JP2008025828A - 摺動部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】摩擦係数の低減効果の高い摺動部材を提供する。
【解決手段】粘性流体を介在させて摺動させる摺動部材は、少なくとも一方の表面に微細な凹部20を有している。凹部のすべり方向15の断面形状に関して、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置21までの長さをSとした場合、S/Lが0.2より小さい場合に、凹部のすべり方向後方部の溝底面22が下に凹の形状に設定してある。
【選択図】図2
【解決手段】粘性流体を介在させて摺動させる摺動部材は、少なくとも一方の表面に微細な凹部20を有している。凹部のすべり方向15の断面形状に関して、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置21までの長さをSとした場合、S/Lが0.2より小さい場合に、凹部のすべり方向後方部の溝底面22が下に凹の形状に設定してある。
【選択図】図2
Description
本発明は、粘性流体を介在させて摺動させる摺動部材に関する。
従来から、油を始めとする粘性流体を介して摺動させる摺動部材における摩擦を低減するためには、摺動部材の摺動面に微細な窪みや凹部、溝などを形成することが行われている。
このような従来の技術の一例としては、摩擦を低減させるための摺動部材として、摺動面において、摺動方向に対してその深さを変化させた微細な凹部を形成したものがある。
上記のような従来の摺動部材においても、摩擦の低減を実現しうるものの、更なる摩擦の低減が要望されていた。そこで、本発明は、粘性流体を介在させて摺動させる摺動部材における、摺動部間に生じる摩擦係数を低減し得る手段を提供することを目的とする。
本発明は、他の摺動部材との間に粘性流体を介在させて一方向に摺動させる摺動部材において、摺動する側に面し、微細な凹部を有する表面と、前記凹部のすべり方向の断面形状において、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置までの長さをSとした場合、S/Lが0〜0.3であり、前記凹部底面の極値を示す位置からすべり方向後方部の溝底面が下に凹の形状となっていることを特徴とする摺動部材である。
本発明によれば、他の摺動部材との間に粘性流体を介在させて一方向に摺動させる摺動部材の摺動面に形成された微細な凹部の形状を、凹部のすべり方向の断面形状において、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置までの長さをSとした場合、S/Lが0〜0.3とし、前記凹部底面の極値を示す位置からすべり方向後方部の溝底面が下に凹の形状となるようにしたので、油膜厚さの更なる増大が可能となり、摺動部間に生じる摩擦を低減することができる。結果、摺動部の摩耗や焼付きを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、摺動部材10の一例を一部切り欠いて示す斜視図、図2(A)は、摺動面に形成されている凹部20を示す斜視図、図2(B)は、図2(A)の2B−2B線に沿う断面図、図2(C)は、凹部20の断面形状の他の例を示す断面図である。
図1は、摺動部材10の一例を一部切り欠いて示す斜視図、図2(A)は、摺動面に形成されている凹部20を示す斜視図、図2(B)は、図2(A)の2B−2B線に沿う断面図、図2(C)は、凹部20の断面形状の他の例を示す断面図である。
図1を参照して、摺動部材10は、粘性流体としての潤滑油13を介在して摺動する第1部材11と第2部材12とを有している。第1部材11および第2部材12は円筒形状を有している。図中に点線によって示される接触領域14において、第2部材12の外表面と第1部材11の内表面とが潤滑油を介在させて摺動している。第2部材12は、第1部材11に対して矢印U1によって示される方向に回転する。図中矢印Wは、第2部材12に作用するラジアル荷重を示している。
摺動部材10の少なくとも一方の表面、例えば、第2部材12の外表面12aには、微細な凹部20が複数設けられている。
図2を参照して、このような微細な凹部20の形状は、その断面が、凹部20のすべり方向の断面形状において、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部20底面の極値を示す位置21までの長さをSとした場合、S/Lが0〜0.3である場合に、凹部20のすべり方向後方部の溝底面22が平坦な形状よりも深く抉られており、図中にて下に凹の形状(図2(C)参照)となっている。図2における矢印15は、凹部20のすべり方向を示し、符号tは、凹部20の最深部の深さを示す。
S/Lの値を0〜0.3とすることにより、微細な凹部20による幾何学的な平均油膜厚さの増大によるせん断率の減少に加えて、マイクロ動圧効果が増大して油膜厚さが増大し、摩擦係数が低減するという優れた効果が得られる。
また、凹部20のすべり方向後方部の溝底面22を、下に凹の形状とすることにより、溝底面22が上に凸の形状(後述する図3参照)である場合に比べて、凹部20の体積が増加する。凹部20によるマイクロ動圧効果が増大することによって、油膜厚さが増大し、摩擦係数が低減するという優れた効果が得られる。
