや無線で接続されたパソコンなどにより、撮影終了後に記録媒体205から読み出される。パソコンにより、読み出された周辺環境画像を用いて第1モードや第2モードにて行った処理と同様にして周辺環境の解析と画像処理条件とを設定をする。この画像処理条件に基づいて、記録媒体205から読み出されたRAWデータに対して画像処理を行なう。
以上で説明した実施の形態におけるカメラの動作について、図3〜6に示すフローチャートを用いて説明する。図3〜6の各処理を行なうプログラムは制御回路200内のメモリ(不図示)に格納されており、電源スイッチ11により電源が投入されると起動され、制御回路200により実行される。
図3のステップS1において、サブ画像スイッチ16が押下操作されたか否かを判定する。サブ画像スイッチ16からオン信号を入力した場合は、ステップS1が肯定判定されてステップS2へ進む。サブ画像スイッチ16からオン信号を入力しない場合は、ステップS1が否定判定されてステップS1で待機する。
ステップS2において、サブ画像センサ保持部15を繰り出してステップS3へ進む。ステップS3において、第1モードが設定されているか否かを判定する。第1モードが設定されている場合は、ステップS3が肯定判定されてステップS4へ進み、第1モード処理のサブルーチンを読み出す。第1モードが設定されていない場合は、ステップS3が否定判定されてステップS5へ進む。
ステップS5において、第2モードが設定されているか否かを判定する。第2モードが設定されている場合、ステップS5が肯定判定されてステップS6へ進み、第2モード処理のサブルーチンを読み出す。第3モードが設定されている場合、ステップS5が否定判定されてステップS7へ進み第3モード処理のサブルーチンを読み出す。
ステップS4、ステップS6、およびステップS7における各サブルーチンにおける処理が終了するとステップS8に進み、電源スイッチ11がオフ操作されたか否かを判定する。電源がオフとなった場合、ステップS8が肯定判定され、ステップS9でサブ画像センサ14を格納した後、一連の処理を終了する。電源がオンのままの場合、ステップS8が否定判定されてステップS3へ戻る。
ステップS4における第1モード処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS102においては、モータ143によりサブ画像センサ14を回転駆動させてステップS103へ進む。ステップS103においては、補助撮像素子142により周辺環境画像を撮像してステップS104へ進む。ステップS104において、ステップS103にて取得した周辺環境画像を用いて、前述したように周辺環境を解析してステップS105へ進む。ステップS105では、ステップS104における解析結果に基づいて、画像処理条件を設定してステップS106へ進む。
ステップS106においては、レリーズボタン13が全押しされたか否かを判定する。全押しスイッチ132からオン信号を入力した場合は、ステップS106が肯定判定されてステップS107へ進む。全押しスイッチ132からオン信号を入力しない場合は、ステップS106が否定判定されそのまま待機する。
ステップS107においては、A/D変換回路203により撮像素子20から出力された信号電荷をデジタル画像信号に変換してステップS108へ進む。ステップS108においては、画像処理回路204により、ステップS105で設定した画像処理条件に基づいて画像処理を施して、ステップS109へ進む。ステップS109においては、ステップS103で生成した周辺環境画像と、ステップS104で取得した周辺環境の解析結果と、ステップS108で取得した画像処理の施された画像データとをそれぞれ関連付けて記録媒体205に記録してステップS110へ進む。
ステップS110において第1モードにおける撮影が終了したか否かを判定する。解析モード設定スイッチ17からの操作信号を入力して、第2モードもしくは第3モードに設定された場合、ステップS110が肯定判定されて呼び出し元へ戻る。解析モード設定スイッチ17からの操作信号を入力せず、第1モードの設定が継続している場合、ステップS106へ戻る。
ステップS6における第2モード処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS202(サブ画像センサ回転)からステップS204(周辺環境解析)までの各処理は、図4におけるステップS102(サブ画像センサ回転)からステップS104(周辺環境画像解析)までの各処理と同様の処理を行なう。
ステップS205(レリーズボタン全押し判定)からステップS206(撮像)の各処理は、図4におけるステップS106(レリーズボタン全押し判定)からステップS107(撮像)の各処理と同様の処理を行なう。ステップS207においては、ステップS203で得られた周辺環境画像と、ステップS204で得られた解析結果と、ステップS206で得られたRAWデータとをそれぞれ関連付けて記録媒体205に記録して、ステップS208へ進む。
ステップS208において、解析スイッチ18から解析結果の反映を指示する信号を入力したか否かを判定する。解析結果の反映を指示する信号を入力した場合、ステップS208が肯定判定されてステップS209へ進む。解析結果の反映を指示する信号を入力しない場合は、ステップS208が否定判定されてステップS205へ戻る。
