JP2008027115A - Icカード読取装置およびicカード読取方法 - Google Patents

Icカード読取装置およびicカード読取方法 Download PDF

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Toshiyuki Kobayashi
俊幸 小林
Yasuo Fujita
泰生 藤田
Masahito Fukunaga
雅人 福永
Keizo Otani
圭三 大谷
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Abstract

【課題】上位装置の負荷を低減するとともに、容易にICカードに記録された内容を確認すること。
【解決手段】CPU101は、リーダライタ100が上位装置200からのコマンドと無関係に動作する情報表示モードに設定されている場合、ICカード300から受信したデータに応じた出力をUI部105に実行させる。UI部105は、LED部105a、文字表示部105b、および音声出力部105cを有している。LED部105aは、アンテナ104によってICカード300の記録内容が正常に受信された場合などに、CPU101の制御に従って所定のパターンで発光する。文字表示部105bは、ICカード300から受信された記録内容をCPU101の制御に従って文字表示する。音声出力部105cは、ICカード300から受信された記録内容をCPU101の制御に従って音声出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報を更新可能に記録するICカードを読み取るICカード読取装置およびICカード読取方法に関し、特に、上位装置の負荷を低減するとともに、容易にICカードに記録された内容を確認することができるICカード読取装置およびICカード読取方法に関する。
近年、例えば電子マネー媒体や交通機関の電子乗車券として、非接触型のICカードが急速に普及してきている。非接触型ICカードは、専用のリーダライタに密着させなくても、カードおよびリーダライタの双方に内蔵されるアンテナコイル間の無線通信により、記録内容の読み書きが行われる。また、非接触型ICカードは、リーダライタに密着させたり挿入したりする必要がないため、形状の自由度も高く、例えば携帯電話にICカードの機能を組み込むことなどが可能となっている。
このような利便性と自由度の高さから、非接触型ICカードは、今後益々普及していくと考えられる。しかし、非接触型ICカードにおいては、非接触型であるが故に、カードとリーダライタとの間に金属などの遮蔽物が存在すると、通信を行うアンテナコイルが発熱し、断線してしまうことがある。
そこで、例えば特許文献1には、リーダライタのアンテナコイルの近傍に遮蔽物を検知するセンサを設け、遮蔽物が検知されると発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を発光させるなどして、遮蔽物がある旨の警告を発する技術が開示されている。
特開2003−256784号公報
ところで、通常、非接触型ICカードのリーダライタは、上位装置に接続されており、上位装置からのコマンドに従ってカードへの読み書きを行う。具体的には、例えば自動販売機で非接触型ICカードの電子マネー媒体が使用される場合、自動販売機本体に接続されたリーダライタへ電子マネー残高の確認や電子マネー残高の書き換えのコマンドが送信され、リーダライタによってカードの電子マネー残高が読み出されたり書き込まれたりする。そして、リーダライタから自動販売機本体へ電子マネー残高が通知され、自動販売機本体がユーザインタフェースに電子マネー残高を表示させるなどの制御を行う。
このため、例えば非接触型ICカードの電子マネー媒体所持者が電子マネー残高を確認するためには、リーダライタによって読み取られた電子マネー残高が一度上位装置へ送信され、さらに上位装置によってユーザインタフェースが制御されて電子マネー残高が表示されるのを待つ必要がある。また、上位装置は、リーダライタとユーザインタフェースを別々に制御する必要があり、上位装置の負荷が増大してしまうという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、上位装置の負荷を低減するとともに、容易にICカードに記録された内容を確認することができるICカード読取装置およびICカード読取方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、情報を更新可能に記録するICカードを読み取るICカード読取装置であって、ICカードに記録された情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された情報を出力するユーザインタフェース手段と、前記ユーザインタフェース手段による情報の出力をこの情報の内容に応じて制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザインタフェース手段は、前記受信手段によって受信された情報に応じて発光する発光手段を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