JP2008023087A - 遊技媒体貸出装置 - Google Patents

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崇史 山本
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Abstract

【課題】貸出許可の内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御している既存の遊技媒体貸出機能付き遊技機と接続して、遊技機の内部信号による貸出操作の有効・無効の状態を判定できる遊技媒体貸出装置を提供する。
【解決手段】遊技機10の内部信号が貸出許可のステータスであれば第2スイッチ手段13が閉成して電圧VLが印加される貸出可能ランプ10bは、接続ケーブル30を介して球貸ユニット20の第2フォトカプラ23におけるフォトトランジスタ側に接続される回路を形成し、その回路途中へ発光ダイオード側を直列に接続した第3フォトカプラ24の出力として、遊技機10における貸出可能ランプ10bの点灯電流を検出でき、第2フォトカプラ23の発光ダイオードを点灯させても貸出可能ランプ10bの点灯電流を検出できなければ、遊技機10の内部信号が貸出許可のステータスにないと判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、機外へは出さない内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御している遊技媒体貸出機能付き遊技機と接続可能で、接続された遊技機へ遊技媒体貸出信号を送出することにより、当該遊技機の遊技媒体排出装置から遊技媒体を排出させる遊技媒体貸出装置に関する。
従来より、遊技店に導入されている遊技媒体貸出システムにおいては、プリペイド媒体(購入金額に相当する価値を記憶させた磁気カードやICカード等)や現金の投入、あるいは会員カードによる貯玉引き出しサービスを用いた遊技媒体(遊技球や遊技メダル等)の貸出に際して、プリペイド媒体等を受入れて遊技媒体の貸出制御を行う遊技媒体貸出装置(いわゆるCRユニット)と、遊技媒体貸出機能を備えた遊技機(いわゆるCR遊技機)とを並設している。このような遊技媒体貸出システムで用いられているCRユニットとCR遊技機は、相互に種々の情報信号をやり取りし、遊技媒体の貸出動作を高い信頼性で行えるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−360896号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された遊技媒体貸出システムにおいては、遊技媒体の貸出動作を高い信頼性で確実に行うために、相互に動作確認を行うように手順が定められているもので、この確認手順から外れた遊技媒体貸出要求等が行われた際の制御は考慮されていないために、貸出エラーとなって、エラー解除条件が達成されるまで遊技媒体の貸出動作や遊技が中断されることもあり、誤った遊技媒体の貸出動作が実行されることはないまでも、遊技開始が遅れたり遊技が中断したりして、遊技者に不快感を与える可能性がある。
例えば、近年のCRユニットには、プリペイド媒体(購入金額と等価な価値を記録した磁気カードやICカード、或いはICチップを内蔵するコイン等)を購入するための紙幣投入でプリペイド媒体を発行すると同時に、発行したプリペイド媒体の残価値を消費して遊技媒体の貸出動作を自動で開始するものや、いわゆる貯玉再プレイシステムと連動し、再プレイボタンが操作されると貯球を消費して遊技媒体の払い出し動作を自動で開始するものなど、遊技機側に設けられた貸出ボタンを遊技者が操作しないでも、遊技機へ遊技媒体貸出信号を送出するタイプのものが市場に投入されており、遊技の開始に際して遊技者の利便性が高いことから、このような遊技媒体貸出信号の送信を自動で行うCRユニットが主流になりつつある。
一方、CRユニットを接続可能な回胴式遊技機においては、ドラムの回転中もしくは賞メダルの払出中など、外部のCRユニットからの払出要求を受け付けることが出来ないため、遊技機の内部状態として遊技媒体貸出信号の受け付けが可能か否かを示す内部信号を生成し、この内部信号が貸出許可のステータス(例えば、貸出許可信号がオン)にある時に限って、貸出可能ランプを点灯させて遊技者に知らせ、且つ、遊技機側の適所に設けた貸出ボタンの操作を有効とする様な付加回路を設けている。
よって、貸出許可の内部信号を使って遊技媒体貸出信号の受付制御を行う遊技機に対して、貸出動作を自動で行うCRユニットを接続した場合、CRユニット側からは、遊技機の貸出許可の状態を示す内部信号を検出できないため、紙幣・プリペイド媒体等の投入タイミングや再プレイボタンの押下タイミングによっては、遊技機が遊技媒体貸出信号を受け付けないため、貸出要求に対する応答タイムアウトが発生してCRユニットがエラーとなり、エラー状態からの復帰までの間、無用な待ち時間が発生するという問題が発生する。しかも、CRユニットがエラーとなることに伴って、遊技機側にもエラー表示されるため、遊技機の故障と勘違いしかねない。
