JP2008027590A - 照明器具取付け用絶縁台座、及び壁面に照明器具を設定傾斜角度で取付ける方法 - Google Patents

照明器具取付け用絶縁台座、及び壁面に照明器具を設定傾斜角度で取付ける方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
角度調節機構を別途設けることなく、建物壁の壁面に対する照明器具の取付け角度を選択可能にすることである。
【解決手段】
台座体Aと取着体Bとから成る照明器具取付け用絶縁台座Kであって、前記台座体Aの当接面12と反対の面、及び前記取着体Bの取着面33aと反対の面に、軸心C1 ,C2 に対して傾斜した傾斜分割面1で円筒体が二分割された各分割組付け体D1 ,D2 がそれぞれ一体に形成され、前記各分割組付け体D1 ,D2 は、傾斜分割面1に対して垂直な回動軸心C0 を中心にして相対的回動が可能なように一体に連結されて、前記各分割組付け体D1 ,D2 のいずれか一方の回動軸心C0 を中心とする前記台座体A及び取着体Bの相対的回動により、前記各分割組付け体D1 ,D2 の軸心の交差角を変更させることにより、台座体Aの当接面12に対する取着体Bの取着面33aの傾斜角度を調整可能とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、結線部を絶縁した状態で建物壁の壁面に照明器具を取付けるに際して、前記壁面に対する照明器具の取付け角度が調整可能な照明器具取付け用絶縁台座、及び壁面に照明器具を設定傾斜角度で取付ける方法に関するものである。
結線部を絶縁した状態で建物壁の壁面に照明器具を取着するのに使用される絶縁台座としては、例えば特許文献1に開示のものが知られているが、壁面に対する照明器具の取付け角度は一定であって、調整できない。建物壁に照明器具を取付ける場合に、特定部分の照度を高めるために、壁面に対して傾斜させて取付けたい場合がある。このような場合には、角度調節機構を備えた照明器具を選択する必要があり、照明器具のデザインや価格に選択の自由度がなく、しかも角度調整が面倒であった。
特開昭55−9310号公報
本発明は、角度調節機構を別途設けることなく、建物壁に照明器具を取付けるための台座の構成部材の工夫のみによって、建物壁の壁面に対する照明器具の取付け角度を選択可能にすることを課題としている。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、背面の当接面を建物壁に当接させて、前記建物壁に固定される台座部と、前面の取着面に照明器具が取着される取着部とを備え、前記当接面と取着面とを貫通するケーブル挿通孔にケーブルを挿通して照明器具を絶縁状態で取付ける照明器具取付け用絶縁台座であって、前記当接面と前記取着面とが相対的に異なる角度で傾斜した第1及び第2の各傾斜位置のいずれかを選択して、前記台座部と前記取着部とを組み付ける組付け部を備えていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、台座部と取着部とは組付け部を介して組み付けられて、建物壁に固定される台座部の背面の当接面と、照明器具を取着する取着部の前面の取着面とが相対的に異なる角度で傾斜した第1及び第2の各傾斜位置のいずれかを選択して、前記台座部と前記取着部とを組付け部を介して組み付けることにより、建物壁に対する照明器具の2つの取付け角度のいずれかを選択できる。よって、建物壁に対する照明器具の取付け角度を調整できる。
また、請求項2の発明は、背面の当接面を建物壁に当接させて、前記建物壁に固定される台座部と、前面の取着面に照明器具が取着される取着部とを備え、前記当接面と取着面とを貫通するケーブル挿通孔にケーブルを挿通して照明器具を絶縁状態で取付ける照明器具取付け用絶縁台座であって、前記当接面と前記取着面とが相対的に傾斜した状態と、両面が互いに平行な状態とを選択して、前記台座部と前記取着部を互いに組み付けるための組付け部を備えていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2の各傾斜位置の一方が特定された場合である。即ち、第1及び第2の各傾斜位置の一方は、建物壁に当接する台座部の当接面と、照明器具を取着する取着部の前面の取着面とが平行になっている場合であって、照明器具が建物壁の壁面に対して平行に配置されて、照明器具の照明具が水平前方を照らす場合である。
また、請求項3の発明は、背面の当接面を建物壁に当接させた状態で、固定部に挿通したビス類を介して前記建物壁に固定される台座部と、当該台座部の前側に連結されて、前面の取着面に照明器具が取着される取着部とから成り、前記当接面と取着面とを貫通するケーブル挿通孔にケーブルを挿通して照明器具を絶縁状態で取付ける照明器具取付け用絶縁台座であって、前記台座部の当接面と反対の面、及び前記取着部の取着面と反対の面に、軸心に対して傾斜した傾斜分割面で円筒体が二分割された各分割組付け体がそれぞれ一体に形成され、前記各分割組付け体は、前記傾斜分割面に対して垂直な回動軸心を中心にして相対的回動が可能なように一体に連結されて、前記回動軸心を中心とする前記台座部及び取着部の相対的回動により、前記各分割組付け体の軸心の交差角を変更させることにより、台座部の当接面に対する取着部の取着面の傾斜角度を調整可能にしたことを特徴としている。
