JP2008023634A - インサート及び穴加工工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】穴加工工具に装着されるインサート20であって、外形が多角形平板状をなし、一の多角形面が着座面21とされ、側面の一つがすくい面23とされ、すくい面23の工具本体径方向外側の稜線部に外周切刃27が設けられ、この外周切刃27にはバックテーパが付されており、多角形面には厚さ方向に貫通した挿通孔30が穿設され、前記他の多角形面には、軸部と該軸部に直交する当接面とを有するクランプネジが挿通孔30に挿通された際に、前記当接面と当接されるクランプ面31が形成され、クランプ面31は、挿通孔30の中心軸Lに直交する平面に対して、外周切刃27に近づくにしたがい漸次後退するように傾斜させられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
図10及び図11に示すリーマは、軸線O回りに回転される長尺円柱状の工具本体1を有し、工具本体1の先端外周部に工具本体1先端側及び工具本体1径方向外側に向けて開口した凹部2が形成され、この凹部2の工具回転方向T後方側には取付座3が形成されている。この取付座3の工具回転方向T前方側を向く壁面にはクランプネジ孔4が穿設されている。
また、取付座3の工具本体1後端側には、工具本体1径方向外側に向けて開口した収容孔7が形成されており、この収容孔7には調整クサビ8が挿入されている。
さらに、工具本体1の外周には、図11に示すように、周方向に等間隔となるように複数のガイドパッド9が配置されており、このガイドパッド9は、凹部2及び取付座3と干渉する部分では、これら凹部2及び取付座3の工具本体1後端側まで延びるように、その他の部分では工具本体1の先端まで達するように形成されている。
このように構成されたリーマは、工作機械の主軸端に装着されて軸線O回りに回転されるとともに、軸線O方向先端側に送りを与えられ、被切削材に予め形成された下穴に挿入されて、この下穴の内壁面をインサート10の外周切刃12及び食い付き刃13によって切削して所定の内径の加工穴を形成するものである。
この切削を行う際には、加工穴の内壁面とガイドパッド9とが摺動することにより、工具本体1の振れを防止して寸法精度の向上を図っている。
また、前記空隙によってクランプネジの変形量が確保されているので、インサートの移動量が従来に比べて大きく、外周切刃の位置調整を確実に行うことができる。
したがって、押圧部材を操作して外周切刃の径方向位置のみを調整すれば良いので、インサートの位置調整を簡単にかつ精度良く行うことができる。
図4から図6に示すリーマは、軸線O回りに回転される工具本体40を有し、この工具本体40の先端外周部に形成された取付座50に、図1から図3に示すインサート20が着脱可能に装着されて構成されている。
また、正面逃げ面22と外周逃げ面24との交差部分には面取り部28が形成され、この面取り部28と切刃部26との交差稜線部には食い付き刃29が設けられている。
また、外周逃げ面24はすくい面23から離れるにしたがいインサート20の内部に向けて後退するように傾斜させられていて、すくい面23と外周逃げ面24とは鋭角に交差するように配置されている。
さらに、外周逃げ面24は、すくい面23に対向する側から見て図1に示すように、着座面21側に向かうにしたがい被押圧面25に漸次近づくように傾斜させられている。
なお、本実施形態においては、クランプ面31は、前記挿通孔30の中心軸Lに対して直交する平面と交差角度θで交差するように形成されていて、前記交差角度θが0°10´≦θ≦15°となるように設定され、より具体的には、θ=3°に設定されている。
さらに、この工具本体40には、取付部43に開口して軸線Oに沿って延びるクーラント供給孔45が穿設されるとともに、このクーラント供給孔45から工具本体40径方向外側に向けて延びて工具本体40の外周面に開口するクーラント吐出孔46が穿設されている。
また、軸線Oに直交する断面において図6に示すように、工具回転方向T後方側を向く壁面50Cは工具本体40径方向に沿うように配置され、工具回転方向T前方側を向く壁面50Bは前記壁面50Cに対して工具本体40径方向外側に向かうにしたがい工具回転方向T後方側に後退するように傾斜させられている。
押圧ネジ孔53には、概略円柱状をなして外周面に雄ネジが形成された押圧ネジ56が螺着されており、押圧ネジ56の先端面が押圧ピン55の後端面に当接されている。また、押圧ネジ56の後端面には、レンチ等の作業用工具が係合される係合孔(図示なし)が形成されており、この係合孔が前記大径孔54を介して工具本体40外周面に向けて露呈されている。
ここで、クランプ面31が挿通孔30の中心軸Lに直交する平面に対して傾斜するように構成させられているので、クランプ面31の外周切刃27側の部分と当接面35との間に僅かな空隙が形成されることになる。
なお、本実施形態においては、バックテーパ量は、40μm/15mm〜80μm/15mmの範囲内に設定されており、より具体的には、60μm/15mmとされている。
したがって、押圧ネジ56によって押圧ピン55によるインサート20の押圧力を調整することにより、外周切刃27の工具本体40径方向位置を調整することができる。
例えば、図7から図9に示すように、先端逃げ面22の外周切刃27側部分を凹ませてクランプ面31を傾斜するように構成してもよい。
さらに、ダイヤモンド焼結体で構成された切刃部を備えたもので説明したが、超硬合金で一体成形されたものやcBN焼結体で構成された切刃部を有するものなどでも良い。
また、押圧部材として、押圧ピンを備えたものとして説明したが、これに限定されることはなく、クサビ材等の他の押圧部材を配置したものであっても良い。
21 着座面
23 すくい面
26 切刃部
27 外周切刃
30 挿通孔
31 クランプ面
32 クランプネジ
33 軸部
34 当接面
40 工具本体
47 凹部
50 取付座
55 押圧ピン(押圧部材)
Claims (4)
- 被切削材に予め形成された下穴の内壁面を切削して加工穴を形成する際に使用される穴加工工具の工具本体の先端外周部に設けられた取付座に着脱可能に装着されるインサートであって、
外形が多角形平板状をなし、一の多角形面が着座面とされて前記取付座に取り付けられ、前記着座面の周りの側面の一つが工具回転方向前方側に向けられるすくい面とされ、該すくい面の工具本体径方向外側に向けられた辺稜部に外周切刃が設けられ、この外周切刃には、軸線方向後端側に向かうにしたがい工具本体径方向内側に後退するようなバックテーパが付されており、
前記一の多角形面及び他の多角形面には、厚さ方向に貫通した挿通孔が穿設されており、前記他の多角形面には、軸部と該軸部に直交する当接面とを有するクランプネジが挿通孔に挿通された際に、前記当接面と当接されるクランプ面が形成されており、
前記クランプ面は、前記挿通孔の中心軸に直交する平面に対して、前記外周切刃に近づくにしたがい漸次後退するように傾斜させられていることを特徴とするインサート。 - 前記挿通孔の前記中心軸に直交する平面と前記クランプ面との交差角度θが、0°10´≦θ≦15°の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のインサート。
- 前記すくい面には、ダイヤモンド焼結体で構成された切刃部が備えられており、該切刃部に、前記外周切刃が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインサート。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のインサートが装着されて構成される穴加工工具であって、
軸線回りに回転される工具本体の先端外周部に、前記工具本体先端側及び前記工具本体径方向外側に向けて開口された凹部が形成され、該凹部の工具回転方向後方側に取付座が形成され、該取付座には、前記インサートを押圧して前記外周切刃の前記工具本体径方向位置を調整する押圧部材が配置されていることを特徴とする穴加工工具。
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