JP2008022354A - 無線通信装置及びリーダ・ライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用可能なチャネル数に対して無線通信装置の数が多い場合でも、各無線通信装置を効率よく動作できるようにする。
【解決手段】複数の周波数チャネルそれぞれについて使用可能か否かを識別するための情報を記憶する。記憶された情報に基づいて使用可能な周波数チャネルを検索する。検索された周波数チャネルを無線周波数として選択する。選択した無線周波数を使用して、RFIDに対するデータの書込みまたは読出し等の無線通信を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)用のリーダ・ライタ等に利用される無線通信装置及びこの無線通信装置を利用したリーダ・ライタに関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)システムと称される無線通信システムが注目されている。このシステムは、ICチップとアンテナとを備えた小型のデータキャリアと、電波または電磁波を利用して上記データキャリアとの間で無線通信を行うことによりデータの書込み及び読取りを非接触で行うリーダ・ライタとから構成されている。
データキャリアのICチップには、製造時に設定されるシリアルナンバー等の固有のIDが記憶されている。また、データキャリアは薄型化が可能であり、物品に容易に付与することができる。このため、データキャリアは、RFID,RFタグ,無線タグ等と称され、通常は管理対象の物品1つ1つに付与されて使用される。
一方、リーダ・ライタは、データキャリアとの間で電波または電磁波の受け渡しを行うアンテナ部と、このアンテナ部を介してデータキャリアと非接触でデータ通信を行う無線通信装置としてのリーダ・ライタ本体とからなる。そして、アンテナ部の形状等によってゲート型、据置型,携帯型等に分類される。ゲート型のリーダ・ライタは、例えば盗難防止システムや通門管理システム等に利用される。据置型のリーダ・ライタは、例えば図書館の貸出管理システムや店舗の買上商品精算システム等に利用される。ハンディ型のリーダ・ライタは、倉庫の物品検索システムや店舗の棚卸システム等に利用される。
ところで現在、RFIDシステムにおいても860〜960MHzのUHF帯が使用可能なっている。ただし、UHF帯は主に携帯電話の周波数帯として用いられているため、携帯電話とRFIDシステムとの周波数帯が重複して電波状況を乱すことがないように、860〜960MHzの中でも952〜954MHzのUHF帯域(1〜9チャネル)若しくは952〜955MHzのUHF帯域(1〜14チャネル)がRFIDシステムに割り当てられている。
一方、RFIDシステムを構築する場合、使用されるリーダ・ライタは1台のみでなく、複数台を併用する場合が殆どである。このため、複数のリーダ・ライタから発せられる電波が干渉しないように、LBT(Listen Before Talk)方式を採用している。すなわち、リーダ・ライタが電波を出す前に未使用のチャネルを検索し、未使用のチャネルを検出できたならばそのチャネルを使用して電波を出す方式である。このLBT方式においては、リーダ・ライタの1回の動作可能時間が最大4秒に制限されている。そして、1回の動作を終了すると50msの時間休止し、その後、空チャネルを5msの時間監視して初めて再動作可能となる。このため、使用可能なチャネル数に対して併用するリーダ・ライタの数が多いと、リーダ・ライタが空チャネルをなかなか検出できなくなり、読取りなどの動作が不安定になる場合があった。
従来のこの種のリーダ・ライタに関連する技術としては、対象となるデータキャリアとの間で確実に情報の通信が行えるようにするために、通信周波数を低周波から高周波へと変化させつつデータキャリアとの間で通信を行い、データキャリアからの応答が最大となる通信周波数を共振周波数として検出するようにした技術があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-165880号公報
前述したように、UHF帯を採用したRFIDシステム等の無線通信システムにおいては、使用可能なチャネル数に制限があったため、チャネル数に対して併用する無線通信装置の数が多いと動作が不安定になる無線通信装置が発生することがある。この場合において、重要度が低い無線通信装置が動作不安定になるのは致し方ないが、重要度が高い無線通信装置が動作不安定になると、システムの用途に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、使用可能なチャネル数に対して無線通信装置の数が多い場合でも、各無線通信装置を効率よく動作できるようにすることにある。
