JP2008022428A - 復号化装置、復号化方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 復号化装置2は、入力されたJPEG符号データを復号化し、復号化された画像データに対して、ブロック歪を除去するフィルタリング処理を施し、フィルタ出力値の正規化DCT係数が目標範囲内に収まるまで、フィルタ強度を再設定してフィルタリング処理を繰り返し施す。これにより、画像に含まれるエッジの量、又は、画像を符号化したときの圧縮パラメタなどによらず、最適なフィルタ強度を適用して画質向上を図ることができる。
【選択図】図2
Description
また、特許文献2には、ブロック毎に画像内のエッジの有無を判断し、エッジが鈍らないフィルタを選択して掛ける方法が開示されている。
また、特許文献3には、量子化ステップサイズの大きさに基づいて低域通過フィルタのフィルタ係数を切り替える方法が開示されている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる復号化装置は、補正処理が施された画像情報に基づいて、補正処理の強度を設定する強度設定手段と、前記強度設定手段により設定された強度で、復号化された画像情報に補正処理を施す補正手段とを有する。
また、本発明にかかる復号化方法は、復号化された画像情報に対して、補正処理を施し、補正処理が施された画像情報が既定の条件に合致するか否かを判断し、補正処理が施された画像処理が既定の条件に合致しない場合に、この画像情報に基づいて、補正処理の強度を設定し、設定された強度で、復号化された画像情報に補正処理を施す。
また、本発明にかかるプログラムは、復号化された画像情報に対して、補正処理を施すステップと、補正処理が施された画像情報が既定の条件に合致するか否かを判断するステップと、補正処理が施された画像処理が既定の条件に合致しない場合に、この画像情報に基づいて、補正処理の強度を設定するステップと、設定された強度で、復号化された画像情報に補正処理を施すステップとをコンピュータに実行させる。
JPEG等のブロック単位変換符号化によって歪んだ画像の画質を改善する方式が種々提案されている。例えば、画質改善技術として、ブロック歪部分にローパスフィルタを掛けることによって、歪成分を抑制する方式が一般的である。具体的には、DCTのブロック境界に低域通過フィルタを掛けることによって、ブロック歪を抑制しようとする方式である。全てのブロック境界にフィルタを掛けると、保存すべき高域成分も失われてしまうため、圧縮率の高いデータのみにフィルタを掛けるという工夫がなされている。
このような方式では、画像の部分によって、フィルタを掛けたほうが良い部分とフィルタを掛けないほうが良い部分がある場合に対応できない。
あるいは、量子化ステップサイズの大きさに基づいて低域通過フィルタのフィルタ係数を切り替える。
すなわち、エッジが有る部分とエッジの無い部分でフィルタが切り替わるため、エッジ有り無しの閾値の前後で画質が急激に変化してしまう。
また、圧縮率が高い時には、ブロック歪量が大きいため、エッジを潰してもブロック歪を抑制したほうが画質が高くなることもあるはずである。すなわち、ブロック歪を抑制した時の画質向上効果と、元々存在するエッジを鈍らせることによる画質低下効果とを比べてフィルタを掛けるか否かを判断したほうが全体の画質を高くできるはずであるのに、エッジの有無のみを判断材料としている。
あるいは、上記のように、圧縮率や圧縮パラメタでフィルタを切り替える方式では、元々エッジの多い画像などに強い強度のフィルタを掛けてしまってエッジを鈍らせてしまう危険性がある。
まず、本実施形態における復号化装置2のハードウェア構成を説明する。
図1は、本発明にかかる復号化方法が適応される復号化装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図1に例示するように、復号化装置2は、CPU202及びメモリ204などを含む制御装置20、通信装置22、HDD・CD装置などの記録装置24、並びに、LCD表示装置あるいはCRT表示装置及びキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26から構成される。
