JP2008023014A - 遊技用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技状態に応じて必要数量の遊技媒体を貸し出すための制御を行うことが可能な遊技用装置を提供する。
【解決手段】受付手段(カード挿入口)に受け付けられた記録媒体(プリペイドカード)を読取手段(カードR/W22)で読み取った際、貸出制御手段(CPU30)は、記録媒体から特定される有価価値の範囲内で1貸出単位あたり所定数量の遊技媒体の貸し出しを予め設定された通常貸出回数まで遊技機に繰り返し実行させる。また、遊技機が特定の遊技状態であるか否かを検出する遊技状態検出手段(CPU30)を備えており、貸出制御手段は、遊技者による貸出操作があったときに、遊技状態検出手段によって特定の遊技状態であることが検出された場合、通常貸出回数よりも少ない特別貸出回数の所定数量の遊技媒体の貸し出しを遊技機に実行させるための制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技者に対して遊技媒体(例えば、遊技球、メダル)を貸し出すための遊技用装置に関する。
遊技場において、遊技用装置は、各種の遊技機(例えば、パチンコ機、パチスロ機)に併設されており、遊技者による貸出操作に応じて所定数量の遊技媒体を貸し出すための制御を行っている。ここで、遊技機としてパチンコ機を想定すると、当該パチンコ機に併設された遊技用装置に例えばプリペイドカードを挿入して貸出操作を行う場合、遊技者は、例えばパチンコ機の球貸操作パネル上に表示された残度数の範囲で球技球の貸し出しを受けることができる(例えば、特許文献1参照)。
このとき、1回の貸出操作では、予め設定された度数分の遊技球が貸し出される。例えば1回の貸出操作に応じて5度数分の遊技球の貸し出しが予め設定されている場合、1度数あたり所定数量(例えば、25個)の遊技球の貸し出し動作が5回繰り返されることで、合計125個の遊技球が貸し出されることになる。そして、遊技者は、貸し出しを受けた遊技球を使用して遊技を行うことになる。
特開2002−66110号公報
ところで、遊技を行っている間に、遊技機が大当り遊技状態に移行する場合がある。この場合、当該遊技状態を続行させるためには、遊技者の手許(例えば、上皿や下皿など)に残っている持ち球を使って大入賞口に入賞させて賞球を得る必要がある。これに対して、遊技者の手許に持ち球が残っていない場合、大当り遊技状態を続行させることができなくなり、その結果、大当りの利益を受けることができなくなってしまう。この場合、遊技者は、プリペイドカードの残度数を消費して遊技球の貸し出しを受けることで、大当り遊技状態を続行させることができる。
大当り遊技状態では、少数の持ち球で大量の賞球を得ることができるため、貸し出しを受ける遊技球の数も僅かで充分である。しかしながら、従来の遊技用装置では、上述したように1回の貸出操作で予め設定された度数分の遊技球が貸し出されるため、必要数量以上の遊技球の貸し出しを受けてしまうことになり、これが遊技者にとって不利益となる場合がある。例えば、遊技球の交換率(例えば、遊技球1個あたり2円50銭)が貸出単価(例えば、遊技球1個あたり4円)を下回る場合には、遊技者にとって不利益となる。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、遊技状態に応じて必要数量の遊技媒体を貸し出すための制御を行うことが可能な遊技用装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、第1の発明は、各種の遊技機に対して通信可能に併設されており、遊技媒体の貸し出しを受けるために必要な有価価値に関する情報が記録された記録媒体(例えば、プリペイドカード)を受け付ける受付手段(例えば、カード挿入口)と、前記受付手段に受け付けられた前記記録媒体を読み取る読取手段(例えば、カードR/W)と、前記読取手段で読み取られた前記記録媒体から特定される有価価値の範囲内で、遊技者による貸出操作に応じて1貸出単位あたり所定数量(例えば、25個)の遊技媒体の貸し出しを、予め設定された通常貸出回数(例えば、5回)まで遊技機に繰り返し実行させるための制御を行う貸出制御手段(例えば、CPU)とを備えた遊技用装置(例えば、カードユニット)であって、前記遊技機が特定の遊技状態(例えば、大当り、確率変動など)であるか否かを検出する遊技状態検出手段(例えば、CPU)を備えており、前記貸出制御手段は、前記遊技者による貸出操作があったときに、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であることが検出された場合には、前記通常貸出回数よりも少ない特別貸出回数(例えば、1回)の前記所定数量の遊技媒体の貸し出しを前記遊技機に実行させるための制御を行う。
第1の発明によれば、必要以上の遊技球の貸し出しを受けることが無いため、遊技球の貸し出しに対する煩わしさが無くなるとともに、遊技球の交換率が貸出単価を下回る場合における遊技者に対する不利益を抑制することができる。