本発明は、所定の周波数帯域の中で割り当てられた複数の周波数チャネルを選択的に使用して無線通信を行う無線通信装置において、複数の周波数チャネルそれぞれについて使用可能か否かを識別するための情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段により記憶された情報に基づいて使用可能な周波数チャネルを検索する周波数検索手段と、この周波数検索手段により検索された周波数チャネルを無線周波数として選択する周波数選択手段とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、使用可能なチャネル数に対して無線通信装置の数が多い場合でも、各無線通信装置が効率よく動作するようになる。
以下、本発明を実施するための最良な形態について説明する。
なお、この実施の形態は、図書館に構築されたRFIDシステムのリーダ・ライタに本発明を適用した場合であり、図1にそのシステムの全体構成図を示す。
本実施の形態のRFIDシステムは、盗難防止システム1と、貸出管理システム2と、蔵書検索システム3の3つのシステムからなる。また、図示しないが、所蔵された各書籍類には個々にRFIDが付与されている。
RFIDは、ICチップとアンテナとからなる小型の非接触式データキャリアであって、ICチップは、電源生成部,復調部,変調部,メモリ部及びこれらを制御する制御部等で構成されている。電源生成部は、アンテナで受信した電波の整流と安定化を行なうことによりICチップの各部に電源を供給する。復調部は、アンテナで受信した電波を復調して制御部へ送出する。変調部は、制御部から送出されたデータを電波に変調し、アンテナから放射させる。制御部は、復調部で復調されたデータのメモリ部への書込みや、メモリ部からデータを読み出して変調部へ送出する。
メモリ部は、データを書換え不能に記憶保持する設定エリアと、任意のデータを書き込み可能なユーザエリアとから構成されている。そして設定エリアには、各RFIDを個々に識別するために予め設定された固有のIDコードが書き込まれている。ユーザエリアにはそれぞれ当該RFIDが付与された書籍の書籍名,著者名等の書籍情報が書き込まれている。また、貸出時には、貸出日付,返却日付などの貸出情報が記録される。
各RFIDシステムのうち、盗難防止システム1と貸出管理システム2は、UHF帯域のうち、952〜954MHzの構内無線帯域の中の「1」〜「9」チャネルを使用する構内無線タイプとしている。また、蔵書検索システム3は、同じくUHF帯域のうち、952〜955MHzの構内無線帯域+特定帯域の中の「1」〜「14」チャネルを使用する特定省電力タイプとしている。そして、各RFIDシステムは、複数のリーダ・ライタから発せられる電波が干渉しないように、LBT方式を採用している。
盗難防止システム1は、本実施の形態では4台のゲート型リーダ・ライタ1A〜1D(1B,1Cは図示せず)で構成されている。各ゲート型リーダ・ライタ1A〜1Dは、RFIDとの間で電波の受け渡しを行う一対のゲート式アンテナ11と、このゲート式アンテナ11を介してRFIDと非接触でデータ通信を行うリーダ・ライタ本体12とからなる。各ゲート式アンテナ11は、それぞれ図書館の各入退場口に設けられている。そして、各リーダ・ライタ本体12は、入退場口を通過する書籍に付与されたRFIDとそれぞれゲート式アンテナ11を介して交信し、貸出情報が記録されていないRFIDを検知すると、警告を発するものとなっている。
貸出管理システム2は、本実施の形態では8台の据置型リーダ・ライタ2A〜2H(2B〜2Gは図示せず)で構成されている。各据置型リーダ・ライタ2A〜2Hは、RFIDとの間で電波の受け渡しを行う平面アンテナ21と、この平面アンテナ21を介してRFIDと非接触でデータ通信を行うリーダ・ライタ本体22とからなる。各平面アンテナ21は、それぞれ図書館の貸出カウンタ,返却カウンタ等に設けられている。そして、各リーダ・ライタ本体22は、カウンタ上に置かれた書籍に付与されたRFIDとそれぞれ平面アンテナ21を介して交信し、書籍情報を読取るとともに貸出情報の書込みや消去等を行うものとなっている。
