JP2008023189A - ゴルフクラブ用グリップ - Google Patents

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Kunihiro Suzuki
邦洋 鈴木
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Abstract

【課題】グリップした際の周方向位置を正確に把握することのできるゴルフクラブ用グリップを提供する。
【解決手段】グリップ本体5の外周面の周方向所定箇所に他の部分と異なった感触を有する触感部6を設けたので、グリップした際、触感部6の感触によりグリップ4の周方向位置を正確に把握することができ、グリップする方向の再現性を高めることができる。これにより、ゴルフクラブヘッド3を常に適正な向きにして構えることができ、ミスショットの発生を少なくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフクラブ用シャフトの基端部に装着されて使用されるゴルフクラブ用グリップに関するものである。
一般に、ゴルフクラブのグリップは、スイング時の滑りを防止するために摩擦係数の大きいゴム等によって形成されているが、滑り止めを強化するため、グリップ本体の表面全体に亘って複数の植毛部を設けたり(例えば、特許文献1参照。)、或いはグリップ本体と手袋とを面ファスナで結合可能に構成したものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−315161号公報 実開平5−13474号公報
ところで、ゴルフクラブを構えた際、ゴルフクラブヘッドの向きが適正か否かは、専らゴルファーの視覚的情報により判断されるが、このような視覚的情報のみでは正確な方向再現性を得ることができず、特に傾斜面でのショットやフェースの向きを意図的に調整したい場合には経験や技量に頼らざるを得ず、ミスショットが発生し易くなるという問題点があった。また、ゴルフクラブのグリップには、いわゆるバックラインとして長手方向に延びる突条部が設けられたものもあるが、バックラインによるグリップの把持感ではゴルフクラブの周方向位置を正確に把握することは困難であった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、グリップした際の周方向位置を正確に把握することのできるゴルフクラブ用グリップを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、グリップ本体を弾性材料によって形成され、ゴルフクラブシャフトの基端部に装着されるゴルフクラブ用グリップにおいて、前記グリップ本体の外周面の周方向所定箇所に、他の部分と異なった感触を有する触感部を設けている。
これにより、グリップすると触感部がグリップ本体の周方向所定位置で手指に接触することから、触感部の感触により周方向位置を正確に把握することができる。
本発明のゴルフクラブ用グリップによれば、グリップした際、触感部の感触により周方向位置を正確に把握することができるので、グリップする方向の再現性を高めることができる。これにより、ゴルフクラブヘッドを常に適正な向きにして構えることができ、ミスショットの発生を少なくすることができる。
図1乃至図5は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は本発明のグリップを装着したゴルフクラブの正面図、図2はグリップの底面図、図3は図2におけるB−B線矢視方向断面図、図4は図1におけるA−A線矢視方向断面図、図5は実験結果を示す図である。
同図に示すゴルフクラブ1は、スチールまたはカーボンからなるゴルフクラブシャフト2と、ゴルフクラブシャフト2の先端部に取付けられたゴルフクラブヘッド3と、ゴルフクラブシャフト2の基端部に装着されたグリップ4とから構成されている。
グリップ4は一端を閉塞したテーパ筒状のグリップ本体5をゴム等の弾性材料によって形成してなり、グリップ本体5内にはゴルフクラブシャフト2の基端部が圧入されるようになっている。グリップ本体5の外周面における周方向所定箇所には、他の部分と感触の異なる触感部6が設けられ、触感部6はグリップ本体5に植毛された多数の短繊維6a(パイル)によって形成されている。この場合、触感部6は、グリップ本体5の全長L1 に対して20%以上の長さL2 と、周方向3mm以上30mm以下の幅Wとを有する領域に形成されている。短繊維6aは、例えばナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン等の素材からなり、後述する静電植毛によってグリップ本体5に植毛されている。この場合、短繊維6aは、断面径が8デニール以上25デニール以下に形成され、繊維長が1mm以上1.5mm以下に形成されている。また、グリップ本体5の外周面には、グリップ本体5の長手方向に延びる突条部7が設けられるようになっており、この突条部7によってバックラインが形成される。この場合、グリップ本体5の内周面には他の部分よりも肉厚の大きい平坦部5aが設けられており、グリップ本体5内にゴルフクラブシャフト2を挿入すると、平坦部5aの肉厚部分がグリップ本体5の外周面側に突出し、突条部7が形成されるようになっている。
ここで、前記短繊維6aを静電植毛により植毛する方法について説明する。この静電植毛では、前処理として、必要に応じてグリップ本体5の表面に脱脂、プライマー処理を行うとともに、触感部6を形成する部分の周りをマスキングして接着剤を塗布する。そして、2万ボルト〜10万ボルトの高電圧静電界における静電吸引力により、接着剤が塗布されたグリップ本体5の表面に短繊維6aを垂直に投錨させた後、接着剤を乾燥させることにより触感部6を形成する。