第2の発明は、前記遊技機が前記特定の遊技状態に移行したときに、当該遊技機から出力される特定の遊技状態であることを示す情報(例えば、遊技機の外部端子板から出力される遊技情報出力信号のうち、少なくとも大当り遊技状態を示す大当り中信号)を入力する情報入力手段(例えば、I/Oポート)を備えており、前記遊技状態検出手段は、前記特定の遊技状態であることを示す情報が前記情報入力手段に入力されたときに、当該遊技機が特定の遊技状態であることを検出する。
第2の発明によれば、遊技機が特定の遊技状態であることを確実に検出することができるため、遊技媒体の貸し出し制御の変更を安定して且つ確実に行うことができる。
第3の発明は、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であることが検出されたときに、その旨を報知する報知手段(例えば、貸出モード表示ランプ、スピーカ、表示装置など)を備えている。
第3の発明によれば、遊技媒体の貸し出し制御の変更を例えば光や音声や画像などによって報知することで容易に認識できるため、貸し出し制御が変更されたことによって混乱することを抑制することができる。
本発明によれば、遊技状態に応じて必要数量の遊技媒体を貸し出すための制御を行うことが可能な遊技用装置を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る遊技用装置について添付図面を参照して説明する。
図1には、本実施の形態の遊技用装置(以下、カードユニット2と言う)が設置された遊技場のシステム構成の一例が示されている。当該システム構成において、カードユニット2は、各遊技島(例えば4,6)を構成する各種の遊技機8毎に対応して併設されており、当該カードユニット2のシステム管理や売上管理を行うユニットコントローラ10に対して通信可能に接続されている。
なお、ユニットコントローラ10は、遊技場毎に設置されており、カードユニット2を管理する管理会社のサーバ12に対して所定のネットワークN(例えば、LAN(Local Area Network)、インターネットなど)を介して通信可能に接続されている。この場合、遊技機8としては、例えばパチンコ機やパチスロ機などを適用することができるが、ここでは一例として、パチンコ機8を想定する。
このようなカードユニット2は、図2及び図3に示すように、紙幣投入口14や硬貨投入口16、カード挿入口(受付手段)18を備えており、遊技者は、カード挿入口18に記録媒体M(例えば、会員カードやビジタカードなどのプリペイドカード)を挿入したり、或いは紙幣投入口14や硬貨投入口16に所定金額の貨幣(紙幣、硬貨)を投入することにより、遊技に必要な遊技媒体(即ち、遊技球)の貸し出しを受けることができる。なお、記録媒体M(以下、プリペイドカードMと言う)としては、例えばICカードや磁気カードなどを適用することができる。
この場合、プリペイドカードMには、例えば会員遊技者を例に挙げると、当該会員遊技者を特定することが可能な識別情報(例えば、会員番号、氏名、性別、住所など)や、遊技媒体(以下、遊技球と言う)の貸し出しを受けるために必要な有価価値に関する情報(例えば、残度数、発行度数)が記録されている。なお、プリペイドカード(会員カード)Mは、遊技場への入会を希望する者に発行され、その入会時の各種データは、上述した識別情報や有価価値に関する情報に対応付けてユニットコントローラ10に記憶される。
また、カードユニット2には、プリペイドカードMがカード挿入口18から挿入された状態で発光するカード挿入中ランプ20、挿入されたプリペイドカードMの識別情報や有価価値に関する情報を読み取るカードR/W(読取手段)22、当該カードユニット2の作動状態(例えば、読取エラーなど)を表示する状態表示ランプ24、硬貨投入口16から貨幣(硬貨)が投入されたことを検知する貨幣投入検知センサ26、紙幣投入口14へ投入された貨幣(紙幣)の真贋を識別する貨幣識別機28が設けられており、これらは全てCPU30で制御されている。
なお、かかる制御は、例えばROM32に記憶されている制御プログラムがRAM34を作業領域としてCPU30で実行される。このとき、貨幣識別機28により貨幣(紙幣)が贋物であると識別された場合、贋物紙幣は紙幣投入口14から返却される。また、贋物硬貨は図示しないセレクタにより選別されて硬貨返却口36から返却される。
このようなカードユニット2は、その背面に設けられたコネクタ(図示しない)がパチンコ機8(当該カードユニット2に併設されたパチンコ機8)の背面に設けられたコネクタ(図示しない)に対してケーブル(図示しない)で接続されており、当該ケーブルを介して各種信号の交信が行われる。本実施の形態に適用したパチンコ機8は、一例として、当該パチンコ機8を各遊技機島4,6(図1)に設置するための外枠38と、外枠38の前面に回動自在に軸支された内枠40とを備えており、内枠40の背後には、後述するサブ制御基板46(図4)で制御される演出表示装置48(LCD(Liquid Crystal Display)などの可変表示装置)とが嵌装されている。