復号化装置2は、例えば、復号化プログラム5(後述)がインストールされた汎用コンピュータであり、通信装置22又は記録装置24などを介して符号データを取得し、取得された符号データを復号化してプリンタ装置10に転送する。
図2は、制御装置20(図1)により実行され、本発明にかかる復号化方法を実現する復号化プログラム5の機能構成を例示する図である。
図2に例示するように、復号化プログラム5は、エントロピ復号化部500、逆量子化部510、逆直交変換部520、フィルタ処理部530、補正制御部540、強度設定部550、及び出力画像生成部560を有する。また、補正制御部540は、直交変換部542、正規化部544、及び評価値生成部546を含む。
本例のエントロピ復号化部500は、国際標準JPEG方式にしたがって、入力されたJPEG符号データを復号化して、量子化インデクスを生成し、生成された量子化インデクスを逆量子化部510に出力する。
本例の逆量子化部510は、エントロピ復号化部500から入力された量子化インデクスを量子化区間の間隔(量子化ステップサイズ)に基づいて逆量子化して、DCT係数を生成し、生成されたDCT係数を逆直交変換部520に出力する。
本例の逆直交変換部520は、逆量子化部510から入力されたDCT係数に対して、逆離散コサイン変換(IDCT)を施して、復号画像の画素値を生成し、生成された画素値をフィルタ処理部530に出力する。
本例のフィルタ処理部530は、強度設定部550により設定された補正係数を用いて、逆直交変換部520から入力された復号画像における8×8サイズのブロックの周縁部のみに対して、ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)処理を施し、ローパスフィルタ処理が施された復号画像を補正制御部540に出力する。
本例の補正制御部540は、フィルタ処理部530による補正処理で生ずる復号画像の変化量が既定の条件に達するまで、強度設定部550にフィルタ係数を更新させ、更新されたフィルタ係数でフィルタ処理部530に補正させる。
正規化部544は、直交変換部542により変換された変換係数(本例では、DCT係数)を、量子化区間の間隔(量子化ステップサイズ)に基づいて正規化する。
評価値生成部546は、正規化部544により正規化された変換係数(本例では、DCT係数の変化量)の最大値又は平均値を評価値として生成する。ここで、変換係数の最大値又は平均値とは、例えば、DCT処理を行うブロックそれぞれに含まれる複数の変換係数に関する最大値又は平均値である。
そして、補正制御部540は、評価値生成部546により生成された評価値(変換係数の最大値又は平均値)が既定の目標範囲に含まれるか否かを判断し、評価値が目標範囲に含まれる場合には、フィルタ処理部530から入力された復号画像(本例では、補正前の復号画像及び変化量)を出力画像生成部560に出力し、評価値が目標範囲に含まれない場合には、フィルタ係数を更新するよう強度設定部550に指示し、更新されたフィルタ係数でフィルタ処理を行うようフィルタ処理部530に指示する。
本例の強度設定部550は、評価値が目標範囲に入るようにフィルタ係数を変更し、変更されたフィルタ係数でフィルタ処理を行うようフィルタ処理部530に指示する。
本例の出力画像生成部560は、補正制御部540から入力された復号画像(フィルタ処理前の画像)及び変換量(フィルタ処理による変化量)に基づいて、出力画像(復号画像)を生成する。
まず、詳細説明を行うための準備を行う。
JPEG符号化では、図3(A)に例示するように、画像信号を8×8のブロックに分割し、ブロック毎の処理を行う。図3(A)に示すように、8×8ブロックの水平方向位置を示すインデクスをmとする。水平方向のブロック数をMとする。水平方向に左から順にm=0,1,...,M-1のブロック番号を与える。
また、図3(A)に示すように、8×8ブロックの垂直方向位置を示すインデクスをnとする。垂直方向のブロック数をNとする。垂直方向に上から順にn=0,1,...,N-1のブロック番号を与える。