蔵書検索システム3は、本実施の形態では8台のハンディ型リーダ・ライタ3A〜3H(3B〜3Gは図示せず)で構成されている。また、各ハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hのドッキングステーションとして、その充電機能及び外部機器とのデータ中継機能を有するクレイドル装置31が備えられている。なお、クレイドル装置31は、各ハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hと必ずしも1対1に対応している必要はない。
各ハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hは、RFIDとの間で電波の受け渡しを行うアンテナと、このアンテナを介してRFIDと非接触でデータ通信を行うリーダ・ライタ本体とが一体化された携帯型機器であり、例えば、図書館の職員が図書館内の書架を巡回しながら蔵書検索を行う際に使用される。
また、本実施の形態のRFIDシステムは、盗難防止システム1,貸出管理システム2及び蔵書検索システム3を統合する上位装置として、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを主体としたホスト装置4が設けられている。ホスト装置4と、盗難防止システム1における各リーダ・ライタ本体12及び貸出管理システム2における各リーダ・ライタ本体22とは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク5で接続されている。また、蔵書検索システム3における各クレイドル装置31も、上記ネットワーク5に着脱自在に接続可能となっている。
ホスト装置4には、蔵書に関する情報が集約された蔵書データベースや、利用者に関する情報が集約された利用者データベース等が構築されている。また、図3に示すデータ構造の周波数設定テーブル6が設けられている。
周波数設定テーブル6は、図示するように盗難防止システム1を構成する4台のゲート型リーダ・ライタ1A〜1Dと、貸出管理システム2を構成する8台の据置型リーダ・ライタ2A〜2Hと、蔵書検索システム3を構成する8台のハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hとにそれぞれ対応して、0ビットから13ビットまでの14ビットデータからなる周波数設定データを記憶可能となっている。
周波数設定データの14ビットのうち0〜8の9ビットは、盗難防止システム1,貸出管理システム2及び蔵書検索システム3でそれぞれ使用可能な構内無線帯域内における周波数チャネル「1」〜「9」に1対1で対応している。また、残りの9〜13の5ビットは、蔵書検索システム3でのみ使用可能な特定帯域内における周波数チャネル「10」〜「14」に1対1で対応している。そして、各ビットデータはそれぞれ対応する周波数チャネルが使用可能か否かを識別するための情報として機能するものであって、本実施の形態では、ビットデータが“0”の場合は対応する周波数チャネルが使用不可能であることを示し、 “1”の場合は対応する周波数チャネルが使用可能であることを示している。
すなわち、周波数設定データの各ビットをそれぞれ“1”または“0”に設定することによって、リーダ・ライタ毎にどの周波数チャネルが使用可能であるかを設定することができる。因みに、各リーダ・ライタに対して図3に示す内容の周波数設定データが設定されていた場合には、各リーダ・ライタが使用可能なチャネルは、同図の符号61に示すようになる。
ホスト装置4は、毎回のシステム立上げ直後や周波数設定テーブル6のデータ更新直後になると、周波数設定テーブル6においてリーダ・ライタ別に記憶された各周波数設定データを、それぞれネットワーク5を介して対応するリーダ・ライタにダウンロードするようになっている。
図2は本実施の形態に係るリーダ・ライタの要部構成を示すブロック図である。このリーダ・ライタは、盗難防止システム1においてはゲート型リーダ・ライタ1A〜1Dが該当し、貸出管理システム2においては据置型リーダ・ライタ2A〜2Hが該当し、蔵書検索システム3においてはハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hが該当する。