請求項3の発明によれば、台座部の当接面と反対の面、及び前記取着部の取着面と反対の面には、軸心に対して傾斜した傾斜分割面で円筒体が二分割された各分割組付け体がそれぞれ一体に形成されて、台座部と取着部とは、各分割組付け体により一体に組み付けられる構成となっている。各分割組付け体を傾斜分割面に対して垂直な回動軸心を中心として相対的に回動させて、各分割組付け体の回動軸心の交差角を変更させることにより、台座部の当接面に対する取着部の取着面の傾斜角度が無段階に変化されて、台座部の当接面に対する取着部の取着面の傾斜角度が自在に調整できる。よって、角度調節機構を別途設けることなく、台座を構成する台座部と取着部との工夫のみによって、建物壁に対する照明器具の取付け角度を無段階で調整できる。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記取着部の取着面には、照明器具を固定するビスが螺入可能なビス螺入溝が中心部のケーブル挿通孔に対して放射状に複数本形成されていることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、台座を構成する取着部の取着面には、ビス螺入溝が中心部のケーブル挿通孔に対して放射状に複数本形成されているために、取着面の全面のほぼ任意の位置において照明器具をビス止めすることができる。よって、取着部に取着可能な照明器具の自由度が高まって、照明器具の選択の範囲が広くなる。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記台座部の分割組付け体の組付け面には、ケーブル挿通孔の中心を通る直線のうち各分割組付け体の分割前の円筒体周縁の軸心方向に沿って最も高い部分と低い部分を通る線分の一端部にはビス類の固定孔が形成され、その他端部の外周面には、当該台座部に対する取着部の回動角度の基準を示す表示部が設けられていることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、台座部に一体に形成された分割組付け体の組付け面は楕円形状になっていて、当該楕円の長軸の両端部のうち、分割前の円筒体の軸心方向に沿って最も高い部分には、ビス類の固定孔が形成されていると共に、最も低い部分の外周面には、台座部に対する取着部の回動角度の基準を示す表示部が形成されているので、楕円形状をした前記分割組付け体の組付け面の長軸を建物壁に対して垂直な面内に配置したり、或いは垂直線に対する前記長軸の傾斜角度の検出が容易にできる。この結果、建物壁に対する照明器具の傾斜角度の如何を問わず、照明器具の照らす方向が建物壁に対して垂直な面内に配置されるように、建物壁に対して台座部を固定できる。
また、請求項6の発明は、請求項3ないし5のいずれかの発明において、前記台座部と取着部にそれぞれ一体に形成された各分割組付け体には、当該各分割組付け体の相対的回動を防止して、当接面に対する取着面の傾斜角度を固定するための回動防止部がそれぞれ設けられていることを特徴としている。
請求項6の発明によれば、建物壁に固定された台座部に対する取着部の回動位置、即ち、建物壁に対する照明器具の傾斜角度を定めて、当該回動位置において、台座部に対して取着部を固定できるため、使用中において前記取付け角度が変化しなくなる。
また、請求項7の発明は、請求項3ないし6のいずれかの発明において、前記台座部と取着部にそれぞれ一体に形成された各分割組付け体は、一方に形成された環状の係止溝と、他方に形成された係止爪との係止により、互いに回動可能に連結されていることを特徴としている。
請求項7の発明によれば、台座部と取着部にそれぞれ一体に形成された各分割組付け体が相対的に回動可能な状態で互いに連結されているために、台座部に対する取着部の相対的な回動角度を変更して行なう照明器具の取付け角度の調整を容易に行なえる。
また、請求項8の発明は、請求項5に記載の照明器具取付け用絶縁台座と傾斜方向補正定規とを使用して、建物壁の壁面に照明器具を設定方向を向けて設定角度で傾斜させて取付ける方法であって、前記傾斜方向補正定規には、前記壁面に対する取着面の傾斜角度に対応した台座部の周方向に沿った固定位置が円周上に表示され、前記傾斜方向補正定規を使用して台座部の周方向に沿った固定位置を壁面に罫書き線を用いて表示しておき、当該罫書き線に基づいて周方向の位置を特定して壁面に台座部を固定し、壁面に固定された台座部に対して取着部を嵌着させた状態で、当該取着部の取着面が設定傾斜角度となる位置まで固定部に対して台座部を回動させた後に、固定部に対して取着部をビス固定し、最後に取着面に照明器具を取付けることを特徴としている。
請求項5に記載の照明器具取付け用絶縁台座は、分割組付け体が、軸心に対して傾斜した傾斜分割面で円筒体が二分割された構成であって、台座部の当接面と反対の面、及び取着部の取着面と反対の面に前記各分割組付け体がそれぞれ一体に形成されていて、各分割組付け体を前記傾斜分割面に対して垂直な軸心を中心にして相対的に回動させることにより、当接面に対する取着面の傾斜角度を調整する構成となっている。よって、台座部の当接面を壁面に固定するに際して、当該台座部の周方向に沿った固定位置に応じて、取着部の取着面の向く方向が異なる。照明器具を壁面に対して設定角度傾斜させて取付けるとは、取着面の中央に形成されたケーブル挿通孔の軸心を含む平面を、壁面に対して同時に垂直を保持させたうえで、前記軸心を設定角度だけ傾斜させることであって、台座部を周方向に回動させた場合に特定の位置においてのみ上記状態が実現され、その他の位置においては、ケーブル挿通孔の軸心を含む平面は、壁面に対して傾斜する。
そこで、請求項8の発明においては、傾斜方向補正定規を使用して、取着面の中央に形成されたケーブル挿通孔の軸心を含む平面が、壁面に対して垂直となるような周方向の特定位置において台座部を壁面に固定することにより、取着部の取着面に取着された照明器具の照らす方向は、壁面に対して垂直な面内において当該壁面に対して設定角度だけ傾斜した方向となる。
本発明(請求項3の発明)によれば、台座部の当接面と反対の面、及び前記取着部の取着面と反対の面には、軸心に対して傾斜した傾斜分割面で円筒体が二分割された各分割組付け体がそれぞれ一体に形成されて、台座部と取着部とは、各分割組付け体により一体に組み付けられる構成となっているため、各分割組付け体をいずれか一方の傾斜分割面に対して垂直な回動軸心を中心として相対的に回動させて、各分割組付け体の回動軸心の交差角を変更させることにより、台座部の当接面に対する取着部の取着面の傾斜角度が無段階に変化されて、台座部の当接面に対する取着部の取着面の傾斜角度が自在に調整できる。よって、角度調節機構を別途設けることなく、台座を構成する台座部と取着部との工夫のみによって、建物壁に対する照明器具の取付け角度を無段階で調整できる。