各ブロックは、mとnのペア(n,m)で特定される。括弧内は、(垂直方向インデクスn、水平方向インデクスm)の順で記述されるとする。
すなわち、画像サイズW,Hとブロック数M,Nの関係は以下に示される。
M=W/8
N=H/8
また、各ブロック内の画素値は、syx(n,m)で表現する。すなわち、syx(n,m)は、ブロック(n,m)内の、y行x列の画素値を示す。
さらに、ブロック(n,m)の水平周波数u、垂直周波数vの量子化DCT係数(量子化インデクス)を、Sqvu(n,m)と定義する。JPEG標準(ITU-T Rec. T.81)では、Sqvu(n,m)の演算式が規定されている。
また、ブロック(n,m)の水平周波数u、垂直周波数vの逆量子化DCT係数を、Rvu(n,m)と定義する。JPEG標準(ITU-T Rec. T.81)では、Rvu(n,m)の演算式が規定されている。
また、JPEG標準(ITU-T Rec. T.81)では、逆量子化DCT係数Rvu(n,m)は、ブロック(n,m)毎にIDCT(逆離散コサイン変換)されて、画素ブロックsyx(n,m)となる。x,yは、それぞれ、ブロック内の水平方向と垂直方向の位置を表す0〜7の数値である。最終的に、上記ブロックSyx(n,m)をブロックラスタ変換して復号画像を得る。
まず、復号化プログラム5のエントロピ復号化部500は、JPEG標準(ITU-T Rec. T.81)にしたがって、入力されたJPEG符号を解釈して量子化インデクスSqvu(n,m)を生成とする。量子化インデクスの計算の方法は、JPEG標準(ITU-T Rec. T.81)に記載されているものと同じである。
そして、逆量子化部510は、量子化インデクスSqvu(n,m)を逆量子化して、逆量子化結果Rvu(n,m)を生成する。
逆直交変換部520は、逆量子化結果Rvu(n,m)をIDCTして、暫定復号画素値s0 yx(n,m)を生成する。
フィルタ処理部530及び強度設定部550は、補正制御部540からの制御に応じて、上記暫定復号画素値s0 yx(n,m)を少なくとも1回フィルタリングして、最終的な復号画素値syx(n,m)を出力画像として生成する。
暫定復号画素値がフィルタ処理部530に入力されると、まず、フィルタ処理部530は、デフォルトフィルタパラメタで暫定復号画素値s0 yx(n,m)をフィルタリングする。
次に、補正制御部540は、フィルタ部530によるフィルタリング結果を判定して、所定の条件に合致すれば、そのフィルタリング結果を用いて出力画素ブロックsyx(n,m)を得る。所定の条件に合致しない場合は、強度設定部550は、新たなパラメタaを設定して、フィルタリングを再度行うようフィルタ処理部530に指示する。
フィルタ処理部530、補正制御部540及び強度設定部550は、上記を繰り返して、所定の条件に合致するフィルタ結果を得る。
[フィルタ処理部]
フィルタ処理部530は、パラメタa(フィルタ強度a)に依存してローパス特性を変化させることのできるフィルタリング手法を採用している。
フィルタ処理部530は、図4(A)に例示するように、画素ブロックs0 yx(n,m)をフィルタリングするとき、この画素ブロックの周囲8つの画素ブロックs0 yx(n±1,m±1)を用いる。
画素ブロックs0 yx(n,m)の中で、フィルタリングを行う画素(つまり、フィルタリングによって画素値が変化する画素)は、図4(B)のハッチング部に示されるようなブロック境界の画素(つまり、x,y=0又は7の場合)のみである。
各境界画素は、以下の2種類に分類される。
頂点画素:(x,y)=(0,0),(0,7),(7,0),(7,7)
非頂点画素:x,y=0 又は 7、ただし頂点画素以外
ここで、頂点画素の画素値をAとし、頂点画素に隣接する他ブロックの画素値をB、C、Dとすると、フィルタ出力Eは、図5(C)に例示する式で算出される。ここで、注意しなければならないのは、フィルタ出力Eが、入力画素値からの差分(フィルタ処理による変化量)であるという点である。
図5(C)に例示するフィルタ出力Eの式は、フィルタリング結果の画素値として、画素値A、B、C及びDの平均値と、画素値Aとの間を、(1−a):aに内分する点を採用するものである。パラメタaの値によって、補正強度(すなわち、内分位置)が変化する。