また、内枠40の前面には、各種遊技部材(例えば、後述するメイン制御基板42(図4)で制御される特別図柄可変表示装置44(7セグメントLED(Light Emitting Diode))、始動入賞口50など)を備えて構成された遊技盤(参照符号省略)が着脱自在に装着されている。更に、内枠40の前面には、ガラス板52が嵌められたフロント扉54が回動自在に軸支されており、フロント扉54の上側には、サブ制御基板46により光の演出を行うためのランプ56が取り付けられている。なお、内枠40の前面下部側には、貸出球や賞球を受け止めるための上皿58と、上皿58が満杯時に溢れた遊技球を受け止めるための下皿60と、遊技球を発射するための発射装置62(図4)の操作部材としてのハンドル64と、サブ制御基板46により音の演出を行うためのスピーカ66とが設けられている。
ここで、メイン制御基板42及びサブ制御基板46について図4を参照して説明する。
図4に示すように、メイン制御基板42は、メインCPU68、メインROM70、メインRAM72を備えて構成されており、メインROM70に記憶された各種制御プログラムがメインRAM72を作業領域としてメインCPU68で実行されることにより、遊技の進行制御が行われる。また、メイン制御基板42には、サブ制御基板46に対して各種コマンドを出力するためのコマンド出力ポート74が接続されている。
このようなメイン制御基板42には、I/O(入出力ポート)76を介して各種制御系が接続されている。制御系としては例えば、カウントスイッチ78(図2)、一般入賞口スイッチ80、通過ゲートスイッチ82、始動入賞口スイッチ84、始動入賞口ソレノイド86、大入賞口ソレノイド88、バックアップクリアスイッチ90が接続されている。
この場合、カウントスイッチ78は、大入賞口92(図2)内に設けられており、当該大入賞口92への遊技球の入賞を検知し、その検知信号をメイン制御基板42に出力する。また、一般入賞口スイッチ80は、遊技盤に設けられた一般入賞口(図示しない)に設けられており、当該一般入賞口を遊技球が通過した際に、その検知信号をメイン制御基板42に出力する。
通過ゲートスイッチ82は、遊技盤に設けられた通過ゲート(図示しない)に設けられており、当該通過ゲートを遊技球が通過した際に、その検知信号をメイン制御基板42に出力する。また、始動入賞口スイッチ84は、遊技盤に設けられた始動入賞口50(図2)に設けられており、当該始動入賞口50に遊技球が入賞した際に、その検知信号をメイン制御基板42に出力する。
更に、始動入賞口ソレノイド86は、リンク部材(図示しない)を介して始動入賞口50に設けられた羽根部材50a(図2)に接続されており、メインCPU68から出力された駆動信号に応じて羽根部材50aを駆動させて、始動入賞口50の入賞領域を広狭調整する。また、大入賞口ソレノイド88は、大入賞口扉92aに接続されており、メインCPU68から出力された駆動信号に応じて大入賞口扉92aを駆動させて、大入賞口92を開閉制御する。なお、バックアップクリアスイッチ90は、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。
一方、サブ制御基板46は、メイン制御基板42から出力された各種コマンドをコマンド入力ポート94を介して入力し、そのときの入力コマンドに応じて、演出表示装置48やスピーカ66或いはランプ56に対する各種制御を行う。各種制御としては、画像制御回路96による演出表示装置48の表示制御、音制御回路98によるスピーカ66の音制御、ランプ制御回路100によるランプ56の光制御などが行われる。なお、このような各種制御は、プログラムROM102に記憶された各種制御プログラムがワークRAM104を作業領域としてサブCPU106で実行される。
また、メイン制御基板42には、I/O(入出力ポート)76を介して外部端子板108が接続されており、メイン制御基板42及びサブ制御基板46で上述したような各種制御が行われている際に、メイン制御基板42から出力された各種信号(例えば、大当り遊技状態に移行したことを示す大当り中信号など)は、外部端子板108を介してカードユニット2や、遊技場(図1)に設置されたユニットコントローラ10及びホールコンピュータHPに出力されるようになっている。
このようなパチンコ機8において、図2及び図3に示すように、その上皿58には、遊技者が遊技球の貸し出し操作を行うための球貸操作パネル110が設けられており、当該球貸操作パネル110は、残度数表示器112と、球貸ボタン114と、返却ボタン116とを備えて構成されている。なお、球貸操作パネル68(残度数表示器112、球貸ボタン114、返却ボタン116など)は、カードユニット2により直接制御が行われるようになっている。
ここで、球貸操作パネル110の球貸ボタン114を操作(例えば、1回押下)すると、カードユニット2のCPU30とパチンコ機8の払出・発射制御基板118(図4)との間で球貸し処理に関する信号(PRDY,BRDY,BRQ,EXS)が交信される。そして、このとき交信された各信号に基づいて、払出・発射制御基板118のCPU120が払出装置122を駆動制御することにより、当該払出装置122から所定数の遊技球がパチンコ機8の上皿58に払い出される。なお、PRDY,BRDY,BRQ,EXSの各信号に基づく球貸し処理については後述する。