これを、図8に基づいて具体的に説明する。遊技媒体である遊技球を用いた弾球遊技を行える遊技機110の排出制御装置111と、プリペイド媒体等を受入れて遊技球貸出信号を遊技機110へ送出する球貸ユニット120の球貸制御装置121とを接続ケーブル130で接続してある。そして、球貸ユニット120が適正に稼働していれば、貸出ボタン入力検出手段として用いる第1フォトカプラ122の発光ダイオード側に基準電圧VLを印加すると共に、貸出可能ランプ出力をオンにして貸出可能ランプを点灯させ、この貸出可能ランプ出力によって第2フォトカプラ123の発光ダイオードに順方向電流が流れる。
一方、遊技機110の排出制御装置111は、貸出可能な状態であるか否かを示す貸出許可信号がオフの時には開成し、貸出許可信号がオンの時には閉成する第1スイッチ手段112および第2スイッチ手段113を備える。第1スイッチ手段112の一方端は接続ケーブル130を介して球貸ユニット120の第1フォトカプラ122と、他方端は貸出ボタンスイッチ114と接続され、貸出許可の内部信号がオンであれば第1スイッチ手段112が閉成状態にあるので、貸出ボタンスイッチ114が閉成すると、球貸ユニット120の第1フォトカプラ122の発光ダイオードに順方向電流が流れ、フォトトランジスタがオンとなることにより、第1フォトカプラ122のオン信号を貸出ボタン入力として受入れる(図8(a)を参照)。
また、遊技機110の第2スイッチ手段113の一方端には基準電圧VLが印加され、他方端には発光ダイオードよりなる貸出可能ランプ115が接続され、この貸出可能ランプ115の他方端は接続ケーブル130を介して球貸ユニット120の第2フォトカプラ123のフォトトランジスタ側に接続される。よって、貸出許可の内部信号がオンであれば第2スイッチ手段113が閉成状態にあり、尚且つ、球貸ユニット120において貸出可能ランプを点灯させる貸出可能ランプ出力が第2フォトトランジスタ123へ入力されていれば、第2フォトトランジスタ123がオンとなって順方向電流が流れ、貸出可能ランプ115が点灯する(図8(a)を参照)。
しかし、遊技機110において貸出許可の内部信号がオフであった場合には、第1,第2スイッチ手段112,113が共に開成するため、貸出ボタンが操作されて貸出ボタンスイッチ114が閉成しても、球貸ユニット120の第1フォトカプラ122はオフのままで、遊技機110から球貸ユニット120へ球貸要求が行われることはないし、貸出可能ランプ115も消灯するが(図8(b)を参照)、このように遊技機110における貸出許可の内部信号がオフになっている状態を球貸ユニット120側で検出することができないため、遊技機110の内部信号が貸出不許可のステータス(貸出許可信号がオフ)になっているタイミングで、球貸ユニット12にプリペイド媒体や紙幣等が投入されたり、再プレイボタンが押されたりすると、これに基づいて球貸ユニット120は遊技機110へ遊技球貸出信号を送出してしまう。
従って、遊技機110の内部信号が貸出不許可のステータスになっているタイミングで、球貸ユニット120から遊技機110へ遊技球貸出信号が送出されてしまうと、遊技機110ではこの遊技球貸出信号を受け付けないために、遊技球貸出信号を受け付けた旨を示す応答信号が遊技機110から球貸ユニット120へ返信されることはなく、応答信号を受信できないまま待機時間が経過して応答タイムアウトが発生した球貸ユニット120は、貸出動作エラーとなってしまう。
このような不具合を回避するためには、遊技機における貸出許可の内部信号を遊技媒体貸出装置側にも供給し、それに応じて、遊技媒体貸出装置の貸出可能状態を判定できるように構成すれば良いが、遊技機および遊技媒体貸出装置の双方に設計変更が必要となるし、既に市場に出回っている遊技機には適用できない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、貸出許可の内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御している既存の遊技媒体貸出機能付き遊技機と接続して、遊技機の内部信号による貸出操作の有効・無効の状態を判定できる遊技媒体貸出装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、機外へは出さない内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御している遊技媒体貸出機能付き遊技機と接続可能で、接続された遊技機へ遊技媒体貸出信号を送出することにより、当該遊技機の遊技媒体排出装置から遊技媒体を排出させる遊技媒体貸出装置において、前記遊技機における内部信号が貸出許可のステータスであることに基づいて達成される遊技機側動作条件と、遊技媒体貸出装置が正常稼働状態であることに基づいて達成される遊技媒体貸出装置側動作条件とが、共に成立することで動作するよう遊技機に設けられた遊技機側動作手段が、動作状態もしくは非動作状態にあることを検出する動作状態検出手段を備え、遊技媒体貸出装置側動作条件が成立しているにもかかわらず、前記動作状態検出手段によって遊技機側動作手段の非動作状態が検出されることに基づいて、遊技機における内部信号が貸出許可のステータスでないことを判定するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の遊技媒体貸出装置において、前記遊技機に設けた遊技機側動作手段は遊技媒体の貸出が可能な旨を可視表示する貸出可能表示手段であり、遊技機側動作条件の成立として貸出可能表示手段の回路へ給電し、遊技媒体貸出装置側動作条件の成立として貸出可能表示手段の回路を閉成し、前記動作状態検出手段は、貸出可能表示手段の回路に流れる電流により動作状態と非動作状態を検出することを特徴とする。