図6(C)に例示するフィルタ出力Eの式は、フィルタリング結果の画素値として、画素値A及びBの平均値と、画素値Aとの間を、(1−a):aに内分する点を採用するものである。
なお、図5及び6では、右上の頂点画素と右辺の非頂点画素の計算例を示した。他の位置のフィルタ出力値は、適宜対称性を利用して算出すればよい。フィルタリング画素以外の出力値は、0となる。
補正制御部540の直交変換部542は、まず、上述のフィルタリングによって得られたフィルタ差分値s1 yx(n,m)をDCT変換する。このDCTによって得られたDCT係数を、Svu(n,m)とする。
次に、正規化部544及び評価値生成部546は、図7(A)に例示する式で、正規化DCT係数最大値maxSq1を算出する。とする。正規化DCT係数最大値maxSq1とは、正規化されたブロック内のDCT係数のうちの最大値である。本例のように、正規化部544及び評価値生成部546による処理を単一の数式で実現してもよいし、複数の数式で実現してもよい。
次に、補正制御部540は、正規化DCT係数最大値maxSq1(すなわち、評価値)の判定を行う。評価値の判定には、予め下記の閾値ThMax及びThMinを設定しておく。
補正制御部540は、maxSq1<ThMax、かつ、maxSq1>ThMinのとき、「条件に合致する」と判断し、これ以外のとき、「条件に合致しない」と判断する。すなわち、図7(B)に例示するように、本例の補正制御部540は、閾値ThMax及びThMinで規定される目標範囲(図7(B)のハッチング領域)内に評価値(maxSq1)が含まれているか否かを判断する。この目標範囲は、0(すなわち、フィルタ処理による変化なしの状態)を含まず、かつ、±0.5を超えない範囲(すなわち、フィルタリングの結果が量子化区間を超えない範囲)で設定されることが望ましい。
強度設定部550は、線形補間法を用いて、次にフィルタリングを行う時に用いるパラメタaを設定する。
まず、a0=0、maxSq0=0とする。次に、強度設定部550は、a1=(所定の初期値)とする。すなわち、強度設定部550は、最初のフィルタリングのパラメタaをa1とする。
次に、強度設定部550は、補正制御部540からの出力値(正規化DCT係数最大値maxSq1)、a0、a1、及び、maxSq0を用いて、線形補間によりフィルタ強度newaを算出する。
すなわち、強度設定部550は、図7(C)に例示する式で、新たなフィルタ強度newaを算出する。なお、ThOpt=(ThMax+ThMin)/2である。
例えば、補正制御部540は、第1の収束安定化処理として、反復回数(パラメタaを更新してフィルタ処理を行った回数)が所定の閾値以上になったときは、s1を全て0の値にして、出力画像を算出させる。
また、補正制御部540は、第2の収束安定化処理として、maxSq1とmaxSq0の差分の絶対値が所定の閾値未満となったとき、maxSq1<ThMaxのときs1をそのまま採用して出力画像を算出させ、これ以外の場合に、s1を全て0の値にして、出力画像を算出させる。
また、補正制御部540は、第3の収束安定化処理として、反復回数が既定値K以下である場合に、評価値maxSq1が閾値ThMaxと閾値ThMinとの間に入ったときのみ、「条件に合致する」と判断し、反復回数が既定値Kより大きい場合に、評価値maxSq1が閾値ThMax以下(あるいは未満)であれば、「条件に合致する」と判断する。JPEGの量子化ステップサイズが小さいときには、画素値の変化に対して、「DCT係数を量子化ステップで割った値」の変化が大きいため、「DCT係数を量子化ステップで割った値」を閾値ThMaxと閾値ThMinの間に入れることが難しくなる。すなわち、収束が遅くなる可能性がある。あるいは、収束しない可能性もある。そこで、第3の収束安定化処理では、反復回数が多い場合に、下の閾値ThMinを無効にして、安定的に収束させるという方策を採る。
なお、上記第1〜第3の収束安定化処理は、適宜組み合わせて適用してもよい。
図8は、復号化プログラム5(図2)による復号化処理(S10)を説明するフローチャートである。