ステップS209において、関連付けされたRAWデータと解析結果とを記録媒体205から読み出してステップS210へ進む。ステップS210においては、画像処理条件を設定してステップS211へ進む。ステップS211では、画像処理解回路204により、解析結果に基づいてRAWデータに対して画像処理を施してステップS212へ進む。ステップS212においては、ステップS211にて画像処理の施された画像データと、対応する解析結果とを関連付けて記録媒体205に記録して呼び出し元に戻る。
ステップS7における第3モード処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS302(サブ画像センサ回転)からステップS303(周辺環境画像撮像)までの各処理は、図4におけるステップS102(サブ画像センサ回転)からステップS103(周辺環境画像撮像)までの各処理と同様の処理を行なう。
ステップS304においては、ステップS303で撮像した周辺環境画像を記録媒体205に記録してステップS305へ進む。ステップS305(レリーズボタン全押し判定)からステップS306(撮像)までの各処理は、図4におけるステップS106(レリーズボタン全押し判定)からステップS107(撮像)の各処理と同様の処理を行なう。ステップS307においては、ステップS306で取得したRAWデータを、ステップS304で取得した周辺環境画像と関連付けて記録媒体205に記録してステップS308へ進む。
ステップS308において第3モードにおける撮影が終了したか否かを判定する。解析モード設定スイッチ17からの操作信号を入力して、第1モードもしくは第2モードに設定された場合、ステップS308が肯定判定されて呼び出し元へ戻る。解析モード設定スイッチ17からの操作信号を入力せず、第3モードの設定が継続している場合、ステップS305へ戻る。
以上で説明した実施の形態のカメラによると、以下の作用効果が得られる。
(1)レンズ141を介して補助撮像素子142にて形成された周辺環境画像、すなわち被写界の像を用いて被写体の周辺環境を解析し、撮影レンズ120を介して撮像素子20にて形成されたRAWデータに対して、解析結果に応じた画像処理を施すようにした。さらに、レンズ141の視野角を撮影レンズ120の視野角よりも広角にした。したがって、周辺環境画像は、撮像素子20で撮像される被写体と同一の被写体を含み、かつ撮像素子20で撮像される被写界とは少なくとも一部が異なる広い範囲を撮像された画像なので、露出演算用に用いる撮像素子を使用してシーン解析などを行なう場合と比べ、被写体の周辺環境の情報をより多く取得して画像処理に反映することができる。
(2)解析モード設定スイッチ17の設定操作により、第1モードから第3モードまでを設定可能として、解析結果を用いて画像データを生成するための設定を変更可能とした。すなわち、周辺環境の解析結果を反映した画像データを生成するか否か、または、解析結果を画像データに反映させる処理を撮影時に行うか、もしくは撮影後に行うかを設定可能とした。したがって、撮影者の好みに応じて上述した設定を変更することができるので、利便性が増す。
(3)サブ画像センサ14を棒状のサブ画像保持部15により、カメラボディ10から上方へ所定の間隔を隔てて保持するようにした。したがって、撮影者の手や顔などに妨げられることなく広い範囲の周辺環境を取得することができる。
(4)サブ画像センサ14をモータ143により360度回転可能とした。したがって、サブ画像センサ14によりカメラボディ10に対して360度の周辺環境画像を撮像することができるので、多くの周辺環境の情報を確実に取得することができる。
以上で説明した実施の形態のカメラを、以下のように変形できる。
(1)第1モードにおいて記録媒体205に記録した周辺環境画像と解析結果とRAWデータを用いて、パソコンなどの外部機器を用いて、周辺環境の解析や画像処理条件の設定、画像処理を行ってもよい。この場合、外部インタフェース23により、たとえばUSBケーブルや無線で接続されたパソコンは、補助撮像素子142で撮像された周辺環境画像と撮像素子20で撮像されたRAWデータとを取り込み、周辺環境画像を用いて周辺環境の解析と画像処理条件の設定を行い、RAWデータに対して画像処理を施してもよい。もしくは、記録媒体205から対応する解析結果とRAWデータとを読み出して、パソコンで、解析結果に基づいた画像処理を画像データに施すようにしてもよい。
(2)第2モード設定時に、撮影者の解析スイッチ18の操作により解析結果反映が指示されると、RAWデータと解析結果とを記録媒体205から読み出して、画像処理回路204によりRAWデータに対して解析結果に基づいた画像処理をカメラ側で施すものとして説明したが、外部インタフェース23により、たとえばUSBケーブルや無線で接続されたパソコンで同様の処理を行うようにしてもよい。
(3)サブ画像センサ14に測距センサを取り付けてもよい。この場合、周辺環境の距離情報をさらに取得して、狭い室内か広い講堂かなどの距離に依存する周囲環境の解析に用いることができる。