上皿58に遊技球が払い出された状態において、ハンドル64を操作すると、発射ソレノイド(図示しない)が作動し、遊技球がガイドレール(図示しない)に沿って遊技領域に打ち出されることで遊技が行われる。かかる遊技において、例えば一般入賞口(図示しない)に遊技球が入賞すると、メイン制御基板42からから払出・発射制御基板118に所定コマンドが送信される。そして、当該コマンドに基づいて払出・発射制御基板118の例えばCPU120が払出装置122を駆動制御することにより、払出装置122から所定数の遊技球が上皿58に賞球される。
また、例えば始動入賞口50に遊技球が入賞して所定の図柄が揃うと、遊技者に有利な特定の遊技状態(例えば、大当り遊技状態)となる。なお、図面では一例として、特別図柄可変表示装置44に確定した特別図柄(例えば「A」)が表示され、これに対応して、演出表示装置48に所定の演出(装飾)図柄(例えば「777」)が表示されている。このとき、メイン制御基板42が大入賞口ソレノイド88(図4)を作動して大入賞口扉92a(図2)を開閉駆動させることで、大入賞口92の開閉制御が行われる。
この場合、大入賞口扉92aは、1ラウンドあたり最大約28秒間だけ開放制御されるか、或いは同ラウンド中に遊技球が大入賞口92に10個入賞すると閉鎖制御される。このような制御が行われている間、メイン制御基板42からは、大当り遊技状態に移行したことを示す大当り中信号が出力される。そして、当該大当り中信号は、ホールコンピュータHPやユニットコントローラ10に出力されてパチンコ機8毎に集計、管理される。
ここで、PRDY,BRDY,BRQ,EXSの各信号に基づく球貸し処理について、図2及び図3、図7を参照して説明する。当該球貸し処理は、カードユニット2に設けられた貸出制御手段によって実行される。この場合、カード挿入口(受付手段)18にプリペイドカードMが受け付けられた際、当該プリペイドカードMに記録されている有価価値(例えば、残度数、発行度数)に関する情報がカードR/W(読取手段)22で読み取られる。そして、プリペイドカードMから特定される有価価値(例えば、残度数、発行度数)の範囲内で、予め設定された度数分(例えば、5度数)或いは料金分(例えば、500円)の球貸しが行われる。
その一例として、貸出制御手段は、遊技者による貸出操作(球貸ボタン114の1回押下)に応じて1貸出単位あたり所定数量(例えば、1度数あたり25個)の遊技球の貸し出しを、予め設定された通常貸出回数(例えば、5度数に相当する5回)までパチンコ機8の払出・発射制御基板118に繰り返し実行させるための制御を行う。この場合、貸出制御手段としては、カードユニット2のCPU30を適用することが可能であり、上記の制御は、例えばROM32に記憶されている貸出制御プログラムがRAM34を作業領域としてCPU30で実行される。
まず、カードユニット2とパチンコ機8とが電気的に接続されると、パチンコ機8の払出・発射制御基板118からカードユニット2へ出力される「PRDY」信号が(HI)から(LO)へ切り替わる。これにより、パチンコ機8が正常の制御状態になっていることが示される。このとき、カードユニット2の状態表示ランプ24が点灯する。この状態で、プリペイドカードMがカード挿入口(受付手段)18に挿入されると、カード挿入中ランプ20が点灯すると共に、カードR/W(読取手段)22で読み取られたプリペイドカードMの有価価値(例えば、残度数“50”)が残度数表示器112に表示される。
ここで、遊技者により球貸ボタン114が押下されると、球貸操作パネル110に設けられた貸出可表示LED(図示しない)が消灯状態となり、これ以降、球貸ボタン114が押下禁止状態になる。このとき、カードユニット2は、パチンコ機8の払出・発射制御基板118へ出力する「BRDY」信号を(HI)から(LO)へ切り替える。これにより、カードユニット2が球貸し制御状態になっていることが示される。
この後、貸出要望監視時間T0内に、カードユニット2は、払出・発射制御基板118へ出力する「BRQ」信号を(HI)から(LO)へ切り替える。これにより、払出・発射制御基板118は、カードユニット2から当該パチンコ機8が球貸し可能状態であるか否かの問い合わせ(球貸し要求)を受けたことを認識する。
続いて、要望了解監視時間T1内に、パチンコ機8では、「BRQ」信号の(LO)への変化に基づいて、球貸しが可能であるか否かが判定される。例えば賞球の払い出し中であるか、或いは、下皿60が満タンなどの理由により払出禁止状態にあるかについて判定される。そして、判定の結果、球技球の払い出しが可能である場合には、その旨をカードユニット2へ通知するために、払出・発射制御基板118は、カードユニット2へ出力する「EXS」信号を(HI)から(LO)へ切り替える。
このとき、貸出指示監視時間T2内に、カードユニット2は、「EXS」信号の(LO)への変化に基づいて、「BRQ」信号を(LO)から(HI)へ切り替える。これにより、払出・発射制御基板118は、カードユニット2から1貸出単位(1度数分)の球貸し指示を受けたことを認識する。
続いて、払出監視時間T3内に、払出・発射制御基板118は、「BRQ」信号の(HI)に基づいて、払出装置122を駆動制御することで、1貸出単位(1度数分)に対応する数(25個)の遊技球の払い出しを実行する。そして、遊技球の払い出しが完了すると、その旨をカードユニット2へ通知するために、払出・発射制御基板118は、カードユニット2へ出力する「EXS」信号を(LO)から(HI)へ切り替える。