以下、最良の実施形態を挙げて本発明について更に詳細に説明する。最初に、図1ないし図8を参照して、本発明に係る絶縁台座Kを構成する台座体Aと取着体Bについて説明する。図1(イ),(ロ)は、それぞれ回動基準位置表示部22を上方にした状態の台座体Aを前面側及び背面側から見た斜視図であり、図2は、図1(イ)のU1 −U1 線断面図であり、図3(イ),(ロ)は、それぞれ分割組付け体D2 の軸心C2 の方向に沿った高さが最も低い部分を下方にした状態の取着体Bを前面側及び背面側から見た斜視図であり、図4は、図3(イ)のU2 −U2 線断面図であり、図5は、取着体Bの背面図であり、図6は、台座体Aと取着体Bとの対応関係を示す斜視図であり、図7は、台座体Aに取着体Bが組み付けられた状態の破断斜視図であり、図8(イ),(ロ)は、それぞれ台座体Aと取着体Bとの相対的回動により取着面33aが壁面W1 と平行な状態、及び取着面33aが下方に向けて最大に傾斜された状態の側面図である。台座体A、及び取着体Bは、図8(イ)に示されるように、短円筒体を傾斜分割面1で二分割した分割組付け体D1 ,D2 を備えていて、台座体Aの外形は、分割組付け体D1 と同一形状であるが、取着体Bは、分割組付け体D2 における傾斜分割面1と反対の端部に、当該分割組付け体D2 の外径よりも大きな外径を有する取着体本体32が一体に形成された構成である。本実施例においては、短円筒体の軸心に対する傾斜分割面1の傾斜角度(θ0)は、15°となっている。また、絶縁台座Kを構成する台座体A、及び取着体Bは、いずれも当該絶縁台座Kを介して壁面W1 に照明器具Eを取付けた状態において、照明器具Eの電源線と台座固定のためのビス類等との絶縁を確実にするために合成樹脂で製作されている。
台座体Aは、図1及び図2に示されるように、短円筒体を傾斜分割面1で二分割した一方の部分で台座体本体11が構成されていて、分割前の短円筒体の端面は、壁面W1 に当接する当接面12となっていると共に、台座体本体11における当該当接面12と反対の端面(傾斜分割面1)には、組付け板部13が設けられていて、前記反対の端面は、中央部のケーブル挿通孔14を除いて全面が組付け板部13により閉塞されている。本実施例では、台座体Aの全体が、取着体Bの分割組付け体D2 と一体に組み付けられる分割組付け体D1 を構成している。組付け板部13の中央のケーブル挿通孔14の周縁部は、前面の組付け面13aよりも低く形成されて、円形の嵌合溝15となっており、当該嵌合溝15の内周側には、環状厚肉部16が形成され、当該環状厚肉部16には、環状のビス螺入溝17が前記組付け面13aに対して垂直に形成されている。環状厚肉部16の組付け面13aの側の端部には、フランジ状となって内方に突出した環状係止部18が一体に形成されている。また、組付け板部13には、周方向に沿って等間隔をおいて複数個(実施例では3個)の円筒部19が前記当接面12に対して垂直となって形成されていて、当該円筒部19にビス挿通孔20が段差状となって形成されている。台座体本体11と実質的に同一の分割組付け体D1 は、別の分割組付け体D2 に対して、組付け面13aに対して垂直な回動軸心を中心にして回動する。なお、台座体本体11の両端面を形成する当接面12と組付け面13aとの交差角度は(θ0)である。
また、組付け板部13に形成された複数個のビス挿通孔20の一つは、組付け面13a内においてケーブル挿通孔14の中心を通る線分群のうち台座体本体11の軸心C1 の方向に沿って当接面12から最も高い部分と最も低い部分とを結ぶ線分21〔図1(イ)参照〕の高さが高い側の端部に形成されており、前記線分21の他方の端部の外周面には、台座体Aに対する取着体Bの回動の基準位置を示す回動基準位置表示部22が当接面12に対して垂直な方向に沿って形成されている。
また、取着体Bは、図3ないし図5に示されるように、分割組付け体D2 の傾斜分割面1(組付け面31)の反対側に取着体本体32が一体に形成された構成である。取着体本体32の前面の取着面33aは、分割組付け体D2 の軸心C2 に対して垂直となっており、前記組付け面31は、前記取着面33aに対して傾斜角度(θ0)だけ傾斜している。取着体本体32は、取着板33の外周縁にリング状の補強体34が組付け面31の側に向けて一体に形成された構成である。外筒状となっている分割組付け体D2 の内側には、前記軸心C2 と同心の内筒部35が配置されている。当該内筒部35と、外筒状の分割組付け体D2 と、リング状の補強体34とは、前記内筒部35の外周面から補強体34の内周面に向けて放射状に配置された多数本の連結リブ36により一体に連結されている。連結リブ36の分割組付け体D2 の軸心C2 の方向に沿った寸法は、リング状の補強体34の幅と同一となっていて、その厚さは、前記取着板33に前記軸心C2 から放射状に設けられる多数本(前記連結リブ36と同数)のビス螺入溝37を余裕を有して形成できる寸法である。図4に示されるように、内筒部35の組付け面31の側の端面35aは、当該組付け面31と平行であるが、当該組付け面31を含む平面に対して僅かに突出していて、当該突出部は、台座体Aの嵌合溝15に嵌合される被嵌合部38となっている。