(4)サブ画像センサ14が回転するものに代えて、サブ画像センサ14を回転させず視野角が全周囲のレンズ141を用いて360度の周辺環境画像を撮像してもよい。もしくは、補助撮像素子142のみが回転する構成としてもよいし、サブ画像センサ保持部15がサブ画像センサ14とともに回転してもよい。
(5)複数のサブ画像センサ14をサブ画像センサ保持部15の上端に設置して、360度の周辺環境画像を撮像してもよい。
(6)サブ画像スイッチ16の押下操作に応じて、サブ画像センサ保持部15が繰り出されるものに代えて、撮影者が手動でサブ画像センサ保持部15を伸ばすものでもよい。
(7)サブ画像スイッチ16の押下操作により、サブ画像センサ14の繰り出しと、サブ画像センサ14の回転と、周辺環境画像の撮像を行うようにしたが、サブ画像スイッチ16の押下操作でサブ画像センサ14の繰り出しのみ行ない、レリーズボタン13の押下操作によりサブ画像センサ14の回転と撮像行うようにしてもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態によるカメラの外観を説明する図である。 本発明の実施の形態によるカメラの要部構成を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態のカメラの動作を説明するフローチャートである。 第1モードにおける動作を説明するフローチャートである。 第2モードにおける動作を説明するフローチャートである。 第3モードにおける動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
14 サブ画像センサ 15 サブ画像センサ保持部
16 サブ画像センサスイッチ 141 レンズ
142 補助撮像素子 200 制御回路
210 周辺環境解析部 220 画像処理条件設定部

Claims (13)

  1. 第1の光学系を通過した第1の被写界の像が形成されるカメラ本体と、
    前記第1の被写界とは少なくとも一部が異なる第2の被写界の像を形成する第2の光学系と、
    前記第2の光学系による像から得られた画像を用いて前記第1の光学系の前記第1の被写界を解析する解析手段とを含むことを特徴とするカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    前記解析手段の解析結果を用いて前記第1の光学系による像から画像を生成するための設定を変更する設定変更手段を含むことを特徴とするカメラシステム。
  3. 請求項1または2に記載のカメラシステムにおいて、
    前記解析手段は、前記第1の光学系による像から得られた画像および前記第2の光学系による像から得られた画像を用いて前記第1の被写界を解析することを特徴とするカメラシステム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記解析手段は、前記第2の被写界を解析した結果に応じて、前記第1の光学系による像から得られた画像を解析することを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記解析手段の解析結果を用いて前記第1の光学系による像から得られた画像を修正する画像修正手段を含むことを特徴とするカメラシステム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第1の光学系による像および前記第2の光学系による像には、同一の被写体が含まれていることを特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第2の光学系は、前記第1の光学系よりも広角であることを特徴とするカメラシステム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第2の光学系は、前記カメラ本体から所定の間隔を隔てて備えられていることを特徴とするカメラシステム。
  9. 請求項8に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第2の光学系と前記カメラ本体との間隔を保持する棒状の保持手段を含むことを特徴とするカメラシステム。
  10. 請求項9に記載のカメラシステムにおいて、
    前記保持手段は、前記カメラ本体の上方に前記第2の光学系を保持することを特徴とするカメラシステム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第2の光学系を回転させる回転手段を含むことを特徴とするカメラシステム。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記カメラ本体に備えられ前記第1の光学系による像を撮像する第1の撮像素子と、
    前記第2の光学系による像を撮像する第2の撮像素子とを含むことを特徴とするカメラシステム。
  13. 請求項12に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第2の撮像素子を回転させる回転手段を含むことを特徴とするカメラシステム。
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