JP2008026033A - パルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置。 - Google Patents
パルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置。 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008026033A JP2008026033A JP2006196213A JP2006196213A JP2008026033A JP 2008026033 A JP2008026033 A JP 2008026033A JP 2006196213 A JP2006196213 A JP 2006196213A JP 2006196213 A JP2006196213 A JP 2006196213A JP 2008026033 A JP2008026033 A JP 2008026033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- delay
- time
- flow velocity
- pulse controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
【課題】同期を取る必要をなくし、高速で複数枚の撮像画像を非連続で取得するパルスコントローラ、および同コントローラを用いた粒子画像流速測定装置を提供すること
【解決手段】粒子画像流速測定装置は、流路を流れる測定対象を連続して照射する連続シート光光源と、トレーサの移動状態を検出する検出器と、前記検出器の出力信号を上記(1)記載の入力パルス信号とする上記(1)記載のパルスコントローラと、前記パルスコントローラの請求項1記載の出力信号により撮像動作するビデオカメラと、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】粒子画像流速測定装置は、流路を流れる測定対象を連続して照射する連続シート光光源と、トレーサの移動状態を検出する検出器と、前記検出器の出力信号を上記(1)記載の入力パルス信号とする上記(1)記載のパルスコントローラと、前記パルスコントローラの請求項1記載の出力信号により撮像動作するビデオカメラと、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出する。
【選択図】図1
Description
本件発明は、流速測定を必要とする流体機械等の設計分野。特に、周期的な流れの測定を必要とする分野のパルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置に関する。
流れの中に混入したトレーサの動きを画像処理により計測する流速測定法に関しては、それ自身は公知の技術である。その技術は、主に画像処理のアルゴリズムによって、例えば、粒子追跡法、相関法およびそれ以外の種々の方法等に分類されるが、撮影装置と照明装置の組み合わせとしても分類され、A)トレーサにシ−ト光を連続的に照射し、その動きをビデオカメラにより連続的に撮影する方法、B)トレーサにシ−ト光を間欠的に照射し、その動きをビデオカメラにより連続的に撮影する方法(参考文献1、参考文献2、参考文献3、参考文献4および参考文献5)、C)トレーサにシート光を間欠的に照射し、その動きをビデオカメラによりシート光に同期させて撮影する方法(参考文献6)がある。
特開平01−145571号公報
特開平04−131731号公報
特開平04−132929号公報
特公平07−111439号公報
特開平06−66675号公報
特開2003−84005号公報
しかしながら、前記A)およびB)の方法は、測定対象とする周期位相の時刻以外の不要な連続画像を撮影する必要があり、また、測定対象とする周期位相の時刻の連続画像を取捨選択することにより解析を進めざるを得なかった。また、C)の方法は、測定対象とする周期位相の時刻に対して、パルスレーザとビデオカメラとの同期が取れる装置システムが必要であり、周期位相の時刻に同期が取れないレーザでは、前記A)又はB)の手法を用いざるを得なかった。また、一方では、前記パルスレーザとビデオカメラの同期が取れるタイミングは現在最高で10KHz代が限界となっており、現在の高速ビデオカメラの性能が、160KHz程度あるいはそれ以上の撮影速度を持つこと、あるいは、現在目標とされているタイミングが30KHzであること等を鑑みると、かなりのひらきがある。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、同期を取る必要をなくし、高速で複数枚の撮像画像を非連続で取得するパルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置を提供することにある。
本願発明は上記目的を達成するために以下の解決手段を採用する。