このとき、次要求確認監視時間T4内に、カードユニット2は、「EXS」信号の(HI)に基づいて、予め設定された5度数分の球貸しが完了しているか否か判定する。そして、カードユニット2は、5度数分の球貸しが完了していないと判定した場合には、払出・発射制御基板118へ出力する「BRQ」信号を再び(HI)から(LO)へ切り替える。
この後、上述した各時間T1,T2,T3,T4における処理制御を設定度数分の球貸しが完了するまで繰り返す。そして、予め設定した5度数分の球貸しが完了したとき、カードユニット2は、次要求確認監視時間T4に代えて設定されるカードユニット貸出完了監視時間TE内に、パチンコ機8の払出・発射制御基板118へ出力する「BRDY」信号を(LO)から(HI)へ切り替える。このとき、球貸ボタン114の押下禁止状態が解除され、再び押下可能となる。
なお、図7では、球貸し処理の時間t(例えば、ミリ秒:msec)を横軸に取り、これを等間隔に分けた場合において上記の各時間T0,T1,T2,T3,T4,TEを設定したが、これら各時間T0,T1,T2,T3,T4,TEの設定タイミングは、例えば球貸し処理の目的や内容、或いはカードユニット2やパチンコ機8の種類などに応じて任意に設定されるため、ここでは特に数値限定はしない。
ところで、遊技球の貸し出しを受けて遊技を行っている間に、パチンコ機8が特定の遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に移行する場合があるが、その際に、遊技者の手許に持ち球が残っていないことが想定される。かかる場合には、上述したような球貸し処理により遊技球の貸し出しを受けることになるが、現状のカードユニット2では、予め設定された5度数分(125個)の遊技球が自動的に払い出されてしまう。しかしながら、特に、大当り遊技状態では、少数の持ち球で大量の賞球を得ることができるため、貸し出しを受ける遊技球の数も僅かで充分である。
そこで、本実施の形態のカードユニット2は、遊技状態に応じて必要数量の遊技球を貸し出すための制御をパチンコ機8の払出・発射制御基板118に実行させることができるように構成されている。即ち、カードユニット2は、パチンコ機8が特定の遊技状態(例えば、大当り遊技状態)であるか否かを検出する遊技状態検出手段を備えている。ここで、遊技状態検出手段としては、例えばカードユニット2のCPU30を適用することができる。
この場合、CPU(遊技状態検出手段)30の検出処理の一例としては、球貸ボタン116が押下されて球貸し処理を開始するときに、例えば大当り中信号の電圧レベルが(LO)から(HI)に変化しているか否かが判定される。このとき、電圧レベルが(LO)であれば特定の遊技状態(大当り遊技状態)ではないと検出され、これに対して、電圧レベルが(HI)であれば特定の遊技状態(大当り遊技状態)であると検出される。なお、かかる検出処理は、例えばROM32に記憶されている検出プログラムがRAM34を作業領域としてCPU30で実行される。
また、本実施の形態のカードユニット2は、パチンコ機8が特定の遊技状態(大当り遊技状態)に移行したときに、当該パチンコ機8から出力される特定の遊技状態であることを示す情報を入力する情報入力手段を備えている。なお、特定の遊技状態であることを示す情報とは、パチンコ機8の外部端子板108(図4)から出力される遊技情報出力信号のうち、少なくとも大当り遊技状態を示す大当り中信号を指す。また、情報入力手段としては、例えばカードユニット2のI/Oポート124(図3)を適用することができる。
この場合、パチンコ機8が特定の遊技状態(大当り遊技状態)に移行した際に、当該パチンコ機8の外部端子板108(図4)から出力される大当り中信号は、I/Oポート(情報入力手段)124からカードユニット2のCPU(遊技状態検出手段)30に入力される。このとき、CPU30は、上述したような検出処理を実行することによって、当該パチンコ機8が特定の遊技状態(大当り遊技状態)であることを短時間に且つ正確に検出することができる。
このような構成において、上述した貸出制御手段(カードユニット2のCPU30)は、遊技者による貸出操作があったときに、CPU(遊技状態検出手段)30によって特定の遊技状態(大当り遊技状態)であることが検出された場合、通常貸出回数(予め設定した5度数分の球貸し処理回数:5回)よりも少ない特別貸出回数(例えば、1度数分の球貸し処理回数:1回)に対応する所定数量(25個)の遊技球の貸し出しをパチンコ機8に実行させるための制御を行う。
これによれば、必要以上の遊技球の貸し出しを受けることが無いため、遊技球の貸し出しに対する煩わしさが無くなるとともに、遊技球の交換率が貸出単価を下回る場合における遊技者に対する不利益を抑制することができる。また、パチンコ機8が特定の遊技状態(大当り遊技状態)であることを確実に検出することができるため、遊技球の貸し出し制御の変更を安定して且つ確実に行うことができる。更に、1度数分(25個)の貸し出しでは不十分であった場合でも、球貸ボタン116を再度1回押下するだけで、短時間に球貸しを受けることができるため、特定の遊技状態(大当り遊技状態)の続行が可能となる。