リーダ・ライタは、無線通信装置7とアンテナ部8とから構成されている。無線通信装置7は、盗難防止システム1においてはリーダ・ライタ本体12が該当し、貸出管理システム2においてはリーダ・ライタ本体22が該当し、蔵書検索システム3においては各ハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hにそれぞれ内蔵されたリーダ・ライタ本体が該当する。アンテナ部8は、盗難防止システム1においてはゲート式アンテナ11が該当し、貸出管理システム2においては平面アンテナ21が該当し、蔵書検索システム3においては各ハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hにそれぞれ内蔵されたアンテナが該当する。
無線通信装置7は、CPU(Central Processing Unit)を主体とした制御部71、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)の記憶部72、ホスト装置4等の外部機器とデータ通信を行う通信部73、各種の情報入力と状態表示等を行う操作・表示部74及び無線によるデータの送受信を行わせる無線回路部75を備えている。また、前記周波数設定データに相当する14ビットデータを生成するための14個のディップスイッチ76を備えている。
無線回路部75は、PLL(Phase Locked Loop)回路751、送信部752、サーキュレータ753、受信部754及びRSSI回路(Receive Signal Strength Indicator)755で構成されている。PLL回路751は、高周波の正弦波信号を発生する。送信部752は、制御部71から送られてきたデジタルデータを変調し、この変調信号とPLL回路751で作られた高周波信号とを足し合わせた信号を増幅してサーキュレータ753に出力する。サーキュレータ753は、送信部752から入力された信号はアンテナ部8に出力し、アンテナ部8から入力された信号は受信部754に出力する特性を有する。受信部754は、サーキュレータ753を介して入力された高周波信号を増幅した後、この増幅された高周波信号とPLL回路751の高周波信号とを組み合わせてベースバンド信号に変換し、このベースバンド信号を復調してデジタルデータに変換し、制御部71に出力する。RSSI回路755は、受信部754にて復調された信号のレベルを示すアナログ信号を生成する。
記憶部72のRAM領域には、特に図4に示すように、14ビットデータからなる前記周波数設定データを記憶する周波数設定データメモリ91と、ビットカウンタメモリ92と、確定データメモリ93と、優先フラグメモリ94とが形成されている。優先フラグメモリ94には、周波数設定データに関してディップスイッチ76によるデータを優先とするか、ホスト装置4からダウンロードされるデータを優先とするかを識別するための優先フラグfが記憶されている。本実施の形態では、ディップスイッチ76によるデータを優先とする場合の優先フラグfを“1”とし、ホスト装置4からダウンロードされるデータを優先とする場合の優先フラグfを“0”とする。そして、デフォルトを“0”とし、操作・表示部74からの所定の操作入力により適宜“1”に変更可能となっている。
しかして制御部71は、システムの立上げ後、図5の流れ図に示す手順の周波数設定処理を開始する。先ず、ST(ステップ)1として優先フラグfの状態を調べる。ここで、優先フラグfが“0”であった場合には、ST2として通信部73を介してホスト装置4から周波数設定データがダウンロードされているか否かを判断する。ダウンロードされていない場合にはST1に戻り、優先フラグfが“1”に変更されたか否かをチェックする。
ST2にて、周波数設定データがダウンロードされていた場合には、制御部71は、ST3としてその周波数設定データを周波数設定データメモリ91に格納する。しかる後、ST1に戻り、優先フラグfが“1”に変更されたか否かをチェックする。
ST1にて、優先フラグfが“1”に変更された場合には、制御部71は、ST4としてディップスイッチ76によって生成される信号を読み込む。そして、ST5としてこの読み込んだ信号から14ビットデータの周波数設定データを作成し、ST6としてこの周波数設定データを周波数設定データメモリ91に格納する。しかる後、ST7として優先フラグfを“0”に変更したならば、ST1に戻る。
ここに、周波数設定データメモリ91及び上記周波数設定処理を実行する制御部71は、複数の周波数チャネルそれぞれについて使用可能か否かを識別するための情報(周波数設定データ)を記憶する記憶手段を構成する。
また制御部71は、システムの立上げ後、RFIDに対するデータの書込みまたは読取りの動作タイミング(例えば1回の動作を終了し、50msの動作休止時間を経過した後)になる毎に、図6の流れ図に示す手順の周波数検索処理を開始する。先ず、ST11として確定データメモリ93に記憶されている確定データkを読出し、ビットカウンタメモリ92のカウント値nとしてセットする。なお、確定データkは、システム立上げ時には“0”に初期化されている。