受信手段は、ICカードに記録された有価価値情報を受信し、前記制御手段は、有価価値の種類に応じた発光色または発光パターンで前記発光手段を発光させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザインタフェース手段は、文字を表示する表示手段を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受信手段は、ICカードに記録された有価価値情報を受信し、前記制御手段は、有価価値の残高を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザインタフェース手段は、音声を出力する出力手段を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受信手段は、ICカードに記録された有価価値情報を受信し、前記制御手段は、有価価値の残高を前記出力手段から音声出力させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記受信手段によって受信された情報が前記ユーザインタフェース手段の設定に関する設定情報である場合、この設定情報に従って前記ユーザインタフェース手段の設定を変更することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、ICカードが携帯端末装置に内蔵されているか否かを判断し、ICカードが携帯端末装置に内蔵されている場合、この携帯端末装置にあらかじめ記憶されたアプリケーションを起動させることを特徴とする。
また、本発明は、情報を更新可能に記録するICカードを読み取るICカード読取方法であって、ICカードに記録された情報を受信する受信工程と、前記受信工程にて受信された情報の内容に応じてユーザインタフェースを制御する制御工程と、前記制御工程における制御に従って前記受信工程にて受信された情報を前記ユーザインタフェースから出力する出力工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ICカードに記録された情報を受信し、受信された情報の内容に応じてユーザインタフェースを制御し、制御に従って受信された情報をユーザインタフェースから出力する。このため、上位装置とは独立にICカードの記録内容をユーザインタフェースから出力することができ、上位装置の負荷を低減するとともに、容易にICカードに記録された内容を確認することができる。
また、本発明によれば、ユーザインタフェースは、受信された情報に応じて発光するため、発光色や発光パターンによって情報を出力することができる。
また、本発明によれば、ICカードに記録された有価価値情報を受信し、有価価値の種類に応じた発光色または発光パターンでユーザインタフェースを発光させるため、例えばICカードに残高が記録されている電子マネーの種類を出力することができる。
また、本発明によれば、ユーザインタフェースは、文字を表示するため、情報の内容を目視可能に出力することができる。
また、本発明によれば、ICカードに記録された有価価値情報を受信し、有価価値の残高をユーザインタフェースに表示させるため、上位装置に負荷をかけることなく、例えば電子マネー媒体のICカードに記録された電子マネー残高を目視で確認することができる。
また、本発明によれば、ユーザインタフェースは、音声を出力するため、情報の内容を聴取可能に出力することができる。
また、本発明によれば、ICカードに記録された有価価値情報を受信し、有価価値の残高をユーザインタフェースから音声出力させるため、上位装置に負荷をかけることなく、例えば電子マネー媒体のICカードに記録された電子マネー残高を聞き取って確認することができる。
また、本発明によれば、受信された情報がユーザインタフェースの設定に関する設定情報である場合、この設定情報に従ってユーザインタフェースの設定を変更するため、装置を操作することなく、設定用のICカードをかざすのみでユーザインタフェースを設定することができる。
また、本発明によれば、ICカードが携帯端末装置に内蔵されているか否かを判断し、ICカードが携帯端末装置に内蔵されている場合、この携帯端末装置にあらかじめ記憶されたアプリケーションを起動させる。このため、例えばユーザインタフェースに加えて携帯端末装置にも付加的なメッセージを表示させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、ICカードを電子マネー媒体とし、ICカードに電子マネー残高が記録されているものとして説明するが、本発明において、ICカードに記録されている内容は電子マネー残高に限定されない。すなわち、特定の店舗でのみ使用可能な電子マネーやポイントなどの有価価値がICカードに記録されていても良いし、有価価値ではない情報がICカードに記録されていても良い。有価価値ではない情報の例としては、ICカード自体の有効/無効の情報、セキュリティチェックのために鍵として使用される入退出カードの有効性の情報、コンサートなどの電子チケット情報、および年齢や性別などの個人情報などがある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るリーダライタ100の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施の形態に係るリーダライタ100においては、CPU(Central Processing Unit)101、フラッシュメモリ102、インタフェース103、アンテナ104、およびユーザインタフェース(以下「UI」と略記する)部105がバス106を介して接続されている。