また、本実施の形態のカードユニット2は、CPU(遊技状態検出手段)30によって特定の遊技状態(大当り遊技状態)であることが検出されたときに、その旨を報知する報知手段を備えている。この場合、報知手段としては、例えばカードユニット2に設けられた貸出モード表示ランプ126や内蔵スピーカ128、或いは、液晶パネル130pが組み込まれた表示装置130などを適用することができる。
なお、貸出モード表示ランプ126では、例えば、点灯状態から点滅状態へ切り替えたり、光の色を変化させることにより、5度数分の球貸し制御状態であるか1度数分の球貸し制御状態であるかを認識させることができる。また、内蔵スピーカ128では、音声により5度数分又は1度数分のいずれの球貸し制御状態であるかを報知することができる。そして、表示装置130では、液晶パネル130pに画像や文字を表示させることにより貸出度数の変更を報知することができる。
これによれば、遊技球の貸し出し制御の変更を例えば光や音声や画像などによって報知することで容易に認識できるため、球貸し制御が変更されたことによる混乱を抑制することができる。この結果、安心して特定の遊技状態(大当り遊技状態)を続行することが可能となる。なお、図2には、貸出モード表示ランプ126を新たに増設したカードユニット2の構成例を示したが、これに代えて、例えばカード挿入中ランプ20や状態表示ランプ24のいずれかを貸出モード表示ランプとして兼用させても良い。
ここで、上述した効果を奏するカードユニット2における球貸し処理について、図1〜図3を参照しつつ図5及び図6のフローチャートに沿って説明する。この動作説明では、1回の球貸操作で500円分の遊技球が貸し出されるように予め設定されている場合において、カードユニット2に大当り中信号が入力されたときは、貸出額が変更されて100円分の遊技球が貸し出されるように設定される場合を想定する。
パチンコ機8から出力される「PRDY」信号が(LO)アクティブ状態において、プリペイドカードMがカードユニット2に受け付けられると(図5のS1)、当該カードユニット2からユニットコントローラ10(図1)へカード照合要求が出される(図5のS2)。
ユニットコントローラ10では、プリペイドカードMに記録された各種情報(例えば、遊技者を特定するための識別情報、有価価値に関する情報など)と、当該ユニットコントローラ10に予め記録されている各種情報との照合が行われる(図5のS3)。そして、双方の情報が互いに一致した場合には(図5のS4)、有価価値に関する情報に基づいて、ユニットコントローラ10からカードユニット2へ残高情報が送信される(図5のS5)。
このとき、カードユニット2では、残高情報に基づいて、パチンコ機8の球貸操作パネル110(残度数表示器112)にプリペイドカードMの残高を表示させる(図5のS6)。このとき、残高が有れば(図5のS7)、続いて、球貸ボタン114が押下(ON)されたか否かの判定が行われる(図5のS8)。ここで、球貸ボタン114が押下(ON)されたときに、大当り中信号がカードユニット2に入力されていなければ、予め設定された通常の貸出額である500円分の遊技球が貸出可能となり(図5のS9,S10)、一方、大当り中信号がカードユニット2に入力されていれば、特別の貸出額である100円分の遊技球が貸出可能に設定変更される(図5のS9,S11)。
なお、上述したカード照合(図5のS3)において、プリペイドカードMに記録された各種情報とユニットコントローラ10に予め記録されている各種情報とが不一致である場合には(図5のS4)、当該プリペイドカードMは不正カードとみなされる。このとき、その旨を示す不正カード情報がユニットコントローラ10からカードユニット2へ送信され(図5のS12)、これにより、当該プリペイドカードMはカード挿入口18から排出される(図5のS13)。また、上述したプリペイドカードMの残高表示に際し(図5のS6)、残高が無い場合には(図5のS7)、当該プリペイドカードMはカード挿入口18から排出される(図5のS13)。
ここで、貸出額が100円又は500円に設定された状態において、遊技者により球貸ボタン114が押下されると、カードユニット2では、球貸し制御の開始状態を示す信号として「BRDY」信号を(LO)に切り替えると共に(図6のR1)、パチンコ機8に対して球貸し可能か否かを問い合わせる信号として「BRQ」信号を(LO)に切り替える(図6のR2)。
パチンコ機8では、球貸し(遊技球の払出し)が可能な状態であるか否かが判定され、球貸し可能であれば、その旨をカードユニット2に通知する信号として「EXS」信号を(LO)に切り替える。
これを受けて(図6のR3)、カードユニット2では、パチンコ機8に1貸出単位(100円分)の球貸しを実行させるための信号として「BRQ」信号を(HI)に切り替える(図6のR4)。このとき、カードユニット2は、残度数表示器112における残高の表示を更新すると共に、カードユニット2から売上通知の更新要求をユニットコントローラ10へ出力する(図6のR4)。これを受けたユニットコントローラ10では、プリペイドカードMの残高情報などの更新処理が行われる(図6のR5)。