ここで、凹部20は、摺動面から見た形状が、すべり方向15よりもすべり方向15に直交する方向に長い扁平した形状であることが望ましい。扁平な形状は、矩形に限られず、楕円形状や多角形状であってもかまわない。摺動面から見た凹部20の形状が、すべり方向15に直交する方向に長い扁平した形状であることにより、摺動部位に多くの潤滑油13を流入させることができ、摩擦の低減が図られる。
凹部20は、摺動面における凹部20の占有面積率が0.5〜10%であることが望ましい。0.5%より小さい場合には、凹部20の油閉じ込め効果が十分でなく、摩擦低減効果が十分発現しないおそれがある。また、10%を超えると負荷容量の低下を招き、金属接触が発生しやすくなり、十分な摩擦低減が発現しないおそれがある。
摺動する2物体間で摺動面の硬度が異なる場合には、摺動面の硬度が高い方の摺動面に凹部20が形成されていることが望ましい。凹部20の形状が長期にわたって維持され、摩擦の低減が長期にわたって図られる。
凹部20は、摺動面における摺動時の粘性流体膜厚さをhとした場合に、深さtとの比h/tが0.04〜5となるように凹部20が形成されているが望ましい。0.04より小さい場合には、油膜を十分確保できず金属接触が生じるため、摩擦低減効果が十分発現しないおそれがある。また、5を超えると、凹部の深さに対して油膜厚さが大きすぎるため、十分な摩擦低減が発現しないおそれがある。
凹部20は、刃先が中凸アール形状を有する工具による塑性加工により形成されていることが望ましい。上述した凹部20の断面形状を好適に形成することができるからである。
上述した摺動部材10は、例えば変速機の摺動部に使用される。十分な摩擦低減を発現する摺動部材10を適用することによって、変速機の摺動部における摩擦係数を低減させることができる。
次に、上述のように構成された実施の形態に基づいて、実際にさまざまな凹部形状の摺動部材を製作して摩擦係数を求める実験を行った。
実験に用いる摺動部材は、図1に示したとおり、第1部材11である外円筒と、第2部材12である内円筒からなる。
外円筒は外径φ60mmの鋼製円筒に内径φ45mmのアルミメタルを圧入したものである。一方、内円筒は外径がφ43mm、軸方向曲率半径R700mmの鋼鉄(SCM420H鋼)の浸炭焼き入れ焼き戻し材である。内円筒および外円筒の幅はともに20mmである。
内円筒および外円筒にはそれぞれACサーボモータ(不図示)を取り付け独立に回転制御できるようにしている。そして、5W30の油を入れた油浴内にこの内円筒および外円筒を浸すことで、内円筒および外円筒の間に油膜を形成させた。
実験は、ラジアル荷重20kg、油温度80℃、相対すべり速度6m/s、平均速度を3m/sにおいて、内円筒軸に取り付けたトルクセンサにより回転トルクを計測して接線力を算出し、ラジアル荷重で除することにより摩擦係数を求めた。
(実施例および比較例)
図2(B)は、比較例1における凹部20の断面形状を示す断面図であり、図3は、比較例2における凹部20の断面形状を示す断面図である。
図2(B)は、比較例1における凹部20の断面形状を示す断面図であり、図3は、比較例2における凹部20の断面形状を示す断面図である。
実施例1〜3および比較例1および2は、いずれもφ43mmの内円筒表面に凹部を形成した。実施例1〜3は、本発明を適用した微細な凹部を形成した。一方、比較例1および2には、本発明を適用していない凹部を形成した。これら凹部は、塑性加工により形成した。実施例の凹部は、刃先が中凸アール形状を有する工具による塑性加工により形成した。
実施例、比較例のいずれも、凹部の大きさは、80μm×320μmの矩形形状で、面積率は5%、凹部の深さtは3μmとした。
実施例、比較例のいずれも、凹部形成後、凹部形状周辺に形成されたエッジ部の盛り上がりを粒径9μmのテープラップフィルムにより除去し、試験に供した。
本実施例では、S/Lを0〜0.3の範囲で設定しており、その理由について説明する。凹部形状におけるS/Lと摩擦係数の関係について実験した結果を示す。図4に実際に制作した凹部の断面形状の計測形状を示す。また、図5に凹部20が形成された摺動面23における、凹部20の形成パターンを示す(図4に示した(a)〜(c)の全ての凹部で同じパターンとなるようにした)。
そして、図6に、図4に示した各凹部形状におけるS/Lと摩擦係数の減少率(%)の関係を示す。なお、図4に示した凹部断面形状は、図4(a)がS/L=0.5とした凹部(ブラスト加工により制作)、図4(b)がS/L=0.2となるように摺動方向前端壁が摺動面に対して直角な垂線から角度を持たせた凹部(MRF加工により制作)、図4(c)がS/L=約0.1以下となるように、摺動方向前端壁が摺動面に対してほぼ直角の凹部(インデンターによるインデント加工により制作)である。また、図6に示した摩擦係数の減少率は、S/L=0.5のときを基準としての減少率である。
実施例1〜3は、凹部のすべり方向後方部の溝底面を下に凹の形状(図2(C)参照)とし、その曲率半径Rを変化させた。実施例1は曲率半径Rを250μm、実施例2は曲率半径Rを500μm、実施例3は曲率半径Rを1000μmとした。
比較例1は、凹部のすべり方向後方部の溝底面を平坦(図2(B)参照)とした。したがって、曲率半径Rは無限大である。比較例2は、凹部のすべり方向後方部の溝底面を上に凸の形状(負の曲率半径)とした。
表1に、各実施例および各比較例における曲率半径R、曲率(1/R)および実験結果を示す。