また、内筒部35の被嵌合部38の部分には、当該被嵌合部38が台座体Aの嵌合溝15に嵌合された状態で、台座体Aの環状係止部18に係止される一対の係止爪39が対向して形成されている。一対の係止爪39は、台座体Aに取着体Bが組み付けられた状態で、当該台座体Aの環状厚肉部16の組付け面13aの側の端面に当接する当接板部41の先端部(自由端部)に一体に形成されている。前記当接板部41は、内筒部35の被嵌合部38の側の端部に半径方向に沿って対向して一体に形成されている。また、内筒部35の被嵌合部38の側の端部における一対の係止爪39に対して形成位置の位相が90°異なる部分には、一対の突部42が対向して形成され、当該突部42には、ビス挿通孔43が前記軸心C2 に対して平行に貫通形成されている。ここで、互いに組み付けられた台座体Aと取着体Bとを相対的回動させた場合において、取着体Bの内筒部35に形成された一対のビス挿通孔43と、台座体Aに形成された環状のビス螺入溝17とを常に合致させる必要があるため、内筒部35の取着面33aと反対側の端面は、組付け面31に対して垂直な方向Tから見て円形となっている。よって、内筒部35の断面形状は、円形に近い楕円形状である。なお、内筒部35の中空部は、ケーブル挿通孔40となっている。
このため、図6、図7及び図13に示されるように、取着体Bの内筒部35の軸心C2 の方向の一端部の被嵌合部38を、台座体Aの組付け板部13に形成された嵌合溝15に嵌合させるべく押し込むと、取着体Bの内筒部35の被嵌合部38の部分に形成された一対の係止爪39が弾性変形して、台座体Aの環状係止部18に係止されて、台座体Aと取着体Bとが一体に連結される。この連結状態では、台座体Aの組付け面13aと取着体Bの組付け面31とが常に密着した状態で、台座体Aと取着体Bとは、互いに連結された状態で相対的に回動可能になっている。
このように、台座体Aと取着体Bとが相対的に回動可能に連結された状態において、図8(イ)に示されるように、台座体Aの分割組付け体D1 の軸心C1 と、取着体Bの分割組付け体D2 の軸心C2 とを合致させると、台座体Aの当接面12と取着体Bの取着面33aとが平行となる。この状態において、台座体Aと取着体Bとを相対的に180°回転させると、図8(ロ)に示されるように、台座体Aの分割組付け体D1 の軸心C1 と、取着体Bの分割組付け体D2 の軸心C2 とは、角度(2θ0)で交差するため、取着体Bの取着面33aは、台座体Aの当接面12に対して角度(2θ0)だけ傾斜配置される。そして、台座体Aと取着体Bとの相対的な回動角度の変化と、台座体Aの当接面12と取着体Bの取着面33aとの交差角度の変化とは、比例関係にあるので、台座体Aの当接面12と取着体Bの取着面33aとの交差角度は、最大角度を(2θ0)として、任意の角度に設定できる。即ち、壁面W1 に照明器具Eを傾斜させて取付ける場合において、その傾斜角度は、最大角度を(2θ0)の範囲において任意に設定できることを意味する。台座体Aと取着体Bとは、各分割組付け体D1 ,D2 の傾斜分割面1の中心を通る垂直線を回動軸心C0 として相対的に回動する。なお、各分割組付け体D1 ,D2 に二分割する前の円筒体の断面が真円である場合には、前記傾斜分割面1は円に近い楕円となり、前記回動軸心C0 は、傾斜分割面1の外形である楕円の長軸と短軸との交点を通る垂直線となる。
このため、取着体Bの分割組付け体D2 とリング状の補強体34との間に放射状に配置された多数の連結リブ36の背面には、台座体Aの回動基準位置表示部22との合致により、台座体Aの当接面12に対する取着体Bの取着面33aの傾斜角度を表示する数値が刻印されている。即ち、台座体Aの当接面12と取着体Bの取着面33aとが平行な状態において、台座体Aに対して取着体Bを180°回動させると、台座体Aの当接面12に対して取着体Bの取着面33aが最大角度(2θ0)だけ傾斜し、実施例の場合には、最大傾斜角度は、30°である。また、台座体Aの当接面12に対して取着体Bの取着面33aが最大に傾斜する位置は、取着体Bの分割組付け体D2 の軸心C2 の方向に沿って長さ(高さ)が最小の位置であり、当該位置に配置された連結リブ36の背面に(30°)の数値が表示されている。(30°)の数値が表示された連結リブ36と位相が180°異なる位置に配置された別の連結リブ36の背面には(0°)の数値が表示されていると共に、(30°)及び(0°)の各数値が表示された連結リブ36の間に配置された複数の各連結リブ36の背面には、正逆両方向に沿って(25°),(20°),(15°),(10°),(5°)の各数値がそれぞれ表示されている。なお、台座体Aの回動基準位置表示部22と、取着体Bの(30°)と(0°)を除く残りの数値表示は、それぞれ2つずつ存在するが、いずれの数値表示がされている部分に、台座体Aの回動基準位置表示部22を合致させても、台座体Aの当接面12に対する取着体Bの取着面33aの傾斜角度は、数値表示された角度であって同一であるが、台座体Aの当接面12に対する取着体Bの取着面33aの向く方向が異なり、この「当接面12に対する取着面33aの向く方向」に関連した事項については、後述する。
そして、後述のように、壁面W1 に台座体Aを固定した状態で、当該台座体Aに対して取着体Bを一体に組み付けて、壁面W1 に対する取着体Bの取着面33aが設定傾斜角度となるように、固定された台座体Aに対して取着体Bを所定角度だけ回動させ、この状態で、取着体Bの突部42に形成されたビス挿通孔43にビス2を挿通して、当該ビス2を台座体Aのビス螺入溝17に螺入させると、前記設定傾斜角度を確定させるように、台座体Aに対して取着体Bが固定される。
次に、図9ないし図12を参照して、壁面W1 に上記絶縁台座Kを介して照明器具Eを傾斜させて取付ける方法を工程順に説明する。最初に、壁面W1 に照明器具Eを最大傾斜角度(30°)だけ傾斜させて取付ける場合について説明する。図9は、絶縁台座Kを構成する台座体A及び取着体Bと、照明器具Eとがいずれも分離された状態の斜視図であり、図10は、壁面W1 に台座体Aの周方向に沿った固定位置を定める罫書き線L30を傾斜方向補正定規Sにより罫書いた状態を示す正面図であり、図11は、罫書き線L30に基づいて壁面W1 に台座体Aの周方向の位置を定めて固定した状態の正面図であり、図12は、図11のV−V線断面図であり、図13は、壁面W1 に絶縁台座Kを介して照明器具Eを傾斜角度(30°)で取付けた状態の縦断面図である。なお、図9及び図13において、Xは、壁面W1 に対して平行な水平方向、Yは、壁面W1 に対して垂直な水平方向、Zは、垂直方向を示す。