一方、パチンコ機8では、「BRQ」信号が(HI)になったことを受けて、1貸出単位(100円分)に対応する数の遊技球の貸し出し(払い出し)を実行し、その実行が完了したときに、その旨をカードユニット2に通知する信号として「EXS」信号を(HI)に切り替える。
これを受けて(図6のR6)、カードユニット2では、遊技球の貸し出し(払い出し)が完了したか否かを判定し(図6のR7)、未完了であれば矢印P3の手順に従って、再び「BRQ」信号を(LO)に切り替えた後(図6のR2)、同様の処理が繰り返される。これに対して、遊技球の貸し出し(払い出し)が完了していれば「BRDY」信号を(HI)に切り替えた後(図6のR8)、プリペイドカードMの残高の有無が判定される(図6のR9)。
なお、上記処理プロセスS11(図5)で100円分の貸し出しを行うための設定がされた場合は、再度処理プロセスR2(図6)へ移行すること無く処理プロセスR8(図6)へ移行する。また、上記処理プロセスS10(図5)で500円分の貸し出しを行うための設定がされた場合は、処理プロセスR2〜R7を5回繰り返し実行することになる。
ここで、残高が有る場合に返却ボタン116が押下されたときは(図6のR10)、プリペイドカードMのカード情報(例えば、有価価値に関する情報)の更新要求がカードユニット2からユニットコントローラ10へ出される(図6のR11)。これを受けて、ユニットコントローラ10では、カード情報の更新処理が行われた後、その更新完了通知がカードユニット2に出される(図6のR12)。これにより、プリペイドカードMはカード挿入口18から排出される(図6のR13)。なお、残高が無い場合には(図6のR9)、R11〜R13のプロセスを経てプリペイドカードMが排出される。
また、残高が有る場合に返却ボタン116が押下されないときは(図6のR10)、大当り中信号がカードユニット2に入力されていなければ、貸出モード表示ランプ126の発光状態がパターンAにセットされ(図6のR14,R15)、これに対して、大当り中信号がカードユニット2に入力されていれば、貸出モード表示ランプ126の発光状態がパターンBにセットされる(図6のR14,R16)。この場合、貸出モード表示ランプ126の発光状態として、例えば点灯状態や点滅状態を想定すると、パターンAを点灯状態に設定し、パターンBを点滅状態に設定(或いは、その逆に設定)することで、500円分の球貸し制御状態であるか100円分の球貸し制御状態であるかを遊技者に認識させることができる。
貸出モード表示ランプ126の発光パターン(A,B)がセットされた後は矢印P4の手順に従って、球貸ボタン114が押下(ON)されたか否かの判定(図5のS8)が行われ、それ以降同様の処理が繰り返される。このとき、球貸ボタン114が押下(ON)されなかった場合は矢印P2の手順に従って、球貸し処理は行われずにプリペイドカードMの残高の有無が判定され(図6のR9)、それ以降同様の処理が繰り返される。
ところで、カードユニット2からパチンコ機8に対して出力される「BRQ」信号が(HI)から(LO)へ変化した際(図6のR2)、通常は所定時間内(図7の要望了解監視時間T1内)にパチンコ機8からカードユニット2に対して出力される「EXS」信号が(HI)から(LO)へ変化する(図6のR3)。このとき、例えば図8に示すように要望了解監視時間T1を経過しても「EXS」信号が(LO:球貸し可能状態)にならず、タイムオーバーとなってしまう場合がある(図6のR17)。これをT1エラーと言う。
このとき、カードユニット2では、球貸し処理(T1エラー)を解除するためのエラー処理が実行され(図6のR18)、例えば図8に示すように「BRDY」信号及び「BRQ」信号が(HI)に切り替えられる(図6のR19,R20)。これにより、球貸し処理(T1エラー)が解除され、図6のR9以降の処理が繰り返される。
また、T1エラーが生じること無く(図6のR3)、パチンコ機8に球貸し実行させるための信号として「BRQ」信号が(HI)に切り替えられた後(図6のR4)、通常は所定時間内(払出監視時間T3内)にパチンコ機8からカードユニット2に対して、遊技球の貸出(払出)の実行を完了した旨の通知信号((HI)の「EXS」信号)が出力される(図6のR6)。このとき、払出監視時間T3を経過しても「EXS」信号が(HI)とならずにタイムオーバーとなってしまう場合がある(図6のR21)。これをT3エラーと言う。
このとき、カードユニット2では、球貸し処理(T3エラー)を解除するためのエラー処理が実行され(図6のR22)、「BRDY」信号が(HI)に切り替えられる(図6のR23)。これにより、球貸し処理(T3エラー)が解除され、図6のR9以降の処理が繰り返される。
以上、本実施の形態の球貸し処理によれば、遊技状態に応じて必要数量の遊技球を貸し出すための制御を行うことができる。なお、その他の効果については既に説明済みであるため省略する。また、本発明は、上述した実施の形態に限定されることは無く、以下のような変形例も発明の技術的範囲に含まれることは言うまでも無い。