まず、表1から、本発明を適用した実施例1〜3は、いずれも比較例と比べて摩擦係数が低減していることがわかる。また、各実施例から、曲率半径Rの値が小さくなるほど(曲率1/Rが大きくなるほど)、より摩擦係数が小さくなる傾向を示していることがわかる。
次に、図6からS/Lの値が小さくなるほど、摩擦係数が減少することがわかる。特に、S/L=0.3付近でほぼ10%程度の減少率となっており、S/L=0.3で有効な摩擦係数の減少効果があることがわかる。また、S/L=0.2以下では、S/L=0.5〜0.3の間よりも減少率の傾きが大きくなっていて、摩擦係数の減少効果が大きくなっていることがわかる。したがって、S/Lの値は、0.2以下であればより好ましく、さらにS/L=0.1以下ではいっそう好ましいものである。
このような摺動部材における摩擦係数低減のメカニズムは今のところ明確ではないが、以下のように推論している。すなわち、微細な凹部を摺動方向に形成することで、凹部が存在しない平滑面に対して、凹部の分だけ平均油膜厚さが増大され、平均せん断率を減少させる効果が生まれる。また、摺動方向と直交する方向における、すべり方向前側の凹部の壁面を急峻にし、できる限り直角に近づけ、さらに、凹部のすべり方向後方部の溝底面を下に凹の形状とすることで、より多くの潤滑油を接触部に流入させることが可能となる。さらに、凹部による微視的な動圧効果を合わせて発生させることで、より広い作動条件で摩擦低減効果を発現しているものと考えている。
以上のように、他の摺動部材との間に粘性流体を介在させて一方向に摺動させる摺動部材の摺動面に形成された微細な凹部の形状を、凹部のすべり方向の断面形状において、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置までの長さをSとした場合、S/Lが0〜0.3とし、前記凹部底面の極値を示す位置からすべり方向後方部の溝底面が下に凹の形状となるようにすることで、摩擦係数が減少し摺動特性が向上する。また、これにより油膜厚さも厚く維持されるようになり、耐摩耗性や耐焼き付き性が向上する。
本発明は、他の摺動部材との間に粘性流体を介在させて一方向に摺動させる摺動部材、例えば、内燃機関(エンジン)のクランクシャフトやカムシャフトに好適である。
10 摺動部材、
11 第1部材、
12 第2部材、
12a 第2部材の外表面(摺動部材の少なくとも一方の表面)、
13 潤滑油(粘性流体)、
15 凹部のすべり方向、
20 凹部、
21 凹部底面の極値を示す位置、
22 溝底面、
23 摺動面、
L 最表面の長さ、
S すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置までの長さ、
t 凹部の深さ。
11 第1部材、
12 第2部材、
12a 第2部材の外表面(摺動部材の少なくとも一方の表面)、
13 潤滑油(粘性流体)、
15 凹部のすべり方向、
20 凹部、
21 凹部底面の極値を示す位置、
22 溝底面、
23 摺動面、
L 最表面の長さ、
S すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置までの長さ、
t 凹部の深さ。
Claims (7)
- 他の摺動部材との間に粘性流体を介在させて一方向に摺動させる摺動部材において、
摺動する側に面し、微細な凹部を有する表面と、
前記凹部のすべり方向の断面形状において、最表面の長さをLとし、すべり方向前側から凹部底面の極値を示す位置までの長さをSとした場合、S/Lが0〜0.3であり、前記凹部底面の極値を示す位置からすべり方向後方部の溝底面が下に凹の形状となっていることを特徴とする摺動部材。 - 前記凹部は、前記摺動面から見た形状が、すべり方向よりもすべり方向に直交する方向に長い扁平した形状であることを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
- 前記凹部は、前記摺動面における前記凹部の占有面積率が0.5〜10%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の摺動部材。
- 摺動する2物体間で摺動面の硬度が異なる場合に、摺動面の硬度が高い方の摺動面に前記凹部が形成されている特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の摺動部材。
- 前記凹部は、その深さをtとし、前記摺動面における摺動時の粘性流体膜厚さをhとした場合に、その比h/tが0.04〜5となるように前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の摺動部材。
- 前記凹部は、刃先が中凸アール形状を有する工具による塑性加工により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の摺動部材。
- 前記摺動部材は、内燃機関もしくは変速機の摺動部に使用されるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の摺動部材。
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- 2007-04-16 JP JP2007107141A patent/JP2008025828A/ja active Pending
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