次に、制御部71は、ST12として周波数設定データメモリ91からnビット目の値(nはビットカウンタメモリ92のカウント値nと同一)を読み出す。そして、このnビット目の値が“0”である“1”であるかをチェックする。ここで、nビット目の値が“0”であった場合には、当該リーダ・ライタは周波数チャネル「n」を使用できないので、ST16の処理に進む。すなわち、ビットカウンタメモリ92のカウント値nを“1”だけカウントアップする。そして、ST17としてカウント値nが最大のチャネル「14」に相当するビットの値「13」を超えたか否かを判断する。カウント値nが「13」以下の場合には、ST12の処理に戻る。カウント値nが「13」を越えた場合には、ST18としてビットカウンタメモリ92のカウント値nを“1”とした後、ST12の処理に戻る。そして再度、周波数設定データメモリ91からnビット目の値を読み出し、“0”である“1”であるかをチェックする。
ST12にてnビット目の値が“1”であった場合には、当該リーダ・ライタは周波数チャネル「n」を使用可能であるので、制御部71は、ST13としてLBT方式により当該チャネル「n」の電波域が他のリーダ・ライタによって使われているか否かをチェックする。ここで、使用中の場合には、ST16の処理に進む。すなわち、ビットカウンタメモリ92のカウント値nを“1”だけカウントアップしたならば、ST12の処理に戻る。そして再度、周波数設定データメモリ91からnビット目の値を読み出し、 “0”である“1”であるかをチェックする。
ST13にてチャネル「n」の電波域が他のリーダ・ライタによって使われておらず空いている場合(5msの確認を要する)には、制御部71は、ST14としてビットカウンタメモリ92のカウント値nを確定データメモリ93の確定データkとして上書きする。しかる後、ST15として空いているチャネル「n」を使用して、RFIDに対する通常のリード動作あるいはライト動作を制御する。これにより、次回の周波数検索処理においては、今回使用したチャネル「n」から空チャネルの検索が行われることとなる。
ここに、上記周波数検索処理を実行する制御部71は、そのST12の処理により、前記記憶手段により記憶された情報(周波数設定データ)に基づいて使用可能な周波数チャネルを検索する周波数検索手段を構成する。また、そのST14の処理により、周波数検索手段により検索された周波数チャネルを無線周波数として選択する周波数選択手段を構成する。
かかる構成の図書館用RFIDシステムにおいて、盗難防止システム1は大変重要であり、少なくとも開館時間帯は常に作動していることが望ましい。また、蔵書検索システム3は、他の2つのシステム1,2が使用できない特定帯域のチャネル「10」〜「14」を使用し、他の2つのシステム1,2が使用する構内無線帯域のチャネル「1」〜「9」を使用しないことが好ましい。
このような環境を実現するためには、盗難防止システム1における4台のゲート型リーダ・ライタ1A〜1Dに対しては、構内無線帯域のチャネル「1」〜「9」のなかからそれぞれ1チャネルずつ異なるチャネル、例えば「1」〜「4」を割り当てる。また、蔵書検索システム3における8台のハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hに対しては、特定帯域のチャネル「10」〜「14」だけを割り当てる。一方、貸出管理システム2における8台の据置型リーダ・ライタ2A〜2Hに対しては、盗難防止システム1で使用しない構内無線帯域のチャネル「5」〜「8」を割り当てる。すなわち、周波数設定テーブル6に対して図3に示す如くリーダ・ライタ別の周波数設定データを設定する。
こうすることにより、盗難防止システム1における4台のゲート型リーダ・ライタ1A〜1Dは、常に自己に割り当てられたチャネル「1」,「2」,「3」または「4」が空いているので、安定に電波を出し続けることができる。
また、貸出管理システム2における8台の据置型リーダ・ライタ2A〜2Hは、他のシステムが使用しない5つのチャネル「5」〜「9」の中から空いているチャネルを検索し、空チャネルを検出したならば、その空チャネルを使用してRFIDに対するデータの読取り動作及び書込み動作を行う。同様に、蔵書検索システム3における8台のハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hは、他のシステムが使用しない5つのチャネル「10」〜「14」の中から空いているチャネルを検索し、空チャネルを検出したならば、その空チャネルを使用してRFIDに対するデータ読取り動作を行う。