請求項1に係る遊技媒体貸出装置によれば、接続対象の遊技機が内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御しているものであっても、当該遊技機が備える遊技機動作手段の動作状態を動作状態検出手段により検出することで、間接的に遊技機における内部信号が貸出許可のステータスか否かを的確に判定できる。よって、接続された遊技機における内部信号が貸出許可のステータスにないときには、遊技媒体貸出信号の送出を抑制する制御が可能となり、エラー状態を発生させずに処理できることから、エラーから復帰するまでの間の無用な待ち時間を解消できるし、遊技媒体貸出装置に生じたエラーによって遊技機側にもエラー表示されることを回避できるので、遊技中の遊技機が故障したかのように遊技者を混乱させることもない。
また、請求項2に係る遊技媒体貸出装置によれば、前記遊技機に設けた遊技機側動作手段は遊技媒体の貸出が可能な旨を可視表示する貸出可能表示手段であり、遊技機側動作条件の成立として貸出可能表示手段の回路へ給電し、遊技媒体貸出装置側動作条件の成立として貸出可能表示手段の回路を閉成し、前記動作状態検出手段は、貸出可能表示手段の回路に流れる電流により動作状態と非動作状態を検出するので、電流検出という簡単な構成で貸出許可のステータスを判定可能となる。また、動作状態検出手段により検出した動作状態から判定される貸出許可のステータスに応じて、遊技媒体貸出装置自信の貸出可能表示を更新すれば、遊技機と対応した表示とすることができ、遊技媒体の貸出に関する状態表示が遊技機と遊技媒体貸出装置とで異なるために遊技者を混乱させるようなこともない。
次に、本発明に係る遊技媒体貸出装置の実施形態として、遊技媒体として遊技球を貸し出す球貸装置に適用した例を添付図面に基づき詳細に説明するが、遊技媒体としてコイン形状の遊技メダルを貸し出すメダル貸出装置にも適用可能である。図1は、遊技媒体である遊技球の貸出機能を備えたCRタイプの遊技機10と、これに対応して接続された遊技媒体貸出装置(いわゆるCRユニット)である球貸ユニット20の前面側斜視図であり、図2は裏面側斜視図である。
遊技機10は、遊技球を用いた弾球遊技を行うための種々の機能を備えるもので、その適所には、遊技者が遊技球を貸出を要求するために操作する貸出ボタン10aと、この貸出ボタンが操作可能な状態である場合に点灯表示される貸出可能ランプ10bを設けてある。遊技機10の裏面側には、弾球遊技の主たる制御を行う主制御装置、表示制御や音制御といった演出面の動作制御を行う副制御装置、遊技球の発射動作を制御する発射制御装置、賞としての遊技球や貸出用の遊技球を排出する遊技球排出装置、この遊技球排出装置に対する遊技球の排出制御を行う排出制御装置11等を設けてある。
第1実施形態に係る球貸ユニット20は、遊技機10の一側方に設置されるもので、遊技球の貸出制御を統括的に行う球貸制御装置21を備える。この球貸制御装置21は、紙幣投入口20aから紙幣が投入されると投入金額に応じたプリペイド媒体(例えば、ICを内蔵した硬貨形状のプリペイドコイン)を発行したり、コイン投入口20bから投入されたプリペイドコインの残価値の範囲内で遊技者が選択した金額(遊技機10の貸出ボタン10aの操作による貸出要求)に応じた球貸信号を遊技機10へ送信したり、カード挿入口20cから挿入された会員カードを受け付け、に応じた球貸信号を遊技機10へ送信する。なお、球貸ユニット20が球貸要求を受けられる状態にある場合は、貸出可能ランプ20dが点灯表示され、遊技者にその旨を報らせる。
また、球貸ユニット20の球貸制御装置21は、接続ケーブル30を介して遊技機10の排出制御装置11と接続され、所定のプロトコルに従って相互に信号の授受を行い、互いの正常稼働が確認できると、遊技機10と球貸ユニット20が協働して行う球貸動作が実行可能となる。なお、本実施形態においては、球貸ユニット20の球貸制御装置21を排出制御装置11に接続するものとしたが、球貸ユニット20を接続する遊技機10側の接続対象はこれに限定されるものではない。遊技機10が備える主制御装置や副制御装置といった他の制御装置と接続しても良いし、中継基板を介して各制御装置と接続されるようにしても良い。
しかして、遊技機10は、機外へは出さない内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御しているものであり、この内部信号に関連した遊技機10と球貸ユニット20の具体的動作を図3に基づき説明する。
遊技機10における排出制御装置11のコネクタ部11aは、接続ケーブル30の遊技機側コネクタ部31と接続され、球貸ユニット20における球貸制御装置21のコネクタ部21aは、接続ケーブル30の球貸ユニット側コネクタ部32と接続され、相互に信号の授受が行われる。