図8に例示するように、ステップ100(S100)において、補正制御部540(図2)は、符号データが入力されると、フィルタ強度aなどのパラメタを初期化するよう他の構成に指示し、復号化プログラム5の各構成は、パラメタの初期化を行う。
復号化プログラム5は、評価値が目標範囲に含まれている場合に、S155の処理に移行し、評価値が目標範囲に含まれていない場合に、S140の処理に移行する。
復号化プログラム5は、反復回数が既定値以下である場合に、S145の処理に移行し、反復回数が既定値を超える場合に、S150の処理に移行する。
強度設定部550は、補正制御部540から入力された正規化DCT係数最大値maxSq1を用いて、図7(C)の式によりフィルタ強度newaを算出し、算出されたフィルタ強度newaをフィルタ強度aとしてフィルタ処理部530に設定する。
復号化プログラム5は、強度設定部550により新たなフィルタ強度aが設定されると、S120の処理に戻って、このフィルタ強度aを用いたフィルタ処理を行う。
また、本復号化装置2は、このようにフィルタ強度を適応化することにより、画像種類や圧縮パラメタの変化に対応して、画質を向上させることができる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
フィルタ手法は、パラメタを入力してフィルタ強度を変化できるものであればなんでもよく、上記実施形態で例示したフィルタに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態ではブロック境界の画素のみにフィルタを掛けたが、フィルタを掛ける画素は、ブロック境界に限定する必要はない。フィルタを掛ける画素をブロック内の画素全部とすることもできるし、ブロック境界からの距離が2画素以内の画素等とすることもできる。
また、例えば、上記実施形態と異なるフィルタとして、フィルタ強度をaとして、「分散aの2次元ガウシアンフィルタ」等と定義して適用してもよい。
ただし、ブロック毎にフィルタ強度を変更する必要があるから、隣接するブロックと同じフィルタを掛けるとは限らない。そのため、フィルタ強度の違いによって、画素値の逆転が起こる危険性がある。
例えば、図6(B)のように、ブロック境界で隣接する画素値をA、Bとし、A<Bとする。AがフィルタリングによりA’となり、BがフィルタリングによりB’となり、この結果、A’>B’となってしまう可能性がある。このように画素値が逆転することは画質上好ましくない。
そこで、第1の変形例では、フィルタ後のブロック境界の画素値が、ブロック境界画素間の中間値(上記の例でいえば、(A+B)/2)を超えないように制御する。
また、上記実施形態では、フィルタ出力として、フィルタ差分値(フィルタ処理による変化量)を算出していたが、これに限定されるものではない。
そこで、第2の変形例のフィルタ処理部530は、画素値をフィルタ出力とするフィルタを適用する。
本変形例のフィルタ処理部530は、頂点画素に対してフィルタ処理を施す場合には、図5(A)及び(B)に例示する複数の画素値A〜Dを用いる点で上記実施形態と同じであるが、フィルタ出力Eを算出する式が異なる。すなわち、本変形例のフィルタ処理部530は、図9(A)に例示する式を用いて、頂点画素の画素値Aに対するフィルタ出力Eを算出する。この場合のフィルタ出力Eは、差分値(フィルタ処理による変化量)ではなく、フィルタ処理がなされた画素値そのものである。
なお、本変形例においてもパラメタaがフィルタ強度を規定する係数であり、図9(A)の式は、フィルタリング結果の画素値として、頂点画素の画素値A、B、C及びDの平均値と、処理対象である頂点画素の画素値Aとの間を、(1−a):aに内分する点を採用するものである。
また、本変形例のフィルタ処理部530は、非頂点画素に対してフィルタ処理を施す場合には、図6(A)及び(B)に例示するように、隣接するブロックの1画素(画素値B)を用いて、図9(B)に例示する式により、フィルタ出力Eを算出する。
この場合も、図9(B)の式は、フィルタリング結果の画素値として、画素値A、Bの平均値と、画素値Aとの間を、(1−a):aに内分する点を採用するものである。