以上の構成においては、ゴルフクラブ1を構えたときにグリップ本体5の触感部6がゴルファー側に位置するようにグリップ4をゴルフクラブシャフト2に装着する。これにより、グリップ4を握ると突条部7上の触感部6がグリップ本体5の周方向所定位置で手指に接触するため、触感部6の感触により周方向位置を正確に把握することができる。この場合、触感部6の長さL2 をグリップ本体5の全長L1 に対して20%以上にすることにより、手指との長さ方向の接触範囲が十分になり、触感部6をより認識し易くなる。また、触感部6の幅Wを周方向3mm以上30mm以下することにより、手指との幅方向の接触範囲が適正になり、触感部6をより認識し易くなる。更に、触感部6の短繊維6aの断面径を8デニール以上25デニール以下にすることにより、手指と短繊維6aとの接触抵抗が適正になり、より好ましい感触が得られ、触感部6をより認識し易くなる。また、短繊維6aの繊維長を1mm以上1.5mm以下にすることにより、短繊維6aの感触がより良好になるとともに、短繊維6aを含めたグリップ4の剛性をより好ましく保つことが可能となる。
ここで、本発明の実施例1〜12及び比較例について、グリップする方向の再現性の実験を行った。この実験では、直線の引かれた平面盤上に被験者としてのゴルファーが立ち、その直性を目標方向にしてアドレスする。アドレス後にゴルフクラブのリーディングエッジを前記平面に投影した線と前記直線とのなす角度を測定し、被験者は一旦平面盤上から降り、再度平面盤上に立ってアドレスする。これを5回繰り返して毎回の測定角度の標準偏差を求める。前記測定を平面盤の傾斜角度が0゜、左足上がりに5゜、左足下がりに5゜、つま先上がりに5゜、つま先下がりに5゜の5種類の条件についてそれぞれ行った。ここでは、各実施例1〜12及び比較例のゴルフクラブを用いて30人の被験者について行い、各条件ごとの前記標準偏差について、各条件及び30人に関する総平均値を求めた。そして、比較例の総平均値を100とし、その指数((比較例の総平均値/各実施例の総平均値)×100)を各実施例1〜12の評点とした。評点が高いほど標準偏差が小さいため、グリップする方向の再現性が高いと判定した。尚、本実験では、各実施例1〜12及び比較例に、それぞれロフト角度32゜、長さ37.5インチのゴルフクラブを用い、比較例には植毛部分(触感部6)を有しないものを用いた。また、各実施例1〜12は植毛部分の長さ、幅、短繊維の断面径、繊維長の異なるものを用いた。
前記実験の結果、図5に示すように各実施例1〜12は全て評点が比較例よりも高く、グリップする方向の再現性が高いという結果が得られた。
このように、本実施形態によれば、グリップ本体5の外周面の周方向所定箇所に他の部分と異なった感触を有する触感部6を設けたので、グリップした際、触感部6の感触によりグリップ4の周方向位置を正確に把握することができ、グリップする方向の再現性を高めることができる。これにより、ゴルフクラブヘッド3を常に適正な向きにして構えることができ、ミスショットの発生を少なくすることができる。
また、触感部6の長さL2 をグリップ本体5の全長L1 に対して20%以上とし、その周方向の幅Wを3mm以上30mm以下にしたので、手指との長さ方向の接触範囲を十分に確保することができ、触感部6を確実に認識することができる。
更に、グリップ本体5に植毛された短繊維6aによって触感部6を形成するようにしたので、短繊維6aの適度な抵抗感や撓みにより、フィット感を損うことなく確実にグリップすることができる。
また、短繊維6aを静電植毛によって植毛するようにしたので、触感部6を容易に形成することができ、製造上極めて有利である。
更に、短繊維6aを8デニール以上25デニール以下の断面径に形成するとともに、1mm以上1.5mm以下の繊維長に形成したので、短繊維6aの抵抗による感触を適正にすることができ、グリップ時のフィット感を向上させることができる。
また、触感部6をグリップ本体5の長手方向に延びる突条部7(バックライン)に設けたので、突条部7を頼りにグリップの方向性を再現しようとする場合、突条部7上の触感部6による感触を高めることができ、方向再現性の向上に極めて有利である。
尚、前記実施形態では、短繊維6aを静電植毛によって植毛するようにしたものを示したが、例えば織物を接着剤または両面粘着テープによって貼り付けるなど、他の植毛方法により触感部を形成することもできる。
また、前記実施形態では、触感部6を植毛により形成したものを示したが、他の部分と感触の異なる部分であれば、植毛によって形成されたものに限定されることはなく、図6乃至図8に示すものであってもよい。即ち、図6の第2の実施形態に示す触感部8は、成型や表面処理によって形成された梨地等の粗面8aからなるものである。また、図7の第3の実施形態に示す触感部9は、グリップ本体5に埋設された滑り止め用の周知のコード9aからなるものである。更に、図8の第4の実施形態に示す触感部10は、グリップ本体5に設けられた複数の突起10aからなるものである。
本発明の第1の実施形態に係るグリップを装着したゴルフクラブの正面図 グリップの底面図 図2におけるB−B線矢視方向断面図 図1におけるA−A線矢視方向断面図 実験結果を示す図 本発明の第2の実施形態を示すグリップの底面図 本発明の第3の実施形態を示すグリップの底面図 本発明の第4の実施形態を示すグリップの底面図
符号の説明
4…グリップ、5…グリップ本体、6…触感部、6a…短繊維、7…突条部、8.9,10…触感部。