そして、球貸ユニット20が適正に稼働して、遊技球の貸出条件(球貸可能な残価値のあるプリペイド媒体が投入されているとか、貯玉サービスを受けることが可能な会員カードが投入されているといった条件)が整っていれば、貸出ボタン入力検出手段として用いる第1フォトカプラ22の発光ダイオード側に基準電圧VL(例えば、DC18V)を印加すると共に、貸出可能ランプ出力をオンにして貸出可能ランプ20dを点灯させ、この貸出可能ランプ出力によって第2フォトカプラ23の発光ダイオードに順方向電流が流れる。
一方、遊技機10の排出制御装置11は、貸出可能な状態であるか否かを示す貸出許可の内部信号がオフの時には開成し、貸出許可信号がオンの時には閉成する第1スイッチ手段12および第2スイッチ手段13を備える。第1スイッチ手段12の一方端は接続ケーブル30を介して球貸ユニット20の第1フォトカプラ22の発光ダイオード側と、他方端は貸出ボタン10aの操作により閉成する貸出ボタンスイッチ14と接続され、貸出許可の内部信号がオンであれば第1スイッチ手段12が閉成状態にあるので、貸出ボタンスイッチ14が閉成すると、球貸ユニット20の第1フォトカプラ22の発光ダイオードに順方向電流が流れ、フォトトランジスタがオンとなることにより、第1フォトカプラ22からオン信号が取得できる(図3(a)を参照)。
この第1フォトカプラ22からの出力信号は、球貸ユニット20自身が正常稼働していることに基づいて基準電圧VLが印加され、尚且つ、遊技機10における内部信号がオン(貸出許可のステータス)であるときに、貸出ボタン10aが操作されることで得られる信号であるから、球貸制御装置21では第1フォトカプラ22の出力を貸出ボタン入力として受け入れ、図示を省略した信号線から球貸信号を遊技機10へ送信し、これを受信した遊技機10で遊技球の払出が実行されるのである。
一方、遊技機10において貸出許可の内部信号がオフであった場合には、第1スイッチ手段12が開成するため、貸出ボタン10aが操作されて貸出ボタンスイッチ14が閉成しても、球貸ユニット20の第1フォトカプラ22はオフのままで、遊技機10から球貸ユニット20へ球貸要求が行われることはない(図3(b)を参照)。
また、遊技機10の第2スイッチ手段13の一方端には基準電圧VLが印加され、他方端には発光ダイオードよりなる貸出可能ランプ10bが接続され、この貸出可能ランプ10bの他方端は接続ケーブル30を介して球貸ユニット20の第3フォトカプラ24の発光ダイオード側に接続され、この第3フォトカプラ24の発光ダイオード24の他端は電流制限抵抗25を介して第2フォトカプラ23のフォトトランジスタ側に接続される。よって、貸出許可の内部信号がオンで第2スイッチ手段13が閉成状態にあり、尚且つ、球貸ユニット20において貸出可能ランプ20dを点灯させる貸出可能ランプ出力が第2フォトカプラ23の発光ダイオード側へ入力されていれば、第2フォトカプラ23のフォトトランジスタがオンとなり、貸出可能ランプ10bに順方向電流が流れて点灯する(図3(a)を参照)。
この遊技機10における貸出可能ランプ10bは、貸出許可の内部信号がオンで第2スイッチ手段13の閉成することに基づき基準電圧VLが印加される遊技機側動作条件(遊技機10における内部信号が貸出許可のステータスであることに基づいて達成される遊技機側動作条件)と、球貸ユニット20が正常稼働状態であることに基づき貸出可能ランプ20dが点灯されている球貸ユニット側動作条件(遊技媒体貸出装置が正常稼働状態であることに基づいて達成される遊技媒体貸出装置側動作条件)とが、共に成立することで動作するよう遊技機10に設けられた遊技機側動作手段である。
そして、貸出可能ランプ10が点灯すると、第3フォトカプラ24の発光ダイオードにも順方向電流が流れるので、第3フォトカプラ24のフォトトランジスタのオン出力を取り出すことができる。すなわち、この第3フォトカプラ24におけるフォトトランジスタ側のオン・オフによって、貸出可能ランプ10bが点灯状態(動作状態)もしくは消灯状態(非動作状態)にあることを検出できるので、本実施形態における第3フォトカプラ24は、遊技機側動作手段である貸出可能ランプ10が動作状態もしくは非動作状態にあることを検出する動作状態検出手段として機能するのである。
このように、動作状態検出手段としての第3フォトカプラ24を球貸ユニット20側に設けておけば、貸出制御装置21が貸出可能ランプ20dを点灯させて球貸ユニット側動作条件が成立しているにもかかわらず、第3フォトカプラ24から貸出可能ランプ点灯確認入力が得られなければ、遊技機側動作条件である基準電圧VLの印加が行われていない、すなわち、遊技機10における内部信号が貸出許可のステータスでないために第2スイッチ手段13が開成していると判定できる(図3(b)を参照)。
従って、本実施形態に係る球貸ユニット20によれば、接続対象の遊技機10が内部信号に基づいて遊技球の貸出動作の有効・無効を制御しているものであっても、当該遊技機10が備える貸出可能ランプ10bの点灯状態をその回路電流として第3フォトカプラ24により検出することで、間接的に遊技機10における内部信号が貸出許可のステータスか否かを的確に判定できる。