以上のようにフィルタリングを行うと、フィルタ強度aが大きなときには、ボケた出力画像となり、フィルタ強度aが小さなときには、ブロック歪の除去度合いが小さくなる。
なお、本変形例では、出力画像生成部560は、上述のフィルタリングによって得られたフィルタ出力Eをそのまま出力画像とすることができる。
ただし、本変形例では、補正制御部540の動作が異なる。具体的には、正規化部544及び評価値生成部546は、図9(C)に例示する式を用いて、正規化DCT係数最大値maxSq1を算出する点で、上記実施形態と異なる。なお、図9(C)の式において、Sqvu(n,m)は、最初に復号化装置2に入力された量子化インデクスである。
そして、正規化DCT係数最大値maxSq1の算出式の他は、上記実施形態と同様の動作でよい。
このように、本変形例では、量子化インデクスSqvu(n,m)を保持しておかなければならない点が上記実施形態とは異なり、その代わりに、syx(n,m)を求めるときに、s0 yx(n,m)を加算する必要がない。
上記実施形態では、正規化DCT係数の最大値を、フィルタ処理結果を評価するための評価値として用いたが、正規化されたDCT係数の平均値を評価値として用いてもよい。
そこで、第3の変形例における補正制御部540(正規化部544及び評価値生成部546)は、上記実施形態で説明した正規化DCT係数最大値maxSq1に加えて、正規化されたDCT係数の平均値meanSq1を算出する。
この場合に、補正制御部540は、正規化DCT係数平均値meanSq1を用いた判定を行う。ただし、正規化DCT係数最大値maxSq1>0.5の場合には、判定結果を「合致しない」とする。この条件は、入力量子化インデクスの値が変化しないように量子化範囲制限を守るために付加されたものである。すなわち、maxSq1が0.5以下となるようにSvu(n,m)を制御することによって、Svu(n,m)を再度量子化した場合に、演算誤差の影響を無視すれば、入力されたJPEG符号と全く同じJPEG符号を得ることができる。この制限を、以下の説明では、量子化範囲制限と呼ぶ。
なお、量子化範囲制限を無視すれば、復号化プログラム5は、meanSq1のみを算出するようにしてもよい。
上記実施形態では、量子化インデクスをそのまま逆量子化して復号画像を生成しているが、第4の変形例では、量子化インデクスに対してフィルタ処理を行って補正し、補正された量子化インデクスの復号画像をフィルタ処理部530の処理対象する。
図10は、第4の変形例における復号化プログラム52の構成を例示する図である。なお、本図に示された各構成のうち、図2に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図10に例示するように、本変形例の復号化プログラム52は、図2の復号化プログラム5にインデクス補正部570を追加した構成をとる。
インデクス補正部570は、量子化インデクスSqvu(n,m)を入力して、量子化インデクス補正値αを算出する。注目ブロックの量子化インデクス補正値αは、この注目ブロックに隣接する他のブロックの同一周波数成分に対応する量子化インデクス値を用いて算出される。
この場合、逆量子化部510は、インデクス補正部570により補正された量子化インデクス値(すなわち、Sqvu(n,m)+α)を逆量子化する。その他の動作は、上記実施形態と同様である。
ただし、量子化範囲制限を守ることを前提とする場合には、インデクス補正部570は、さらに、図11(A)に示す処理を行う。また、図11(A)の処理の代わりに、補正制御部540が、図11(B)に例示する式により、maxSq1を算出し、図11(C)に例示する条件に合致するか否かを判断してもよい。
次に、上記実施形態又は変形例による画質向上効果を実験結果で説明する。
まず、上記実施形態又は変形例の基本的な考え方を示す。
(1)ブロック歪は、ブロック境界に発生した高周波成分であるため、ブロック境界にローパスフィルタを掛ければ、ブロック歪を除去することが可能となる。
(2)強い(つまり、高周波成分抑制量の大きな)フィルタを掛けることによって、ブロック歪をより多く除去することが可能となる。
(3)また、圧縮率の高い画像は、ブロック歪量が大きいので、より強いフィルタを掛けることが有利である。