(1)パルスコントローラは、入力パルス信号と、任意の遅延時間および任意の遅延時間幅を設定する信号を入力し、前記入力パルス信号を前記任意の遅延時間および任意の遅延時間幅を設定する信号により遅延させた遅延信号を出力する複数の遅延器と、前記複数の遅延器の前記遅延信号を取り込んで加算した出力信号を出力する加算器から構成したことを特徴とする。
(2)粒子画像流速測定装置は、流路を流れる測定対象を連続して照射する連続シート光光源と、トレーサの移動状態を検出する検出器と、前記検出器の出力信号を上記(1)記載の入力パルス信号とする上記(1)記載のパルスコントローラと、前記パルスコントローラの請求項1記載の出力信号により撮像動作するビデオカメラと、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出することを特徴とする。
(3)粒子画像流速測定装置は、上記(1)記載のパルスコントローラを用いて、周期性のある測定対象の流れの駆動源等から発生する周期的な電気的なパルス信号を、各々のパルス信号の発生時刻から一定の任意時間を遅延させた時刻を開始時刻とした均等時間間隔の3時刻以上の電気的なパルス信号に変換し、1時刻の電気的なパルス信号をトリガ信号として1画像を取得できるビデオカメラを用い、変換されたパルス信号に対応した3時刻以上の時刻における測定対象の流れの中に混入したトレーサの粒子画像を得、それら3時刻以上の連続した粒子画像のトレーサの位置を追跡して、トレーサの位置の移動距離をデータとして蓄積し、それらのデータを総和することによって測定対象の流れの中のトレーサ粒子の動きに対応する流速を測定することを特徴とする。
(1)パルスコントローラは、入力パルス信号と、任意の遅延時間および任意の遅延時間幅を設定する信号を入力し、前記入力パルス信号を前記任意の遅延時間および任意の遅延時間幅を設定する信号により遅延させた遅延信号を出力する複数の遅延器と、前記複数の遅延器の前記遅延信号を取り込んで加算した出力信号を出力する加算器から構成したことを特徴とする。
(2)粒子画像流速測定装置は、流路を流れる測定対象を連続して照射する連続シート光光源と、トレーサの移動状態を検出する検出器と、前記検出器の出力信号を上記(1)記載の入力パルス信号とする上記(1)記載のパルスコントローラと、前記パルスコントローラの請求項1記載の出力信号により撮像動作するビデオカメラと、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出することを特徴とする。
(3)粒子画像流速測定装置は、上記(1)記載のパルスコントローラを用いて、周期性のある測定対象の流れの駆動源等から発生する周期的な電気的なパルス信号を、各々のパルス信号の発生時刻から一定の任意時間を遅延させた時刻を開始時刻とした均等時間間隔の3時刻以上の電気的なパルス信号に変換し、1時刻の電気的なパルス信号をトリガ信号として1画像を取得できるビデオカメラを用い、変換されたパルス信号に対応した3時刻以上の時刻における測定対象の流れの中に混入したトレーサの粒子画像を得、それら3時刻以上の連続した粒子画像のトレーサの位置を追跡して、トレーサの位置の移動距離をデータとして蓄積し、それらのデータを総和することによって測定対象の流れの中のトレーサ粒子の動きに対応する流速を測定することを特徴とする。
本件発明は、従来のようにレーザ光を間欠的に照射するのではなく、ビデオカメラを間欠的に撮影制御するので、同期を取る必要をなくし、高速で複数枚の撮像画像を非連続で取得することができるようになる。
また、本件発明では、撮影された粒子画像から粒子追跡法により流速値を算出することができる。
本件発明では、連続光レーザを用いることができるため、従来のようにレーザとカメラを同期させる必要がなく、容易に高速で複数枚の撮像画像を非連続で取得することができるようになる。
また、本件発明では、撮影された粒子画像から粒子追跡法により流速値を算出することができる。
本件発明では、連続光レーザを用いることができるため、従来のようにレーザとカメラを同期させる必要がなく、容易に高速で複数枚の撮像画像を非連続で取得することができるようになる。
本発明のパルスコントローラ、および同コントローラを用いた粒子画像流速測定装置の
実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は、本件発明の粒子画像流速測定装置の説明図である。
粒子画像流速測定装置1は、流体駆動装置2を備えた流路3と、流路3中のトレーサ4を照明する連続シート光光源5と、流路3中のトレーサ4を撮像するビデオカメラ6と、流体駆動装置2の状態を検出する検出器7からのトリガ信号を取り込み、ビデオカメラ6へのビデオトリガ信号を出力するパルスコントローラ8と、ビデオカメラ6が撮像した映像信号を取り込みトレーサ4の挙動を解析する画像処理装置9から構成する。
連続シート光光源5は、シリンドリカルレンズ9を備え、離散的なパルス光ではなく、連続光を所定面積に照射する。流路3の流速等は流体駆動装置2により制御する。