これにより、球貸ユニット20に接続された遊技機10における内部信号が貸出許可のステータスにないときには、紙幣投入口20aから紙幣が投入されてプリペイドコインを発行するときや、会員カードを投入して貯玉サービスを利用するために再プレイボタンが押下されたときに、自動で球貸信号を遊技機10へ送出しないような制御が可能となる。斯かる制御を行えば、遊技機10の内部信号が貸出不許可のステータスになっているタイミングで、球貸ユニット20から遊技機10へ球貸信号を送出し、遊技機10から球貸信号を受け付けた旨を示す応答信号が返信されないために、応答信号を受信できないまま待機時間が経過して応答タイムアウトが発生し、球貸ユニット20がエラー状態となるような事態を回避できる。このように、エラー状態を発生させずに処理できれば、球貸ユニット20がエラーから復帰するまでに要する無用な待ち時間を解消できるし、球貸ユニット20に生じたエラーによって遊技機10側にもエラー表示されることを回避できるので、遊技機10が故障したかのように遊技者を混乱させることもない。
なお、遊技機10における貸出許可の内部信号を間接的に検出するために用いる遊技機側動作手段としては、貸出可能ランプ10bのような、遊技機10側で球貸が可能な旨を可視表示する貸出可能表示手段に限定されるものではないが、本実施形態のように、貸出可能ランプ10bを点灯させるための給電回路に流れる電流によって遊技機10における貸出許可のステータスを判定可能とすれば、電流検出という簡単な構成で貸出許可のステータスを判定できるという利点がある。
また、球貸ユニット20において、第3フォトカプラ24により取得した貸出可能ランプ点灯確認情報から、遊技機10が貸出不許可となっている場合には、球貸ユニット20における貸出可能ランプ20dへの点灯出力を中止するような表示制御を行えば、遊技機10における貸出可能ランプ10bの表示状態と球貸ユニット20における貸出可能ランプ20dの表示状態とを一致させることができ、遊技球の貸出に関する状態表示が遊技機10と球貸ユニット20とで異なるために遊技者を混乱させるようなこともない。
さらに、本実施形態に係る球貸ユニット20においては、貸出可能ランプ20bと直列に電流制限抵抗25を挿入してあり、この電流制限抵抗25の値を適切に選ぶことで、内部信号による貸出可能ランプ10bの点灯制御を行わない通常タイプの遊技機と球貸ユニット20を接続した場合に、通常タイプの遊技機から見た球貸ユニット20側の回路を、電流検出用の第3フォトカプラ24を備えていない旧来タイプの球貸ユニットの回路と等価にできる。よって、球貸ユニット20は、内部信号制御タイプの遊技機10に接続できると共に、内部信号制御を行わない通常タイプの遊技機にも接続できるので、接続対象の遊技機が制限されないという利点がある。
図4に示すのは、第2実施形態に係る球貸ユニット20′である。本実施形態の球貸ユニット20′においては、特殊な接続ケーブル30′と分岐ケーブル40とを用いることで、内部信号制御タイプの遊技機10にも内部信号制御のない通常タイプの遊技機にも適用できるようにした。なお、図4において、第1実施形態を示した図3と同一の構成には、同一符号を付して説明を省略した。
本実施形態に係る球貸ユニット20′においては、遊技機10と接続する接続ケーブル30′として分岐端子33を備えるものを用い、この分岐端子33と接続可能な端子プラグ41を分岐ケーブル40に設けてある。また、分岐ケーブル40のコネクタ部42は、球貸ユニット20′のコネクタ部21aとは別に設けた電流検出用コネクタ部21bに接続される。この電流検出用コネクタ部21bには、貸出可能ランプ点灯確認に用いる電流検出用の第3フォトカプラ24における発光ダイオード側が接続される。
そして、接続ケーブル30′の分岐端子33は、分岐ケーブル40の端子プラグ41が挿入されていない通常時は、遊技機側端子部33aと球貸ユニット側端子部33bが接触した導通状態にあるが、分岐ケーブル40の端子プラグ41が挿入されると、遊技機側端子部33aと球貸ユニット側端子部33bが離隔し、端子プラグ41の遊技機側端子部41aと分岐端子33の遊技機側端子部33aが導通すると共に、端子プラグ41の球貸ユニット側端子部41bと分岐端子33の球貸ユニット側端子部33bが導通し、遊技機10の貸出可能ランプ10bから球貸ユニット20′の第3フォトカプラ24の発光ダイオードを介して第2フォトカプラ23に至る回路が形成されるのである。
すなわち、分岐ケーブル40を用いない場合は、遊技機10側の貸出可能ランプ10bから球貸ユニット20′の第2フォトカプラ23がダイレクトに接続されることとなって、貸出可能ランプ10bの電流検出が不要な旧来タイプの遊技機との接続を実現でき、分岐ケーブル40を用いて接続ケーブル30′の分岐端子33と球貸装置20′の電流検出用コネクタ部21bを接続すると、遊技機10側の貸出可能ランプ10bと球貸ユニット20′の第2フォトカプラ23との間に電流検出用の第3フォトカプラ24が介在する接続となって、貸出可能ランプ10bの電流検出が必要な内部信号制御タイプの遊技機10との接続を実現できる。