上述した実施の形態では、大当り中信号がカードユニット2に入力されたときに、パチンコ機8が特定の遊技状態(大当り遊技状態)に移行したことを検出しているが、これに代えて、例えばパチンコ機8の音や演出などの変化を検出することで、当該パチンコ機8が大当り遊技状態に移行したか否かを判定するようにしても良い。
上述した実施の形態では、貸出モード表示ランプ126などの報知手段によって遊技球の貸し出し制御の変更を報知しているが、報知手段は必ずしも必要なものでは無いため、当該報知手段の無い遊技用装置(カードユニット2)として構成しても良い。
上述した実施の形態では、予め設定された通常の球貸し度数を5度数(貸出額を500円)とし、大当り中信号が入力されたときは球貸し度数を1度数(貸出額を100円)としたが、これに限定されることは無く、大当り時が通常時よりも少なくなれば良い。例えば通常時は5度数で大当り時は3度数としたり、通常時は3度数で大当り時は2度数としても良い。
上述した実施の形態では、大当り時の貸出度数(貸出額)と通常時の貸出度数(貸出額)の二者択一に設定したが、例えば大当り時の貸出度数(貸出額)を複数用意し、遊技者が任意に選択できるようにしても良い。具体的には、図5の動作フローのプロセスS11において、例えば貸出額を100円、200円、300円、400円といったように複数設定すると共に、その設定値をカードユニット2の表示装置130(液晶パネル130p)に表示させる。この場合、液晶パネル130pは、タッチパネル式のものを適用すれば、当該液晶パネル130p上に表示された複数の貸出額の中から遊技者が希望するものをタッチ選択することができる。
上述した実施の形態では、大当り時に球貸し度数(貸出額)を変更するようにしたが、これに限定されることは無く、大当り時以外の他の遊技状態(例えば、リーチ状態など)に球貸し度数(貸出額)を変更するようにしても良い。また、遊技者が好きなときに好きなだけの遊技球の貸し出しを受けることができるように設定しても良い。更に、始動入賞口50の羽根部材50a(図2)が拡開され易い時短遊技状態や確率変動状態においては、始動入賞口50への入賞が飛躍的に向上する。よって、このような遊技状態においては、持ち球の減少が抑制されながら遊技を行うことが可能となる。従って、このような遊技状態において持ち球が無い場合でも、貸し出しを受ける遊技球数は僅かで十分である。以上から、このような遊技状態においても本実施の形態を適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る遊技用装置が設置された遊技場のシステム構成の一例を示す図。 遊技用装置及びこれに併設された遊技機の外観構成を示す斜視図。 遊技用装置及びこれに併設された遊技機の内部構成を示すブロック図。 遊技機としてのパチンコ機の内部構成を示すブロック図。 本実施の形態の球貸し処理において貸出額の設定までを含めた動作フロー図。 本実施の形態の球貸し処理において貸出モード表示ランプの発光パターンのセットまでを含めた動作フロー図。 遊技用装置と遊技機との間で交信される球貸し処理のタイミングチャートを示す図。 T1エラーを説明するためのチャート図。
符号の説明
22 カードR/W
30 CPU(貸出制御手段、遊技状態検出手段)

Claims (3)

  1. 各種の遊技機に対して通信可能に併設されており、
    遊技媒体の貸し出しを受けるために必要な有価価値に関する情報が記録された記録媒体を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段に受け付けられた前記記録媒体を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた前記記録媒体から特定される有価価値の範囲内で、遊技者による貸出操作に応じて1貸出単位あたり所定数量の遊技媒体の貸し出しを、予め設定された通常貸出回数まで遊技機に繰り返し実行させるための制御を行う貸出制御手段とを備えた遊技用装置であって、
    前記遊技機が特定の遊技状態であるか否かを検出する遊技状態検出手段を備えており、
    前記貸出制御手段は、前記遊技者による貸出操作があったときに、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であることが検出された場合には、前記通常貸出回数よりも少ない特別貸出回数の前記所定数量の遊技媒体の貸し出しを前記遊技機に実行させるための制御を行うことを特徴とする遊技用装置。
  2. 前記遊技機が前記特定の遊技状態に移行したときに、当該遊技機から出力される特定の遊技状態であることを示す情報を入力する情報入力手段を備えており、
    前記遊技状態検出手段は、前記特定の遊技状態であることを示す情報が前記情報入力手段に入力されたときに、当該遊技機が特定の遊技状態であることを検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であることが検出されたときに、その旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用装置。
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