したがって、例えば8台のハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hが全て職員によって館内で使用されていたとしても、盗難防止システム1や貸出管理システム2の稼働に影響を及ぼすことはない。同様に、盗難防止システム1や貸出管理システム2の稼働がハンディ型リーダ・ライタ3A〜3Hを用いた蔵書検索作業に支障を来たすこともない。
また、本実施の形態においては、各リーダ・ライタ7はディップスイッチ76を備えており、手動で周波数設定データを設定できるようになっている。したがって、リーダ・ライタ7毎に一時的に使用可能なチャネル数を増やすことによって、空チャネル探索時間を減らすというような運用を容易にとることができる利点がある。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、前記実施の形態では、ホスト装置4からのダウンロードと、ディップスイッチ76の2つの方法で、各リーダ・ライタ7に対して周波数設定データを設定する場合を示したが、いずれか一方の方法で周波数設定データを設定するリーダ・ライタも、本発明は含むものである。
また本発明は、図1に示すような図書館のRFIDシステムに限定されるものではなく、割り当てられたチャネル数に対して使用するリーダ・ライタの数が多いRFIDシステムに適用することで、有効な効果が得られるようになる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態である図書館向けRFIDシステムの一態様を示す模式図。 本実施の形態におけるリーダ・ライタの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態における周波数設定テーブルのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態におけるリーダ・ライタの記憶部に形成される主要なエリアを示す模式図。 同実施の形態においてリーダ・ライタの制御部が実行する周波数設定処理の要部手順を示す流れ図。 同実施の形態においてリーダ・ライタの制御部が実行する周波数検索処理の要部手順を示す流れ図。
符号の説明
1…盗難防止システム、1A〜1D…ゲート型リーダ・ライタ、2…貸出管理システム、2A〜2H…据置型リーダ・ライタ、3…蔵書検索システム、3A〜3H…ハンディ型リーダ・ライタ、4…ホスト装置、6…周波数設定テーブル、71…制御部、76…ディップスイッチ、91…周波数設定データメモリ。

Claims (4)

  1. 所定の周波数帯域の中で割り当てられた複数の周波数チャネルを選択的に使用して無線通信を行う無線通信装置において、
    前記複数の周波数チャネルそれぞれについて使用可能か否かを識別するための情報を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により記憶された情報に基づいて使用可能な周波数チャネルを検索する周波数検索手段と、
    この周波数検索手段により検索された周波数チャネルを無線周波数として選択する周波数選択手段と、
    を具備したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記複数の周波数チャネルそれぞれについて使用可能か否かを識別するための情報は、ネットワークを介して接続されたホスト装置からダウンロードされて前記記憶手段により記憶されることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記複数の周波数チャネルそれぞれについて使用可能か否かを識別するための情報は、ディップスイッチのオン,オフ状態により作成されて前記記憶手段により記憶されることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載された無線通信装置を備え、RFID(Radio Frequency Identification)に対するデータの書込み及び当該RFIDが保持するデータの読込みを非接触で行うことを特徴とするリーダ・ライタ。
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