ここで、一体に組み付けられた台座体Aと取着体Bとは、円筒体を傾斜分割面1で二分割した各分割組付け体D1 ,D2 を各傾斜分割面1を合致させた形態で組み付けてあるので、両者の相対的な回動位置によって「当接面12に対する取着面33aの向く方向」が常に異なる。即ち、壁面W1 に台座体Aを固定した場合において、当該台座体Aの軸心C1 は、壁面W1 に対する台座体Aの周方向に沿った固定位置とは無関係に、常に壁面W1 に対して垂直となるが、壁面W1 に固定された台座体Aに組み付けられる取着体Bの軸心C2 の向く方向は、壁面W1 に対する台座体Aの周方向に沿った固定位置の変動によって変化する。例えば、図8(ロ)に示されるように、台座体Aの回動基準位置表示部22を最も低い位置に配置して、壁面W1 に台座体Aを固定した場合には、台座体Aの当接面12(即ち、壁面W1 )に対する取着面33aの傾斜角度が最大である(30°)の場合には、取着体Bの軸心C2 は、壁面W1 に対して垂直な面内(図9において、Y−Z面内)に含まれている(平面視において、台座体Aの軸心C1 と取着体Bの軸心C2 とが合致して一直線となる)が、同様の状態で壁面W1 に固定された台座体Aの当接面12に対して取着体Bの取着面33aを(20°)だけ傾斜させた場合には、平面視において取着体Bの軸心C2 は、壁面W1 に垂直な面に対して角度(θ1)だけ傾斜し(図21参照)、照明器具Eの照らす方向は、壁面W1 に対して傾斜した方向となる。本発明においては、照明器具Eを壁面W1 に対して傾斜させて取付けるとは、「照明器具Eの照らす方向」を壁面W1 に対して垂直な面内に保持されたままで、側面視において上記「照明器具Eの照らす方向」を、壁面W1 に垂直ではなくて、傾斜させることを意味する。
ここで、傾斜方向補正定規Sは、照明器具Eを壁面W1 に対して傾斜させて取付ける際に、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に垂直な面に含まれるようにするために、壁面W1 に対して台座体Aを固定する際に、当該台座体Aの周方向に沿った固定位置を補正して定めるための定規である。ここで、「取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に垂直な面に含まれるようにする」とは、台座体Aの当接面12及び取着体Bの取着面33aを基準にすると、「台座体Aの当接面12に対するある1つの垂直面に対して取着体Bの取着面33aを垂直に保ったまま、前記当接面12に対して前記取着面33aを傾斜させる」という表現となる。図14は、台座体Aの分割組付け体D1 の軸心C1 と取着体Bの分割組付け体D2 の軸心C2 とが一致して、当接面12に対して取着面33aが平行となった状態〔図8(イ)参照〕における各分割組付け体D1 ,D2 の組付け状態の展開図であり、図15は、当接面12に対する取着面33aの傾斜角度が30°の最大傾斜状態〔図8(ロ)参照〕における各分割組付け体D1 ,D2 の組付け状態の展開図であり、図16は、当接面12に対する取着面33aの傾斜角度が20°の状態における各分割組付け体D1 ,D2 の組付け状態の展開図である。図14ないし図16において、横軸には、軸心C1 (C2 )の方向に沿った高さが最も低い部分を(0°)とした場合における各分割組付け体D1 ,D2 の周方向に沿った角度が表示され、縦軸には、各分割組付け体D1 ,D2 の軸心C1 ,C2 の方向に沿った高さの和を表示してある。また、図14ないし図16において、各分割組付け体D1 ,D2 の軸心C1 ,C2 の方向に沿った高さが最も低い位置に(×)を付してある。
そして、図15に示されるように、当接面12に対する取着面33aの傾斜角度が最大の30°の場合には、各分割組付け体D1 ,D2 の軸心C1 ,C2 の方向に沿った高さが最も低い位置の位相が一致しているため、周方向の角度位置が(0°)の部分を周方向に沿って最も低い位置に配置して壁面W1 に固定すると、取着体Bの軸心C2 は、壁面W1 に対して垂直な面内に含まれる。これに対して、図16に示されるように、当接面12に対する取着面33aの傾斜角度が、例えば20°の場合には、各分割組付け体D1 ,D2 の軸心C1 ,C2 の方向に沿った高さが最も低い位置の位相は、(60°)だけずれて、その中間に、各分割組付け体D1 ,D2 の軸心C1 ,C2 の方向に沿った高さの和が最も低い部分が存在する。このため、壁面W1 に台座体Aを固定する際に、正面から見て台座体Aに対して取着体Bを時計方向に(60°)だけ位相がずれるように回動させた場合には、台座体Aの回動基準位置表示部22を正面から見て反時計方向に前記位相ずれ角度(60°)の半分の(30°)だけずらして固定すると、当接面12に対して取着面33aが20°だけ傾斜し、しかも取着体Bの軸心C2 は、壁面W1 に対して垂直な面内に含まれることになる。即ち、一般的には、正面から見て台座体Aに対して取着体Bを所定方向に所定角度だけ位相をずらして回動させた場合には、台座体Aの回動基準位置表示部22を正面から見て上記方向と逆方向に全て所定角度の半分の角度だけ回動させて修正すると、取着体Bの軸心C2 は、壁面W1 に対して垂直な面内に含まれることになる。