また、遊技機10の貸出可能ランプ10bの動作を確認するために、遊技機動作状態検出手段として設ける電流検出回路(上述した各実施形態においては、第3フォトカプラ24)は、球貸ユニット20,20′の貸出可能ランプ出力と遊技機10の貸出可能ランプ10bの導通回路とが接続される線路上の任意の箇所に設けることが可能であるから、第1実施形態に係る球貸ユニット20のように、接続ケーブル30の球貸ユニット側コネクタ部32と接続された後の線路中に電流検出回路を直列に接続するようにすることもできるし、第2実施形態に係る球貸ユニット20′のように、接続ケーブル30′の途中から分岐させた分岐路へ電流検出回路を直列に接続するような構成とすることもでき、電流検出のために付加する構成の自由度を高めることができる。
なお、上述した第1,第2実施形態の球貸ユニット20,20′においては、遊技機10における貸出可能ランプ10bの点灯確認用の電流検出回路としてフォトカプラを用いる構成を示したが、これに限定されるものではなく、公知既存の電流検出手法を適宜に採用して構わない。例えば、図5に示すようなリレー素子26を用いる場合は、貸出可能ランプ10bの点灯時に一次側のコイルに電流を流し、励磁されたコイルで可動接点を吸引することにより二次側を導通させ、これによって貸出可能ランプ10bの点灯確認入力を得ることが可能となる。
次に、球貸ユニット20における紙幣投入時に行われる球貸動作の流れを図6に基づいて説明する。
先ず、紙幣投入口20aより紙幣が投入されると、投入紙幣の真贋や投入金額の判定を行い(ステップS101)、適正な紙幣投入に基づいて投入金額分のプリペイド媒体(例えば、IC内蔵のプリペイドコイン)を発行する(ステップS102)。そして、当該球貸ユニット20の設定モードが自動貸出設定であるか否かを判定し(ステップS103)、自動貸出設定であった場合には、球貸ユニット20の貸出可能ランプ20dを点灯させて第2フォトカプラ23の発光ダイオードに順方向電流を流し(ステップS104)、遊技機10の貸出可能ランプ10bが点灯することに基づき第3フォトカプラ24の出力として得られる貸出可能ランプ点灯確認入力を取り込む(ステップS105)。
上記ステップS105で取り込んだ貸出可能ランプ点灯確認入力から、遊技機10の貸出可能ランプ20dが点灯しているか否かを判定し(ステップS106)、遊技機10の貸出可能ランプ20dが点灯している、すなわち、遊技機10における内部信号が貸出許可であると判定されれば、球貸ユニット20の貸出可能ランプ20dへの点灯出力をオフにして、貸出可能ランプ20dを消灯させると共に、遊技機10の貸出可能ランプ10bも消灯させ(ステップS107)、予め設定された一回分(例えば、300円分)の遊技球払出を指示する球貸信号を遊技機10へ送信し、遊技機10で適正な遊技球払出が完了した旨を示す完了信号を受信するのを待ち(ステップS108)、遊技球の払出完了に伴って、払い出した遊技球の相当額をプリペイド媒体の残価値から減算し、減算後の価値をプリペイド媒体に書き込む(ステップS109)。このように、自動貸出設定である球貸ユニット20においては、紙幣投入により新たなプリペイド媒体を発行したとき、遊技者による貸出ボタン10aの操作を待つことなく、自動で一回分の遊技球払出動作が実行されるのである。
続いて、減算後のプリペイド媒体の残価値がゼロか否かを判定し(ステップS110)、ゼロ(もしくは、1回分の払出に満たない残価値)であった場合にはそのまま処理を終了する。一方、ステップS110でプリペイド媒体の残価値があると判定された場合には、球貸ユニット20の貸出可能ランプ20への点灯出力をオンにして、貸出可能ランプ20dを点灯させると共に、遊技機10の貸出可能ランプ10bも点灯可能とし(ステップS111)、遊技機10の貸出ボタン10aが押されることに基づく第1フォトカプラ22から貸出ボタン入力が取得できるのを待ち(ステップS112)、貸出ボタン10aの押下による第1フォトカプラ22からの入力の有無を判定し(ステップS113)、入力有りと判定された場合は、上記ステップS7へ飛び、上述したと同様に、一回分の遊技媒体の貸出制御を行う。
しかしながら、上記ステップS103において、球貸ユニット20自身の設定モードが自動貸出設定でないと判定された場合、および、上記ステップS106において、遊技機10の貸出可能ランプ10bが消灯していると判定された場合には、自動で一回分の遊技球払出動作を実行することなく、上記ステップS112へ飛び、遊技者による貸出ボタン10aの操作入力を待つ。
すなわち、球貸ユニット20の設定モードが、紙幣投入により新たなプリペイド媒体を発行したとき自動で一回分の遊技球払出動作を行う自動貸出設定であっても、遊技機10の貸出可能ランプ10bが点灯していない状態、すなわち遊技機10における内部信号が貸出許可のステータスでないと判定できる場合には、球貸ユニット20から遊技機10へ球貸信号の自動送信が行われないので、内部信号が貸出許可のステータスにない遊技機10より球貸信号を受け付けた旨を示す応答信号が返信されないために、球貸ユニット20側で応答信号を受信できないまま待機時間が経過して応答タイムアウトが発生し、球貸ユニット20がエラー状態となるような事態を回避できる。
次に、貯玉サービスを利用して会員が貯玉を引き出すときに、球貸ユニット20が行う球貸動作の流れを図7に基づいて説明する。