(4)しかし、フィルタ強度が大きくなると、画像に元々存在していた高周波成分(エッジ成分)も除去してしまうので、かえって画質が劣化してしまうことが問題である。
(5)すなわち、圧縮率が高く、あるいは、ブロック歪量が多い画像に対しては、強いフィルタを掛けたほうがよく、圧縮率が低い、あるいは、ブロック歪量が少ない画像に対しては、弱いフィルタを掛けたほうがよい。
(6)さらに、もともとの画像に存在しているエッジ成分が多い画像に対しては、弱いフィルタを掛けたほうがよく、もともとの画像に存在しているエッジ成分が少ない画像に対しては、強いフィルタを掛けても構わない。
ここで最大の問題となるのは、フィルタパラメタ(フィルタ強度)をどのように調整すればよいかという点である。フィルタ強度は、画像の性質(エッジの有無)や、圧縮率、圧縮パラメタなど様々な要因で変化すべきものである。
そこで、上記実施形態又は変形例では、上記の要因を単純化した一つの尺度に変換して、フィルタ強度aの調整を極めて簡単かつロバストなものにした。
具体的には、フィルタ差分値の正規化DCT係数のブロック内の最大値が所定の値の範囲内に収まるようなフィルタ強度とすることによって、フィルタ強度を調整する。
この効果を以下の実験結果で示す。
(1)画像1〜画像9の9種類の画像を用いた。
(2)JPEGのqualityパラメタを5、10、20、40、80の5種類にして圧縮して、それぞれ復号化した。
(3)標準JPEG方式で復号を行った。
(4)さらに、フィルタ強度aでフィルタを掛けて、標準JPEG方式の画質(PSNR)からの画質改善効果(PSNR[dB])を計測した。
(5)フィルタ強度aの設定方法は、「固定」、「最大値に基づく調整」、及び、「平均値の調整」の3種とした。なお、「最大値に基づく調整」とは、正規化DCT係数のブロック内の最大値がTx〜Tyの範囲内になるように制御したものであり(ただしy=x+1)、「平均値に基づく調整」とは、正規化DCT係数のブロック内の平均値がtx〜tyの範囲内になるように制御したものである(ただしy=x+1)。
図12及び図13は、各画像毎に5種類のJPEGのqualityパラメタを5、10、20、40、80で行い、符号化復号化した場合の画質改善効果(5種類のqualityパラメタの結果の平均の値)を示すグラフである。具体的には、図12が、フィルタ強度を固定値(a0〜a9)とした場合の画質改善効果を示し、図13(A)が、複数の閾値(T0〜T11)を設定して正規化DCT係数最大値に基づいてフィルタ強度を調整した場合の画質改善効果を示し、図13(B)が、複数の閾値(t0〜t18)を設定して正規化DCT係数平均値に基づいてフィルタ強度を調整した場合の画質改善効果を示す。
また、図14及び図15は、5種類のJPEGのqualityパラメタ(5,10,20,40,80)毎に、9種の画像に対して符号化復号化した場合の画質改善効果(9種の画像の結果の平均値)を示すグラフである。具体的には、図14が、フィルタ強度を固定値(a0〜a9)とした場合の画質改善効果を示し、図15(A)が、複数の閾値(T0〜T11)を設定して正規化DCT係数最大値に基づいてフィルタ強度を調整した場合の画質改善効果を示し、図15(B)が、複数の閾値(t0〜t18)を設定して正規化DCT係数平均値に基づいてフィルタ強度を調整した場合の画質改善効果を示す。
また、フィルタ強度を固定化した場合、圧縮パラメタに依存して最適なフィルタ強度値aが異なる。例えば、図14において、画質の低い圧縮パラメタ(例えば5)に対しては、強いフィルタ強度が望ましい。また、画質の高い圧縮パラメタ(例えば80)に対しては、弱いフィルタ強度が望ましい。
さらには、図12及び図14をみてわかるように、どの画像やどの圧縮パラメタに対しても、上手くいく固定のフィルタ強度を設定することは困難である。
さらに、圧縮パラメタにも依存せずに、大体同じThの量で画質を最大化することができる。
すなわち、Th=T4、あるいは、Th=t4程度に設定すれば、正規化DCT係数最大値、あるいは、正規化DCT係数平均値を用いる場合、ほとんどの画像やほとんどの圧縮パラメタでほぼ最適なフィルタを掛けることができる。