傾斜方向補正定規Sは、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に垂直な面内に含まれるように、台座体Aを壁面W1 に固定する際に、取着面33aの傾斜角度に応じて周方向に沿った固定位置を修正するために、上記原理に基づいて製作されたものであって、台座体Aを模した円形図形51の中心を通って直交する2本の直線で4分割された右下の部分には、絶縁台座Kの取着面33aを下方に向けて傾斜させる場合における台座体Aの修正固定方向が、取着面33aの傾斜角度に対応して表示されている。具体的には、台座体Aを模した円形図形51と、その中心を通る垂直線とが交差する部分に傾斜角度である(30°)が表示され、前記円形図形51と、その中心を通る水平線とが交差する部分に傾斜角度の存在しない(0°)の表示がなされ、(30°)と(0°)の各表示の間に、等分された5つの傾斜角度の各表示(25°,20°,15°,10°,5°)がなされている。全く同様にして、絶縁台座Kの取着面33aを上方に向けて傾斜させる場合の表示が、円形図形51を4分割した左上の部分に表示されている。
このため、絶縁台座Kの取着面33aを下方に30°の傾斜角度でもって壁面W1 に固定するには、以下の順序で行なう。まず、図10に示されるように、傾斜方向補正定規Sの上下の各30°の表示を結ぶ線分が垂直となるように、当該傾斜方向補正定規Sを壁面W1 の照明器具取付け予定部に仮接着等して、上下の各30°の表示を結ぶ線分の延長線上に罫書き線L30を罫書く。次に、図11及び図12に示されるように、台座体Aの回動基準位置表示部22を下方にし、しかも当該表示部22と、軸心C1 の方向に沿った高さが最も高い部分のビス挿通孔20とを結ぶ線分が前記罫書き線L30と合致するようにして、壁面W1 に台座体Aを配置して、当該台座体Aの各ビス挿通孔20に挿通した各ビス3を壁体Wに螺入させて、壁面W1 に台座体Aを固定する。
次に、壁面W1 に固定された台座体Aの回動基準位置表示部22と、取着体Bの背面の30°の表示の部分とを合致させて、台座体Aの嵌合溝15に取着体Bの被嵌合部38を嵌合させると、取着体Bの一対の係止爪39が台座体Aの環状係止部18に係止され、この状態で、取着体Bの一対のビス挿通孔43に挿通した各ビス2を台座体Aのビス螺入溝17に螺入すると、取着体Bの取着面33aが壁面W1 に対して30°だけ傾斜し、しかも取着体Bの軸心C2 が壁面W1 及び絶対空間の双方に対して垂直な面内に含まれた状態で、台座体Aと取着体Bとが一体に連結される。最後に、取着体本体32の前面に形成された多数本のビス螺入溝37にビス4を螺入して、照明器具Eの固定部52を取着体本体32に固定すると、図13に示されるように、壁面W1 に対して傾斜角度(2θ0 =30°)で照明器具Eが下方に向けて傾斜した状態で取付けられる。なお、照明器具Eのコード53は、壁体Wに形成された貫通孔54を通って壁裏に導かれて、電源線(図示せず)と接続される。
次に、図17ないし図21を参照して、絶縁台座Kの取着面33aを壁面W1 に対して下方を向けて(20°)だけ傾斜させて固定する場合について説明する。図17は、罫書き線L20を使用して台座体Aの回動基準位置表示部22を最も下方の位置から反時計方向に(30°)回動させた状態で、壁面W1 に台座体Aを固定した状態の正面図であり、図18は、台座体Aの回動基準位置表示部22と取着体Bの裏面の(20°)の表示部とを合致させた状態の斜視図であり、図19は、壁面W1 に対して取着面33aが(20°)だけ傾斜し、しかも取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に対して垂直面内に配置された状態で壁面W1 に絶縁台座Kが取付けられた状態の側面図であり、図20は、同様の平面図であり、図21は、壁面W1 に対する台座体Aの周方向の固定位置の修正を行なわないために、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に垂直な面(Y−Z平面)に対して角度(θ1 )だけ傾斜した状態を示す平面図である。
まず、図10に示されるように、傾斜方向補正定規Sを使用して、傾斜角度(20°)に対応する部分に罫書き線L20を壁面W1 に罫書いておき、台座体Aの回動基準位置表示部22を下方にし、しかも当該表示部22と、軸心C1 の方向に沿った高さが最も高い部分のビス挿通孔20とを結ぶ線分が前記罫書き線L20と合致するようにして、壁面W1 に台座体Aを配置して、当該台座体Aの各ビス挿通孔20に挿通した各ビス3を壁体Wに螺入させて、壁面W1 に台座体Aを固定する。なお、図17及び図18において、50は、上記のようにして壁面W1 に台座体Aを固定した状態で、最も低い部分を示す。次に、壁面W1 に固定された台座体Aに取着体Bを上記のようにして組み付けて、台座体Aの回動基準位置表示部22と、取着体Bの背面の(20°)の表示部とが合致する位置まで、台座体Aの回動基準位置表示部22と取着体Bの(30°)の表示部とが合致した状態から、台座体Aに対して取着体Bを時計方向に回動させて、当該位置で一対のビス2を介して台座体Aに対して取着体Bを固定する。
これにより、図19及び図20に示されるように、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 及び絶対空間の双方に対して垂直な面内に含まれた状態で、絶縁台座Kは、その取着面33aが壁面W1 に対して(20°)だけ下方を向いて傾斜した状態で、壁面W1 に固定される。
また、図3(イ)に示されるように、取着体Bの取着板33には、ケーブル挿通孔40を中心に計12本のビス螺入溝37が放射状に形成されているため、隣接するビス螺入溝37の中心角は(30°)となる。本実施例では、この関係を利用して、分割組付け体D2 の軸心C2 の方向に沿って最も高さの低い部分に形成されたビス螺入溝37に近接して(30°)の表示がなされ、当該(30°)の表示がなされたビス螺入溝37から反時計方向に沿った3本のビス螺入溝37には、それぞれ(20°),(10°),(0°)の各表示がなされている。よって、壁面W1 に対する取着面33aの傾斜角度は、正面視において上下方向に配置されたビス螺入溝37に表示した角度と等しくなるため、当該ビス螺入溝37に表示された角度によって、絶縁台座Kの取着面33aの傾斜角度を読み取ることができる。