測定対象として、流路3内の流れを流体駆動装置1により発生させる。流体駆動装置1には、検出器7を取り付け、流れのある回転位相において電気的なパルス信号であるTTL信号を出力できるようにする。出力したTTL信号は、パルスコントローラ8に入力信号として入力する。
粒子画像流速測定装置1は、流体駆動装置2を備えた流路3と、流路3中のトレーサ4を照明する連続シート光光源5と、流路3中のトレーサ4を撮像するビデオカメラ6と、流体駆動装置2の状態を検出する検出器7からのトリガ信号を取り込み、ビデオカメラ6へのビデオトリガ信号を出力するパルスコントローラ8と、ビデオカメラ6が撮像した映像信号を取り込みトレーサ4の挙動を解析する画像処理装置9から構成する。
連続シート光光源5は、シリンドリカルレンズ9を備え、離散的なパルス光ではなく、連続光を所定面積に照射する。流路3の流速等は流体駆動装置2により制御する。
測定対象として、流路3内の流れを流体駆動装置1により発生させる。流体駆動装置1には、検出器7を取り付け、流れのある回転位相において電気的なパルス信号であるTTL信号を出力できるようにする。出力したTTL信号は、パルスコントローラ8に入力信号として入力する。
図2は、パルスコントローラ8のブロック構成図である。パルスコントローラ8は、複数の遅延器10−1〜Nと、加算器11で構成する。遅延器10−1〜Nは信号の遅延動作を行うものであれば任意の構成でよい。加算器11は信号の加算動作を行うものであれば任意の構成でよい。
第2図に示すパルスコントローラ8は、入力信号と遅延設定信号を入力して遅延信号を出力する複数の遅延器10−1〜Nと、すべての遅延器の遅延信号を加算して出力信号として出力する加算器11から構成する。遅延器の設置数は基本的に任意数可能である。遅延設定信号は、遅延時間ΔTと遅延時間幅Δτからなり、それぞれの遅延器に設定する遅延時間ΔTと遅延時間幅Δτは相互に異なるものを設定する。好ましくは、それぞれの遅延器の動作設定を所定間隔で連続するように設定する。
1チャンネルの入力信号に対して、3チャンネル以上の任意の時間遅れおよび時間幅の遅延信号を出力することができる。さらに、それらの遅延信号を加算器により加算し、その加算信号を出力することができる。
第2図に示すパルスコントローラ8は、入力信号と遅延設定信号を入力して遅延信号を出力する複数の遅延器10−1〜Nと、すべての遅延器の遅延信号を加算して出力信号として出力する加算器11から構成する。遅延器の設置数は基本的に任意数可能である。遅延設定信号は、遅延時間ΔTと遅延時間幅Δτからなり、それぞれの遅延器に設定する遅延時間ΔTと遅延時間幅Δτは相互に異なるものを設定する。好ましくは、それぞれの遅延器の動作設定を所定間隔で連続するように設定する。
1チャンネルの入力信号に対して、3チャンネル以上の任意の時間遅れおよび時間幅の遅延信号を出力することができる。さらに、それらの遅延信号を加算器により加算し、その加算信号を出力することができる。
図3に図2のパルスコントローラ8の出力信号の波形図を示す。
図3に遅延器数(N)を4とした場合の例を示し、入力信号に対して、所定の遅延時間ΔT、遅延時間幅Δτとした各遅延器10−1〜4の遅延信号1、2、3および4を加算器11で加算すると、各遅延器の遅延信号が連続した出力信号を得ることができる。
ここで、遅延器の数、各遅延器の遅延時間および遅延時間幅を任意に設定することにより、ビデオカメラ6を任意の間隔、幅および時間の複数のパルスで駆動制御し、出力信号に合わせてビデオ画像を撮像することができるようになる。
図3に遅延器数(N)を4とした場合の例を示し、入力信号に対して、所定の遅延時間ΔT、遅延時間幅Δτとした各遅延器10−1〜4の遅延信号1、2、3および4を加算器11で加算すると、各遅延器の遅延信号が連続した出力信号を得ることができる。
ここで、遅延器の数、各遅延器の遅延時間および遅延時間幅を任意に設定することにより、ビデオカメラ6を任意の間隔、幅および時間の複数のパルスで駆動制御し、出力信号に合わせてビデオ画像を撮像することができるようになる。
詳細には、図3の入力信号に対し、図2の遅延器10−1〜Nのうちの4チャンネルを使用し、時刻Tに発生する検出器7からの出力信号を基に、位相遅れΔT1を持つ撮影時刻T+ΔT1において遅延信号1をまず出力し、さらに3時刻のそれぞれ時間間隔遅れの撮影時刻T+ΔT2、T+ΔT3、T+ΔT4においてそれぞれ遅延信号2、遅延信号3および遅延信号4を出力する。ここで、Δt2=ΔT2―ΔT1、Δt3=ΔT3―ΔT2、Δt4=ΔT4―ΔT3とする。その後、それら4チャンネルの遅延信号を加算器11により加算し、その加算信号をビデオカメラ6への入力信号とする。
図1に示すビデオカメラ6は、一つのトリガ信号を入力すると一画像を撮影し、メモリ上にストックできるものを用いる。メモリはビデオカメラ6と画像処理装置9のいずれか又は両者に設ける。
ビデオカメラ6は、パルスコントローラ8から出力される加算信号をトリガ信号として撮像する。