先ず、貯玉サービスを利用できる貯玉会員が会員カードを球貸ユニット20のカード挿入口20cから投入し、暗証番号入力操作部を介してた暗証番号が入力されると(ステップS201)、投入された会員カードに記憶されている会員識別情報(ID番号など)と暗証番号が適正なものかを会員サーバへ問い合わせ、会員サーバからの応答を受信し(ステップS202)、会員サーバからの応答に基づいて有効会員か否かを判定する(ステップS203)。例えば、会員識別情報と暗証番号が適正であると会員サーバが判断することに基づいて、当該貯玉会員の残高(貯玉の残数)等の情報が会員サーバより送信されれば、有効会員と判定できるが、登録されていない会員カードであったり、会員登録の有効期限が切れていたりして、貯玉会員の残高情報等が会員サーバより送信されなければ有効会員でないと判定する。
上記ステップS203において、貯玉サービスの有効会員でないと判定した場合には、投入された会員カードを排出し(ステップS204)、貯玉サービスを利用した球貸処理を終了する。一方、ステップS203において、貯玉サービスの有効会員であると判定できた場合は、会員サーバから受信した貯玉残高ががあるか否かを判定する(ステップS205)。
上記ステップS205における貯玉残高の判定において、貯玉残高が無いと判定した場合、例えば、貯玉サービスを利用できない旨の表示を行うことで、遊技者が自らの意思でカード排出ボタンを押すのを待ち(ステップS206)、センサ入力から遊技者の操作が検出されると、カード排出ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップS207)、カード排出ボタンが押されていれば、投入された会員カードを排出し(ステップS204)、貯玉サービスを利用した球貸処理を終了する。
一方、上記ステップS205において、貯玉サービスでプールしている遊技球があると判断された場合は、遊技者が自らの意思で再プレイボタンを押すのを待ち(ステップS208)、センサ入力から遊技者の操作が検出されると、先ず、操作されたボタンがカード排出ボタンか否かの判定を行い(ステップS209)、カード排出ボタンが押されていれば、投入された会員カードを排出し(ステップS204)、貯玉サービスを利用した球貸処理を終了する。しかし、ステップS209の判定がカード排出でなかった場合には、操作されたボタンが再プレイボタンか否かの判定を行い(ステップS210)、再プレイボタンが操作されていないと判定した場合には、ステップS208へ飛び、改めて再プレイボタンの押下を待つ。
上記ステップS210において、再プレイボタンが押下されたと判定された場合、球貸ユニット20の貸出可能ランプ20dを点灯させて第2フォトカプラ23の発光ダイオードに順方向電流を流し(ステップS211)、遊技機10の貸出可能ランプ10bが点灯することに基づき第3フォトカプラ24の出力として得られる貸出可能ランプ点灯確認入力を取り込み(ステップS212)、取り込んだ貸出可能ランプ点灯確認入力から、遊技機10の貸出可能ランプ10bが点灯しているか否かを判定する(ステップS213)。
上記ステップS213において、遊技機10の貸出可能ランプ10bが点灯している状態、すなわち、遊技機10における内部信号が貸出許可であると判定されれば、球貸ユニット20の貸出可能ランプ20dへの点灯出力をオフにし(ステップS214)、貸出可能ランプ20dを消灯させると共に、遊技機10の貸出可能ランプ10bも消灯させ、会員サーバへ1回分の再プレイ引落要求を行い(ステップS215)、会員サーバから送信される引落後残高情報等を取得し(ステップS216)、取得した情報から会員サーバでの引落更新が適正に完了したか否かを判定する(ステップS217)。
上記ステップS217において、残高不足等の理由で引落更新できないと判定されれば、再プレイ用の遊技球を払い出すことなくステップS205へ飛ぶが、会員サーバでの引落更新が適正に完了していると判定された場合は、予め設定された一回分(例えば、75発分)の遊技球払出を指示する球貸信号を遊技機10へ送信し、遊技機10で適正な遊技球払出が完了した旨を示す完了信号を受信して一回分の再プレイ用遊技球の払出が完了すると(ステップS218)、上記ステップS205へ飛び、次の再プレイボタン押下に備える。このように、貯玉サービス提供モードにある球貸ユニット20においては、再プレイボタンが押下されると、遊技者による貸出ボタン10aの操作を待つことなく、自動で一回分の再プレイ用遊技球の払出動作が実行されるのである。
しかしながら、上記ステップS213において、遊技機10の貸出可能ランプ10bが消灯していると判定された場合には、球貸ユニット20の貸出可能ランプ20dへの点灯出力をオフにして、貸出可能ランプ20dを消灯させ(ステップS219)、球貸ユニット20の適所に設けた表示部にて「遊技機BUSY」のような表示を所定時間(遊技機10側に生じた一時的な球貸不許可状態が解消されるのに必要十分な時間で、例えば5秒)表示し(ステップS220)、その後に上記ステップS205へ飛び、遊技者による再プレイボタンの操作入力を待つ。
すなわち、球貸ユニット20が貯玉サービス提供モードにあっても、遊技機10の貸出可能ランプ10bが点灯していない状態、すなわち遊技機10における内部信号が貸出許可のステータスでないと判定できる場合には、球貸ユニット20から遊技機10へ球貸信号の自動送信が行われないので、内部信号が貸出許可のステータスにない遊技機10より球貸信号を受け付けた旨を示す応答信号が返信されないために、球貸ユニット20側で応答信号を受信できないまま待機時間が経過して応答タイムアウトが発生し、球貸ユニット20がエラー状態となるような事態を回避できる。