また、30°,20°以外の取着体Bの背面に数値表示した角度でもって、絶縁台座Kを壁面W1 に固定する作業は、上記と同様である。このようにして、絶縁台座Kの壁面W1 に対する取着面33aの傾斜角度は、上限を(30°)として無段階に調整することができる。
また、上記実施例では、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 及び絶対空間の双方に対して垂直な面内に含まれた状態において、取着体Bの軸心C2 の傾斜角度を変更させて、照明器具Eを下方又は上方に向けて所定角度だけ傾斜して取付ける例である。しかし、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 及び絶対空間の双方に対して垂直な面内に含まれる状態に限定されず、一般的に壁面W1 に対して垂直な面(この面は無限に存在する)内に取着体Bの軸心C2 が含まれる状態にして、当該面内において取着体Bの軸心C2 を壁面W1 に対して傾斜させて、照明器具を傾斜状態で取付けることも可能である。例えば、取着体Bの軸心C2 が水平面内に含まれる状態にして、当該軸心C2 を水平面内において壁面W1 に対して傾斜させると、照明器具の照らす方向を水平面内において傾斜させることが可能となる。
また、絶縁台座の最大傾斜角度は、分割前の円筒体の軸心に対する各分割組付け体D1 ,D2 の傾斜分割面1の傾斜角度(θ0 )の2倍となるので、使用目的に応じて前記傾斜角度(θ0 )の選択により大小自由に調整できる。
また、本発明に係る絶縁台座の用途としては、上記実施例のように、垂直な壁面W1 に対して照明器具Eを傾斜させて取付ける場合のみならず、傾斜天井面に対して垂直下方(直下)を照らすように照明器具を取付ける場合にも利用可能である。この場合には、傾斜天井面に対して絶縁台座の取付面を傾斜させることにより、水平にさせればよい。
また、上記実施例は、壁面に照明器具を傾斜させて取付ける場合において、各分割組付け体D1 ,D2 の傾斜分割面1の傾斜角度(θ0 )の2倍を最大傾斜角度として、傾斜角度を無段階に調節できる利点があるが、図22及び図23に示される絶縁台座K’のように、台座体A’と取着体B’とを特定の傾斜角度においてのみ組付け可能な構成にすることも可能である。図22は、台座体A’と取着体B’との対応関係を示す斜視図であり、図23は、台座体A’と取着体B’の組付け状態の一部を破断した断面図である。台座体A’の組付け板部13には、回動軸心C0 を中心とする同心円上に計4個の位置決め孔61が周方向に沿って等間隔をおいて形成されている。位置決め孔61の一つは、台座体Aの軸心C1 に沿って最も高い位置に形成されたビス挿通孔20と周方向に沿って同一位置に形成されている。組付け板部13における位置決め孔61が形成されている部分の背面側には、突部62が形成されて、当該突部62には、前記位置決め孔61の底面に貫通するビス下孔63が形成されている。なお、組付け板部13の中央部には、ケーブル挿通孔64が形成されている。
一方、取着体B’の取着面33aと反対側の端面は、中央部のケーブル挿通孔65を除いて全体が組付け板部66で覆われていて、当該組付け板部66の前記各位置決め孔61に対応する位置には、それぞれ位置決め突起67が形成されている。
そして、取着体B’の各位置決め突起67を台座体A’の各位置決め孔61に嵌合させる場合において、嵌合位置の組み合わせを変更することにより、上方及び下方を向けて照明器具を傾斜させ取付ける場合において、それぞれ二つの異なる傾斜位置において照明器具を取付けることができる。なお、台座体A’と取着体B’との連結は、取着体B’の位置決め突起67に形成されたビス挿通孔68にビス5を挿通して、台座体A’の位置決め孔61の底面に貫通形成されたビス下孔63に螺入させて行なう。
(イ),(ロ)は、それぞれ回動基準位置表示部22を上方にした状態の台座体Aを前面側及び背面側から見た斜視図である。 図1(イ)のU1 −U1 線断面図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ分割組付け体D2 の軸心C2 の方向に沿った高さが最も低い部分を下方にした状態の取着体Bを前面側及び背面側から見た斜視図である。 図3(イ)のU2 −U2 線断面図である。 取着体Bの背面図である。 台座体Aと取着体Bとの対応関係を示す斜視図である。 台座体Aに取着体Bが組み付けられた状態の破断斜視図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ台座体Aと取着体Bとの相対的回動により取着面33aが壁面W1 と平行な状態、及び取着面33aが下方に向けて最大に傾斜された状態の側面図である。 絶縁台座Kを構成する台座体A及び取着体Bと、照明器具Eとがいずれも分離された状態の斜視図である。 壁面W1 に台座体Aの周方向に沿った固定位置を定める罫書き線L30を傾斜方向補正定規Sにより罫書いた状態を示す正面図である。 罫書き線L30に基づいて壁面W1 に台座体Aの周方向の位置を定めて固定した状態の正面図である。 図11のV−V線断面図である。 壁面W1 に絶縁台座Kを介して照明器具Eを傾斜角度(30°)で取付けた状態の縦断面図である。 台座体Aの分割組付け体D1 の軸心C1 と取着体Bの分割組付け体D2 の軸心C2 とが一致して、当接面12に対して取着面33aが平行となった状態における各分割組付け体D1 ,D2 の組付け状態の展開図である。 当接面12に対する取着面33aの傾斜角度が30°の最大傾斜状態における各分割組付け体D1 ,D2 の組付け状態の展開図である。 当接面12に対する取着面33aの傾斜角度が20°の状態における各分割組付け体D1 ,D2 の組付け状態の展開図である。 罫書き線L20を使用して台座体Aの回動基準位置表示部22を最も下方の位置から反時計方向に(30°)回動させた状態で、壁面W1 に台座体Aを固定した状態の正面図である。 台座体Aの回動基準位置表示部22と取着体Bの裏面の(20°)の表示部とを合致させた状態の斜視図である。 壁面W1 に対して取着面33aが(20°)だけ傾斜し、しかも取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に対して垂直面内に配置された状態で壁面W1 に絶縁台座Kが取付けられた状態の側面図である。 同様の平面図である。 壁面W1 に対する台座体Aの周方向の固定位置の修正を行なわないために、取着体Bの軸心C2 が壁面W1 に垂直な面に対して角度(θ1 )だけ傾斜した状態を示す平面図である。 台座体A’と取着体B’との対応関係を示す斜視図である。 台座体A’と取着体B’の組付け状態の一部を破断した断面図である。