CPU101は、リーダライタ100全体の動作を制御しており、上位装置200からのコマンドを解釈してアンテナ104経由でICカード300への書き込みを行ったり、ICカード300から受信したデータをインタフェース103から上位装置200へ送信させたりする。また、CPU101は、リーダライタ100が上位装置200からのコマンドと無関係に動作する情報表示モードに設定されている場合、ICカード300から受信したデータに応じた出力をUI部105に実行させる。CPU101による制御については、後に詳述する。
フラッシュメモリ102は、書き換えが可能であり、電源を切ってもデータが消去されない不揮発性半導体メモリである。フラッシュメモリ102は、コマンドモードおよび情報表示モードそれぞれのモードにおける動作の制御プログラムと各動作に関する設定情報とを記憶し、CPU101によって制御プログラムおよび設定情報が参照される。
インタフェース103は、上位装置200と接続され、上位装置200から送信されるコマンドを受信するとともに、受信されたコマンドに対するレスポンスを送信する。
アンテナ104は、磁束を発生させるコイルから形成されており、ICカード300へ電力を供給するとともに、ICカード300との間でデータの授受を行う。なお、アンテナ104において送受信されるデータは、図示しない符号化処理部によって符号化処理(符号化および復号化を含む)が行われ、図示しない無線処理部によって周波数の変換や増幅処理などが施される。
UI部105は、CPU101の制御に従ってICカード300に記録された内容を出力する。具体的には、UI部105は、発光ダイオード(以下「LED」と略記する)部105a、文字表示部105b、および音声出力部105cを有している。
LED部105aは、アンテナ104によってICカード300の記録内容が正常に受信された場合などに、CPU101の制御に従って所定のパターンで発光する。このとき、LED部105aは、例えばICカード300に固有のシステムコードから判別されるICカード300に記録された情報の種類(すなわち、例えば電子マネーの種類)などに応じたパターンで発光する。
文字表示部105bは、ICカード300から受信された記録内容をCPU101の制御に従って文字表示する。すなわち、文字表示部105bは、ICカード300から電子マネー残高が受信された場合、この電子マネー残高をCPU101の制御に従って表示する。
音声出力部105cは、ICカード300から受信された記録内容をCPU101の制御に従って音声出力する。すなわち、音声出力部105cは、ICカード300から電子マネー残高が受信された場合、この電子マネー残高をCPU101の制御に従って読み上げたり、特定のメロディを出力したりする。
なお、本実施の形態においては、UI部105がLED部105a、文字表示部105b、および音声出力部105cの3つのUIを備えるものとしたが、UI部105は必ずしも3つすべてのUIを備えている必要はなく、1つまたは2つのUIのみを備えていても良い。
これらのUIは、例えば図2に示すように、リーダライタ100のICカード300を感知する面の近傍に配置されるのが好ましい。すなわち、アンテナ104の周囲にLED部105aが配置され、アンテナ104の紙面向かって上部には文字表示部105bが配置される。このように配置することにより、アンテナ104とLED部105aの干渉を防止することができるとともに、LED部105aを発光させることによって、ICカード300をかざす位置を明示することができる。また、ICカード300の所持者がICカード300をかざしながら、文字表示部105bに表示される文字を目視しやすくなる。
次いで、上記のように構成されたリーダライタ100におけるCPU101の制御について、図3に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、リーダライタ100の電源が入れられると、上位装置200とインタフェース103との間の通信のイニシャル処理(初期化処理)が実行される(ステップS101)。また、リーダライタ100には、図示しないディップスイッチなどが設けられており、ディップスイッチの状態によって、動作モードが取得される(ステップS102)。ここでは、上位装置200からのコマンドに対してレスポンスするコマンドモードと、上位装置200とは無関係にスタンドアロンで動作する情報表示モードとがディップスイッチの状態によって指定可能であるものとする。なお、動作モードの指定は、ディップスイッチではなく、例えば動作モード指定用のICカードがかざされることにより行われるなどとしても良い。このような場合でも、動作モードの情報がリーダライタ100に保持されるため、動作モードの取得は可能である。