Claims (6)

  1. グリップ本体を弾性材料によって形成され、ゴルフクラブシャフトの基端部に装着されるゴルフクラブ用グリップにおいて、
    前記グリップ本体の外周面の周方向所定箇所に、他の部分と異なった感触を有する触感部を設けた
    ことを特徴とするゴルフクラブ用グリップ。
  2. 前記触感部を、グリップ本体の全長に対して20%以上の長さで周方向3mm以上30mm以下の幅を有する領域に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ用グリップ。
  3. 前記触感部を、グリップ本体に植毛された短繊維によって形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のゴルフクラブ用グリップ。
  4. 前記短繊維を静電植毛によって植毛した
    ことを特徴とする請求項3記載のゴルフクラブ用グリップ。
  5. 前記短繊維を、8デニール以上25デニール以下の断面径に形成するとともに、1mm以上1.5mm以下の繊維長に形成した
    ことを特徴とする請求項3及び4記載のゴルフクラブ用グリップ。
  6. 前記触感部をグリップ本体の長手方向に延びる突条部に設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のゴルフクラブ用グリップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4544647B1 (ja) * 2009-10-21 2010-09-15 央 軽部 グリップ構造体及びゴルフクラブ
US20100285896A1 (en) * 2009-05-08 2010-11-11 Yung-Hsiang Chen Golf grip with holding control arrangement
JP2019181058A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 仁 谷口 ゲーム用コントローラーおよびその製造方法

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