パルスコントローラ8は、一定の時間間隔、例えば、遅延時間幅Δt=Δt2=Δt3=Δt4=100(μs)となる遅延設定信号を発生し、遅延器を介して入力パルス信号を4チャンネルの遅延信号を発生し、この4チャンネルの遅延信号を加算器で加算すれば、対象とする位相の時刻T+ΔT1を起点とする毎秒10、000コマ相当の4時刻連続画像用のビデオトリガ信号を発生する。
ビデオカメラ6は、パルスコントローラ8から出力される加算信号をトリガ信号として撮像する。
パルスコントローラ8は、一定の時間間隔、例えば、遅延時間幅Δt=Δt2=Δt3=Δt4=100(μs)となる遅延設定信号を発生し、遅延器を介して入力パルス信号を4チャンネルの遅延信号を発生し、この4チャンネルの遅延信号を加算器で加算すれば、対象とする位相の時刻T+ΔT1を起点とする毎秒10、000コマ相当の4時刻連続画像用のビデオトリガ信号を発生する。
ビデオカメラ6は、パルスコントローラ8のビデオトリガ信号のタイミングで撮像する。この結果、4枚で構成される粒子画像を1周期分として任意の多周期分を連続的につながる画像として取得できる。
画像処理装置9は、ビデオカメラ6の撮像画像(各パルス毎の静止画)を取り込み、撮影された粒子画像から例えば粒子追跡法により流速値を算出する。
図4および図5に示すような一連の画像処理により最終的に図4(d)又は図4(e)の画像を得る。
画像処理装置9は、ビデオカメラ6の撮像画像(各パルス毎の静止画)を取り込み、撮影された粒子画像から例えば粒子追跡法により流速値を算出する。
図4および図5に示すような一連の画像処理により最終的に図4(d)又は図4(e)の画像を得る。
図4は、撮像画像から画像処理したデータを採取する経緯を説明する図である。
図4(a)は出力信号の1パルス毎の撮像(静止)画像、図4(b)は図4(a)のトレーサのみを抽出した画像、図4(c)は図4(b)のトレーサ画像を加算器11の出力パルス分重ね合わせた画像、図4(d)は図4(c)のトレーサの移動ベクトル図、図4(e)は図4(d)の移動ベクトルを多周期分重ね合わせた合成図である。
図5は画像処理の原理を説明する説明図である。
ビデオカメラ6で撮像した画像は、第4図(a)に示すようなグレイスケールの静止画像に変換し、第4図(b)に示すような、粒子画像のトレーサの位置を計算する。第4図(c)に示すような4時刻分の粒子画像のトレーサの位置の組み合わせにより、さらに、第5図に示すような、粒子画像のトレーサの位置の追跡により、第4図(d)に示すような1周期分のトレーサの移動ベクトル情報を得る。この情報からトレーサの流速等の速度場情報を算出する。その際、前記遅延時間幅の値や画像上の移動ベクトルの値等を用いて演算する。例えば、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出する。
データの取得が多周期分にわたる場合には、同じように処理を行い、最終的に、第4図(e)に示すような多周期分の速度場情報を合成した結果を得ることができる。
図4(a)は出力信号の1パルス毎の撮像(静止)画像、図4(b)は図4(a)のトレーサのみを抽出した画像、図4(c)は図4(b)のトレーサ画像を加算器11の出力パルス分重ね合わせた画像、図4(d)は図4(c)のトレーサの移動ベクトル図、図4(e)は図4(d)の移動ベクトルを多周期分重ね合わせた合成図である。
図5は画像処理の原理を説明する説明図である。
ビデオカメラ6で撮像した画像は、第4図(a)に示すようなグレイスケールの静止画像に変換し、第4図(b)に示すような、粒子画像のトレーサの位置を計算する。第4図(c)に示すような4時刻分の粒子画像のトレーサの位置の組み合わせにより、さらに、第5図に示すような、粒子画像のトレーサの位置の追跡により、第4図(d)に示すような1周期分のトレーサの移動ベクトル情報を得る。この情報からトレーサの流速等の速度場情報を算出する。その際、前記遅延時間幅の値や画像上の移動ベクトルの値等を用いて演算する。例えば、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出する。
データの取得が多周期分にわたる場合には、同じように処理を行い、最終的に、第4図(e)に示すような多周期分の速度場情報を合成した結果を得ることができる。
1 粒子画像流速測定装置
2 流体駆動装置
3 流路
4 トレーサ
5 連続シート光光源
6 ビデオカメラ
7 検出器
8 パルスコントローラ
9 画像処理装置
10−1 遅延器1
10−2 遅延器2
10−3 遅延器3
10−N 遅延器N
11 加算器
2 流体駆動装置
3 流路
4 トレーサ
5 連続シート光光源
6 ビデオカメラ
7 検出器
8 パルスコントローラ
9 画像処理装置
10−1 遅延器1
10−2 遅延器2
10−3 遅延器3
10−N 遅延器N
11 加算器
Claims (3)
- 入力パルス信号と、任意の遅延時間および任意の遅延時間幅を設定する信号を入力し、前記入力パルス信号を前記任意の遅延時間および任意の遅延時間幅を設定する信号により遅延させた遅延信号を出力する複数の遅延器と、前記複数の遅延器の前記遅延信号を取り込んで加算した出力信号を出力する加算器から構成したことを特徴とするパルスコントローラ。