符号の説明
A,A’:台座体(台座部)
B,B’:取着体(取着部)
0 :回動軸心
1 :台座体の軸心
2 :取着体の軸心
1 ,D2 :分割組付け体(組付け部)
E:照明器具
20,L30:罫書き線
K,K’:絶縁台座
W:壁体(建物壁) W1 :壁面
1:傾斜分割面
2,3,4:ビス
12:台座体の当接面
13a:台座体の組付け面
14,40:ケーブル挿通孔
17:ビス螺入溝
18:環状係止部
20:ビス挿通孔(固定孔)
22:回動基準位置表示部(表示部)
31:取着体の組付け面
33a:取着面
37:ビス螺入溝
39:係止爪
43:ビス挿通孔
53:コード(ケーブル)
61:位置決め孔
67:位置決め突起

Claims (8)

  1. 背面の当接面を建物壁に当接させて、前記建物壁に固定される台座部と、前面の取着面に照明器具が取着される取着部とを備え、前記当接面と取着面とを貫通するケーブル挿通孔にケーブルを挿通して照明器具を絶縁状態で取付ける照明器具取付け用絶縁台座であって、
    前記当接面と前記取着面とが相対的に異なる角度で傾斜した第1及び第2の各傾斜位置のいずれかを選択して、前記台座部と前記取着部とを組み付ける組付け部を備えていることを特徴とする照明器具取付け用絶縁台座。
  2. 背面の当接面を建物壁に当接させて、前記建物壁に固定される台座部と、前面の取着面に照明器具が取着される取着部とを備え、前記当接面と取着面とを貫通するケーブル挿通孔にケーブルを挿通して照明器具を絶縁状態で取付ける照明器具取付け用絶縁台座であって、
    前記当接面と前記取着面とが相対的に傾斜した状態と、両面が互いに平行な状態とを選択して、前記台座部と前記取着部を互いに組み付けるための組付け部を備えていることを特徴とする照明器具取付け用絶縁台座。
  3. 背面の当接面を建物壁に当接させた状態で、固定部に挿通したビス類を介して前記建物壁に固定される台座部と、当該台座部の前側に連結されて、前面の取着面に照明器具が取着される取着部とから成り、前記当接面と取着面とを貫通するケーブル挿通孔にケーブルを挿通して照明器具を絶縁状態で取付ける照明器具取付け用絶縁台座であって、
    前記台座部の当接面と反対の面、及び前記取着部の取着面と反対の面に、軸心に対して傾斜した傾斜分割面で円筒体が二分割された各分割組付け体がそれぞれ一体に形成され、
    前記各分割組付け体は、前記傾斜分割面に対して垂直な回動軸心を中心にして相対的回動が可能なように一体に連結されて、前記回動軸心を中心とする前記台座部及び取着部の相対的回動により、前記各分割組付け体の軸心の交差角を変更させることにより、台座部の当接面に対する取着部の取着面の傾斜角度を調整可能にしたことを特徴とする照明器具取付け用絶縁台座。
  4. 前記取着部の取着面には、照明器具を固定するビスが螺入可能なビス螺入溝が中心部のケーブル挿通孔に対して放射状に複数本形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明器具取付け用絶縁台座。
  5. 前記台座部の分割組付け体の組付け面には、ケーブル挿通孔の中心を通る直線のうち各分割組付け体の分割前の円筒体周縁の軸心方向に沿って最も高い部分と低い部分を通る線分の一端部にはビス類の固定孔が形成され、その他端部の外周面には、当該台座部に対する取着部の回動角度の基準を示す表示部が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の照明器具取付け用絶縁台座。
  6. 前記台座部と取着部にそれぞれ一体に形成された各分割組付け体には、当該各分割組付け体の相対的回動を防止して、当接面に対する取着面の傾斜角度を固定するための回動防止部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の照明器具取付け用絶縁台座。
  7. 前記台座部と取着部にそれぞれ一体に形成された各分割組付け体は、一方に形成された環状の係止溝と、他方に形成された係止爪との係止により、互いに回動可能に連結されていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の照明器具取付け用絶縁台座。
  8. 請求項5に記載の照明器具取付け用絶縁台座と傾斜方向補正定規とを使用して、建物壁の壁面に照明器具を設定方向を向けて設定角度で傾斜させて取付ける方法であって、
    前記傾斜方向補正定規には、前記壁面に対する取着面の傾斜角度に対応した台座部の周方向に沿った固定位置が円周上に表示され、
    前記傾斜方向補正定規を使用して台座部の周方向に沿った固定位置を壁面に罫書き線を用いて表示しておき、当該罫書き線に基づいて周方向の位置を特定して壁面に台座部を固定し、壁面に固定された台座部に対して取着部を嵌着させた状態で、当該取着部の取着面が設定傾斜角度となる位置まで固定部に対して台座部を回動させた後に、固定部に対して取着部をビス固定し、最後に取着面に照明器具を取付けることを特徴とする壁面に照明器具を設定傾斜角度で取付ける方法。
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