なお、上述した球貸ユニット20においては、プリペイド媒体の投入時と貯玉サービス用の会員カードの投入時とで、各々異なる球貸動作を行う構成として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、プリペイド媒体としての機能と貯玉サービスを利用できる登録カードとしての機能を併せ持つ会員カードを利用できるように球貸ユニット20を構成しても構わない。斯かる会員カードを球貸ユニット20で利用可能とする場合、遊技者による再プレイボタンの押下もしくは貸出ボタンの押下に応じた制御動作が必要となるが、プリペイド媒体としての利用もしくは貯玉サービスの利用に際して、遊技者(会員カードのユーザ)の操作手順や球貸条件による利用制限などは、適宜に設定して構わない。
例えば、球貸ユニット20へ会員カードが投入された後におけるユーザーの操作待ち状態(例えば、「暗証番号入力前」、「再プレイボタン押下待ち」、「排出ボタン押下待ち」等の状態)にて、プリペイド媒体としての入金が可能な状態である場合に、入金操作を受け付けると、会員カードのプリペイド金額記憶領域における残高価値を入金金額分追加チャージした後、上述した図6のフローチャートに示すステップS103以降と同様の処理を行って、可能な場合には一回分の遊技媒体の自動払出動作を行う。すなわち、貯玉サービスで遊技媒体を引き出すことが可能なときであっても、ユーザの任意選択により、追加チャージを行うことができるようにしても良い。
また、認証済み会員カードが球貸ユニット20に投入された状態(例えば、「再プレイボタン押下待ち」、「排出ボタン押下待ち」の状態)にて、会員カードによる貯玉サービスを利用可能な状態である場合に、上述した図6のフローチャートに示すステップS112の貸出ボタン押下待ちのときに、再プレイボタンの押下を検出した場合には、上述した図7のフローチャートに示すステップS211以降と同様の処理を行って、可能な場合には一回分の再プレイ遊技媒体の自動払出動作を行う。すなわち、会員カードのプリペイド機能を利用して遊技媒体を借り受けた後であっても、ユーザの任意選択により、貯玉サービスを利用して遊技媒体の引き出しを行うことができるようにしても良い。
以上、本発明に係る遊技媒体貸出装置の実施形態を添付図面に基づいて説明したが、本発明の包摂範囲は、これらの実施形態に限定されるものではなく、公知既存の手法を適宜転用することで実現しても構わない。
遊技機と球貸ユニットの前面側斜視図である。 遊技機と球貸ユニットの裏面側斜視図である。 遊技機の内部信号の状態を球貸ユニット側で判定する第1構成例の動作説明図である。 遊技機の内部信号の状態を球貸ユニット側で判定する第2構成例の説明図である。 遊技機における貸出可能ランプの点灯電流を検出する電流検出回路の第2構成例の説明図である。 球貸ユニットが新規プリペイド媒体発行に際して行う球貸動作の流れを示すフローチャートである。 球貸ユニットが再プレイ玉払出要求に際して行う球貸動作の流れを示すフローチャートである。 従来の球貸ユニットを内部信号制御タイプの遊技機に接続した状態における両機の動作説明図である。
符号の説明
10 遊技機
10b 貸出可能ランプ
13 第2スイッチ手段
20 球貸ユニット
23 第2フォトカプラ
24 第3フォトカプラ
30 接続ケーブル

Claims (2)

  1. 機外へは出さない内部信号に基づいて遊技媒体の貸出動作の有効・無効を制御している遊技媒体貸出機能付き遊技機と接続可能で、接続された遊技機へ遊技媒体貸出信号を送出することにより、当該遊技機の遊技媒体排出装置から遊技媒体を排出させる遊技媒体貸出装置において、
    前記遊技機における内部信号が貸出許可のステータスであることに基づいて達成される遊技機側動作条件と、遊技媒体貸出装置が正常稼働状態であることに基づいて達成される遊技媒体貸出装置側動作条件とが、共に成立することで動作するよう遊技機に設けられた遊技機側動作手段が、動作状態もしくは非動作状態にあることを検出する動作状態検出手段を備え、
    遊技媒体貸出装置側動作条件が成立しているにもかかわらず、前記動作状態検出手段によって遊技機側動作手段の非動作状態が検出されることに基づいて、遊技機における内部信号が貸出許可のステータスでないことを判定するようにしたことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  2. 前記遊技機に設けた遊技機側動作手段は遊技媒体の貸出が可能な旨を可視表示する貸出可能表示手段であり、遊技機側動作条件の成立として貸出可能表示手段の回路へ給電し、遊技媒体貸出装置側動作条件の成立として貸出可能表示手段の回路を閉成し、
    前記動作状態検出手段は、貸出可能表示手段の回路に流れる電流により動作状態と非動作状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
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