このように、画像や圧縮パラメタに依存せずに画質を最大化できる点が上記実施形態又は変形例の最大の利点である。
さらに付け加えると、従来手法では画像のエッジ部分を抽出してフィルタを切り替えたり、入力符号の量子化ステップサイズでフィルタを切り替えたりしていた。このような場合、エッジ量とフィルタの関係、あるいは、量子化ステップサイズとフィルタの関係が合致しているかどうかの判断が非常に難しい。上記実施形態及び変形例では、単純に、量子化インデクスの変化量をある範囲に限定しているだけであるため、画質への影響を直接測りやすいという利点がある。
5,52・・・復号化プログラム
500・・・エントロピ復号化部
510・・・逆量子化部
520・・・逆直交変換部
530・・・フィルタ処理部
540・・・補正制御部
542・・・直交変換部
544・・・正規化部
546・・・評価値生成部
550・・・強度設定部
560・・・出力画像生成部
570・・・インデクス補正部
Claims (10)
- 補正処理が施された画像情報に基づいて、補正処理の強度を設定する強度設定手段と、
前記強度設定手段により設定された強度で、復号化された画像情報に補正処理を施す補正手段と
を有する復号化装置。 - 前記補正手段により補正された画像情報が既定の条件に達するまで、前記強度設定手段による強度の設定処理と、前記補正手段による補正処理とを繰り返すよう制御する制御手段
をさらに有する請求項1に記載の復号化装置。 - 前記強度設定手段は、前記補正手段により補正処理が施された画像情報と、符号化処理の量子化区間内に設定された目標範囲とに基づいて、補正処理の強度を設定する
請求項1に記載の復号化装置。 - 前記目標範囲は、各量子化区間に対応する量子化値を含まない範囲に設定され、
前記強度設定手段は、前記補正手段により補正処理が施された画像情報が前記目標範囲に入るように、補正処理の強度を設定する
請求項3に記載の復号化装置。 - 補正処理が施された複数の画像情報それぞれを、量子化区間の間隔に基づいて正規化する正規化手段と、
前記正規化手段により正規化された複数の画像情報の最大値又は平均値を評価値として生成する評価値生成手段と
をさらに有し、
前記強度設定手段は、前記評価値生成手段により生成された評価値が、前記目標範囲に入るように、補正処理の強度を設定する
請求項4に記載の復号化装置。 - 補正処理が施された画像を既定サイズのブロック毎に直交変換して、変換係数を生成する変換係数生成手段
をさらに有し、
前記正規化手段は、前記変換係数生成手段により生成された変換係数を正規化し、
前記評価値生成手段は、前記ブロック毎に、正規化された変換係数の最大値又は平均値を生成し、
前記強度設定手段は、前記ブロック毎に、それぞれのブロックについて生成された最大値又は平均値に基づいて、補正処理の強度を設定する
請求項5に記載の復号化装置。 - 前記補正手段は、復号化された画素値に対して低域通過フィルタ処理を施し、
前記強度設定手段は、前記低域通過フィルタ処理のフィルタ係数を変更することにより、補正処理の強度を設定する
請求項1に記載の復号化装置。 - 前記補正手段は、符号化処理の処理単位であるブロックの周縁部の画素のみに対して、補正処理を施す
請求項1に記載の符号化装置。 - 復号化された画像情報に対して、補正処理を施し、
補正処理が施された画像情報が既定の条件に合致するか否かを判断し、
補正処理が施された画像処理が既定の条件に合致しない場合に、この画像情報に基づいて、補正処理の強度を設定し、
設定された強度で、復号化された画像情報に補正処理を施す
復号化方法。 - 復号化された画像情報に対して、補正処理を施すステップと、
補正処理が施された画像情報が既定の条件に合致するか否かを判断するステップと、
補正処理が施された画像処理が既定の条件に合致しない場合に、この画像情報に基づいて、補正処理の強度を設定するステップと、
設定された強度で、復号化された画像情報に補正処理を施すステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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