ディップスイッチによる動作モードが取得されると、CPU101によって、動作モードが情報表示モードであるか否かが判定される(ステップS103)。この判定の結果、動作モードが情報表示モードである場合は(ステップS103Yes)、リーダライタ100は、上位装置200と独立に動作して、ICカード300に記録されている内容を表示することになる。すなわち、CPU101は、ICカード300をリーダライタ100にかざすように要求するICカード要求制御を行う(ステップS104)。具体的には、CPU101は、UI部105のLED部105aを発光させ、アンテナ104近傍がカードをかざす位置であることを明示するとともに、文字表示部105bにカードをかざすように要求するメッセージを表示させる(図2参照)。さらに、カードをかざすように求める音声を所定の周期で音声出力部105cから出力させても良い。
このような制御により、アンテナ104の近傍にICカード300がかざされることが待機され(ステップS105)、ICカード300がかざされない間は(ステップS105No)、ICカード要求制御が継続する。そして、ICカード300がかざされると(ステップS105Yes)、ICカード300に固有のシステムコードが読み出され、システムコードからICカード300の種類が判別される(ステップS106)。ここでは、ICカード300が特定の電子マネーを保持するものであると判別され、このICカード300の種類に応じてあらかじめ設定された動作が実行される。具体的には、ICカード300のシステムコードに対応した所定の記憶領域に記録されている電子マネー残高がアンテナ104を介して読み出される(ステップS107)。このとき、電子マネー残高のみではなく、電子マネーに関する残高以外の属性情報が同時に読み出されるようにしても良い。なお、ICカード300の種類によって、異なる記憶領域が読み出されるように設定することが可能であり、システムコードに応じてICカード300の読み出し対象の記憶領域を変更することができる。
このようにしてICカード300の記録内容が読み出されると、CPU101は、電子マネー残高をUI部105から出力する残高出力制御を行う(ステップS108)。具体的には、CPU101は、UI部105のLED部105aをシステムコード(すなわち、電子マネーの種類)に応じた所定のパターンで発光させるとともに、例えば図4に示すように、文字表示部105bに電子マネー残高を表示する。さらに、電子マネー残高を読み上げる音声を音声出力部105cから出力させても良い。この出力制御時には、ICカード300から読み出された記録内容がシステムコードに対応する設定に応じて加工され、加工後のデータがシステムコードに対応する設定に応じてUI部105から出力される。
以上の一連の動作は、上位装置200とは独立してリーダライタ100のみで実行されるため、ICカード300がかざされてから電子マネー残高がUI部105に表示されるまでの時間は非常に短く、また、この間、上位装置200へ負荷がかかることもない。つまり、上位装置200の負荷を低減するとともに、容易にICカード300に記録された内容を確認することができる。
なお、電子マネー残高と同時に電子マネーの属性情報がICカード300から読み出された場合は、CPU101は、LED部105aの発光色や発光パターンを変化させることにより、属性情報を表現しても良い。また、電子マネーの種類などは、文字表示部105bに電子マネー残高とともに表示させても良い。また、かざされたICカード300のシステムコードに対応する動作が設定されていない場合は、CPU101は、文字表示部105bや音声出力部105cにエラーメッセージを出力させるとともに、システムコードを文字表示部105bに表示させるなどとしても良い。
一方、リーダライタ100の動作モードが情報表示モードではなく、上位装置200からのコマンドを受け付けるコマンドモードである場合は(ステップS103No)、リーダライタ100は、上位装置200からのコマンドに従って動作することになる。すなわち、上位装置200からインタフェース103へのコマンド受信が待機され(ステップS109)、随時、CPU101によって、コマンドが受信されずに所定時間が経過するタイムアウトが発生したか否かが判定される(ステップS110)。そして、タイムアウトが発生した場合は(ステップS110Yes)、上位装置200がリーダライタ100によるICカード300の読み取りを要求していないと判断され、CPU101の制御が情報表示モードと同様の制御に移行する。すなわち、UI部105に対するICカード要求制御が行われ、ICカード300がかざされると、ICカード300に記録された電子マネー残高が読み出され、UI部105に対する残高出力制御が行われる。