- 流路を流れる測定対象を連続して照射する連続シート光光源と、トレーサの移動状態を検出する検出器と、前記検出器の出力信号を請求項1記載の入力パルス信号とする請求項I記載のパルスコントローラと、前記パルスコントローラの請求項1記載の出力信号により撮像動作するビデオカメラと、前記ビデオカメラの複数の撮像画像を取り込み、該撮像画像から測定対象のみを抽出した粒子画像を求め、複数の前記粒子画像上の粒子の移動から測定対象の流速を算出することを特徴とする粒子画像流速測定装置。
- 請求項I記載のパルスコントローラを用いて、周期性のある測定対象の流れの駆動源等から発生する周期的な電気的なパルス信号を、各々のパルス信号の発生時刻から一定の任意時間を遅延させた時刻を開始時刻とした均等時間間隔の3時刻以上の電気的なパルス信号に変換し、1時刻の電気的なパルス信号をトリガ信号として1画像を取得できるビデオカメラを用い、変換されたパルス信号に対応した3時刻以上の時刻における測定対象の流れの中に混入したトレーサの粒子画像を得、それら3時刻以上の連続した粒子画像のトレーサの位置を追跡して、トレーサの位置の移動距離をデータとして蓄積し、それらのデータを総和することによって測定対象の流れの中のトレーサ粒子の動きに対応する流速を測定する粒子画像流速測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006196213A JP2008026033A (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | パルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006196213A JP2008026033A (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | パルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008026033A true JP2008026033A (ja) | 2008-02-07 |
Family
ID=39116824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006196213A Pending JP2008026033A (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | パルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008026033A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102393193A (zh) * | 2011-10-12 | 2012-03-28 | 清华大学 | 一种用于流速测量的高频图像采集系统 |
CN105682332A (zh) * | 2016-03-17 | 2016-06-15 | 中国工程物理研究院流体物理研究所 | 一种测量系统及方法 |
WO2017078401A1 (ko) * | 2015-11-03 | 2017-05-11 | 한국항공우주연구원 | 입자영상유속계 및 그 제어방법 |
CN109030861A (zh) * | 2018-08-25 | 2018-12-18 | 西北工业大学 | 一种用于流体力学试验中粒子图像测速仪测量旋转部件的同步装置及方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042938A (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-07 | Nippon Steel Corp | 画像処理による流れの可視化方法 |
JP2002094495A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電圧制御オシレータ及びそれを用いたマルチビットレート・タイミング抽出回路 |
JP2004333276A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 流体計測装置 |
-
2006
- 2006-07-18 JP JP2006196213A patent/JP2008026033A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042938A (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-07 | Nippon Steel Corp | 画像処理による流れの可視化方法 |
JP2002094495A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電圧制御オシレータ及びそれを用いたマルチビットレート・タイミング抽出回路 |