また、タイムアウトが発生せず、上位装置200からコマンドが受信された場合は(ステップS110No)、上位装置200からのコマンドに従った処理を実行する(ステップS111)。すなわち、CPU101は、アンテナ104を介してICカード300の記録内容を読み出したり書き換えたりする他にも、上位装置200から送信される情報をUI部105から出力させるなどの制御を行う。具体的には、例えば上位装置200が自動販売機本体である場合、自動販売機における購入金額をICカード300に記録された電子マネー残高から減算させたり、購入後の電子マネー残高をUI部105の文字表示部105bに表示させたりする。なお、ディップスイッチによる動作モードの指定が情報表示モードであっても、上位装置200からコマンドが受信された場合は、このコマンドに従った処理を優先して実行するようにしても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、ICカードのリーダライタに文字表示や音声出力が可能なUIを備え、ICカードがかざされると、上位装置とは独立にICカードの記録内容をUIから出力するため、上位装置の負荷を低減するとともに、容易にICカードに記録された内容を確認することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の特徴は、リーダライタにかざされるICカードの種類によって制御が変更される点である。
本実施の形態に係るリーダライタの要部構成は、実施の形態1(図1)と同様であるため、その説明を省略する。本実施の形態においては、動作モードが情報表示モードである場合のCPU101の制御のみが実施の形態1とは異なる。そこで、動作モードが情報表示モードである場合のCPU101の制御について、図5に示すフロー図を参照しながら説明する。なお、図5において、図3と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
本実施の形態において、ディップスイッチによる動作モードの指定が情報表示モードである場合、CPU101は、実施の形態1と同様にICカード要求制御を行う(ステップS104)。この制御により、アンテナ104の近傍にICカード300がかざされることが待機され(ステップS105)、ICカード300がかざされない間は(ステップS105No)、ICカード要求制御が継続する。
そして、ICカード300がかざされると(ステップS105Yes)、CPU101によって、ICカード300に固有のシステムコードが読み出され、このICカード300がリーダライタ100のUI部105の設定を変更する設定カードであるか否かが判断される(ステップS201)。設定カードには、UI部105の所定の動作などが記録されており、アンテナ104から設定カードが読み取られると、UI部105の動作が記録された内容に変更される。すなわち、ICカード300が設定カードである場合(ステップS201Yes)、設定カードに記録された設定内容がアンテナ104を介して読み出され(ステップS202)、CPU101によって、UI部105の設定を変更する制御が行われる(ステップS203)。この設定変更は、例えばシステムコードに対応するLED部105aの発光色および発光パターンを変更したり、電子マネー残高をUI部105から出力する際に文字表示部105bと音声出力部105cのどちらから出力するか選択したりするものである。
本実施の形態においては、リーダライタ100を操作することなく、設定カードをかざすのみでリーダライタ100の設定を変更することができる。なお、設定カードによるリーダライタ100の設定はUI部105に関するもののみではなく、受け付けるICカード300の種類、ICカード300中における読み取り対象の記憶領域、ICカード300が携帯電話に内蔵されている場合に携帯電話へ送信するデータなど、リーダライタ100の動作に関する様々な設定が可能である。また、設定カードに記録される設定内容は、設定カードが携帯電話に内蔵されていれば、例えば外部の設定カード更新センターから送信される新たな設定内容に更新するなどして変更することが可能である。
一方、ICカード300が設定カードでない場合(ステップS201No)、ICカード300のシステムコードに対応した所定の記憶領域に記憶されている電子マネー残高がアンテナ104を介して読み出される(ステップS107)。また、CPU101によって、ICカード300が携帯電話に内蔵されたものであるか否かが判断される(ステップS204)。この判断は、例えばICカード300のシステムコード(またはその他の識別番号)からICカード300がカード単体のものであるか携帯電話に内蔵されたものであるか判別することにより行われる。この結果、ICカード300が携帯電話に内蔵されたものではなく、カード単体のものである場合(ステップS204No)、CPU101は、実施の形態1と同様に電子マネー残高をUI部105から出力する残高出力制御を行う(ステップS108)。
また、ICカード300が携帯電話に内蔵されたものである場合(ステップS204Yes)、ICカード300がカード単体である場合と同様に電子マネー残高をUI部105から出力する残高出力制御を行うとともに(ステップS205)、携帯電話にあらかじめ記憶されている所定のアプリケーションを起動させる(ステップS206)。このアプリケーションは、例えば電子マネーの利用に応じて付与されるポイント残高を表示させるアプリケーションなどであり、電子マネー残高がUI部105によって確認可能となると同時に、携帯電話のアプリケーションが起動されることにより、ポイント残高も確認可能となる。