JP2004333276A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 流体計測装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102393193A (zh) * | 2011-10-12 | 2012-03-28 | 清华大学 | 一种用于流速测量的高频图像采集系统 |
WO2017078401A1 (ko) * | 2015-11-03 | 2017-05-11 | 한국항공우주연구원 | 입자영상유속계 및 그 제어방법 |
US10634693B2 (en) | 2015-11-03 | 2020-04-28 | Korea Aerospace Research Institute | Particle image velocimetry and control method therefor |
CN105682332A (zh) * | 2016-03-17 | 2016-06-15 | 中国工程物理研究院流体物理研究所 | 一种测量系统及方法 |
CN109030861A (zh) * | 2018-08-25 | 2018-12-18 | 西北工业大学 | 一种用于流体力学试验中粒子图像测速仪测量旋转部件的同步装置及方法 |
CN109030861B (zh) * | 2018-08-25 | 2024-01-16 | 西北工业大学 | 一种用于流体力学试验中粒子图像测速仪测量旋转部件的同步装置及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3718686B2 (ja) | 平面及び空間の時系列流体速度計測システム | |
JP2013101314A5 (ja) | ||
JP6637445B2 (ja) | 顕微鏡サンプルの撮像の改良 | |
ATE467387T1 (de) | Vorrichtung und verfahren zum bestimmen der pulswellengeschwindigkeit | |
US11539898B2 (en) | Method and apparatus for imaging a sample using a microscope scanner | |
JP2011180028A (ja) | 流体解析装置および流体解析方法 | |
JP2008026033A (ja) | パルスコントローラ、およびこのパルスコントローラを用いた粒子画像流速測定装置。 | |
KR101453213B1 (ko) | 입자영상유속계를 이용한 프로펠러 후류 유동장의 효율적 측정 방법 | |
WO2013127973A1 (en) | Intersystem interference avoidance | |
CN109141811A (zh) | 一种基于异步延时法的颗粒动态轨迹测量系统及方法 | |
JP2007085784A (ja) | 流体計測装置および流体計測方法 | |
JP2008215999A (ja) | 流体計測システム、流体計測方法およびコンピュータプログラム | |
SE531863C2 (sv) | Anordning och metod för mätning av hastigheten hos en rörlig pappersbana | |
WO2006006250A1 (ja) | 流体流動計測システム、流体流動計測方法およびコンピュータプログラム | |
WO2015114750A1 (ja) | フローサイトメータ | |
JP2009141538A5 (ja) | ||
JP2011033730A5 (ja) | ||
JP3012647B1 (ja) | 流速測定方法並びにその装置 | |
CN213336712U (zh) | 基于双色脉冲激光扫描的气流可视化系统 | |
Weyna et al. | Phase-locked particle image velocimetry visualization of the sound field at the outlet of a circular tube | |
CN207423988U (zh) | 一种基于双目镜筒的双相机piv流场测量装置 | |
KR101453212B1 (ko) | 예인수조에서의 프로펠러 후류 유동장 측정 장치 | |
JP2014052437A5 (ja) | ||
KR102019875B1 (ko) | 펄스 추적 장치 | |
JP2005275305A (ja) | 高速度連続撮影システム、高速度連続撮影方法、撮影画像偏差校正システム、撮影画像偏差校正方法、コンピュータプログラム、移動ベクトル算出システム、および移動ベクトル算出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110621 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111018 |