また、ICカード300が携帯電話に内蔵されている場合、CPU101は、UI部105に対する残高出力制御を実行せず、携帯電話のアプリケーションを起動させて、電子マネー残高を表示させるようにしても良い。さらに、上位装置200からのコマンドにより、あらかじめ宣伝や広報などの付加的なメッセージがフラッシュメモリ102に記憶されている場合などは、このメッセージを携帯電話の所定のアプリケーションを起動させて表示させるようにしても良い。これらのアプリケーションの起動や携帯電話へ表示させるメッセージなどは、上述した設定カードにより設定することが可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、リーダライタにかざされるICカードの種類によって、UIの設定を変更したり、携帯電話のアプリケーションを起動したりするため、リーダライタそのものや携帯電話の操作が不要となり、より効率的にICカードに記録された内容を確認することができる。
なお、上記実施の形態2においては、携帯電話以外にも例えばPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末装置にICカードが内蔵されている場合に、この携帯端末装置のアプリケーションを起動させるようにしても良い。
本発明は、上位装置の負荷を低減するとともに、容易にICカードに記録された内容を確認する場合に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係るリーダライタの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るリーダライタのICカード感知面の外観を示す図である。 実施の形態1に係るリーダライタのCPUの制御を示すフロー図である。 実施の形態1に係るUIからの出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るリーダライタのCPUの制御を示すフロー図である。
符号の説明
101 CPU
102 フラッシュメモリ
103 インタフェース
104 アンテナ
105 UI部
105a LED部
105b 文字表示部
105c 音声出力部
106 バス

Claims (10)

  1. 情報を更新可能に記録するICカードを読み取るICカード読取装置であって、
    ICカードに記録された情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された情報を出力するユーザインタフェース手段と、
    前記ユーザインタフェース手段による情報の出力をこの情報の内容に応じて制御する制御手段と
    を有することを特徴とするICカード読取装置。
  2. 前記ユーザインタフェース手段は、
    前記受信手段によって受信された情報に応じて発光する発光手段を含むことを特徴とする請求項1記載のICカード読取装置。
  3. 前記受信手段は、
    ICカードに記録された有価価値情報を受信し、
    前記制御手段は、
    有価価値の種類に応じた発光色または発光パターンで前記発光手段を発光させることを特徴とする請求項2記載のICカード読取装置。
  4. 前記ユーザインタフェース手段は、
    文字を表示する表示手段を含むことを特徴とする請求項1記載のICカード読取装置。
  5. 前記受信手段は、
    ICカードに記録された有価価値情報を受信し、
    前記制御手段は、
    有価価値の残高を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4記載のICカード読取装置。
  6. 前記ユーザインタフェース手段は、
    音声を出力する出力手段を含むことを特徴とする請求項1記載のICカード読取装置。
  7. 前記受信手段は、
    ICカードに記録された有価価値情報を受信し、
    前記制御手段は、
    有価価値の残高を前記出力手段から音声出力させることを特徴とする請求項6記載のICカード読取装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記受信手段によって受信された情報が前記ユーザインタフェース手段の設定に関する設定情報である場合、この設定情報に従って前記ユーザインタフェース手段の設定を変更することを特徴とする請求項1記載のICカード読取装置。
  9. 前記制御手段は、
    ICカードが携帯端末装置に内蔵されているか否かを判断し、ICカードが携帯端末装置に内蔵されている場合、この携帯端末装置にあらかじめ記憶されたアプリケーションを起動させることを特徴とする請求項1記載のICカード読取装置。
  10. 情報を更新可能に記録するICカードを読み取るICカード読取方法であって、
    ICカードに記録された情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信された情報の内容に応じてユーザインタフェースを制御する制御工程と、
    前記制御工程における制御に従って前記受信工程にて受信された情報を前記ユーザインタフェースから出力する出力工程と
    を有することを特徴とするICカード読取方法。
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